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JP6209816B2 - 苗移植機 - Google Patents
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JP6209816B2 - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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JP6209816B2 JP2012277706A JP2012277706A JP6209816B2 JP 6209816 B2 JP6209816 B2 JP 6209816B2 JP 2012277706 A JP2012277706 A JP 2012277706A JP 2012277706 A JP2012277706 A JP 2012277706A JP 6209816 B2 JP6209816 B2 JP 6209816B2
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Description

この発明は、走行装置を有する機体の後部に苗載置台を有する苗植付部を備えた苗移植機に関する。
特許文献1及び2の苗移植機は、6条分の苗載置台の少なくとも左右一側端部に延長苗載置台を回動自在に設け、7条以上の苗の植付作業を行う場合は、前記延長苗載置台を苗載置台の側方に移動して使用状態とすると共に、作業終了時には延長苗載置台を苗載置台の上方に向けて離間する位置に移動して収納状態とし、搬送時や収納時は6条作業用の苗移植機と略同じ左右幅として、小型のトラックの荷台から部材がはみ出すことを防止すると共に、収納場所のスペースを広く取らずに済む構成としている。
また、特許文献3の苗移植機は、4条分の苗載置台の左右両側に、それぞれ2条分の延長苗載置台を折り畳み可能に設けている。これにより、延長苗載置台を折り畳むと機体の左右幅を大幅に抑えることができる。
特開2002−084840号公報 特開2010−220495号公報 特開2005−278421号公報
特許文献1及び2の苗移植機において、延長苗載置台の回動支点となる回動軸は、苗載置台の苗載置面の上下方向に沿って設けられており、延長苗載置台を収納位置に移動させた際、回動軸の上端部と苗載置面との距離と前記回動軸の下端部と苗載置面との距離が、略同じになるため、収納状態の延長苗載置台の下方に形成される空間部の広さが小さくなる。
通常の、苗の植付け作業及び施肥装置から肥料を植付けた苗に供給する施肥作業であれば、上記の構成であっても問題はない。しかしながら、作業条件により苗載置台の後部に追加肥料(施肥装置の肥料とは異なる成分の肥料、あるいは遅効性の肥料)や薬剤(除草剤、防虫剤など)を散布する補助作業装置を装着している場合には、延長苗載置台を収納状態に回動させる際、延長苗載置台の下部側が補助作業装置と干渉する。
このため、延長苗載置台を収納状態とする前に補助作業装置を取り外す必要があるが、この補助作業装置は左右方向に長く、また重量のあるものであり、取り外し作業に時間と労力を大幅に費やしてしまう問題がある。
また、延長苗載置台を回動可能な位置まで回動させると、トラック等の荷台の幅内に収まることもあるが、この状態では延長苗載置台は、トラック等に載せて走行する時の振動等により自由に回動できるので、搬送中に延長苗載置台が苗植付作業位置に移動してしまい、このようなときには、搬送途中で延長苗載置台を折り畳み直す必要があり、搬送作業に要する時間が余分に費やされる問題がある。
また、特許文献3の苗移植機においては、延長苗載置台を折り畳む際は、折り畳み部分の2条分の苗載置台を、少なくとも途中までは押し上げる方向に回動させる必要があるので、作業者は折り畳み作業の際に相当な労力を費やさねばならない問題がある。
そこで本発明の課題は、通常の苗載置台の左右外側に延長苗載置台を備えていても、延長苗載置台を簡単に収納できる苗移植機を提供することである。
上記本発明の課題は、下記構成によって達成される。
請求項1記載の発明は、左右の前輪(10)及び後輪(11)で圃場を走行する走行車体(2)を設け、該走行車体(2)の後部に昇降リンク機構(3)と昇降リンク機構(3)の後部に複数の苗を積載する苗載置台(51)を配置し、苗載置台(51)の下部に苗を取って圃場に植え付ける苗植付装置(52)を設け、苗載置台(51)の外側端部に回動自在な延長苗載置台(51’)を設け、苗載置台(51)の後下部に肥料や薬剤を散布する補助作業装置(追加施肥装置、除草剤散布装置等)(63)を設けた苗移植機において、
