JP6212435B2 - 水処理装置及び水処理方法 - Google Patents
水処理装置及び水処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6212435B2 JP6212435B2 JP2014101916A JP2014101916A JP6212435B2 JP 6212435 B2 JP6212435 B2 JP 6212435B2 JP 2014101916 A JP2014101916 A JP 2014101916A JP 2014101916 A JP2014101916 A JP 2014101916A JP 6212435 B2 JP6212435 B2 JP 6212435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- water
- membrane
- membrane module
- fiber membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
、仮に汚れたとしても膜モジュールを容易に洗浄できる水処理装置及び水処理方法に関す
る。
製の一例として、河川水及び地下水の除濁、工業用水の清澄、排水及び汚水の処理、海水
の淡水化のための前処理等が挙げられる。上記高分子水処理膜は、高分子材料からなる中
空糸状の多孔質膜(以下「中空糸膜」とも記す)を用いることが多い。なぜなら、中空糸
膜は、原水に含有される種々の成分を分離しやすいからである。
成の一例として、特開平10−249105号公報(特許文献1)には、中空部の内径が
200μmであって、かつ三層構造の中空糸膜が開示されている。特許文献1の中空糸膜
の構造は、内側から順に、厚さ25μmの多孔質層、厚さ1μmの非多孔質層、30μm
の多孔質層の3層を積層している。
、中空糸膜を中央部でU字上に折り返した上で、中空糸膜の先端を収容容器とともに熱硬
化性樹脂でポッティングしている。この収容容器は、端部の内周部分にクサビ状突起を設
けることにより、熱硬化性樹脂と収容容器との接着力を高めている。
と中空糸膜と熱硬化性樹脂を接着させるときに、その熱硬化性樹脂が十分に行き渡らず、
収容容器と中空糸膜との接着が十分でないことがあった。かかる接着不良に起因して、中
空糸膜と収容容器との間の剥離が生じやすく、膜モジュールの信頼性が低かった。また、
中空糸膜の洗浄時に洗浄液を逆流させることにより中空糸膜の界面剥離が生じることがあ
った。
することにより、膜モジュールの信頼性を高めることができる水処理装置及び水処理方法
を提供することにある。
ころ、中空糸膜の外径が小さく、かつ膜充填率が大きい場合には、中空糸膜の表面張力が
大きいことに起因して熱硬化性樹脂が拡散し難くなるとの知見を得た。かかる知見に基づ
き、中空糸膜の外径及び充填率を調整することにより、膜自体の自立性を保持しつつ、中
空糸膜同士の間の空間を確保し得るを以って、熱硬化性樹脂が中空糸膜の間に十分に行き
渡るようにし、以下に示す本発明を完成した。
[1]本発明の水処理装置は、原水を貯留する貯留槽と、原水を処理する膜モジュールと
、貯留槽及び膜モジュールに接続され、膜モジュールで処理した濃縮水を貯留槽に供給す
る戻し管と、を含み、膜モジュールは、原水を固液分離する中空糸膜と、中空糸膜を保持
する保持部材と、中空糸膜と保持部材とを固定する熱硬化性樹脂とを含み、中空糸膜は、
3mm以上10mm以下の外径であって、かつ40%以上70%以下の膜充填率であるこ
とを特徴とする。
[2]貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、貯留槽に貯留した原水を前記膜モジュー
ルに供給する供給管をさらに含むことが好ましい。
[3]保持部材は、中空糸膜の形状を保持するための支持体をさらに備えることが好まし
い。
[4]原水を膜モジュールに供給するための供給装置が接続されていることが好ましい。
[5]本発明の水処理方法は、上記[1]〜[4]のいずれか記載の水処理装置を用いた
水処理方法であって、中空糸膜に供給される原水の流速は、0.05m/秒以上1m/秒
以下であることを特徴とする。
ルの信頼性が高く、かつ膜モジュールの作製時に熱硬化性樹脂の充填不良による原水のリ
ークを防ぐことができる。
(水処理装置)
