JP6221782B2 - 半導電性樹脂組成物、電力ケーブルおよび電力ケーブルの製造方法 - Google Patents
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Description
シラングラフト・水架橋法により架橋される絶縁層の外周に外部半導電層を形成する半導電性樹脂組成物であって、
酢酸ビニルを含むエチレン−酢酸ビニル共重合体と、プロピレン−オレフィン共重合体と、を有するベース樹脂と、
導電性のカーボンブラックと、
を有し、
前記ベース樹脂に対する前記酢酸ビニルの含有量が10質量%以上25質量%未満である
ことを特徴とする半導電性樹脂組成物が提供される。
前記ベース樹脂を100重量部としたとき、前記プロピレン−オレフィン共重合体の含有量は1重量部以上50重量部以下である
第1の態様に記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体に対する前記酢酸ビニルの含有量は、25質量%以上50質量%以下である
第1または第2の態様に記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートは、測定温度190℃、荷重2.16kgfとしたとき、0.1g/10min以上10g/10min以下である
第1〜第3の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記プロピレン−オレフィン共重合体のメルトフローレートは、測定温度190℃、荷重2.16kgfとしたとき、1g/10min以上20g/10min以下である
第1〜第4の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点は、50℃以上100℃以下である
第1〜第5の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記プロピレン−オレフィン共重合体の融点は、140℃以上180℃以下である
第1〜第6の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
融点は、100℃以上180℃以下である
第1〜第7の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記ベース樹脂は、ポリプロピレンを含む
第1〜第8の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記カーボンブラックの含有量は、前記ベース樹脂を100重量部としたとき、10重量部以上300重量部以下である
第1〜第9の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
前記絶縁層は、架橋ポリエチレンからなる
第1〜第10の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物が提供される。
導体と、
前記導体の外周を覆うように設けられる内部半導電層と、
前記内部半導電層の外周を覆うように設けられ、シラングラフト・水架橋法により架橋される絶縁層と、
前記絶縁層の外周を覆うように設けられる外部半導電層と、
を有し、
前記外部半導電層は、第1〜第11の態様のいずれかに記載の半導電性樹脂組成物により形成される電力ケーブルが提供される。
導体の外周に、内側から外側に向けて、内部半導電層、絶縁層および外部半導電層を押出すことにより、ケーブル中間体を形成する押出工程と、
前記ケーブル中間体をドラムに巻き付ける巻付工程と、
前記ケーブル中間体を前記ドラムに巻き付けた状態で、シラングラフト・水架橋法により前記絶縁層を架橋させることにより、電力ケーブルを形成する水架橋工程と、
を有し、
前記押出工程では、
酢酸ビニルを含むエチレン−酢酸ビニル共重合体とプロピレン−オレフィン共重合体とを有するベース樹脂と、導電性のカーボンブラックと、を有し、前記ベース樹脂に対する前記酢酸ビニルの含有量が10質量%以上25質量%未満である半導電性樹脂組成物を用いて、前記外部半導電層を形成する
電力ケーブルの製造方法が提供される。
前記水架橋工程では、
前記ケーブル中間体を70℃以上100℃以下で且つ80%RH以上95%RH以下の雰囲気に曝す
第13の態様に記載の電力ケーブルの製造方法が提供される。
(1)電力ケーブルの構造
本発明の一実施形態に係る電力ケーブルについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る電力ケーブル10の軸方向と直交する断面図である。
図1に示されているように、電力ケーブル10は、内側から外側に向けて、導体110、内部半導電層120、絶縁層130および外部半導電層140を有する。
導体110は、例えば純銅(Cu)または銅合金等からなる複数の導電芯線を撚り合わせてなる銅導体等である。
内部半導電層120は、導体110および絶縁層130の接着性を向上し、導体110の撚り線表面における電界集中を抑制するために、導体110の外周を覆うように設けられる。内部半導電層120は、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体等の少なくともいずれかと、導電性のカーボンブラックと、を有する。
絶縁層130は、内部半導電層120の外周を覆うように設けられ、例えば、シラン化合物を遊離ラジカル発生剤によってグラフト共重合させたポリエチレン系樹脂を、シラノール縮合触媒および水分の存在下で架橋させることにより形成される架橋ポリエチレンからなる。このような架橋法は、シラングラフト・水架橋法と呼ばれる。
