以下では、添付された図面を参照し、本発明に係る車両用クラスタシステムの好ましい実施形態を詳細に説明する。
(第一実施形態)
第一実施形態による車両用クラスタシステムは、図6乃至24に図示したように、クラスタフレーム取付部100、クラスタフレーム200及びクラスタ端末機300を含んでいる。クラスタフレーム取付部100はフレーム取付ターミナル110を含む。クラスタフレーム200は、クラスタ脱着ホール210が貫通形成されたクラスタフレームハウジング220、透明窓230、クラスタフレームコネクタ240、クラスタドッキングコネクタ250、ガイド部材260及び緩衝部材270を含む。クラスタ端末機300は、端末機ケース310、ディスプレイパネル320、クラスタドッキングターミナル330、端末機マイコン340、GPS350、電源供給部360、ディスプレイ部370、端末機操作部380、通信部390及びメモリ部400を含む。
クラスタフレーム取付部100は、図7及び11に図示したように、車両1のステアリングホイール10の後方に固定設置されたダッシュボード20に陥没形成され、車両1に設置された各種センサから情報を受信するECU40及びバッテリー50のそれぞれと電気的に連結されたフレーム取付ターミナル110を備える。ここで、ECU40との電気的連結は、後述するクラスタ端末機300のディスプレイパネル320に車両1の走行状態に関する情報を表示するためである。ECU40は電子制御ユニット(Electronic Control Unit)であって、自動車用コンピュータとも言うことができ、ECU40内にはRAMとROMがある。ECU40のRAMは、自動車の運行中に発生する様々な信号を一時的に保存する機能を果たし、ROMは自動車が動くのに必要な制御用プログラムや制御用データを記憶する機能を果たす。このようなECU40は車両の電源がオンになると同時に、車両に設置された各種センサ、例えばエンジンに関するエンジン回転数、エンジンオイルの量などをチェックするセンサ、冷暖房関連温度センサ、安全に関するエアーバック、シートベルトセンサ、車両の動きに関する速度、ABS、左右回転センサなどの各種センサから情報を受信する。この時、ECU40に受信または伝送される全ての信号のための通信は、自動車通信標準であるCAN通信によってなされる。ECU40の機能及び作動や、車両1に設置された各種センサは、従来の自動車技術においても広く知られているため、その詳細な説明は省略する。
また、バッテリー50との電気的連結は、後述するクラスタ端末機300に電源を供給するためである。ここで、バッテリー50は車両内に設置された一般的なバッテリーのことをいい、これは広く公知となった技術であるため、その詳細な説明は省略する。
そして、クラスタフレーム取付部100に備えられたフレーム取付ターミナル110は、後述するクラスタフレーム200内に設置されるクラスタ端末機300をECU40及びバッテリー50と電気的に連結させるためのものであり、クラスタフレーム200のクラスタフレームコネクタ240と電気的に連結される。この時、フレーム取付ターミナル110は、ECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送されることができるように、データ通信用配線が連結されたターミナルが使用される。
また、クラスタフレーム取付部100は、図11に図示したように、クラスタフレーム200が挿入され固定設置されることができるように、ダッシュボード20の前面及び上面の一部が開放された状態で陥没形成され、この陥没形成された形状は、クラスタフレーム200の形状に対応している。
また、クラスタフレーム取付部100は、図面に図示していないが、クラスタフレーム200が固定設置されることができるように、固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの締結部材を締結させる締結手段を備えている。
クラスタフレーム200は、図6、7、11及び12に図示したように、クラスタフレーム取付部100に固定設置されつつ、フレーム取付ターミナル110と電気的に連結される。クラスタフレーム200は、開口したクラスタ脱着ホール210が上下方向に貫通形成されたクラスタフレームハウジング220、透明窓230、クラスタフレームコネクタ240、クラスタドッキングコネクタ250、ガイド部材260及び緩衝部材270を備えている。
クラスタフレームハウジング220は、クラスタフレーム取付部100に固定設置され、上面にはクラスタ脱着ホール210が貫通形成され、内部にはクラスタ端末機300が収容される空間が設けられる。そして、クラスタ脱着ホール210を通じて挿入されるクラスタ端末機300の脱着が容易であるように、クラスタ脱着ホール210の周囲で上面にラウンド溝221が陥没形成されている。クラスタフレームハウジング220は、クラスタ脱着ホール210及びラウンド溝221を開閉させるように前後方向にスライディング可能に結合された開閉カバー222を含んでいる。
ラウンド溝221は、クラスタ脱着ホール210の周囲で丸みを帯びて陥没形成されている。このため、運転者(あるいは使用者)は、後述するクラスタ端末機300をクラスタフレーム200から脱着する際、クラスタ端末機300を把持した状態でクラスタ脱着ホール210へ挿入したり、クラスタ脱着ホール210から引き出したりすることが容易に行うことができる。また、図15及び16に図示したように、運転者が開閉カバー222を容易に開け閉めすることができるように、その上面にカバー把持部223が形成されている。
クラスタ脱着ホール210及びラウンド溝221のそれぞれの前後両側には開閉カバー222がスライディング可能に挿入されることができるようにカバー挿入溝224が前後方向にそれぞれ形成される。これは、クラスタ端末機300をクラスタ脱着ホール210を通じてクラスタフレーム200にドッキング(あるいは取付)した状態を安全に維持させるためである。また、クラスタ端末機300が外部衝撃により上下方向に揺れることを防止すると同時に、塵などの異物がクラスタ脱着ホール210に入り込むことを防止するためである。
