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JP6232798B2 - インクジェット記録用インクおよびその記録方法 - Google Patents
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JP6232798B2 - インクジェット記録用インクおよびその記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非多孔質基材上への記録に最適な水性インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法に関するものである。
インクジェットプリンターは低騒音、低ランニングコスト、カラー印刷が容易であるなどの利点を有することから、デジタル信号の出力機器として一般家庭に広く普及している。
近年では、そのような家庭用のみならず、例えばディスプレイ、ポスター、掲示板など産業用途にインクジェット技術を利用されてきている。
そのような用途においては、多孔性メディアでは耐光性、耐水性、耐摩耗性のような耐久性に課題があることから、プラスチックフィルムなどの非多孔質記録媒体が使用されており、そのためのインクが開発されてきている。
このようなインクとして、これまでは例えば有機溶剤をビヒクルとして使用した溶剤系インクジェットインクや、重合性モノマーを主成分とする紫外線硬化型インクジェットインクが広く用いられてきた。
しかし、溶剤系インクジェットインクは、溶剤を大気中に蒸発させるため、環境負荷の観点から好ましくなく、紫外線硬化型インクジェットインクは、使用するモノマーによっては皮膚感さ性を有することがあり、また、高価な紫外線照射装置をプリンタ本体に組み込む必要があることから適用分野が限られてしまう。
こうした背景もあり、最近では、環境負荷が少なく、これまで家庭用インクジェットインクとして広く用いられてきた水性インクジェット記録インクにて、非多孔質基材に直接印字できるインクジェットインクの開発が行われてきている。こうした試みの例は、例えば、特許文献1や特許文献2に見られる。
しかしながら、一般にこれら水性インクは溶剤系インクジェットインクと比較して画像品質の面で劣る点がいくつか指摘されている。
まず、非多孔質基材に対してインクは基本的に浸透しないため、基材上のインクはすぐに乾かなくてはならないが、水性インクの主溶媒である水自体、および添加剤として添加される水溶性有機溶剤により乾燥性が悪化してしまい乾燥不良を起こしやすい側面があり、このため印字物を重ねた際、あるいは巻き取った際にインクが裏写りしてしまう、いわゆるブロッキングが起こってしまうことがある。
また、非多孔質基材は非常に光沢があるものが多く、印字した際に印字部と非印字部の記録物として一体感を損なわないようにするため、高光沢が得られるインクが求められているが、樹脂がインクに溶け込んでいる溶剤系インクと異なり、粒子が融着して塗膜を形成するため、表面が粗くなりやすく、光沢が損なわれやすい。
本発明の目的は、かかる状況を鑑みてなされたものであり、上記の問題を解決することを目的とする。
すなわち、本発明の目的は、非多孔質基材に対してはじきがなく、濡れ性が良好のため印字部の平滑性が高く高い光沢度を示し、かつ良好な乾燥性を有しながら、インクの経時での保存安定性と吐出安定性に優れたインク及びインクジェット記録方法を提供することにある。
水性インクに添加される水溶性有機溶剤は一般に水よりも沸点が高く、乾燥しにくいため、本発明で求める乾燥性を得るためには、比較的低沸点の有機溶剤を添加する必要がある。
ところが、速乾性を求めた場合、一般的に樹脂微粒子の造膜が速くなりすぎるため、十分に均一な塗膜形成ができなくなり、膜強度も光沢度も劣ったものになってしまう。
本発明者らは、存在する樹脂微粒子と水溶性有機溶剤との関係を検討し続けた結果、水溶性有機溶剤はその50質量%以上が沸点200℃未満の溶剤で構成されており、かつその1成分として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを用いることで、均一な膜形成が可能となることを見出し、本発明を完成するに至った。
したがって、上記課題は、本発明の、下記(1)〜(8)によって解決される。
(1)「加熱した非多孔質基材上にインクジェット方式で記録する水性インクジェット記録用インクにおいて、少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料、樹脂微粒子を含有してなり、前記水溶性有機溶剤の50質量%以上が沸点200℃未満の溶剤で構成されており、かつその1成分として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有することを特徴とする水性インクジェット記録用インク。」
(2)「前記沸点が200℃未満の水溶性有機溶剤が、プロピレングリコールまたは2,3−ブタンジオールのうち少なくともどちらかを含むことを特徴とする前記(1)に記載の水性インクジェット記録用インク。」
(3)「前記水溶性有機溶剤として、沸点が250℃を越える溶剤を含まないことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の水性インクジェット記録用インク。」
(4)「前記樹脂微粒子がポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子であることを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の水性インクジェット記録用インク。」
(5)「前記ポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子が、少なくとも1種の脂環式ジイソシアネートに由来する構造をもつことを特徴とする前記(4)に記載の水性インクジェット記録用インク」
(6)「前記顔料が、ジェミナルビスホスホン酸基、ジェミナルビスホスホン酸塩基の少なくとも一方で修飾された改質顔料であることを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の水性インクジェット記録用インク。」
(7)「前記改質顔料が、下記式(1)〜(4)で表される基から選ばれた少なくとも一つの基で修飾されたものであることを特徴とする前記(6)に記載の水性インクジェット記録用インク;
Figure 0006232798
Figure 0006232798
Figure 0006232798
(上記式(3)中、XはLi、K、Na、NH 、N(CH 、N(C 、N(C 、又はN(C を表す。)
Figure 0006232798
(上記式(4)中、XはLi、K、Na、NH 、N(CH 、N(C 、N(C 、又はN(C を示す。)」。
(8)「非多孔質基材を加熱する工程、インクを飛翔させて印字する工程を有するインクジェット記録方法において、インクとして、前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の水性インクジェット記録用インクを用いて印字することを特徴とするインクジェット記録方法。」
以下の詳細かつ具体的な説明から理解されるように、本発明によれば、非多孔質基材に対してはじきがなく、濡れ性が良好のため印字部の平滑性が高く高い光沢度を示し、かつ良好な乾燥性を有するインク及びインクジェット記録方法が提供されるという極めて優れた効果が発揮される。
すなわち上記のように、水性インクに添加される水溶性有機溶剤は一般に水よりも沸点が高く、乾燥しにくいため、本発明で求める乾燥性を得るためには、比較的低沸点の有機溶剤を添加する必要がある。
ところが、速乾性を求めた場合、一般的に樹脂微粒子の造膜が速くなりすぎるため、十分に均一な塗膜形成ができなくなり、膜強度も光沢度も劣ったものになってしまう。
本発明においては、上記(1)記載の水性インクジェット記録用インクを用いることで、均一な膜形成が可能となる。
そして、このような本発明によれば、多種多様な非多孔質基材、とりわけプラスチックフィルムに印刷可能であって、かつ速乾性と高光沢の両立ができており、画像堅牢性が高く、さらに経時での保存安定性と吐出安定性に優れたインクジェット記録用インク、およびそれを用いたインクジェット記録方法とインクジェット記録物が得られる。
以下、本発明の水性インクジェット記録用インクについて詳細に説明する。
本発明の水性インクジェット記録用インクは、少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料、樹脂微粒子を含有してなり、前記水溶性有機溶剤の50%以上が沸点200℃未満の溶剤で構成されており、かつその1成分として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有する。
<樹脂微粒子>
まず、本発明に用いる樹脂微粒子について説明する。インク液を用い非多孔質基材に迅速に記録・定着され、かつ、充分な接着性、耐久性を示し、屋外用途のような過酷な環境において使用される印字物を得るには、特定の親水性溶媒(即ち、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール)に対する親和性にすぐれ、乾燥後に硬度と靭性に優れた皮膜を形成可能なものが好ましい。
