従来、商用電力を供給する電力系統からの電力だけでなく、太陽光発電により発電された電力やバッテリに蓄積されている電力など、複数の電力源から供給される電力を効率良く使用するために、最適な電力管理を行うエネルギーマネジメントシステムの開発が行われている。
例えば、特許文献1には、停電発生時にも、電力を安定して使用することができるシステムが開示されている。
また今後、エネルギーマネジメントシステムにおいて、変換効率の高効率化や、システムの小型化、低コスト化などが推進されることを考慮すると、将来的には、バッテリやPV(Photovoltaics)などの複数の機器が、直流電力を供給する経路となるDC(Direct Current)バスに接続された構成になることが想定される。
図1には、エネルギーマネジメントシステムの一構成例が示されている。
図1に示すように、エネルギーマネジメントシステム11は、電力制御装置12が電流計13を介して電力系統14に接続され、電力制御装置12に、PV15、バッテリ16、およびAC(Alternating Current)負荷17が接続されて構成されている。
電力制御装置12は、AC/DC変換部21、PV用DC/DC変換部22、バッテリ用DC/DC変換部23、および制御部24を有して構成される。AC/DC変換部21のAC側の端子は、電力系統14およびAC負荷17に接続される。一方、AC/DC変換部21のDC側の端子は、PV用DC/DC変換部22を介してPV15に接続されるとともに、バッテリ用DC/DC変換部23を介してバッテリ16に接続される。ここで、AC/DC変換部21のDC側の端子に接続され、PV用DC/DC変換部22およびバッテリ用DC/DC変換部23との間で直流電力の供給が行われる配線を、以下適宜、DCバス25と称する。
制御部24は、エネルギーマネジメントシステム11の状況に応じて、AC/DC変換部21、PV用DC/DC変換部22、およびバッテリ用DC/DC変換部23に対する制御を行う。
例えば、エネルギーマネジメントシステム11の運転モードには、電力系統14から供給される電力にできるだけ依存せずに電力管理を行う自給自足運転モードなどがあり、制御部24は、その運転モードに応じた制御を行う。また、制御部24は、自給自足運転モードにおいて、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態(例えば、電力系統14からエネルギーマネジメントシステム11に電力供給を行うことができる状態である系統連系、または、停電が発生することによって電力系統14からエネルギーマネジメントシステム11に電力供給を行うことができない状態である自立運転)に応じて制御を行う。
図2を参照して、自給自足運転モードにおける電力供給経路について説明する。なお、図2では、制御部24の図示は省略されている。
自給自足運転モードの通常時(系統連系時かつ非満充電時)では、図2Aに示すように、PV15により発電された電力は、PV用DC/DC変換部22によりDC/DC変換されてDCバス25を介してAC/DC変換部21およびバッテリ用DC/DC変換部23に供給される。そして、AC/DC変換部21によりAC/DC変換された電力がAC負荷17に供給され、バッテリ用DC/DC変換部23によりDC/DC変換された電力がバッテリ16に充電される。
このとき、制御部24は、AC負荷17の消費電力に追従して電力を出力するようにAC/DC変換部21に対する制御を行う。また、制御部24は、最大電力となる出力電圧でPV15から電力を取り出すMPPT(Maximum. Power Point Tracker)制御に従って電力を出力するようにPV用DC/DC変換部22に対する制御を行う。そして、制御部24は、DCバス25の電圧が一定になるような充電制御(即ち、DCバス25の電圧が高ければ充電し、DCバス25の電圧が低ければ放電する制御)を行うようにバッテリ用DC/DC変換部23に対する制御を行う。従って、例えば、PV15が4kWの発電を行っているときに、AC負荷17の消費電力が1kWである場合、バッテリ16には3kWの電力が充電される。
また、系統連系時の自給自足運転モードにおいてバッテリ16が満充電(SOC(state of charge)=100%)になると、バッテリ用DC/DC変換部23は、バッテリ16に充電することができなくなる。この場合、図2Bに示すように、PV15により発電された電力は、PV用DC/DC変換部22によりDC/DC変換されてDCバス25を介してAC/DC変換部21に供給され、AC/DC変換部21によりAC/DC変換されてAC負荷17に供給されるとともに、余った電力は電力系統14に逆潮流される。
このとき、制御部24は、MPPT制御に従って電力を出力するようにPV用DC/DC変換部22に対する制御を行う。また、制御部24は、DCバス25の電圧が一定になるような出力制御(即ち、余った電力は電力系統14に逆潮流する制御)を行うようにAC/DC変換部21に対する制御を行う。また、バッテリ用DC/DC変換部23は停止状態である。従って、例えば、PV15が4kWの発電を行っているときに、AC負荷17の消費電力が1kWである場合、電力系統14には3kWの電力が逆潮流される。
さらに、バッテリ16が満充電(SOC=100%)であるときに停電が発生して自立運転時の自給自足運転モードになると、バッテリ16への充電および電力系統14への逆潮流を行うことができなくなる。この場合、図2Cに示すように、PV15により発電された電力は、PV用DC/DC変換部22によりDC/DC変換されてDCバス25を介してAC/DC変換部21に供給され、AC/DC変換部21によりAC/DC変換されてAC負荷17に供給される。
このとき、制御部24は、DCバス25の電圧が一定になるような出力制御(即ち、AC負荷17に合わせてPV15の出力を利用する制御)を行うようにPV用DC/DC変換部22に対する制御を行う。また、AC/DC変換部21はAC負荷17の消費電力に追従して電力を出力し、バッテリ用DC/DC変換部23は停止状態である。従って、例えば、AC負荷17の消費電力が1kWである場合、PV15が1kWの発電を行うような制御が行われる。
このように、制御部24は、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態や、PV15の発電状態、バッテリ16の充電状態、AC負荷17の電力消費状態などに基づいて、AC/DC変換部21、PV用DC/DC変換部22、およびバッテリ用DC/DC変換部23に対する制御内容を選択する。その際、AC/DC変換部21、PV用DC/DC変換部22、バッテリ用DC/DC変換部23のいずれかが制御主体となって、DCバス25の電圧を一定にするような制御(以下、適宜、DCバス電圧制御)を行うように制御内容が設定されている。
図3には、制御部24により選択される制御内容が示されている。
例えば、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時であり、PV15の発電状態が発電中であって、バッテリ16の充電状態が充放電可である場合、制御部24は、第1の制御内容を選択する。第1の制御内容では、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御を行い、AC/DC変換部21は電力系統14に逆潮流しないようにAC負荷17に電力を出力する出力制御を行い、バッテリ用DC/DC変換部23がMPPT制御を行うように設定されている。
また、例えば、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時であり、PV15の発電状態が発電中であり、バッテリ16の充電状態が充電不可であって、AC負荷17の電力消費状態がPV15の発電量以下である場合、制御部24は、第2の制御内容を選択する。第2の制御内容では、AC/DC変換部21がDCバス電圧制御を行い、バッテリ用DC/DC変換部23がMPPT制御を行い、バッテリ用DC/DC変換部23が停止するように設定されている。
以下、図3に示すように、制御部24は、自給自足運転モードにおいて、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態、PV15の発電状態、バッテリ16の充電状態、およびAC負荷17の電力消費状態に従って、第3の制御内容から第13の制御内容を選択することができる。
