JP6207760B2 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents
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Description
本発明は、複数のアンテナを備えた無線通信装置および無線通信方法に関する。
無線通信において、大容量通信を実現するための1つの方法に、信号帯域幅の広帯域化がある。数GHz以下の周波数帯では、多数のシステムに周波数が既に割り当てられ、数100MHz以上の広い信号帯域を確保することが困難である。また、1つの無線基地局がカバーする通信エリアが数100m以上となるセルラー通信では、数GHz以下の周波数帯を利用せざるを得ない。
一方、数10GHzの高い周波数帯では、未割り当ての周波数、すなわち、空き領域も多く、数100MHz以上の広い信号帯域幅を確保できる可能性が高い。しかし、数10GHzの高い周波数帯では、伝搬距離減衰量が大きいため、通信エリアを広く確保できないデメリットがある。ここで、高い周波数帯では、1波長の長さが短くなることを利用して、一定の面積当たりに実装可能なアンテナ素子数を大幅に増加でき、高利得なビーム形成を可能とし、伝搬距離減衰を補償することが考えられている。
大容量伝送を実現するため、広帯域化に加えて、多数のアンテナ素子で複数ビームを形成することで、送信信号を空間多重する超多素子MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)またはMassive MIMOと呼ばれる技術がある。超多素子MIMOの通信装置は、一般的に、アンテナ素子毎に一連の送信回路および受信回路を有し、アンテナ素子数に対応可能なディジタル信号処理部を有している。例えば、超多素子MIMOにおいてアンテナ素子が256素子ある場合、通信装置では、256個の送信回路および受信回路、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用い、256素子に対応可能なディジタル信号処理部が必要であり、コスト面、実現性に課題がある。
上記課題に対し、ビーム形成をディジタル信号処理部ではなく、可変アンプおよび可変位相器からなるアナログ回路で実現する方法がある。すなわち、アナログビームを形成する方法である。これにより、必要とされる送信回路および受信回路の数は、アンテナ素子数と同数ではなく形成するビーム数と同数となる。また、ディジタル信号処理部についても形成するビーム数と同数に対応できればよい。一例として、1つのアナログビームを16アンテナ素子で形成する場合、送信回路および受信回路の数を1/16にできる。このように回路規模の増加を抑える技術が、下記特許文献1において開示されている。
また、近年の無線通信では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)またはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)と呼ばれる技術が広く利用されている。OFDMまたはOFDMAは、サブキャリアと呼ばれる直交する複数の周波数毎にOFDMシンボルを割り当てる。
ここで、基地局である無線通信装置と、配下にある複数端末からネットワークが構成されるセルラー通信を想定する。無線通信装置と各端末間の伝送路が異なる周波数選択性を持つ場合、伝送路利得が高いサブキャリアのみを利用し、1つのOFDMシンボルを複数端末で共有することで、ユーザ間で周波数ダイバーシチ効果を得るユーザダイバーシチがある。ユーザダイバーシチは、OFDMAにおける最も重要な機能の1つである。複数端末がある場合、ビーム形成は端末毎の個別制御である。ある端末向けのビームを他端末が受信しても、受信電力が低くなることが多く、CNR(Carrier to Noise Ratio)も小さい。
しかしながら、上記従来の技術によれば、無線通信装置が複数端末へ信号を送信する場合、端末が移動すると通信エリア内での端末の分布が変化し、各端末との間の伝送路状況も変化する。そのため、各端末との間の伝送路状況によっては、伝送効率の良い各端末へのOFDMシンボルの割り当て方式、すなわち多重方式が異なるおそれがある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、端末との間の伝送路状況に基づいて送信シンボルの割り当て方式を選択可能な無線通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のアンテナを含むアナログビーム形成回路を複数備えた無線通信装置であって、通信対象の端末と各アナログビーム形成回路との間のチャネルである伝送路の状況を示す伝送路係数を推定するチャネル推定手段と、前記伝送路係数に基づいて、空間多重による送信シンボルのマッピング情報およびマッピング後の信号への重み付け演算に用いる送信ウェイト情報を生成し、また、周波数多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、いずれかの多重方式によるマッピング情報および送信ウェイト情報を選択して出力するリソーススケジューラ手段と、前記リソーススケジューラ手段からのマッピング情報に基づいて、送信シンボルを周波数軸上にマッピングするマッピング手段と、前記リソーススケジューラ手段からの送信ウェイト情報に基づいて、前記マッピング手段でマッピングされた信号について重み付け演算を行うプレコーダ手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる無線通信装置は、端末との間の伝送路状況に基づいて送信シンボルの割り当て方式を選択できる、という効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態にかかる無線通信装置および無線通信方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
