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JP6205739B2 - 綴じ装置、及び、画像形成装置 - Google Patents
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JP6205739B2 - 綴じ装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、用紙束に対して綴じ処理をおこなう綴じ装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に設置された綴じ装置において、綴じ代となる部分にトナーが定着された状態の複数の用紙からなる用紙束に対して、その綴じ代を加圧・加熱することでトナーを接着剤として用いて綴じ処理をおこなうものが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
そして、特許文献1には、このようにトナーを用いて綴じ処理をおこなう綴じ装置において、トナーによって接着される用紙同士に接着力の斑を生じさせないことを目的として、綴じ代を加圧する時間や加熱する時間及び温度を用紙束の厚さに応じて調整する技術が開示されている。
一方、特許文献2等には、複数の用紙からなる用紙束に対して、歯型状の凹凸部材を綴じ代となる部分に押し当てて、綴じ代に厚さ方向の凹凸を形成して用紙同士を噛み合わせることで、金属針を用いることなく綴じ処理をおこなう綴じ装置が開示されている。
トナーを用いて綴じ処理をおこなう従来の綴じ装置は、綴じ処理をおこなう用紙束の用紙同士をムラなく確実かつ効率的にトナーで接着することが難しかった。
例えば、特許文献1等の綴じ装置は、用紙束の厚さに応じて、綴じ代を加圧する時間や加熱する時間及び温度を調整するものであって、その検知手段や制御手段が複雑化してしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、トナーを用いて綴じ処理をおこなう場合であっても、用紙束の用紙同士をムラなく確実かつ効率的にトナーで接着して綴じ処理をおこなうことができる、綴じ装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる綴じ装置は、 用紙束に対して綴じ処理をおこなう綴じ装置であって、綴じ代部となる領域の一部又は全部にトナーが定着された状態の複数の用紙が用紙束として積載される積載部と、前記積載部に積載された用紙束の前記綴じ代部を挟み込んで圧力を加える加圧手段と、前記加圧手段によって加圧された状態の前記綴じ代部のトナーを加熱する加熱手段と、を備え、前記加圧手段は、前記綴じ代部に対向する対向面に複数の凹凸が形成された受部と、前記受部の複数の凹凸に噛み合うようにその対向面に複数の凹凸が形成されるとともに前記受部に対して接離する方向に相対的に移動可能に形成された加圧部と、を具備し、前記加熱手段は、前記受部と前記加圧部とをそれぞれ加熱するように形成されたものである。
本発明は、トナーを用いて綴じ処理をおこなう場合であっても、加圧手段によって綴じ代部に複数の凹凸を形成した状態で綴じ代部を加圧して、その状態で加熱手段によって綴じ代部のトナーを加熱しているため、用紙束の用紙同士がムラなく確実かつ効率的にトナーで接着されて綴じ処理がおこなわれる、綴じ装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 綴じ装置の要部を示す構成図である。 綴じ装置にて用紙束が加圧・加熱された状態を示す概略図である。 綴じ装置でおこなわれる制御を示すタイミングチャートである。 変形例1としての、綴じ装置の要部を示す構成図である。 変形例2としての、綴じ装置の要部を示す構成図である。 変形例3としての、綴じ装置の要部を示す構成図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機の装置本体(画像形成装置本体)、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を用紙P(用紙)に転写する転写部(画像形成部)、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の用紙Pが収納された給紙部、17、18は転写部7に向けて用紙Pを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20は用紙P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、25は定着工程後の用紙Pを冷却する冷却装置、を示す。
また、50は画像形成装置本体1から入口部51を介して搬送された用紙Pを束ねた用紙束PTに綴じ処理を施す後処理装置としての綴じ装置、58は用紙P又は用紙束PTが排出され積載される排紙部(スタッカー部)、を示す。綴じ装置50は、画像形成装置本体1に対して着脱可能に設置されている。
図1を参照して、画像形成装置本体1における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、作像部4において、感光体ドラム5は図中の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、画像形成部としての転写部7で、レジストローラ17、18により搬送された用紙P上に転写される。
