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JP6199671B2 - 点火プラグ - Google Patents
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Description

本発明は点火プラグに係り、特に、自動車用内燃機関等に使用する点火プラグに関する。
この種の点火プラグに関して、中心電極との間にプラグ軸方向のメイン放電ギャップを形成するメイン接地電極の他に、中心電極との間にプラグ半径方向のサブ放電ギャップを形成する二つのサブ接地電極を備える、所謂3極式の点火プラグが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−154965号公報
この3極式点火プラグでは、メイン接地電極が中心電極の後方に配置されると共に、二つのサブ接地電極がそれぞれ中心電極の左右両側方に配置される。またこれら接地電極の上方では、絶縁碍子およびハウジングの間に有底円筒状のポケット隙間が形成されている。ポケット隙間はプラグ軸方向先端側、すなわち燃焼室側にて開放されている。
この3極式点火プラグによると、接地電極が中心電極の後方および左右両側方に配置され、前方が接地電極の無い空いた状態となる。そしてこの空いた空間から、3つの接地電極で囲まれた空間内に燃焼室内の混合気が入ってくると、当該混合気がポケット隙間に入り込み、ここから抜け難く、滞留する傾向にある。この滞留が生じると、ポケット隙間内の混合気が受熱し続けて高温になり、ポケット隙間内でプレイグニッションが発生し易くなる問題がある。特に近年、火花点火式内燃機関は高圧縮比、高過給となる傾向にあり、かかる状況下ではプレイグニッションが発生する可能性が高くなる。
そこで本発明は、上記事情に鑑みて創案され、その目的は、ポケット隙間内でのプレイグニッションの発生を抑制し得る点火プラグを提供することにある。
本発明の一の態様によれば、
プラグ軸方向に沿って基端側から先端側に延びる中心電極と、
前記中心電極を外周側から保持する筒状の絶縁碍子と、
前記絶縁碍子を外周側から保持する筒状のハウジングと、
前記絶縁碍子および前記ハウジングの間に形成され、プラグ軸方向先端側にて開放された有底筒状のポケット隙間と、
前記中心電極との間にプラグ軸方向のメイン放電ギャップを形成するメイン接地電極と、
前記中心電極との間にプラグ半径方向のサブ放電ギャップを形成する複数のサブ接地電極と、
を備え、
前記メイン接地電極は、前記中心電極の後方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のメイン延在部と、前記第1のメイン延在部から前方に延び、前記メイン放電ギャップを形成する第2のメイン延在部とを有し、
前記サブ接地電極は、前記中心電極の左右両側方に少なくとも一つずつ設けられると共に、前記中心電極の側方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のサブ延在部と、前記第1のサブ延在部からプラグ半径方向中心側に延び、前記サブ放電ギャップを形成する第2のサブ延在部と、前記第2のサブ延在部においてプラグ軸方向基端側を向く上面とを有し、
少なくとも一つの前記サブ接地電極における前記第2のサブ延在部は、その断面形状が長方形とされ、前記ポケット隙間の後方部分における内圧よりも低い雰囲気圧を形成するよう、前記上面が前記プラグ軸に垂直な仮想平面に対し後方に傾けられてい
ことを特徴とする点火プラグが提供される。
また、本発明の二の態様によれば、
プラグ軸方向に沿って基端側から先端側に延びる中心電極と、
前記中心電極を外周側から保持する筒状の絶縁碍子と、
前記絶縁碍子を外周側から保持する筒状のハウジングと、
前記絶縁碍子および前記ハウジングの間に形成され、プラグ軸方向先端側にて開放された有底筒状のポケット隙間と、
前記中心電極との間にプラグ軸方向のメイン放電ギャップを形成するメイン接地電極と、
前記中心電極との間にプラグ半径方向のサブ放電ギャップを形成する複数のサブ接地電極と、
を備え、
前記メイン接地電極は、前記中心電極の後方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のメイン延在部と、前記第1のメイン延在部から前方に延び、前記メイン放電ギャップを形成する第2のメイン延在部とを有し、
前記サブ接地電極は、前記中心電極の左右両側方に少なくとも一つずつ設けられると共に、前記中心電極の側方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のサブ延在部と、前記第1のサブ延在部からプラグ半径方向中心側に延び、前記サブ放電ギャップを形成する第2のサブ延在部とを有し、