RR’SiY2
で表されるアルコキシシラン化合物である。式中Rは、オレフィン性不飽和炭化水素基またはハイドロカーボンオキシ基であり、ビニル基、アルリル基、ブテニル基、ジクロヘキセニル基、シクロペンタジエニル基等であり、好ましくはビニル基である。Yは、加水分解可能な有機基であり、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基のようなアルコキシ基、ホルミルオキシ基、アセトキシ基、プロピオノキシ基のようなアシロキシ基、その他オキシム基、アルキノアミノ基、アリールアミノ基等であり、好ましくはアルコキシ基である。R’はR基またはY基である。最も好適なシラン化合物は、ビニルアルコキシシランであり、具体的には、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルジメトキシメチルシラン、ビニルジエトキシメチルシラン、ビニルメトキシジメチルシラン、ビニルエトキシジメチルシランの少なくともいずれかである。
外部半導電層140は、絶縁層130の表面の微細な凹凸からの外部放電を抑制するために絶縁層130の外周を覆うように設けられ、上述のように良好な剥離性および非粘着性を有するよう構成される。本実施形態の外部半導電層140を形成する半導電性樹脂組成物については、詳細を後述する。
その他、外部半導電層140の外側には、必要に応じて遮蔽層やシースが設けられていても良い。遮蔽層は、例えば外部半導電層140の外周に巻かれた銅テープや、複数の軟銅線等の導電素線が被覆されたワイヤシールド等である。また、被覆層は、例えばポリ塩化ビニル製の被覆材からなる。
なお、電力ケーブル10における具体的な寸法としては、例えば、導体110の直径は3mm以上60mm以下であり、内部半導電層120の厚さは0.5mm以上3mm以下であり、絶縁層130の厚さは2mm以上10mm以下であり、外部半導電層140の厚さは0.5mm以上3mm以下である。本実施形態の電力ケーブル10に適用される電圧は、例えば3.3kV以上33kV以下である。
本実施形態の外部半導電層140は、例えば、酢酸ビニル(VA)を含むエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)とプロピレン−オレフィン共重合体とを有するベース樹脂と、導電性のカーボンブラックと、を有する半導電性樹脂組成物により形成される。
半導電性樹脂組成物のベース樹脂は、多段重合により合成され分子量の大きいエチレン−酢酸ビニル共重合体を有する。エチレン−酢酸ビニル共重合体のメルトフローレート(MFR)は、JISK7210の試験法により、測定温度190℃、荷重2.16kgfとしたとき、0.1g/10min以上10g/10min以下であることがより好ましい。エチレン−酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートが10g/10min以下、すなわち、エチレン−酢酸ビニル共重合体が高分子量化されていることにより、絶縁層130と外部半導電層140との界面における高分子の分子拡散が抑制され、絶縁層130からの剥離性が向上する。
半導電性樹脂組成物のベース樹脂は、エチレン−酢酸ビニル共重合体に加えて、プロピレン−オレフィン共重合体を有する。ポリエチレンからなる絶縁層130に対して相溶性(接着性)が低いプロピレン−オレフィン共重合体を混合することにより、外部半導電層140の絶縁層130からの剥離性が向上する。
上述のようにエチレン−酢酸ビニル共重合体とプロピレン−オレフィン共重合体との混合比を調整することにより、ベース樹脂に対する酢酸ビニルの含有量は、10質量%以上25質量%未満に調整される。
半導電性樹脂組成物は、導電性のカーボンブラックを有する。カーボンブラックは、例えばファーネスブラック、アセチレンブラックおよびケッチェンブラックの少なくともいずれかである。カーボンブラックの含有量は、所望の導電性に応じて設定され、例えば、ベース樹脂を100重量部としたとき、カーボンブラックの含有量は、10重量部以上300重量部以下であり、好ましくは10重量部以上100重量部以下である。カーボンブラックの含有量が10重量部以上であることにより、外部半導電層140の体積固有抵抗値が100Ω・cm未満となり、外部半導電層140として充分な導電性が得られる。一方、カーボンブラックの含有量が300重量部以下であることにより、電力ケーブル10を安定的に押出成形することができ、電力ケーブル10の良好な機械的特性が得られる。
半導電性樹脂組成物は、上記の構成物のほかに、添加剤として、酸化防止剤、銅害防止剤、受酸剤等を含んでいても良い。酸化防止剤は、例えば2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ-ヒドロシンナマミド)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール等である。銅害防止剤は、例えば1,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイル)ヒドラジン、2−ヒドロキシ−N−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イルベンズアミド、N’1,N’12−ビス(2−ヒドロキシベンゾイル)ドデカンジヒドラジド、N,N’−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン等である。受酸剤は、湿熱環境下で使用される際に導体110の変色を抑えるために用いられ、例えばハイドロタルサイト、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム等である。
