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JP6201868B2 - 貫通電極を備えた基板の製造方法 - Google Patents
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JP6201868B2 - 貫通電極を備えた基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコン基板やガラス基板などに貫通電極を形成してなる貫通電極を備えた基板の製造方法に関するものである。
従来より、シリコン基板やガラス基板などに貫通電極を形成してなる貫通電極を備えた基板がある。この基板は、例えば次のようなプロセスによって製造される。
まず、シリコン基板を用意し、シリコン基板の表面にマスク材料を配置する。次に、マスク材料をパターニングし、シリコン基板のうち貫通電極の形成予定領域を開口させてマスクを形成する。そして、シリコン基板のうち貫通電極の形成予定領域以外をマスクで覆った状態で異方性エッチングを行うことで、シリコン基板の所定深さの位置までビアホールを形成したのち、シリコン基板を裏面側からビアホールに達するまで研削・研磨する。これにより、ビアホールが貫通孔となってシリコン基板に形成された状態になる。
続いて、例えば熱酸化を行うことで貫通孔内を含めてシリコン基板の表面に絶縁膜を形成する。そして、絶縁膜の上にメッキの下地金属にて構成されるシード層を形成したのち、Cu(銅)メッキなどを施すことで貫通孔内を含めて電極層を成膜する。この後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等によって、シリコン基板の表裏面上の電極層およびシード層を除去することで、各貫通孔内の電極層やシード層同士が電気的に分離されるようにして貫通電極を形成する。
そして、貫通電極を形成した後のシリコン基板に対して、層間絶縁膜の形成工程や表面配線形成工程および裏面配線形成工程を行うことで、貫通電極を備えた基板が完成する。このように構成される貫通電極を備えた基板は、当該基板の表裏面に集積回路などが形成されたICチップを実装し、貫通電極を通じて各ICチップの間の電気的接続を行うようなインターポーザとして用いられる。
一方、上記のような貫通電極を備えた基板の製造方法では、貫通電極内にボイド(空孔)が残る構造となることから、特許文献1において、貫通孔内をすべて埋め込むように電極材料を形成する方法が提案されている。具体的には、スルーホール(貫通孔)を形成した基板の一面側にスルーホールの一端を塞ぐように、表面に電極材料を形成した基板を配置したのち、スルーホールの開口端側から電極材料を埋め込む。これにより、貫通孔内をすべて埋め込むように電極材料が配置された貫通電極となるようにしている。
特開2006−161124号公報
しかしながら、特許文献1のように貫通孔内に貫通電極を完全に埋め込んだ状態にすると、基板における貫通電極の周辺にクラックが生じる可能性がる。すなわち、図5に示すように、基板J1に形成した貫通孔J2に貫通電極J3を完全に埋め込んだ場合、基板J1の構成材料(例えばシリコン)と貫通電極J3の構成材料(例えばCu)との熱膨張係数差により、貫通電極形成後に高温工程を施すと、貫通電極J3の膨張による応力が基板J1に加わる。これにより、図中に示すように基板J1にクラックJ4が発生する。このため、基板J1の耐久性向上の面からは、特許文献1のような手法ではなく、従来のように、貫通電極内にボイドが残る構造の方が好ましい。
ところが、貫通電極内にボイドが残る構造の製造用法においても、問題が発生することが確認された。この問題について、図6を参照して説明する。
図6(a)に示すように、貫通電極J10を形成するには、基板J11に貫通孔J12を形成したのち、貫通孔J12内を含めて基板J11の表面に絶縁膜J13を形成し、さらにシード層J14などを形成してから、Cuメッキなどを行う。これにより、貫通孔J12内に電極層J15を成膜することができ、貫通孔J12内において所定膜厚で形成される電極層J15の中央部にボイドJ16が残った状態となる。