近年の高速無線アクセスシステムでは、幅広い信号周波数帯域を確保可能なSHF(Super High Frequency)による数GHzから数10GHzのキャリア周波数の利用が検討されている。従来の無線アクセスシステムのキャリア周波数は数100MHzから数GHzであるため、無線通信装置が備える送受信アンテナ数は、設置面積の観点から数本から数10本程度までであった。しかし、キャリア周波数がSHF帯となると1波長当りの長さが短くなり、無線局に設置可能なアンテナ数は、2次元配置することで数100本から数1000本となり、Massive MIMOの構成が可能となる。
近年の高速無線アクセスシステムでは、幅広い信号周波数帯域を確保可能なSHF(Super High Frequency)による数GHzから数10GHzのキャリア周波数の利用が検討されている。従来の無線アクセスシステムのキャリア周波数は数100MHzから数GHzであるため、無線通信装置が備える送受信アンテナ数は、設置面積の観点から数本から数10本程度までであった。しかし、キャリア周波数がSHF帯となると1波長当りの長さが短くなり、無線局に設置可能なアンテナ数は、2次元配置することで数100本から数1000本となり、Massive MIMOの構成が可能となる。
図1は、従来のMassive MIMO構成の無線通信装置を示す図である。アンテナ数が数本から数10本程度の場合、図1に示すように、無線通信装置は、全アンテナ1毎に送信部2、受信部3、DA(Digital to Analog)変換部4、AD(Analog to Digital)変換部5を備え、アンテナ1の数に対応可能なディジタル信号処理部6aを備えている。無線通信装置は、各アンテナ1に単体で信号送受信可能な一連の回路、すなわち、送信部2、受信部3、DA変換部4、AD変換部5を備えている。一方で、無線通信装置において、アンテナ数が数100本から数1000本の場合、実装性および経済性の観点から、図1に示すように、アンテナ1毎に一連の回路、アンテナ1の数に対応可能なディジタル信号処理部6aを実装することは現実的ではない。
そのため、本実施の形態の無線通信装置では、複数アンテナによりサブアレーを構成する。図2は、本発明の実施の形態にかかるサブアレー構成の無線通信装置10の構成例を示す図である。アンテナ1と、出力を調整可能な増幅器である可変アンプ7と、信号の位相を調整可能な可変位相器8と、からなる1組の回路を複数合成し、サブアレー9を構成する。サブアレー9は、可変アンプ7と可変位相器8を特定の振幅位相に設定することで、アナログビームを形成するアナログビーム形成回路である。無線通信装置10は、複数のサブアレー9を持つサブアレー型MIMOの構成による装置である。例えば、1つのサブアレー9を構成するアンテナ数がNtsのとき、無線通信装置10では、送信部2、受信部3、DA変換部4、AD変換部5の個数を1/Ntsにでき、ディジタル信号処理部6の規模を1/Ntsにできる。
以降の説明ではサブアレー構成を前提とするが、図3のように、1つのアンテナ1を複数の送信部2、受信部3、DA変換部4、AD変換部5で共有するフルアレー構成においても同様の方式が適用可能である。図3は、本発明の実施の形態にかかるフルアレー構成の無線通信装置の構成例を示す図である。
つぎに、サブアレー型MIMOを用いた通信システムについて説明する。図4は、サブアレー型MIMOを用いた通信システムの構成例を示す図である。ここでは、無線通信装置10が備えるサブアレー9の個数が2の場合について説明するが、一例であり、2以上の任意のサブアレー個数にも適用可能である。基地局である無線通信装置10は、アンテナ1をNt本持ち、端末20aにアナログビーム21aを向け、端末20bにアナログビーム21bを向ける。アナログビーム21aは、アンテナ1の数がNts本のサブアレー9から形成されるアナログビームであり、端末20a向けに形成される。また、アナログビーム21bは、アンテナ1の数がNts本のサブアレー9から形成されるアナログビームであり、端末20b向けに形成される。図4ではサブアレー9の個数を記載していないが、アナログビームの数はサブアレー9の個数と同じ、すなわち2となる。
図5は、無線通信装置10の回路構成例を示す図である。図5に示す構成は一例であり、サブアレー9の数、無線通信装置10内部の処理順序等によって、本発明を限定するものではない。ここでは、無線通信装置10は、2つのサブアレー9を持ち、1サブアレー当りNts=Nt/2本のアンテナを持つ。また、送信ビットデータは、一般に誤り訂正符号化後のパリティビットを含むビットデータである。
まず、無線通信装置10における送信側の各構成の動作について説明する。図5において点線で示す送信側回路10aの部分である。