少なくとも一つの前記サブ接地電極における前記第2のサブ延在部は、前記ポケット隙間の後方部分における内圧よりも低い雰囲気圧を形成するよう、その第2のサブ延在部の断面形状が概ね翼型形状とされている
ことを特徴とする点火プラグが提供される。
本発明によれば、ポケット隙間内でのプレイグニッションの発生を抑制することができるという、優れた効果が発揮される。
本発明の実施形態に係る点火プラグを示し、(A)は点火プラグを前方から見たときの正面図、(B)は点火プラグを左側から見たときの側面図(左側面図)である。 点火プラグの先端部の拡大図であり、(A)は点火プラグを右側から見たときの側面図(右側面図)、(B)は正面図、(C)は左側面図である。 本実施形態の作用効果を説明するための図であり、図2(B)のIII−III断面相当図である。 従来の1極式点火プラグにおける数値解析シミュレーションの結果を示す図である。 本実施形態の効果を検証した試験結果を示すグラフである。 図4に示したのと同様の数値解析シミュレーションを本実施形態の点火プラグについて実施した場合の結果を示すグラフである。 第1の他の実施形態に係る点火プラグの先端部の拡大図であり、(A)は右側面図、(B)は正面図、(C)は左側面図である。 第1の他の実施形態における図5と同様の試験結果を示すグラフである。 第2の他の実施形態に係る点火プラグの先端部の拡大図であり、(A)は右側面図、(B)は正面図、(C)は左側面図である。 第3の他の実施形態における第2のサブ延在部の断面形状を示す図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1に、本実施形態に係る点火プラグ1を取付状態において示す。(A)は正面図であり、(B)は点火プラグ1を後述する左側から見たときの側面図である。Cは点火プラグ1の中心軸をなすプラグ軸を表す。(A)の正面図において、図の上側(プラグ軸C方向上側)を基端側もしくは上側といい、図の下側(プラグ軸C方向下側)を先端側もしくは下側といい、図の紙面厚さ方向手前側を前側といい、図の紙面厚さ方向奥側を後側といい、図の左側を右側といい(符号Rで示す)、図の右側を左側という(符号Lで示す)。図の左右と点火プラグ1の左右が逆である点に留意されたい。
但し、これら「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」といった用語は、あくまで図示の配置に限定して方向や向きを特定するために用いる用語であり、必ずしも実際の使用状態における方向や向きを特定する用語ではないことに留意されたい。
点火プラグ1は、プラグ軸C方向に沿って基端側から先端側に延びる中心電極2と、中心電極2を外周側から保持する筒状の絶縁碍子3と、絶縁碍子3を外周側から保持する筒状のハウジング4とを備える。これら中心電極2、絶縁碍子3およびハウジング4は、プラグ軸Cと同軸に配置されている。
ハウジング4は、金属材料により略円筒状に形成され、その外周に雄ねじ5を有し、図示例では火花点火式内燃機関(ガソリンエンジン等)のシリンダヘッド6の雌ねじ穴7に螺合して取り付けられている。この取付状態において、ハウジング4の下端面4Aはシリンダヘッド6の下面6Aに対しプラグ軸C方向もしくは高さ方向においてほぼ同一位置にある。
絶縁碍子3は、例えばアルミナ等のセラミックス材料より略円筒状に形成され、その先端部は、ハウジング4からプラグ軸C方向先端側に突出されている。絶縁碍子3はハウジング4内に挿入される。絶縁碍子3とハウジング4にはそれぞれ突起部8,9が設けられ、これら突起部8,9が係合することで絶縁碍子3がハウジング4内でプラグ軸C方向に位置決めされる。突起部8,9同士が係合する係合部にはパッキン10が介設され、このパッキン10により係合部が気密に封止される。
図から分かるように、絶縁碍子3およびハウジング4の間には、プラグ軸C方向先端側にて開放された有底筒状のポケット隙間11が形成される。ポケット隙間11は、プラグ軸Cの周りを一周する断面三角形且つ有底円筒状の隙間であり、ポケット隙間11の底となる上端部は、前述した突起部8,9同士の係合部およびパッキン10により閉鎖もしくは気密に封止されている。そしてポケット隙間11の入口となる下端部は、内燃機関の燃焼室12に開放されている。
中心電極2は、点火プラグ1のほぼ全長に亘ってプラグ軸C方向に延びている。中心電極2の図示しない基端部は、絶縁碍子3に取り付けられたターミナルに接続されている。また中心電極2の図示する先端部は、絶縁碍子3からプラグ軸C方向先端側に突出されている。中心電極2の先端部には、プラグ軸C方向先端側に向かうほど縮径するテーパ部13と、テーパ部13からプラグ軸C方向先端側に延びる小径且つ円柱状の中心電極チップ14とが設けられている。テーパ部13は例えばニッケル合金等により形成され、中心電極チップ14は例えばイリジウム、ロジウム等を含む合金材料により形成されている。