苗載置台(51)に延長苗載置台(51’)を収納位置と展開位置に移動させるための回動軸(66a、67a)を設け、該回動軸(66a、67a)は、延長苗載置台(51’)を苗載置台(51)上に回動させて収納状態とするとき、延長苗載置台(51’)が補助作業装置(63)に干渉しない軌跡で移動可能な位置に配置し、前記苗載置台(51)の下側に、前記苗載置台(51)を振動させる苗載置台振動装置(75)を設け、走行車体(2)の後部下側にフロート(55)を設け、走行車体(2)の後部上側に施肥装置(5)を設け、前記施肥装置(5)から供給される肥料は、施肥ホース(62)を通過して施肥放出口(62a)から圃場に放出される構成とし、放出された肥料を土中に効率よく浸透させるべく、前記施肥放出口(62a)の前部に作溝器(24)が形成され、前記施肥放出口(62a)は、フロート(55)の前側に形成された左右の放出空間部(55a,55a)に各々入り込ませ、前記フロート(55)には、底部側に機体前側から後側に向かって水を通過させる水路(55b)を形成し、該水路(55b)は、機体前側には機体前部から機体後部に向かって左右幅が狭くなる給水部(55c)を形成して水を取り込みやすくし、機体後部には、機体前側から機体後側に向かって左右幅が広くなる排水部(55d)を形成して、水を排出しやすくし、機体前後間では、水路(55b)よりも左右方向に広い貯水部(55e)を構成して、多くの水が進入してもフロート(55)が浮きすぎない形状とし、前記フロート(55)に、作溝器(24)で圃場面に形成した肥料が入り込む溝に圃場面の土を寄せて溝を埋める左右の覆土板(56,56)を設け、該左右の覆土板(56,56)よりも機体前側で且つ前記左右の放出空間部(55a,55a)よりも機体後側に、フロート(55)の左右に水を排出する左右の水抜き溝(55f,55f)を形成し、左右の水抜き溝(55f,55f)は、大量の水が左右一側に片寄って排水されないように、貯水部(55e)の左右両側に形成したことを特徴とする苗移植機である。
請求項2記載の発明は、左右の前輪(10)及び後輪(11)で圃場を走行する走行車体(2)を設け、該走行車体(2)の後部に昇降リンク機構(3)と昇降リンク機構(3)の後部に複数の苗を積載する苗載置台(51)を配置し、苗載置台(51)の下部に苗を取って圃場に植え付ける苗植付装置(52)を設け、苗載置台(51)の外側端部に回動自在な延長苗載置台(51’)を設け、苗載置台(51)の後下部に肥料や薬剤を散布する補助作業装置(63)を設けた苗移植機において、
前記延長苗載置台(51’)の上下方向を長手方向とし、苗載置台(51)に延長苗載置台(51’)を収納位置と展開位置に移動させるための回動軸(67a)を設け、該回動軸(67a)は、延長苗載置台(51’)を苗載置台(51)上に回動させて収納状態とするとき、延長苗載置台(51’)が補助作業装置(63)に干渉しない軌跡で移動可能な位置に配置し、前記苗載置台(51)の下側に、前記苗載置台(51)を振動させる苗載置台振動装置(75)を設け、前記延長苗載置台(51’)の上端部の外側に上下方向に長い支持プレート(67)を設け、該支持プレート(67)に前記回動軸(67a)を支持プレート(67)の平面に対して垂直方向に取り付け、前記延長苗載置台(51’)を、回動軸(67a)を中心に時計回りまたは反時計回り方向に回動可能に構成し、収納時の延長苗載置台(51’)は、複数の苗載置台(51)の上端部で受けられ、複数の苗載置台(51)に対して直交する姿勢となる構成としたことを特徴とする苗移植機である。
請求項3記載の発明は、前記苗載置台振動装置(75)は、前記苗載置台(51)の振動プレート(69)と該振動プレート(69)の回転軸(74a)を回転させるモータ(74)とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機である。
請求項4記載の発明は、前記振動プレート(69)は、軟質樹脂の環状プレートの外側に重量球を固着させたことを特徴とする請求項3に記載の苗移植機である。
請求項5記載の発明は、前記苗載置台(51)の外側端部と、延長苗載置台(51’)の外側端部を連結して連結部を形成し、該連結部にそれぞれ連結部材(66)を設け、該連結部材(66)同士の一側端部に延長苗載置台(51’)の回動軸(66a)を設け、該回動軸(66a)は、走行車体(2)の下方ほど苗載置台(51)の苗載置面から離間する傾斜姿勢としたことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、延長苗載置台(51’)を収納するとき、延長苗載置台(51’)を補助作業装置(63)と干渉することなく苗載置台(51)上に移動させることができるので、延長苗載置台(51’)を収納する際に補助作業装置(63)を外す作業が不要となり、作業能率が従来技術より向上する。
延長苗載置台(51’)と補助作業装置(63)が干渉しないので延長苗載置台(51’)が収納位置に移動し切っていない状態で、苗移植機が、例えばトラックなどで搬送されたり、倉庫に収納されたりすることを防止できる。一度、延長苗載置台(51’)が収納位置に移動すると、作業位置に戻ることがなく、トラック等の搬送手段から延長苗載置台(51’)がはみ出すことや、延長苗載置台(51’)が倉庫の壁や周辺の物品と接触して破損することが防止される。
また、苗載置台振動装置(75)が苗載置台(51)を振動させることで、苗載置台(51)の苗マットから土が解かれ易くなり、苗植付装置(52)により苗マットから苗を取りやすくすることができる。
フロート(55)の下部に水が多く入り込みすぎて、フロート(55)が圃場面から離れることを防止できるので、フロート(55)が圃場面を整地して苗の植え付け深さが設定よりも浅く、または深くなることを防止でき、苗の植え付け深さが安定し、苗の生育が安定する。