図1は、実施形態1の水処理装置の概略を示す模式図である。本実施形態の水処理装置
は、図1に示すように、膜モジュール2が貯留槽1外に配置される「槽外型」である。本
実施形態の水処理装置は、原水を貯留する貯留槽1と、原水を処理する膜モジュール2と
、貯留槽1及び膜モジュール2に接続され、膜モジュール2で処理した濃縮水を貯留槽1
に供給する戻し管4と、を含む。本実施形態の水処理装置は、貯留槽1及び膜モジュール
2に接続され、貯留槽1に貯留した原水を膜モジュール2に供給する供給管3をさらに含
む。また、膜モジュール2を透過した透過水を透過水槽9に供給する透過水管6をさらに
含むことが好ましい。以下に本発明の特徴部分である膜モジュールを説明する。
は、図2に示されるように、原水を固液分離する中空糸膜7と、中空糸膜7を保持する保
持部材11と、中空糸膜7と保持部材11とを固定する熱硬化性樹脂8とを含む。当該中
空糸膜7は、3mm以上10mm以下の外径であって、かつ40%以上70%以下の膜充
填率であることを特徴とする。このような内径及び膜充填率の中空糸膜7を用いることに
より、熱硬化性樹脂8が中空糸膜7の表面に馴染みやすくなり、中空糸膜7と保持部材1
1との密着性が高められ、モジュールの信頼性が向上するという優れた効果を示す。
。「吸湿性を有する樹脂」とは、23℃で相対湿度50%に24時間放置後の樹脂の重量
増加率(水分率)が0.1%以上6%以下の樹脂を意味する。かかる吸湿性を有する樹脂
の水分率は、1%以上5%以下であることが好ましく、より好ましくは2%以上3%以下
である。なお、湿度は、JISP8111で規定されている方法で調湿を行なうことによ
り、樹脂中の水分量を評価するものとする。
セタール、ポリビニルブチラール、及びポリビニルアルコールからなる群より選択される
1種以上の樹脂が挙げられる。このような樹脂を用いることにより、汚染物質が中空糸膜
7に付着し難くなり、また仮に付着しても逆洗等の洗浄工程により容易に汚染物質を除去
し得る。なお、汚染物質の付着防止は、かかる材料選択に加え、上記数値範囲の内径のよ
うな大口径の中空糸膜を用いることが有効であり、このような材料及び外径の中空糸膜を
用いることにより、膜内流速を容易に制御することができ、中空糸膜に付着した汚染物質
を除去しやすいという優れた効果を示す。
槽1に処理したい原水を貯留する。そして、貯留槽1中の原水を、供給管3を通じて膜モ
ジュール2に供給する。膜モジュール2に原水を通過させることにより、原水を処理する
。膜モジュール2で処理した透過水は、透過水管6を通じて透過水槽9に供給される。一
方、膜モジュール2で濃縮された濃縮水を、戻し管4経由で貯留槽1に戻す。戻し管4に
は、第1気体供給装置5が接続されている。この第1気体供給装置5から戻し管4にエア
が供給される。このエアが動力源となって濃縮水が貯留槽1に戻される。これらの一連の
流れにより原水を処理する。以下において、本実施形態の水処理装置を構成する各部を説
明する。
図2は、膜モジュールの形態を示す模式図である。膜モジュール2は、原水を透過水と
濃縮水に分離するために設けられる。図2において、原水は供給管3から膜モジュールに
供給され、膜モジュール中の中空糸膜7を透過した透過水が透過水管6から透過水槽に供
給される。一方、中空糸膜に補集された汚染物質は、濃縮水として戻し管4を通じて貯留
槽1に戻される。透過水と濃縮水の分離は、膜モジュール2に内外膜間差圧を負荷するこ
とによって行なわれる。
糸膜7を収納する保持部材11を備える。この中空糸膜7の外径、長さ、本数等は、得よ
うとする膜モジュールの特性に応じて適宜調整することができる。中空糸膜7は、所定本
数束ねて中空糸膜束としてもよい。中空糸膜束は、ストレート状であることが好ましい。
中空糸膜束は、保持部材11に合わせて所定の長さに切断して保持部材内に挿入すること
が好ましい。
筒状の膜モジュール2の他端側に戻し管4が接続されている。図2の膜モジュールでは、
図中下側の供給管3から原水が供給され、戻し管4から濃縮水が取り出され、透過水管6
から透過水が取り出される。つまり、供給管3から供給された原水は、中空糸膜7で膜分
離され、熱硬化性樹脂8に到達するまでに透過水として透過水管6に供給される。一方、
原水のうちの中空糸膜を透過しなかった分は、濃縮水として熱硬化性樹脂8の間を通過し
て戻し管4に排出される。