透明窓230は、クラスタフレームハウジング220の内部にドッキングされるクラスタ端末機300が保護されるようにクラスタフレームハウジング220の前方に結合される。クラスタ端末機300に表示される車両1の走行状態、位置及び経路に関する情報が拡大して表示されることができるように、透明窓230として、凸レンズが使用され得る。
クラスタフレームコネクタ240は、フレーム取付ターミナル110と電気的に連結されるようにクラスタフレームハウジング220の後方に備えられている。クラスタフレームコネクタ240として、フレーム取付ターミナル110と同様にECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送されることができるように、データ通信用配線が連結されたコネクタが使用される。
クラスタドッキングコネクタ250は、クラスタフレームコネクタ240と電気的に連結され、クラスタ脱着ホール210を通じてクラスタフレームハウジング220の内部に挿入されたクラスタ端末機300がドッキングされるようにクラスタフレームハウジング220の内部に固定設置される。ここで、クラスタドッキングコネクタ250は、クラスタ端末機300がクラスタ脱着ホール210を通じて上下方向に挿入されることを勘案して、クラスタフレームハウジング220の内部下面に突出して固定設置される。このクラスタドッキングコネクタ250は、クラスタ端末機300に電気を供給すると同時にデータ通信も可能なようにUSBソケットであっても良い。USB(Universal serial bus)は、主にパーソナルコンピュータと周辺機器とを連結するために用いられ、データ線と電源供給線がそれぞれあり、スマートフォンのような携帯用端末機もまた、PCとのデータ通信及び電気充電が可能である。従って、USBを用いることで、車両1のECU40とクラスタ端末機300との間のデータ通信及び電力供給が可能である。
ガイド部材260は、図17及び20に図示したように、クラスタ端末機300が外部衝撃に揺れることなくクラスタフレームハウジング220の内部に固定されるように、クラスタフレームハウジング220の上下方向に沿って固定設置される。即ち、クラスタ端末機300が挿入されるクラスタ脱着ホール210の下方に、クラスタ端末機300の前後幅と対応した空隙を持った一対のガイド部材260がクラスタフレームハウジング220の内部に上下方向沿って固定設置される。このような構成は、クラスタ端末機300がクラスタフレーム200にドッキングした状態で外部衝撃により前後方向に揺れないようにするためである。ガイド部材260は、クラスタ端末機300と当接する部分に、緩衝効果のあるシリコンパッドまたはゴム板を貼り付けることができる。
緩衝部材270は、図17乃至20に図示したように、スプリング力でクラスタ端末機300を支持しつつ緩衝するように、一端側がクラスタフレームハウジング220の内部下面に固定設置されたスプリング271及びスプリング271の他端側に結合され、クラスタ端末機300を支持する緩衝板272を備える。ここで、緩衝板272の平常時の高さは、クラスタドッキングコネクタ250の高さより高い位置にある。このため、クラスタ端末機300をクラスタフレーム200にドッキングする時、運転者がクラスタ端末機300を落としたとしても、クラスタ端末機300の下面がクラスタドッキングコネクタ250に接する前に緩衝板272にまず接し、スプリング力で緩衝する。従って、クラスタドッキングコネクタ250及びクラスタ端末機300の破損を防止することができる。
緩衝部材270は、図20に図示したように、クラスタ端末機300を上下方向に容易に支持しつつ緩衝するように、一対で備えられたガイド部材260の間に位置し得る。一方、緩衝部材270がスプリング力でクラスタ端末機300を支持しつつ上方に押しても、開閉カバー222を通じてクラスタ脱着ホール210及びラウンド溝221を閉鎖させることによって、クラスタ端末機300は、クラスタフレーム200のクラスタフレームハウジング220内部に固定され得る。
これに加えて、図7及び8はクラスタフレーム200をクラスタフレーム取付部100に設置する過程を図示した要部側断面図であり、図11はクラスタフレーム200をクラスタフレーム取付部100から分離した姿を図示した斜視図である。これらの図面より、上述したように、車両1のステアリングホイール10の後方に固定設置されたダッシュボード20に陥没形成されたクラスタフレーム取付部100にクラスタフレーム200が固定設置されつつ、フレーム取付ターミナル110及びクラスタフレームコネクタ240を通じてクラスタフレーム取付部100及びクラスタフレーム200が互いに電気的に連結されることを確認することができる。このとき、図面に図示していないが、クラスタフレーム取付部100へのクラスタフレーム200の固定設置は、固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの広く公知となった締結部材を通じて容易に固定設置され得る。
一方、クラスタフレーム200は、図面に図示していないが、夜間にクラスタ端末機300の視認性をさらに高めるためにクラスタフレームハウジング220の内部に照明手段を備えるようにしても良い。
クラスタ端末機300は、図6、9、12及び21に図示したように、クラスタ脱着ホール210を通じてクラスタフレーム200の内部に脱着可能に結合され、ECU40から信号を受信し、車両1の走行状態に関する情報を表示する。このため、クラスタ端末機300は、端末機ケース310、ディスプレイパネル320、クラスタドッキングターミナル330、端末機マイコン340、GPS350、電源供給部360、ディスプレイ部370、端末機操作部380、通信部390及びメモリ部400を含んでいる。
端末機ケース310は、前面にはディスプレイパネル320及び端末機操作部380が設けられ、下面にはクラスタドッキングターミナル330が設けられ、内部には端末機マイコン340、GPS350、電源供給部360、ディスプレイ部370、通信部390及びメモリ部400が設置される。端末機ケース310は、ケーシング手段として、外部衝撃から内部に設置された部品を保護することができるように強化プラスチックまたはメタル素材で製作される。そして、内部部品の交換及び修理が容易であるように前面及び後面が互いに分離可能である。
