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JP6216466B2 - ドメイン制御方法及びドメイン制御装置 - Google Patents
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Description

本発明は、ドメイン制御方法及びドメイン制御装置に関する。
事業者のネットワークシステム運用コスト削減のために、専用装置を使って実現されていたネットワーク機能の一部を汎用サーバ装置の仮想マシンを使って実現するNFV(Network Functions Virtualization)という技術が利用されるようになっている。
汎用サーバ装置の仮想マシンを制御する技術は、データセンタクラウドのネットワークシステム制御装置、および、ネットワークシステム制御方式として実現されており、これがNFVのネットワークシステム制御装置、および、ネットワークシステム制御方式に応用されている。
仮想マシン間の接続は、仮想マシン間を結ぶ経路上の中継装置にパスと呼ばれる仮想的なリンクを設定することによって実施される。パス同士の通信が混信しないためにパスはさまざまなプロトコルのアドレスを組み合わせて一意に認識される。
事業者のネットワークシステムは、地域毎や役割毎に管理ドメインが分けられ、管理ドメインごとに構築と管理が行われていることが一般的である。各管理ドメインには管理ドメイン内の装置を管理し制御する装置である拠点制御装置が配備される。また、事業者のネットワークシステムでは、ネットワークシステムを用いたサービスを提供するために、複数の管理ドメインの装置が利用されることがあり、そのような場合には、サービスの提供にかかる装置制御のために複数の拠点制御装置を統合して管理するネットワークシステム制御装置である統合制御装置が配備される。なお、統合制御装置は他のネットワーク事業者やデータセンタ事業者のネットワークシステムに配備された拠点制御装置を管理してもよい。
ネットワークを構成する具体的な方法として、ネットワークを構成する装置間の接続状態を階層構造と捉え、階層情報を含むトポロジ情報に基づいて、端末装置に使用可能なアドレスを配布する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−340983号公報
特許文献1に記載の発明では、上位の中継装置を選出し、新たに装置が追加された場合に、上位の中継装置が保持している使用可能なアドレスの一つを下位中継装置もしくは端末装置に配布する方式が記載されている。そのため、特許文献1に記載の発明は、個別に構築・管理される管理ドメインの複数で共通に使用可能なアドレスを配布するような用途には適用できない。事業者のネットワークシステムでは、呼処理を行う汎用サーバ装置が設置される管理ドメインの複数を、直接、もしくは中継用の管理ドメインで接続するような、装置同士が2以上の管理ドメインに跨って通信を行う構成が一般的であるので、装置同士が2以上の管理ドメインに跨って通信する際も自動アドレス設定がなされることが望ましい。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、2つ以上の管理ドメインに跨るようなパスにおけるアドレス割当を自動で行うドメイン制御方法、ドメイン制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るドメイン制御方法は、ネットワークシステムの制御装置によりコントロールされる、仮想サーバが含まれ得る1以上の装置から構成される装置グループである管理ドメインと、別の管理ドメインとの通信に使われるプロトコルごとに使用可能なアドレスが設定されており、複数の管理ドメインの内、通信の始点となる始点管理ドメインから、終点となる終点管理ドメインまでの通信経路中における、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの間で使用するアドレスを割当てるドメイン制御装置で実行されるドメイン制御方法であって、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの通信に使われるプロトコルに関する情報を用いて、通信経路中における、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインを特定する第1ステップと、第1ステップにより特定された一の管理ドメイン及び他の管理ドメインにおいて、プロトコルごとに設定されている使用可能アドレスを取得する第2ステップと、第2ステップにより取得された使用可能アドレスの内、一の管理ドメイン及び他の管理ドメイン間で共通して使用することが可能なアドレスを割当てる第3ステップと、を備える。
本発明に係るドメイン制御装置は、ネットワークシステムの制御装置によりコントロールされる、仮想サーバが含まれ得る1以上の装置から構成される装置グループである管理ドメインと、別の管理ドメインとの通信に使われるプロトコルごとに使用可能なアドレスが設定されており、複数の管理ドメインの内、通信の始点となる始点管理ドメインから、終点となる終点管理ドメインまでの通信経路中における、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの間で使用するアドレスを割当てるドメイン制御装置であって、1又は複数の回路が、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの通信に使われるプロトコルに関する情報を用いて、通信経路中における、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインを特定し、特定された一の管理ドメイン及び他の管理ドメインにおいて、プロトコルごとに設定されている使用可能アドレスを取得し、取得された使用可能アドレスの内、一の管理ドメイン及び他の管理ドメイン間で共通して使用することが可能なアドレスを割当てる。
この発明によれば、プロトコルのレイヤを定義し、通信経路中の各プロトコルのレイヤ共通で使用可能なアドレスを決定するので、自動で通信経路の各ドメイン間で使用するアドレスを決定することができる。
上述のドメイン制御方法では、第3ステップによって割り当てられたアドレスを一の管理ドメイン及び他の管理ドメインに通知する第4ステップをさらに備えてもよい。この場合、一の管理ドメイン及び他の管理ドメイン間で使用するアドレスを通知することができる。
上述のドメイン制御方法では、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの通信に使われるプロトコルに関する情報は、各管理ドメインでパケットに挿入されるプロトコル、もしくは、パケットから除去されるプロトコル、もしくは、パケットの転送に利用されるプロトコルであることを定義した定義情報を取得してもよい。この場合、ドメイン制御装置は、パケットの挿入、転送、除去における共通するドメイン間でアドレスを決定するので、自動で通信経路の各ドメイン間で使用するアドレスを決定することができる。
上記ドメイン制御方法では、第1ステップは、プロトコルに関する情報における、各プロトコルのプロトコル情報をパケットへ挿入するドメインの定義、もしくはパケットから除去するドメインの定義、もしくはパケットの転送に利用するドメインの定義、の何れかもしくは全てと、通信経路と、を用いて対象ドメインを特定する対象のプロトコルを基準に、通信経路順に対象ドメインを特定してもよい。この場合、定義情報中の挿入対象のプロトコルを特定した上で、通信経路順に対象ドメインを特定するので、確実に挿入対象、転送対象、除去対象のドメインを特定することができる。
上記ドメイン制御方法では、ドメイン制御装置が、使用可能アドレスを記憶し、第2ステップは、記憶されている使用可能アドレスから一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの使用可能アドレスを取得してもよい。この場合、ドメイン制御装置は、使用可能アドレスを予め記憶し、記憶したアドレスを取得するので、確実に使用可能アドレスを取得することができる。
上記ドメイン制御方法では、第2ステップは、固定アドレス情報をさらに取得し、第3ステップは、第2ステップにより取得された固定アドレス情報をさらに用いて割り当ててもよい。この場合、ドメイン制御方法では、固定アドレス情報を取得し、当該固定アドレス情報に基づいて割り当てるので、既に使用可能範囲が固定された装置を考慮して、割当処理をすることができる。
上記ドメイン制御方法では、第3ステップは、割当てたアドレスを使用可能アドレスから除外するようにしてもよい。この場合、ドメイン制御方法は、使用可能アドレスから割当済みのアドレスを除去するので、既に割当済みのアドレスを割り当ててしまうことを防止することができる。
上記ドメイン制御方法では、第2ステップは、記憶された使用可能アドレスの情報を外部の装置へ送信し、外部の装置から、送信情報に基づいて絞り込まれた使用可能アドレス情報を取得してもよい。このように、外部装置から使用可能アドレスを取得する場合に、送信した情報に基づいて絞り込まれた使用可能アドレス情報を取得するので、外部装置との通信負荷を下げることができる。
本発明によれば、2つ以上の管理ドメインに跨がるようなパスにおけるアドレス割当を自動で行うことができる。