また、施肥放出口(62a)や作溝器(24)が圃場面から離間することが防止されるので、肥料を確実に土中に浸透させることができ、苗の成長に必要な肥料が不足することが防止され、生育不良による作物の品質低下が防止される。
そして、水抜き溝(55f,55f)よりも機体後側に左右の覆土板(56,56)を設けたことにより、水抜き溝(55f,55f)が接地しないことによる圃場の盛り上がりが生じても、左右の覆土板(56,56)が溝埋めの際にこの盛り上がりを崩すことができる。よって圃場の凹凸により苗の植付深さが設定よりも浅く、または深くなることが防止され、苗の植付深さが安定し、苗の生育が安定する。
請求項2記載の発明によれば、延長苗載置台(51’)を収納するとき、延長苗載置台(51’)を補助作業装置(63)と干渉することなく苗載置台(51)上に移動させることができるので、延長苗載置台(51’)を収納する際に補助作業装置(63)を外す作業が不要となり、作業能率が従来技術より向上する。
延長苗載置台(51’)と補助作業装置(63)が干渉しないので延長苗載置台(51’)が収納位置に移動し切っていない状態で、苗移植機が、例えばトラックなどで搬送されたり、倉庫に収納されたりすることを防止できる。一度、延長苗載置台(51’)が収納位置に移動すると、作業位置に戻ることがなく、トラック等の搬送手段から延長苗載置台(51’)がはみ出すことや、延長苗載置台(51’)が倉庫の壁や周辺の物品と接触して破損することが防止される。
また、苗載置台振動装置(75)が苗載置台(51)を振動させることで、苗載置台(51)の苗マットから土が解かれ易くなり、苗植付装置(52)により苗マットから苗を取りやすくすることができる。
また、回動軸(67a)を支持プレート(67)に設けたことにより、延長苗載置台(51’)を苗載置台(51)と略直交する姿勢で収納状態とすることができるので、延長苗載置台(51’)を受けて支持する受け台を苗載置台(51)側に設ける必要がなく、簡潔な構成とすることができる。さらに、延長苗載置台(51’)の長手方向が苗載置台(51)に略直交する姿勢で収納状態となることにより、搬送中の振動が加わって回動しようとしても、延長苗載置台(51’)の自重によって作業位置に戻ることを防止できるので、ラック等の搬送手段から延長苗載置台(51’)がはみ出すことや、延長苗載置台(51’)が壁や周辺の物品と接触して破損することが防止される。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、モータ(74)の回転で振動プレート(69)を振動させることができ、苗載置台(51)に効果的に振動を与えることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、軟質樹脂の環状プレートの外側の重量球により、苗載置台(51)に効果的に振動を与えることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、延長苗載置台(51’)の回動軸(66a)を、走行車体(2)の下方側ほど苗載置台(51)から離間する傾斜姿勢としたことにより、延長苗載置台(51’)を苗載置台(51)上に回動させた際、回動軸(66a)の上端部と苗載置台(51)の苗載置面の距離よりも回動軸(66a)の下端部と苗載置台(51)の苗載置面の距離を大きくすることができるので、収納状態とした延長苗載置台(51’)の下方に補助作業装置(63)が入り込む空間部が形成され、補助作業装置(63)を取り外すことなく延長苗載置台(51’)を折り畳むことができる。
本発明の一実施形態の乗用型田植機の側面図である。 図1の乗用型田植機の平面図である。 図1の乗用型田植機の一実施例の延長苗載置台とその内側の苗載置台の間にある連結フェンスの構造(図3(a))と従来の延長苗載置台とその内側の苗載置台の間にある連結フェンスの構造(図3(b))を説明する苗載置台部分の側面図である。 図1の乗用型田植機の一実施例の苗載置台の背面図である。 図1の乗用型田植機の一実施例の苗載置台の斜視図である。 図1の乗用型田植機の一実施例の苗載置台の側面図である。 図1の乗用型田植機の一実施例の苗載置台の振動装置の構成図である。 図1の乗用型田植機の一実施例の前板の要部斜視図(図8(a))と前板の苗載置台の摺動面に形成する穴の形状を示す平面図(図8(b))である。 図1の乗用型田植機の一実施例のフロートの要部底面図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明の苗移植機の典型例である粉粒体繰出し装置として施肥装置を装着した8条植の乗用型田植機の側面図と平面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク機構3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。