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JP6204066B2 - ドアウエザーストリップ - Google Patents
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Description

本発明は、自動車のドアウエザーストリップに関し、特にその上部コーナー部のシールリップに付帯する幅広のひれ部を当該ひれ部に重合配置されるプレート状のクリップを用いてドアパネルに固定するようにしたドアウエザーストリップの構造に関する。
従来、この種のドアウエザーストリップの構造として特許文献1,2に記載されているものがある。これらの従来の技術では、ひれ部の上から重合配置されるフラットなクリップ本体の裏面にアンカー部を突出形成しておき、このアンカー部をひれ部の挿通穴に挿通させた上でドアパネル側の取付穴に嵌合保持させるようになっている。そして、上記アンカー部とは別に、クリップとひれ部との相対位置決め、またはひれ部からの脱落防止のために、クリップ本体に複数の爪部または鉤部を形成しておき、これらの爪部または鉤部をひれ部の一部に係止させるようになっている。
特開2004−276704号公報 特開2011−51404号公報
クリップにおけるクリップ本体にアンカー部とは別に複数の爪部を形成した特許文献1に記載の技術では、例えばドアウエザーストリップの生産工場からカーメーカーの車両組立ラインに向けてクリップ付きのドアウエザーストリップを出荷することを想定した場合、ドアウエザーストリップからのクリップの脱落防止効果が不十分で、輸送中あるいは車両組立ラインのラインサイドのハンガーに吊り下げ支持させる際にクリップが脱落してしまうおそれがある。
他方、クリップにおけるクリップ本体にアンカー部とは別に複数の鉤部を形成した特許文献2に記載の技術では、ウエザーストリップからのクリップの脱落防止効果はある程度期待できるものの、ひれ部の裏側に複数の鉤部が突出することになるため、ドアパネルと鉤部との干渉を回避するためにはドアパネルとひれ部との間に空間を確保する必要があり、ひれ部の見かけ上の厚肉化が余儀なくされることとなって好ましくない。
また、本発明の具体例として後述するように、ひれ部から下方にフラットなベルト状部が延長形成されることがあり、このようなベルト状部が付帯するクリップ付きのドアウエザーストリップを先に述べたような車両組立ラインのラインサイドのハンガーに吊り下げ支持させると、ベルト状部の自重による垂れ下がりのためにクリップの外れ方向の力が加わり、クリップがドアウエザーストリップから脱落してしまうことがあり、なおも改善の余地を残している。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、ドアウエザーストリップに対するクリップの保持性を高めて、クリップの脱落防止を図ったドアウエザーストリップの構造を提供するものである。
本発明は、自動車用ドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップにして、その上部コーナー部のシールリップに付帯する幅広のひれ部を当該ひれ部に重合配置されるプレート状のクリップを用いてドアパネルに固定するようにしたドアウエザーストリップの構造を前提としている。その上で、上記ひれ部にはその板厚方向に貫通するクリップ挿通穴を形成するとともに、上記クリップのベース部の裏面には上記クリップ挿通穴に挿通された上でドアパネル側のクリップ取付穴に嵌合保持されるアンカー部を突出形成してある。さらに、上記ひれ部には上記ベース部の下縁部の少なくとも一部に近接して肉盛りビード部を形成するとともに、上記ひれ部と肉盛りビード部との間に当該肉盛りビード部を潜り抜ける貫通穴を形成し、上記クリップのベース部のうち上記貫通穴に相当する位置には、当該貫通穴を挿通した上で上記肉盛りビード部に抜け止め係止される係止突起部を形成してある。