あることが好ましい。このような位置に供給管3を接続することにより、膜モジュールの
側面側からでも原水を供給することができ、膜モジュール単体で自立可能な構造にするこ
とができる。さらには、供給管3を膜モジュール2の下部分に接続すると、当該接続に必
要な部材によって装置全体の高さが高くなるため、膜モジュールの設置空間をコンパクト
にすることができる。
上の膜モジュールを用いる場合、各膜モジュールを直列に接続してもよいし、並列に接続
してもよいし、直列と並列を組み合わせてもよい。図3は、10本の膜モジュールを並列
に接続した場合の形態を示す模式図である。膜モジュールを直列に接続することにより、
膜モジュールの全長が長くなるため、少ない動力で同等の透過水及び濃縮水を得ることが
できる。また、図3に示すように膜モジュール2を並列に接続してもよい。これにより、
中空糸膜に供給される原水の流速を調整することができ、中空糸膜の目詰まりが生じにく
くなる。
ジュールの透過水管6は透過水本管16に接続されており、各膜モジュールの戻し管4は
、戻し本管14に接続されている。供給本管13から各供給管3に原水が供給され、各膜
モジュールで水処理されて、各膜モジュールの透過水管6から透過水本管16に透過水が
供給されるとともに、各膜モジュールの戻し管4から戻し本管14に濃縮水が供給される
。
本管13の直径をNmとすると、供給水本管13に接続されている供給管3は、供給水本
管の中心から1/2Nm以内の位置に供給管3の中心が配置されるように膜モジュール2
に接続されることが好ましく、より好ましくは1/4Nm以内である。このような接続位
置に供給管を接続することにより、膜モジュールの設置空間をコンパクトにすることがで
きるとともに、供給水本管13と供給管3との配置のバランスが適したものとなる。
ジュールの最下部から同一の高さの位置に接続されることが好ましい。このような位置に
各配管を接続することにより、必要に応じて膜モジュールの本数を適宜増減させることが
できる。さらに、膜モジュール2の上段に戻し本管14を接続し、膜モジュール2の中段
に透過水本管16を接続し、膜モジュール2の下段に供給本管13を接続することが好ま
しい。そして、透過水本管16は、透過水管6の接続位置によりも距離Dだけ下の位置に
接続することが好ましい。このように接続することにより、透過水管6と透過水本管16
との距離Dの配管が膜モジュールに横方向の力が加わったときに生じる歪みを吸収するこ
とができる。このような機能を有する膜モジュールは、地震等で膜モジュール全体に横方
向の力が加わった場合にも破壊され難い。一方、透過水本管16と透過水管6との間の距
離Dが0の場合、すなわち、透過水本管16と透過水管6との高さが同一の場合、供給管
3と戻し管4と透過水管6とが平行に3点で接続されることになるため、各膜モジュール
の接続自体は強固なものとなるが、地震等で横方向の力が加わったときの耐性は必ずしも
十分ではない。ここで、透過水本管16と透過水管6との間の距離Dは、膜モジュール全
体の長さ(間が手方向の長さ)の10%以上60%以下であることが好ましく、より好ま
しくは20%以上50%以下であり、さらに好ましくは25%以上40%以下である。
好ましい。このように並列に結合することにより、膜モジュール同士の接続配管を簡便に
することができるし、膜モジュールの本数を容易に増減させることができる。
しい。膜モジュール2に気体が供給されると、膜に付着した汚染物質を効率的に剥離し、
水処理の効率を向上させることができるからである。したがって、供給管3又は供給水本
管13には、気体供給装置を接続することが好ましい。
モジュール2の分離性能が低下することもある。このときに逆洗を実行することが好まし
い。逆洗は、図1に示すように逆洗ポンプ10によって行なわれることが好ましい。これ
により膜モジュール2に付着した浮遊物等を剥離することができ、膜モジュールの処理性
能を再生することができる。
しく、定量ろ過においては、膜間差圧の上昇が20%以上の時に実行することが好ましい
。逆洗は、10%以内の膜間差圧の変動で実行することが好ましい。これにより、高圧で
の逆洗の回数を減らすことができ、中空糸膜を長寿命化し得る。
本実施形態において、中空糸膜は、単一主要構成素材により形成されてもよいし、保持
部材11中の支持体(図示せず)によって形状を保持してもよい。支持体を用いる場合、