図2にも拡大して示すように、点火プラグ1は、中心電極2との間にプラグ軸C方向のメイン放電ギャップY1を形成するメイン接地電極20と、中心電極2との間にプラグ半径方向のサブ放電ギャップY2を形成する複数のサブ接地電極30とを備える。なおプラグ半径方向とはプラグ軸Cからこれに垂直に延びる方向をいう。
メイン接地電極20は、概ね中心電極2の後方に配設され、全体的にL字形状を有している。メイン接地電極20は、中心電極2の後方にてハウジング4からプラグ軸C方向先端側に延びる第1のメイン延在部21と、第1のメイン延在部21から前方に延び、メイン放電ギャップY1を形成する第2のメイン延在部22とを有する。第1のメイン延在部21と第2のメイン延在部22との接続部23はアール状に湾曲されているが、湾曲されていなくてもよく、直角状とされてもよい。第1のメイン延在部21は、その基端がハウジング4の下端面4Aに固着もしくは接合され、プラグ軸C方向に平行に且つ直線状に下方に向かって延びている。第2のメイン延在部22は、プラグ軸C方向に垂直に且つ直線状に前方に向かって延びており、その自由端部たる前端部の上面には、メイン接地電極チップ24が設けられている。メイン接地電極チップ24は、プラグ軸Cと同軸に配置され、中心電極チップ14の真下に配置されると共に、中心電極チップ14に対向され、中心電極チップ14との間にメイン放電ギャップY1を形成する。
サブ接地電極30は、本実施形態の場合、中心電極2の左右両側方に一つずつ配設されている。つまり本実施形態の点火プラグ1は、メイン接地電極20の他に、二つのサブ接地電極30を備える所謂3極式点火プラグとして構成されている。以下、左側のサブ接地電極30を左側サブ接地電極30L、右側のサブ接地電極30を右側サブ接地電極30Rといい、これらを総称してサブ接地電極30という。左側サブ接地電極30Lの構成要素には符号に「L」を付し、右側サブ接地電極30Rの構成要素には符号に「R」を付する。
左側サブ接地電極30Lと右側サブ接地電極30Rは、プラグ軸Cに対して左右対称の構成である。まず左側サブ接地電極30Lについて説明する。左側サブ接地電極30Lは、中心電極2の左側方に配設され、全体的にL字形状を有している。左側サブ接地電極30Lは、中心電極2の左側方にてハウジング4からプラグ軸C方向先端側に延びる第1の左側サブ延在部31Lと、第1の左側サブ延在部31Lからプラグ半径方向中心側、すなわち右側に延び、左側サブ放電ギャップY2を形成する第2の左側サブ延在部32Lとを有する。
第1の左側サブ延在部31Lと第2の左側サブ延在部32Lとの接続部33Lはアール状に湾曲されているが、湾曲されていなくてもよく、直角状とされてもよい。第1の左側サブ延在部31Lは、その基端がハウジング4の下端面4Aに固着もしくは接合され、プラグ軸C方向に平行に且つ直線状に下方に向かって延びている。第2の左側サブ延在部32Lは、プラグ軸C方向に垂直に且つ直線状に右側に向かって延びており、その自由端部たる右端部の右端面は、絶縁碍子3から突出された中心電極2のテーパ部13および中心電極チップ14の左側面に対向され、これらとの間に左側サブ放電ギャップY2を形成する。
同様に、右側サブ接地電極30Rは、中心電極2の右側方に配設され、全体的にL字形状を有している。右側サブ接地電極30Rは、中心電極2の右側方にてハウジング4からプラグ軸C方向先端側に延びる第1の右側サブ延在部31Rと、第1の右側サブ延在部31Rからプラグ半径方向中心側、すなわち左側に延び、右側サブ放電ギャップY2を形成する第2の右側サブ延在部32Rとを有する。
第1の右側サブ延在部31Rと第2の右側サブ延在部32Rとの接続部33Rはアール状に湾曲されているが、湾曲されていなくてもよく、直角状とされてもよい。第1の右側サブ延在部31Rは、その基端がハウジング4の下端面4Aに固着もしくは接合され、プラグ軸C方向に平行に且つ直線状に下方に向かって延びている。第2の右側サブ延在部32Rは、プラグ軸C方向に垂直に且つ直線状に左側に向かって延びており、その自由端部たる左端部の左端面は、絶縁碍子3から突出された中心電極2のテーパ部13および中心電極チップ14の右側面に対向され、これらとの間に右側サブ放電ギャップY2を形成する。
ここで、第2の左側および右側サブ延在部32L、32Rと、メイン接地電極20の第2のメイン延在部22とを比較すると、第2の左側および右側サブ延在部32L、32Rは、第2のメイン延在部22よりもプラグ軸C方向基端側すなわち上方に位置され、ポケット隙間11により近い位置に位置される。なお第2の左側サブ延在部32Lと第2の右側サブ延在部32Rとは、プラグ軸C方向において同じ位置に位置されているが、異なる位置に位置されてもよい。下方から見ると分かるように、第2の左側および右側サブ延在部32L、32Rと第2のメイン延在部22とは、概ね、プラグ軸Cを中心として90°間隔で放射状に延びるようになる。