搭乗オペレータが乗用型田植機の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10、10及び左右一対の後輪11、11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13、13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13、13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10、10が各々取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ギヤケース18、18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18、18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11、11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置21及び油圧無段変速装置(HST)23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13、13に伝達されて前輪10、10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18、18に伝達されて後輪11、11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されると共に、施肥伝動機構28によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10、10を操向操作するハンドル34が設けられており、この領域を操縦部33とする。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
昇降リンク機構3は平行リンク機構であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41、41を備えている。これらリンク40、41、41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。
メインフレーム15に固着した支持部材(図示せず)と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降油圧式シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は8条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し、苗を一株分ずつ各条の苗取出口51a、…に供給すると共に横一列分の苗を全て苗取出口51a、…に供給すると苗送りベルト51b、…により苗を下方に移送する苗載置台51、苗取出口51a、…に供給された苗を圃場に植え付ける苗植付部52、…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ22(図1)等を備えている。
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61、…によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62、…でフロート55の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず)、…まで導き、施肥ガイド、…の前側に設けた作溝体24(図1)、…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータ53で駆動するブロア58で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62、…に吹き込まれ、施肥ホース62、…内の肥料を風圧で強制的に搬送しながら追加施肥装置63から圃場に追加肥料を施すことができる。なお除草剤散布装置63は伝動ケース50上に支持されている。また施肥装置5を除草剤散布装置63に置き換えると追加施肥装置63を除草剤散布装置としても使用できる。
苗植付部4には整地装置の一例である整地ロータ27が取り付けられている。整地ロータ27は中央整地ロータ(センターロータということがある)27bと該センターロータ27bの後方外側にそれぞれ配置される一対の側方整地ロータ(サイドロータということがある)27a、27aの組み合わせである。
また、苗載置台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラ65aをレールとして両側辺部材65bを左右方向にスライドする構成である。
さらに、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく一対の予備苗載置台38、38が機体の前後に張り出す位置と上下に並んだ位置とに回動可能に設けられている。
一方の機体側面にある第1予備苗載置台38a、第2予備苗載置台38b、第3予備苗載置台38cを上下三段に配置した場合の側面図を図1に示す。
予備苗載置台38は走行車体2のフロアステップ35の下部に基部側を配置した支持機枠49に支持され、移動リンク部材39a、39b、39cを介してそれぞれ上下三段に構成され、第1予備苗載置台38a、第2予備苗載置台38b及び第3予備苗載置台38cからなっている。