中空糸膜の形状を保持できる程度の強度を有するものが好ましく、セラミック、不織布等
を用いることが好ましい。このように支持体を用いることにより、中空糸膜の形状が安定
化し、中空糸膜と熱硬化性樹脂との接着性を高めることができる。
つまり、中空糸膜を形成する素材(例えば、膜を構成する樹脂)は、1種の樹脂が50質
量%以上(好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、80質量%以上
、さらに好ましくは85質量%以上)を占めることを意味する。
糸膜の使用時に、その形状が円筒形状等の所望の形状を保持し得る程度の強度を有するこ
とを意味する。このように単一主要構成素材で自立構造を有する中空糸膜が形成されるこ
とにより、表裏両面に分離機能が付与され、逆洗時における汚染を防止するとともに、中
空糸膜内部の汚染を回避することも可能となる。
45%以上65%以下の膜充填率である。このような膜充填率であることにより、熱硬
化性樹脂8によって中空糸膜を固定しやすくなり、以って膜モジュールの信頼性を高める
ことができる。ここで、膜充填率は、保持部材の内径をNとし、中空糸膜の外径をnとし
、保持部材に保持される中空糸膜の本数をxとしたときに、下記の関係式(I)によって
算出される。
{1−((N2×π)−(n2×π)×x)/(N2×π)}×100 ・・・(I)
上8mm以下であり、さらに好ましくは4.5mm以上7mm以下、特に好ましくは5m
m以上7mm以下である。また中空糸膜の膜厚は、0.1mm以上1.7mm以下である
ことが好ましく、より好ましくは0.5mm以上1.5mm以下であり、さらに好ましく
は0.6mm以上1mm以下である。このような外径を有する中空糸膜を用いることによ
り、汚染物質が付着し難く、また仮に付着しても容易に汚染物質を除去することができる
。中空糸膜の内径が細いと、エアが通るときの抵抗が大きく、原水が循環しにくくなる傾
向がある。また、上記膜厚の中空糸膜を用いることにより、中空糸膜自体の曲げ強度を向
上させることができ、熱硬化性樹脂と中空糸膜との密着性を確保することができる。
。この熱硬化性樹脂8は、例えば、遠心成形によるポッティング等によって形成される。
熱硬化性樹脂8の材料は、初期の粘性低く、経時的に粘度が増加して硬化し、最終的に所
定硬度に硬化する材料であることが好ましく、このような材料としてエポキシ樹脂、ウレ
タン樹脂等が挙げられる。本実施形態においては、上述の大口径の中空糸膜を用いること
により、中空糸膜間に適度な空間を形成され、熱硬化性樹脂8が中空糸膜の周囲に回り込
みやすくなる。これにより熱硬化性樹脂8が中空糸膜7の表面に広がりやすくなり、ポッ
ティング不良を低減させるとともに、使用時に封止部の不良を低減することができ、膜モ
ジュール2の長期信頼性を向上させることができる。
度は、100mPa・s以上2500mPa・s以下であることが好ましく、200mP
a・s以上2000mPa・s以下であることがより好ましく、さらに好ましくは500
mPa・s以上1500mPa・s以下である。このような粘度の熱硬化性樹脂を用いる
ことにより、中空糸膜の膜間にも熱硬化性樹脂が流れ込みやすくなる。
保持部材11は、中空糸膜7を保持できるものであれば特に限定されない。保持部材1
1を構成する材料として、金属、プラスチック等を用いることができるが、成型が容易で
機械的強度を確保しやすいという観点から、プラスチックが好ましい。プラスチックとし
ては、例えば、アクリル系樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。
第1気体供給装置5は、供給管3又は戻し管4に接続されるものである。第1気体供給
装置5が供給管3に接続される場合は、膜モジュール中の中空糸膜を効率的に洗浄するも
のとして用いられる。第1気体供給装置5が戻し管4に接続される場合は、第1気体供給
装置5は、水処理装置内で原水を循環させるための動力源である。この位置に第1気体供
給装置5を設けることにより、水処理のエネルギー効率を向上させることができるし、膜
モジュール内での圧力損失がなくエアを供給することができる。また、供給管3及び戻し
管4にエアが溜まりにくくなる。このため、膜モジュール内でエアを均一に分散して供給
することができる。
