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JP6201566B2 - 溶着装置及び溶着方法 - Google Patents
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JP6201566B2 - 溶着装置及び溶着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、2枚のシートの周縁部を溶着して袋状シートにする溶着装置及び溶着方法に関する。
食品や電子部品等の梱包において、溶着による袋状シートを高速溶着することが必要となっている。
例えば、特開2012−227125号公報においては、シートの製造装置を提案している。この製造装置は、各々の外周面が対向して並び、シート1を外周面に保持して回転することで搬送する一対の搭載ドラムと、一対の搭載ドラムの間に向かって搭載の接線方向へ所定形状のシート2を搬送するシート搬送部と、一対の搭載ドラムによって搬送される一対のシート1の間にシート2を挟んだ状態でシート1同士を接合する接合部と、を有している。そして、シート搬送部によって搬送されている状態のシート2の両面へ、一対のシート1を回転している搭載ドラムから同時に受け渡して搭載し、シート2の両面に受け渡された一対のシート1同士を接合部によって接合することでシート2をシート1によって袋詰めする。
一方、このような搭載ドラムを用いない方法として、第1シートを吸着保持する固定側ユニット、第2シートを吸着保持し、かつ、固定側ユニットに対して昇降する可動側ユニット、可動側ユニットに設けられて、当該可動側ユニットが固定側ユニットに向かって下降し、第1シートと第2シートとを重ね合わせた際に、これら第1シートと第2シートとの周縁部に当接して溶着するヒータユニット、を含む重ね合わせ方式も考えられる。
特開2012−227125号公報
しかしながら、上述した重ね合わせ方式では、第1シートと第2シートとを重ね合わせて袋状シートを形成した後、可動側ユニットを固定側ユニットから離す際に、袋状シートに負圧が作用して、当該袋状シートが位置ずれしてしまう問題がある。
そこで、本発明の主目的は、溶着時間を短くし、かつ、袋状シートの形成後に袋状シートが位置ずれしない溶着装置及び溶着方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、加熱により溶着可能な第1シートと第2シートを重ね合わせ、所定の周縁部を溶着して袋状シートを製造する溶着装置に係る発明は、第2シートを吸着保持する固定側吸着部を有した固定側ユニットと、第1シートを吸着保持する可動側吸着部と、可動側吸着部をばねを介して保持するとともに、可動側吸着部の吸着面を固定側吸着部の吸着面に当接させたり離間させたりする駆動部と、可動側吸着部の周囲に配置され、加熱面が可動側吸着部の吸着面より高い位置となるように駆動部に保持されたヒータユニットとからなる可動側ユニットと、少なくとも駆動部の動作及び固定側吸着部の吸着動作、可動側吸着部の吸着動作を制御する制御ユニットとからなり、駆動部を作動させて可動側吸着部を固定側吸着部に当接させ、さらにばねを圧縮させることによりヒータユニットが固定側吸着面に当接可能なように配置されていることを特徴とする。
また、加熱により溶着可能な第1シートと第2シートを重ね合わせ、所定の周縁部を溶着して袋状シートを製造する溶着方法に係る発明は、第2シートを固定側吸着部に吸着保持させる手順と、第1シートを可動側吸着部に吸着保持させる手順と、固定側吸着部又は可動側吸着部を移動させて、吸着された第1のシートと第2のシートを正対させる手順と、ばねを介して可動側吸着部を保持する駆動部を下降させて、可動側吸着部が固定側吸着部に対して第1シートと第2シートとを介して当接させる手順と、さらに駆動部を下降させて駆動部と可動側吸着部の間のばねを圧縮させるとともに、駆動部に保持され可動側吸着部の周囲に配置したヒータユニットを第1のシートの所定の周縁部に当接して加熱し第1のシートと第2のシートを溶着し、袋状シートを作成する手順と、駆動部を上昇させて、ヒータユニットのみを袋状シートから離間させるヒータユニット離間手順と、可動側吸着部の吸着をOFFする手順と、駆動部をヒータユニット離間手順における駆動速度より遅い速度でさらに上昇させて、ばねの圧縮を解除するとともに、可動側吸着部を袋状シートから予め設定した距離だけ離間させる可動側吸着部離間手順と、可動側吸着部と固定側吸着部との相対的位置を可動側吸着部離間手順における離間速度より早い速度で引き離す退避手順とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、可動側ユニットを上昇させる際に、速度を制御するため、製造した袋状シートが負圧により位置ずれしないようになる。