第1実施形態に係る統合制御装置100を含んだ通信システムのシステム構成図である。 統合制御装置100の機能ブロック図である。 ドメイン間接続表121が記憶する情報の一例を示す図である。 仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122が記憶する情報の一例を示す図である。 管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123が記憶する情報の一例を示す図である。 使用可能アドレス範囲表124が記憶する情報の一例を示す図である。 仮選択済みアドレス表125が記憶する情報の一例を示す図である。 選択済みアドレス表126が記憶する情報の一例を示す図である。 仮想パス設定状況管理表127が記憶する情報の一例を示す図である。 統合制御装置100、150のハードウェア構成図である。 統合制御装置100で実行されるアドレス割当処理のフローチャートである。 拠点制御装置150の機能ブロック図である。 装置間接続表171が記憶する情報の一例を示す図である。 管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172が記憶する情報の一例を示す図である。 管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173が記憶する情報の一例を示す図である。 使用可能アドレス範囲表174が記憶する情報の一例を示す図である。 管理ドメイン内選択済みアドレス表175が記憶する情報の一例を示す図である。 拠点制御装置150で実行されるアドレス設定処理のフローチャートである。 ドメイン間におけるパケットデータの送受信の状態を示す図である。 ドメイン間で送受信するデータ構造を示す図である。 ドメイン間・装置間におけるパケットデータの送受信の状態を示す図である。 装置間で送受信するデータ構造を示す図である。 第2実施形態のドメイン間におけるパケットデータの送受信の状態を示す図である。 第2実施形態のドメイン・装置間におけるパケットデータの送受信の状態を示す図である。 第3実施形態に係る統合制御装置100を含んだ通信システムのシステム構成図である。 第3実施形態に係る管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123が記憶する情報の一例を示す図である。 第3実施形態のドメイン間におけるパケットデータの送受信の状態を示す図である。 第3実施形態のドメイン・装置間におけるパケットデータの送受信の状態を示す図である。 第4実施形態に係る統合制御装置100Aの機能ブロック図である。 第4実施形態に係る拠点制御装置150A2の機能ブロック図である。 第4実施形態に係る統合制御装置100Aで実行される処理のフローチャートである。 第4実施形態に係る拠点制御装置150A2で実行される処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態のドメイン制御装置として機能する統合制御装置100および各ドメインを管理する拠点制御装置150、統合制御装置100に操作要求する操作端末130からなる通信システムを示すブロック図である。
この統合制御装置100は、操作端末130から、仮想パスの始点のドメイン(始点管理ドメイン)・終点のドメイン(終点管理ドメイン)を受信すると、始点のドメインから終点のドメインのパスを探索し、探索したパスにおける、各ドメイン間のアドレスを設定する。
また、統合制御装置100は、各管理ドメインを管理する装置であり、具体的には、サーバ装置等である。
管理ドメイン(管理ドメインA、管理ドメインB等)は、仮想サーバを管理する。拠点制御装置150A等の拠点制御装置は、各管理ドメイン内の処理装置、中継装置を管理する。拠点制御装置150は、統合制御装置100に対して、所定のタイミングで管理ドメイン内の使用可能アドレスを通知する。
管理ドメイン内の処理装置は、例えば、ハイパーバイザ等と呼ばれるVMM(Virtual Machine Monitor)を実行してVM(Virtual Machine:仮想マシン)を稼働させる情報処理装置である。
管理ドメイン内の中継装置は、パケットを受信した場合には、パケットの宛先に応じて、受信したパケットを転送するスイッチ等の中継装置である。
管理ドメインA、管理ドメインC、管理ドメインE、管理ドメインD、管理ドメインBには、拠点制御装置150が含まれ、拠点制御装置150から統合制御装置100へアドレス範囲情報を通知し、統合制御装置100は、ある管理ドメインからある管理ドメインまでの仮想パスを探索し、アドレス範囲情報を参照し、当該仮想パスに基づいたアドレス設定をする。
なお、管理ドメインF、管理ドメインG、管理ドメインHは統合制御装置100からの制御を契機にアドレス設定がされない管理ドメインである。管理ドメインF、管理ドメインG、管理ドメインHは、使用可能アドレスが固定されている。
続いて、図2に示す統合制御装置100の全体構成を示すブロック図を用いて、統合制御装置100の機能を説明する。統合制御装置100は、端末要求受付部101、ドメイン経路探索部102(通信経路取得手段)、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103(定義情報取得手段)、使用可能アドレス抽出部104(使用可能アドレス取得手段)、対象ドメイン特定部105(対象ドメイン特定手段)、割当部106(割当手段)、通知部107(通知手段)、記憶部120を含んで構成される。
また、記憶部120は、ドメイン間接続表121、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123、使用可能アドレス範囲表124(使用可能アドレス情報記憶手段)、仮選択済みアドレス表125、選択済みアドレス表126、及び仮想パス設定状況管理表127を含んで構成される。
端末要求受付部101は、操作端末130から仮想パスのトポロジ情報(始点となる管理ドメイン情報(管理ドメインの識別子)、終点となる管理ドメイン(管理ドメインの識別子))を受信する。端末要求受付部101は、受信したトポロジ情報をドメイン経路探索部102へ送信する。
ドメイン経路探索部102は、端末要求受付部101からトポロジ情報を受信した後に、記憶部120のドメイン間接続表121の情報を参照し、始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの経路(通信経路)を公知の経路探索手法(例えば、ダイクストラ法)を用いて探索する。また、ドメイン経路探索部102は、リソース情報を各ドメインから受信し、当該リソース情報をコストとして用いて経路探索するようにしてもよい。
ここで、ドメイン間接続表121の例について、図3を用いて説明する。ドメイン間接続表121は、互いに隣接する管理ドメインの情報を有する。図3の例では、管理ドメインAと管理ドメインCとが接続し、管理ドメインCと管理ドメインEとが接続していることを示している。なお、それぞれの管理ドメインを接続するケーブル情報をさらに追加するようにしてもよい。
ドメイン経路探索部102は、上記ドメイン間接続表121を参照して経路探索した後に、経路探索した結果を仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122へ登録する。具体的に、ドメイン経路探索部102は、経路探索した結果として、始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの順序情報と、当該順序情報の識別子とを仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122へ登録する。
ここで、図4に仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122の例を示す。図4に示すように、仮想パス経由管理ドメイン順序リストでは、仮想パスを示す管理ドメインの順序を示す情報である、「経由管理ドメイン順序リスト」と、当該仮想パスの識別子である仮想パス識別子とを対応付けて記憶する。ドメイン経路探索部102は、経路探索した結果(始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの順序情報)を管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103へ通知する。上記経由管理ドメイン順序リストでは、始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの順序情報を有しているが、各管理ドメイン間を接続するケーブル情報をさらに追加してもよい。
管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103は、ドメイン経路探索部102から経路探索した結果を受信し、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123から当該順序に対応するレコードを抽出する。なお、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123は、外部装置(例えば、拠点制御装置150)から収集した情報である。
ここで、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123で記憶している情報の例を図5に示す。図5に示すように、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123は、スタックグループ識別子と、管理ドメイン識別子と、仮想パス端点種別と、プロトコルスタックリストとを有する。プロトコルスタックリストは、除去プロトコルと、転送プロトコルと、挿入プロトコルとを含める。
スタックグループ識別子は、仮想パスを想定して、予め探索された管理ドメインの経路順序に付される識別子である。例えば、図5の例の場合、管理ドメインA、管理ドメインC、管理ドメインE、管理ドメインD、管理ドメインBの順序のルートには、スタックグループ識別子としてスタック1が付されており、管理ドメインA、管理ドメインFの順序のルートには、スタックグループ識別子としてスタック2が付される。
管理ドメイン識別子は、管理ドメインが保持する各管理ドメイン固有の識別子である。仮想パス端点種別は、仮想パスの端点であるか、中継点であるかを示す情報である。図5の例の場合、スタックグループ識別子のスタック1の仮想パスは、管理ドメインAと管理ドメインBとが端点であり、管理ドメインC、管理ドメインE、及び管理ドメインDが中継点であることを示す。
プロトコルスタックリストとして、除去プロトコル、転送プロトコル、及び挿入プロトコルを定義しており、各ドメインで除去されるプロトコル、転送されるプロトコル、及び挿入されるプロトコルを示す。ここで除去プロトコルとは、該当ドメインでアドレスが削除されるプロトコルであり、転送プロトコルとは、該当ドメインでアドレスに基づいて転送されるプロトコルであり、挿入プロトコルとは、該当ドメインでアドレスが挿入されるプロトコルである。例えば、スタックグループ識別子がスタック1の管理ドメインAは、除去されるプロトコルが、VLAN、IP、VXLAN、IP2であり、転送するプロトコルが無く、挿入されるプロトコルが、VLAN、IP、VXLAN、IP2であることを示している。