以上の各接地電極20,30L,30Rの配置から分かるように、接地電極は中心電極2の後方および左右両側方のみに配置され、中心電極2の前方には配置されていない。よって中心電極2の前方には、燃焼室12内の混合気の導入を比較的容易にする開放的空間40が形成される。逆に、各接地電極20,30L,30Rで囲まれた空間は、燃焼室12内の混合気の導入や、一旦入った混合気の排出を比較的困難にする閉鎖的空間41となる。
一方、第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rは、それぞれプラグ軸C方向基端側を向く上面34L,34Rを有する。本実施形態は、これら上面34L,34Rが、プラグ軸Cに垂直な仮想平面Pに対し後方に傾けられた傾斜面50を有する点に特徴がある。
すなわち、左側および右側サブ接地電極30L,30Rは、図示の如き長方形断面を一律に有し、この点は第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rも同様である。かかる長方形断面は、前後方向の長さが上下方向の長さよりも長い。そして第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rは、接続部33L,33Rに接続するその基端部において、ほぼ断面中心の周りに捩られる。これにより、第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rの上面34L,34Rは、その全体が後方を向くよう傾斜される。言い換えれば上面34L,34Rは、それら全体が、前端より後端が低い後傾の傾斜面50として形成される。このとき、仮想平面Pに対する上面34L,34Rの傾斜角αは所定の正の値である。つまり、上面34L,34Rが後方を向くよう傾斜され、または捩られたとき、そのときの傾斜角αは正の値を有する。
第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rの全体が捩られるので、上面34L,34R以外の前面35L,35R、後面36L,36Rおよび下面37L,37Rも、捩られる前の位置に対して傾斜角αだけ傾斜されることとなる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
図3は、図1(B)および図2(C)と同じく左側から見たときの点火プラグ1の先端部を示し、図2(B)のIII−III断面に相当する図である。一般に、燃焼室12内には様々な方向の混合気の流れが存在するが、そのうちの一つとして、図示の如き、燃焼室12内においてシリンダヘッド6の下面6Aに沿って点火プラグ1に向かってくる(例えばスキッシュ流的な)流れGが存在する。一方、シリンダヘッド6に対する点火プラグ1の取付向きは制御できないのが一般的である。かかる状況の中、図示の如く、混合気の流れGが点火プラグ1の開放的空間40から閉鎖的空間41に入ってくるような、もしくは点火プラグ1の前方から後方に向かうような向きであると、上述した本発明の課題が生じ易くなる。特に、図示の如き流れGが吸気側から排気側に向かって起こり易いため、点火プラグ1が吸気側に向かって取り付けられたとき、本発明の課題が生じ易くなる。
すなわち、混合気の流れGは閉鎖的空間41から出にくいため、上方に偏向して、ポケット隙間11、特にその後方部分11Rに滞留し易くなる。また滞留の原因として、混合気の流れGがメイン接地電極20の第1のメイン延在部21に当たって阻害されることも考えられる。
この滞留の様子を具体的に示したのが図4である。図4は、メイン接地電極20のみを有しサブ接地電極30を有しない従来の1極式プラグにおいて、プラグ先端部付近のガス流速を数値解析シミュレーションした結果である。この結果から、ポケット隙間11の後方部分11Rにおいて、円a内に示すような低流速部、淀みもしくは滞留が発生し、ポケット隙間11内のガス交換が必ずしも良好でないことが分かる。1極式プラグでさえそうなのであるから、本実施形態のような3極式プラグでは尚更である。
かかる滞留が生じると、ポケット隙間11(特にその後方部分11R)内で混合気が受熱し続けて高温となり、ポケット隙間11内の混合気が本来の点火時期より前に着火するプレイグニッションが発生し易くなる。特に近年、火花点火式内燃機関は高圧縮比、高過給となる傾向にあり、かかる状況下ではプレイグニッションが起こる可能性がより高まる。