このとき、図6(a)に示したように、貫通孔J12内における両端において電極層J15同士が密着してしまうと、ボイドJ16が密閉空間となり、内部にメッキ液などが残留してしまう。このため、この後の工程として、図6(b)に示すように、CMP等によって基板J11の表裏面において電極層J15およびシード層J14を除去したときにボイドJ16の端部が非常に薄くなったり開口してしまう。このような状態になると、図6(c)に示すように基板J11に対して層間絶縁膜の形成工程を行う際や、更にその後の表面配線形成工程および裏面配線形成工程を行う際に含まれる高温プロセスを実施するときに、ボイドJ16の内部に残留したメッキ液などが噴出してしまう。例えば、層間絶縁膜J17をポリイミド層で構成する場合、約300℃、1時間の硬化工程が行われる。
これにより、噴出したメッキ液などが貫通電極J10の表面を覆ってしまい、導通不良を招くという問題を発生させる。また、開口したボイドJ16内にその上に配置する膜の材料が入り込み、フォトリソグラフィ工程を良好に行えなくなるという問題もある。
本発明は上記点に鑑みて、貫通電極の内部のボイドを残しつつ、貫通電極に残したボイドが開口してしまうことによる不具合の発生を抑制することが可能な構造の貫通電極を備えた基板の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、ベース基板(11)を用意する工程と、ベース基板に対して貫通孔(12)を形成する工程と、貫通孔の内壁面を覆いつつ、内部にベース基板の表裏面を貫通するボイド(15a)が形成されるように第1電極層(15)を形成する工程と、第1電極層に形成されたボイドの両端において該ボイドの開口部を閉塞する閉塞部材(16)を形成する工程と、を含み、閉塞部材を形成する工程は、蒸着とスパッタおよびCVD法のいずれか1つによる気相プロセスによって行われることを特徴としている。
このように、貫通孔の内壁面を覆う第1電極層について、基板表裏面を貫通するボイドが残る形状としているため、第1電極層を形成する際のメッキ液などがボイド内に残留しないようにできる。そして、この後にボイドの両端を閉塞部材で閉塞するようにしているため、ボイド内に液体が残らないようにできるし、ボイドが後工程で開口してしまうことを抑制できる。したがって、閉塞部材を形成した後に高温プロセスを行ったとしても、ボイドからメッキ液などが噴出することを防止できる。また、ボイドを閉塞部材によって閉塞しているため、貫通電極の形成後に層間絶縁膜などを成膜する際に、上層に配置する膜がボイド内に入り込むことも無く、フォトリソグラフィ工程を良好に行うことが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる貫通電極を備えた基板の断面構成を示す図である。 図1に示す貫通電極を備えた基板の製造工程を示した断面図である。 図2に続く貫通電極を備えた基板の製造工程を示した断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる貫通電極を備えた基板の製造工程を示した断面図である。 トレンチ内を貫通電極で埋め込んだ場合にクラックが発生した様子を示した断面図である。 トレンチ内にボイドを残す場合にメッキ液が残留する様子を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態) 本発明の第1実施形態にかかる貫通電極を備えた基板について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態にかかる貫通電極を備えた基板の構造について説明する。
図1に示すように、本実施形態では、貫通電極10を備えた基板1のベース基板としてシリコン基板11を用いている。
シリコン基板11には、複数の貫通孔12が形成されている。貫通孔12は、例えば直径φ20〜100μm程度とされた円柱形状とされており、この貫通孔12内に貫通電極10が配置されている。具体的には、貫通孔12の内壁面は絶縁膜13によって覆われており、その絶縁膜13の内側にシード層14を介して第1電極層15が形成されると共に、第1電極層15内に形成されるボイド15aの両端を塞ぐように第2電極層16が形成されることで貫通電極10が形成されている。
絶縁膜13は、例えば熱酸化により形成されるシリコン酸化膜などによって構成され、貫通孔12の内壁面上に所定膜厚、例えば0.5〜1.0μmの厚さで一様に形成されることでシリコン基板11と貫通電極10との絶縁を行っている。
シード層14は、第1電極層15をメッキにて形成する際の下地金属となるものであり、例えばCuの他、Ti(チタン)、Ni(ニッケル)、Au(金)などのいずれかの金属材料を含んだ金属によって構成される。なお、ここではシード層14を絶縁膜13の表面に形成しているが、絶縁膜13の上に直接シード層14を形成するのではなく、例えばPoly−Si層と誘電体膜を順に形成してから更にシード層14を成膜する構造としても良い。このような構成とすれば、貫通電極10の周囲を囲むようにノイズ除去用のコンデンサを構成することもできる。