ディスプレイパネル320は、車両1の走行状態に関する情報が表示されるように端末機ケース310の前面に備設けられ、電力消耗が低いながらスリムなサイズのTFT LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display Panel)またはLED(Light Emitting Diode)方式が適用され得る。そして、ディスプレイパネル320は、ディスプレイ部370及び通信部390を通じて、車両1の走行状態に関する情報とともに車両1の位置及び経路に関する情報、車両1の内部に設置された各種装置の状態情報も取得して表示する。この点については、ディスプレイ部370及び通信部390に関して説明する際に、詳細に説明する。
クラスタドッキングターミナル330は、端末機ケース310の下部に設けられ、クラスタフレーム200のクラスタフレームコネクタ240と、バッテリー50または充電器60と電気的に連結されたクラスタドッキングコネクタ250とドッキングするように構成されている。このクラスタドッキングターミナル330としては、クラスタドッキングコネクタ250として電力供給及びデータ通信が可能なUSBソケットを用いる場合には、USBターミナルが適用され得る。ただし、これに限定せず電力供給及びデータ通信が可能なコネクティング手段であれば全て適用され得る。
端末機マイコン340は、ECU40から信号を受信し、車両1の走行状態に関する情報を演算するディスプレイ制御手段であって、ディスプレイ部370に車両1の走行状態に関する情報信号を送信する。ここで、走行状態に関する情報信号は、車両に設置された各種センサ、例えばエンジンに関するエンジン回転数、エンジンオイルの量などをチェックするセンサ、冷暖房関連温度センサ、安全に関するエアーバック、シートベルトセンサ、車両の動きに関する速度、ABS、左右回転センサなど各種センサからの情報が該当し得る。
GPS350は、GPS信号を受信して車両1の位置及び経路に関する情報を演算し、演算された車両1の位置及び経路に関する情報をディスプレイ部370に伝送する。これは、ディスプレイパネル320に車両1の位置及び経路に関する情報、即ち、ナビゲーション機能が表示されるようにするためである。
電源供給部360は、図22に図示されるように、クラスタドッキングターミナル330を通じてバッテリー50または充電器60から作動電源の供給を受ける。そして、電源供給部360は、作動電源の供給を受けて電気を充電または放電させるスーパーキャパシタ361及びスーパーキャパシタ361の充電または放電を制御する充放電制御回路362を備える。さらに、充放電制御回路362と電気的に連結され、端末機マイコン340、GPS350、ディスプレイ部370、端末機操作部380及び通信部390のそれぞれに、必要な電圧に変換して、電源を供給するレギュレータ363を備える。
ここで、スーパーキャパシタ361は、キャパシタ(あるいはコンデンサ)の性能のうち、特に電気容量の性能を重点的に強化した電池の目的で使用した部品であって、2次電池(あるいはバッテリー)及び一般のキャパシタに比べて充放電効率が優れているため、電池としての寿命を大きく延長させることができる。従って、クラスタ端末機300をバッテリー50または充電器60に連結させなくても携帯用としても長時間使用することができる。レギュレータ363は、調整機器の総称であって、本実施形態では電圧または電流調整機であり、安定かつ一定な電源をクラスタ端末機300の部品それぞれに供給することができる。バッテリー50は、車両1内に設置されたものであって、クラスタフレーム取付部100のフレーム取付ターミナル110と電気的に連結されることによって、最終的にクラスタフレームコネクタ240、クラスタドッキングコネクタ250及びクラスタドッキングターミナル330を通じて、電源供給部360と電気的に連結される。また、充電器60は、商用電源と電気的に連結可能であり、携帯可能なものであって、クラスタ端末機300をクラスタフレーム200から脱去(あるいは分離)して商用電源で直接充電することができる。
ディスプレイ部370は、端末機マイコン340及びGPS350から演算された信号を受信し、車両1の走行状態、位置及び経路に関する情報をデジタル信号に変換してディスプレイパネル320にデジタル方式で表示する。即ち、車両速度(km/h)、回転速度(rpm)、冷却水温度、燃料量などを表示するためにポインタ及びポインタ駆動モータを備えなければならないアナログ式及びアナログアンドデジタル式ではなく、車両1の走行状態、位置及び経路に関する情報を全てデジタル式で表示することによって、数字で数値化された正確な情報で運転者が容易に認知することができ、クラスタ自体の大きさを大幅に減らすことができる効果がある。
端末機操作部380は、ディスプレイパネル320に表示される車両1の走行状態、位置及び経路に関する情報を選択的に確認しつつ操作することができるように、タッチスクリーンまたはプッシュボタン方式が適用され得る。例えば、図6は端末機ケース310に固定設置されたプッシュボタン方式を図示したものである。そして、端末機操作部380は、クラスタ端末機300をクラスタフレーム200にドッキングする時には作動不可状態で誤作動を防止し、部品交換、アップグレード及び携帯の目的でクラスタ端末機300をクラスタフレーム200から脱去する時にのみ使用可能となるように、事前にプログラム化されて設定され得る。
通信部390は、車両1の内部に設置された車内ボタン71を通じて端末機操作部380の機能を遂行し、また、車両1の内部に設置されたオーディオ72と連動するように、車内ボタン71及びオーディオ72と有線または無線で通信する。即ち、クラスタ端末機300をクラスタフレーム200にドッキングする時には、車両1の内部に設置された車内ボタン71を通じて運転者が容易に端末機操作部380の機能を遂行できるようにするために、例えば図7に図示したように、ステアリングホイール10に設置された車内ボタン71と電気的に連結され、もしくは無線で通信可能となるようにする。そして、通信部390は、図21に図示したように、車内ボタン71及びオーディオ72との通信に限定せず、車両1に設置された空調装置73、始動装置74、バックカメラ75及びブラックボックス76のそれぞれの状態がディスプレイパネル320にそれぞれ表示されるように、空調装置73、始動装置74、バックカメラ75及びブラックボックス76のそれぞれと有線または無線で通信することもできる。また、スマートフォン及びPCとの無線通信及びインターネット使用のためにブルートゥース(blue tooth、登録商標)及びワイファイ(Wi−Fi)機能を含むことによって、電話着信の報知及びテキストメッセージの報知などのスマートフォンの状態がディスプレイパネル320に表示させたり、メモリ部400に保存された運営ソフトウェア及び地図データを無線通信及びインターネットを通じて容易にアップデートさせたりすることができる。