が挙げられるが、圧縮空気が好ましい。また、気体は、気泡の形態で供給されることが好
ましく、より好ましくは、数十μm〜数百μm程度のマイクロバブルである。マイクロバ
ブルは、原水を均一に循環させやすいという利点がある。気泡の供給方法は、例えば、ス
テンレス、セラミック、プラスチック、ゴム等に1mm〜数十mm程度の空気吐出孔を開
けた散気管を用いてもよい。第1気体供給装置5としては、例えばブロア、コンプレッサ
、マイクロバブル発生ブロア等が挙げられる。
戻し管4は、貯留槽1及び膜モジュール2に接続され、膜モジュール2で処理した濃縮
水を貯留槽1に供給するために設ける。戻し管4に濃縮水を供給するときの供給圧は、2
0kPa以上200kPa以下であることが好ましく、より好ましくは20kPa以上1
00kPa以下である。なお、戻し管4には、戻し管内のエアを抜くためのエア抜きライ
ンを設けてもよい。
であることが好ましく、30mm以上400mm以下がより好ましく、さらに好ましくは
40mm以上200mm以下である。このような内径にすることにより、圧力損失を減ら
し、かつ移送効率を高めることができる。
又はフラッシングのいずれの工程中に行なってもよい。気体を供給する時間は、気泡の大
きさによって異なるが、連続して、1秒以上、1分以上、好ましくは数秒〜数分であり、
常時供給することがより好ましい。膜モジュールに導入する気泡は、膜モジュールに導入
する原水体積(原水比)に対し、0.25以上2.5以下の体積で供給することが好まし
い。通常、気体量と循環させる原水との体積比は、水位差とモジュール前後の配管抵抗、
モジュール内流れ抵抗、モジュール内の空気の流れの均一性等に依存する。
供給管3は、貯留槽1及び膜モジュール2に接続され、膜モジュール2に原水を供給す
るために設けられる。供給管3に原水を供給するときの供給圧は、例えば、20kPa以
上100kPa以下であることが好ましい。
透過水管6は、膜モジュール2及び透過水槽9に接続され、膜モジュール2の中空糸膜
を透過した透過水を透過水槽9に供給するために設けられる。透過水管6の内径及び長さ
は特に限定されない。
透過水槽9は、膜モジュールでろ過した透過水を貯留するために設けられる。透過水槽
9には、透過水の一部を逆洗に利用することができるように、膜モジュール2からの透過
水が通る管とは異なる経路で膜モジュールに連結される逆洗管を備えていることが好まし
い。当該逆洗管に逆洗ポンプ10を接続することにより、透過水槽で貯留された透過水の
一部を用いて膜モジュールを逆洗することができる。
逆洗ポンプ10は、逆洗の際に透過水を膜モジュールに供給するために使用するポンプ
である。当該逆洗ポンプ10としては、例えば、渦巻ポンプ、ディフューザーポンプ、渦
巻斜流ポンプ、斜流ポンプ、ピストンポンプ、プランジャポンプ、ダイアフラムポンプ、
歯車ポンプ、スクリューポンプ、ベーンポンプ、カスケードポンプ、ジェットポンプ等を
用いることができる。
貯留槽1は、原水を貯留する槽である。貯留槽1は、膜モジュール2に原水を供給する
ための供給管3と、膜モジュール2からの透過水を戻す戻し管4とが接続される。貯留槽
1は、2m×10m程度のユニット単体又は連結した貯留槽であってもよいし、5m×5
0m程度の水槽単体又は連結した貯留槽であってもよい。
原水は、汚水処理場等の活性汚泥等を含む排水、家庭排水等の都市下水、工場排水、農
業排水、生物処理水、海水、井戸水、河川水、湖沼の水等の他、果汁、ミルク等の液状食
品であってもよい。原水の浮遊物質(SS:Suspended Solids)は、20000未満であ
ることが好ましい。
本実施形態の水処理装置を用いた水処理方法は、クロスフロー方式であることが好まし
い。クロスフロー方式は、中空糸膜の膜面と原水の流れ方向とが実質的に平行であり、中
空糸膜の膜面に付着した浮遊物等を剥離して循環させることができる。これにより、中空
糸膜の目詰まりを抑制し、原水の処理速度が安定する。なお、本実施形態の水処理装置は
、原水の汚染状態によってデッドエンド方式で使用しても差し支えない。
5m/s以上1.5m/s以下であることがより好ましく、さらに好ましくは0.7m/
s以上1m/s以下である。なお、管内流速は、単位時間当たりの循環させる原水の体積
に基づいて算出した値を採用するものとする。
とが好ましく、より好ましくは、0.2m/秒以上0.6m/秒以下である。このような