前記樹脂微粒子としては、旧くから知られるユリア系、メラミン系、フェノール系のもの等をはじめ、ホットメルト性が期待できるため現在接着分野で多用されるアクリル系、PVAc系(PVAを含む)のエマルジョン型のもの等、或いはこれらにさらに硬化反応性基を導入した変性樹脂(共重合体)、又はウレタン系エマルジョンが、好ましく使用される。高い凝集力により耐水性、耐熱性、耐摩耗性、耐候性に優れた樹脂材料からなる微粒子であればいずれの種類のものであってもよい。
典型的には例えば、ポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子は、カーボネート基の高い凝集力により耐水性、耐熱性、耐摩耗性、耐候性に優れており、屋外用途のような過酷な環境において使用される印字物に適している。
以下、この樹脂を中心に説明する。
本発明におけるポリカーボネート系ウレタン樹脂とは、ポリカーボネートポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られるものを指す。
前記ポリカーボネートポリオールとしては、例えば炭酸エステルとポリオールとを触媒の存在下でエステル交換反応させることによって得られるものや、ホスゲンとビスフェノールAとを反応させて得られるものを使用することができる。
前記炭酸エステルとしては、メチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルカーボネート、ジエチルカーボネート、シクロカーボネート、ジフェニルカーボネートなどを使用することができる。
前記炭酸エステルと反応させるポリオールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジオールなどの低分子ジオール化合物や、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどを使用することができる。
本発明において使用できる前記ポリイソシアネートとしては、特に制限なく使用することができ、例えば1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート(TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニレンメタンジイソシアネート(MDI)、2,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジイソシアネトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5−ナフチレンジイソシアネート、m−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート、p−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート化合物;エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエート等の脂肪族ポリイソシアネート化合物;イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水素添加MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート(水素添加TDI)、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−ジクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート、2,5−ノルボルナンジイソシアネート、2,6−ノルボルナンジイソシアネーネート等の脂環式ポリシアネート化合物等が挙げられる。
これらは単独で使用または2種以上を併用して使用することができる。
本発明におけるインクは、ポスターや看板など屋外向けの用途を前提にしていることから、非常に高い長期耐候性をもつ塗膜を必要としており、この観点から脂肪族または脂環式ジイソシアネートを使用することが好ましい。
さらに、本発明においては少なくとも1種の脂環式ジイソシアネートを入れることが好ましい。ポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子が、少なくとも1種の脂環式ジイソシアネートに由来する構造をもつと、耐擦過性および耐エタノール性が向上するため効果的である。これにより塗膜形成時の表面硬度が100N/mm以上とすることが可能になり、高い耐擦過性が得られ、目的とする塗膜強度を得やすくなる。
特に、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートが好適に用いることができ、脂環式ジイソシアネートの割合は全イソシアネート化合物中の60%以上であることが好ましい。
本発明において、ポリカーボネート系ウレタン微粒子は水性媒体中に分散された樹脂エマルジョンの形態で添加することができる。
樹脂エマルジョン中の樹脂固形分は20%以上であることが好ましく、20%未満であると、インク化する際の処方設計が困難となってしまうため、好ましくない。
このときのウレタン樹脂微粒子はインク化した際の液保存安定性と吐出安定性の観点から、10〜350nmの範囲の平均粒子径をもつものであることが望ましい。
また、ウレタン微粒子を水性媒体中に分散させるにあたり、分散剤を利用した強制乳化型のものを用いることもできるが、塗膜に分散剤が残り強度を下げることがあることから、分子構造中にアニオン性を有した、いわゆる自己乳化型のものが好適に用いることができる。
その場合の酸価は20〜100となる範囲でアニオン性基を含有することが、優れた耐擦過性や耐薬品性を付与する上で好ましい。
また、前記アニオン性基としては、カルボキシル基、カルボキシレート基、スルホン酸基、スルホネート基などを使用することができ、中でも一部または全部が塩基性化合物等によって中和されたカルボキシレート基やスルホネート基を使用することが良好な水分散安定性を維持する上で好ましい。
前記アニオン性基の中和に使用可能な塩基性化合物としては、例えばアンモニア、トリエチルアミン、ピリジン、モルホリンなどの有機アミンや、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミンや、Na、K、Li、Caなどを含む金属塩基化合物などが挙げられる。
強制乳化法を用いる場合、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤のいずれも使用できるが、ノニオン界面活性剤の方が、耐水性が良好となるため望ましい。
前記ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、ポリオキシエチレン肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレンポリオール、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシアルキレン多環フェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノールアミド、ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられる。
好ましくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、メチルタウリル酸塩、スルホコハク酸塩、エーテルスルホン酸塩、エーテルカルボン酸塩、脂肪酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、アルキルアミン塩、第四級アンモニウム塩、アルキルベタイン、アルキルアミンオキシド等が挙げられ、好ましくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸塩等が挙げられる。
界面活性剤の添加量は、ウレタン樹脂に対して0.1〜30質量%であり、より好ましくは5〜20質量%である。30質量%を超える場合は、ウレタン樹脂エマルジョンを形成するのに必要な量以上の過剰な乳化剤により、付着性や耐水性を著しく低下させ、又、乾燥被膜とした際に可塑効果、ブリード現象を引き起こし、ブロッキングが発生し易いため、好ましくない。
また、本発明のウレタン樹脂エマルジョンは、その他必要に応じて水溶性有機溶剤、防腐剤、レベリング剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、等を配合できる。
次に、本発明におけるポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子の製造方法について説明する。
従来一般的に用いられている方法をいずれも用いることができ、例えば以下の方法である。
まず、無溶剤下または有機溶剤の存在下で、前記ポリカーボネートポリオールと前記ポリイソシアネートを、イソシアネート基が過剰になる当量比で反応させて、イソシアネート末端ウレタンプレポリマーを製造する。
次いで、前記イソシアネート末端ウレタンプレポリマー中のアニオン性基を必要に応じて前記中和剤により中和し、その後鎖延長剤と反応させて、最後に必要に応じて系内の有機溶剤を除去することによって得ることができる。
この際、使用可能な有機溶剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル類、アセトニトリルなどの二トリル類、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドンなどのアミド類などが挙げられる。