第1電極層15は、シード層14と共に貫通電極10の導体部を構成するものであり、CuもしくはCuを含む金属材料などによって構成され、例えばCuメッキなどによって形成されている。第1電極層15は、シード層14の表面に所定厚さ形成されており、第1電極層15の中央にシリコン基板11の表裏を通じるボイド15aが残るように膜厚調整されている。ボイド15aの開口径は、1〜5μm程度、例えば2μm残るようにしてあり、シリコン基板11の表裏面の両方においてボイド15aの両端が確実に開口する寸法としてある。
第2電極層16は、閉塞部材に相当するもので、シリコン基板11の表裏面において第1電極層15における開口部、つまりボイド15aの両端を塞ぐように埋め込まれている。本実施形態の場合、第2電極層16の表面と第1電極層15の表面が同一平面とされており、シリコン基板11の表裏面に残された絶縁膜13の表面とも同一平面とされている。このように、第2電極層16によって第1電極層15の開口部が塞がれているため、ボイド15aは、第1電極層15および第2電極層16によって囲まれた内部に残された状態となっている。
このように、貫通孔12内に絶縁膜13を介してシード層14および第1、第2電極層15、16が形成されることで貫通電極10がシリコン基板11に形成された構造となっている。
さらに、このように貫通電極10が形成されたシリコン基板11の表裏面には、層間絶縁膜17が形成されている。層間絶縁膜17は、例えばポリイミドなどによって構成されている。層間絶縁膜17のうち貫通電極10と対応する位置にはコンタクトホール17aが形成されており、このコンタクトホール17aを通じて貫通電極10が露出させられている。
そして、シリコン基板11の表面側において、層間絶縁膜17の上には表面配線18がパターニングされており、シリコン基板11の裏面側において、層間絶縁膜17の上には裏面配線19がパターニングされている。これら表面配線18および裏面配線19は、層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホール17aを通じて貫通電極10と電気的に接続されている。
このような構成によって、本実施形態にかかる貫通電極10を備えた基板1が構成されている。このように構成される貫通電極10を備えた基板1は、図示しないが、当該基板1の表裏面に集積回路などが形成されたICチップを実装し、貫通電極10を通じて各ICチップの間の電気的接続を行うようなインターポーザとして用いられる。
続いて、本実施形態にかかる貫通電極10を備えた基板1の製造方法について、図2〜図3を参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、シリコン基板11を用意する。次に、シリコン基板11の表面にマスク材料を配置したのち、マスク材料をパターニングすることで、シリコン基板11のうち貫通電極10の形成予定領域を開口させてマスク20を形成する。そして、シリコン基板11のうち貫通電極10の形成予定領域以外をマスク20で覆った状態で異方性エッチングを行うことで、図2(b)に示すように、シリコン基板11の所定深さの位置まで直径φ20〜100μm程度の円柱形状のビアホール21を形成する。さらに、図2(c)に示すように、シリコン基板11を裏面側からビアホール21に達するまで研削・研磨する。これにより、ビアホール21が貫通孔12となってシリコン基板11に形成された状態になる。
続いて、図2(d)に示すように、例えば熱酸化を行うことで貫通孔12内を含めてシリコン基板11の表面に厚さ0.5〜1.0μm程度の絶縁膜13を形成する。そして、図2(e)に示すように、絶縁膜13の上にメッキの下地金属、例えばCu、Ti、Ni、Auのいずれかの金属材料を含んだ金属にて構成されるシード層14を形成する。その後、Cu(銅)メッキなどを施すことで貫通孔12内を含めて第1電極層15を成膜する。このとき、第1電極層15をシード層14の表面に所定厚さ形成するが、第1電極層15の中央にシリコン基板11の表裏を通じるボイド15aが残るように膜厚調整している。このように、ボイド15aが残る程度に第1電極層15を形成すれば良いため、第1電極層15の形成工程の時間短縮化が図れ、スループット向上を図ることが可能となる。