図4および図5には、制御部24が制御内容を選択する処理を実行するフローチャートが示されている。図4には、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時である場合におけるフローチャートが示されており、図5には、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が自立運転時である場合におけるフローチャートが示されている。
図4に示すように、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時である場合、ステップS11において、制御部24は、PV15の発電状態が発電しているか否かを判定し、PV15の発電状態が発電していると判定した場合、処理はステップS12に進む。そして、ステップS12において、制御部24は、バッテリ16の充電状態が充放電可、充電不可、および放電不可のいずれであるかを判定する。
ステップS12において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が充放電可であると判定した場合、処理はステップS13に進む。ステップS13において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(余剰充電、不足放電)を行い、AC/DC変換部21が電力系統14に逆潮流しないようにAC負荷17に電力を出力する出力制御(電力が足りないときは最大放電)を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行う第1の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS12において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が充電不可であると判定した場合、処理はステップS14に進み、制御部24は、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であるか否かを判定する。
ステップS14において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であると判定した場合、処理はステップS15に進む。ステップS15において、制御部24は、AC/DC変換部21がDCバス電圧制御(余剰電力は電力系統14へ逆潮流)を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行い、バッテリ用DC/DC変換部23が停止する第2の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS14において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下でない(発電量より大である)と判定した場合、処理はステップS16に進む。ステップS16において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(不足放電)を行い、AC/DC変換部21は電力系統14に逆潮流しないようにAC負荷17に電力を出力する出力制御を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行う第3の制御内容を選択し、処理は終了される。
さらに、ステップS12において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が放電不可であると判定した場合、処理はステップS17に進み、制御部24は、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であるか否かを判定する。
ステップS17において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であると判定した場合、処理はステップS18に進む。ステップS18において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(余剰充電)を行い、AC/DC変換部21は電力系統14に逆潮流しないようにAC負荷17に電力を出力する出力制御を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行う第4の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS17において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下でない(発電量より大である)と判定した場合、処理はステップS19に進む。ステップS19において、制御部24は、AC/DC変換部21がDCバス電圧制御(不足電力は電力系統14から補充)を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行い、バッテリ用DC/DC変換部23が停止する第5の制御内容を選択し、処理は終了される。
また、ステップS11において、制御部24が、PV15の発電状態が発電していないと判定した場合、処理はステップS20に進む。そして、ステップS20において、制御部24は、バッテリ16の充電状態が充電不可および放電不可のいずれであるかを判定する。
ステップS20において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が充電不可であると判定した場合、処理はステップS21に進む。ステップS21において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(負荷追従放電)を行い、AC/DC変換部21が電力系統14に逆潮流しないようにAC負荷17に電力を出力する出力制御(電力が足りないときは最大放電)を行い、PV用DC/DC変換部22が停止する第6の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS20において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が放電不可であると判定した場合、処理はステップS22に進み、制御部24は、バッテリ16を充電することが必要であるか否かを判定する。
ステップS22において、制御部24が、バッテリ16を充電することが必要であると判定した場合、処理はステップS23に進む。ステップS23において、制御部24は、AC/DC変換部21がDCバス電圧制御を行い、PV用DC/DC変換部22が停止し、バッテリ用DC/DC変換部23がCPCV(定電力−定電圧:Constant Power - Constant Voltage)制御に従って充電を行う第7の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS22において、制御部24が、バッテリ16を充電することが必要でないと判定した場合、処理はステップS24に進む。ステップS24において、制御部24は、AC/DC変換部21、PV用DC/DC変換部22、およびバッテリ用DC/DC変換部23の動作を停止させることを選択し、処理は終了される。
また、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が自立運転時である場合、図5に示すように、ステップS31において、制御部24は、PV15の発電状態が発電しているか否かを判定し、PV15の発電状態が発電していると判定した場合、処理はステップS32に進む。そして、ステップS32において、制御部24は、バッテリ16の充電状態が充放電可、充電不可、および放電不可のいずれであるかを判定する。