各変調部11は、送信ビットデータをQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等のシステム指定の変調方式に従い、IQ平面上にシンボルマッピングする。ここでは、2つの変調部11が、入力された送信ビットデータを別々にIQ平面上にシンボルマッピングし、1つのOFDMマッパ部12へ出力している。
OFDMマッパ部12は、2つの変調部11から入力されたシンボルマッピング後の送信シンボルを、周波数軸上にデータマッピングするマッピング手段である。図6は、OFDMマッパ部12によるデータマッピングの例を示す図である。図6(a)は端末20a向けのアナログビーム21aであるレイヤー#1を示し、図6(b)は端末20b向けのアナログビーム21bであるレイヤー#2を示す。図6(a)および図6(b)ともに、縦方向は周波数軸方向でサブキャリアの配置を示し、横方向は時間軸方向でOFDMシンボルの配置を示す。OFDMマッパ部12の出力ポート数、すなわち、レイヤー数は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部14からサブアレー9に至る一連の回路数であり、同時形成可能なアナログビーム数である。ここではレイヤー数が2である。
RS22a,22bは、各々レイヤー#1,#2にマッピングされる送信シンボルである。パイロット23a,23bは、各々レイヤー#1,#2にマッピングされるパイロットシンボルである。ヌル24a,24bは、各々レイヤー#1,#2のヌルサブキャリアである。OFDMマッパ部12は、データマッピング後の2つの信号をプレコーダ部13へ出力する。なお、RS22a,22bへの送信シンボルのマッピング情報は、後述するリソーススケジューラ部19から与えられる。
プレコーダ手段であるプレコーダ部13は、OFDMマッパ部12から入力されたデータマッピング後の2つの信号について、ウェイト行列Wを用いて式(1)により重み付け演算を行う。
s(t,f)=Wx(t,f) …(1)
ここで、s(t,f)はレイヤー数次元のプレコーダ部13の出力縦ベクトル、x(t,f)はレイヤー数次元のOFDMマッパ部12の出力縦ベクトルである。前述のように、レイヤー数は2である。s(t,f)およびx(t,f)の要素は、t番目のOFDMシンボル、f番目のサブキャリアの周波数軸上の信号である。プレコーダ部13は、重み付け後のs(t,f)の信号を、レイヤー別に異なるIFFT部14へ出力する。なお、送信ウェイト情報であるウェイト行列Wは、後述するリソーススケジューラ部19からサブキャリア毎に与えられる。
各IFFT部14は、プレコーダ部13から入力された、対応するレイヤーについての重み付け後のs(t,f)の信号である周波数領域信号をIFFTにより、時間領域信号へ変換する。各IFFT部14は、変換後の時間領域信号を、対応するレイヤーのGI(Guard interval)挿入部15へ出力する。
各GI挿入部15は、対応するIFFT部14から入力された時間領域信号について、1つの信号ブロックの後方の数サンプル分の信号を信号ブロックの先頭にコピー、すなわち、GIを挿入する。各GI挿入部15は、GI挿入後の信号を、対応するDA変換部4へ出力する。
各DA変換部4は、対応するGI挿入部15から入力されたGI挿入後の信号であるディジタル信号をアナログ信号に変換する。各DA変換部4は、変換後のアナログ信号を、対応する送信部2へ出力する。
各送信部2は、対応するDA変換部4から入力されたアナログ信号について、アップコンバート等の送信処理を行って、対応するサブアレー9から信号を送信する。
送信側回路10aは、OFDMマッパ部12およびプレコーダ部13を1つずつ備え、他の変調部11、IFFT部14、GI挿入部15、DA変換部4、送信部2、サブアレー9についてはレイヤー数分の2つずつ備える構成となる。なお、サブアレー9は、後述する受信側回路10bと共用となる。
つぎに、無線通信装置10における受信側の各構成の動作について説明する。図5において点線で示す受信側回路10bの部分である。ここで、サブアレー9は、送信側回路10aと受信側回路10bで共通の構成である。TDD(Time Division Duplex)システムの場合、図示しない制御部により、時間分割でサブアレー9の送受信を切り替える。
各受信部3は、対応するサブアレー9で受信された受信信号について、ダウンコンバート等の受信処理を行って、対応するAD変換部5へ出力する。
各AD変換部5は、対応する受信部3から入力された入力信号をサンプリングし、アナログ信号をディジタル信号に変換する。各AD変換部5は、変換後のディジタル信号を、対応するGI除去部16へ出力する。
各GI除去部16は、対応するAD変換部5から入力されたディジタル信号から、送信側の端末で挿入されていたGIを除去し、時間領域信号を作成する。各GI除去部16は、時間領域信号を、対応するFFT部17へ出力する。
FFT部17は、対応するGI除去部16から入力された時間領域信号をFFTにより、周波数領域信号に変換する。各FFT部17は、変換後の周波数領域信号を1つのチャネル推定部18へ出力する。
以降の処理については、フローチャートを用いて説明する。図7は、無線通信装置10において伝送路係数に基づいてOFDMシンボルの割り当て方式を選択する処理を示すフローチャートである。