流速で中空糸膜に原水を供給することにより、汚染物質が中空糸膜に付着し難くなるため
、原水を効率的に処理し続けることが可能となる。ここで、中空糸膜に供給される原水の
流速は、汚水処理用の電磁流量計(エンドレスハウザー社製)によって測定した値を採用
するものとする。
供給されることが好ましく、より好ましくは10kPa以上100kPa以下の膜間差圧
である。かかる膜間差圧であることにより、実用上要求される透水性能を維持するととも
に、汚染物質の中空糸膜への付着を防止することができる。
内側に原水を供給し、中空糸膜の外側から透過水を取り出す方式である。外圧式は、中空
糸膜の外側に原水を供給し、中空糸膜の内側から透過水を取り出す方式である。膜面流速
をより高く設定し得るという観点から、内圧式で処理することが好ましい。
処理を一時停止してもよい。
程である。中空糸膜の内径よりも大きな浮遊物等が原水の循環経路を閉塞することがある
が、この閉塞は、原水の供給向きと逆向きにフラッシングすることにより防止することが
できる。フラッシングは、原水を加圧することなく、0.1m/s以上の膜面流速で行な
うことが好ましい。フラッシングにより膜モジュール2を通過した水は、フラッシング水
として貯留槽1に戻される。
ドレンは、水処理装置の運転を停止した状態で、膜モジュールを開放し、濃縮液を落下さ
せることにより回収するか、又は膜モジュールを開放した状態で逆洗し、逆洗排水を回収
することにより行なう。回収した濃縮水又は逆洗排水は、別途設けたドレン水タンクに貯
めてもよい。
集剤注入手段、薬液槽、薬液注入手段、濃縮水槽、開閉弁、超音波発生装置、吸引装置等
を設けてもよい。
行なうことが好ましい。除濁処理を実行することにより、粗い不純物を除去することがで
きる。また、第1気体供給装置からエアを供給することにより、原水中の溶存酸素を上昇
させることができるため、水処理装置を生物処理槽として用いるときの曝気動力を抑制す
ることもできる。
図5は、実施形態2の水処理装置の概略を示す模式図である。本実施形態は、図5に示
されるように、実施形態1に対し、透過水吸引装置17を接続したこと、第1気体供給装
置5の接続位置を代えたこと及び供給装置15を接続したことが異なる他は、実施形態1
と同一の水処理装置である。透過水吸引装置17は、透過水を吸引する機能を有するもの
である。
ば特に限定されず、例えば、渦巻ポンプ、ディフューザーポンプ、渦巻斜流ポンプ、斜流
ポンプ、ピストンポンプ、プランジャポンプ、ダイアフラムポンプ、歯車ポンプ、スクリ
ューポンプ、ベーンポンプ、カスケードポンプ、ジェットポンプ等を用いることができる
。
図6は、実施形態3の水処理装置の概略を示す模式図である。本実施形態は、図6に示
されるように、実施形態2に対し、供給装置15に代えて吸引装置12を戻し管4に接続
したことが異なる他は、実施形態2と同一の水処理装置である。吸引装置12によって戻
し管内の圧力を減圧し、これにより原水が膜モジュールに供給される。吸引装置12とし
ては、供給装置15と同様のものを用いることができる。
、本発明は、これら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜4においては、ビニルピロリドン-塩化ビニル共重合体を含む中空糸膜を用
いて、表1の「膜充填率」の欄に示す膜充填率の膜モジュールを作製した。当該膜モジュー
ルの作製においては、表1の「粘度」の特性を示すウレタン樹脂を熱硬化性樹脂として用
いて中空糸膜を封止した。なお、中空糸膜の膜充填率は、保持部材の内径をNとし、中空
糸膜の外径をnとし、保持部材に保持される中空糸膜の本数をxとしたときに、下記の関
係式(I)によって算出した。
{1−((N2×π)−(n2×π)×x)/(N2×π)}×100 ・・・(I)
した。
原水を供給したところ、供給管を流れる原水の流速は、表1の「流速」の欄に示す値とな
った。各実施例の水処理装置は、水処理の初期の充填不良もなく、かつ使用したときにも
封止部が剥離しなかった。この結果から、所定の外径及び膜充填率の中空糸膜を用いて原
水を処理することにより、信頼性が高く安定して水処理を行なえることが明らかとなり、
本発明の効果が示された。
の前処理等の水の精製等のために使用される水処理装置として、広範に利用することがで
き、経済的かつ効率的な水処理を行なうことができる。