ステップS32において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が充放電可であると判定した場合、処理はステップS33に進む。ステップS33において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(余剰充電、不足放電)を行い、AC/DC変換部21が自立出力のAC電圧が一定となるように電力を出力する出力制御を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行う第8の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS32において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が充電不可であると判定した場合、処理はステップS34に進み、制御部24は、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であるか否かを判定する。
ステップS34において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であると判定した場合、処理はステップS35に進む。ステップS35において、制御部24は、PV用DC/DC変換部22がDCバス電圧制御(出力制限)を行い、AC/DC変換部21が自立出力のAC電圧が一定となるように電力を出力する出力制御を行い、バッテリ用DC/DC変換部23が停止する第9の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS34において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下でない(発電量より大である)と判定した場合、処理はステップS36に進む。ステップS36において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(不足放電)を行い、AC/DC変換部21が自立出力のAC電圧が一定となるように電力を出力する出力制御を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行う第10の制御内容を選択し、処理は終了される。
さらに、ステップS32において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が放電不可であると判定した場合、処理はステップS37に進み、制御部24は、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であるか否かを判定する。
ステップS37において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下であると判定した場合、処理はステップS38に進む。ステップS38において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(余剰充電)を行い、AC/DC変換部21が自立出力のAC電圧が一定となるように電力を出力する出力制御を行い、PV用DC/DC変換部22がMPPT制御を行う第11の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS37において、制御部24が、AC負荷17の電力消費状態が発電量以下でない(発電量より大である)と判定した場合、処理はステップS39に進む。ステップS39において、制御部24は、例えば、上位の指示に従って、AC/DC変換部21、PV用DC/DC変換部22、およびバッテリ用DC/DC変換部23に対する制御を決定する第12の制御内容を選択し、処理は終了される。
また、ステップS31において、制御部24が、PV15の発電状態が発電していないと判定した場合、処理はステップS40に進む。そして、ステップS40において、制御部24は、バッテリ16の充電状態が充電不可および放電不可のいずれであるかを判定する。
ステップS40において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が充電不可であると判定した場合、処理はステップS41に進む。ステップS41において、制御部24は、バッテリ用DC/DC変換部23がDCバス電圧制御(負荷追従放電)を行い、AC/DC変換部21が自立出力のAC電圧が一定となるように電力を出力する出力制御を行う第13の制御内容を選択し、処理は終了される。
一方、ステップS40において、制御部24が、バッテリ16の充電状態が放電不可であると判定した場合、処理はステップS42に進む。ステップS42において、制御部24は、AC/DC変換部21、PV用DC/DC変換部22、およびバッテリ用DC/DC変換部23の動作を停止させることを選択し、処理は終了される。
このように、従来のエネルギーマネジメントシステム11では、制御部24が、図4および図5に示したような条件に従った場合分けを行って制御内容を選択することで、DCバス電圧制御を行う制御主体が決定されていた。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図6は、本技術を適用したエネルギーマネジメントシステムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図6において、エネルギーマネジメントシステム31は、電力制御装置32が電流計33を介して電力系統34に接続され、PV35、バッテリ36、EV(Electric Vehicle)37、AC負荷38、並びに、DC負荷39−1および39−2が、電力制御装置32に接続されて構成されている。
電力制御装置32は、電力制御装置32に接続される複数の電力源(電力系統34、PV35、バッテリ36、またはEV37)から供給される電力を、電力制御装置32に接続される複数の負荷(AC負荷38、並びに、DC負荷39−1および39−2)に供給する制御を行う。
電流計33は、電力系統34から電力制御装置32に供給される電力、および、電力制御装置32から電力系統34に供給(逆潮流)される電力を計測する。電力系統34は、エネルギーマネジメントシステム31に対して交流電力を供給する。
PV35は、例えば、複数の太陽電池モジュールが接続されてパネル状に構成され、受光する太陽光の光量に応じて発電し、その発電した電力を電力制御装置32に供給する。バッテリ36は、電力制御装置32から供給される電力を蓄電したり、蓄電している電力を電力制御装置32に供給したりする。EV37は、ユーザがEV37を使用するのに応じて電力制御装置32に適宜接続され、電力制御装置32から供給される電力を蓄電するバッテリを内蔵している。
AC負荷38は、交流電力を消費して駆動する機器であり、DC負荷39−1および39−2は、直流電力を消費して駆動する機器である。なお、図6の構成例では、2台のDC負荷39−1および39−2が電力制御装置32に接続されているが、その台数を増減させることができる。
電力制御装置32は、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、バッテリ用DC/DC変換部43、EV用DC/DC変換部44、負荷用DC/DC変換部45−1および45−2、分電盤46、並びにシステム制御部47を備えて構成される。また、分電盤46には、ブレーカ51−1乃至51−6、電流計52−1乃至52−4、およびDCバス53が収納される。
電力制御装置32では、電力系統34とAC負荷38とを接続する電力線40に、AC/DC変換部41のAC側の端子が接続されており、AC/DC変換部41のDC側の端子はブレーカ51−1を介して、直流電力を供給する経路となるDCバス53に接続される。また、PV35が接続されるPV用DC/DC変換部42はブレーカ51−2を介してDCバス53に接続される。同様に、バッテリ36が接続されるバッテリ用DC/DC変換部43はブレーカ51−3を介してDCバス53に接続され、EV37が接続されるEV用DC/DC変換部44はブレーカ51−4および電流計52−1を介してDCバス53に接続される。
また、DC負荷39−1が接続される負荷用DC/DC変換部45−1はブレーカ51−5および電流計52−2を介してDCバス53に接続され、DC負荷39−2が接続される負荷用DC/DC変換部45−2はブレーカ51−6および電流計52−3を介してDCバス53に接続される。また、AC負荷38は、ブレーカ51−7および電流計52−4を介して、AC/DC変換部41に接続される。
AC/DC変換部41は、電力系統34から供給される交流電力をAC/DC変換した直流電力をDCバス53に出力する。また、AC/DC変換部41は、DCバス53を介して供給される直流電力をDC/AC変換し、電力線40を介して、AC負荷38に供給したり、電力系統34に逆潮流したりする。
