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JP6231970B2 - 電線配索構造 - Google Patents
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Description

本発明は、車両に適用される電線配索構造に関する。詳細には、外径が異なる複数の電線の屈曲部にプロテクタが配置される電線配索構造に関する。
従来、電線配索構造としては、外径が異なる複数の電線と、この複数の電線が屈曲された屈曲部に配置されるプロテクタとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような電線配索構造では、車両に搭載された機器などに接続されたワイヤーハーネスなどの電線と周辺部材との干渉を避けるために、電線を屈曲して配索させることができるように、電線の屈曲部をプロテクタによって保持し、このプロテクタを車体などに固定させている。
特開2002−10439号公報
ところで、上記特許文献1のような電線配索構造では、プロテクタ内において、外径が異なる複数の電線が互いに交差しないように並列に配置され、この並列に配置された方向に沿って複数の電線が屈曲されている。
しかしながら、このような電線配索構造では、プロテクタ内において、電線の配置方向と屈曲部の屈曲方向と同じ方向であるので、プロテクタが電線の配置方向や屈曲部の屈曲方向に大型化してしまい、電線の配索経路に制限がある場合、プロテクタを配置することができない恐れがあった。
特に、電線の屈曲部が最小屈曲半径より小さく屈曲されて配索されるような急曲げの配索経路では、プロテクタが電線の配置方向と屈曲部の屈曲方向とを合わせた分だけ大型化するので、非常に電線の配索経路の制限を受けやすくなっていた。
そこで、この発明は、プロテクタの大型化を抑制し、電線の配索経路からの影響を抑制することができる電線配索構造の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、外径が異なる複数の電線と、この複数の電線が屈曲された屈曲部に配置されるプロテクタとを備えた電線配索構造であって、前記複数の電線は、前記プロテクタ内に並列に配置され、前記屈曲部は、前記プロテクタ内における前記複数の電線の配置方向と直交する方向に向けて屈曲され、前記プロテクタには、前記複数の電線の屈曲部が配置される折返し部が設けられ、前記折返し部には、内周側に前記複数の電線のうち外径が最も小さい電線が配置され、外周側に前記複数の電線のうち外径が最も大きい電線が前記折返し部の外形形状に沿って配置されていることを特徴とする。
この電線配索構造では、複数の電線がプロテクタ内に並列に配置され、屈曲部がプロテクタ内における複数の電線の配置方向と直交する方向に向けて屈曲されているので、プロテクタが電線の配置方向や屈曲部の屈曲方向に向けて電線の配置方向と屈曲部の屈曲方向とを合わせた大きさに大型化することがなく、電線の配索経路からの影響を抑制することができる。
また、プロテクタの折返し部には、内周側に複数の電線のうち外径が最も小さい電線が配置され、外周側に複数の電線のうち外径が最も大きい電線が折返し部の外形形状に沿って配置されているので、プロテクタの屈曲方向の外形を外径が最も大きい電線の屈曲部に合わせればよく、急曲げの配索経路であってもプロテクタの大型化を抑制することができる。
従って、このような電線配索構造では、プロテクタの大型化を抑制し、電線の配索経路からの影響を抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電線配索構造であって、前記折返し部は、前記複数の電線のうち最も大きい外径を有する電線が最小屈曲半径より小さく屈曲された状態で配置されることを特徴とする。
この電線配索構造では、折返し部が、複数の電線のうち最も大きい外径を有する電線が最小屈曲半径より小さく屈曲された状態で配置されるので、急曲げの配索経路に対してプロテクタの大型化を抑制しつつ、複数の電線を配索することができる。