本発明の一実施形態に係る半導電性樹脂組成物の製造方法について説明する。
本発明の一実施形態に係る電力ケーブル10の製造方法について説明する。
まず、3層同時押出機のうち、内部半導電層120を形成する押出し機Aに、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体等と、導電性のカーボンブラックと、を所定の割合で混合したペレットを投入する。押出し機Aの温度は、例えば150℃以上230℃以下である。
次に、3層同時押出機からケーブル中間体を押出しながら、ケーブル中間体をドラムに巻き付けていく。
次に、ケーブル中間体をドラムに巻き付けた状態で、所定の温度および湿度に保たれた恒温恒湿室に投入する。これにより、シラングラフト・水架橋法により絶縁層130を架橋させることによって、電力ケーブル10を形成する。
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
以下の表1〜4に示すように、実施例1〜22、比較例1〜6の半導電性樹脂組成物を作製した。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA):三井・デュポン ポリケミカル製
EV170 酢酸ビニル含有量33質量% MFR1.0g/10min
EV270 酢酸ビニル含有量28質量% MFR1.0g/10min
EV45LX 酢酸ビニル含有量46質量% MFR2.5g/10min
V523 酢酸ビニル含有量33質量% MFR14.0g/10min
プロピレン−オレフィン共重合体:三井化学製
タフマーPN−2070
融点140℃ ショアA硬度75 MFR3.2g/10min
タフマーPN−3560
融点160℃ ショアA硬度72 MFR2.7g/10min
タフマーPN−2060
融点160℃ ショアA硬度84 MFR2.7g/10min
タフマーPN−20300
融点160℃ ショアD硬度84 MFR14g/10min
実施例13〜21でのポリプロピレン:日本ポリプロ製
ノバテックPP EC7 融点140℃以上170℃以下 ロックウェル硬度80
ノバテックPP EC9 融点140℃以上170℃以下 ロックウェル硬度80
比較例5での高密度ポリエチレン:プライムポリマー製
ハイゼックス5305E
比較例6でのエチレン−オレフィン共重合体
エチレン系タフマー タフマーDF
カーボンブラック:東海カーボン製
シーストG117
その他、酸化防止剤:大内新興化学工業製
ノクラック300
銅害防止剤:
Chemtura製 Lowinox MD24
ADEKA製 CDA−1
受酸剤:
堺化学工業製 ハイドロタルサイト
神島化学工業製 酸化マグネシウム
表1〜4に示されている半導電性樹脂組成物を評価するために、以下のようにしてシートサンプルを作製した。
上記したシートサンプルを用い、以下の試験を行った。
(剥離試験)
AEIC−CS5で規定される方法により、0.5インチ幅のシートサンプルを用い、絶縁層と、実施例1〜22、比較例1〜6に係る外部半導電層と、の剥離力(剥離強度)を測定した。
2つのシートサンプルを外部半導電層が対向するように重ね、一定の荷重をかけた状態で、水架橋時と同じ温度に保たれた恒温槽に投入し、12時間放置した。その後、2つのシートサンプルを剥離し、その際の剥離具合によって各実施例に指標値を付与した。指標値0は、全く粘着していない状態、指標値10は一部粘着しているものの剥離可能である状態、指標値20は全体が粘着しているものの剥離可能である状態、指標値30は粘着して全く剥離することができない状態である。剥離0および10の場合を良好な非粘着性を有している状態として評価した。
(VA含有量について)
図2は、本実施例および比較例に係る剥離強度および相互粘着性の指標値を示す図である。図2の横軸は、ベース樹脂に対するVAの含有量(質量%)を示し、図2の左軸は、剥離強度(剥離力)(N/0.5インチ)を示し、図2の右軸は、相互粘着性の指標値を示している。なお、比較例4〜7は図2にプロットされていない。
表4に示されているように、プロピレン−オレフィン共重合体を含まない比較例4では、ベース樹脂に対する酢酸ビニルの含有量が10質量%以上25質量%未満の範囲内であるが、剥離強度は低いものの、相互粘着性の指標値が高かった。プロピレン−オレフィン共重合体を含まないため、ベース樹脂の融点が低くかったことが原因と考えられる。
表1に示されているように、エチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRが14g/10minである実施例7では、相互粘着性の指標値は低いものの、剥離強度が40N/0.5inchであった。エチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRが高く、すなわちエチレン−酢酸ビニル共重合体の分子量が低かったため、絶縁層と外部半導電層との界面で高分子の分子拡散が生じ、絶縁層と外部半導電層が接着してしまったと考えられる。
なお、実施例1〜13を比較したとき、それぞれの実施例において用いられたタフマーPNの融点およびMFRが異なるが、実施例1〜13は、ほぼ同等の剥離性および相互粘着性を示した。このことから、タフマーPNの材料の違い、すなわちプロピレン−オレフィン共重合体の材料の違いによる剥離性および相互粘着性への影響は小さいと考えられる。