第1実施形態に係る溶着装置の構成図である。 負圧の発生状況を説明する図で、(a)は可動側吸着部を垂直上昇させた場合、(b)は可動側吸着部を垂直上昇させた場合の図である。 袋状シートの製造手順を示すフローチャートである。 袋状シートを固定側吸着部に残して可動側ユニットを垂直上昇させたときの説明図である。 袋状シートを固定側吸着部に残して可動側ユニットを斜め上昇させたときの説明図である。 袋状シートを可動側吸着部に残して可動側ユニットを垂直上昇させたときの説明図である。 袋状シートを可動側吸着部に残して可動側ユニットを斜め上昇させたときの説明図である。 第2実施形態に係る溶着装置の構成図である。 袋状シートを固定側吸着部に残して可動側ユニットを垂直上昇させたときの説明図である。 袋状シートを可動側吸着部に残して可動側ユニットを垂直上昇させたときの説明図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明に係る溶着装置2Aの構成図である。この溶着装置2Aは、可動側ユニット3、固定側ユニット4、制御ユニット5を主要構成として、第1シートSaと第2シートSbとの周縁部を溶着して袋状シートを製造する。なお、第1シートSaと第2シートSbとは、加熱溶着できる材質であれば、同一の素材のシートであるか否かは問わない。
この固定側ユニット4は、第2シートSbを吸着保持する固定側吸着部41を含む。
また、可動側ユニット3は、第1シートSaを吸着保持する可動側吸着部31、可動側吸着部31の周囲に設置されたヒータユニット32、可動側吸着部31およびヒータユニット32を搬送可能な駆動部33を含んでいる。
駆動部33と可動側吸着部31とは吸着側バネ34で連結され、また駆動部33とヒータユニット32とは、ヒータ側バネ35で連結されている。このとき、通常状態(非溶着時)においては、少なくともヒータユニット32の作用面(加熱領域)32aは、可動側吸着部31の吸着面31aより上側(図1において上側)に位置している。従って、第1シートSaの搬送時においては、ヒータユニット32は当該第1シートSaと接触しないため、第1シートSaが加熱されることがない。
この様な構成で、制御ユニット5は、図示しない第1シートSaの供給部から可動側吸着部31に第1シートSaを供給させ、図示しない第2シート供給部から固定側吸着部41に第2シートSbを供給させる。
そして、制御ユニット5は、可動側吸着部31に第1シートSaを吸着保持させると共に、固定側吸着部41に第2シートSbを吸着保持させる。このとき、ヒータユニット32には給電が行われて、所定温度(溶着可能温度)に昇温している。また、第1シートSaを吸着保持した可動側ユニット3は、固定側ユニット4の上方に移動して待機している。
その後、制御ユニット5は、可動側ユニット3を固定側ユニット4に向けて下降させて、第1シートSaを第2シートSbに重ねる。このとき、可動側ユニット3は、吸着側バネ34に抗して下降を続ける。これにより吸着側バネ34が収縮して、ヒータユニット32が第1シートSaの周縁部に当接する。
ヒータユニット32が第1シートSaに当接した後は、吸着側バネ34とヒータ側バネ35とは共に収縮する。この吸着側バネ34とヒータ側バネ35とが共に収縮する過程において、第1シートSaと第2シートSbとは、これらのバネ34,35のバネ力で密着し、ヒータユニット32により加熱されることになる。以下、この位置を溶着位置と記載する。
制御ユニット5は、可動側ユニット3が溶着位置に達すると、可動側ユニット3の下降を停止させ、所定時間(溶着時間)の間、この状態を継続させることにより、第1シートSaと第2シートSbとの溶着を行わせる。これにより第1シートSaと第2シートSbとの周縁部が溶着して袋状シートが形成される。