チャネル推定手段であるチャネル推定部18は、端末20aから2つのサブアレー9または2つのAD変換部5までの伝送路係数、および、端末20bから2つのサブアレー9または2つのAD変換部5までの伝送路係数を推定する(ステップS1)。伝送路係数は、端末20a,20bと各サブアレー9との間のチャネルである伝送路の状況を示す情報であり、伝送路の利得を示す情報とすることができるが、これに限定するものではない。チャネル推定部18は、OFDMシンボル内に含まれるパイロット信号を用いてサブキャリア毎の伝送路係数を推定する。
チャネル推定部18では、端末20a,20bからの送信フレーム構成が図6に示す構成と同等であった場合、パイロット23a,23bが配置された複数のサブキャリアの伝送路係数を用いて、パイロット23a,23bが配置されていない他のサブキャリアの伝送路係数を推定および補間することで、全サブキャリアの伝送路係数を求める。推定および補間の方法については、従来からある方法で可能であり、本実施の形態において特定の方法に限定するものでない。チャネル推定部18は、推定した伝送路係数を、リソーススケジューラ部19へ出力する。
リソーススケジューラ部19は、チャネル推定部18から入力された伝送路係数を用いて、送信シンボルであるOFDMシンボルのマッピング情報および送信ウェイト情報を生成する(ステップS2)。
図8は、リソーススケジューラ部19の構成例を示す図である。リソーススケジューラ部19は、チャネル推定部18からの伝送路係数を用いて、空間多重による伝送方法を用いる場合のマッピング情報および送信ウェイト情報、周波数多重による伝送方法を用いる場合のマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、いずれかの多重方式によるマッピング情報および送信ウェイト情報を選択して出力するリソーススケジューラ手段である。
図7のステップS2に示すリソーススケジューラ部19の処理について、図9のフローチャートを用いて詳細に説明する。図9は、リソーススケジューラ部19においてマッピング情報および送信ウェイト情報を選択して出力するまでの処理を示すフローチャートである。
まず、空間多重評価手段である空間多重評価部31の動作について説明する。図10は、空間多重伝送の場合の各レイヤーにおけるサブキャリアの割り当てを示す図である。空間多重評価部31では、図10に示すように、各レイヤーで同じ周波数のサブキャリアに複数の端末宛て、すなわち異なるシンボルを割り当て、空間多重する伝送方式について評価する。ここでは、アナログビーム21aであるレイヤー#1のシンボル40aから51aは端末20a宛のシンボルであり、アナログビーム21bであるレイヤー#2のシンボル40bから51bは端末20b宛のシンボルである。
干渉回避プレコーディング手段である干渉回避プレコーディング部32は、まず、各レイヤーについて図10に示すように、複数の端末20a,20bに対して同一時間、同一周波数において複数端末宛の信号を同時送信するためのサブキャリア割り当てを行う。つぎに、干渉回避プレコーディング部32は、端末の数が2の場合、チャネル推定部18で推定された伝送路係数を用いて、無線通信装置10および端末20a,20bからなる通信システム規定の空間多重のためのディジタルプレコーディングを実施し、プレコーディング後の等価チャネル行列を生成する。例えば、MIMOチャネル行列Hを式(2)で定義する。
式(2)において、hijはi番目ユーザとj番目サブアレー間の伝送路係数である。Zero−Forcingを適用する場合、ディジタルプレコーディングのウェイト行列Wは式(3)で表すことができる。
この場合、等価チャネル行列Heは「He=HW」となる。なお、式(3)において、γは総送信電力一定化のための係数である。干渉回避プレコーディング部32は、ディジタルプレコーディングのウェイト行列Wを用いて等価チャネル行列Heを生成する(ステップS11)。
空間多重チャネル容量評価手段であるチャネル容量評価部33は、等価チャネル行列Heの対角項が所望信号となるため、対角項の電力をP1,P2、受信部3の雑音電力をσ2とすると、チャネル容量Cを式(4)より求める。
C=log2(1+P1/σ2)+log2(1+P2/σ2) …(4)
式(4)は端末数2の場合のチャネル容量Cを表すものであるが、端末数Nの場合のチャネル容量Cは式(5)で表すことができる。
さらに、チャネル容量評価部33は、第pサブキャリアのチャネル容量CをCp_sdmとし、サブキャリア数をNscとし、空間多重による全帯域チャネル容量Call_sdmを式(6)により算出する(ステップS12)。
なお、チャネル容量評価部33において、全帯域チャネル容量Call_sdmの算出方法は一例であり、他の計算方法により全帯域チャネル容量を算出してもよい。
チャネル容量評価部33は、比較選択部38へ、算出した全帯域チャネル容量Call_sdm、干渉回避プレコーディング部32で生成された全帯域チャネル容量Call_sdmを達成するサブキャリア割り当て、干渉回避プレコーディング部32で生成された各サブキャリアにおけるプレコーディングのウェイト行列Wを出力する。なお、全帯域チャネル容量Call_sdmを達成するサブキャリア割り当てとは、図10に示すサブキャリア割り当てのことである。