これらは単独で使用しても良いし、2種以上を使用しても構わない。
また、前記鎖延長剤としては、ポリアミンやその他活性水素原子含有化合物を使用することができ、前記ポリアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、イソホロンジアミン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン等のジアミン類、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン等のポリアミン類、ヒドラジン、N,N’−ジメチルヒドラジン、1,6−ヘキサメチレンビスヒドラジン等のヒドラジン類、コハク酸ジヒドラジッド、アジピン酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド等のジヒドラジド類などを使用することができる。
前記その他活性水素含有化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ヘキサメチレングリコール、サッカロース、メチレングリコール、グリセリン、ソルビトール等のグリコール類、ビスフェノールA、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、水素添加ビスフェノールA、ハイドロキノン等のフェノール類、及び水等を、本発明のコーティング剤の保存安定性が低下しない範囲内で単独で使用または2種以上を併用することができる。
本発明のインクは、加熱した非多孔質基材に印刷することを前提としているため、本発明において使用するポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子を造膜させるためには、必ずしも最低造膜温度は室温以下でなくとも良いが、少なくとも印刷時に加熱する温度以下であることが必要である。
ウレタン樹脂エマルジョンの最低造膜温度は、好ましくは0℃以上でありかつ加熱温度から5℃以上低く、25℃以上でありかつ加熱温度から10℃以上低いことがさらに好ましい。
一般に、最低造膜温度は低い方が造膜性に優れるが、最低造膜温度が低すぎる場合、樹脂のガラス転移点も低いものとなり、十分な塗膜強度が得られない。
なお、最低造膜温度とは、エマルジョンをアルミニウム等の金属板の上に薄く流延し、温度を上げていったときに透明な連続フィルムが形成される最低の温度のことを指し、最低造膜温度未満の温度領域では、エマルジョンは白色粉末状となる。
本発明において使用されるポリカーボネート系ウレタン樹脂は表面硬度が100N/mm以上であることが好ましく、これを満たすとき本発明のインクは強靭な塗膜を形成し、より強い耐擦過性を得ることができる。
本発明における表面硬度とは、例えば以下の方法によって測定することができる。
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンを膜厚10μmになるようにスライドガラス上に塗布後、100℃ 30分間の乾燥を行い形成した樹脂膜について、微小表面硬度計(FISCHERSCOPE HM2000、フィッシャー製)を用いて、ビッカース圧子を9.8mNの荷重をかけて押し込んだ際のマルテンス硬度として計測することができる。
本発明のインクはポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子以外の樹脂を含んでも構わないが、発明の効果を十分に満たすためにインクに添加される樹脂の50質量%以上はポリカーボネート系ウレタン樹脂であることが好ましく、さらに好ましくは70質量%以上がポリカーボネート系ウレタン樹脂であると良い。
前記ポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子以外に含有されうる樹脂微粒子としては、例えばアクリル樹脂微粒子、ポリオレフィン樹脂微粒子、酢酸ビニル樹脂微粒子、塩化ビニル樹脂微粒子、フッ素樹脂微粒子、ポリエーテル系樹脂微粒子、ポリエステル系樹脂微粒子などが挙げられる。
本発明のインクにおいて、樹脂微粒子は固形分換算で0.5質量%以上10質量%以下添加されるのが好ましく、より好ましくは1質量%以上8質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以上8質量%以下である。添加量が0.5質量%未満である場合、顔料に対して十分に塗膜が形成されないために画像堅牢性が劣り、添加量が10質量%を超えると粘度が高くなりすぎるため吐出が困難となる。
次に本発明のインクのその他の構成成分について説明する。
本発明のインク構成成分としては、少なくとも水、顔料、水溶性有機溶媒を含んでなり、必要に応じてその他界面活性剤、防腐防カビ剤、防錆剤、pH調整剤などを含んでも構わない。
<顔料>
前記顔料としては、無機顔料、有機顔料のいずれもが使用できる。
前記無機顔料として、酸化チタン及び酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
これらの中でもカーボンブラック(Pigment Black 7)が特に好ましく用いることができ、例えば、Regal(登録商標)、Black Pearls(登録商標)、Elftex(登録商標)、Monarch(登録商標)、Regal(登録商標)、Mogul(登録商標)及びVulcan(登録商標)の商標でCabot Corporationから入手し得るカーボンブラック(例えば、Black Pearls 2000、同1400、同1300、同1100、同1000、同900、同880、同800、同700、同570、Black Pearls L、Elftex 8、Monarch 1400、同1300、同1100、同1000、同900、同880、同800、同700、Mogul L、Regal 330、同400、同660、Vulcan P)、SENSIJET BlackSDP100(SENSIENT)、SENSIJET BlackSDP1000(SENSIENT)、SENSIJET BlackSDP2000(SENSIENT)等が挙げられる。
前記有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ぺリレン顔料、ぺリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどが挙げられる。
具体的には、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、128、139、150、151、155、153、180、183、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、185、190、193、209、219、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63;C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、などが挙げられる。
顔料をインク中に分散させるには、界面活性剤を用いて分散させる方法、分散性樹脂を用いて分散させる方法、顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法、顔料表面に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法などが挙げられる。
中でも自己分散性顔料を用いると、水分蒸発時の粘度上昇が抑制され、吐出信頼性及び維持装置内でのインク堆積にも効果があるし、インク経時保存評価でも極めて安定なインクとなるので好ましい。
親水性官能基を有する自己分散性顔料としては、アニオン性に帯電したものが好適である。アニオン性官能基としては、−COOM、−SOM、−POHM、−PO、−CONM、−SONM、−NH−C−COOM、−NH−C−SOM、−NH−C−POHM、−NH−C−PO、−NH−C−CONM、−NH−C−SONMなどが挙げられ、カウンターイオンMとしては、アルカリ金属イオン、四級アンモニウムイオンなどが挙げられるが、四級アンモニウムイオンが好ましい。
前記四級アンモニウムイオンの具体例としては、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラプロピルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、テトラペンチルアンモニウムイオン、ベンジルトリメチルアンモニウムイオン、ベンジルトリエチルアンモニウムイオン及びテトラヘキシルアンモニウムイオンが挙げられ、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン及びベンジルトリメチルアンモニウムイオンなどが挙げられるが、テトラブチルアンモニウムイオンが特に好ましい。
前記親水性官能基または四級アンモニウムイオンを有する自己分散性顔料を使用すると、水リッチなインクの水分が蒸発し、有機溶剤リッチになったインク中でも親和性を発揮し、顔料の分散が安定に保てる。
前記自己分散性顔料は、ジェミナルビスホスホン酸基、ジェミナルビスホスホン酸塩基の少なくとも一方で修飾された改質顔料であることが好ましい。