PV用DC/DC変換部42は、PV35において発電された電力を所定の電圧となるようにDC/DC変換(昇降圧)して、DCバス53に出力する。例えば、PV用DC/DC変換部42は、PV35から最大の電力を取り出すように最大出力点を追跡するMPPT制御を行うことができる。
バッテリ用DC/DC変換部43は、バッテリ36に蓄積されている電力をDC/DC変換(昇降圧)してDCバス53に出力したり、DCバス53を介して供給される電力をDC/DC変換してバッテリ36を充電したりする。
EV用DC/DC変換部44は、電力制御装置32にEV37が接続されているとき、EV37に蓄積されている電力をDC/DC変換してDCバス53に出力したり、DCバス53を介して供給される電力をDC/DC変換してEV37を充電したりする。
負荷用DC/DC変換部45−1および45−2は、DCバス53を介して供給される電力を、それぞれに接続されているDC負荷39−1および39−2の駆動に必要な電圧にDC/DC変換して、DC負荷39−1および39−2にそれぞれ供給する。
システム制御部47は、例えば、電流計33および電流計52−1乃至52−4により計測される電流や、PV35の発電状態、バッテリ36の充電状態などに基づいて、電力制御装置32を構成する各ブロックに対する制御を行う。これにより、システム制御部47は、エネルギーマネジメントシステム31全体を制御する。なお、図6では、システム制御部47と各ブロックを接続する配線の図示は、省略されている。
また、システム制御部47には、エネルギーマネジメントシステム31において、DCバス53の電圧が一定になるようにDCバス電圧制御を行う制御主体となる機器の優先順位が予め設定されている。そして、エネルギーマネジメントシステム31では、制御主体となり得る機器ごとに個別に、DCバス電圧制御を行う制御主体を決定するための処理が行われる。
ここで、説明を簡略化するために、図7に示すようなエネルギーマネジメントシステム31の構成例を用いて説明する。
図7に示すように、電力制御装置32に、電力系統34、PV35、バッテリ36、およびAC負荷38が接続された構成において、例えば、バッテリ用DC/DC変換部43の優先順位を最上位とし、AC/DC変換部41の優先順位を2番目とし、PV用DC/DC変換部42の優先順位を3番目として、DCバス電圧制御を行う制御主体となる機器の優先順位が設定される。なお、この優先順位は、例えば、システム制御部47に予め設定されている他、例えば、図示しない上位の装置からの指示に従って、入れ替えることができる。
このような優先順位を設定することで、基本的には、優先順位が最上位のバッテリ用DC/DC変換部43がDCバス電圧制御を行うことになる。そして、バッテリ36の状態や上位の指示によって、バッテリ用DC/DC変換部43がDCバス電圧制御を行うことができない場合には、図8Aに示すように、DCバス電圧制御を行う制御主体は、優先順位が2番目のAC/DC変換部41に移ることになる。
さらに、AC/DC変換部41がDCバス電圧制御を行うことができない場合には、図8Bに示すように、DCバス電圧制御を行う制御主体は、優先順位が3番目のPV用DC/DC変換部42に移ることになる。なお、DCバス電圧制御を行う制御主体となり得る機器が他にも接続されており、その機器の優先順位がPV用DC/DC変換部42よりも下位の場合、PV用DC/DC変換部42がDCバス電圧制御を行うことができなくなると、DCバス電圧制御を行う制御主体は、その下位の機器に移ることになる。
つまり、図8に示すように、制御主体となり得る機器は、その機器自身よりも優先順位が上位の機器がDCバス電圧制御を行うことができる場合には、制御主体にならないと決定する。一方、制御主体となり得る機器は、その機器自身よりも優先順位が上位の機器がDCバス電圧制御を行うことができず、かつ、その機器自身がDCバス電圧制御を行うことができる場合には、制御主体になると決定する。
また、DCバス電圧制御を行う制御主体の優先順位は、例えば、電力を最大限、有効に利用したい機器ほど優先順位が低くなるように設定される。例えば、図7に示した構成では、PV35により発電される電力を最大限に利用し、AC/DC変換部41はAC負荷38の消費電力やPV35の発電状態、バッテリ36の充電状態などに合わせて電力を利用し、バッテリ36は、余剰電力を充電したり電力が不足したときに放電したりするというようにバッファ的な役割で利用することが望ましい。従って、有効利用度では、PV用DC/DC変換部42、AC/DC変換部41、およびバッテリ用DC/DC変換部43の順番となる。これより、DCバス電圧制御を行う制御主体の優先順位は、バッテリ用DC/DC変換部43、AC/DC変換部41、およびPV用DC/DC変換部42の順番となるのが好適である。
そして、電力制御装置32では、DCバス電圧制御を行う制御主体を決定するための処理は、システム制御部47が行うのではなく、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、およびバッテリ用DC/DC変換部43において個別に行われる。
次に、図9乃至図12を参照して、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、およびバッテリ用DC/DC変換部43において個別に行われるDCバス電圧制御を行う制御主体を決定する処理について説明する。
例えば、エネルギーマネジメントシステム31では、DCバス電圧制御を行う制御主体の優先順位に変更があったとき、エネルギーマネジメントシステム31の電力状態が切り替えられたとき、または、DCバス電圧制御を行っている制御主体がDCバス電圧制御を行うことができなくなったときに、DCバス電圧制御を行う制御主体を決定する処理が開始される。また、以下の説明では、DCバス電圧制御を行う制御主体となる機器の優先順位が、バッテリ用DC/DC変換部43の優先順位を最上位とし、AC/DC変換部41の優先順位を2番目とし、PV用DC/DC変換部42の優先順位を3番目として設定されているものとする。
図9には、バッテリ用DC/DC変換部43が実行するDCバス電圧制御を行う制御主体を決定する処理のフローチャートが示されている。
ステップS51において、バッテリ用DC/DC変換部43は、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時および自立運転時のいずれであるかを判定する。
ステップS51において、バッテリ用DC/DC変換部43が、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時であると判定した場合、処理はステップS52に進む。そして、ステップS52において、バッテリ用DC/DC変換部43は、DCバス電圧制御を行う制御主体となる機器の優先順位が設定された優先順位情報を取得する。例えば、優先順位情報は、システム制御部47のメモリに記憶されており、バッテリ用DC/DC変換部43は、システム制御部47と通信を行うことにより、そのメモリから優先順位情報を取得する。
ステップS53において、バッテリ用DC/DC変換部43は、バッテリ用DC/DC変換部43自身がDCバス電圧制御を行う制御主体となるかを判断する制御主体判断処理を行う。制御主体判断処理については、図10を参照して後述する。
ステップS54において、バッテリ用DC/DC変換部43は、ステップS53の制御主体判断処理の処理結果に基づいて、自身がDCバス電圧制御を行うか否かを判定する。
ステップS54において、バッテリ用DC/DC変換部43が、自身がDCバス電圧制御を行うと判定した場合、処理はステップS55に進む。ステップS55において、バッテリ用DC/DC変換部43は、DCバス電圧制御を開始して、DCバス53の電圧が一定になるように制御が行われ、制御主体を決定する処理は終了される。
一方、ステップS54において、バッテリ用DC/DC変換部43が、自身がDCバス電圧制御を行わないと判定した場合、処理はステップS56に進む。ステップS56において、バッテリ用DC/DC変換部43は、上位の指示に従って、動作の停止、または、CPCV制御に従ったバッテリ36の充電の開始を選択し、制御主体を決定する処理は終了される。