つぎに、周波数多重評価手段である周波数多重評価部34の動作について説明する。図11は、周波数多重伝送の場合の各レイヤーにおけるサブキャリアの割り当てを示す図である。サブキャリア割り当て手段であるサブキャリア割り当て部35は、図11に示すように、レイヤー#1とレイヤー#2とで同じ周波数のサブキャリアに同じシンボルを割り当てるサブキャリア割り当てを行う(ステップS13)。すなわち、周波数多重となり、空間多重はしない。シンボル52aから57aは端末20a宛のシンボルであり、シンボル58bから63bは端末20b宛のシンボルである。複数端末に対して異なるサブキャリアにおいて複数端末宛の信号を同時送信するものである。サブキャリア割り当て部35では、サブキャリア毎の端末20a,20bの伝送路係数の利得を比較し、伝送路係数の利得の高い方の端末宛のデータを割り当てることができるが、一例であり、他の割り当て方法を用いてもよい。
ビーム形成部36は、サブキャリア毎に適切な重み付け係数をコードブックの中から割り当てる重み付け係数選択手段、もしくは伝送路係数に基づいて重み付け係数を生成する重み付け係数生成手段である。コードブックとは、同一サブキャリア内で異なるレイヤーに割り当てられた同一シンボルに対する重み付け係数群である。例えば、L個の重み付け係数からなるコードブックは、WCB=[WCB_1,WCB_2,…,WCB_L]であり、WCB_k=[WCB_k_1,WCB_k_2]Tとし、WCB_k_jは複素数とする。ここで、[ ]Tは転置を示す。ビーム形成部36は、サブキャリア割り当て部35においてあるサブキャリアのレイヤー#1,#2に割り当てられたシンボルをSとし、サブキャリアのアナログビーム21a,21bからシンボルの宛先端末までの伝送路係数をh=[h1,h2]とすると、式(7)により、最大電力Pmaxが得られる重み付け係数をコードブックから選択する(ステップS14)。サブキャリア毎に伝送路係数およびシンボルの宛先端末が異なるため、サブキャリア毎に重み付け係数も異なる。
重み付け係数を生成する場合は上記のサブキャリアのアナログビーム21a,21bからシンボルの宛先端末までの伝送路係数h=[h1,h2]を用いて式(8)のように最大比合成をする。ここで、(・)*は複素共役を示す。
周波数多重チャネル容量評価手段であるチャネル容量評価部37は、ビーム形成部36で選択されたコードブック内の重み付け係数から得られる最大電力Pmaxにより、式(9)を用いてチャネル容量Cを求める。
C=log2(1+Pmax/σ2) …(9)
周波数多重評価部34では、ビーム形成部36による式(7)およびチャネル容量評価部37による式(9)を用いた処理をサブキャリア数分実施する。そして、チャネル容量評価部37では、全サブキャリアの合計チャネル容量を計算する。チャネル容量評価部37は、第pサブキャリアのチャネル容量CをCp_fdmとし、サブキャリア数をNscとし、周波数多重による全帯域チャネル容量Call_fdmを式(10)により算出する(ステップS15)。
なお、チャネル容量評価部37において、全帯域チャネル容量Call_fdmの算出方法は一例であり、他の計算方法により全帯域チャネル容量を算出してもよい。
チャネル容量評価部37は、比較選択部38へ、算出した全帯域チャネル容量Call_fdm、サブキャリア割り当て部35で生成された全帯域チャネル容量Call_fdmを達成するサブキャリア割り当て、ビーム形成部36で選択することにより生成された各サブキャリアにおけるコードブック内の重み係数を出力する。なお、全帯域チャネル容量Call_fdmを達成するサブキャリア割り当てとは、図11に示すサブキャリア割り当てのことである。
比較選択手段である比較選択部38では、チャネル容量評価部33からの出力である空間多重の場合の全帯域チャネル容量Call_sdmと、チャネル容量評価部37からの出力である周波数多重の場合の全帯域チャネル容量Call_fdmとを比較する。比較選択部38は、全帯域チャネル容量の大きい方の多重方式によるサブキャリア割り当てをマッピング情報とし、OFDMマッパ部12へ出力する。また、比較選択部38は、全帯域チャネル容量の大きい方の多重方式によるプレコーディングのウェイト行列Wまたはコードブック内の重み係数を送信ウェイト情報とし、プレコーダ部13へ出力する(ステップS16)。
受信側回路10bは、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19を1つずつ備え、他のサブアレー9、受信部3、AD変換部5、GI除去部16、FFT部17についてはレイヤー数分の2つずつ備える構成となる。なお、サブアレー9は、前述のように送信側回路10aと共用となる。
図7のフローチャートに戻り、OFDMマッパ部12は、リソーススケジューラ部19の比較選択部38から入力され与えられたマッピング情報に基づいて、2つの変調部11から入力されたシンボルマッピング後の送信シンボルを周波数軸上にマッピングする(ステップS3)。また、プレコーダ部13は、リソーススケジューラ部19の比較選択部38から入力され与えられた送信ウェイト情報に基づいて、OFDMマッパ部12から入力されたデータマッピング後の2つの信号について重み付け演算を行う(ステップS4)。
これにより、2つのアナログビーム21a,21bを用いたディジタルビームを形成する無線通信装置10では、端末20a,20bとの間の伝送路状況に基づいて、OFDMシンボルの割り当て方式、すなわち図10に示す空間多重または図11に示す周波数多重を選択することができる。