樹脂微粒子を含有するインクは増粘し易いものであるが、多孔質基材向けの従来の顔料インクと異なり、本発明の非多孔質基材上にインクジェット方式で記録する水性インクジェット記録用インクは、インク中の樹脂微粒子の量が格段に多いため、経時での固形分の凝集による増粘や、ノズル面での乾燥固化による不吐出の問題がさらに生じやすい。
しかし、前記顔料が、ジェミナルビスホスホン酸基、ジェミナルビスホスホン酸塩基の少なくとも一方で修飾された改質顔料であると、インクの経時での保存安定性と吐出安定性が向上する。
具体的には、ジェミナルビスホスホン酸基、ジェミナルビスホスホン酸塩基の少なくとも一方で修飾された改質顔料を用いたインクは、一度乾燥した後、吸湿したときに分散し易いため、長期間印字を休止し、インクジェットヘッドノズル付近のインクの水分が蒸発した場合でも目詰まりを起こさず、簡単なクリーニング動作で容易に良好な印字が行える。
さらに、経時保存安定性が高く、水分蒸発時の粘度上昇も抑制されるので、ヘッド維持装置でのインク固着性及び吐出信頼性も非常に優れている。
前記ホスホン酸基又はホスホン酸塩基の具体例としては、下記式(1)〜(4)で表わされる基が挙げられる。
Figure 0006232798
Figure 0006232798
Figure 0006232798
(上記式(3)中、XはLi、K、Na、NH 、N(CH 、N(C 、N(C 、又はN(C を表す。)
Figure 0006232798
(上記式(4)中、XはLi、K、Na、NH 、N(CH 、N(C 、N(C 、又はN(C を示す。)
<顔料表面の改質処理>
ここで、ジェミナルビスホスホン酸基の場合を例として、顔料表面の改質処理について説明する。改質方法としては、例えば次の方法A、方法Bが挙げられる。
〔方法A〕
カーボンブラック20g、下記式(5)で表わされる化合物、または式(6)で表わされる化合物20ミリモル、及びイオン交換高純水200mLを、室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合する。
得られるスラリーのpHが4より高い場合は、硝酸20ミリモルを添加する。30分後に、少量のイオン交換高純水に溶解された亜硝酸ナトリウム(20ミリモル)を上記混合物にゆっくりと添加する。
更に、撹拌しながら60℃に加温し、1時間反応させると、カーボンブラックに下記式(5)で表わされる化合物、または式(6)で表わされる化合物を付加した改質顔料が生成する。
次いで、NaOH水溶液によりpHを10に調整すると、30分後に改質顔料分散体が得られる。次いで、該分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜による限外濾過を行い、更に超音波分散を行って固形分を濃縮した改質顔料分散体を得る。
Figure 0006232798
Figure 0006232798
〔方法B〕
ProcessAll 4HV ミキサー(4L)に、乾燥カーボンブラック500g、イオン交換高純水1L及び前記式(5)で表わされる化合物、また前記式(6)で表わされる化合物1モルを充填する。次いで、混合物を10分間、60℃に加温しながら300rpmで強く混合する。これに20%亜硝酸ナトリウム水性溶液[前記式(5)で表わされる化合物、または前記式(6)で表わされる化合物に基づき1モル当量]を15分間かけて添加し、60℃に加温しながら、三時間混合撹拌する。
上記反応物をイオン交換高純水750mLで希釈しながら取り出し、得られた改質顔料分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って固形分を濃縮した改質顔料分散体を得る。更に、粗大粒子が多い場合は、遠心分離機等を用いて除去することが望ましい。
上記のようにして得られた改質顔料分散体には、必要に応じてpH調整剤を添加してもよい。pH調整剤としては後述するインクのpH調整剤と同じものを用いることができるが、中でも、Na、N(CH 、N(C 、N(C 、N(C が好ましい。
そして、pH調整剤による処理を行うと、上記式(5)又は式(6)の化合物の少なくとも一部はそれらの塩(前述した式(3)で表わされる基、または式(4)で表わされる基)に変わる。
水性インクジェット記録用インク中の色材としての顔料の添加量は、0.1質量%以上10質量%以下であることが好ましく、より好ましくは1質量%以上10質量%以下であり、さらに3質量%以上8質量%以下であることが好ましい。
一般に顔料濃度が高くなると画像濃度が上がり画質が向上するが、粘度が高くなるため、吐出が困難になりやすいという悪影響が出易くなる。
顔料は、約10〜約1500m/gの表面積を有するものが好ましく、より好ましくは約20〜約600m/g、更に好ましくは約50〜約300m/gである。
所望の表面積と合わない場合には、顔料を比較的小さい粒径にするために、サイズ減少又は粉砕処理(例えば、ボールミル粉砕、又はジェットミル粉砕、又は超音波処理)をすれば良い。
顔料の体積平均粒径(D50)は、インク中において10〜200nmが好ましく、より好ましくは20〜150nmである。
粒径が200nmを超えると、インク組成物としての顔料分散安定性が悪くなるばかりでなく、吐出安定性も劣化し、画像濃度などの画像品質も低くなり好ましくない。
粒径が10nm未満では、インク組成物の保存安定性、プリンタでの噴射特性は安定するが、そのように細かな粒径にまで分散せしめるのは、分散操作や、分級操作が複雑となり、経済的に記録液を製造することが困難となる。
<水溶性有機溶剤>
次に水溶性有機溶剤について説明する。
本発明の水溶性有機溶剤は、50質量%以上が沸点200℃未満の溶剤で構成されており、かつその1成分として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有する。
前記沸点200℃未満の溶剤を具体的に例示すると、エチレングリコール(bp196℃)、プロピレングリコール(bp188℃)、1,2−ブタンジオール(bp194℃)、2,3−ブタンジオール(bp183℃)、2−メチル−2,4−ペンタンジオール(bp198℃)、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(bp190℃)、プロピレングリコールnブチルエーテル(bp171℃)、プロピレングリコールtブチルエーテル(bp153℃)、ジエチレングリコールメチルエーテル(bp194℃)、エチレングリコールnプロピルエーテル(bp150℃)、エチレングリコールnブチルエーテル(bp171℃)などが挙げられる。
これらは単独で使用しても良いし、2種以上を併用しても構わない。
これらのインク中への添加量としては、インクに添加される総有機溶剤量の50質量%以上である必要があり、70質量%以上80質量%以下であることが好ましい。50質量%未満の場合、インクの乾燥性が劣り、インクが十分な塗膜を形成できずにブロッキングを起こしてしまう。
使用する前記沸点が200℃未満の水溶性有機溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃)を含有することで、塗膜の光沢が向上する結果となる。前記3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの含有量は、総有機溶剤量の10質量%以上15質量%以下であることが好ましい。
さらに、プロピレングリコールまたは2,3−ブタンジオールの少なくともどちらか一方を含むことで、前記ポリカーボネート系ウレタン樹脂との相性がよく、より造膜性に優れたインクが得られる点で好ましい。
プロピレングリコール及び2,3−ブタンジオールを併せた含有量は、総有機溶剤量の3質量%以上60質量%以下であることが好ましい。
また、上記の添加量の制約を満たしていれば、インクを所望の物性にするため、インクの乾燥を防止するため、またインクの溶解安定性を向上させるため等の目的で、必要に応じて前記沸点が200℃未満の水溶性有機溶剤の他に水溶性有機溶剤を添加することができる。
しかし、乾燥性のさらなる向上のため沸点が250℃を越える溶剤は含まないことが好ましい。
前記沸点が200℃未満の水溶性有機溶剤に加えて添加できる他の水溶性有機溶剤としては、例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブンタジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール等の多価アルコール類、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールn−ヘキシルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテルなどの多価アルコールアルキルエーテル類、2−ピロリドン、N−メチルピロリジノンなどの含窒素複素環化合物などが挙げられる。
水溶性有機溶剤は、前述した沸点が200℃未満の有機溶媒を含めて水性インクジェット記録用インク中の含有量が20質量%以上70質量%未満であることが好ましい。20質量%未満であると、インクとしての保湿性が十分に確保できず、吐出安定性が低下してしまい、70質量%を越えるとインクの粘度が高くなりすぎてしまうほか、記録媒体上での乾燥性に劣るため、印字品位が劣ってしまう可能性がある。
<界面活性剤>
本発明のインクにおいては、メディアへの濡れ性を確保する目的で、界面活性剤を加えても良い。界面活性剤の添加量は、インク中に有効成分として、0.1wt%〜5wt%が好ましい。