メモリ部400は、図21及び23に図示したように、端末機マイコン340の運営ソフトウェアが保存され、端末機ケース310の内部に固定設置された内蔵メモリ410、及びGPS350と連動した地図データ及び運営ソフトウェアのアップグレードが容易であるように端末機ケース310から分離可能な外部メモリ420をそれぞれ備える。即ち、クラスタ端末機300をクラスタフレーム200から脱去した後、外部メモリ420を分離してPCを通じて地図データ及び運営ソフトウェアをアップグレードしたり、上述した通信部390を通じて無線通信で容易にアップグレードしたりすることができる。
図9及び10はクラスタフレーム200にクラスタ端末機300をドッキングする過程を図示した要部側断面図であり、図12乃至14はクラスタフレーム200にクラスタ端末機300をドッキングする過程を図示した斜視図である。これらの図面から理解されるように、クラスタ端末機300は、クラスタフレーム200のクラスタ脱着ホール210、ラウンド溝221及び開閉カバー222を通じて容易にクラスタフレーム200にドッキングされ、その状態が維持されることを確認することができる。この時、クラスタ端末機300は、図9及び10に図示したように、クラスタフレーム200に垂直方向に挿入されてドッキングされ得るが、これに限定せず運転席に搭乗した運転者がクラスタ端末機300を容易に挿入することができるように傾いた状態で、挿入可能に設計され得る。
そして、図24はクラスタ端末機300のディスプレイパネル320に表示された車両の走行状態、位置及び経路に関する情報の一例を図示した正面図である。この他にも、通信部390を通じて車両に設置された各種センサ、例えばエンジンに関するエンジン回転数、エンジンオイルの量などをチェックするセンサ、冷暖房関連温度センサ、安全に関するエアーバック、シートベルトセンサ、車両の動きに関する速度、ABS、左右回転センサなど各種センサからの情報を取得して表示しても良い。さらに、空調装置73、始動装置74、バックカメラ75及びブラックボックス76のそれぞれの状態情報が、例えば端末機操作部380の操作により選択的に表示されつつ操作されることも可能となる。
従って、本実施形態に係る車両用クラスタシステムは、第一にクラスタフレーム200及びクラスタ端末機300がダッシュボード20から脱着可能であるため、故障発生時の修理作業が容易であり、運転者個人の好みに合わせて様々なデザインへのアップデート及び交換が可能であるという効果がある。
第二に、クラスタ端末機300は、ECU40に加え、通信部390を通じてオーディオ72及び空調装置73などの車両内部に設置された装置と通信が可能であるため、運転者の主な視野線が留まる運転席の前方において、車両の走行状態の情報、位置及び経路の情報、車両内部に設置された装置の状態を容易に確認しつつ操作が可能となる。
(第二実施形態)
次に、本発明に係る車両用クラスタシステムの第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同様な構成に対しては、同じ参照番号を付与することにより、説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る車両用クラスタシステムは、図25乃至40に図示したように、クラスタフレーム取付部100、クラスタフレーム1200及びクラスタ端末機300を含む。クラスタフレーム取付部100は、フレーム取付ターミナル110を含む。クラスタフレーム1200は、クラスタフレームハウジング1210、クラスタフレームカバー1220、透明窓1230、回転スライディング部1240、クラスタフレームコネクタ1250、クラスタドッキングコネクタ1260、カバー回転モータ1270、クラスタ引入出操作機1280及びクラスタ固定部1290を含む。クラスタ端末機300は、第一実施形態と同様に、端末機ケース310、ディスプレイパネル320、クラスタドッキングターミナル330、端末機マイコン340、GPS350、電源供給部360、ディスプレイ部370、端末機操作部380、通信部390及びメモリ部400を含む。
クラスタフレーム取付部100は、図26、27及び28に図示したように、車両1のステアリングホイール10の後方に固定設置されたダッシュボード20に陥没形成され、車両1に設置された各種センサから情報を受信するECU40及びバッテリー50のそれぞれと電気的に連結されたフレーム取付ターミナル110を備える。ここで、ECU40との電気的連結は、クラスタ端末機300のディスプレイパネル320に車両1の走行状態に関する情報を表示するためである。ECU40は電子制御ユニットであって、ECU40内にはRAMとROMが設けられている。ECU40のRAMは、自動車の運行中に発生する様々な信号を一時的に保存する機能を果たし、ROMは自動車が動くのに必要な制御用プログラムや制御用データを記憶する機能を果たす。ECU40は、車両の電源がオンになると同時に、車両に設置された各種センサ、例えばエンジンに関するエンジン回転数、エンジンオイルの量などをチェックするセンサ、冷暖房関連温度センサ、安全に関するエアーバック、シートベルトセンサ、車両の動きに関する速度、ABS、左右回転センサなど各種センサから情報を受信する。この時、ECU40に受信または伝送される全ての信号の通信は、自動車通信標準であるCAN通信によってなされる。ECU40の機能及び作動や、車両1に設置された各種センサは、従来の自動車技術においても広く知られているため、その詳細な説明は省略する。また、バッテリー50との電気的連結は、クラスタ端末機300に電源を供給するためである。ここで、バッテリー50は車両内に設置された一般的なバッテリーのことをいい、これは広く公知となった技術であるため、その詳細な説明は省略する。