なお、溶着時間は溶着するシートの素材、及びその厚さ、ヒータユニット32の温度等の溶着条件により予め設定されて、当該制御ユニット5に記憶されている。
第1シートSaと第2シートSbとの溶着完了後、制御ユニット5は、図示しないブロアーに可動側吸着部31からエアーブローを指示して、可動側ユニット3を上昇させる。以下、このエアーブローを剥離用ブローと記載する。可動側ユニット3の上昇が開始すると、ヒータ側バネ35は吸着側バネ34より収縮量が小さいため、先にヒータユニット32が第1シートSaから離れ、その後に可動側吸着部31が第1シートSaから離れることになる。このとき、可動側吸着部31から剥離用ブローが行われているので、袋状シートは可動側吸着部31から剥離して固定側ユニット4に残る。
無論、可動側ユニット3を上昇させる際に、剥離用ブローを可動側吸着部31から行わずに、固定側吸着部41から行わせることも可能である。この場合は、可動側ユニット3の上昇が開始されると、第1シートSaは可動側吸着部31から離れず、第2シートは固定側吸着部41から離れる。但し、ヒータユニット32は第1シートSaから離れるので不要な加熱が防止される。なお、この様に、可動側ユニット3の上昇時において袋状シートが可動側ユニット3に吸着されている場合には、製造した袋状シートを、次の工程まで搬送することが容易になる。
ところで、溶着処理時間を短くするためには、ヒータユニット32の溶着温度を高くして、溶着時間を短くする必要がある。しかし、溶着温度を高くすると、糸引きや焦げ等を生じさせないための溶着時間やヒータユニット32が溶着領域から離れる速度等の許容範囲が小さくなる。
また、ヒータユニット32が溶着領域から離れる速度を速くすると、可動側吸着部31の上昇により大きな負圧が袋状シートに作用する。そして、この負圧により、袋状シートが可動側ユニット3に引き寄せられて位置ずれを起こしたり、皺が発生したりする。
そこで、本実施形態においては、可動側ユニット3の上昇を3つの区間(第1〜第3区間)に分けて行う。そして、可動側ユニット3の第1区間における上昇速度を第1速度、第2区間における上昇速度を第2速度、第3区間における上昇速度を第3速度とする。また、可動側ユニット3の下降速度は、一様速度とする。
このとき、袋状シートが可動側ユニット3から離れて固定側ユニット4に残る態様(Case1)と、袋状シートが固定側ユニット4から離れて可動側ユニット3と共に上昇する態様(Case2)とがある。Case1とCase2とでは、同じ製造手順であるが、Case1では、可動側吸着部31からブロアー剥離用ブローを行うが、Case2では、固定側吸着部41からブロアー剥離用ブローを行う点が相違する。即ち、可動側吸着部31からブロアー剥離用ブローを行うことにより、製造された袋状シートは、固定側吸着部41に残り、固定側吸着部41からブロアー剥離用ブローを行うことにより、製造された袋状シートは、可動側吸着部31に残る態様である。
図3は、袋状シートの製造手順を示すフローチャートである。図4はCase1の場合における可動側ユニット3を垂直上昇させたときの説明図、図5はCase1の場合における可動側ユニット3を斜め上昇させたときの説明図である。また、図6はCase2の場合における可動側ユニット3を垂直上昇させたときの説明図、図7はCase2の場合における可動側ユニット3を斜め上昇させたときの説明図である。以下、Case1の態様を例に説明する。
ステップS1,S2:制御ユニットは、可動側ユニット3に第1シートSaを吸着させ、固定側ユニット4に第2シートを吸着させる。そして、第1シートSa及び第2シートSbの吸着が完了し、可動側ユニット3が待機位置に位置すると、制御ユニット5は駆動部33に予め設定された下降速度での下降を指示する(図4〜図7の(イ)の状態)。
ステップS3〜S4: 可動側ユニット3の下降が開始されると、制御ユニット5は溶着位置に達したか否かを判断する。溶着位置に達すると、制御ユニット5は溶着時間の計時を開始する。
ステップS5〜S6: 計時した時間が、予め設定されていた溶着時間に達すると、制御ユニット5は、駆動部33に上昇を指示する(図4〜図7の(ロ)の状態)。
このときの制御ユニット5は、下降速度と等しい速度の第1速度で、可動側ユニット3を垂直上昇するように駆動部33を制御する(図4〜図7の(ハ)の状態)。第1速度での垂直上昇は、溶着位置から袋状シートの厚み(第1シートSaと第2シートSbと厚みの和)に相当する距離だけ上昇した位置までの範囲とし、この範囲を第1区間とする。