一方、転写部7(画像形成部)に搬送される用紙Pは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部12、13、14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部12が選択されたものとする。)。
そして、給紙部12に収納された用紙Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
その後、用紙Pは、複数の搬送ローラが配設された搬送経路Kを通過して、レジストローラ17、18の位置に達する。そして、レジストローラ17、18の位置に達した用紙Pは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7(画像形成部)に向けて搬送される。
そして、転写工程後の用紙Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した用紙Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着された用紙Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(ニップ部である。)から送出された後に、冷却装置25によって冷却されて定着性が高められて、その後に画像形成装置本体1から排出される。
さらに、画像形成装置本体1から排出された用紙Pは、入口部51から綴じ装置50内に搬送(送入)される。
そして、装置本体1の操作パネル(不図示である。)にユーザーによって予め「通常処理モード」が入力されている場合には、切替爪52による搬送経路の切り替えによって、用紙Pは直線搬送経路55を経由して排紙部58にそのまま排紙される。
これに対して、装置本体1の操作パネルにユーザーによって予め「綴じ処理モード」が入力されている場合には、切替爪52による搬送経路の切り替えによって、用紙Pは処理用搬送経路53を経由して積載部61(処理部)に向けて搬送される。そして、積載部61で複数枚の用紙Pが重ねてストックされて所望の用紙束PTが形成されると、不図示のジョガーフェンスの移動によって用紙束PTの幅方向及び搬送方向の整合処理がおこなわれて、その後に綴じ処理部60によって用紙束PTに綴じ処理が施される。その後、綴じ処理が施された後の用紙束PTは、搬送ローラ56や搬送ベルト54によって搬送された後に、排紙部58に排紙される。
ここで、本実施の形態における綴じ装置50(綴じ処理部60)は、金属針を用いることなく、トナーによる接着力を用いて用紙束PTに綴じ処理を施すように形成されている。
詳しくは、図2を参照して、綴じ装置50の綴じ処理部60には、綴じ代部となる領域(図2中、破線で囲んだ部分である。)にトナーが定着された状態の複数の用紙Pが用紙束PTとして積載される積載部61(積載トレイ)が設けられている。先に説明したように、画像形成装置本体1における作像部4での作像工程や定着装置20での定着工程を経て画像が形成された用紙Pは、綴じ装置50に搬送されると、1枚ずつ、突当部61aに先端部(綴じ代部となる側である。)が突き当たった状態で、積載部61に積載されることになる。ここで、積載部61に積載される用紙Pの先端部(綴じ代部となる部分である。)には、通常のトナー画像とは別に、用紙P同士を接着するためのトナー(接着用のトナーTである。)が定着されている。この接着用のトナーTは、通常のトナー画像と同様に、画像形成装置本体1における作像部4での作像工程や定着装置20での定着工程を経て形成されたものである。本実施の形態では、用紙束PTとして形成される複数の用紙Pのうち、積載部61に最初に積載される用紙Pを除く、2枚目以降の用紙Pの表面の先端部に、幅方向(図2の紙面垂直方向である。)に延在する帯状のトナー画像(例えば、ベタ画像である。)が形成されていて、このトナー画像が用紙Pと用紙Pとを接着する(綴じる)ための接着剤として作用することになる。
また、綴じ処理部60には、積載部61に積載された用紙束PTの綴じ代部(図2において破線で囲んだ部分である。)を挟み込んで圧力を加える加圧手段62、63、65〜69と、加圧手段62、63、65〜69によって加圧された状態の用紙束PTの綴じ代部のトナーを加熱する加熱手段72、73(熱源)と、が設けられている。
そして、用紙束PTにおける綴じ代部のトナーTは、加熱手段72、73による加熱によって溶融された状態で、加圧手段による加圧62、63、65〜69と、その後の自然冷却と、によって、用紙Pと用紙Pとを接着する(綴じる)ことになる。
詳しくは、加圧手段は、受部62、加圧部63、可動板65、弾性部材66、案内レール67、偏心カム68、引張スプリング69、等で構成されている。
受部62(固定部)は、積載部61に積載された用紙束PTの綴じ代部に対向するように、積載部61の底部の側に固定されている。