そして、クラスタフレーム取付部100に備えられたフレーム取付ターミナル110は、クラスタフレーム1200内に設置されるクラスタ端末機300をECU40及びバッテリー50と電気的に連結させるためのものであり、クラスタフレーム1200のクラスタフレームコネクタ1250と電気的に連結される。この時、フレーム取付ターミナル110は、ECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送されることができるようにデータ通信用配線が連結されたターミナルが使用される。
また、クラスタフレーム取付部100は、図28に図示したように、クラスタフレーム1200が挿入され固定設置されることができるように、ダッシュボード20の前面及び上面の一部が開放された状態で陥没形成され、この陥没形成された形状は、クラスタフレーム1200の形状に対応している。
また、クラスタフレーム取付部100は、図面に図示していないが、クラスタフレーム1200が固定設置されることができるように固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの締結部材を締結させる締結手段を備える。
クラスタフレーム1200は、図25乃至33に図示したように、クラスタフレーム取付部100に固定設置されつつフレーム取付ターミナル110と電気的に連結される。クラスタフレーム1200は、クラスタフレームハウジング1210、クラスタフレームカバー1220、透明窓1230、回転スライディング部1240、クラスタフレームコネクタ1250、クラスタドッキングコネクタ1260、カバー回転モータ1270、クラスタ引入出操作機1280及びクラスタ固定部1290を含んでいる。
クラスタフレームハウジング1210は、クラスタフレーム取付部100に固定設置され、上部には開口したクラスタ脱着ホール1211が、後方に向かって斜め下方に傾斜して貫通形成され、内部にはクラスタ端末機300が収容される空間が設けられる。ここで、上部にクラスタ脱着ホール1211を、後方に向かって斜め下方に傾斜して貫通形成した理由は、図31に図示したように、運転者がクラスタ端末機300を後方に向かって斜め下方に傾斜するように寝かせ、クラスタフレームハウジング1210の内部に容易にドッキング(あるいは挿入)可能なようにするためである。クラスタ脱着ホール1211を通じてクラスタフレームハウジング1210の内部にドッキングされたクラスタ端末機300は、回転スライディング部1240及びクラスタ引入出操作機1280を通じて自動でクラスタフレームハウジング1210の内部に移動され、定位置に固定される。
クラスタフレームカバー1220は、クラスタフレームハウジング1210のクラスタ脱着ホール1211を開放または閉塞させるように、クラスタフレームハウジング1210の後方に回転可能に結合される。具体的には、図33に図示されるように、カバー回転モータ1270が、クラスタフレームハウジング1210の後方上部に固定設置されつつ、カバー回転モータ1270の出力軸が、ハウジングスパーギア1271と噛み合うように結合される。そのため、カバー回転モータ1270が回転すると、ハウジングスパーギア1271が回転し、それにより、クラスタフレームカバー1220が、クラスタフレームハウジング1210の後方を基準に回転する。
透明窓1230は、クラスタフレームハウジング1210の内部にドッキングされるクラスタ端末機300を保護すべく、クラスタフレームハウジング1210の前方に結合される。クラスタ端末機300に表示される車両1の走行状態、位置及び経路に関する情報が拡大して表示されることができるように、透明窓1230として、凸レンズを使用しても良い。
回転スライディング部1240は、クラスタ脱着ホール1211を通じてクラスタフレームハウジング1210の内部に、後方に向かって斜め下方に傾斜した状態で挿入されるクラスタ端末機300をクラスタフレームハウジング1210の内部の定位置となるようにクラスタ端末機300を回転及びスライディング移動させるものである。そのため、回転スライディング部1240は、図33に図示したように、クラスタ回転モータ1241、スライディングラックギア1242、スライディングピニオンギア1243、クラスタスライディングモータ1244、ガイドローラ1246及びクラスタリフタ1247を含んでいる。
クラスタ回転モータ1241は、スライディングラックギア1242が一定の角度で回転可能なようにクラスタフレームハウジング1210の内部後方に固定設置され、一定の角度範囲で正逆回転可能なように、例えばステップモータを使用する。クラスタ回転モータ1241の出力軸は、スライディングラックギア1242に結合されており、回転力がスライディングラックギア1242に伝わる。これは、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング1210の内部で回転移動しつつ、定位置に移動されることができるようにするためである。ここで、クラスタ端末機300の定位置とは、図37及び38に図示したように、クラスタ脱着ホール1211を通じてクラスタフレームハウジング1210の内部に、後方に向かって斜め下方に傾斜してスライディング移動されたクラスタ端末機300の上部をクラスタフレームハウジング1210の上方(かつ後方)に一定の角度で回転移動させて固定された位置のことをいう。
スライディングラックギア1242は、クラスタ回転モータ1241の出力軸と共に回転可能なように、その出力軸に結合され、直線形または曲線形の形状に形成され得る。スライディングピニオンギア1243は、スライディングラックギア1242と噛み合い、スライディングラックギア1242に沿って直線または曲線上をスライディング移動する。即ち、スライディングラックギア1242が直線形の場合、スライディングピニオンギア1243はスライディングラックギア1242に沿って直線上をスライディング移動し、スライディングラックギア1242が曲線形である場合、スライディングピニオンギア1243はスライディングラックギア1242に沿って曲線上をスライディング移動する。これは、クラスタ端末機300をクラスタフレームハウジング1210の内部へと、直線または曲線上にスライディング移動させるためである。