この場合において、請求項2に記載のように、上記ひれ部からその下方にシールリップから独立したフラットなベルト状部が延長形成されている場合には、上記ベルト状部の始端部に相当する位置に上記肉盛りビード部を形成してあるものとする。
また、クリップの保持性を一段と向上させる上では、請求項3に記載のように、上記クリップのベース部は変形矩形状のものであって、このベース部のうちシールリップに近接する一辺部は当該シールリップとひれ部との間に挟み込んであることが望ましい。
さらに望ましくは、請求項4に記載のように、上記肉盛りビード部と重合しているひれ部に形成した逃がし穴をもって貫通穴としてあるとともに、上記係止突起部を反肉盛りビード部側にオフセットさせ、上記係止突起部には肉盛りビード部に引っ掛かる段状部を形成してあるものとする。
同様に、請求項5に記載のように、上記係止突起部は、上記貫通穴を潜る首部と当該首部よりも断面積の大きな頭部とから形成されているものとする。
また、請求項6に記載のように、上記ウエザーストリップのうち、上記ひれ部を含む上記シールリップの屈曲部と、上記ベルト状部の始端部とは、型成形によって形成してあるものとする。
請求項1に記載の発明によれば、クリップにおけるベース部の下縁部に形成された係止突起部の上にこれを横切るように肉盛りビード部が延在していることになるので、クリップの保持性が向上し、クリップの脱落を防止できる。また、係止突起部がビード部に抜け止め係止された状態を目視確認することができるので、ひれ部に対するクリップの組み付け状態が安定化する。
請求項2に記載の発明によれば、ひれ部から下方にフラットなベルト状部が延長形成されている場合に、このようなベルト状部が付帯するクリップ付きのドアウエザーストリップを仮に車両組立ラインのラインサイドのハンガーに吊り下げ支持させたとしても、クリップがドアウエザーストリップから脱落してしまうことがない。
請求項3に記載の発明によれば、ひれ部に対するクリップの位置決め保持性が向上し、クリップの脱落防止効果が一段と向上する。
請求項4に記載の発明によれば、上記肉盛りビード部と重合しているひれ部に形成した逃がし穴をもって貫通穴としてあるため、肉盛りビード部の肉厚を大きく確保することができ、さらに係止突起部側の段状部が肉盛りビード部に引っ掛かることになるため、クリップの保持性がさらに向上し、クリップの脱落防止効果が顕著となる。
請求項5に記載の発明によれば、係止突起部の頭部による抜け止め効果が期待できるため、クリップの保持性がさらに向上し、クリップの脱落防止効果が一段と顕著となる。
自動車のリアドアの正面図である。 図1のQ部を裏側(室内側)からみた拡大図である。 図2のクリップを取り外した状態を示す図である。 図2のA−A線に沿った断面拡大図である。 本発明の第2実施形態を示す図であって、第1実施形態の図4に相当する図である。 図5のクリップ単独の正面図である。 本発明の第3実施形態を示す図であって、第1実施形態の図4に相当する図である。 図7のクリップ単独の正面図である。 本発明の第4実施形態を示す図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 図9のB−B線に沿った断面拡大図である。
図1〜4は本発明に係るウエザーストリップの具体的な第1の実施の形態を示す図であり、図1は自動車のリアドアの正面図を示し、図2は図1のQ部を裏側(室内側)から見た図を示している。また、図3は図2のクリップを取り外した状態を示し、図4は図2におけるA−A線に沿う拡大断面図をそれぞれ示している。
図1に示す自動車のリアドア1は、アーチ状のドアサッシュ2をドア本体3の上端に設けてなるいわゆるサッシュドアであって、その裏面外周にはドアウエザーストリップ4が装着されている(図2参照)。このドアウエザーストリップ4は、周知のように一連の円環状のものとして形成されるが、図中のQ部に示すドアサッシュ2コーナー部では、図2,3に示すように、図示外の車体パネル開口部と弾接して実質的にシール機能を発揮する後述のシール本体5(特許請求の範囲の記載におけるシールリップに相当する。)のほかに、このシール本体5と一体に形成された同じく後述のひれ部6を有している。そして、このひれ部6に重合配置される別体のクリップ7によりドアサッシュ2のドアパネル8(図4参照)に取り付けられるようになっている。なお、ドアウエザーストリップ4は、周知のように、均一断面形状に押出成形される長尺な押出成形部4Aと、ドアサッシュ2コーナー部(Q部)に応じて屈曲した型成形部4Bと、によって構成されているが、本明細書においては、特に説明がない限り型成形部4Bを指すものとする。