加圧部63(可動部)は、積載部61に積載された用紙束PTの綴じ代部を介して受部62に対向するように、積載部61の天井部の側において受部62に対して接離する方向に相対的に移動可能に形成されている。加圧部63は、耐熱性を有する弾性部材66を介して、可動板65上に固定されている。可動板65は、案内レール67に案内されて受部62に対して近づく方向(図2の矢印方向であって、加圧方向である。)と遠ざかる方向(非加圧方向である。)との間をスライド移動できるように構成されている。可動板65には、可動板65を受部62(用紙束PT)から離れる方向に付勢する引張スプリング69が接続されていて、偏心カム68が係合しないときに引張スプリング69の付勢力によって受部62(用紙束PT)から充分に離れたストッパ部(不図示であって、案内レール67に形成されている。)の位置に係止される。これに対して、不図示の駆動モータによって偏心カム68が回転軸部を中心にして回転駆動されると、可動板65は、引張スプリング69の付勢力に抗するように偏心カム68に押動されて、受部62に近づく方向に移動して用紙束PTの綴じ代部を受部62との間に挟みこんで加圧することになる。
なお、加圧部63や受部62は、用紙束PTの綴じ代部を挟み込んで加圧するものであるため、金属材料等の剛性材料で形成することが好ましい。また、弾性部材66は、加圧部63と受部62とによって用紙束PTの綴じ代部を挟み込んだときの加圧力を調整するためのものであって、ゴム材料等の弾性材料で形成されている。
加熱手段は、受部62と加圧部63とをそれぞれ加熱するように形成されている。詳しくは、加熱手段は、受部62の内部に設置されたセラミックヒータ72と、加圧部63の内部に設置されたセラミックヒータ73と、であって、それぞれのヒータ72、73に不図示の電源部から電力が供給されて、受部62と加圧部63とが加熱されることになる。そして、用紙束PTの綴じ代部が受部62と加圧部63とによって挟み込まれて加圧された状態で、綴じ代部が受部62と加圧部63とによって加熱されて、トナーが加熱・溶融されて綴じ処理がおこなわれることになる。
なお、受部62や加圧部63は、熱源としてのセラミックヒータ72、73の熱が伝導されて加熱されるものであるため、金属材料等の高熱伝導性材料で形成することが好ましい。また、本実施の形態では、加熱手段(熱源)としてセラミックヒータを用いたが、加熱手段として抵抗発熱体、ハロゲンヒータ、電磁誘導コイル、等の熱源を用いることもできる。また、セラミックヒータ72、73は、受部62や加圧部63がトナーTの融点以上の温度に達するように加熱制御される。
以下、本実施の形態における綴じ装置50(綴じ処理部60)の、特徴的な構成・動作について詳述する。
本実施の形態において、綴じ装置50における加圧手段62、63、65〜69は、載置部61に積載された用紙束PTの綴じ代部に対して加圧方向に複数の凹凸を形成した状態で綴じ代部を加圧するように形成されている。
具体的に、図3(A)を参照して、受部62は、用紙Pの綴じ代部に対向する対向面73aに複数の凹凸が形成されている。また、加圧部63は、受部62の対向面62aに形成された複数の凹凸に噛み合うように、その対向面63aに複数の凹凸が形成されている。
本実施の形態において、受部62の対向面62aや加圧部63の対向面63aに形成した凹凸部は、用紙Pの搬送方向(幅方向に直交する方向である。)に対応する方向に、略波状に規則的に形成されたものであって、凹凸の間隔が1〜2mm程度に、凹凸の高さ(深さ)が0.4〜1mm程度に設定されている。
このような構成により、用紙束PTを構成するそれぞれの用紙Pの表面に微細な凹凸があっても、受部62と加圧部63とによって圧接された用紙束PTの綴じ代部は、図3(A)に示すように受部62と加圧部63との凹凸部の形状にならうように変形して密着する。このような状態は巨視的にみても、図3(A´)に示すように、用紙Pの表面に形成された微細な凹凸(紙の繊維間に形成された凹凸)にトナーTが入り込んで、用紙Pと用紙Pとの間に空隙がほとんど形成されることなくトナーTが介在されるため、トナーTに対する加熱効率が向上するとともに、用紙Pと用紙Pとの接着力(綴じ力)が強固なものになる。さらに、受部62と加圧部63とに形成した凹凸部を形成することで、綴じ代部に対して加熱する面積を広げることができるため、綴じ代部のトナーに対する加熱効率がさらに向上することになる。
すなわち、図3(B)に示すように、受部162(ヒータ172が内設されている。)と加圧部163(ヒータ173が内設されている。)とに凹凸部を設けずに、それらの対向面を平坦に形成した場合には、巨視的にみると、図3(B´)に示すように、用紙Pの表面に形成された微細な凹凸にトナーTが入り込まずに、用紙Pと用紙Pとの間に空隙が形成されてしまい、トナーTに対する加熱効率が低下するとともに、用紙Pと用紙Pとの接着力(綴じ力)が弱くなってしまう。
なお、上述したような本発明の効果は、用紙束PTを構成する用紙Pとして、再生紙のように表面の凹凸(目)が粗く不規則なものが用いられたときに、特に顕著に発揮されることになる。
なお、本実施の形態では、受部62や加圧部63に形成した凹凸部を、用紙Pの搬送方向に対応する方向に略波状に規則的に形成されたものとした。しかし、受部62や加圧部63の凹凸部は、本実施の形態のものに限定されることなく、例えば、用紙Pの幅方向に対応する方向に形成することもできるし、用紙Pの幅方向及び搬送方向に対応する方向に略格子状に形成することもできる。また、凹凸部の形状として、例えば、凸部の先端が尖ったように略針状に形成することもできる。