上記結果に基づいて、以下のようにして半導電性樹脂組成物を製造した。
上記結果に基づいて、以下のようにして電力ケーブルを製造した。
110 導体
120 内部半導電層
130 絶縁層
140 外部半導電層
Claims (17)
- シラングラフト・水架橋法により架橋される絶縁層の外周に外部半導電層を形成する半導電性樹脂組成物であって、
酢酸ビニルを含むエチレン−酢酸ビニル共重合体と、プロピレン−オレフィン共重合体と、を有するベース樹脂と、
導電性のカーボンブラックと、
を有し、
前記プロピレン−オレフィン共重合体の融点が前記エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点よりも高く、且つ、前記絶縁層の水架橋温度以上であり、
前記ベース樹脂に対する前記酢酸ビニルの含有量が10質量%以上25質量%未満である
ことを特徴とする半導電性樹脂組成物。 - 前記ベース樹脂を100重量部としたとき、前記プロピレン−オレフィン共重合体の含有量は1重量部以上50重量部以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体に対する前記酢酸ビニルの含有量は、25質量%以上50質量%以下である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートは、測定温度190℃、荷重2.16kgfとしたとき、0.1g/10min以上10g/10min以下である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートは、測定温度190℃、荷重2.16kgfとしたとき、0.1g/10min以上1.0g/10min以下である
ことを特徴とする請求項4に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記プロピレン−オレフィン共重合体のメルトフローレートは、測定温度190℃、荷重2.16kgfとしたとき、1g/10min以上20g/10min以下である
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記プロピレン−オレフィン共重合体のメルトフローレートは、測定温度190℃、荷重2.16kgfとしたとき、1.58g/10min以上20g/10min以下である
ことを特徴とする請求項6に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点は、50℃以上100℃以下である
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記プロピレン−オレフィン共重合体の融点は、140℃以上180℃以下である
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記半導電性樹脂組成物の融点は、100℃以上180℃以下である
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記プロピレン−オレフィン共重合体のショアA硬度は、70以上85以下である
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記ベース樹脂は、ポリプロピレンを含む
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記カーボンブラックの含有量は、前記ベース樹脂を100重量部としたとき、10重量部以上300重量部以下である
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 前記絶縁層は、架橋ポリエチレンからなる
ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物。 - 導体と、
前記導体の外周を覆うように設けられる内部半導電層と、
前記内部半導電層の外周を覆うように設けられ、シラングラフト・水架橋法により架橋される絶縁層と、
前記絶縁層の外周を覆うように設けられる外部半導電層と、
を有し、
前記外部半導電層は、請求項1〜14のいずれか1項に記載の半導電性樹脂組成物により形成される
ことを特徴とする電力ケーブル。 - 導体の外周に、内側から外側に向けて、内部半導電層、絶縁層および外部半導電層を押出すことにより、ケーブル中間体を形成する押出工程と、
前記ケーブル中間体をドラムに巻き付ける巻付工程と、
前記ケーブル中間体を前記ドラムに巻き付けた状態で、シラングラフト・水架橋法により前記絶縁層を架橋させることにより、電力ケーブルを形成する水架橋工程と、
を有し、
前記押出工程では、
酢酸ビニルを含むエチレン−酢酸ビニル共重合体とプロピレン−オレフィン共重合体とを有するベース樹脂と、導電性のカーボンブラックと、を有し、前記プロピレン−オレフィン共重合体の融点が前記エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点よりも高く、且つ、前記絶縁層の水架橋温度以上であり、前記ベース樹脂に対する前記酢酸ビニルの含有量が10質量%以上25質量%未満である半導電性樹脂組成物を用いて、前記外部半導電層を形成する
ことを特徴とする電力ケーブルの製造方法。 - 前記水架橋工程では、
前記ケーブル中間体を70℃以上100℃以下で且つ80%RH以上95%RH以下の雰囲気に曝す
ことを特徴とする請求項16に記載の電力ケーブルの製造方法。
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