移動リンク部材39bが機体に設けられた切替駆動装置(電動モータ)70の作動により回動することで、移動リンク部材39bに連結した予備苗載置台38a、38b、38cが回動して、予備苗載置台38a、38b、38cを図1に示す上下三段の積層状態と予備苗載置台38a、38b、38cをほぼ同一平面上に展開させる展開状態に切り替え可能となる。該予備苗載置台38a、38b、38cが回動して展開状態と積層状態とに切替操作手段として切替スイッチ19(ボタン、レバーでもよい)(図1、図2)を座席31近傍に設ける。
また部分条クラッチレバー17を操作すると、植付クラッチ機構のうち所定条の植付装置52への駆動力を入切する部分条クラッチ(図示省略)が「切」作動してそれぞれ対応する条の植付装置52の入切が行われる。
本実施例の苗載置台51は8条植用の幅広の苗載置台51であるが、両側端部にある一対の苗植付装置52、52の各植付爪52a、52aに対応する苗載置台をそれぞれ延長苗載置台51’、51’と呼ぶことにする。
図3(b)には従来の両側端部にある一対の延長苗載置台51’、51’とそれぞれ隣接する内側の苗載置台51、51の間にある連結フェンス66の上辺に設けた回動軸66aを回動中心として延長苗載置台51’、51’を、それぞれ隣接する内側の苗載置台51、51側に折り畳める構成としている。
しかし、苗植付装置52の上後端部には追加施肥装置又は除草剤散布装置などの補助作業装置63を取り付けることがある。該補助作業装置63は延長苗載置台51’の内側に配置されるため、回動軸66aを中心として延長苗載置台51’を内側の苗載置台51側に折り畳むときには延長苗載置台51’が補助作業装置63に当たり、延長苗載置台51’を折り畳めなくなる。
そこで、図3(a)に示すように、延長苗載置台51’とその内側の苗載置台51の間にある連結フェンス66の上辺の高さを苗載置台51の上部側の高さAに対して下部側の高さBを大きくする(A<B)。そして高さAに対する高さBは、延長苗載置台51’を内側の苗載置台51側に折り畳むときには延長苗載置台51’が補助作業装置63に当たらないだけの大きさとすることで、延長苗載置台51’が補助作業装置63に干渉することなく内側の苗載置台51側に折り畳むことができる。7条植の田植機等では左右いずれか一方だけの延長苗載置台51’を折り畳み構造とすることもできる。
また図4の苗載置台51の背面図に示すように、延長苗載置台51’の隣接苗載置台51側の機体外側端部上端に上下方向に長い支持プレート67を設け、上記支持プレート67に回動軸67aを支持プレート67の平面に対して垂直方向に設け、該回動軸67aを中心に時計回りまたは反時計回り方向に回動可能に延長苗載置台51’を配置して、収納時の延長苗載置台51’は、複数の苗載置台51の上端部で受ける構成とすることができる。なお、延長苗載置台51’の 収納時には苗載置台51の上端部に取り付ける苗案内ガイド51cは取り外しておく。
回動軸67aを支持プレート67の上端部に設けたことにより、延長苗載置台51’を苗載置台51と略直交する姿勢で収納状態とすることができるので、延長苗載置台51’を受けて支持する受け台を苗載置台51側に設ける必要がなく、簡潔な構成とすることができる。
また、延長苗載置台51’が苗載置台51に略直交する姿勢で収納状態にすることができるので、搬送中に延長苗載置台51’に振動が加わって回動しようとしても、延長苗載置台51’の自重によって作業位置に戻ることを防止できるので、ラック等の搬送手段から延長苗載置台51’がはみ出すことや、延長苗載置台51’が壁や周辺の物品と接触して破損することが防止される。
この構成の場合は延長苗載置台51’とその内側の苗載置台51の間にある連結フェンス66の高さを図3に示す場合より低くできる。また、この場合は延長苗載置台51’の折り畳み時に補助作業装置63と干渉することが全く無く、左右いずれか一方だけの延長苗載置台51’を折り畳み構造とすることもできる。
前記延長苗載置台51’の機体外側部には、該延長苗載置台51’と苗載置台51の連結及び非連結状態を切り替えるハンドル54を設ける。植付作業時及び移動時には、延長苗載置台51’を苗載置台51に隣接させ、該ハンドル54を締め込み、延長苗載置台51’が回動軸66a、67aを支点として機体の走行や植付作業による振動で回動することを防止する。一方、延長苗載置台51’の折り畳み作業時には、該ハンドル54を緩めて、回動軸66a、67aを支点として延長苗載置台51’を回動可能にする構成とする。
上記の構成により、機体の移動中に延長苗載置台51’が回動して苗載置台51に隣接することを防止できるので、延長苗載置台51’が軽トラック等の輸送手段から外部にはみ出し、電柱や壁等に接触して破損することが防止され、延長苗載置台51’の耐久性が向上する。
また、苗の植付作業中に延長苗載置台51’が回動し、延長苗載置台51’に積載した苗を苗植付装置52がかき取れない位置に移動することを防止できるので、苗の植え付けられない区間が生じることが防止され、作業者が手作業で苗を植え付ける必要が無く、作業者の労力が軽減される。
加えて、延長苗載置台51’が回動したときに積載した苗が落下することを防止できるので、落下した苗を拾い上げる必要が無く、作業能率が向上すると共に、積載した苗が落下したことに気づかずに苗の植付作業を続け、延長苗載置台51’に対応する植付条に苗の未植付区間が広く生じることが防止され、手作業での苗の植付が省略される。