また、ステップS51において、バッテリ用DC/DC変換部43が、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が自立運転時であると判定した場合、処理はステップS57に進む。そして、ステップS57において、バッテリ用DC/DC変換部43は、ステップS52と同様に、優先順位情報を取得する。
ステップS58では、ステップS53と同様に制御主体判断処理が行われ、ステップS59において、バッテリ用DC/DC変換部43は、ステップS58の制御主体判断処理の処理結果に基づいて、自身がDCバス電圧制御を行うか否かを判定する。
ステップS59において、バッテリ用DC/DC変換部43が、自身がDCバス電圧制御を行うと判定した場合、処理はステップS60に進む。ステップS60において、バッテリ用DC/DC変換部43は、DCバス電圧制御を開始して、DCバス53の電圧が一定になるように制御が行われ、制御主体を決定する処理は終了される。
一方、ステップS59において、バッテリ用DC/DC変換部43が、自身がDCバス電圧制御を行わないと判定した場合、処理はステップS61に進み、バッテリ用DC/DC変換部43は動作を停止し、制御主体を決定する処理は終了される。
次に、図10は、図9のステップS53およびS58で行われる制御主体判断処理を説明するフローチャートである。
ステップS71において、バッテリ用DC/DC変換部43は、図9のステップS52またはS57で取得した優先順位情報に基づいて、バッテリ用DC/DC変換部43自身の優先順位が最上位であるか否かを判定する。
ステップS71において、バッテリ用DC/DC変換部43が、バッテリ用DC/DC変換部43自身の優先順位が最上位であると判定した場合、処理はステップS72に進み、バッテリ用DC/DC変換部43自身がDCバス電圧制御を行うことができるか否かを判定する。例えば、バッテリ用DC/DC変換部43は、バッテリ36の充電状態や上位の指示などに基づいて、DCバス電圧制御を行うことができるか否かを判定する。
具体的には、バッテリ用DC/DC変換部43は、バッテリ36のSOCが100%となっていて充電することができない場合や、強制的に充電を行うように上位から指示された場合などにおいて、DCバス電圧制御を行うことができないと判定する。または、バッテリ用DC/DC変換部43は、DCバス電圧制御を試みた結果、例えば、DCバス53の電圧を本来370Vに制御しなければならないのに対し、DCバス53の電圧が380Vまで上昇し、逆に360Vまで低下している場合には、DCバス53の電圧が制御不可能な状態であるとして、DCバス電圧制御を行うことができないと判定する。
ステップS72において、バッテリ用DC/DC変換部43が、DCバス電圧制御を行うことができると判定した場合、処理はステップS73に進み、バッテリ用DC/DC変換部43は、制御主体判断処理における判断結果として、DCバス電圧制御を行うと判断する。そして、ステップS74において、バッテリ用DC/DC変換部43は、DCバス電圧制御を行うことができることを示す制御可否情報を、優先順位が下位の機器(この場合、AC/DC変換部41およびPV用DC/DC変換部42)に供給し、制御主体判断処理は終了される。
一方、ステップS72において、バッテリ用DC/DC変換部43が、DCバス電圧制御を行うことがでないと判定した場合、処理はステップS75に進み、バッテリ用DC/DC変換部43は、制御主体判断処理における判断結果として、DCバス電圧制御を行わないと判断する。そして、ステップS76において、バッテリ用DC/DC変換部43は、DCバス電圧制御を行うことができないことを示す制御可否情報を、優先順位が下位の機器に供給し、制御主体判断処理は終了される。
また、ステップS71において、バッテリ用DC/DC変換部43が、バッテリ用DC/DC変換部43自身の優先順位が最上位でないと判定した場合、処理はステップS77に進む。ステップS77において、バッテリ用DC/DC変換部43は、バッテリ用DC/DC変換部43よりも優先順位が上位の機器の制御可否情報を取得する。例えば、AC/DC変換部41およびPV用DC/DC変換部42においても、バッテリ用DC/DC変換部43と同様の処理が行われる。そして、AC/DC変換部41またはPV用DC/DC変換部42がバッテリ用DC/DC変換部43よりも優先順位が上位である場合には、それらの機器において上述したステップS74またはS76の処理が行われることで制御可否情報が送信される。これに応じて、バッテリ用DC/DC変換部43は、その制御可否情報をステップS77で取得する。
ステップS78において、バッテリ用DC/DC変換部43は、ステップS77で取得した制御可否情報に従って、優先順位が上位の機器がDCバス電圧制御を行うことができるか否かを判定する。ステップS78において、優先順位が上位の機器がDCバス電圧制御を行うことができないと判定された場合、処理はステップS72に進み、優先順位が上位の機器がDCバス電圧制御を行うことができると判定された場合、処理はステップS75に進む。そして、以下、上述した処理が行われる。
次に、図11には、AC/DC変換部41が実行するDCバス電圧制御を行う制御主体を決定する処理のフローチャートが示されている。
ステップS81において、AC/DC変換部41は、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時および自立運転時のいずれであるかを判定する。そして、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時であると判定された場合、AC/DC変換部41は、ステップS82において優先順位情報を取得した後、ステップS83において制御主体判断処理(図10)を行う。
そして、ステップS84において、AC/DC変換部41は、自身がDCバス電圧制御を行うか否かを判定して、自身がDCバス電圧制御を行うと判定した場合にはステップS85においてDCバス電圧制御を開始して、処理は終了される。一方、ステップS84において、自身がDCバス電圧制御を行わないと判定した場合には、処理はステップS86に進み、AC/DC変換部41は、AC負荷38の消費電力に追従して電力を出力する制御を開始して、処理は終了される。
一方、ステップS81において、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が自立運転時であると判定された場合、処理はステップS87に進む。そして、AC/DC変換部41は、ステップS87乃至S91において、ステップS82乃至S86と同様の処理を行う。
次に、図12には、PV用DC/DC変換部42が実行するDCバス電圧制御を行う制御主体を決定する処理のフローチャートが示されている。
ステップS101において、PV用DC/DC変換部42は、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時および自立運転時のいずれであるかを判定する。そして、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が系統連系時であると判定された場合、PV用DC/DC変換部42は、ステップS102において優先順位情報を取得した後、ステップS103において制御主体判断処理(図10)を行う。
そして、ステップS104において、PV用DC/DC変換部42は、自身がDCバス電圧制御を行うか否かを判定して、自身がDCバス電圧制御を行うと判定した場合にはステップS105においてDCバス電圧制御を開始して、処理は終了される。一方、ステップS104において、自身がDCバス電圧制御を行わないと判定した場合には、処理はステップS106に進み、PV用DC/DC変換部42は、MPPT制御を開始して、処理は終了される。なお、PV35が非発電時には、ステップS106において、PV用DC/DC変換部42は動作を停止する。
一方、ステップS101において、エネルギーマネジメントシステム11の電力状態が自立運転時であると判定された場合、処理はステップS107に進む。そして、PV用DC/DC変換部42は、ステップS107乃至S111において、ステップS102乃至S106と同様の処理を行う。