本発明によれば、プロテクタの大型化を抑制し、電線の配索経路からの影響を抑制することができる電線配索構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る電線配索構造のプロテクタのカバー部を組付けたときの上面図である。 本発明の実施の形態に係る電線配索構造のプロテクタのカバー部を外したときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電線配索構造のプロテクタのカバー部を外したときの上面図である。 本発明の実施の形態に係る電線配索構造のプロテクタのカバー部を外したときの上面図である。
図1〜図4を用いて本発明の実施の形態に係る電線配索構造について説明する。
本実施の形態に係る電線配索構造1は、外径が異なる複数の電線3,5と、この複数の電線3,5が屈曲された屈曲部7に配置されるプロテクタ9とを備えている。
また、複数の電線3,5は、プロテクタ9内に並列に配置され、屈曲部7は、プロテクタ9内における複数の電線3,5の配置方向と直交する方向に向けて屈曲され、プロテクタ9には、複数の電線3,5の屈曲部7が配置される折返し部11が設けられている。
そして、折返し部11には、内周側に複数の電線3,5のうち外径が最も小さい電線3が配置され、外周側に複数の電線3,5のうち外径が最も大きい電線5が折返し部11の外形形状に沿って配置されている。
また、折返し部11は、複数の電線3,5のうち最も大きい外径を有する電線5が最小屈曲半径より小さく屈曲された状態で配置される。
図1〜図4に示すように、複数(ここでは2本)の電線3,5は、それぞれ内部に複数の芯線(不図示)を束ねて構成されている。この複数の電線3,5は、外径が異なるように設定されている。
このような複数の電線3,5は、例えば、電源と機器との間、或いは機器間を電気的に接続し、1組のワイヤハーネスとして車体に配索される。このワイヤハーネスが車体に配索された状態では、複数の電線3,5と車体に搭載された周辺部材との干渉を避けるために、複数の電線3,5に屈曲部7が設けられている。
この複数の電線3,5の屈曲部7には、複数の電線3,5が車体に配索された状態で、その屈曲形状を保持することができないので、プロテクタ9が配置されており、プロテクタ9を固定手段などによって車体に固定することにより、車体に対するワイヤハーネスの配索形状が保持される。
プロテクタ9は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、断面形状が凹状に形成された本体部13と、この本体部13の開口側に複数の係止部15を介して組付けられる平板状に形成されたカバー部17とを有する。また、プロテクタ9は、本体部13とカバー部17とを組付けた状態で、複数の電線3,5の長さ方向の両側が開口されている。
このプロテクタ9には、本体部13の高さ方向(縦方向)に沿って複数の電線3,5が並列に配置される。この縦方向に並列に配置された複数の電線3,5の屈曲部7は、本体部13の高さ方向と直交する方向である本体部13の幅(長さ)方向(横方向)に向けて屈曲されている。
このように複数の電線3,5の配置方向と屈曲部7の屈曲方向とを異ならせてプロテクタ9内に配置させることにより、プロテクタ9が縦方向、或いは横方向に大型化することがなく、プロテクタ9を全体的にコンパクト化することができる。このようなプロテクタ9には、複数の電線3,5の屈曲部7が配置される折返し部11が設けられている。
折返し部11は、プロテクタ9の一方側の開口と他方側の開口とが異なる方向に向けて開口するように、その外形形状が湾曲して設けられている。この折返し部11の外形形状は、複数の電線3,5のうち最も大きい外径を有する電線5が最小屈曲半径(ここでは電線外径の2倍とする)より小さく屈曲された状態、すなわち電線5が急曲げされた状態の形状と同等に設定されている。
このような折返し部11には、複数の電線3,5の屈曲部7が配置される。詳細には、複数の電線3,5のうち最も小さな外径を有する電線3は、電線3が有する屈曲に対する反発力が小さく、両端側(プロテクタ9の両側の開口側)から屈曲部7までの長さが短くとも容易に屈曲させることができるので、折返し部11の内周側の形状に沿って屈曲部7が配置される。