管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103は、管理ドメインA、管理ドメインC、管理ドメインE、管理ドメインD,管理ドメインBの順のスタックグループ識別子を検索する。図5に示す例の場合、スタックグループ識別子がスタック1である管理ドメイン識別子は、管理ドメインA、管理ドメインC、管理ドメインE、管理ドメインD、及び管理ドメインBであるので、スタック1の各レコードを抽出する。
このように、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103は、各管理ドメインで挿入・転送・除去するプロトコルを定義した定義情報を取得する。
管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103は、スタックグループ識別子がスタック1の各レコードを対象ドメイン特定部105へ送出する。また、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103は、スタックグループ識別子がスタック1である管理ドメイン識別子を使用可能アドレス抽出部104へ通知する。
使用可能アドレス抽出部104は、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103から、仮想パスに対応するドメインを受信し、当該管理ドメインのアドレス範囲を抽出する。
具体的には、使用可能アドレス抽出部104は、仮想パスに対応するドメインのアドレス範囲を使用可能アドレス範囲表124から取得する。ここで、使用可能アドレス範囲表124の例を図6に示す。図6に示すように、使用可能アドレス範囲表124は、管理ドメイン識別子と、使用可能アドレス範囲とが対応付いている。図6の例では、管理ドメインAでは、VLANの使用可能アドレスが、100〜199で、IPの使用可能アドレスが「192.168.10、1」〜「192. 168.10.254」で、VXLANの使用可能アドレスが10000〜19999で、IP2の使用可能アドレスが「192.168.0.1」〜「192.168.0.254」である。このように、使用可能アドレス範囲表124は、使用可能アドレス範囲(使用可能アドレス情報)を記憶する。
使用可能アドレス抽出部104は、仮想パスに対応するドメインのアドレス範囲を使用可能アドレス範囲表124から取得すると、仮想パスに対応するドメインのアドレス範囲を割当部106へ送信する。
対象ドメイン特定部105は、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103により取得された管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表のレコードを用いて、ドメイン経路探索部102により取得された通信経路中における、プロトコルの挿入対象、転送対象、除去対象のドメインを特定する部分である。
具体的には、対象ドメイン特定部105は、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103により取得された管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストのレコードの内、始点のドメイン(一の管理ドメイン)のレコードから挿入プロトコルを特定して、以降のレコードの内、除去プロトコルのレコードのドメイン(他の管理ドメイン)を特定し、さらに挿入プロトコルと、除去プロトコルとの間の内、当該プロトコルを転送するドメインを特定する。このように、対象ドメイン特定部105は、挿入プロトコル、除去プロトコル、転送プロトコルを特定する。
割当部106は、対象ドメイン特定部105により特定されたドメイン間におけるプロトコルの使用可能なアドレスを、使用可能アドレス抽出部104により取得された使用可能アドレスを用いて割り当てる部分である。
具体的には、割当部106は、挿入プロトコル、転送プロトコル、除去プロトコルのそれぞれのドメインで共通するアドレス(すなわち、互いのドメインで重複する使用可能範囲のアドレス)を割り当てる。
割当部106は、当該プロトコルの共通アドレスを割り当てた後に、その結果を仮選択済みアドレス表125へ登録する。この仮選択済みアドレス125の例を図7に示す。
図7に、仮選択済みアドレス表125を示す。仮選択済みアドレス表125は、管理ドメイン識別子と、プロトコルの種別(挿入、転送、除去)と、選択済みアドレスとを有する。図7の例では、管理ドメインA、C、EのVLANについてアドレス100を割り当てられたことを示している。
割当部106は、全てのドメインについてそれぞれのプロトコルの割り当てが終了した後に、仮選択済みアドレス125を参照して、管理ドメイン、仮想パス識別子毎に、アドレスセット(各プロトコルのアドレスのセット)を選択済みアドレス表126へ登録する。ここで、図8に選択済みアドレス表126の例を示す。図8に示すように、選択済みアドレス表126は、管理ドメイン識別子と、仮想パスグループ識別子と、仮想パス識別子と、使用済アドレスセットとを保持する。なお、仮想パスグループ識別御子は、一方の仮想パスと、当該仮想パスの帰りのパス(例えば、順序が正反対のパス)とを共通化した識別子である。
割当部106は、さらに、選択済みアドレス表126に対して仮想パスの使用済アドレスセットを設定した後に、仮想パス設定状況管理表127へ仮想パスの設定が完了した旨の情報を登録する。ここで、仮想パス設定状況管理表127を図9に示す。仮想パス設定状況管理表127は、仮想パス識別子とアドレス選択状況とを有する。ドメイン経路探索部102は、仮想パスを経路探索した時に、当該仮想パスの識別子を生成し、ドメイン経路探索部102が生成した仮想パス識別子を仮想パス設定状況管理表127の仮想パス識別子として登録する。この段階では、アドレス選択状況は、未完了が設定されている。
割当部106は、さらに、選択済みアドレス表126に対して仮想パスの使用済アドレスセットを設定した後に、仮想パス設定状況管理表127のアドレス選択状況に完了と登録する。そして、割当部106は、使用可能アドレス範囲表124の内、それぞれのドメインに割り当てたアドレスを除外する。
通知部107は、所定のタイミングで、仮想パス設定状況管理表127を参照し、アドレス選択状況が完了済みである、仮想パス識別子のアドレスセットを各ドメインへ登録要求する。すなわち、通知部107は、割当部106によって割り当てられたアドレスを各ドメインに通知する。
図10は、統合制御装置100及び拠点制御装置150のハードウェア構成を示すブロック図である。図10に示されるように、1又は複数のCPU11と、主記憶装置であるRAM12及びROM13と、入力装置14と、出力装置15と、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール16と、ハードディスクドライブ及び半導体メモリ等の補助記憶装置17を含むコンピュータシステムとして構成されている。これらの構成要素がプログラム等により動作することにより、上述の統合制御装置100及び後述する拠点制御装置150の機能が発揮される。
続いて、本実施形態に係る通信システムの動作について、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。図11に示すフローチャートは、仮想パスのトポロジ(開始ドメイン、終点ドメイン)を受信して、当該開始ドメインから終点ドメインの間のアドレスを割当てる処理を示すフローチャートである。
まず、予め、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123を記憶しておき(ステップS1)、統合制御装置100は、操作端末130からの仮想パスのトポロジの受信の待ち状態となる(ステップS2)。
そして、端末要求受付部101は、操作端末130から仮想パスのトポロジ(開始ドメイン、終点ドメイン)を受信する(ステップS3)。端末要求受付部101は、公知技術により「仮想パス設定状況管理表」を新規生成する。そして、ドメイン経路探索部102は、始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの経路をダイクストラ法で計算し、その結果を仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122へ登録する(ステップS4)。このように、ドメイン経路探索部102は、始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの通信経路を取得する。
ドメイン経路探索部102は、仮想パス設定状況管理表127において、アドレス選択状況フィールドが未完了のレコードをレコードPとして設定し、レコードPの仮想パス識別子フィールドの値を仮想パスAとして設定する(ステップS5)。このように、ドメイン経路探索部102は、仮想パス設定状況管理表127の内、まだアドレスの選択がなされていない仮想パスを抽出する。
レコードPが有る場合、すなわち、未設定の仮想パスが存在する場合(ステップS6;NO)、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103は、経由管理ドメイン順序リスト表122を参照し、ドメイン経路探索部102によって設定された仮想パスAに対応するスタックグループ識別子を特定する(ステップS7)。具体的には、ドメイン経路探索部102は、仮想パスAに対応する仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122の経由管理ドメイン順序リストの管理ドメインの識別子を全て有する、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123のスタックグループ識別子を特定する。
そして、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103は、上記スタックグループ識別子に対応するレコードを抽出し、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122の順序でレコード順序を一時保持し、さらに、使用可能アドレス抽出部104は、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122のドメインの使用可能アドレスを使用可能アドレス範囲表124から抽出する(ステップS8)。このように、使用可能アドレス抽出部104は、管理ドメインにおける各プロトコルのそれぞれの使用可能アドレスを取得する。