なお、第1電極層15を形成する際のメッキ処理の際に、メッキ液がボイド15a内に残る可能性があるが、ボイド15aの径を1〜5μm程度確保しておけば、時間をおくことでメッキ液は乾燥して抜ける。もしくは、必要に応じて洗浄工程を行うことで、ボイド15a内のメッキ液抜きを行うことができる。
そして、図3(a)に示すように、第1電極層15の両端における開口部、つまりボイド15aの両端を第2電極層16によって塞ぐ工程を行う。例えば、蒸着、スパッタ、CVD法などによる気相プロセスを行うことで、第2電極層16によってボイド15aの両端を閉塞することができる。すなわち、第2電極層16をボイド15aの径の1/2以上の膜厚、例えばボイド15aの径が2μmであれば1μm以上の膜厚で成膜することで、ボイド15aの両端を閉塞できる。
この後、図3(b)に示すように、CMP等によって、シリコン基板11の表裏面上のシード層14や第1電極層15および第2電極層16を平坦化除去する。これにより、各貫通孔12内の第1電極層15やシード層14同士が電気的に分離されるようにして貫通電極10を形成する。このとき、第1電極層15をボイド15aが無くなるほどの膜厚としていないため、CMP等の平坦化工程の時間短縮化が図れ、さらにスループット向上が図れる。
さらに、図3(c)に示すように、貫通電極10を形成した後のシリコン基板11の表面側にポリイミドなどで構成される層間絶縁膜17を形成する工程を行った後、これをパターニングしてコンタクトホール17aを形成する。そして、層間絶縁膜17の上に表面配線18の形成工程を行い、必要に応じてCuメッキなどを表面配線18の表面に形成する。同様に、図3(d)に示すように、貫通電極10を形成した後のシリコン基板11の裏面側にポリイミドなどで構成される層間絶縁膜17を形成する工程を行った後、これをパターニングしてコンタクトホール17aを形成する。そして、層間絶縁膜17の上に裏面配線19の形成工程を行い、必要に応じてCuメッキなどを裏面配線19の表面に形成する。このようにして、本実施形態にかかる貫通電極10を備えた基板1が完成する。
以上説明したように、本実施形態では、貫通孔12の内壁面を覆う第1電極層15について、基板表裏面を貫通するボイド15aが残る形状としているため、第1電極層15を形成する際のメッキ液などがボイド15a内に残留しないようにできる。そして、この後に液相プロセスとは異なる気相プロセスによってボイド15aの両端を第2電極層16で閉塞するようにしているため、ボイド15a内に液体が残らないようにできるし、ボイド15aが後工程で開口してしまうことを抑制できる。
したがって、第2電極層16を形成した後に、層間絶縁膜17の形成工程などにおいて高温プロセスを行ったとしても、ボイド15aからメッキ液などが噴出することを防止できる。また、ボイド15aを第2電極層16によって閉塞しているため、貫通電極10の形成後に層間絶縁膜17などを成膜する際に、上層に配置する膜がボイド15a内に入り込むことも無く、フォトリソグラフィ工程を良好に行うことが可能となる。
また、貫通電極10の内部にボイド15aを残した構造となるため、シリコン基板11と貫通電極10との熱膨張係数差に起因して、貫通電極10の膨張による応力がシリコン基板11に加えられたとしても、ボイド15aによってその応力が緩和される。このため、シリコン基板11にクラックが発生することを抑制することが可能となる。
このように、本実施形態によれば、貫通電極10の内部のボイド15aを残しつつ、貫通電極10に残したボイド15aが開口してしまうことによる不具合の発生を抑制することが可能な構造の貫通電極10を備えた基板1とすることが可能となる。また、仮にボイド15aが開口してしまったとしても、内部からの液体の噴出はないため、導通不良の発生を抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して閉塞部材となる第2電極層16の形成工程を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、閉塞部材となる第2電極層16を貼り付けによって形成する。図4は、この第2電極層16の形成工程の詳細を示している。
図4(a)に示すように、第1実施形態で説明した図2(e)に示す工程まで行った物を用意する。続いて、図4(b)に示すように、第2、第3基板30、40の表面に剥離材31、41を介して第2電極層16の構成材料となる金属(例えばCuやAl(アルミニウム))によって構成された金属層32、42を配置したものを用意する。例えば、第2、第3基板30、40としては、シリコン基板やガラス基板などを用いており、剥離材31、41としては、例えば熱可塑性樹脂を用いたものなどを用いている。そして、第1電極層15が形成されたシリコン基板11の表裏面それぞれに、金属層32が形成された第2基板30と金属層42が形成された第3基板40をそれぞれの金属層32、42側をシリコン基板11側に向けて配置する。そして、加熱処理などを施すことによって、各金属層32、42を第1電極層15に接合する。