クリップ7は、例えば硬質の合成樹脂材料や金属材料等によって全体としてプレート状に形成され、図3,4に示すように、所定の厚みを有する変形矩形状のベース部9と、このベース部9の裏面(室外側の面)から突出形成されたアンカー部10と、ベース部9の下端から突出形成され、後述の貫通穴23を挿通した上で後述の肉盛りビード部22に抜け止め係止される係止突起部11と、から構成されている。
ベース部9のうちシール本体5に近接する一側辺部9Aは、シール本体5の屈曲部に合致するように形成され、シール本体5とひれ部6の接続端部間に形成される溝部12に差し込み保持されるようになっている。
アンカー部10は、角筒状を呈し、その先端部外面に鉤状をなす一対のストッパ13が形成されていて、ドアウエザーストリップ4をリアドア1に装着する際には、後述のクリップ挿通穴14を挿通した上でドアパネル8のクリップ取付穴15に係止することで、ドアウエザーストリップ4がリアドア1に固定されることとなる。一方、上記ドアウエザーストリップ4のドアパネル8への取付前、すなわち輸送中あるいは車両組立ラインにおいては、後述のクリップ挿通穴14のみを挿通した状態となって、当該クリップ挿通穴14に嵌合保持されることとなる。
係止突起部11は、上記クリップ7のドアウエザーストリップ4への取付状態において後述の貫通穴23に相当する位置に、後述のビード下辺部22Aの反対側にオフセットするかたちで設けられ、ベース部9やひれ部6よりも薄肉で幅狭に形成された板状の首部16と、この首部16の下端に形成され、当該首部16よりも厚肉かつ幅広に形成された半月状の頭部17と、によって構成されている。
首部16は、上記室外側へのオフセット構造により、その上端側がベース部9の下端部と重合するかたちで構成され、その下端側がベース部9の下辺縁部9Cと頭部17の基端部との間に、室外側へと窪んで後述のビード下辺部22Aと係合する凹状の段状部18を構成している。この際、上記首部16のオフセット構造に基づき、当該段状部18をより深く構成することが可能となっている。
頭部17は、基端側となる上端側が上記ベース部9の下辺縁部9Cと平行な平坦状に、先端側となる下端側が円弧状に形成されてなり、上記平坦状の上端面とベース部9の下辺縁部9Cとの間に矩形溝状の上記段状部18を構成し、ビード下辺部22Aを保持するようになっている。また、頭部17の上端部が首部16よりも幅広に形成されることによって、当該頭部17とベース部9の下辺縁部9Cとの間には、幅方向に窪む一対の係合凹部24が構成され、この係合凹部24との係合もって上記ビード下辺部22Aの係合をより強固なものとすることが可能となっている。
ドアウエザーストリップ4は、公知のEPDMに代表されるようなゴム材料、または、TPOに代表されるような合成樹脂材料によって軟質に形成され、図示外の車体パネルと弾接して実質的にシール機能を発揮する中空状のシール本体5のほか、このシール本体5に一体に形成され、クリップ7の着座面となるひれ部6と、このひれ部6の下方に延長形成され、幅広なサッシュリア縦辺部2A(図1参照)を室内側から隠蔽するフラットなベルト状部19と、を有している。また、かかるひれ部6とベルト状部19には、反シール本体5側に、ドアパネル8と弾接する舌片状のパネルシールリップ27が連続して設けられている。
シール本体5は、室内側に向けて膨出した中空シールリップ20と複数の小片リップ21とから構成され、その長手方向ほぼ中間部が図示外の車体パネルに沿うように屈曲形成されている。