そして、対象ドメイン特定部105は、抽出したレコードの内、順序が最初のレコードをレコードR1として選択する(ステップS9)。そして、対象ドメイン特定部105は、レコードR1の挿入プロトコルリストから1つプロトコルをプロトコルPとしてpop(抽出)する(ステップS10)。
対象ドメイン特定部105は、プロトコルPが空でない場合には(ステップS11;N)、プログラム等で予め定義された変数Cを初期化して、レコードR1の管理ドメイン識別子をpush(入力)する(ステップS12)。このように、対象ドメイン特定部105は、変数CにプロトコルPの挿入対象を入力することにより、挿入対象のドメインを特定する。
そして、対象ドメイン特定部105は、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103が抽出したレコードの内、プロトコルPを除去プロトコルのリストに含むレコードであって、且つレコードR1に仮想パスAの通信方向(順序が後の方向)に対して最も近いレコードR1を、レコードR2として選択し、レコードR2の除去プロトコルのリストからプロトコルPをpopし、レコードR2の管理ドメイン識別子の値を変数Cにpushする(ステップS13)。このように、対象ドメイン特定部105は、プロトコルPの除去対象を特定する。
対象ドメイン特定部105は、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103が抽出したレコードの内、レコードの順序に置いてレコードR1とレコードR2との間にあるレコードの全ての、転送プロトコルリストからプロトコルPをpopし、管理ドメイン識別子の値を変数Cにpushする(ステップS14)。このように、対象ドメイン特定部105は、プロトコルPの転送対象を特定する。
そして、割当部106は、変数Cに格納された値で示される管理ドメインの全てにおいて、使用可能なプロトコルPのアドレスの集合から一つを選択し、仮選択済みアドレス表125へ選択したアドレスの値を選択済みアドレス識別子の値とするレコードを追加し(ステップS15)、ステップS10へ移動する。
ステップS11で、プロトコルPが空である場合(ステップS11;YES)、対象ドメイン特定部105は、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103が抽出したレコードの内、レコードR1の次のレコードを新たなレコードR1として選択し(ステップS16)、ステップS17へ移動する。
ステップS17において、レコードR1が空か否かを判断し、レコードR1が空でない場合(ステップS17;NO)、ステップS10へ移動する。
ステップS17において、レコードR1が空である場合(ステップS17;YES)、ステップS18へ移動する。ステップS18において、割当部106は、仮選択済みアドレス表125のレコードを基に、選択済みアドレス表126にレコードを追加し、レコードPのアドレス選択状況フィールドを完了に設定し(ステップS19)、ステップS5へ移動する。
ステップS6において、レコードPが空である場合(ステップS6;YES)、通知部107は、選択済みアドレス表126の内容に基づいて、各ドメインの各拠点制御装置150へ仮想パス設定要求を送信する(ステップS20)。
続いて、図12に示す拠点制御装置150の全体構成を示すブロック図を用いて、拠点制御装置150の機能を説明する。拠点制御装置150は、要求受信部151、装置経路探索部152、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153、使用可能アドレス抽出部154、対象装置特定部155、割当部156、設定部157、記憶部170を含んで構成される。
また、記憶部170は、装置間接続表171、管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173、使用可能アドレス範囲表174、及び管理ドメイン内選択済みアドレス表175を含んで構成される。
要求受信部151は、統合制御装置100からアドレスセットを受信すると共に仮想パス設定要求を受信する。要求受信部151は、受信した仮想パス設定要求を装置経路探索部152へ送信する。
装置経路探索部152は、要求受信部151から仮想パス設定要求を受信した後に、記憶部170の装置間接続表171の情報を参照し、始点となる装置から終点となる装置までの経路を公知の経路探索手法(例えば、ダイクストラ法)を用いて探索する。
ここで、装置間接続表171の例について、図13を用いて説明する。装置間接続表171は、互いに隣接する装置の情報を有する。図13の例では、中継装置Cと中継装置Dとが接続し、中継装置Dと中継装置Eとが接続していることを示している。なお、それぞれの中継装置を接続するケーブル情報をさらに追加するようにしてもよい。
装置経路探索部152は、上記装置間接続表171を参照して経路探索し、経路探索した結果を管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172へ登録する。具体的に、装置経路探索部152は、経路探索した結果として、始点となる装置から終点となる装置までの順序情報と、当該順序情報の識別子(仮想パス識別子)とを管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172へ登録する。
ここで、図14に管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172の例を示す。図14に示すように、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表172では、仮想パスを示す管理ドメインの順序を示す情報である、「経由管理ドメイン順序リスト」と、当該仮想パスの識別子である仮想パス識別子とを対応付けて記憶する。装置経路探索部152は、経路探索した結果(始点となる装置から終点となる装置までの順序情報)を管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153へ通知する。上記経由管理ドメイン順序リストでは、始点となる装置から終点となる装置までの順序情報を有しているが、各装置間を接続するケーブル情報をさらに追加してもよい。
管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153は、装置経路探索部152から経路探索した結果を受信し、当該順序に対応する管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173を抽出する。
ここで、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173で記憶している情報の例を図15に示す。図15に示すように、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173は、装置識別子と、プロトコルスタックリストとを有する。プロトコルスタックリストは、除去プロトコルと、転送プロトコルと、挿入プロトコルとを含める。
装置識別子は、装置が保有する識別子である。プロトコルスタックリストは、除去プロトコル、転送プロトコル、及び挿入プロトコルを定義しており、各装置で除去されるプロトコル、転送されるプロトコル、及び挿入されるプロトコルを示す。例えば、中継装置Cは、除去されるプロトコルがなく、転送するプロトコルがVLAN、挿入されるプロトコルが、MPLSであることを示している。
管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153は、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表172の順序リストの情報に基づいて、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173を抽出する。
このように、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153は、各装置で挿入・転送・除去するプロトコルを定義した定義情報を取得する。
管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153は、抽出した各レコードを対象装置特定部155へ送出する。また、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153は、対象となる装置の識別子を使用可能アドレス抽出部154へ通知する。
使用可能アドレス抽出部154は、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153から、仮想パスに対応する装置の識別子を受信し、当該装置のアドレス範囲を抽出する。
具体的には、使用可能アドレス抽出部154は、仮想パスに対応する装置のアドレス範囲を使用可能アドレス範囲表174から取得する。ここで、使用可能アドレス範囲表174の例を図16に示す。図16に示すように、使用可能アドレス範囲表174は、装置識別子と、使用可能アドレス範囲とが対応付いている。図16の例では、中継装置Cでは、VLANの使用可能アドレスが、100〜3999で、MPLSの使用可能アドレスが16〜1000000である。また、要求元となる統合制御装置の識別子も保持する。
使用可能アドレス抽出部154は、仮想パスに対応する装置のアドレス範囲を使用可能アドレス範囲表174から取得すると、仮想パスに対応する装置のアドレス範囲を割当部156へ送信する。
対象装置特定部155は、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153により取得された装置内通信プロトコルスタックリスト表173のレコードを用いて、装置経路探索部152により取得された通信経路中における、プロトコルの挿入対象、転送対象、除去対象の装置を特定する部分である。