クラスタスライディングモータ1244は、スライディングピニオンギア1243が回転するように出力軸がスライディングピニオンギア1243と結合され、スライディングピニオンギア1243と共にスライディングラックギア1242に沿ってスライディング移動する。
ガイドローラ1246は、スライディングピニオンギア1243がスライディングラックギア1242から離脱しないようにスライディングピニオンギア1243と連結され、スライディングラックギア1242に陥没形成されたガイド溝1245に嵌め込まれている。即ち、ガイドローラ1246は互いに噛み合ったスライディングラックギア1242とスライディングピニオンギア1243の反対側でスライディングラックギア1242に陥没形成されたガイド溝1245に嵌め込まれることによって、スライディングピニオンギア1243がスライディングラックギア1242から離脱することを防止することができる。
クラスタリフタ1247は、クラスタスライディングモータ1244と共にスライディング移動されるようにクラスタスライディングモータ1244に固定結合されている。クラスタリフタ1247は、クラスタ脱着ホール1211の下方に位置し、クラスタ脱着ホール1211を通じて、クラスタフレームハウジング1210の内部に挿入されたクラスタ端末機300の下方部分を収容する。そして、クラスタリフタ1247は、クラスタ回転モータ1241及びクラスタスライディングモータ1244により、クラスタ端末機300を収容した状態で回転及びスライディング移動する。クラスタリフタ1247の内側の下部には、クラスタドッキングコネクタ1260が固定設置されている。
ここで、クラスタリフタ1247は、図面に図示していないが、クラスタ端末機300がドッキングされた場合、クラスタ端末機300が回転及びスライディング移動しながら離脱しないように電子制御で作動する施錠手段が備えられ得る。また、クラスタリフタ1247は、透明な材質からなり、クラスタ端末機300の下面と共に左右両側の前面及び側面の一部のみ収容するようにして、クラスタリフタ1247によりクラスタ端末機300のディスプレイパネル320が隠れないようになっている。
クラスタフレームコネクタ1250は、フレーム取付ターミナル110と電気的に連結されるようにクラスタフレームハウジング1210の後方に設けられ、フレーム取付ターミナル110と同様に、ECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送されることができるようにデータ通信用配線が連結されたコネクタが使用される。
クラスタドッキングコネクタ1260は、クラスタフレームコネクタ1250と電気的に連結され、クラスタ脱着ホール1211を通じてクラスタフレームハウジング1210の内部に挿入されたクラスタ端末機300がドッキングするように、回転スライディング部1240に固定設置される。ここで、クラスタドッキングコネクタ1260として、クラスタ端末機300に電気を供給すると同時にデータ通信も可能なようにUSBソケットが設置され得る。これにより、車両1のECU40とクラスタ端末機300との間のデータ通信及び電力供給が可能となる。
カバー回転モータ1270は、クラスタフレームカバー1220を回転させるようにクラスタフレームハウジング1210の後方上部に固定設置され、一定の角度範囲で正逆回転可能なようにステップモータが使用され得る。そして、カバー回転モータ1270の出力軸が、ハウジングスパーギア1271と噛み合うように結合される。そのため、カバー回転モータ1270が回転すると、ハウジングスパーギア1271が回転し、それにより、クラスタフレームカバー1220が、クラスタフレームハウジング1210の後方を基準に回転する。
クラスタ引入出操作機1280は、図33及び40に図示したように、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング1210にドッキングされた状態で自動で引入れまたは引出されるように、カバー回転モータ1270、クラスタ回転モータ1241及びクラスタスライディングモータ1244のそれぞれをシーケンス制御するためのものである。運転者の操作が容易であるように、ボタン式でクラスタフレームハウジング1210の前方に設置され得るが、これに限定されず車両1のステアリングホイール10に設置された車内ボタン71でも同様の操作が可能であるように構成しても良い。
具体的なクラスタ引入出操作機1280のシーケンス制御の一例として、クラスタフレーム1200にクラスタ端末機300がドッキングされた状態で、クラスタ端末機300が引入れられる過程を図33乃至39を参照しながら詳細に説明する。
まず、図33に図示したように、カバー回転モータ1270の回転制御により、クラスタフレームカバー1220の前方が上昇して、クラスタフレームハウジング1210のクラスタ脱着ホール1211が開放されるようにクラスタフレームカバー1220を回転させる。
次に、図34及び35に図示したように、運転者がクラスタ端末機300を斜め下方に傾斜するように斜めに寝かせ、クラスタ脱着ホール1211に挿入する。この時、クラスタフレーム1200のクラスタドッキングコネクタ1260にクラスタ端末機300のクラスタドッキングターミナル330がドッキングされると、これを自動で感知してクラスタスライディングモータ1244が回転制御され、クラスタリフタ1247と共にクラスタ端末機300が、スライディングラックギア1242に沿ってクラスタフレームハウジング1210の斜め下方に向かってスライディング移動する。
次に、図36及び37に図示したように、クラスタリフタ1247が下方にスライディング移動してスライディングラックギア1242の一定高さに到達すると、クラスタ回転モータ1241及びクラスタスライディングモータ1244が同時に回転制御される。これは、クラスタリフタ1247と共にクラスタ端末機300がスライディングラックギア1242に沿ってクラスタフレームハウジング1210の下方にスライディング移動しながら、スライディングラックギア1242を回転移動させてクラスタ端末機300をクラスタフレームハウジング1210の定位置に位置するようにするためである。
最後に、図38及び39に図示したように、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング1210の定位置に到達し、クラスタ端末機300の後方上部がクラスタ固定部1290の後方固定ジョー1291に接触すると、これを自動で感知し再びカバー回転モータ1270が回転制御される。カバー回転モータ1270の回転制御により、クラスタフレームカバー1220の前方が下降してクラスタフレームハウジング1210のクラスタ脱着ホール1211が閉塞されるように、クラスタフレームカバー1220を回転させる。
一方、図面に図示していないが、クラスタ引入出操作機1280への操作に基づくシーケンス制御によりクラスタフレーム1200からクラスタ端末機300が引出される過程は、上述した引入れ過程の逆順の過程により行いえる。これにより、クラスタ端末機300を容易に自動で引出すことができる。
クラスタ固定部1290は、クラスタフレームハウジング1210の内部で定位置となったクラスタ端末機300を、外部衝撃に揺れることなく固定させるためのものである。クラスタ固定部1290は、クラスタフレームハウジング1210の内部で定位置となったクラスタ端末機300の後方を支持しつつ固定する、クラスタフレームハウジング1210の上方で上下方向に貫通形成された固定用貫通孔1212の後方周縁部から下方に突出設置された後方固定ジョー1291と、クラスタフレームハウジング1210の内部で定位置となったクラスタ端末機300の前方を支持しつつ固定する、クラスタフレームカバー1220の下方に突出設置された前方固定ジョー1292とを含む。前方固定ジョー1292は、クラスタフレームカバー1220が閉じられることで、定位置となったクラスタ端末機300の前方に係合する。従って、クラスタフレームカバー1220が閉じられた状態では、後方固定ジョー1291と前方固定ジョー1292とによって挟持され、クラスタ端末機300が後方及び前方に揺れることなく支持されつつ固定される。
これに加えて、上述したように車両1のステアリングホイール10の後方に固定設置されたダッシュボード20に陥没形成されたクラスタフレーム取付部100にクラスタフレーム1200を固定設置する際に、フレーム取付ターミナル110及びクラスタフレームコネクタ1250を通じてクラスタフレーム取付部100及びクラスタフレーム1200が互いに電気的に連結されることを確認することができる。なお、図面に図示していないが、クラスタフレーム取付部100へのクラスタフレーム1200の固定設置は、固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの広く公知となった締結部材を用いて行われ得る。また、クラスタフレーム1200は、図面に図示していないが、夜間にクラスタ端末機300の視認性を一層高めるためにクラスタフレームハウジング1210の内部に照明手段を備えていても良い。
また、クラスタ端末機300の構成や、クラスタ端末機300が表示する情報等に関しては、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上、説明したように、第二実施形態に係る車両用クラスタシステムによっても、第一実施形態に係る車両用クラスタシステムと同様の作用効果を奏することができる。
(第三実施形態)
次に、本発明に係る車両用クラスタシステムの第三実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同様な構成に対しては、同じ参照番号を付与することにより、説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る車両用クラスタシステムは、図41乃至55に図示したように、クラスタフレーム取付部100、クラスタフレーム2200及びクラスタ端末機300を含む。クラスタフレーム取付部100は、フレーム取付ターミナル110を含む。クラスタフレーム2200は、クラスタフレームハウジング2210、透明窓2220、リフティング部2230、クラスタフレームコネクタ2240、クラスタドッキングコネクタ2250及びクラスタ引入出操作機2260を含む。クラスタ端末機300は、第一実施形態と同様に、端末機ケース310、ディスプレイパネル320、クラスタドッキングターミナル330、端末機マイコン340、GPS350、電源供給部360、ディスプレイ部370、端末機操作部380、通信部390及びメモリ部400を含む。
クラスタフレーム取付部100は、図42、43及び44に図示したように、車両1のステアリングホイール10の後方に固定設置されたダッシュボード20に陥没形成され、車両1に設置された各種センサから情報を受信するECU40及びバッテリー50のそれぞれと電気的に連結されたフレーム取付ターミナル110を備える。ここで、ECU40との電気的連結は、クラスタ端末機300のディスプレイパネル320に車両1の走行状態に関する情報を表示するためである。ECU40は、電子制御ユニットであって、RAMとROMを有している。ECU40のRAMは、自動車の運行中に発生する様々な信号を一時的に保存する機能を果たし、ROMは自動車が動くのに必要な制御用プログラムや制御用データを記憶する機能を果たす。ECU40は、車両の電源がオンになると同時に、車両に設置された各種センサ、例えばエンジンに関するエンジン回転数、エンジンオイルの量などをチェックするセンサ、冷暖房関連温度センサ、安全に関するエアーバック、シートベルトセンサ、車両の動きに関する速度、ABS、左右回転センサなど各種センサから情報を受信する。この時、ECU40に受信または伝送される全ての信号の通信は、自動車通信標準であるCAN通信によってなされる。ECU40の機能及び作動や、車両1に設置された各種センサは、従来の自動車技術においても広く知られているため、その詳細な説明は省略する。また、バッテリー50との電気的連結は、クラスタ端末機300に電源を供給するためである。ここで、バッテリー50は車両内に設置された一般的なバッテリーをいい、これは広く公知となった技術であるため、その詳細な説明は省略する。