その後、図4(c)に示すように、剥離材31、41において第2、第3基板30、40をシリコン基板11から剥離させることで金属層32、42のみを残す。例えば、加熱処理を行うことで剥離材31、41に気泡を発生させ、剥離材31、41において第2、第3基板30、40を剥離させることができる。
そして、図4(d)に示すように、金属層32、42および第1電極層15のうちシリコン基板11の表裏面に形成された部分をパターニングすることで、これらを貫通孔12と対応する位置に残す。これにより、金属層32、42によって第2電極層16を構成すると共に、シード層14および第1、第2電極層15、16による貫通電極10が構成される。
この後の工程については、第1実施形態と同様であり、図3(b)以降に示す各種工程を行うことで、第1実施形態と同様の構造の貫通電極10を備えた基板1を製造することができる。なお、このような製造方法による場合、第2電極層16の表面が第1電極層15の表面と同一平面とはならないが、第2電極層16の膜厚は例えば1〜2μm程度と薄く、段差は殆ど形成されないため、この後のフォトリソグラフィ工程の際に影響を及ぼすものではない。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態では、ボイド15aの両端を閉塞するための閉塞部材を金属材料からなる第2電極層16によって構成している。しかしながら、これは単なる一例を示したものであり、他の材料、例えばPoly−Siや樹脂などによって閉塞部材を構成しても良い。例えば、CVDや真空充填などによって金属とは異なる材料による閉塞部材を形成することができる。その場合であっても、CMPなどによる貫通電極10の平坦化の際に、第1電極層15の表面と閉塞部材の表面とが同一平面となるようにでき、第1電極層15を露出させることができるため、第1電極層15と表面配線18や裏面配線19との電気的接続は図れる。
また、閉塞部材の形成工程は液相プロセスと異なるプロセスであれば良く、気相プロセス以外に、固相プロセスによって行っても良い。例えば、減圧雰囲気下において第1電極層15を形成した後のシリコン基板11の表面に粒状金属のペレットを撒き、加熱しながら減圧雰囲気を大気雰囲気に戻すと、減圧されているボイド15aの開口部にペレットが引き寄せられ、溶融した金属材料でボイド15aの両端を塞ぐことができる。このようにすれば、固相プロセスによって第2電極層16を形成することもできる。
また、ベース基板としてシリコン基板11を用いたが、他の半導体基板を用いても良いし、ガラス基板やセラミック基板などを用いても良い。ベース基板として絶縁性基板を用いていれば、絶縁膜13を形成する必要も無くなる。
さらに、上記各実施形態では、第1電極層15と閉塞部材とを異なる材料で構成するようにしたが、第1電極層15と同じ材料で構成しても良い。
1 基板
10 貫通電極
11 シリコン基板
12 貫通孔
15 第1電極層
15a ボイド
16 第2電極層
17 層間絶縁膜
18 表面配線
19 裏面配線

Claims (2)

  1. ベース基板(11)を用意する工程と、
    前記ベース基板に対して貫通孔(12)を形成する工程と、
    前記貫通孔の内壁面を覆いつつ、内部に前記ベース基板の表裏面を貫通するボイド(15a)が形成されるように第1電極層(15)を形成する工程と、
    前記第1電極層に形成された前記ボイドの両端において該ボイドの開口部を閉塞する閉塞部材(16)を形成する工程と、を含み、
    前記閉塞部材を形成する工程は、蒸着とスパッタおよびCVD法のいずれか1つによる気相プロセスによって行われることを特徴とする貫通電極を備えた基板の製造方法。
  2. 前記第1電極層を形成する工程は、
    前記貫通孔の内壁面を覆うように前記第1電極層の下地金属となるシード層(15)を形成する工程と、
    前記第1電極層を前記シード層の表面にメッキ処理によって形成する工程と、を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の貫通電極を備えた基板の製造方法。
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