ひれ部6は、ベース部9とほぼ相似形をなす板状に構成され、シール本体5よりも幅広で薄肉に形成されるとともに、そのほぼ中央位置に、アンカー部10が挿通するクリップ挿通穴14が貫通形成されている。さらに、このひれ部6には、クリップ7の他側辺縁部9Bと下辺縁部9Cを囲うようにして、L字状の肉盛りビード部22が形成されている。
また、上記肉盛りビード部22のビード下辺部22Aと重合する、ひれ部6におけるベルト状部19の始端部に相当する位置には、上記係止突起部11の当該ビード下辺部22Aの潜り抜けに供する貫通穴23が、ひれ部6とベルト状部19に跨って形成されている。なお、クリップ7の装着時には、当該貫通穴23が、上記ベース部9と重合する首部16との干渉を回避する逃がし穴としても機能することとなる。換言すれば、ひれ部6のうちビード下辺部22Aと重合する部位に形成された逃がし穴をもって貫通穴23としている。
ビード下辺部22Aは、上記貫通穴23との重合関係により、その重合範囲については当該貫通穴23に対して架橋するかたちで設けられる。かかる構成から、クリップ7の装着時には、特に図4に示すように、首部16を幅方向に横切るように延在することによって、段状部18に係合することとなる。
ベルト状部19は、シール本体5から独立したかたちで構成され、型成形部4Bと押出成形部4Aが結合した状態、すなわちドアウエストライン3A(図1参照)まで延設されたもので、特に図4に示すように、ひれ部6よりも若干薄肉に形成され、その室内側の面がひれ部6の室内側の面に対し首部16の肉厚相当分だけ低くなるように構成されている。これにより、ビード下辺部22Aに対して係止突起部11を容易に潜らせることが可能となっている。なお、ベルト状部19にはクリップ孔25が穿設されており、このクリップ孔25に挿通するベルトクリップ26を介して、当該ベルト状部19がドアパネル8に連結されることとなる。
以上のように構成されたドアウエザーストリップ4は、クリップ7が予め装着された状態で部品工場から車両組立工場へと輸送され、当該車両組立工場のラインサイドでは、図示外のハンガーに吊り下げたかたちで供給されることとなる。そのため、ドアウエザーストリップ4のうち薄肉のひれ部6及びベルト状部19には、揺れや自重による弾性変形が生じやすく、当該ドアウエザーストリップにつき単にクリップのアンカー部と爪部または鉤部を差し込んだだけの従来技術では、上記輸送中あるいは車両組立ラインサイドにおいて、クリップがドアウエザーストリップから脱落してしまう虞がある。
しかしながら、本発明に係るドアウエザーストリップ4では、クリップ7に係止突起部11が設けられ、この係止突起部11の首部16上を横切るようにビード下辺部22Aが延在していることで、このビード下辺部22Aの緊縛力をもってクリップ7の抜け方向の移動が規制されるため、ドアウエザーストリップ4においてクリップ7を強固に保持させることができる。
したがって、本発明に係るドアウエザーストリップ4によれば、ドアウエザーストリップ4に対するクリップ7の保持性を高めて、クリップ7の脱落防止を図ることができる。
また、ビード下辺部22Aを潜り抜けるように貫通穴23を形成したことによって、この貫通穴23を挿通する係止突起部11がひれ部6の裏側へと突出することもないため、従来技術のように、ドアパネルと鉤部の干渉を回避するためにドアパネルとひれ部の間に空間を確保する必要もなく、ひれ部6の見かけ上の厚肉化を伴うこともない。
しかも、係止突起部11が貫通穴23を挿通することで、係止突起部11がビード下辺部22Aに係止した状態を目視確認できるため、クリップ7の組付作業中における当該係止突起部11の止め忘れが未然に防止される結果、ドアウエザーストリップ4に対するクリップ7の保持状態がより良好なものとなる。
また、貫通穴23は、ベルト状部19の始端部に形成されていることから、上記係止突起部11に対するビード下辺部22Aの係止構造に基づいて、上記ベルト状部19の弾性変形がひれ部6へと波及する不都合、すなわち当該ひれ部6のクリップ7に対する剥離方向の変形も規制されることになるため、かかる観点からも、ドアウエザーストリップ4におけるクリップ7の保持性の向上が図れ、上記ベルト状部19の弾性変形に基づくクリップ7の脱落をより効果的に防止することができる。