以上のように、エネルギーマネジメントシステム31では、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、およびバッテリ用DC/DC変換部43がそれぞれ個別に、DCバス電圧制御を行う制御主体となるか否かを判断することができる。これにより、例えば、システム制御部47が、DCバス電圧制御を行う制御主体となる機器を決定する処理よりも、より簡単に、制御プログラムを構築することができる。また、従来の制御方式が、上述したように各状況に基づいた場合分けを行って機器の動作(DCバス電圧制御を行う制御主体)を決定するのに対し、エネルギーマネジメントシステム31では、優先順位に基づいて制御主体を決定することができる。これにより、制御主体とならなかった他の機器の動作は自ずと選択肢が限定的となり、複雑な場合分けを行う必要がなく、処理を簡略化することができる。
また、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、およびバッテリ用DC/DC変換部43それぞれにおいて処理を分散するため、システム制御部47の負荷を軽減することができる。さらに、DCバス電圧制御を行う制御主体となる機器の優先順位の変更にも容易に対応することができる。
また、DCバス53に接続する機器を拡張または縮小した場合にも、それぞれの機器においてDCバス電圧制御を行う制御主体を決定する処理を実行することで、その変更に容易に対応することができる。
例えば、図13に示すような構成例のエネルギーマネジメントシステム31について説明する。
図13には、図7に示したエネルギーマネジメントシステム31に、EV37およびDC負荷39が接続された構成例が示されている。
即ち、図13に示すエネルギーマネジメントシステム31では、DCバス53に、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、バッテリ用DC/DC変換部43、EV用DC/DC変換部44、および負荷用DC/DC変換部45が接続されている。
このとき、DCバス電圧制御を行う制御主体の優先順位は、上述したように、電力を最大限、有効に利用したい機器ほど優先順位が低くなるように設定される。例えば、PV35により発電される電力を最大限に利用し、DC負荷39に優先的に電力を供給し、AC負荷38にはDC負荷39の次に優先的に電力を供給する。また、余剰電力はバッテリ36に充電し、バッテリ36が満充電の場合にはEV37に充電する。そして、PV35により発電される電力で負荷を賄えない場合には、バッテリ36の電力を供給し、バッテリ36でも不足するときにはEV37から電力を供給する。
このように電力を利用したい場合には、有効利用度では、PV用DC/DC変換部42、負荷用DC/DC変換部45、AC/DC変換部41、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC変換部44の順番になる。これより、DCバス電圧制御を行う制御主体の優先順位は、EV用DC/DC変換部44、バッテリ用DC/DC変換部43、AC/DC変換部41、負荷用DC/DC変換部45、およびPV用DC/DC変換部42の順番となるのが好適である。
このような順番で設定された優先順位情報がシステム制御部47のメモリに記憶されている。そして、DCバス電圧制御を行う制御主体を決定するための処理が開始されると、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、バッテリ用DC/DC変換部43、EV用DC/DC変換部44、および負荷用DC/DC変換部45は、システム制御部47から優先順位情報を取得して、図9乃至図12のフローチャートを参照して説明したような処理を個別に実行する。
なお、負荷用DC/DC変換部45は、自身がDCバス電圧制御を行わないと判定した場合、AC/DC変換部41と同様に、DC負荷39の消費電力に追従して電力を出力する制御を行う。また、EV用DC/DC変換部44は、自身がDCバス電圧制御を行わないと判定した場合、AC/DC変換部41と同様に、上位の指示に従って、動作の停止、または、充放電を行う。
このように、エネルギーマネジメントシステム31では、DCバス53に接続される機器が増加した場合においても、それぞれの機器においてDCバス電圧制御を行う制御主体を決定する処理を実行することで、機器の増加に容易に対応することができる。
また、上述した実施の形態では、例えば、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、およびバッテリ用DC/DC変換部43が通信を行って、DCバス電圧制御を行うことができることを示す制御可否情報が、優先順位が上位の機器から下位の機器へ送信される。これに対し、例えば、機器同士を電気的な接点で接続し、その接点に入力される電圧のレベルによって、優先順位が上位の機器から下位の機器へ、DCバス電圧制御を行うことができるか否かが通知されるようにしてもよい。
例えば、図14には、DCバス電圧制御を行うことができるか否かを通知するための接点の構成例が示されている。なお、図14では、AC/DC変換部41の構成を例に説明を行うが、他の機器においても同様の構成とされる。
図14に示すように、AC/DC変換部41は、制御回路61、入力端子部62、整流素子63、整流素子64、および出力端子部65を備えて構成される。
入力端子部62の各接点には、AC/DC変換部41よりも優先順位の上位の機器(例えば、バッテリ用DC/DC変換部43)の出力端子部65に接続され、それぞれの接点は、対応する整流素子63を介して制御回路61に接続される。また、制御回路61は、整流素子64を介して出力端子部65に接続され、出力端子部65の各接点には、AC/DC変換部41よりも優先順位の下位の機器(例えば、PV用DC/DC変換部42)の入力端子部62に接続される。
このような構成において、制御回路61は、DCバス電圧制御を行うことができない場合には、出力端子部65から出力される信号の電位をローレベル(例えば、0V)にし、DCバス電圧制御を行うことができる場合には、出力端子部65から出力される信号の電位をハイレベル(例えば、5V)にする。
従って、AC/DC変換部41よりも優先順位の上位の機器がDCバス電圧制御を行うことができる場合には、AC/DC変換部41の入力端子部62にハイレベルの信号が入力される。入力端子部62に入力される信号のいずれか1つでもハイレベルであれば、AC/DC変換部41の制御回路61は、AC/DC変換部41がDCバス電圧制御を行わないと判断する。
このように、入力端子部62および出力端子部65の接点に入出力される信号のレベルに基づいて、機器同士で、優先順位の上位の機器がDCバス電圧制御を行うか否かの判定を行うことができる。また、図13に示したように、DCバス53に接続される機器が追加された場合にも、それぞれの入力端子部62および出力端子部65の結線を変更することにより、機器の増加に容易に対応することができる。また、DCバス電圧制御を行う制御主体の優先順位に変更があったときにも、結線を変更することで対応することができる。
ところで、一般的に、DC/DC変換部の動作には、負荷に電力供給している状態である電流連続モードと、無負荷や、リップル電流の半分程度の負荷よりも小さい電流を出力している状態である電流不連続モードとの2つのモードがある。これらの2つのモードごとに出力電圧の制御方法が異なることより、DC/DC変換部は、モードの切り替えを行うには所定の切り替え時間が必要となるため、制御の安定に時間を要することになる。
従って、DC/DC変換部が、停止状態から負荷に給電する動作状態への遷移は、停止状態から起動して電流不連続モードとなり、その後、電流連続モードになる。このように、DC/DC変換部は、停止状態から起動して負荷に給電する通常の動作状態になるまでに所定の時間を要するソフトスタート機能を有する必要がある。
このように、DC/DC変換部がソフトスタート機能を有することにより、DCバスに接続される各機器の状態によっては、DCバスの電圧が不安定になることなる。また、DC負荷が所望の電力を得るまでに所定の時間を要することになる。つまり、DCバスに電力が供給されていない状態において、DC負荷が起動してDCバスから電流を吸い込もうとすると、DC/DC変換部は、ソフトスタート機能を有するために、0Aから電流を上昇させるのには時間を要することになる。それにも拘わらず、DC負荷が無理に電力を吸い込むと、DC/DC変換部が電力を供給することができず、DCバスの電圧が低下することになる。