0.1wt%を下回ると非多孔質基材への濡れ性が充分でなくなるため、画像品質が劣化し、5wt%を超えると泡立ちやすくなることによる不吐出が発生する。上記制約を満たしていれば、使用する界面活性剤は特に限定なく使用できる。
両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能であるが、色材の分散安定性と画像品質との関係から、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物等のノニオン系の界面活性剤が望ましく用いられる。また、処方によってはフッ素系の界面活性剤やシリコーン系の界面活性剤を併用(もしくは単独使用)することも可能である。
<その他の添加剤>
その他の添加剤としては、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等が挙げられる。
防腐防黴剤としては、1、2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム等が挙げられる。
防錆剤としては、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコ−ル酸アンモン、ジイソプロピルアンモニイウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリト−ル、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等が挙げられる。
pH調整剤としては、調合されるインクに悪影響をおよぼさずにpHを所望の値に調整できるものであれば、任意の物質を使用することができる。その例として、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、第4級アンモニウム水酸化物やジエタノールアミン、トリエタノ−ルアミン等のアミン、水酸化アンモニウム、第4級ホスホニウム水酸化物等が挙げられる。
<インクの製造>
本発明の水性インクジェット記録用インクは、前記構成成分を水性媒体中に分散または溶解し、さらに必要に応じて攪拌混合して作製する。攪拌混合は通常の攪拌羽を用いた攪拌機、マグネチックスターラー、高速の分散機等で行なうことができるが、本発明は製造方法に左右されるものではない。
<非多孔質性基材>
本発明のインクは非多孔質性基材に適用されるとき、良好な光沢と画像堅牢性を備える画像を提供することができ、非多孔質基材の中でも特に塩化ビニル樹脂フィルム、PETフィルム、ポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムに対して好適に用いることができる。
<インクジェット記録方法>
本発明のインクジェット記録方法は、非多孔質基材を加熱する工程、インク飛翔工程を少なくとも含み、更に必要に応じて加熱乾燥工程等、適宜選択したその他の工程を含む。
非多孔質基材を加熱する工程での加熱温度は、インク中に含まれる水溶性有機溶媒の種類や量および添加するポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンの最低造膜温度に応じて変更することができ、さらに印刷する基材の種類に応じても変更することができる。
加熱温度は乾燥性や造膜温度の観点から、高いことが好ましいが、あまりに高すぎる加熱温度の場合、印刷する基材がダメージを受けたり、インクヘッドまで暖まってしまうことによって不吐出が生じたりする可能性があるため好ましくない。一般的には100℃以下で制御するが、40℃から80℃の範囲で加熱することが好ましい。
このような加熱装置の使用に関しては、多くの既知の加熱装置のうちの1つまたは複数を使用することができる。例えば、強制空気加熱、輻射加熱、伝導加熱、高周波乾燥、およびマイクロ波乾燥用の装置であり、これらは1種または2種以上を併用することもできる。
本発明のインクは、前記非多孔性基材に高画像品質な印字ができるが、よりいっそう高画質で耐擦性や接着性の高い画像を形成するため、及び高速の印字条件にも対応できるようにするために、印刷時に記録媒体を加熱することが必要である。
前記インク飛翔工程は、本発明を構成するインクに刺激を印加して飛翔させ、画像を形成する工程である。
インク飛翔手段は、本発明を構成するインクに刺激を印加して飛翔させ、画像を形成する手段である。該インク飛翔手段としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、各種の記録ヘッド(インク吐出ヘッド)が挙げられ、特に複数のノズル列を有するヘッドと、液体保管用タンクから供給される液体を収容して前記ヘッドに液体を供給するサブタンクとを有するものが好ましい。
前記刺激は、刺激発生手段により発生させることができ、該刺激としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、熱(温度)、圧力、振動、光、などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも熱、圧力が好適である。
なお、前記刺激発生手段としては、例えば、加熱装置、加圧装置、圧電素子、振動発生装置、超音波発振器、ライト、などが挙げられる。具体的には、圧電素子等の圧電アクチュエータ、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ、などが挙げられる。
インクの飛翔の態様としては特に制限はなく、刺激の種類等に応じて異なり、例えば、刺激が「熱」の場合、記録ヘッド内のインクに対し、記録信号に対応した熱エネルギーを例えばサーマルヘッド等を用いて付与してインクに気泡を発生させ、該気泡の圧力により、記録ヘッドのノズル孔からインクを液滴として吐出噴 射させる方法などが挙げられる。
また、刺激が「圧力」の場合、例えば記録ヘッド内のインク流路内にある圧力室と呼ばれる位置に接着された圧電素子に電圧を印加することにより、圧電素子が撓み、圧力室の容積が縮小して、記録ヘッドのノズル孔からインクを液滴として吐出噴射させる方法、などが挙げられる。
中でもピエゾ素子に電圧を印加して記録用インクを飛翔させる方法が好ましい。ピエゾ方式は発熱しないため、樹脂微粒子を含有するインクを飛翔させるのに有利でありノズル詰まりが少ない有効な方法である。
本発明のインクジェット記録方法は、更に、印刷後にも加熱乾燥させることが好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。しかし、これらの実施例は、本発明についての理解を容易ならしむためのものであって、本発明を限定するためのものではない。以下の各例中、「部」、「%」は、別段の断りない限り、「質量部」、「質量%」を表わす。
<ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンAの調製>
攪拌機、還流冷却管及び温度計を挿入した反応容器に、ポリカーボネートジオール(1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートの反応生成物)1500g、2,2−ジメチロールプロピオン酸(DMPA)220g及びN−メチルピロリドン(NMP)1347gを窒素気流下で仕込み、60℃に加熱してDMPAを溶解させた。
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを1445g、ジブチルスズジラウリレート(触媒)を2.6g加え90℃まで加熱し、5時間かけてウレタン化反応を行
い、イソシアネート末端ウレタンプレポリマーを得た。
反応混合物を80℃まで冷却しこれにトリエチルアミン149gを添加・混合したものの中から4340gを抜き出して、強攪拌下のもと水5400g及びトリエチルアミン15gの混合溶液の中に加えた。
ついで氷1500gを投入し、35質量%の2−メチル−1,5−ペンタンジアミン水溶液626gを加えて鎖延長反応を行い、固形分濃度が30質量%となるように溶媒を留去し、ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンAを得た。
得られたポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンAをスライドガラス上に膜厚10μmとなるように塗布し、100℃30分で乾燥させて樹脂フィルムを成形し、微小表面硬度計(FISCHERSCOPE HM2000、フィッシャー製)を用いて、ビッカース圧子を9.8mNの荷重をかけて押し込んだ際のマルテンス硬度は120N/mmであった。
<ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンBの調製>
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンAの製造において、4,4‘−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートの代わりにヘキサメチレンジイソシアネートを用いた他は同様にして固形分濃度が30質量%のポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンBを得た。
得られたポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンBについて、同様に塗膜強度を測定したところ、マルテンス硬度は88N/mmであった。
<表面改質ブラック顔料分散体の調整>