具体的には、対象装置特定部155は、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153により取得された管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストのレコードの内、始点のドメインのレコードから挿入プロトコルを特定して、以降のレコードの内、除去プロトコルのレコードのドメインを特定し、さらに挿入プロトコルと、除去プロトコルとの間の内、当該プロトコルを転送するドメインを特定する。このように、対象装置特定部155は、挿入プロトコル、除去プロトコル、転送プロトコルを特定する。なお、挿入プロトコル、除去プロトコル、転送プロトコルを特定する方法は、上述の方法に限られず、例えば、除去プロトコルから特定するようにしてもよい。
割当部156は、対象装置特定部155により特定された装置間におけるプロトコルの使用可能なアドレスを、使用可能アドレス抽出部154により取得された使用可能アドレスを用いて割り当てる部分である。
具体的には、割当部156は、挿入プロトコル、転送プロトコル、除去プロトコルとして割当対象のそれぞれのドメインで共通する、当該プロトコルの共通アドレスを割り当てる。
割当部156は、当該プロトコルの共通アドレスを割り当てた後に、その結果を管理ドメイン内選択済みアドレス表175へ登録する。この管理ドメイン内選択済みアドレス表175の例を図17に示す。
図17に、管理ドメイン内選択済みアドレス表175を示す。管理ドメイン内選択済みアドレス表175は、要求元統合制御装置、仮想パスグループ識別子と、仮想パス識別子と、装置識別子と、使用済アドレスセットとを保持する。図17に示す例では、要求元統合制御装置が、統合制御装置Aであり、仮想パスグループ識別子が、仮想パスG1であり、仮想パス識別子が仮想パス1であり、装置識別子が中継装置Cの使用済みアドレスセットは、除去するプロトコルは無く(Pop{})、転送するプロトコルは、VLANで、そのアドレスが100であり(Forward:{VLAN:100})、挿入するプロトコルはMPLSで、そのアドレスは100である(Push:{MPLS:100})ことを示す。
設定部157は、所定のタイミングで、管理ドメイン内選択済みアドレス表175を参照し、アドレスセットを各装置(処理装置、中継装置)へ設定要求する。すなわち、設定部157は、割当部156によって割り当てられたアドレスを各処理装置、中継装置へ設定する。
続いて、本実施形態に係る管理ドメインの動作について、図18に示すフローチャートを参照しながら説明する。図18に示すフローチャートは、統合制御装置100からアドレスセットを受信すると共に、仮想パス設定要求を受信し、通信パケットの転送設定する処理を示すフローチャートである。
まず、予め、管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173を記憶しておき(ステップS31)、統合制御装置100の仮想パス設定要求の受信待ち状態となる(ステップS32)。
そして、要求受信部151は、統合制御装置100の仮想パス設定要求を受信する(ステップS33)。そして、装置経路探索部152は、始点となる装置から終点となる装置までの経路をダイクストラ法で計算する(ステップS34)。
そして、対象装置特定部155は、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173を用いて、対象となる装置を特定する。そして、割当部156は、管理ドメイン内使用可能アドレス範囲表174を用いて、対象装置特定部155により特定されたドメイン間におけるプロトコルの使用可能なアドレスを割り当てる。そして、割当部156は、管理ドメイン内選択済みアドレス表のレコードに追加する(ステップS35)。
そして、設定部157は、仮想パスAに割り当てられた各プロトコルのアドレスを基に、通信パケットプロトコルの挿入と除去、および通信パケットの転送の設定を各装置に追加する(ステップS36)。
上述のように、統合制御装置100によって、各管理ドメインにアドレスセットを通知すると、各管理ドメインが当該アドレスセットに基づいて、アドレス設定を行う。
この設定に基づいて、管理ドメインAから管理ドメインBまでパケットデータが送信される例を図19に示す。
まず、管理ドメインAでは、上述のように、統合制御装置100からアドレスセットを受信し、受信したアドレスセットに基づいて、アドレス設定した後に、パケットデータ(パケットデータ1)に対して、IP2レイヤ、VXLANレイヤ、IPレイヤ、VLANレイヤのそれぞれのアドレスを設定すると共に、そして、管理ドメインAでは、Ethernet(登録商標)レイヤ及びEthernet2レイヤは、公知の技術により自動で設定される。具体的には、対象となる装置(例えば、管理ドメイン内の装置)がARP(Address Resolution Protocol)を用いてEthernetレイヤ及びEthernet2レイヤのアドレスを設定する。
ここで、図20にパケットデータの例を示す。図20(A)がパケットデータ1のデータ例である。パケットデータ1には、Ethernetレイヤ、VLANレイヤ、IPレイヤ、VXLANレイヤ、Ethernet2レイヤ、IP2レイヤのそれぞれのアドレスの入力領域をヘッダ情報として有し、さらに転送対象のデータの入力領域のpayloadを有する。
Ethernetレイヤは、ドメインEの中継装置Fで除去されるので、宛先が中継装置FのNICのMACアドレスであり、送信元が処理装置AのNICのMACアドレスとなる。
また、Ethernet2レイヤは、ドメインAの処理措置Aの仮想NICアドレスが設定され、宛先が処理装置Bの仮想NICのMACアドレスが設定される。
上記のEthernetレイヤ及びEthernet2レイヤ以外は、統合制御装置100によって通知されたアドレスセットが設定される。
管理ドメインAが生成したパケットデータを、「Cable−A」を介して、管理ドメインCへ送信する。そして、管理ドメインCは、VLANレイヤのアドレスを転送し、「Cable−B」を介して、管理ドメインEへ送信する。
管理ドメインEは、パケットデータ1を受信すると、パケットデータのVLANレイヤ、Ethernetレイヤを除去し、IPレイヤで転送し、EthenetレイヤのアドレスとVLANのアドレスを挿入し、新たなパケットデータであるパケットデータ2を生成し、「Cable−C」を介して、管理ドメインDへ送信する。
ここで、パケットデータ2の例を図20(B)に示す。図20(B)に示すように、Ethernetレイヤの送信元に中継装置FのNICのMACアドレスを設定し、宛先に処理装置BのNICのMACアドレスを設定する。
また、管理ドメインEは、通知部107による通知に応じて、VLANレイヤのアドレスを「200」に設定し、管理ドメインDへ送信する。
管理ドメインDでは、VLANレイヤで転送し、「Cable−D」を介して、管理ドメインBへ送信する。管理ドメインBでは、管理ドメインB宛てか否かを確認した上で、VLANレイヤ、Ethernetレイヤ、IPレイヤ、VXLANレイヤ、Ethernet2レイヤ、IP2レイヤを除去する。
このように、各ドメインにおいて、統合制御装置100によって通知されたアドレスセットに基づいて、パケットデータを生成し、当該パケットデータを送信することにより、仮想パス通りにパケットデータが送信される。
続いて、各ドメイン内で通信パケットを送信する例を図21に示す。まず、管理ドメインAの処理装置Aは、IP2レイヤ、VXLANレイヤ、IPレイヤ、Ethernetレイヤ、VLANレイヤのアドレスをヘッダ情報に設定したパケットデータを生成し、ケーブルを介して中継装置Aに送信する。
ここで、図22に各ドメイン内で送信するパケットデータの例を示す。図22に示すように、MPLSレイヤの入力領域がある以外は、図20に示したデータと同様である。
中継装置Aは、VLANレイヤのアドレス、Ethernetのレイヤのアドレスを転送し、ケーブルを介して管理ドメインCへ送信する。以降、各管理ドメインの処理装置・中継装置は、管理ドメインの処理装置Bへ送信するまで、レイヤの除去・転送・挿入をする。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態の説明をする。第1実施形態では、拠点制御装置(150A等)を有するドメイン間でアドレスを割り当てる場合について述べたが、第2実施形態では、拠点制御装置150を有さず、使用アドレスが固定されている例を示す。
例えば、操作端末130から管理ドメインAから管理ドメインGへの仮想パス生成要求を端末要求受付部101が受信すると、ドメイン経路探索部102は、管理ドメインA→管理ドメインF→管理ドメインGの順の経路を探索する。なお、管理ドメインF及び管理ドメインGのIP2レイヤのアドレスは、予め固定され、当該アドレスは、拠点制御装置150Fから統合制御装置100へ送信されているものとする。すなわち、使用可能アドレス抽出部104が、拠点制御装置150Fから管理ドメインF及び管理ドメインGのIP2レイヤのアドレス情報を固定アドレス情報として取得している。
この場合、ドメイン設定までは、上記のように固定アドレス情報を取得する以外は、第1実施形態で記載の内容と同じである。第2実施形態では、割当部106は、管理ドメインF,GのIPレイヤ2のアドレスに合わせて、管理ドメインAのアドレスを割り当てる。すなわち、割当部106は、使用可能アドレス抽出部104により取得された固定アドレス情報をさらに用いて割り当てる。
割当部106による割当処理以降は、第1実施形態と処理は同様である。次に、管理ドメインAから管理ドメインGまでパケットデータを送信する例を図23に示す。まず、管理ドメインAの拠点制御装置150Aは、各装置(処理装置A、中継装置A)に対して、統合制御装置100から受信したアドレスセットに基づいて、アドレスの設定を行う。
管理ドメインAは、送信対象となるパケットデータのヘッダに対して、統合制御装置100によって選択されたIP2のアドレスを設定し、Ethernet2レイヤのアドレスを従来技術により設定し、「cable−E」を介して管理ドメインFへ送信する。それ以降の処理は、第1実施形態の処理と同様である。