このとき、可動側ユニット3は垂直上昇するが、これはヒータユニット32が溶着領域から速やかに離れるようにするためである。このとき、可動側吸着部31は袋状シートを固定側吸着部41に押し付けた状態(接触状態)となっている。従って、負圧は発生していないので、ヒータユニット32が溶着領域から速やかに離れることを優先とする。
ステップS7〜S8: 可動側ユニット3が第1区間の終了位置に達すると、制御ユニット5は、上昇速度を第2速度に設定する。可動側ユニット3は、第2速度で所定区間(第2区間)を上昇する(図4〜図7の(ニ)の状態)。この第2速度は第1速度より遅い速度で可動側ユニット3の上昇により発生する負圧によって袋状シートがずれない速度である。また、第2区間の終了位置は、負圧による影響が無視できるようになる位置である。これら第2速度及び第2区間の終了位置は、予備試験等により決定して制御ユニット5に記憶されている。
なお、この第2区間において、制御ユニット5は、可動側ユニット3を垂直上昇又は斜め上昇させる。いずれの上昇モードとするかについては、下記の理由に基づき設定されている。即ち、第2区間では、可動側吸着部31は袋状シートから離れ始める状態であるので、負圧による袋状シートのずれ等が発生する。しかし、可動側吸着部31の上昇速度の垂直成分が同じでも、垂直上昇の時より斜め上昇の時の方が、袋状シートの位置ずれ等が小さい事実がある。このことは、垂直上昇の時より斜め上昇の時の方が、袋状シートへの影響を小さくできることを意味している。
この現象は、図2を参照して、以下のように解釈できる。なお、図2は負圧の発生状況を説明する図で、(a)は可動側吸着部を垂直上昇させた場合、(b)は可動側吸着部を垂直上昇させた場合の図である。可動側吸着部31が上昇すると、図2に示すように、可動側吸着部31の移動軌跡の体積(斜線領域)を埋めるように、周りの空気が流入する。空気の流入は、当該移動軌跡の体積領域が周辺の領域より低圧になっているために生じる。
このことは、単位時間当たりの空気の流入量が、単位時間当たりの移動軌跡の体積の増加量と同じ場合には、斜線領域は概ね大気圧と同じ圧力と見なすことができ、袋状シートへの影響が無視できる。しかし、空気が移動軌跡の体積の真ん中まで移動するには、有限の時間が必要となり、この間は負圧が発生する。
可動側吸着部31が垂直上昇する場合には、空気は流入口Raから流入するが、斜め上昇の場合には、空気はRbから流入する。このとき流入口Rbの面積>流入口Raの面積であり、かつ、移動軌跡の体積の中心までの距離は、流入口Rbの方が短い。このため、空気の流入速度が同じであれば斜め上昇の方が単位時間当たりの流入量が多くなり、かつ、短時間に移動軌跡の体積の中心まで達して、負圧の影響が大幅に抑制できる。この機能を負圧抑制機能と記載する。
無論、可動側吸着部31の上昇速度が遅いため、上昇速度に対して空気の流入速度が無視できる場合には、負圧抑制機能を得ることができない。
また、斜め上昇には、負圧の抑制機能の他に、生成した袋状シートを搬出位置に移動させたり、第1シートSaの供給位置に移動させたりする機能が得られる。以下、次工程連携機能と記載する。これにより、袋状シートの製造時間が短縮できる利点がある。
ステップS9〜11: 第2区間を過ぎると、負圧の影響を考える必要がない(負圧は殆ど生じていない)ので、制御ユニット5は、上昇速度を第1速度と同じ速度の第3速度に指示する。これにより袋状シートの製造が完了する(図4〜図7の(ホ)の状態)。このときの上昇は、垂直上昇又は斜め上昇が可能であり、次工程連携機能を生じさせるか否かの観点から選定される。
このような構成により、可動側ユニット3を高速に上昇させても、糸引きや焦げ等を発生させることなく、かつ、負圧による位置ずれを発生させることなく、溶着処理を行うことが可能になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。先の第1実施形態においては、負圧の発生を抑制するために、第2区間は第1区間より遅い速度で可動側吸着部31を上昇させた。負圧の発生は、可動側吸着部31を上昇させた際に生じる可動側吸着部31の移動軌跡の体積を周りの空気がリアルタイムに埋めることができないために生じる。そこで、本実施形態では、この移動軌跡の体積に向けてエアーブローが行えるようにした。このエアーブローを負圧緩和用ブローと記載する。