2 膜モジュール
3 供給管
4 戻し管
5 第1気体供給装置
6 透過水管
7 中空糸膜
8 熱硬化性樹脂
9 透過水槽
10 逆洗ポンプ
11 保持部材
12 吸引装置
13 供給本管
14 戻し本管
15 供給装置
16 透過水本管
17 透過水吸引装置
Claims (5)
- 原水を貯留する貯留槽と、
前記原水を処理する膜モジュールと、
前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記膜モジュールで処理した濃縮水を前記貯留槽に供給する戻し管と、を含み、
前記膜モジュールは、前記原水を固液分離する中空糸膜と、前記中空糸膜を保持する保持部材と、前記中空糸膜と前記保持部材とを固定する熱硬化性樹脂とを含み、
前記中空糸膜は、3mm以上10mm以下の外径であって、かつ、前記保持部材の内径をNとし、中空糸膜の外径をnとし、保持部材に保持される中空糸膜の本数をxとしたときに、下記の式(I)によって算出した充填率が40%以上70%以下であることを特徴とする水処理装置。
{(n 2 ×π×x)/(N 2 ×π)}×100 (I) - 前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記貯留槽に貯留した原水を前記膜モジュールに供給する供給管をさらに含む、請求項1に記載の水処理装置。
- 前記保持部材は、前記中空糸膜の形状を保持するための支持体をさらに備える、請求項1又は2記載の水処理装置。
- 前記原水を前記膜モジュールに供給するための供給装置をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の水処理装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項記載の水処理装置を用いた水処理方法であって、
前記中空糸膜に供給される前記原水の流速は、0.05m/秒以上1m/秒以下であることを特徴とする水処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014101916A JP6212435B2 (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | 水処理装置及び水処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014101916A JP6212435B2 (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | 水処理装置及び水処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015217335A JP2015217335A (ja) | 2015-12-07 |
| JP6212435B2 true JP6212435B2 (ja) | 2017-10-11 |
Family
ID=54777227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014101916A Expired - Fee Related JP6212435B2 (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | 水処理装置及び水処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6212435B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2911327B2 (ja) * | 1992-12-28 | 1999-06-23 | オルガノ株式会社 | 濁質成分を含む水の処理方法及び装置 |
| US5525144A (en) * | 1995-04-20 | 1996-06-11 | A/G Technology Corporation | Tangential flow filtering and separating |
| JP5446416B2 (ja) * | 2008-07-08 | 2014-03-19 | 住友電気工業株式会社 | 含油排水処理用の分離膜モジュール、含油排水処理方法および含油排水処理装置 |