ここで、本実施の形態では、図4に示すように、加圧手段62、63、65〜69(加圧機構)が綴じ代部の加圧を開始するタイミングよりも時間t1だけ遅いタイミングで、加熱手段72、73による綴じ代部のトナーの加熱を開始している。これにより、加熱手段72、73に無駄な電力が供給することなく、綴じ代部を効率的に加熱することができる。なお、加圧手段62、63、65〜69(加圧機構)が綴じ代部の加圧を開始するタイミングと同時に、加熱手段72、73による綴じ代部のトナーの加熱を開始しても、同じような効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態では、加圧手段62、63、65〜69(加圧機構)が綴じ代部の加圧を終了するタイミングよりも時間t2だけ早いタイミングで、加熱手段72、73による綴じ代部のトナーの加熱を終了している。これにより、加熱手段72、73の加熱を終了して綴じ代部のトナーTが自然冷却されながら加圧手段62、63、65〜69によって加圧される時間を確保することができて、綴じ代部を強固に接着することができる。
ここで、図5は、本実施の形態における綴じ装置50に対する、変形例1としての綴じ装置50の要部を示す構成図である。
図5に示すものは、加熱手段として、受部62の凸部の先端部に対応する位置と、加圧部63の凸部の先端部に対応する位置と、にそれぞれ埋設された熱源72、73を用いている。詳しくは、熱源は、受部62の凸部の先端部に埋設された電熱線72(ヒータ線)と、加圧部63の凸部の先端部に埋設された電熱線72(ヒータ線)と、であって、それらはニッケルクロム、鉄クロムなどの合金材料で形成されている。このような構成により、受部62と加圧部63とが噛み合って綴じ代部の密着性が高められる部分が熱源72、73によって集中的に加熱されることになり、綴じ代部におけるトナーTに対する加熱効率がさらに向上する。
また、図5のものは、積載部61に積載される用紙Pが、綴じ代部となる領域において、受部62の凸部の先端部に対応する位置と、加圧部63の凸部の先端部に対応する位置と、にそれぞれトナーTが定着されたものになっている。すなわち、上述した作像部4における作像工程において、用紙Pの綴じ代部となる領域のほぼ全部に一様にベタ画像を形成するのではなくて、用紙Pの綴じ代部となる領域の一部に、電熱線72、73を設置した位置に対応するように、断続的にベタ画像を形成している。これにより、作像工程において綴じ代部を形成するために消費されるトナー量を減量して、効率的に綴じ処理をおこなうことができる。
また、図6は、本実施の形態における綴じ装置50に対する、変形例2としての綴じ装置50の要部を示す構成図である。
図6(A)に示すものは、受部62の凹凸部を、保持部62d上に形成したセラミック層62cの表面に、粒径が50μm程度の硬質で高熱伝導性材料(セラミック等である。)からなる複数の粒子部材62bを、互いに粒径以上の間隔をあけて固定(接着)することで形成している。このように構成したものは、加圧部63の対向面が精度良く凹凸が形成されておらず平面に近い形状であっても、加圧部63との間で用紙束PTの綴じ代部を、双方の対向面に密着させることができるため、本実施の形態における効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
図6(B)に示すものは、受部62の凹凸部を、保持部62d上に形成した耐熱弾性層62eの表面に、複数の粒子部材62bを固定することで形成している。このように構成したものは、上述した効果に加えて、加圧部63との間で用紙束PTを加圧するときの加圧力が高くなりすぎるのを防止することができる。
図6(C)に示すものは、受部62の凹凸部を、保持部62d上に形成した耐熱弾性層62eの表面に、耐熱性を有する高硬度材料からなる中間層62f(フィルム状のものでもよい。)を介して、複数の粒子部材62bを固定することで形成している。このように構成したものは、上述した効果に加えて、加圧部63との間で用紙束PTを加圧するときに複数の粒子部材62bが耐熱弾性層62eに埋没してしまうのを防止することができる。
また、これらのように構成された綴じ装置50において、受部62に設けたセラミックヒータ72の加熱量と、加圧部63に設けたセラミックヒータ73の加熱量と、のバランスを変えることもできる。例えば、綴じ代部において受部62に対向する側が加圧部63に対向する側に比べて受熱量が高くなってしまうような場合には、受部62に設けたセラミックヒータ72の加熱量を、加圧部63に設けたセラミックヒータ73の加熱量よりも低く設定することで、綴じ代部の全体における加熱分布を均一化することができる。
また、図7は、本実施の形態における綴じ装置50に対する、変形例3としての綴じ装置50の要部を示す構成図である。