従来では、ディジタル回路によるディジタルビーム形成は、サブキャリア毎に異なるビームを形成、すなわち、周波数軸上でのビーム形成である。そのため、周波数軸上に複数端末を割り当てることで、周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。一方、アナログ回路によるアナログビーム形成は、全サブキャリアに渡って同一の重み付けとなるビーム形成である。そのため、1OFDMシンボルあたりに1ユーザのみの割り当てしかできない。アナログビーム形成では、周波数選択性により伝送路利得の低いサブキャリアがあっても、ディジタルビーム形成のようにサブキャリアを他端末に割り当てることができず、周波数ダイバーシチ効果を得ることができない。
本実施の形態では、無線通信装置10は、端末分布、端末毎の伝送路状況に基づいて、2つ以上のアナログビームを用いてディジタルビームを形成する。特に、周波数多重において、アナログビーム上で、さらに、ディジタルビームを形成することにより、周波数ダイバーシチ効果を得る。端末位置が近く、端末を空間分離できない場合において、アナログビームにおいてもユーザダイバーシチを得ることができる。
なお、図9のフローチャートの説明において、空間多重評価部31の動作の次に周波数多重評価部34の動作を説明したが、リソーススケジューラ部19では、空間多重評価部31および周波数多重評価部34の動作を並行して行うことにより、マッピング情報および送信ウェイト情報を出力するまでの処理時間を短縮することができる。また、図9において、干渉回避プレコーディング部32によるステップS11およびチャネル容量評価部33によるステップS12の処理をまとめて、空間多重評価部31による空間多重評価ステップとしてもよい。同様に、図9において、サブキャリア割り当て部35によるステップS13、ビーム形成部36によるステップS14、およびチャネル容量評価部37によるステップS15の処理をまとめて、周波数多重評価部34による周波数多重評価ステップとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のアンテナ1を含むサブアレー9を2以上の複数備えた無線通信装置10では、チャネル推定部18が、通信対象の端末20a,20bと各サブアレー9との間の伝送路について伝送路係数を推定し、リソーススケジューラ部19が、伝送路係数に基づいて、空間多重と周波数多重による送信シンボルのマッピング情報およびマッピング後の信号への重み付け演算に用いる送信ウェイト情報を生成し、いずれかの多重方式によるマッピング情報および送信ウェイト情報を選択し、選択したマッピング情報をOFDMマッパ部12へ出力し、選択した送信ウェイト情報をプレコーダ部13へ出力することとした。これにより、無線通信装置10では、端末20a,20bとの間の伝送路の状況に基づいて、空間多重または周波数多重を適応的に選択して信号を送信することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
つづいて、無線通信装置10のハードウェア構成について説明する。無線通信装置10において、変調部11はモジュレータにより実現される。IFFT部14はIFFT回路により実現される。GI挿入部15はGI挿入回路により実現される。DA変換部4はDAコンバータにより実現される。送信部2および受信部3は、例えば、無線通信のインタフェースカードなどのインタフェース回路により実現される。サブアレー9はアンテナ素子、可変アンプおよび可変位相器により実現される。AD変換部5はADコンバータにより実現される。GI除去部16はGI除去回路により実現される。FFT部17はFFT回路により実現される。以降の説明では、無線通信装置10の構成のうち、OFDMマッパ部12、プレコーダ部13、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19の部分について説明する。
無線通信装置10において、OFDMマッパ部12、プレコーダ部13、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、無線通信装置10は、伝送路係数を推定し、伝送路係数を用いて送信シンボルのマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、マッピング情報に基づいて送信シンボルを周波数軸上にマッピングし、送信ウェイト情報に基づいてデータマッピング後の信号について重み付け演算を行うための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)およびメモリであってもよい。
図12は、本実施の形態にかかる無線通信装置10の処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアである場合、図12に示す処理回路91は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。OFDMマッパ部12、プレコーダ部13、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19の各部の機能各々を処理回路91で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路91で実現してもよい。