| JP5829080B2 (ja) * | 2011-09-02 | 2015-12-09 | 積水化学工業株式会社 | 水処理方法 |
| JP2013052339A (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 水処理方法 |
| JP5891108B2 (ja) * | 2012-05-21 | 2016-03-22 | 積水化学工業株式会社 | 水処理方法 |
-
2014
- 2014-05-16 JP JP2014101916A patent/JP6212435B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2015217335A (ja) | 2015-12-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6402956B1 (en) | Treatment system and treatment method employing spiral wound type membrane module | |
| US20170274325A1 (en) | Water treatment method | |
| JP2006116495A (ja) | 濾過装置 | |
| JPWO2014128851A1 (ja) | 水処理方法及び水処理装置 | |
| JP6212436B2 (ja) | 水処理装置及び水処理方法 | |
| JP5326571B2 (ja) | ろ過処理方法 | |
| WO2011158559A1 (ja) | 膜モジュールの洗浄方法 | |
| CN100363093C (zh) | 膜滤芯、膜分离装置以及膜分离方法 | |
| CN103917496B (zh) | 造水系统 | |
| JP2014100627A (ja) | 膜処理装置及び固液分離法 | |
| JPWO2017135162A1 (ja) | 水処理装置及び水処理方法 | |
| JP2008279335A (ja) | 造水装置および造水方法 | |
| KR20100092227A (ko) | 중공사막 모듈 및 이를 포함한 여과 시스템 | |
| JP6212435B2 (ja) | 水処理装置及び水処理方法 | |
| JP4840285B2 (ja) | 浸漬型膜モジュールの洗浄方法 | |
| JP5120106B2 (ja) | 有機アルカリ排水の処理方法及び処理装置 | |
| JP2008246424A (ja) | 中空糸膜モジュールの洗浄方法および中空糸膜ろ過装置 | |
| JP2013212497A (ja) | 水処理方法 | |
| JP3918304B2 (ja) | 中空糸膜処理装置 | |
| JP5238128B2 (ja) | 固液混合処理液の固液分離装置 | |
| CN110862168A (zh) | 电极箔含磷清洗废水处理系统及其处理工艺 | |
| JP2021159909A (ja) | 膜ろ過システム、およびその運転方法 | |
| JP5874866B1 (ja) | 除濁膜モジュールの運転方法 | |
| JP2009233504A (ja) | 浸漬型膜モジュールの洗浄方法および浸漬型膜モジュールの洗浄装置とそれを用いた浸漬型膜ろ過装置 | |
| JP2010188250A (ja) | 水処理方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170208 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170704 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170809 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170822 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170915 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6212435 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |