JP6229648B2 - 車両用ルーフセンターエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
車幅方向に一対の膨張部を形成すべくエアバッグを正面視V字型に展開膨張させているため、一対の膨張部の間(エアバッグの中間部分)に空間が形成される。したがって、エアバッグにより乗員頭部を確実に拘束するという点において改善の余地がある。
(1)(実施例1−4)
本発明の車両用ルーフセンターエアバッグ装置では、左右のシート間に対応する車幅方向中央の天井部に収納されており側面衝突または斜め前方衝突時に左右のフロントシートに着座した乗員間に展開するエアバッグを備える。
前記エアバッグは、前記乗員の頭部より前方に位置するバッグ前部を備えている。
前記バッグ前部の下端部と車両のフロントピラーまたはルーフサイドレールの前部とが、一対の前側連結部材にて連結されている。
(2)(実施例1−4)
上記(1)において、前記エアバッグは、前記フロントシートのヘッドレストの側方に位置するヘッドレスト対応部を備えている。
前記ヘッドレスト対応部は、車幅方向のバッグ厚を備える膨張部とされており、前記ヘッドレストに側方から当接可能とされている。
前記ヘッドレスト対応部に、前記ヘッドレストを受け入れる窪み部が形成されている。
(3)(実施例1−3)
上記(1)または(2)において、前記エアバッグは、前記フロントシートの着座乗員の頭部より後方に位置するバッグ後部を備えている。
前記バッグ後部の下端部と、車両のリヤピラー、センターピラー、ルーフサイドレールの後部またはルーフサイドレールの中間部とが、後側連結部材にて連結されている。
(4)(実施例1−3)
上記(3)において、前記エアバッグは、さらに、リヤシートに着座した左右の乗員間にも展開するよう構成されている。
前記バッグ後部は、前記リヤシートの着座乗員の頭部より後方に位置する第1バッグ後部と、前記リヤシートの着座乗員の頭部より前方に位置する第2バッグ後部と、を備えている。
前記後側連結部材は、前記第1バッグ後部の下端部と車両のリヤピラーまたはルーフサイドレールの後部とを連結するストラップを備える。
(5)(実施例2、3)
上記(4)において、前記後側連結部材は、前記第2バッグ後部の下端部と車両のセンターピラーまたはルーフサイドレールの中間部とを連結する第2後側連結部材を、さらに備える。
(6)(実施例1、2、4)
上記(1)〜(5)のいずれか1つにおいて、前記前側連結部材は、ストラップで構成されている。
(7)(実施例3)
上記(1)〜(5)のいずれか1つおいて、前記前側連結部材は、チューブ型エアバッグで構成されている。
側面衝突(側突)または斜め前方衝突(斜突)時に、天井部に収納されたエアバッグが左右のフロントシートの着座乗員間に展開する。この際、バッグ前部の下端部とフロントピラーまたはルーフサイドレールの前部とを連結する前側連結部材により、エアバッグの展開挙動が安定化するとともに、反衝突側の乗員(ファーサイド乗員)が衝突側へ移動することをエアバッグにより効果的に抑制できる。したがって、従来に比べてエアバッグによる乗員頭部拘束性能を高めることができる。
エアバッグのヘッドレスト対応部がヘッドレストに側方から当接することで、ヘッドレストをエアバッグの支持部材として活用できる。また、エアバッグが窪み部にヘッドレストを受け入れたとき、エアバッグがヘッドレストに前後方向に引っ掛かる。このため、エアバッグがヘッドレストに対して前後方向に移動することが抑制される。したがって、ヘッドレストをエアバッグの支持部材として効果的に活用できる。
バッグ後部の下端部と、車両のリヤピラー、センターピラー、ルーフサイドレールの後部またはルーフサイドレールの中間部とが、後側連結部材にて連結されている。このため、エアバッグの展開挙動が安定化するとともに、ファーサイド乗員が衝突側へ移動することをエアバッグにより効果的に抑制できる。
エアバッグは、リヤシートに着座した左右の乗員間にも展開するよう構成されているため、フロントシートの着座乗員だけでなく、リヤシートの着座乗員をも保護できる。また、リヤシートの着座乗員の頭部より後方に位置する第1バッグ後部の下端部と車両のリヤピラーまたはルーフサイドレールの後部とを第1後側連結部材で連結するため、リヤシートに着座するファーサイド乗員が衝突側へ移動することをエアバッグにより効果的に抑制できる。