Cabot Corporation社製Black Pearls(登録商標)1000(BET比表面積343m/g、DBPA105mL/100gを有するカーボンブラック)100g、下記式(5)の化合物100ミリモル及びイオン交換高純水1Lを、室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合した。
Figure 0006232798


30分後、得られた混合物に、少量のイオン交換高純水に溶解させた亜硝酸ナトリウム(100ミリモル)をゆっくりと添加した。
更に撹拌しながら60℃に加温し1時間反応させて、カーボンブラックに下記式(1)の基が付加した改質顔料を得た。次いでNaOH水溶液でpH10に調整することにより30分後に改質顔料分散体を得た。
Figure 0006232798

このpH調整処理により、式(1)で表わされる基の少なくとも一部は、下記式(3)で表わされるXがNaである基に変わる。
Figure 0006232798
次いで、該分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜による限外濾過を行い、更に超音波分散を行って、顔料固形分を20質量%に濃縮した改質顔料分散体を得た。
改質顔料の表面処理レベルは0.75mmol/gである。また、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は120nmであった。また、東亜ディーケイケイ社製のイオンメータIM−32Pで測定したナトリウムイオン含有量は27868ppm、元素分析によるリン(P)の量は、2.31%であった。
<表面改質マゼンタ顔料分散体の調整>
Sun Chemical社製微粒子径Pigment Red 122を100g、下記式(6)で表わされる化合物50ミリモル及びイオン交換高純水1Lを、室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合した。
Figure 0006232798
30分後、得られた混合物に、少量のイオン交換高純水に溶解させた亜硝酸ナトリウム(100ミリモル)をゆっくりと添加した。
更に撹拌しながら60℃に加温して1時間反応させ、Pigment Red 122に下記式(2)で表わされる基が付加した改質顔料を得た。次いで、水酸化テトラメチルアンモニウムでpH10に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。
Figure 0006232798

このpH調整処理により、式(2)で表わされる基の少なくとも一部は、下記式(4)で表わされるXがN(CH である基に変わる。
Figure 0006232798


次いで、該分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分を20質量%に濃縮した改質顔料分散体を得た。
改質顔料の表面処理レベルは0.50mmol/gである。また、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は111nmであった。また、元素分析によるリン(P)の量は、0.26%であった。
<表面改質シアン顔料分散体の調整>
SENSIENT社製SMART Cyan 3154BA(Pigment Blue 15:4表面処理分散体、顔料固形分14.5%)を690g、下記式(5)の化合物50ミリモル及びイオン交換高純水500mLを、室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合した。
Figure 0006232798
30分後、得られた混合物に、少量のイオン交換高純水に溶解させた亜硝酸ナトリウム(100ミリモル)をゆっくりと添加した。更に撹拌しながら60℃に加温して1時間反応させ、Pigment Blue 15:4に下記式(1)で表わされる基が付加した改質顔料を得た。次いで、水酸化テトラメチルアンモニウムでpH10に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。
Figure 0006232798
このpH調整処理により、式(1)で表わされる基の少なくとも一部は、下記式(3)で表わされるXがN(CH である基に変わる。
Figure 0006232798
次いで、該分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分を20質量%に濃縮した改質顔料分散体を得た。
改質顔料の表面処理レベルは0.50mmol/gであり、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は113nm、元素分析によるリン(P)の量は、0.27%であった。
<表面改質イエロー顔料分散体の調整>
SENSIENT社製SMART Yellow 3074BA(Pigment Yellow 74表面処理分散体、顔料固形分14.5%)を690g、下記式(6)で表わされる化合物50ミリモル及びイオン交換高純水500mLを、室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合した。
Figure 0006232798
30分後、得られた混合物に、少量のイオン交換高純水に溶解させた亜硝酸ナトリウム(100ミリモル)をゆっくりと添加した。
更に撹拌しながら60℃に加温して1時間反応させ、Pigment Yellow 74に、下記式(2)で表わされる基が付加した改質顔料を得た。
Figure 0006232798

次いで、水酸化テトラブチルアンモニウムでpH10に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。このpH調整処理により、式(2)で表わされる基の少なくとも一部は、下記式(4)で表わされるXがN(C である基に変わる。
Figure 0006232798

次いで、該分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜による限外濾過を行い、更に超音波分散を行って、顔料固形分を20質量%に濃縮した改質顔料分散体を得た。
改質顔料の表面処理レベルは0.50mmol/gである。また、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は142nmであった。また、元素分析によるリン(P)の量は、0.26%であった。
[実施例1]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質ブラック分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを下記の方法で評価した。
[実施例2]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質マゼンタ顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2,3−ブタンジオール(bp183℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
エチレングリコールnヘキシルエーテル(bp208℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例3]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質シアン顔料分散体(顔料固形分20%) 15重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 10重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 15重量部
1,2−ブタンジオール(bp194℃) 10重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 32.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例4]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質イエロー顔料分散体(顔料固形分20%) 15重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 10重量部
アクリル系樹脂エマルジョン 5重量部
(DIC社製ボンコートR−3380−E)
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2,3−ブタンジオール(bp183℃) 25重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例5]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質ブラック顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンB 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例6]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質マゼンタ顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンB 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2,3−ブタンジオール(bp183℃) 15重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 10重量部