図5に示すように苗載置台51の上端部及び延長苗載置台51’の上端部に、それぞれ苗を苗載置台51及び延長苗載置台51’に案内する苗案内ガイド51c、51’cを設け、該苗案内ガイド51c、51’cは各々の回動軸51d、51’dを回動支点として苗載置台51、51’の機体後側に回動自在に構成しても良い。
こうして延長苗載置台51’を苗載置台51側に収納する際、苗案内ガイド51c、51’cを機体後方に回動させると、苗案内ガイド51c、51’cが苗載置台51及び延長苗載置台51’に干渉することがなくなるので、延長苗載置台51’の収納作業の工数が小さくなり、作業能率が従来よりも向上する。
なお、図5では、各苗案内ガイド51c、51’cを、これらの端部が機体後側に向かって突出する姿勢まで回動させているが、苗載置台51及び延長苗載置台51’に接触するまで回動させると、折り畳み作業時に各苗案内ガイド51c、51’cが突出しない配置構成となるので、延長苗載置台51’を折り畳む際に各苗案内ガイド51c、51’cが干渉することが無く、収納作業の能率が向上すると共に、各苗案内ガイド51c、51’cの機体上方への突出がなく、機体を収容する際に各苗案内ガイド51c、51’cの存在を考慮する必要が無くなり、収容作業の能率が向上する。
上記構成に加えて、前記苗案内ガイド51c、51’cをそれぞれ苗載置台51、51’の機体前側に回動自在に構成してもよい。
各苗案内ガイド51c、51’cを機体前側に回動させると、各苗案内ガイド51c、51’cが前方を突出する姿勢、又は苗載置台51及び延長苗載置台51の前面に各苗案内ガイド51c、51’cが接近する姿勢となり、折り畳み作業時に各苗案内ガイド51c、51’cが突出しない配置構成となるので、延長苗載置台51’を折り畳む際に各苗案内ガイド51c、51’cが干渉することが無く、収納作業の能率が向上すると共に、各苗案内ガイド51c、51’cが機体上方への突出することなく、機体を収容する際に各苗案内ガイド51c、51’cの存在を考慮する必要が無くなり、収容作業の能率が向上する。
あるいは、前記苗案内ガイド51c、51’cを機体前側、機体後側のどちらにも回動可能に構成すると、苗移植機に搭載する施肥装置5等の有無に合わせて、各苗案内ガイド51c、51’cを他の部材と干渉しない位置に移動させることができるので、延長苗載置台51’の折り畳み作業能率がいっそう向上する。
延長苗載置台51’は、苗載置台51の外側端部の何れか一側に1個設けるか、あるいは、苗載置台51の両外側端部にそれぞれ1個ずつ設ける構成としても良い。こうして延長苗載置台51’は、苗載置台51の外側端部一方につき1個のみ設けることにより、延長苗載置台51’を回動させる際に作業者が要する力を小さくすることができるので、作業者の労力が軽減される。
苗載置台51の両外側端部にそれぞれ延長苗載置台51’を設けるときでも、1個ずつ折り畳むものであるので、作業者が要する力は小さく、作業者の労力が軽減される。
図6には苗載置台51の側面図を示すが、苗載置台51の裏面側には苗マットを下方に送り出す苗送りケース51bを設けている。なお説明を簡単にするために、ここでは補助苗載置台51’と苗送りケース51’bの図示と説明を省略している。
苗送りケース51bの下側には苗載置台51の振動プレート69と該振動プレート69の回転軸74aを回転させるモータ74を備えた苗載置台振動装置75を設けている。
振動プレート69は図7(a)に示すように回転軸74aに取り付けられたクランク状のプレート又は図7(b)に示すように軟質樹脂の環状プレートの外側に重量球を固着させた構成を採用しても良い。
図7(a)の回転軸74aを軟質材料で形成するとモータの回転で回転軸74aが揺動するのでクランク状のプレート69が苗載置台51に効果的に振動を与えることができる。また図7(b)に示す軟質樹脂の環状プレート69の外側に重量球を固着させた構成を採用すると、環状プレート69が図示の点線で示すように揺動するので環状プレート69の外側の重量球69aが苗載置台51に効果的に振動を与えることができる。
こうして、振動プレート69は左右方向だけでなく上下方向にも揺動するので、苗載置台51上の苗マットから土が解かれ易くなり、植付爪52aにより、苗マットから苗を取りやすくできる。
8条植用の苗載置台51と苗載置台51’は、前板77(図6、図8参照)上に載置され、それぞれの苗載置台51、51’の横幅(270mm前後)分は前板77上を左右に摺動自在として苗載置台51、51’上の苗マットから植付爪52aが苗を掴み取る構造になっている。
図8(a)には前板77の要部斜視図を示し、図8(b)には前板77の苗載置台51の摺動面に形成する穴77aの形状を示す。
前板77の上面にそれぞれの苗載置台51、51’の横幅に対応した樹脂製のスライダ78を配置することで、スライダ78上を苗載置台51、51’が摺動する構成にすると、苗載置台51、51’が滑り易くなる。
このとき、スライダ78上を苗載置台51、51’が摺動することにより、スライダ78上には砂粒、泥が溜まりやすいので、前板77上のスライダ78の左右方向の摺動範囲のほぼ中央部の前板77に穴77aを開けておくと、苗載置台51、51’の摺動により、苗載置台51、51’とスライダ78との間に入り込んだ砂粒、泥が穴77aでそぎとることができ、また前板77の穴77aから圃場上に抜け落とすことができる。