フロントシートの着座乗員の頭部より後方でリヤシートの着座乗員の頭部より前方に位置する第2バッグ後部の下端部と車両のセンターピラーまたはルーフサイドレールの中間部とを連結する第2後側連結部材が設けられている。このため、エアバッグの展開挙動の安定性をさらに高めることができるとともに、ファーサイド乗員が衝突側へ移動することをさらに効果的に抑制できる。
前側連結部材がストラップで構成されている。このため、コスト上有利であるとともに、エアバッグが展開していない通常時における前側連結部材のコンパクト化を図ることができる。
前側連結部材がチューブ型エアバッグで構成されている。このため、特に斜め前方衝突時(斜突時)に斜め前方へ移動する乗員の頭部を、チューブ型エアバッグによって効果的に保護することができる。
(基本構成)
本発明実施例1の装置10は、図1に示すように、エアバッグ20を備える。
以上の基本構成は、本発明全実施例に適用される。
本発明実施例1では、前側連結部材30は、ストラップ30aから構成されている。
(基本構成に対応する作用)
図3に示すように、(i)側突または斜突時、衝突側の乗員であるニアサイド乗員(図示例ではP1)は、相手車両Vが衝突してきた際、シート1に対して相手車両V側(衝突側)に動く。その後、カーテンエアバッグ装置6や図示略のサイドエアバッグ装置及びシートベルト装置等の作用により、リバウンドして相手車両Vと反対側(反衝突側)に動く。(ii)一方、反衝突側の乗員であるファーサイド乗員(図示例ではP2)は、相手車両Vが衝突してきた際、シート2に対して相手車両V側に動く。その後、図示略のシートベルト等の作用により、腰の辺りを中心にして頭部が相手車両V側に倒れるように動く。(iii)そのため、エアバッグ20の姿勢を保持する構造が何ら設けられていない場合、本発明の比較例を示す図3(b)に示すように、ファーサイド乗員P2がエアバッグ20をすり抜けてしまうおそれがある。
なお、図示例では、ニアサイド乗員がP1でありファーサイド乗員がP2で示される場合を示しているが、相手車両Vがシート2側に衝突した場合は、ニアサイド乗員がP2になりファーサイド乗員がP1で示されることになる。
以上の基本作用は、本発明全実施例に適用される。
本発明実施例1では、また、つぎの作用を得ることができる。
エアバッグ20が、リヤシート3に着座した左右の乗員P3,P4間にも展開するよう構成されている。このため、フロントシート1,2の着座乗員P1,P2だけでなく、リヤシート3の着座乗員P3,P4も、エアバッグ20によって保護できる。
本発明実施例2が構成において本発明実施例1と異なる点は、以下の点である。
本発明実施例2では、図5に示すように、後側連結部材31は、ストラップ31aに加えてさらに、第2バッグ後部24の下端部と車両のセンターピラーまたはルーフサイドレール40の中間部(または中央部)とを最短距離で連結する第2後側連結部材33を備えている。
本発明実施例2では、第2バッグ後部24の下端部と車両のセンターピラーまたはルーフサイドレール40の中間部とを連結する第2後側連結部材33が設けられている。このため、第2後側連結部材33が設けられていない場合に比べて、エアバッグ20の展開挙動の安定性をさらに高めることができるとともに、ファーサイド乗員P2,P4が衝突側へ移動することをさらに効果的に抑制できる。
本発明実施例3が構成において本発明実施例1と異なる点は、以下の点である。
本発明実施例3では、図6に示すように、後側連結部材31は、ストラップ31aに加えてさらに、第2バッグ後部24の下端部と車両のセンターピラーまたはルーフサイドレール40の中間部(または中央部)とを最短距離で連結する第2後側連結部材33を備えている。また、本発明実施例3では、前側連結部材30と第2後側連結部材33が、それぞれチューブ型エアバッグ30b、33bで構成されている。
本発明実施例3では、第2バッグ後部24の下端部と車両のセンターピラーまたはルーフサイドレール40の中間部とを連結する第2後側連結部材33が設けられている。このため、第2後側連結部材33が設けられていない場合に比べて、エアバッグ20の展開挙動の安定性をさらに高めることができるとともに、ファーサイド乗員P2,P4が衝突側へ移動することをさらに効果的に抑制できる。