しかし、本実施形態によれば、図3に示すように、混合気の流れGが第2の左側および右側サブ延在部32L,32R(第2の左側サブ延在部32Lのみを示す)を通過するとき、混合気の流れGをG1,G2で示すように上下に分流させることができる。上方の第1の流れG1は、第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rの上面34L,34Rに沿うような流れであり、下方の第2の流れG2は、第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rの下面37L,37Rに沿うような流れである。
第2の流れG2は、下面37L,37Rに沿って斜め下向きに偏向され、これによって流れG2の流速が低下すると共に、下面37L,37Rの雰囲気圧は上昇する。
他方、第1の流れG1は、一旦前面35L,35Rに当たって斜め上向きに偏向されるが、その後、実質的に剥離することなく、上面34L,34Rに沿って斜め下向きに偏向されるようになる。これにより、ポケット隙間11内に向かうような上向きの流れが少なくなるのは勿論のこと、流れG1の流速が増大して上面34L,34Rの雰囲気圧が低下する。特に上面34L,34Rの雰囲気圧は、ポケット隙間11の後方部分11Rにおける内圧よりも低くなり、両者には圧力差が生じる。
すると、この低下した上面34L,34Rの雰囲気圧により、ポケット隙間11(特にその後方部分11R)内の混合気をFで示す如く吸い出し、あるいは排出することができる。そしてポケット隙間11内における混合気の滞留を抑制し、ポケット隙間11内のガス交換を促進することができる。これにより、ポケット隙間11内で混合気が高温になることに起因するプレイグニッションの発生を確実に抑制することが可能である。
このように、本実施形態では、第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rの上面34L,34Rが、ポケット隙間11の後方部分11Rにおける内圧よりも低い雰囲気圧を形成するよう、プラグ軸C方向に垂直な仮想平面Pに対し後方に傾けられた傾斜面50を形成する。
本実施形態は、前述したように第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rを捩って後方に傾けることにより、当該延在部32L,32Rに翼形状類似の断面形状を与え、これにより上面34L,34R近傍の雰囲気圧を低下させ、ポケット隙間11からの吸い出し効果を得るものである。
特に本実施形態では、メイン接地電極20の第2のメイン延在部22よりもポケット隙間11に近い、サブ接地電極30L,30Rの第2のサブ延在部32L,32Rに傾斜面50を設けるため、上記の吸い出し効果をより効果的に得ることが可能である。
図5は、本実施形態の効果を検証した試験結果である。図中、「3極式プラグ 本実施形態」とは、上述した本実施形態の3極式点火プラグを意味し、「3極式プラグ 従来」とは、本実施形態の3極式点火プラグにおいて、第2のサブ延在部32L,32Rを捩らず上面34L,34Rを傾斜させてない(すなわちα=0°)従来の3極式点火プラグを意味する。「1極式プラグ 従来」とは、本実施形態の3極式点火プラグから、二つのサブ接地電極30L,30Rを省略した従来の1極式点火プラグを意味する。
試験に際しては、排気量2000ccの過給ガソリンエンジンを用い、回転数2000(rpm)、全負荷で運転させ、点火プラグ温度を上昇させることを目的としてエンジンの点火時期を徐々に進角させ、各点火時期での自着火発生確率(%)を取得し、プレイグニッションの発生し易さを評価した。本実施形態の3極式プラグにおける傾斜角αは30(°)とした。
図から明らかなように、本実施形態の3極式プラグでは、従来の3極式プラグおよび1極式プラグに比べ、同一の自着火発生確率がより進角側、プラグ高温側で起きている。よって本実施形態の3極式プラグは、プレイグニッションの抑制に非常に効果的であることが確認された。
図6は、図4に示したのと同様の数値解析シミュレーションを本実施形態の点火プラグについて実施した場合の結果を示す。これにおいて、第2のサブ延在部32L,32Rの上面34L,34Rの傾斜角αを+90°〜−90°の範囲で段階的に変更し、各傾斜角α毎に、ポケット隙間11から燃焼室12に向かうプラグ軸C方向のガスの最大流速を調べた。点火プラグに導入される、プラグ軸Cに垂直な方向の燃焼室12内のガス流れの流速は、図4に示したシミュレーションのときと同様、16(m/s)とした。またポケット隙間11から燃焼室12に向かうガスの最大流速は、ポケット隙間11の入口最前端位置B(図4参照)で調べた。
図6に示すように、傾斜角αを0°より大きい正の値にした場合、傾斜角αが0°の場合(従来の3極式点火プラグの場合)に比べ、ポケット隙間11から燃焼室12に向かうガスの最大流速は大きくなる。このことから、傾斜角αを正の値にした場合には、ポケット隙間11からガスを吸い出す吸い出し効果が得られているのが分かる。