図8は、このような構成の溶着装置2Bの構成図である。なお、第1実施形態に係る溶着装置2Aと同一構成に関しては同一符号を用いて、説明を適宜省略する。
本実施形態に係る溶着装置2Bは、第1実施形態にかかる溶着装置2Aに対して、ブロアー20が追設されている点が相違する。このブロアー20のノズルは、固定側吸着部41の吸着面に向けて複数設けられている。
図9は、Case1の場合における可動側ユニット3を垂直上昇させたときの説明図、図10はCase2の場合における可動側ユニット3を垂直上昇させたときの説明図である。図9及び図10において点線矢印は負圧緩和用ブローを示している。なお、可動側ユニット3を斜め上昇させてもよいことは言うまでもない。
Case2の場合には、ブロアー20は固定側吸着部41の吸着面と袋状シートとの間に空気を吹き込むように配置される。しかし、Case1、Case2のいずれの場合においても、袋状シートの厚みは、負圧緩和用ブローの空気層より薄いため、ブロアー20の設置位置は変えずに、ノズルの向き(負圧緩和用ブローの方向)を調整するだけでよい。以下、Case1の態様を例に説明する。
可動側吸着部31に第1シートSa、固定側吸着部41に第2シートSbが吸着保持されて、可動側ユニットが降下する(図9、図10の(イ)の状態)。
そして、溶着が行われ、可動側吸着部31が袋状シートから離れる際には、ブロアー20から負圧緩和用ブローが開始する(図9、図10の(ロ)の状態)。これにより、可動側吸着部31と袋状シートとの間の負圧を緩和しようとして周囲から流入する空気に加え、ブロアー20からの空気が入り込むため、負圧の発生が大幅に軽減することが可能になる(図9、図10の(ハ)〜(ホ)の状態)。
その後、可動側ユニット3は、第1速度で上昇する第1区間、第1速度より遅い速度の第2速度で上昇する第2区間、第1速度と同じ速度の第3速度で上昇する第3区間を経て、製造が完了する。
このような構成により、可動側ユニット3を高速に上昇させても、糸引きや焦げ等を発生させることなく、かつ、負圧による位置ずれを発生させることなく、溶着処理を行うことが可能になる。
Sa 第1シート
Sb 第2シート
2A,2B 溶着装置
3 可動側ユニット
4 固定側ユニット
5 制御ユニット
20 ブロアー
31 可動側吸着部
31a 吸着面
32 ヒータユニット
32a 作用面(加熱領域)
33 駆動部
34 吸着側バネ
35 ヒータ側バネ
41 固定側吸着部

Claims (8)

  1. 加熱により溶着可能な第1シートと第2シートを重ね合わせ、所定の周縁部を溶着して袋状シートを製造する溶着装置であって、
    前記第2シートを吸着保持する固定側吸着部を有した固定側ユニットと、
    前記第1シートを吸着保持する可動側吸着部と、前記可動側吸着部をばねを介して保持するとともに、前記可動側吸着部の吸着面を前記固定側吸着部の吸着面に当接させたり離間させたりする駆動部と、前記可動側吸着部の周囲に配置され、加熱面が前記可動側吸着部の吸着面より高い位置となるように前記駆動部に保持されたヒータユニットとからなる可動側ユニットと、
    少なくとも前記駆動部の動作及び前記固定側吸着部の吸着動作、前記可動側吸着部の吸着動作を制御する制御ユニットとからなり、
    前記駆動部を作動させて前記可動側吸着部を前記固定側吸着部に当接させ、さらに前記ばねを圧縮させることにより前記ヒータユニットが前記固定側吸着部の吸着面に当接可能なように配置され、
    前記ヒータユニットが前記固定吸着部の吸着面から離間する速度より、前記固定側吸着部と前記可動側吸着部が前記固定側吸着部から離間し始めてから予め設定する所定量離間する間の速度を遅く設定し、予め設定した所定量を離間した後は、高速でさらに離間させるように設定することを特徴とする溶着装置。
  2. 前記ヒータユニットは、前記駆動部に第二のばねを介して保持されていることを特徴とする請求項1に記載の溶着装置。
  3. 前記固定側吸着部の周囲には、前記固定側吸着部と前記可動側吸着部を離間させる際に、前記固定側吸着部の吸着面と前記可動側吸着部の吸着面の間にエアーを吹き込むブロアーを有することを特徴とする前記請求項1又は2に記載の溶着装置。