こうしてスライダ78と前板77が砂粒、泥などで損傷する度合いが小さくなり、これらの耐久性が従来技術以上に向上する。
図1で示すとおり、前記施肥装置5から供給される肥料は、前記施肥ホース62を通過して施肥放出口62aから圃場に放出される構成としており、この肥料を土中に効率よく浸透させるべく、施肥放出口62aの前部には作溝器24が形成されている。該施肥放出口62aはフロート55の前側に形成する左右の放出空間部55a、55a(図9のフロート55の平面図に示す)に各々入り込ませている。
図9で示すフロート55は、底部側に機体前側から後側に向かって水を通過させる水路55bを形成している。該水路55bは、機体前側には機体前部から機体後部に向かって左右幅が狭くなる吸水部55cを形成し、水を取り込みやすくしている。そして、機体後部には機体前側から機体後側に向かって左右幅が広くなる排水部55dを形成し、水を排出しやすくしている。さらに、機体前後間では、水路55bよりも左右方向に広い貯水部55eを構成し、多くの水が浸入してもフロート55が浮き過ぎない形状としている。
しかしながら、水田圃場では、上記構成で受け切れない水がフロート55の底面に浸入することがあり、その際はフロート55が浮き上がり、圃場面に接触して鎮圧する効果が低下してしまう。
これを防止すべく、機体前後間の貯水部55eからフロート55の外部に余分な排水する水抜き溝を形成することが考えられるが、水抜き溝を形成した部分は圃場面に接触しにくくなるので、整地跡に小さな凹凸が残り、苗の植付深さが設定よりも浅く、または深くなる問題が考えられる。
上記の問題を解消すべく、前記フロート55に、作溝器24で圃場面に形成した肥料が入り込む溝に圃場面の土を寄せて溝を埋める左右の覆土板56、56(図9に示す)を設け、該左右の覆土板56、56よりも機体前側で且つ前記左右の放出空間部55a、55aよりも機体後側に、フロート55の左右に水を排出する左右の水抜き溝55f、55fを形成する。該左右の水抜き溝55f、55fは、貯水部55eの左右両側に形成し、大量の水が左右一側に偏って排水されない構成とする。
上記の構成とすることにより、フロート55の下部に水が多く入り込み過ぎて、フロート55が圃場面から離れることを防止できるので、フロート55が圃場面を整地して苗の植付深さが設定よりも浅く、または深くなることを防止できるので、苗の植付深さが安定し、苗の生育が安定する。
また、施肥放出口62aや作溝器24が圃場面から離間することが防止されるので、肥料を確実に土中に浸透させることができ、苗の成長に必要な肥料が不足することが防止され、生育不良による作物の品質低下が防止される。
そして、水抜き溝55f、55fよりも機体後側に左右の覆土板56、56を設けたことにより、水抜き溝55f、55fが接地しないことにより圃場に盛り上がりが生じても、左右の覆土板56、56が溝埋めの際にこの盛り上がりを崩すことができるので、圃場の凹凸により苗の植付深さが設定よりも浅く、または深くなることが防止され、苗の植付深さが安定し、苗の生育が安定する。
本発明の苗移植機は、田植機に限らず、野菜苗などのその他の苗を植え付ける苗移植機として利用可能性がある。
1 施肥装置付き乗用型田植機 2 走行車体
3 昇降リンク機構 4 苗植付部
5 粉粒体繰出し装置(施肥装置) 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 15 メインフレーム
17 部分条操作レバー 18 後輪ギヤケース
19 切替スイッチ 20 エンジン
21 ベルト伝動装置 22 線引きマーカ
23 油圧無段変速装置(HST) 24 作溝体
25 植付クラッチケース 26 植付伝動軸
27(27a、27b) 整地ロータ
28 施肥伝動機構 30 エンジンカバー
31 座席 32 フロントカバー
33 操縦部 34 ハンドル
35 フロアステップ 36 リヤステップ
38a、38b、38c 第1〜第3予備苗載置台
39a、39b、39c 第1〜第3移動リンク部材
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
46 昇降油圧式シリンダ
49 支持機枠 50 伝動ケース
51 苗載置台 51a 苗取出口
51b 苗送りベルト 51c 苗案内ガイド
51’ 延長苗載置台 52 苗植付部
52a 植付爪 53 ブロア用電動モータ
55 フロート 56 覆土板
58 ブロア 59 エアチャンバ
60 肥料ホッパ 61 繰出部
62 施肥ホース
63 補助作業装置(追加施肥装置、除草剤散布装置)
65 支持枠体 65a 支持ローラ
65b 両側辺部材 66 連結フェンス
66a 回動軸 67 支持プレート
67’ 支持プレート 67a 回動軸
69 振動プレート 69a 重量球
70 予備苗載置台切替駆動装置 74 モータ
74a 回転軸 75 苗載置台振動装置
77 前板 77a 穴
78 スライダ

Claims (5)