特に、最大流速は15°≦α≦60°の範囲で顕著に高くなり、その範囲で高い吸い出し効果を得られているのが分かる。よって傾斜角αはその範囲内に設定するのが好ましい。もっとも傾斜角αをその範囲外に設定することも可能である。
なお、ポケット隙間11の入口最前端位置Bでもポケット隙間11からの吸い出し効果が得られていることから、かかる吸い出し効果は、ポケット隙間11の後方部分11Rだけでなくその全体に及ぶものと考えられる。そして吸い出し効果は、ポケット隙間11の後方部分11Rで最も高く、ポケット隙間11の前方部分に至るにつれ徐々に弱まっていくものと考えられる。また吸い出し効果は、ポケット隙間11の左右両方の側方部分でも確実に得られていると考えられる。
一方、図6に示すように、傾斜角αを0°より小さい負の値にした場合にも、傾斜角αが0°の場合(従来の3極式点火プラグの場合)に比べ、最大流速は大きくなる。このことから、傾斜角αを負の値にすることも、ポケット隙間11のガス交換を促進できるため、好ましい。但しその場合の効果は、傾斜角αを正の値にした場合よりも少ない。
次に、他の実施形態を説明する。なお上述の実施形態(基本実施形態という)と同様の部分については説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
図7には第1の他の実施形態を示す。この実施形態では、特に(A)に示される右側サブ接地電極30Rの構成のみが基本実施形態と異なり、傾斜角αが0°より小さい負の値になるよう、第2の右側サブ延在部32Rの上面34Rが傾けられている。
より詳細には、右側サブ接地電極30Rは一律の長方形断面を有し、第2の右側サブ延在部32Rは、その基端部においてほぼ断面中心の周りに、第2の左側サブ延在部32Lと反対方向に捩られ、これにより、第2の右側サブ延在部32Rの上面34Rは、前方に向くよう傾斜される。言い換えれば上面34Rは、前端が後端より低い前傾の傾斜面51とされる。仮想平面Pに対する上面34Rの傾斜角αは所定の負の値である。
第2の右側サブ延在部32Rの全体が捩られるので、上面34R以外の前面35R、後面36Rおよび下面37Rも、捩られる前の位置に対して傾斜角αだけ傾斜される。
第2の左側サブ延在部32Lの構成は基本実施形態と同様である。よって本実施形態は、正の傾斜角αを有する左側上面34Lと、負の傾斜角αを有する右側上面34Rとを組み合わせたものとなっている。両上面34L,34Rの傾斜角αの絶対値は、同じであってもよいが、異なっていてもよい。
この第1の他の実施形態によれば、第2の左側サブ延在部32Lの上面34Lが依然として正の傾斜角αで傾斜されているので、この上面34Lにより、基本実施形態で述べたような吸い出し効果を得ることができる。
また第2の右側サブ延在部32Rの上面34Rは、負の傾斜角αで傾斜されているので、その上面34Rの雰囲気圧は傾斜されてない場合に比べて高くなる。しかし、1)図6を参照して説明したように負の傾斜角αの場合でも無傾斜の場合に比べポケット隙間11からの最大流速が高くなり一定のガス交換効果が得られること、2)雰囲気圧の高圧化によりポケット隙間11への押し込み流が発生し、これがポケット隙間11内での周方向の循環流を生起させ、左側上面34Lによる吸い出し効果を助長させること、3)エンジン個体毎の点火プラグ取付向きの変化に対応できること、等の理由により、一定のプレイグニッション抑制効果を得ることが可能である。
図8は、本実施形態の効果を検証した図5と同様の試験結果である。図中、「3極式プラグ 第1の他の実施形態」とは、本実施形態の3極式点火プラグを意味する。図から分かるように、本実施形態の点火プラグは、基本実施形態ほどではないが、従来の3極式プラグおよび1極式プラグに比べ、同一の自着火発生確率がより進角側、プラグ高温側で起きている。よって本実施形態の点火プラグも、プレイグニッションの抑制に効果的である。
図9には第2の他の実施形態を示す。この実施形態では、特に(A)に示される右側サブ接地電極30Rの構成のみが基本実施形態と異なり、第2の右側サブ延在部32Rの上面34Rは傾けられていない。つまり上面34Rの傾斜角αはゼロである。第2の右側サブ延在部32Rは捩られておらず、その上面34Rと下面37Rはプラグ軸Cに垂直、前面35Rと後面36Rはプラグ軸Cに平行である。
この第2の他の実施形態によれば、第2の左側サブ延在部32Lの上面34Lが依然として正の傾斜角αで傾斜されているので、この上面34Lにより、基本実施形態で述べたような吸い出し効果、さらにはプレイグニッション抑制効果を得ることができる。