本発明実施例4が構成において本発明実施例1と異なる点は、以下の点である。
本発明実施例4では、図8に示すように、エアバッグ20は、フロントシート1,2の着座乗員P1,P2の間にのみ展開し、リヤシート3の着座乗員P3,P4の間には展開しないよう構成されている。そして、後側連結部材31は設けられておらず、エアバッグ20の姿勢安定のための部材として、前側連結部材30とヘッドレスト1a,2aのみを用いている。
本発明実施例4では、エアバッグ20は、フロントシート1,2の着座乗員P1,P2の間にのみ展開し、リヤシート3の着座乗員P3,P4の間には展開しない。このため、エアバッグ20の前後方向のコンパクト化を図ることができる。また、エアバッグ20の前側または後側に寄った位置にインフレータ50を配置した場合であっても、インフレータ50からのガスによりエアバッグ20を早期展開させることができるため、インフレータ50を車両のルーフヘッダ7に設けることができるなど、インフレータ50の配置位置自由度が高まる。
1a、2a フロントシートのヘッドレスト
3 リヤシート
5 天井部
6 カーテンエアバッグ装置
10 車両用ルーフセンターエアバッグ装置
20 エアバッグ
20a 膨張部
20b 非膨張部
21 バッグ前部
22 バッグ後部
23 第1バッグ後部
24 第2バッグ後部
25 ヘッドレスト対応部
25a 窪み部
25b ストラップ
25c シーム
30 前側連結部材
30a、31a、33a ストラップ
30b、33b チューブ型エアバッグ
31 後側連結部材
33 第2後側連結部材
40 ルーフサイドレール
50 インフレータ
P1,P2 左右フロントシートの着座乗員
P3,P4 リヤシートの左右の着座乗員
V 相手車両
Claims (7)
- 左右のシート間に対応する車幅方向中央の天井部に収納されており側面衝突または斜め前方衝突時に左右のフロントシートに着座した乗員間に展開するエアバッグを備えた、車両用ルーフセンターエアバッグ装置であって、
前記エアバッグは、前記乗員の頭部より前方に位置するバッグ前部を備えており、
前記バッグ前部の下端部と車両のフロントピラーまたはルーフサイドレールの前部とが、一対の前側連結部材にて連結されている、車両用ルーフセンターエアバッグ装置。 - 前記エアバッグは、前記フロントシートのヘッドレストの側方に位置するヘッドレスト対応部を備えており、
前記ヘッドレスト対応部は、車幅方向のバッグ厚を備える膨張部とされており、前記ヘッドレストに側方から当接可能とされており、
前記ヘッドレスト対応部に、前記ヘッドレストを受け入れる窪み部が形成されている、請求項1記載の車両用ルーフセンターエアバッグ。 - 前記エアバッグは、前記フロントシートの着座乗員の頭部より後方に位置するバッグ後部を備えており、
前記バッグ後部の下端部と、車両のリヤピラー、センターピラー、ルーフサイドレールの後部またはルーフサイドレールの中間部とが、後側連結部材にて連結されている、請求項1または請求項2に記載の車両用ルーフセンターエアバッグ装置。 - 前記エアバッグは、さらに、リヤシートに着座した左右の乗員間にも展開するよう構成されており、
前記バッグ後部は、前記リヤシートの着座乗員の頭部より後方に位置する第1バッグ後部と、前記リヤシートの着座乗員の頭部より前方に位置する第2バッグ後部と、を備えており、
前記後側連結部材は、前記第1バッグ後部の下端部と車両のリヤピラーまたはルーフサイドレールの後部とを連結するストラップを備える、請求項3記載の車両用ルーフセンターエアバッグ装置。 - 前記後側連結部材は、前記第2バッグ後部の下端部と車両のセンターピラーまたはルーフサイドレールの中間部とを連結する第2後側連結部材を、さらに備える、請求項4記載の車両用ルーフセンターエアバッグ装置。
- 前記前側連結部材は、ストラップで構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ルーフセンターエアバッグ装置。
- 前記前側連結部材は、チューブ型エアバッグで構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ルーフセンターエアバッグ装置。
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