そこで、エネルギーマネジメントシステム31では、DCバス53に接続される複数の機器のうち、少なくとも1つの機器がDCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持するようにシステム制御部47が制御を行う。
例えば、図15に示すような構成例のエネルギーマネジメントシステム31を参照して説明を行う。
エネルギーマネジメントシステム31では、DCバス53に対して電力が常に供給される状態が維持されるようにシステム制御部47による制御が行われる。即ち、DCバス53に接続されるAC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC44のうちの少なくとも1つは、DCバス53に対して電力を常に供給し、かつ、バッテリ36、EV37、DC負荷39−1および39−2、並びに、AC/DC変換部41のうちの少なくとも1つは、DCバス53を介して電力が供給されている状態が維持される。
これにより、DCバス53に接続されるAC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC44のうちの少なくとも1つは、電流連続モードで動作することになる。従って、例えば、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC44のうちの少なくとも1つは、少しでも電流を出力している状態となっている。これにより、例えば、DC負荷39−1または39−2が起動してDCバスから電流を吸い込もうとしたときの急激な負荷変動に対応し易くなり、DCバス53の電圧が不安定になることを回避することができる。
また、DCバス53に対して電力を常に供給する際に、意味のない負荷に電力を供給することは無駄な電力消費であることより、電力を無駄に消費することにならないように供給先に優先順位が設定される。例えば、電力を常に必要とするDC負荷39(例えば、ルータや電話機など)への電力供給を最上位の優先順位とし、バッテリ36またはEV37への充電を次の優先順位とし、電力系統34への逆潮流を次の優先順位とする。そして、優先順位の高い順にDCバス53を介した電力の供給が行われる。
また、システム制御部47は、電流計52−2の出力に基づいてDC負荷39−1への電力供給の有無を判定し、電流計52−3の出力に基づいてDC負荷39−2への電力供給の有無を判定する。また、システム制御部47は、AC/DC変換部41、PV用DC/DC変換部42、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC44と直接的に通信を行うことによって、電力系統34、PV35、バッテリ36、およびEV37との電力供給の有無を判定する。
図16のフローチャートを参照して、DCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持する処理について説明する。
ステップS121において、システム制御部47は、DCバス53に電力を供給している機器があるか否かを判定する。例えば、システム制御部47は、AC/DC変換部41、PV用DC/DC42、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC44と通信を行って電力供給が行われていないことを確認した場合、DCバス53に電力を供給している機器がないと判定する。一方、システム制御部47は、電流計52−2または52−3により電流が検出されたとき、または、AC/DC変換部41、PV用DC/DC42、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC44と通信を行って少なくともいずれか1つがDCバス53に電力供給を行っていることを確認した場合、DCバス53に電力を供給している機器があると判定する。
ステップS121において、システム制御部47がDCバス53に電力を供給している機器がないと判定した場合、処理はステップS122に進む。ステップS122において、システム制御部47は、AC/DC変換部41に対し、電力系統34から供給される電力をAC/DC変換してDCバス53に出力するように、即ち、AC/DC変換部41を買電の方向に動作するように制御する。
ステップS122の処理後、または、ステップS121でDCバス53に電力を供給している機器があると判定された場合、処理はステップS123に進む。
ステップS123において、システム制御部47は、DCバス53からDC負荷39−1または39−2へ電力供給されているか否かを判定する。例えば、システム制御部47は、電流計52−2および52−3のどちらも電流を検出していない場合には、DCバス53からDC負荷39−1または39−2へ電力供給されていないと判定する。一方、システム制御部47は、電流計52−2および52−3のどちらかが電流を検出している場合には、DCバス53からDC負荷39−1または39−2へ電力供給されていると判定する。
ステップS123において、システム制御部47が、DCバス53からDC負荷39−1または39−2へ電力供給されていないと判定した場合、処理はステップS124に進む。即ち、この場合、DC負荷39−1および39−2は電力供給を要求していないことになる。
ステップS124において、システム制御部47は、バッテリ用DC/DC変換部43およびEV用DC/DC44と通信を行って、バッテリ36およびEV37(のバッテリ)の少なくとも一方のSOCが充電可能な残量であるか否かを判定する。ステップS124において、バッテリ36およびEV37の少なくとも一方のSOCが充電可能な残量であると判定された場合、処理はステップS125に進み、システム制御部47は、バッテリ用DC/DC変換部43に対してバッテリ36へ充電するように、または、EV用DC/DC44に対してEV37へ充電するように制御を行う。
一方、ステップS124において、バッテリ36のSOCが充電可能な残量でない、かつ、EV37のSOCが充電可能な残量でないと判定された場合、処理はステップS126に進む。即ち、この場合、バッテリ36およびEV37のSOCは、放電可能な残量である。
ステップS126において、システム制御部47は、AC/DC変換部41に対して、DCバス53を介して供給される電力をDC/AC変換して電力系統34に逆潮流するように、即ち、AC/DC変換部41を売電の方向に動作するように制御する。そして、ステップS127において、システム制御部47は、バッテリ用DC/DC変換部43に対してバッテリ36から放電するように、または、EV用DC/DC44に対してEV37から放電するように制御を行う。
また、ステップS123において、DCバス53からDC負荷39−1または39−2へ電力供給されていると判定された場合、ステップS125の処理後、またはステップS127の処理後、処理はステップS128に進む。ステップS128において、システム制御部47は、AC/DC変換部41、バッテリ用DC/DC変換部43、およびEV用DC/DC44に対して通常の運転を実行するように制御して、処理はステップS121に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
以上のように、エネルギーマネジメントシステム31では、DCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持することができ、DCバス53の電圧が不安定になることを回避することができる。そして、DC負荷39は所望の電力を迅速に得ることができる。
次に、図17は、エネルギーマネジメントシステムの第1の変形例を示すブロック図である。なお、図17に示すエネルギーマネジメントシステム31Aにおいて、図15のエネルギーマネジメントシステム31と共通するブロックについては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