さらに、ベース部9のうちシール本体5に近接する一側辺部9Aについても、溝部12内に差し込み保持されるようになっていることから、クリップ7は、アンカー部10のクリップ挿通穴14における嵌合保持と、係止突起部11のビード下辺部22Aによる緊縛保持と、当該一側辺部9Aの溝部12への嵌挿保持と、の3つの保持作用に基づいてドアウエザーストリップ4に保持されることとなる。この結果、ドアウエザーストリップ4におけるクリップ7の保持状態をより一段と良好なものとすることができる。
また、係止突起部11は、貫通穴23を潜る首部16と当該首部16よりも断面積の大きな頭部17とによって構成されているため、例えば上記係合凹部24など幅広の頭部17による抜け止め効果が期待できる。
さらに、ビード下辺部22Aと重合しているひれ部6に形成した逃がし穴をもって貫通穴23としてあるため、貫通穴23に臨むビード下辺部22Aの厚みをより大きく確保することができ、この厚み分だけさらに深くビード下辺部22Aを段状部18に係合させることが可能となる。これにより、クリップ7の保持性がさらに向上し、クリップ7の脱落防止効果がより顕著となる。
図5,6は、本発明の第2実施形態を示し、上記第1実施形態を基本構成として係止突起部31のみを変更したものである。よって、以下では第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、図3,4と共通する部分にはそれぞれ同一符号を付すことで、詳細な説明は省略する。
この第2実施形態では、係止突起部31の頭部32を、上記第1実施形態に係る頭部17と比較して上下方向に短く(面積を小さく)、段状部18の上下方向長さと同等程度にするとともに、全体として矩形状に形成したものである。
したがって、この第2実施形態によれば、上記第1実施形態のものと同様の効果が得られるのは勿論のこと、頭部32が第1実施形態のものと比べて上下方向に短縮されていることから、クリップ7のドアウエザーストリップ4への装着時に頭部32が目立たなくなり、外観品質の向上を図ることができる。
図7,8は、本発明の第3実施形態を示し、上記第1実施形態を基本構成として係止突起部41と貫通穴42のみを変更したものである。よって、以下では第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、図3,4と共通する部分にはそれぞれ同一符号を付すことで、詳細な説明は省略する。
この第3実施形態では、係止突起部41の首部43をベース部9の下辺縁部9Cに直接的に設けることで、クリップ7の裏面がフラットになるように形成されている。一方で、ひれ部6やベルト状部19に及ぶことなくビード下辺部22Aそのものに形成した縦穴をもって、貫通穴42としている。また、頭部44上端の幅方向寸法についても、首部43と同じに設定され、上記第1実施形態における係合凹部24を廃したものとなっている。
したがって、この第3実施形態によれば、上記第1実施形態のものと同様の効果が得られるのは勿論のこと、貫通穴42をひれ部6やベルト状部19に及ぶことなく、ビード下辺部22Aそのものに形成することで、型成形部4Bの金型構造を単純化でき、コスト低減が図れる。また、第1実施形態の係合凹部24を廃止することにより、係止突起部11の頭部44を貫通穴42へとよりスムーズに挿通することが可能となって、クリップ7の組付作業性の向上も図れることとなる。
図9,10は、本発明の第4実施形態を示し、上記第1実施形態からベルト状部19を削除してなるもので、かかる構成によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏せられる。
なお、上述したように、本発明の技術的課題であるクリップ7の脱落は上記ベルト状部19を有することで誘発される可能性が高いものの、クリップ7の被着体たるドアウエザーストリップ4が弾性を有している以上、本実施形態のようにベルト状部19を有しない構成であっても、上記クリップ7の脱落を生ずる虞があり、上述したビード下辺部22Aによるクリップ7の移動規制等に基づいて上記第1実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