図13は、本実施の形態にかかる無線通信装置10の処理回路をCPUおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がCPU92およびメモリ93で構成される場合、OFDMマッパ部12、プレコーダ部13、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ93に格納される。処理回路では、メモリ93に記憶されたプログラムをCPU92が読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、無線通信装置10は、処理回路により実行されるときに、伝送路係数を推定するステップ、伝送路係数を用いて送信シンボルのマッピング情報および送信ウェイト情報を生成するステップ、マッピング情報に基づいて送信シンボルを周波数軸上にマッピングするステップ、送信ウェイト情報に基づいてデータマッピング後の信号について重み付け演算を行うステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ93を備える。また、これらのプログラムは、OFDMマッパ部12、プレコーダ部13、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、CPU92は、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ93とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
なお、OFDMマッパ部12、プレコーダ部13、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、OFDMマッパ部12およびプレコーダ部13については専用のハードウェアとしての処理回路91でその機能を実現し、チャネル推定部18およびリソーススケジューラ部19についてはCPU92がメモリ93に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
1 アンテナ、2 送信部、3 受信部、4 DA変換部、5 AD変換部、6,6a ディジタル信号処理部、7 可変アンプ、8 可変位相器、9 サブアレー、10 無線通信装置、10a 送信側回路、10b 受信側回路、11 変調部、12 OFDMマッパ部、13 プレコーダ部、14 IFFT部、15 GI挿入部、16 GI除去部、17 FFT部、18 チャネル推定部、19 リソーススケジューラ部、20a,20b 端末、31 空間多重評価部、32 干渉回避プレコーディング部、33 チャネル容量評価部、34 周波数多重評価部、35 サブキャリア割り当て部、36 ビーム形成部、37 チャネル容量評価部、38 比較選択部。
Claims (10)
- 複数のアンテナを含むアナログビーム形成回路を複数備えた無線通信装置であって、
通信対象の端末と各アナログビーム形成回路との間のチャネルである伝送路の状況を示す伝送路係数を推定するチャネル推定手段と、
前記伝送路係数に基づいて、空間多重による送信シンボルのマッピング情報およびマッピング後の信号への重み付け演算に用いる送信ウェイト情報を生成し、また、周波数多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、いずれかの多重方式によるマッピング情報および送信ウェイト情報を選択して出力するリソーススケジューラ手段と、
前記リソーススケジューラ手段からのマッピング情報に基づいて、送信シンボルを周波数軸上にマッピングするマッピング手段と、
前記リソーススケジューラ手段からの送信ウェイト情報に基づいて、前記マッピング手段でマッピングされた信号について重み付け演算を行うプレコーダ手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 前記リソーススケジューラ手段は、
前記伝送路係数に基づいて、空間多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、前記空間多重による全帯域チャネル容量を算出する空間多重評価手段と、
前記伝送路係数に基づいて、周波数多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、前記周波数多重による全帯域チャネル容量を算出する周波数多重評価手段と、
前記空間多重による全帯域チャネル容量と前記周波数多重による全帯域チャネル容量とを比較して、全帯域チャネル容量の大きい方の評価手段からのマッピング情報および送信ウェイト情報を選択して出力する比較選択手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記空間多重評価手段は、
通信対象の端末が複数ある場合に、前記伝送路係数に基づいて、複数端末に対して同一時間、同一周波数において複数端末宛の信号を同時送信するためのサブキャリア割り当てを行い、プレコーディングのウェイト行列を用いてプレコーディング後の等価チャネル行列を生成する干渉回避プレコーディング手段と、
前記等価チャネル行列を用いて前記空間多重による全帯域チャネル容量を算出し、前記干渉回避プレコーディング手段によるサブキャリア割り当ての情報およびプレコーディングのウェイト行列を空間多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報とし、前記空間多重による全帯域チャネル容量とともに出力する空間多重チャネル容量評価手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。 - 前記周波数多重評価手段は、
通信対象の端末が複数ある場合に、前記伝送路係数に基づいて、複数端末に対して異なるサブキャリアにおいて複数端末宛の信号を同時送信するためのサブキャリア割り当てを行うサブキャリア割り当て手段と、