図7に示すものは、可動板65に対して、加圧部63とセラミックヒータ73(熱源)とをそれぞれ別々に着脱(交換)できるように構成されている。詳しくは、加圧部63は、その側方に形成された溝部63cに板状部材81を嵌合させて、その板状部材81が可動板65上にネジ85によって固定締結されることで、可動板65に対して着脱可能に設置されている。同様に、セラミックヒータ73は、その側方に形成された溝部73cに板状部材82を嵌合させて、その板状部材82が可動板65上にネジ85によって固定締結されることで、可動板65に対して着脱可能に設置されている。このような構成により、異なる周期でメンテナンス時期を迎えることが予想される加圧部63とセラミックヒータ73とを、それぞれ個別にメンテナンスすることができる。また、例えば、セラミックヒータ73を用いることなく、綴じ代部に対向する対向面が略櫛歯状に形成された別形態の加圧部(アタッチメント)を設置したいような場合であっても、そのような加圧手段の構成に簡単に変更することができる。なお、そのような場合に、綴じ代部にトナー像を形成することなく綴じ処理をおこなうモードを、ユーザーが操作パネルの操作によって選択できるように構成することもできる。
また、図7においては、加圧部63側の構成のみ図示したが、受部62側も同様に、受部62やセラミックヒータ72を着脱可能に構成することができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、トナーTを用いて綴じ処理をおこなう場合であっても、加圧手段62、63、65〜69によって綴じ代部に複数の凹凸を形成した状態で綴じ代部を加圧して、その状態で加熱手段72、73によって綴じ代部のトナーTを加熱しているため、用紙束PTの用紙P同士をムラなく確実かつ効率的にトナーTで接着して綴じ処理をおこなうことができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に設置される綴じ装置50に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置される綴じ装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に設置される綴じ装置50に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置である。)に設置される綴じ装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
さらには、画像形成装置1に接続された綴じ装置50ではなく、単独の装置としての綴じ装置(たとえば、搬送口に給紙カセットがセットされていて、綴じ装置自体に処理モード等を入力する操作パネルが設置されているものである。)に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
50 綴じ装置、
60 綴じ処理部、
61 載置部(載置トレイ)、
61a 突当部、
62 受部(加圧手段)、
63 加圧部(加圧手段)、
72、73 熱源(加熱手段)、
PT 用紙束、 P 用紙、 T トナー。
特開2004−209859号公報 特開2010−208854号公報

Claims (6)

  1. 用紙束に対して綴じ処理をおこなう綴じ装置であって、
    綴じ代部となる領域の一部又は全部にトナーが定着された状態の複数の用紙が用紙束として積載される積載部と、
    前記積載部に積載された用紙束の前記綴じ代部を挟み込んで圧力を加える加圧手段と、
    前記加圧手段によって加圧された状態の前記綴じ代部のトナーを加熱する加熱手段と、
    を備え、
    前記加圧手段は、前記綴じ代部に対向する対向面に複数の凹凸が形成された受部と、前記受部の複数の凹凸に噛み合うようにその対向面に複数の凹凸が形成されるとともに前記受部に対して接離する方向に相対的に移動可能に形成された加圧部と、を具備し、
    前記加熱手段は、前記受部と前記加圧部とをそれぞれ加熱するように形成されたことを特徴とする綴じ装置。
  2. 前記加熱手段は、前記受部の凸部の先端部に対応する位置と、前記加圧部の凸部の先端部に対応する位置と、にそれぞれ埋設された熱源であることを特徴とする請求項1に記載の綴じ装置。
  3. 前記積載部に積載される用紙は、前記綴じ代部となる領域において、前記受部の凸部の先端部に対応する位置と、前記加圧部の凸部の先端部に対応する位置と、にそれぞれトナーが定着されたものであることを特徴とする請求項2に記載の綴じ装置。
  4. 前記加圧手段が前記綴じ代部の加圧を開始するタイミングと同時に、又は、当該タイミングよりも遅いタイミングで、前記加熱手段による前記綴じ代部のトナーの加熱を開始することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の綴じ装置。
  5. 前記加圧手段が前記綴じ代部の加圧を終了するタイミングよりも早いタイミングで、前記加熱手段による前記綴じ代部のトナーの加熱を終了することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の綴じ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の綴じ装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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