以上、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で自由な構成変更が可能である。
特に、前記各実施形態では、本発明をリアドアのコーナー部におけるドアウエザーストリップに適用したものを例に説明したが、これに限定されず、フロントドアのコーナー部におけるドアウエザーストリップにも適用できる。
また、前記各実施形態では、ビード下辺部22Aをベース部9の下縁部全体に近接形成したものを例に説明したが、これに限定されず、当該ビード下辺部22Aについては、ベース部9の下縁部の少なくとも一部、すなわちベース部9の下縁部の貫通穴23が形成される範囲にのみ近接形成されていればよい。
1…リアドア(自動車用ドア)
4…ドアウエザーストリップ
4B…型成形部
5…シール本体(シールリップ)
6…ひれ部
7…クリップ
8…ドアパネル
9…ベース部
9A…一側辺部(一辺部)
10…アンカー部
11…係止突起部
14…クリップ挿通穴
15…クリップ取付穴
16…首部
17…頭部
18…段状部
19…ベルト状部
22…肉盛りビード部
23…貫通穴
31…係止突起部
32…頭部
41…係止突起部
42…貫通穴
43…首部
44…頭部
45…段状部

Claims (6)

  1. 自動車用ドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップにして、その上部コーナー部のシールリップに付帯する幅広のひれ部を当該ひれ部に重合配置されるプレート状のクリップを用いてドアパネルに固定するようにしたドアウエザーストリップの構造であって、
    上記ひれ部にはその板厚方向に貫通するクリップ挿通穴を形成するとともに、
    上記クリップのベース部の裏面には上記クリップ挿通穴に挿通された上でドアパネル側のクリップ取付穴に嵌合保持されるアンカー部を突出形成し、
    上記ひれ部には上記ベース部の下縁部の少なくとも一部に近接して肉盛りビード部を形成するとともに、上記ひれ部と肉盛りビード部との間に当該肉盛りビード部を潜り抜ける貫通穴を形成し、
    上記クリップのベース部のうち上記貫通穴に相当する位置には、当該貫通穴を挿通した上で上記肉盛りビード部に抜け止め係止される係止突起部を形成してあることを特徴とするドアウエザーストリップ。
  2. 上記ひれ部からその下方にシールリップから独立したフラットなベルト状部が延長形成されていて、
    上記ベルト状部の始端部に相当する位置に上記肉盛りビード部を形成してあることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザーストリップ。
  3. 上記クリップのベース部は変形矩形状のものであって、このベース部のうちシールリップに近接する一辺部は当該シールリップとひれ部との間に挟み込んであることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアウエザーストリップ。
  4. 上記肉盛りビード部と重合しているひれ部に形成した逃がし穴をもって貫通穴としてあるとともに、上記係止突起部を反肉盛りビード部側にオフセットさせ、上記係止突起部には肉盛りビード部に引っ掛かる段状部を形成してあることを特徴とする請求項3に記載のドアウエザーストリップ。
  5. 上記係止突起部は、上記貫通穴を潜る首部と当該首部よりも断面積の大きな頭部とから形成されていることを特徴とする請求項4に記載のドアウエザーストリップ。
  6. 上記ウエザーストリップのうち、上記ひれ部を含む上記シールリップの屈曲部と、上記ベルト状部の始端部とは、型成形によって形成してあることを特徴とする請求項に記載のドアウエザーストリップ。
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