前記伝送路係数に基づいてサブキャリア毎にコードブックから重み付け係数を選択する重み付け係数選択手段、もしくは前記伝送路係数に基づいて重み付け係数を生成する重み付け係数生成手段と、
前記重み付け係数を用いて得られる受信電力から前記周波数多重による全帯域チャネル容量を算出し、前記サブキャリア割り当て手段によるサブキャリア割り当ての情報および前記重み付け係数選択手段で選択された重み付け係数、もしくは前記伝送路係数に基づいて重み付け係数を生成する前記重み付け係数生成手段で生成された重み付け係数を周波数多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報とし、前記周波数多重による全帯域チャネル容量とともに出力する周波数多重チャネル容量評価手段と、
を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信装置。 - 前記サブキャリア割り当て手段は、各端末の伝送路係数が示す利得に基づいて、各端末にサブキャリアを割り当てる、
ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。 - 複数のアンテナを含むアナログビーム形成回路を複数備えた無線通信装置における無線通信方法であって、
通信対象の端末と各アナログビーム形成回路との間のチャネルである伝送路の状況を示す伝送路係数を推定する伝送路係数推定ステップと、
前記伝送路係数に基づいて、空間多重による送信シンボルのマッピング情報およびマッピング後の信号への重み付け演算に用いる送信ウェイト情報を生成し、また、周波数多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、いずれかの多重方式によるマッピング情報および送信ウェイト情報を選択するリソーススケジュールステップと、
前記リソーススケジュールステップで選択されたマッピング情報に基づいて、送信シンボルを周波数軸上にマッピングするマッピングステップと、
前記リソーススケジュールステップで選択された送信ウェイト情報に基づいて、前記マッピングステップにおいてマッピングされた信号について重み付け演算を行うプレコーダステップと、
を含むことを特徴とする無線通信方法。 - 前記リソーススケジュールステップは、
前記伝送路係数に基づいて、空間多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、前記空間多重による全帯域チャネル容量を算出する空間多重評価ステップと、
前記伝送路係数に基づいて、周波数多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報を生成し、前記周波数多重による全帯域チャネル容量を算出する周波数多重評価ステップと、
前記空間多重による全帯域チャネル容量と前記周波数多重による全帯域チャネル容量とを比較して、全帯域チャネル容量の大きい方の評価ステップによるマッピング情報および送信ウェイト情報を選択する比較選択ステップと、
を含むことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。 - 前記空間多重評価ステップは、
通信対象の端末が複数ある場合に、前記伝送路係数に基づいて、複数端末に対して同一時間、同一周波数において複数端末宛の信号を同時送信するためのサブキャリア割り当てを行い、プレコーディングのウェイト行列を用いてプレコーディング後の等価チャネル行列を生成する干渉回避プレコーディングステップと、
前記等価チャネル行列を用いて前記空間多重による全帯域チャネル容量を算出し、前記干渉回避プレコーディングステップにおけるサブキャリア割り当ての情報およびプレコーディングのウェイト行列を空間多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報とし、前記空間多重による全帯域チャネル容量とともに出力する空間多重チャネル容量評価ステップと、
を含むことを特徴とする請求項7に記載の無線通信方法。 - 前記周波数多重評価ステップは、
通信対象の端末が複数ある場合に、前記伝送路係数に基づいて、複数端末に対して異なるサブキャリアにおいて複数端末宛の信号を同時送信するためのサブキャリア割り当てを行うサブキャリア割り当てステップと、
前記伝送路係数に基づいて、サブキャリア毎にコードブックから重み付け係数を選択する重み付け係数選択ステップと、
前記重み付け係数を用いて得られる受信電力から前記周波数多重による全帯域チャネル容量を算出し、前記サブキャリア割り当てステップにおけるサブキャリア割り当ての情報および前記重み付け係数選択ステップにおける重み付け係数を周波数多重によるマッピング情報および送信ウェイト情報とし、前記周波数多重による全帯域チャネル容量とともに出力する周波数多重チャネル容量評価ステップと、
を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の無線通信方法。 - 前記サブキャリア割り当てステップでは、各端末の伝送路係数が示す利得に基づいて、各端末にサブキャリアを割り当てる、
ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信方法。
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