  4. 前記駆動部は、前記可動側吸着部の吸着面に垂直方向に加え、前記可動側吸着部の吸着面の面内方向にも可動可能であり、
    また、前記可動側吸着部が前記固定側吸着部から予め設定した所定量離間した後、前記駆動部を前記可動側吸着部の吸着面に対し垂直方向に移動させると共に前記可動側吸着部の吸着面の面内方向にも移動するように設定していることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の溶着装置。
  5. 加熱により溶着可能な第1シートと第2シートを重ね合わせ、所定の周縁部を溶着して袋状シートを製造する溶着方法であって、
    前記第2シートを固定側吸着部に吸着保持させる手順と、
    前記第1シートを可動側吸着部に吸着保持させる手順と、
    前記固定側吸着部又は前記可動側吸着部を移動させて、前記吸着された第1のシートと前記第2のシートを正対させる手順と、
    ばねを介して前記可動側吸着部を保持する駆動部を下降させて、前記可動側吸着部が前記固定側吸着部に対して前記第1シートと第2シートとを介して当接させる手順と、
    さらに前記駆動部を下降させて前記駆動部と前記可動側吸着部の間のばねを圧縮させるとともに、前記駆動部に保持され前記可動側吸着部の周囲に配置したヒータユニットを前記第1のシートの所定の周縁部に当接して加熱し前記第1のシートと第2のシートを溶着し、袋状シートを作成する手順と、
    前記駆動部を上昇させて、前記ヒータユニットのみを前記袋状シートから離間させるヒータユニット離間手順と、
    前記可動側吸着部の吸着をOFFする手順と、
    前記駆動部を前記ヒータユニット離間手順における駆動速度より遅い速度でさらに上昇させて、前記ばねの圧縮を解除するとともに、前記可動側吸着部を前記袋状シートから予め設定した距離だけ離間させる可動側吸着部離間手順と、
    前記可動側吸着部と前記固定側吸着部との相対的位置を前記可動側吸着部離間手順における離間速度より速い速度で引き離す退避手順とを含むことを特徴とする溶着方法。
  6. 請求項に記載の溶着方法であって、
    前記可動側吸着部離間手順において、前記可動側吸着部と前記袋状シートの間にエアーを吹き付ける手順を含むことを特徴とする溶着方法。
  7. 加熱により溶着可能な第1シートと第2シートを重ね合わせ、所定の周縁部を溶着して袋状シートを製造する溶着方法であって、
    前記第2シートを固定側吸着部に吸着保持させる手順と、
    前記第1シートを可動側吸着部に吸着保持させる手順と、
    前記固定側吸着部又は前記可動側吸着部を移動させて、前記吸着された第1のシートと前記第2のシートを正対させる手順と、
    ばねを介して前記可動側吸着部を保持する駆動部を下降させて、前記可動側吸着部が前記固定側吸着部に対して前記第1シートと第2シートとを介して当接させる手順と、
    さらに前記駆動部を下降させて前記駆動部と前記可動側吸着部の間のばねを圧縮させるとともに、前記駆動部に保持され前記可動側吸着部の周囲に配置したヒータユニットを前記第1のシートの所定の周縁部に当接して加熱し前記第1のシートと第2のシートを溶着し、袋状シートを作成する手順と、
    前記駆動部を上昇させて、前記ヒータユニットのみを前記袋状シートから離間させるヒータユニット離間手順と、
    前記固定側吸着部の吸着をOFFする手順と、
    前記駆動部を前記ヒータユニット離間手順における駆動速度より遅い速度でさらに上昇させて、前記ばねの圧縮を解除するとともに、前記固定側吸着部を前記袋状シートから予め設定した距離だけ離間させる固定側吸着部離間手順と、
    前記可動側吸着部と前記固定側吸着部との相対的位置を前記固定側吸着部離間手順における離間速度より速い速度で引き離す退避手順とを含むことを特徴とする溶着方法。
  8. 請求項に記載の溶着方法であって、
    前記固定側吸着部離間手順において、前記固定側吸着部と前記袋状シートの間にエアーを吹き付ける手順を含むことを特徴とする溶着方法。
JP2013197251A 2013-09-24 2013-09-24 溶着装置及び溶着方法 Active JP6201566B2 (ja)

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