図10には第3の他の実施形態を示す。この実施形態は、特に第2の左側および右側サブ延在部32L,32Rの断面形状に関する。図は第2の左側サブ延在部32Lの種々の断面形状を示すが、プラグ軸Cに関して左右対称の同様の断面形状が、第2の右側サブ延在部32Rにも適用可能であることが理解されるであろう。図10は、図2(C),図3,図7(C),図9(C)のように点火プラグを左側から見たときの断面図であり、図10の左側がプラグ前方、図10の右側がプラグ後方である。Pはプラグ軸Cに垂直な仮想平面を示すが、同時に、第2の左側サブ延在部32Lのプラグ軸C方向における基準位置(基準高さ位置)をも示す。この点、図2,7,9も同様である。
図10(A)に示す第1実施例においては、第2の左側サブ延在部32Lの断面形状が概ね楕円形もしくは蒲鉾形とされている。そしてその上面34Lはアーチ状に湾曲形成されている。下面37Lは概ねプラグ軸Cに垂直な平面だが、その前後端縁部は断面アール状に形成されている。前面35Lおよび後面36Lはプラグ軸Cに平行な平面である。
この第1実施例において、プラグ軸Cより後方の上面34Lの後半部は、仮想平面Pに対し後方に傾けられた傾斜面52を形成する。つまり上面34Lは、その後半部に傾斜面52を有する。この傾斜面52を有することで、上述の吸い出し効果、さらにはプレイグニッション抑制効果を得ることができる。特に、上面34Lに沿った軌跡長L1が、下面37Lおよびその前後端縁部に沿った軌跡長L2より長いので、上面34Lの雰囲気圧を低下させ、吸い出し効果を得ることができる。
図10(B)に示す第2実施例においては、第2の左側サブ延在部32Lの断面形状が概ね翼型形状とされている。そしてその上面34Lは、上に凸の、やや角張ったアーチ状に形成されている。下面37Lは、下に凸のアーチ状に形成されているが、その突出量は上面34Lよりも少ない。前面35Lおよび後面36Lには前端縁(リーディングエッジ)LEおよび後端縁(トレーリングエッジ)TEが形成されている。これら前端縁LEおよび後端縁TEの高さ位置は同じだが、異なってもよく、特に後端縁TEの高さ位置を前端縁LEの高さ位置より低くしてもよい。
この第2実施例において、最大翼厚位置bから後端縁TEまでにかけての上面34Lおよび後面36Lの部分は、仮想平面Pに対し後方に傾けられた傾斜面53を形成する。この場合も上面34Lは、最大翼厚位置bから後方の部分に傾斜面53を有することになる。傾斜面53を有することで、上述の吸い出し効果およびプレイグニッション抑制効果を得ることができる。特に、前端縁LEから上面34Lを経由して後端縁TEに至る軌跡長L1が、前端縁LEから下面37Lを経由して後端縁TEに至る軌跡長L2より長いので、上面34Lの雰囲気圧を低下させ、吸い出し効果を得ることができる。
図10(C)に示す第3実施例においては、第2の左側サブ延在部32Lの断面形状が概ね蒲鉾形とされている。そして上面34Lの前後中央部はプラグ軸Cに垂直な平面とされ、上面34Lの前部および後部は曲率半径R1の湾曲面とされている。下面37Lは概ねプラグ軸Cに垂直な平面だが、その前後端縁部は、R1より小さい曲率半径R2の断面アール状に形成されている。前面35Lおよび後面36Lはプラグ軸Cに平行な平面だが、曲率半径R1,R2の湾曲面同士を滑らかに繋ぐような湾曲面とされてもよい。
この第3実施例において、上面34Lの後部における曲率半径R1の湾曲面は、仮想平面Pに対し後方に傾けられた傾斜面54を形成する。つまり上面34Lは、その後部に傾斜面54を有する。この傾斜面54を有することで、上述の吸い出し効果およびプレイグニッション抑制効果を得ることができる。特に、上面34Lに沿った軌跡長L1が、下面37Lおよびその前後端縁部に沿った軌跡長L2より長いので、上面34Lの雰囲気圧を低下させ、吸い出し効果を得ることができる。
図10(D)に示す第4実施例においては、第2の左側サブ延在部32Lの断面形状が概ね半円形もしくは饅頭形とされている。そして上面34Lは、一律に、曲率半径R1の湾曲面とされている。下面37Lは概ねプラグ軸Cに垂直な平面だが、その前後端縁部は、R1より小さい曲率半径R2の断面アール状に形成されている。前面35Lおよび後面36Lは、曲率半径R1,R2の湾曲面同士を滑らかに繋ぐような湾曲面とされる。
この第4実施例において、プラグ軸Cより後方の、上面34Lの後半部における湾曲面は、仮想平面Pに対し後方に傾けられた傾斜面55を形成する。つまり上面34Lは、その後半部に傾斜面55を有する。この傾斜面55を有することで、上述の吸い出し効果およびプレイグニッション抑制効果を得ることができる。特に、上面34Lに沿った軌跡長L1が、下面37Lおよびその前後端縁部に沿った軌跡長L2より長いので、上面34Lの雰囲気圧を低下させ、吸い出し効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態を詳細に述べたが、本発明の実施形態は他にも様々なものが考えられる。例えば、中心電極2の左右両側方の少なくとも一方に、サブ接地電極30L,30Rを二つ以上設けてもよい。つまりサブ接地電極30L,30Rを合計三つ以上設けてもよい。そしてそのうちの少なくとも一つに傾斜面を設けることが可能である。