続いて、図24に各ドメイン内の処理を示す。処理装置Aでは、IP2レイヤ、VXLANレイヤ、IPレイヤ、及びVLANレイヤのアドレスを拠点制御装置150Aから受信したアドレスセットに基づいて、送信対象となるパケットデータのヘッダ部分のアドレス設定を行う。また、処理装置Aは、Ethernetレイヤのアドレス及びEthernet2レイヤのアドレスを従来技術により設定する。そして、処理装置Aは、パケットデータをケーブル(「cable−A」)を介して、中継装置Aに送信する。中継装置Aは、VLANレイヤ、Ethernetレイヤ、IPレイヤ、VXLANレイヤ、及びEthernet2レイヤのアドレスを参照し、中継装置A宛てであることを確認し、それぞれのアドレスを除去する。そして、中継装置Aは、IP2レイヤのアドレスを転送し、パケットデータのヘッダにEthernet2レイヤのアドレスを設定し、パケットデータを管理ドメインFの中継装置Jへ送信する。
管理ドメインAの中継装置A及び管理ドメインGの中継装置Kは、管理ドメインFの中継装置JのIPレイヤ2に合わせてIP2レイヤを転送アドレスとしている。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態の説明をする。第1実施形態では、拠点制御装置(150A等)を有するドメイン間でアドレスを割り当てる場合について述べたが、第3実施形態では、ドメイン内の装置を制御する拠点制御装置150を有さず、使用アドレスが固定されているドメインが仮想パスの途中にある場合にアドレスを設定する。
図25に、第3実施形態に係るネットワーク構成の概要図を示す。ここで、管理ドメインEのみドメイン内の装置(中継装置F)を制御する拠点制御装置150を有さない。例えば、端末要求受付部101が、操作端末130から管理ドメインAから管理ドメインBへの仮想パス生成要求を受信すると、ドメイン経路探索部102は、管理ドメインA→管理ドメインC→管理ドメインE→管理ドメインD→管理ドメインBの順の経路を探索する。なお、管理ドメインEのIP2レイヤのアドレスは、予め固定されているものとし、当該固定されたアドレスを管理する拠点制御装置150Eから統合制御装置100へ固定されたアドレスを送信しているものとする。すなわち、使用可能アドレス抽出部104が、拠点制御装置150Eから管理ドメインEのIP2レイヤのアドレス情報を固定アドレス情報として取得している。
続いて、今回の仮想パスに対応する仮想ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123を図26に示す。図26に示すように、管理ドメインA、Bは、IP、VXLAN、VLAN2、IP2を除去、挿入し、管理ドメインEは、IPを転送する。管理ドメインC、Dも管理ドメインEと同様である。
この場合、ドメイン設定までは、上記のように固定アドレス情報を取得する以外は、第1実施形態で記載の内容と同じである。第3実施形態では、割当部106は、管理ドメインEのIPレイヤのアドレスに合わせて、管理ドメインA、管理ドメインC,管理ドメインE,管理ドメインD、管理ドメインBのアドレスを割り当てる。すなわち、割当部106は、使用可能アドレス抽出部104により取得された固定アドレス情報をさらに用いて割り当てる。
割当部106による割当処理以降は、第1実施形態と処理は同様である。次に、管理ドメインAから管理ドメインBまでパケットデータを送信する例を図27に示す。まず、管理ドメインA、管理ドメインC、管理ドメインD、及び管理ドメインBのそれぞれの拠点制御装置は、ドメイン内の各装置(処理装置、中継装置)に対して、統合制御装置100から受信したアドレスセットに基づいてアドレスの設定を行う。
管理ドメインAは、送信対象となるパケットデータのヘッダに対して、統合制御装置100によって選択されたIP2、VXLAN2,IPのアドレスを設定し、「cable−A」を介して管理ドメインCへ送信する。それ以降の処理は、第1実施形態の処理と同様である。なお、管理ドメインEで転送するIPレイヤのアドレスは、予め固定されたものであり、管理ドメインEへ送信する管理ドメインC及び、管理ドメインEから受信する管理ドメインDでは、固定されたIPレイヤのアドレスを転送する。
続いて、図28に各ドメイン内の処理を示す。処理装置Aでは、P2レイヤ、VXLANレイヤ、IPレイヤ、及びVLANレイヤのアドレスを拠点制御装置150Aから受信したアドレスセットに基づいて、送信対象となるパケットデータのヘッダ部分のアドレス設定を行う。また、処理装置Aは、Ethernetレイヤのアドレス及びEthernet2レイヤのアドレスを従来技術により設定する。そして、処理装置Aは、パケットデータをケーブル(「cable−A」)を介して、中継装置Aに送信する。中継装置Aは、VLANレイヤ及びEthernetレイヤのアドレスを参照し、中継装置A宛てであることを確認し、それぞれのアドレスを除去する。そして、中継装置Aは、IPレイヤのアドレスを転送し、パケットデータのヘッダにEthernetレイヤのアドレスを設定し、パケットデータを管理ドメインCの中継装置Cへ送信する。それ以降は、第1実施形態と同様の処理により、各管理ドメインの装置を経由して管理ドメインBの処理装置Bへパケットデータを送信する。なお、管理ドメインCの中継装置E及び管理ドメインDの中継装置Gは、管理ドメインEの中継装置FのIPレイヤに合わせてIPレイヤを転送アドレスとしている。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態の説明をする。第1〜3の実施形態では、統合制御装置100が、ドメイン制御装置として管理ドメイン間通信のアドレス割当を決定する場合について述べたが、第4実施形態では、統合制御装置100Aは、ドメイン制御装置として通信経路を探索し、各拠点制御装置150がドメイン制御装置として管理ドメイン間通信のアドレス割当を行う。
まず、図29に示す全体構成を示すブロック図を用いて、第4実施形態に係る統合制御装置100Aの機能を説明する。統合制御装置100Aは、端末要求受付部101、ドメイン経路探索部102、要求部110、及び記憶部120Aを含んで構成される。記憶部120Aは、ドメイン間接続表121、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122、及び仮想パス設定状況管理表127を有する。
端末要求受付部101、ドメイン経路探索部102、ドメイン間接続表121、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122、及び仮想パス設定状況管理表127は、図2に示した統合制御装置100の端末要求受付部101、ドメイン経路探索部102、ドメイン間接続表121、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122、及び仮想パス設定状況管理表127とそれぞれ同一であるので、説明を省略する。
要求部110は、ドメイン経路探索部102が探索した経路に基づいて、経由管理ドメイン順序リストを、経路の始点のドメインの拠点制御装置150A2に通知すると共に、アドレスの設定要求をする。また、要求部110は、要求したドメインの拠点制御装置150A2からアドレス設定済みの通知を受信した場合には、仮想パス設定状況管理表127へ設定完了済みの情報を登録する。
続いて、図30に示す全体構成を示すブロック図を用いて、第4実施形態に係る拠点制御装置150A2の機能を説明する。拠点制御装置150A2は、管理ドメイン間制御部と、管理ドメイン内制御部と、記憶部とを備えて構成されている。
そして、管理ドメイン間制御部は、管理ドメイン間アドレス選択要求受信部111と、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aと、使用可能アドレス抽出部104Aと、対象ドメイン特定部105Aと、割当部106Aと、通知部107Aと、拠点制御装置間調停部112とを有する。管理ドメイン内制御部は、要求受信部151と、装置経路探索部152と、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153と、使用可能アドレス抽出部154と、対象装置特定部155と、割当部156と、設定部157とを有する。
そして、記憶部は、管理ドメイン間記憶部120Aと、管理ドメイン内記憶部170とを有し、管理ドメイン間記憶部120Aは、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123Aと、使用可能アドレス範囲表124Aと、仮選択済みアドレス表125Aと、選択済みアドレス表126Aとを有する。管理ドメイン内記憶部170は、装置間接続表171と、管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172と、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173と、管理ドメイン内使用可能アドレス範囲表174と、管理ドメイン内選択済みアドレス表175とを有する。
管理ドメイン内制御部の要求受信部151、装置経路探索部152、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153、使用可能アドレス抽出部154、対象装置特定部155、割当部156、設定部157は、図12に示した拠点制御装置150の要求受信部151、装置経路探索部152、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部153、使用可能アドレス抽出部154、対象装置特定部155、割当部156、設定部157とそれぞれ同一であるので、説明を省略する。
また、管理ドメイン内記憶部170の装置間接続表171、管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173、管理ドメイン内使用可能アドレス範囲表174、管理ドメイン内選択済みアドレス表175は、図12に示した拠点制御装置150の装置間接続表171、管理ドメイン内仮想パス経由装置順序リスト表172、管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト表173、管理ドメイン内使用可能アドレス範囲表174、管理ドメイン内選択済みアドレス表175とそれぞれ同一であるので、説明を省略する。
管理ドメイン間アドレス選択要求受信部111は、統合制御装置100Aから経由管理ドメイン順序リストを受信する共に、管理ドメイン間アドレス選択要求を受信する。そして、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aへ経由管理ドメイン順序リストと共に通知する。