  1. 左右の前輪(10)及び後輪(11)で圃場を走行する走行車体(2)を設け、該走行車体(2)の後部に昇降リンク機構(3)と昇降リンク機構(3)の後部に複数の苗を積載する苗載置台(51)を配置し、苗載置台(51)の下部に苗を取って圃場に植え付ける苗植付装置(52)を設け、苗載置台(51)の外側端部に回動自在な延長苗載置台(51’)を設け、苗載置台(51)の後下部に肥料や薬剤を散布する補助作業装置(63)を設けた苗移植機において、
    苗載置台(51)に延長苗載置台(51’)を収納位置と展開位置に移動させるための回動軸(66a、67a)を設け、
    該回動軸(66a、67a)は、延長苗載置台(51’)を苗載置台(51)上に回動させて収納状態とするとき、延長苗載置台(51’)が補助作業装置(63)に干渉しない軌跡で移動可能な位置に配置し、
    前記苗載置台(51)の下側に、前記苗載置台(51)を振動させる苗載置台振動装置(75)を設け
    走行車体(2)の後部下側にフロート(55)を設け、
    走行車体(2)の後部上側に施肥装置(5)を設け、
    前記施肥装置(5)から供給される肥料は、施肥ホース(62)を通過して施肥放出口(62a)から圃場に放出される構成とし、
    放出された肥料を土中に効率よく浸透させるべく、前記施肥放出口(62a)の前部に作溝器(24)が形成され、
    前記施肥放出口(62a)は、フロート(55)の前側に形成された左右の放出空間部(55a,55a)に各々入り込ませ、
    前記フロート(55)には、底部側に機体前側から後側に向かって水を通過させる水路(55b)を形成し、
    該水路(55b)は、機体前側には機体前部から機体後部に向かって左右幅が狭くなる給水部(55c)を形成して水を取り込みやすくし、
    機体後部には、機体前側から機体後側に向かって左右幅が広くなる排水部(55d)を形成して、水を排出しやすくし、
    機体前後間では、水路(55b)よりも左右方向に広い貯水部(55e)を構成して、多くの水が進入してもフロート(55)が浮きすぎない形状とし、
    前記フロート(55)に、作溝器(24)で圃場面に形成した肥料が入り込む溝に圃場面の土を寄せて溝を埋める左右の覆土板(56,56)を設け、
    該左右の覆土板(56,56)よりも機体前側で且つ前記左右の放出空間部(55a,55a)よりも機体後側に、フロート(55)の左右に水を排出する左右の水抜き溝(55f,55f)を形成し、
    左右の水抜き溝(55f,55f)は、大量の水が左右一側に片寄って排水されないように、貯水部(55e)の左右両側に形成した
    ことを特徴とする苗移植機。
  2. 左右の前輪(10)及び後輪(11)で圃場を走行する走行車体(2)を設け、該走行車体(2)の後部に昇降リンク機構(3)と昇降リンク機構(3)の後部に複数の苗を積載する苗載置台(51)を配置し、苗載置台(51)の下部に苗を取って圃場に植え付ける苗植付装置(52)を設け、苗載置台(51)の外側端部に回動自在な延長苗載置台(51’)を設け、苗載置台(51)の後下部に肥料や薬剤を散布する補助作業装置(63)を設けた苗移植機において、
    前記延長苗載置台(51’)の上下方向を長手方向とし、
    苗載置台(51)に延長苗載置台(51’)を収納位置と展開位置に移動させるための回動軸(67a)を設け、
    該回動軸(67a)は、延長苗載置台(51’)を苗載置台(51)上に回動させて収納状態とするとき、延長苗載置台(51’)が補助作業装置(63)に干渉しない軌跡で移動可能な位置に配置し、
    前記苗載置台(51)の下側に、前記苗載置台(51)を振動させる苗載置台振動装置(75)を設け
    前記延長苗載置台(51’)の上端部の外側に上下方向に長い支持プレート(67)を設け、
    該支持プレート(67)に前記回動軸(67a)を支持プレート(67)の平面に対して垂直方向に取り付け、
    前記延長苗載置台(51’)を、回動軸(67a)を中心に時計回りまたは反時計回り方向に回動可能に構成し、
    収納時の延長苗載置台(51’)は、複数の苗載置台(51)の上端部で受けられ、複数の苗載置台(51)に対して直交する姿勢となる構成としたことを特徴とする苗移植機。
  3. 前記苗載置台振動装置(75)は、前記苗載置台(51)の振動プレート(69)と該振動プレート(69)の回転軸(74a)を回転させるモータ(74)とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機。
  4. 前記振動プレート(69)は、軟質樹脂の環状プレートの外側に重量球を固着させたことを特徴とする請求項3に記載の苗移植機。
  5. 前記苗載置台(51)の外側端部と、延長苗載置台(51’)の外側端部を連結して連結部を形成し、該連結部にそれぞれ連結部材(66)を設け、
    該連結部材(66)同士の一側端部に延長苗載置台(51’)の回動軸(66a)を設け、
    該回動軸(66a)は、走行車体(2)の下方ほど苗載置台(51)の苗載置面から離間する傾斜姿勢としたことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機。
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