第2のサブ延在部32L,32Rの断面形状は、上述したもの以外も可能である。例えば図3に示したような断面形状のうち、前面35Lおよび後面36Lをプラグ軸Cに平行として、菱形の断面形状としてもよい。
本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 点火プラグ
2 中心電極
3 絶縁碍子
4 ハウジング
11 ポケット隙間
11R 後方部分
20 メイン接地電極
21 第1のメイン延在部
22 第2のメイン延在部
30L 左側サブ接地電極
30R 右側サブ接地電極
31L 第1の左側サブ延在部
31R 第1の右側サブ延在部
32L 第2の左側サブ延在部
32R 第2の右側サブ延在部
34L,34R 上面
50,51,52,53,54,55 傾斜面
Y1 メイン放電ギャップ
Y2 サブ放電ギャップ
C プラグ軸
P 仮想平面

Claims (2)

  1. プラグ軸方向に沿って基端側から先端側に延びる中心電極と、
    前記中心電極を外周側から保持する筒状の絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子を外周側から保持する筒状のハウジングと、
    前記絶縁碍子および前記ハウジングの間に形成され、プラグ軸方向先端側にて開放された有底筒状のポケット隙間と、
    前記中心電極との間にプラグ軸方向のメイン放電ギャップを形成するメイン接地電極と、
    前記中心電極との間にプラグ半径方向のサブ放電ギャップを形成する複数のサブ接地電極と、
    を備え、
    前記メイン接地電極は、前記中心電極の後方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のメイン延在部と、前記第1のメイン延在部から前方に延び、前記メイン放電ギャップを形成する第2のメイン延在部とを有し、
    前記サブ接地電極は、前記中心電極の左右両側方に少なくとも一つずつ設けられると共に、前記中心電極の側方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のサブ延在部と、前記第1のサブ延在部からプラグ半径方向中心側に延び、前記サブ放電ギャップを形成する第2のサブ延在部と、前記第2のサブ延在部においてプラグ軸方向基端側を向く上面とを有し、
    少なくとも一つの前記サブ接地電極における前記第2のサブ延在部は、その断面形状が長方形とされ、前記ポケット隙間の後方部分における内圧よりも低い雰囲気圧を形成するよう、前記上面が前記プラグ軸に垂直な仮想平面に対し後方に傾けられてい
    ことを特徴とする点火プラグ。
  2. プラグ軸方向に沿って基端側から先端側に延びる中心電極と、
    前記中心電極を外周側から保持する筒状の絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子を外周側から保持する筒状のハウジングと、
    前記絶縁碍子および前記ハウジングの間に形成され、プラグ軸方向先端側にて開放された有底筒状のポケット隙間と、
    前記中心電極との間にプラグ軸方向のメイン放電ギャップを形成するメイン接地電極と、
    前記中心電極との間にプラグ半径方向のサブ放電ギャップを形成する複数のサブ接地電極と、
    を備え、
    前記メイン接地電極は、前記中心電極の後方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のメイン延在部と、前記第1のメイン延在部から前方に延び、前記メイン放電ギャップを形成する第2のメイン延在部とを有し、
    前記サブ接地電極は、前記中心電極の左右両側方に少なくとも一つずつ設けられると共に、前記中心電極の側方にて前記ハウジングからプラグ軸方向先端側に延びる第1のサブ延在部と、前記第1のサブ延在部からプラグ半径方向中心側に延び、前記サブ放電ギャップを形成する第2のサブ延在部とを有し、
    少なくとも一つの前記サブ接地電極における前記第2のサブ延在部は、前記ポケット隙間の後方部分における内圧よりも低い雰囲気圧を形成するよう、その第2のサブ延在部の断面形状が概ね翼型形状とされている
    ことを特徴とする点火プラグ。
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