管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aは、図2に記載の管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103のように、管理ドメイン間アドレス選択要求受信部111から経由管理ドメイン順序リストを受信し、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123Aから当該順序に対応するレコードを抽出する。なお、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aは、経由管理ドメイン順序リストのドメインの内、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123Aに含まれていないドメインが有る場合、当該ドメインの管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストの取得要求を拠点制御装置間調停部112へ問い合わせる。後述するように、拠点制御装置150A2が、他のドメインに関する管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストを所定のタイミングで削除するので不足する他のドメインに関する管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストが発生する。
管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aは、拠点制御装置間調停部112によって、他のドメインからドメインの管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストを取得した旨の通知を受けると、不足分の管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストを抽出する。
使用可能アドレス抽出部104Aは、図2に記載の使用可能アドレス抽出部104のように、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aから、経由管理ドメイン順序リストを受信し、当該経由管理ドメイン順序リストの管理ドメインのアドレス範囲を使用可能アドレス範囲表124Aから抽出する。なお、使用可能アドレス抽出部104Aは、経由管理ドメイン順序リストのドメインの内、使用可能アドレス範囲表124Aに含まれていないドメインが有る場合、当該使用可能アドレス範囲の取得要求を拠点制御装置間調停部112へ問い合わせる。後述するように、拠点制御装置150A2が、他のドメインに関する使用可能アドレス範囲表を所定のタイミングで削除するので不足する他のドメインに関する使用可能アドレス範囲表が発生する。
使用可能アドレス抽出部104Aは、拠点制御装置間調停部112によって、他のドメインからドメインの管理ドメインのアドレス範囲を取得した旨の通知を受けると、不足分の管理ドメインのアドレス範囲を抽出する。
対象ドメイン特定部105A、割当部106A、通知部107Aは、図2に記載の対象ドメイン特定部105A、割当部106A、通知部107Aと同一なおので、説明を省略する。
拠点制御装置間調停部112は、不足分の管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表及びアドレス範囲表を対象のドメインへ問い合わせる。また、拠点制御装置間調停部112は、不足分の管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表及びアドレス範囲表を取得すると、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表121A、使用可能アドレス範囲表122Aへ登録すると共に、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103A、使用可能アドレス抽出部104Aへ登録した旨を通知する。拠点制御装置間調停部112は、対象のドメインへ問い合わせる際には、直接対象のドメインに問い合わせるようにしてもよいし、他のドメインを介して問い合わせるようにしてもよい。
また、拠点制御装置間調停部112は、他のドメインの拠点制御装置から不足分の管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表及びアドレス範囲の取得要求を受信した場合は、自ドメインの管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表及び使用可能アドレス範囲表を要求元へ送信する。
管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123A、使用可能アドレス範囲表124A、仮選択済みアドレス表125A、及び選択済みアドレス表126Aは、図2に示した管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123、使用可能アドレス範囲表124、仮選択済みアドレス表125、選択済みアドレス表126と原則としては同一である。
ただし、管理ドメイン間制御部は、所定期間経過後に、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123A、使用可能アドレス範囲表124Aの自ドメインの情報以外を削除してもよい。
続いて、統合制御装置100Aの処理を図31に示すフローチャートを用いて説明する。端末要求受付部101は、入力の待ち状態であり(ステップS41)、端末要求受付部101が操作端末130から仮想パスの端点(始点及び終点)の入力を受け付けると(ステップS42)、端末要求受付部101は、公知技術により「仮想パス設定状況管理表」を新規生成する。そして、ドメイン経路探索部102は、始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの経路をダイクストラ法で計算し、その結果を仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122へ登録する(ステップS43)。
続いて、ドメイン経路探索部102は、仮想パス設定状況管理表127において、アドレス選択状況フィールドが未完了のレコードをレコードPとして設定し、レコードPの仮想パス識別子フィールドの値を仮想パスAとして設定する(ステップS44)。このように、ドメイン経路探索部102は、仮想パス設定状況管理表127の内、まだアドレスの選択がなされていない仮想パスを抽出する。
レコードPが有る場合、すなわち、未設定の仮想パスが存在する場合(ステップS45;NO)、要求部110は、仮想パスAの始点となる拠点制御装置150A2へ、仮想パス経由管理ドメイン順序リストと仮想パスAの識別子を添付した管理ドメイン間アドレス選択要求を送信する(ステップS46)。
要求部110は、上記拠点制御装置150A2から管理ドメイン間アドレス間アドレス選択終了の通知を受けると、レコードPのアドレス選択状況フィールドを完了に設定し(ステップS47)、ステップS44へ移動する。なお、ステップS45において、レコードPが空と判断した場合(ステップS45;YES)、ステップS41へ移動する。
続いて、拠点制御装置150A2の処理を図32に示すフローチャートを用いて説明する。まず、予め、仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表122、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123を作成しておき(ステップS61)、拠点制御装置150A2は、外部の装置から各種処理の受付を待つ(ステップS62)。
外部の装置からの要求を受け付けた結果(ステップS63)、統合制御装置100Aからの管理ドメイン間アドレス選択設定要求である場合、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aは、統合制御装置100Aから仮想パス設定要求を受信し、要求に含まれる仮想パス識別子を仮想パスAとして設定する(ステップS64)。
そして、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部103Aは、経由管理ドメイン順序リストのドメインの内、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123Aに含まれていないドメインが有る場合、当該ドメインの管理ドメイン間通信プロトコルスタックリストの取得要求を拠点制御装置間調停部112へ問い合わせて、拠点制御装置間調停部112が不足分の管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表を取得する(ステップS65)。
そして、使用可能アドレス抽出部104Aは、経由管理ドメイン順序リストのドメインの内、使用可能アドレス範囲表124Aに含まれていないドメインが有る場合、当該使用可能アドレス範囲の取得要求を拠点制御装置間調停部112へ問い合わせて、拠点制御装置間調停部112が不足分の使用可能アドレス表を取得する(ステップS66)。なお、拠点制御装置間調停部112は、不足分のドメインの拠点制御装置150A2へ問い合わせる際に、不足分のドメインである旨を通知するだけでなく、自拠点制御装置が記憶している使用可能アドレス範囲表(例えば、自ドメインの使用可能アドレス範囲表)を送信するようにしてもよい。この場合、外部装置である不足分のドメインの拠点制御装置は、送信すべき使用可能アドレス範囲を絞ることができ、絞ったアドレス範囲を送信することができる。この結果、不足分のドメインの拠点制御装置は、断片的に使用可能アドレス範囲を有している場合に特に送信する際の通信負荷を軽減することができる。
そして、管理ドメイン間制御部は、ドメイン間のアドレスの割り当て処理を行う(ステップS67)。具体的には、図11のステップS7〜ステップS18と同様の処理を行う。
アドレスの割り当て後、通知部107Aは、他の拠点制御装置150A2へドメイン内の仮想パス設定を要求する(ステップS68)。そして、通知部107Aは、要求受信部151へドメイン内のアドレス割当要求し、管理ドメイン内制御部がドメイン内のアドレス割当(設定)を行う(ステップS69)。具体的には、図18に示したフローチャートのステップS34〜ステップS36の処理を行う。なお、ステップS63の処理要求受付時に他の拠点制御装置150A2からドメイン内の仮想パス設定要求を受信した場合も、ステップS69の処理を行う。