一方、複数の電線3,5のうち最も大きな外径を有する電線5は、電線5が有する屈曲に対する反発力が大きいので、両端側(プロテクタ9の両側の開口側)から屈曲部7までの長さが長くなるようにされており、電線5が有する反発力に抗して屈曲し易く設定されている。
このように屈曲された電線5の屈曲部7は、この屈曲され易く設定された屈曲部7と同等の外形形状を有する折返し部11の外周側の形状に沿って配置される。このため、急曲げされた電線5の屈曲部7が折返し部11に配置されていても、電線5の反発力による折返し部11にかかる負担を軽減することができる。
このように外径の異なる複数の電線3,5の屈曲部7を折返し部11に配置することにより、複数の電線3,5、特に最も大きな外径を有する電線5が急曲げされるような配索経路であっても、プロテクタ9の大型化を抑制しつつ、複数の電線3,5を配索することができる。
なお、急曲げを必要とする配索経路において、最も大きな外径を有する電線5を折返し部11で屈曲させない場合には、電線5の両端側から屈曲部7までの長さ短くなり、図4の仮想線で示すような屈曲状態となってしまい、プロテクタ9が大型化してしまう恐れがある。
このため、本実施の形態に係る電線配索構造1のように、プロテクタ9に折返し部11を設け、この折返し部11に沿って電線5の屈曲部7を配置させることが、急曲げを必要とする配索経路においては非常に有効である。
このような電線配索構造1では、複数の電線3,5がプロテクタ9内に並列に配置され、屈曲部7がプロテクタ9内における複数の電線3,5の配置方向と直交する方向に向けて屈曲されているので、プロテクタ9が電線3,5の配置方向や屈曲部7の屈曲方向に向けて電線3,5の配置方向と屈曲部7の屈曲方向とを合わせた大きさに大型化することがなく、電線3,5の配索経路からの影響を抑制することができる。
また、プロテクタ9の折返し部11には、内周側に複数の電線3,5のうち外径が最も小さい電線3が配置され、外周側に複数の電線3,5のうち外径が最も大きい電線5が折返し部11の外形形状に沿って配置されているので、プロテクタ9の屈曲方向の外形を外径が最も大きい電線5の屈曲部7に合わせればよく、急曲げの配索経路であってもプロテクタ9の大型化を抑制することができる。
従って、このような電線配索構造1では、プロテクタ9の大型化を抑制し、電線3,5の配索経路からの影響を抑制することができる。
また、折返し部11は、複数の電線3,5のうち最も大きい外径を有する電線5が最小屈曲半径より小さく屈曲された状態で配置されるので、急曲げの配索経路に対してプロテクタ9の大型化を抑制しつつ、複数の電線3,5を配索することができる。
なお、本実施の形態に係る電線配索構造では、外径の異なる複数の電線が2本であったが、これに限らず、外径の異なる複数の電線が2本以上であってもよい。
また、電線の配置方向がプロテクタの高さ方向、屈曲部の屈曲方向がプロテクタの幅(長さ)方向となっているが、これに限らず、電線の配置方向と屈曲部の屈曲方向とをプロテクタに対して逆にするなど、電線の配置方向及び屈曲部の屈曲方向やプロテクタの形状は電線の配索経路や周辺部材との干渉などを考慮して設定すればよい。
1…電線配索構造
3,5…電線
7…屈曲部
9…プロテクタ
11…折返し部

Claims (2)

  1. 外径が異なる複数の電線と、この複数の電線が屈曲された屈曲部に配置されるプロテクタとを備えた電線配索構造であって、
    前記複数の電線は、前記プロテクタ内に並列に配置され、
    前記屈曲部は、前記プロテクタ内における前記複数の電線の配置方向と直交する方向に向けて屈曲され、
    前記プロテクタには、前記複数の電線の屈曲部が配置される折返し部が設けられ、
    前記折返し部には、内周側に前記複数の電線のうち外径が最も小さい電線が配置され、外周側に前記複数の電線のうち外径が最も大きい電線が前記折返し部の外形形状に沿って配置されていることを特徴とする電線配索構造。
  2. 請求項1記載の電線配索構造であって、
    前記折返し部は、前記複数の電線のうち最も大きい外径を有する電線が最小屈曲半径より小さく屈曲された状態で配置されることを特徴とする電線配索構造。
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