即ち、エネルギーマネジメントシステム31Aでは、2つのバッテリ36−1および36−2が電力制御装置32Aに接続されており、それらに対応して、電力制御装置32Aが、2つのバッテリ用DC/DC変換部43−1および43−2を備えている。さらに、電力制御装置32Aは、DC/DC変換部71およびAC/DC変換部72を備えている。そして、DC/DC変換部71の一方の端子がDCバス53に接続され、DC/DC変換部71の他方の端子、および、AC/DC変換部72のDC側の端子が共に、システム制御部47に接続されている。また、AC/DC変換部72のAC側の端子は、AC/DC変換部41および電力系統34を接続する電力線40に接続されている。
そして、エネルギーマネジメントシステム31Aにおいては、バッテリ36−1および36−2、EV37、DC負荷39、並びに、AC/DC変換部41のうちの、いずれか1つ以上は必ずDCバス53を介して電力が供給されており、かつ、バッテリ36−1および36−2、PV35、EV37、並びに、AC/DC変換部41のうちの、いずれか1つ以上は必ずDCバス53に電力を出力している状態が継続される。
例えば、バッテリ36−1または36−2からの放電があり、AC/DC変換部41からの放電がAC負荷38の消費電力より大である場合には、PV35からPV用DC/DC変換部42を介してDCバス53に出力される電力がDC負荷39に供給される。一方、これ以外の場合には、バッテリ36−1および36−2、並びにEV37の間で互いに電力が供給される。
即ち、エネルギーマネジメントシステム31Aでは、2つのバッテリ36−1および36−2を有することにより、バッテリ36−1および36−2の間で充放電を行うことができ、DCバス53に対して電力を常に供給している状態の維持を実現することができる。このとき、電力の無駄を抑制するために、バッテリ36−1および36−2の間で充放電する電力は最小限とし、かつ、他に電力を必要とする機器がない場合にバッテリ36−1および36−2の間で充放電を行うこととする。なお、バッテリ36−1および36−2が同時に満充電とならないように制御され、一方が満充電の場合には、その一方からの放電を行うとともに他方への充電を行う。
また、例えば、EV37が使用中でDCバス53に接続されていないときや、AC負荷38およびDC負荷39が電力を消費しないとき、夜間などでPV35が発電しないとき、バッテリ36−1および36−2の電力を電力系統34に逆潮流させないときなどにおいても、2つのバッテリ36−1および36−2を有することにより、DCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持することができる。
このように、DCバス53に対して電力を常に供給している状態の維持することで、DCバス53の電圧を安定させることができる。そして、バッテリ用DC/DC変換部43−1または43−2から少しでも電流をDCバス53に出力している状態とすることによって、DC負荷39が電力を要求し始めたときなどの急激な電力の変動に対応することができる。
また、エネルギーマネジメントシステム31Aでは、DC/DC変換部71およびAC/DC変換部72を備えることにより、システム制御部47が、DCバス53および電力線40の両方から電力を取得することができる。このとき、DC/DC変換部71がシステム制御部47側に出力する電圧よりも、AC/DC変換部72がシステム制御部47側に出力する電圧を若干(例えば、0.数V)高電圧にする。これにより、通常時には、電力系統34から電力がシステム制御部47に電力が供給され、停電時には、DCバス53からシステム制御部47に電力が供給される。
そして、エネルギーマネジメントシステム31Aでは、DCバス53に対して電力を常に供給している状態とされているので、停電が発生したときに、システム制御部47に迅速に電力供給を行うことができる。
つまり、DCバス53に対して電力を常に供給している状態とされない場合には、停電が発生したときに、バッテリ用DC/DC変換部43−1または43−2が起動してDCバス53に電力の出力を開始し、DC/DC変換部71が起動した後に、システム制御部47へ電力が供給されることになる。このように、従来、システム制御部47への電力供給までに2ステップが必要で迅速な電力供給が行えなかったのに対し、エネルギーマネジメントシステム31Aでは、システム制御部47に迅速に電力供給を行うことができる。
また、エネルギーマネジメントシステム31Aでは、DC負荷39として、例えば、ルーターや、電話機、非常用照明、火災報知器用の電源などのように、24時間の電力供給を必要とする機器を用いることが好適である。これにより、DCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持していても、電力を無駄に消費することを回避することができる。また、このような電力を常に必要とする機器をメンテナンスなどで交換する際には、バッテリ36−1および36−2、並びにEV37の間で互いに電力を行うことで、DCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持することができる。
以上のように、エネルギーマネジメントシステム31Aでは、DCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持することにより、DCバス53の電圧が不安定になることを回避することができる。そして、DC負荷39は所望の電力を迅速に得ることができる。
次に、図18は、エネルギーマネジメントシステムの第2の変形例を示すブロック図である。なお、図18に示すエネルギーマネジメントシステム31Bにおいて、図17のエネルギーマネジメントシステム31Aと共通するブロックについては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
即ち、エネルギーマネジメントシステム31Bは、図17のバッテリ36−2およびバッテリ用DC/DC変換部43−2に替えて、専用DC負荷81およびDC/DC変換部73を備える点で、エネルギーマネジメントシステム31Aと異なる構成とされている。
そして、エネルギーマネジメントシステム31Bにおいては、バッテリ36−1、専用DC負荷81、EV37、DC負荷39、並びに、AC/DC変換部41のうちの、いずれか1つ以上は必ずDCバス53を介して電力が供給されており、かつ、バッテリ36−1、PV35、EV37、並びに、AC/DC変換部41のうちの、いずれか1つ以上は必ずDCバス53に電力を出力している状態が継続される。
また、エネルギーマネジメントシステム31Bでは、例えば、PV35、EV37、AC負荷38、およびDC負荷39の電力授受がない場合、バッテリ36が満充電でなければAC/DC変換部41からバッテリ36へ充電が行われる。また、この場合、バッテリ36が満充電であればバッテリ36から専用DC負荷81へ電力が供給される。
このような構成により、エネルギーマネジメントシステム31Bでは、DCバス53に対して電力を常に供給している状態を維持することができ、DCバス53の電圧が不安定になることを回避することができる。そして、DC負荷39は所望の電力を迅速に得ることができる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
コンピュータでは、ROM(Read Only Memory)に記憶されているプログラムや、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部に記憶されているプログラムなどが、RAM(Random Access Memory)にロードされ、CPU(Central Processing Unit)により実行される。それにより、上述した一連の処理が行われる。
また、それらのプログラムは、あらかじめ記憶部に記憶させておく他、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部を介して、あるいは、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディアを駆動するドライブを介して、コンピュータにインストールすることができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。また、プログラムは、1つのCPUにより処理されるものであっても良いし、複数のCPUによって分散処理されるものであっても良い。なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。