エチレングリコールnヘキシルエーテル(bp208℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例7]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質シアン顔料分散体(顔料固形分20%) 15重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 10重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
1,2−ブタンジオール(bp194℃) 25重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 32.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例8]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質イエロー顔料分散体(顔料固形分20%) 15重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2−メチル−2,4−ペンタンジオール(bp198℃) 25重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例9]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質シアン顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
トリプロピレングリコールnプロピルエーテル(bp261℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例10]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質イエロー顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2,3−ブタンジオール(bp183℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
トリエチレングリコール(bp287℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例11]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質ブラック顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリエーテル系ウレタン樹脂エマルジョン 15重量部
(大成ファインケミカル製 アクリットWBR−016U)
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例12]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質マゼンタ顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリエステル系ウレタン樹脂エマルジョン 15重量部
(三洋化成社製 ユーコートUWS−148)
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2,3−ブタンジオール(bp183℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
エチレングリコールnヘキシルエーテル(bp208℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例13]
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
表面改質イエロー顔料分散体(顔料固形分20%) 15重量部
アクリル系樹脂エマルジョン 15重量部
(DIC社製ボンコートR−3380−E)
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2,3−ブタンジオール(bp183℃) 25重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
エチレングリコールnヘキシルエーテル(bp208℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[比較例1]
実施例1のインクにおいて、沸点200℃未満の水溶性有機溶剤を水溶性有機溶剤全体の50%以下にした以外は同様にしてインクを作製した。
表面改質ブラック顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 10重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 20重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[比較例2]
実施例2のインクおいて、樹脂微粒子を未添加にした以外は同様にしてインクを作製した。
表面改質マゼンタ顔料分散体(顔料固形分20%) 20重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
2,3−ブタンジオール(bp183℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
エチレングリコールnヘキシルエーテル(bp208℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 42.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[比較例3]
実施例3のインクにおいて、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを未添加にした以外は同様にしてインクを作製した。
表面改質シアン顔料分散体(顔料固形分20%) 15重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 10重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 20重量部
1,2−ブタンジオール(bp194℃) 10重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 32.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例14]
<分散剤分散ブラック顔料散体の調整>
以下の処方混合物をプレミックスした後、ディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社KDL型、メディア:直径0.3mmジルコニアボール使用)で7時間循環分散して顔料分散液を得た。
カーボンブラック顔料 15重量部
アニオン性界面活性剤(パイオニンA−51−B、竹本油脂株式会社製) 2重量部
イオン交換水 83重量部
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。
上記分散剤分散ブラック顔料分散体(顔料固形分15%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクを実施例1と同様にして評価した。
[実施例15]
<ブラック顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整>
−ポリマー溶液Aの調製−
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー4.0g、及びメルカプトエタノール0.4gを混合し65℃に昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を、2.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。滴下後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50%のポリマー溶液Aを800g得た。
−顔料含有ポリマー微粒子分散体の調製−
ポリマー溶液Aを28gと、カーボンブラック(デグサ社製、FW100)を42g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及びイオン交換水13.6gを十分に攪拌した後、ロールミルを用いて混練した。得られたペーストを純水200gに投入し、充分に攪拌した後、エバポレータでメチルエチルケトン及び水を留去し、更に粗大粒子を除くためにこの分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターで加圧濾過し、顔料固形分15%、固形分濃度20%のカーボンブラック含有ポリマー微粒子分散液を得た。
該微粒子分散液中のポリマー微粒子の体積平均粒径(D50)を粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)により測定したところ、104nmであった。