また、ステップS63において、拠点制御装置間調停部112が、他の拠点制御装置150A2から管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表の情報取得要求を受信した場合、拠点制御装置間調停部112は、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123から自ドメインの管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表のレコードを抽出し、要求元へ送信する(ステップS70)。なお、拠点制御装置間調停部112は、他の拠点制御装置150A2から使用可能アドレス範囲の情報取得要求を受信した場合、拠点制御装置間調停部112は、使用可能アドレス範囲表124から自ドメインの使用可能アドレス範囲表のレコードを抽出し、要求元へ送信する。
(第1〜第4実施形態の統合制御装置100の作用効果)
以上述べた統合制御装置100では、複数の管理ドメイン間で通信するために、各管理ドメインで使用されるプロトコルを定義した定義情報を管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123から取得し、各管理ドメインにおける各プロトコルのそれぞれの管理ドメイン間で通信するために使用可能なアドレスを使用可能アドレス範囲表124から取得する。統合制御装置100は、始点となる管理ドメインから終点となる管理ドメインまでの通信経路を取得し、定義情報を用いて、通信経路中における、各プロトコルを使用するドメインを特定する。続いて統合制御装置100は、特定したドメイン間における各プロトコルの使用可能なアドレスなどのプロトコル情報を、使用可能アドレス範囲表124を用いて割り当てて、割り当てたアドレスを各ドメインに通知する。
この場合、プロトコルのレイヤを定義し、通信経路中の各プロトコルのレイヤで共通で使用可能なアドレスを決定するので、自動で通信経路の各ドメイン間で使用するアドレスを決定することができる。
各管理ドメインでパケットに挿入されるプロトコル、もしくは、パケットから除去されるプロトコル、もしくは、パケットの転送に利用されるプロトコルであることを定義した定義情報を取得している。この場合、ドメイン制御装置は、パケットの挿入、転送、除去における共通するドメイン間でアドレスを決定するので、自動で通信経路の各ドメイン間で使用するアドレスを決定することができる。
統合制御装置100では、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123から取得した各プロトコルのプロトコル情報をパケットへ挿入するドメインの定義、もしくはパケットから除去するドメインの定義、もしくはパケットの転送に利用するドメインの定義、の何れかもしくは全てと、通信経路と、を用いて対象ドメインを特定するので、確実に挿入対象、転送対象、除去対象のドメインを特定することができる。
統合制御装置100では、管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表123で使用可能アドレス情報を記憶する。この場合、統合制御装置100は、使用可能アドレスを予め記憶し、記憶したアドレスを取得するので、確実に使用可能アドレスを取得することができる。
統合制御装置100では、固定アドレス情報をさらに取得し、割当部106は、固定アドレス情報をさらに用いて割り当てる。この場合、統合制御装置100は、固定アドレス情報を取得し、当該固定アドレス情報に基づいて割り当てるので、既に使用可能範囲が固定された装置を考慮して、割当処理をすることができる。
統合制御装置100では、割当部106は、割当てたアドレスを使用可能アドレスから除外する。この場合、統合制御装置100は、使用可能アドレスから割当済みのアドレスを除去するので、既に割当済みのアドレスを割り当ててしまうことを防止することができる。
使用可能アドレス取得手段として機能する拠点制御装置間調停部112及び使用可能アドレス抽出部104Aは、使用可能アドレス情報記憶(使用可能アドレス表124A)の何れかの情報を外部の装置へ送信し、外部の装置(例えば、不足分のドメインの拠点制御装置)から、送信情報に基づいて絞り込まれた使用可能アドレス情報を取得する。このように、外部装置から使用可能アドレスを取得する場合に、送信した情報に基づいて絞り込まれた使用可能アドレス情報を取得するので、外部装置との通信負荷を下げることができる。
11…CPU、12…RAM、13…ROM、14…入力装置、15…出力装置、16…通信モジュール、17…補助記憶装置、100…統合制御装置、101…端末要求受付部、102…ドメイン経路探索部、103…管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト抽出部、104…使用可能アドレス抽出部、105…対象ドメイン特定部、106…割当部、107…通知部、110…要求部、111…管理ドメイン間アドレス選択要求受信部、112…拠点制御装置間調停部、120…記憶部、121…ドメイン間接続表、122…仮想パス経由管理ドメイン順序リスト表、123…管理ドメイン間通信プロトコルスタックリスト表、124…使用可能アドレス範囲表、125…仮選択済みアドレス表、126…選択済みアドレス表、127…仮想パス設定状況管理表、150…拠点制御装置、151…要求受信部、152…装置経路探索部、153…管理ドメイン内通信プロトコルスタックリスト抽出部、154…使用可能アドレス抽出部、155…対象装置特定部、156…割当部、157…設定部、170…記憶部。

Claims (9)

  1. ネットワークシステムの制御装置によりコントロールされる、仮想サーバが含まれ得る1以上の装置から構成される装置グループである管理ドメインと、別の管理ドメインとの通信に使われるプロトコルごとに使用可能なアドレスが設定されており、複数の管理ドメインの内、通信の始点となる始点管理ドメインから、終点となる終点管理ドメインまでの通信経路中における、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの間で使用するアドレスを割当てるドメイン制御装置で実行されるドメイン制御方法であって、
    前記一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの通信に使われるプロトコルに関する情報を用いて、前記通信経路中における、前記一の管理ドメイン及び他の管理ドメインを特定する第1ステップと、
    前記第1ステップにより特定された一の管理ドメイン及び他の管理ドメインにおいて、前記プロトコルごとに設定されている使用可能アドレスを取得する第2ステップと、
    前記第2ステップにより取得された前記使用可能アドレスの内、一の管理ドメイン及び他の管理ドメイン間で共通して使用することが可能なアドレスを割当てる第3ステップと、
    を備える、ドメイン制御方法。
  2. 前記第3ステップによって割り当てられたアドレスを一の管理ドメイン及び他の管理ドメインに通知する第4ステップをさらに備える、請求項1に記載のドメイン制御方法。
  3. 前記一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの通信に使われるプロトコルに関する情報は、各管理ドメインでパケットに挿入されるプロトコル、もしくは、パケットから除去されるプロトコル、もしくは、パケットの転送に利用されるプロトコルであることを定義した情報である、請求項1又は2に記載のドメイン制御方法。
  4. 前記第1ステップは、前記プロトコルに関する情報における、各プロトコルのプロトコル情報をパケットへ挿入するドメインの定義、もしくはパケットから除去するドメインの定義、もしくはパケットの転送に利用するドメインの定義、の何れかもしくは全てと、前記通信経路と、を用いて対象ドメインを特定する対象のプロトコルを基準に、通信経路順に対象ドメインを特定する、請求項3に記載のドメイン制御方法。
  5. 前記ドメイン制御装置は、前記使用可能アドレスを記憶し、
    前記第2ステップは、前記記憶されている使用可能アドレスから一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの使用可能アドレスを取得する、請求項1〜4の何れか一項に記載のドメイン制御方法。
  6. 前記第2ステップは、固定アドレス情報をさらに取得し、
    前記第3ステップは、前記第2ステップにより取得された固定アドレス情報をさらに用いて割り当てる、請求項1〜5の何れか一項に記載のドメイン制御方法。
  7. 前記第3ステップは、割当てたアドレスを使用可能アドレスから除外する、請求項1〜6の何れか一項に記載のドメイン制御方法。
  8. 前記第2ステップは、前記記憶された使用可能アドレスの情報を外部の装置へ送信し、前記外部の装置から、送信情報に基づいて絞り込まれた使用可能アドレス情報を取得する、請求項5に記載のドメイン制御方法。
  9. ネットワークシステムの制御装置によりコントロールされる、仮想サーバが含まれ得る1以上の装置から構成される装置グループである管理ドメインと、別の管理ドメインとの通信に使われるプロトコルごとに使用可能なアドレスが設定されており、複数の管理ドメインの内、通信の始点となる始点管理ドメインから、終点となる終点管理ドメインまでの通信経路中における、一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの間で使用するアドレスを割当てるドメイン制御装置であって、
    1又は複数の回路が、
    前記一の管理ドメイン及び他の管理ドメインの通信に使われるプロトコルに関する情報を用いて、前記通信経路中における、前記一の管理ドメイン及び他の管理ドメインを特定し、
    特定された一の管理ドメイン及び他の管理ドメインにおいて、前記プロトコルごとに設定されている使用可能アドレスを取得し、
    取得された前記使用可能アドレスの内、一の管理ドメイン及び他の管理ドメイン間で共通して使用することが可能なアドレスを割当てる、ドメイン制御装置。
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