上記顔料分散液を用いて、以下の処方で混合攪拌後、0.2μmポリプロピレンフィルターにて濾過しインクを作製した。

上記ブラック顔料含有ポリマー微粒子分散体(固形分20%) 20重量部
ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンA 15重量部
界面活性剤CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH 2重量部
プロピレングリコール(bp188℃) 20重量部
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(bp174℃) 5重量部
ジエチレングリコールnブチルエーテル(bp230℃) 10重量部
防腐防黴剤(プロキセルLV、アビシア社製) 0.1重量部
イオン交換水 27.9重量部
以上のようにして作製したインクについて、以下の評価を行った。インクの処方を表1、表2に示し、評価結果を表3に示す。
<はじき評価>
作製したインクをインクジェットプリンター(株式会社リコー製IPSiO GXe5500)に充填し、60℃に加熱したPVCフィルムに対してベタ画像を印刷した直後に、ベタ部の状態から以下の基準により判定した。
A: ベタ部が均一に印字されている。
B: ベタ部の中に直径1mmよりも小さいはじきがある。
C: ベタ部の中に直径1mmよりも大きいはじきがある。
<乾燥性評価>
作製したインクをインクジェットプリンター(株式会社リコー製IPSiO GXe5500)に充填し、60℃に加熱したPVCフィルムに対してベタ画像を印刷した後、さらに60℃で所定の時間乾燥させた。
乾燥後のベタ部に濾紙を押し当て、濾紙へのインクの転写の具合から以下の基準により判定した。
A: 60℃15分未満の乾燥条件で濾紙への転写がなくなる。
B: 60℃30分未満の乾燥条件で濾紙への転写がなくなる。
C: 60℃60分未満の乾燥条件で濾紙への転写がなくなる。
D: 60℃60分の乾燥条件でも濾紙への転写がなくならない。
<画像光沢度評価>
作製したインクをインクジェットプリンター(株式会社リコー製IPSiO GXe5500)に充填し、60℃に加熱したPVCフィルムに対してベタ画像を印刷した後、画像ベタ部の60°光沢度を光沢度計(BYK Gardener社製、4501)により測定し、以下の基準より判定した。
A: 60°光沢度が100%より大きい。
B: 60°光沢度が81%〜100%。
C: 60°光沢度が60%〜80%。
D: 60°光沢度が60%未満。
<耐擦過性評価>
作製したインクをインクジェットプリンター(株式会社リコー製IPSiO GXe5500)に充填し、60℃に加熱したPVCフィルムに対してベタ画像を印刷した後、さらに80℃で1時間乾燥させた。
ベタ部を乾いた木綿(カナキン3号)で400gの加重をかけて擦過し、下記基準により耐擦過性を判定した。
A: 50回以上擦っても画像が変化しない。
B: 50回擦った段階で多少の傷が残るが画像濃度には影響せず、実使用上問題ない。
C: 21〜50回擦過する間に画像濃度が低下してしまう。
D: 20回以下の擦過で画像濃度が低下してしまう。
<耐エタノール性評価>
作製したインクをインクジェットプリンター(株式会社リコー製IPSiO GXe5500)に充填し、PVCフィルムに対してベタ画像を印刷した後80℃で1時間乾燥させた。
綿棒をエタノールの50%水溶液に含浸させ、画像のベタ部を20回擦過し、ベタ部の塗膜の剥がれ具合から、以下の基準により判定した。
A: ベタ部に全く剥がれがみられず、綿棒にも汚れが見られない。
B: ベタ部に剥がれは見当たらないが、綿棒にわずかに汚れが付着している。
C: ベタ部にインクの溶け出しが見られる。
D: ベタ部のインクが剥がれ、地肌が一部以上露出している。
<インク保存性評価>
作製したインクをインクカートリッジに充填して65℃で3週間保存し、増粘および凝集の状態を、下記基準により評価した。
A: 保存前後の粘度変化率が±5%以内である。
B: 保存前後の粘度変化率が5%を超え、10%以内である。
C: 保存前後の粘度変化率が10%を超え、15%以内である。
D: 保存前後の粘度変化率が15%を超えている。
<吐出安定性評価>
覆蓋手段を有するインクジェットプリンター(リコー製IPSiO GXe5500)に作製したインクを充填し、ヘッドを覆蓋した状態で温度10℃、湿度15%RHで1週間放置した後、ノズルチェックパターンを印字し、不吐出、噴射乱れの有無を目視観察にて、以下の基準で判断した。
A: 不吐出、噴射乱れが全く存在しない。
B: 若干の噴射乱れが認められる。
C: 不吐出が認められるノズルが存在する。
D: 複数のノズルにおいて不吐出が認められる。
Figure 0006232798
Figure 0006232798
Figure 0006232798
実施例1,2は、「樹脂微粒子が少なくとも1種の脂環式ジイソシアネートに由来する構造をもつポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子」という条件をも更に併せて満たす点で、実施例11,12と比較して、耐擦過性と耐エタノール性が更に優れていることが判り、また、水溶性有機溶剤として、沸点が250℃を越える高沸点溶剤を含有しないことをも併せて満たす点で、実施例9,10に比較して乾燥性が更に優れたものになっていることが分かる。また更に、樹脂微粒子としてポリカーボネート系ウレタン樹脂を使用したことにより、実施例11〜13と比較して光沢、画像堅牢性の点で更に優れた結果を齎たらすものになっていることが理解される。
また、実施例3,4は、前記沸点200℃未満の水溶性有機溶剤としてプロピレングリコールまたは2,3−ブタンジオールのうち少なくともどちらかを含まない実施例7,8と比較すると、光沢性および耐擦過性が更に若干優れていることが理解される。
これに対して、比較例1は請求項1の溶剤についての規定を満たさない例であり、もはや実使用上耐えない乾燥性になってしまう。
比較例2は樹脂が何も含まれていないインクの例であり、乾燥はするものの、基材上に顔料が乗っているだけのため、光沢は殆ど存在せず、画像堅牢性も殆ど得られない。
比較例3は3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含まない例であり、はじきが生じ、平滑性が得られず光沢が劣るものとなった。
実施例14、15は顔料がジェミナルビスホスホン酸基及びジェミナルビスホスホン酸塩基の少なくとも一方で修飾された顔料を使用しなかった例であり、乾燥や画像堅牢性は問題ないものの、十分なインク保存性や吐出安定性が得られていない。
特開2005−220352号公報 特開2011−94082号公報

Claims (8)

  1. 加熱した非多孔質基材上にインクジェット方式で記録する水性インクジェット記録用インクにおいて、少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料、樹脂微粒子を含有してなり、前記水溶性有機溶剤の50質量%以上が沸点200℃未満の溶剤で構成されており、かつその1成分として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有することを特徴とする水性インクジェット記録用インク。
  2. 前記沸点が200℃未満の水溶性有機溶剤が、プロピレングリコールまたは2,3−ブタンジオールのうち少なくともどちらかを含むことを特徴とする請求項1に記載の水性インクジェット記録用インク。
  3. 前記水溶性有機溶剤として、沸点が250℃を越える溶剤を含まないことを特徴とする請求項1又は2に記載の水性インクジェット記録用インク。
  4. 前記樹脂微粒子がポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水性インクジェット記録用インク。
  5. 前記ポリカーボネート系ウレタン樹脂微粒子が、少なくとも1種の脂環式ジイソシアネートに由来する構造をもつことを特徴とする請求項4に記載の水性インクジェット記録用インク。
  6. 前記顔料が、ジェミナルビスホスホン酸基、ジェミナルビスホスホン酸塩基の少なくとも一方で修飾された改質顔料であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の水性インクジェット記録用インク。
  7. 前記改質顔料が、下記式(1)〜(4)で表される基から選ばれた少なくとも一つの基で修飾されたものであることを特徴とする請求項6に記載の水性インクジェット記録用インク。
    Figure 0006232798

    Figure 0006232798

    Figure 0006232798
    (上記式(3)中、XはLi、K、Na、NH 、N(CH 、N(C 、N(C 、又はN(C を表す。)

    Figure 0006232798
    (上記式(4)中、XはLi、K、Na、NH 、N(CH 、N(C 、N(C 、又はN(C を示す。)
  8. 非多孔質基材を加熱する工程、インクを飛翔させて印字する工程を有するインクジェット記録方法において、インクとして、請求項1乃至7のいずれかに記載の水性インクジェット記録用インクを用いて印字することを特徴とするインクジェット記録方法
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