そして、クラスタフレーム取付部100に備えられたフレーム取付ターミナル110は、クラスタフレーム2200内に設置されるクラスタ端末機300をECU40及びバッテリー50と電気的に連結させるため、クラスタフレーム2200のクラスタフレームコネクタ2240と電気的に連結される。この時、フレーム取付ターミナル110は、ECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送できるようにデータ通信用配線が連結されたターミナルが使用される。
また、クラスタフレーム取付部100は、図44に図示したように、クラスタフレーム2200が挿入され固定設置されることができるように、ダッシュボード20の前面及び上面の一部が開放された状態で陥没形成され、この陥没形成された形状は、クラスタフレーム2200の形状に対応している。
また、クラスタフレーム取付部100は、図面に図示していないが、クラスタフレーム2200が固定設置されることができるように固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの締結部材を締結させる締結手段を備える。
クラスタフレーム2200は、図41乃至50に図示したように、クラスタフレーム取付部100に固定設置されつつ、フレーム取付ターミナル110と電気的に連結される。クラスタフレーム2200は、クラスタフレームハウジング2210、透明窓2220、リフティング部2230、クラスタフレームコネクタ2240、クラスタドッキングコネクタ2250及びクラスタ引入出操作機2260を含む。
クラスタフレームハウジング2210は、クラスタフレーム取付部100に固定設置され、上面が開口した状態で垂直方向に貫通形成されたクラスタ脱着ホール2211をスプリング力で開放または閉塞する脱着ホールカバー2212を有する。この脱着ホールカバー2212は、クラスタ脱着ホール2211の上部開口に回転可能に設置される。クラスタフレームハウジング2210の内部には、クラスタ端末機300が収容される空間が設けられている。
ここで、上部にクラスタ脱着ホール2211を垂直方向に貫通形成させた理由は、図45及び46に図示したように、運転者がクラスタ端末機300をクラスタフレームハウジング2210の内部に容易にドッキング(あるいは挿入)可能なようにするためである。クラスタ脱着ホール2211を通じてクラスタフレームハウジング2210の内部にドッキングされたクラスタ端末機300は、リフティング部2230及びクラスタ引入出操作機2260を通じて自動でクラスタフレームハウジング2210の内部の定位置に移動され、固定される。
脱着ホールカバー2212は、図48及び49に図示したように、ヒンジ2213を媒介にクラスタ脱着ホール2211の上部開口に回転可能に設置される。この時、ヒンジ2213にコイル部分が固定された状態で、一端がクラスタフレームハウジング2210に固定される。これにより、脱着ホールカバー2212に固定された捻れコイルスプリング2214を通じて脱着ホールカバー2212にスプリング力が作用する。即ち、平常時には、脱着ホールカバー2212がクラスタ脱着ホール2211を閉塞する。一方、クラスタ端末機300がクラスタ脱着ホール2211に引入れられ、あるいは引出される時には、脱着ホールカバー2212はクラスタ脱着ホール2211の下方または上方にヒンジ回転してクラスタ脱着ホール2211を開放する。そして、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング2210の内部に完全に引入れられるか、またはクラスタフレームハウジング2210から完全に引出(あるいは分離)されると、捻れコイルスプリング2214のスプリング力(あるいは弾性力)により元の位置に復帰して、クラスタ脱着ホール2211を閉塞する。これにより、クラスタフレームハウジング2210の内部に異物が入り込むことを防止することができる。
透明窓2220は、クラスタフレームハウジング2210の内部にドッキングされるクラスタ端末機300が保護されるように、クラスタフレームハウジング2210の前方に結合される。クラスタ端末機300に表示される車両1の走行状態、位置及び経路に関する情報が拡大して表示されることができるように、透明窓2220として、凸レンズが使用されても良い。
リフティング部2230は、クラスタ脱着ホール2211を通じてクラスタフレームハウジング2210の内部に垂直方向に挿入されたクラスタ端末機300を、クラスタフレームハウジング2210の内部で定位置となるように、下降させるとともに、後方に回転させる。つまり、リフティング部2230は、クラスタフレームハウジング2210の内部で定位置となるようにクラスタ端末機300を直線及び回転移動させる。そのために、図50に図示したように、リフティング部2230は、クラスタ回転モータ2231、スクリュー支持台2232、リフティングスクリュー2233、リフティングボールブッシュ2234、クラスタリフティングモータ2235、ガイド棒2236及びクラスタリフタ2237を含む。
クラスタ回転モータ2231は、スクリュー支持台2232が一定の角度範囲で回転可能なようにクラスタフレームハウジング2210の内部下面に固定設置され、出力軸はスクリュー支持台2232に固定結合されてスクリュー支持台2232に伝わるようになっている。そして、クラスタ回転モータ2231は、一定の角度での精密制御が可能であり、正逆回転が可能なステップモータが使用され得る。ここで、ステップモータはパルス形状の電圧により一定の角度で回転するモータであって、回転角度は入力パルス信号の数に比例し、回転速度は入力パルス信号の周波数に比例することが特徴である。
スクリュー支持台2232は、クラスタ回転モータ2231の出力軸と共に回転可能に結合され、リフティングスクリュー2233の下部を支持する。
リフティングスクリュー2233は、一端側がスクリュー支持台2232に対して軸回りに回転可能に結合される。また、リフティングスクリュー2233は、スクリュー支持台2232の前後方向への回転によって、スクリュー支持台2232を中心に前後方向に回転移動する。即ち、スクリュー支持台2232は、リフティングスクリュー2233を支持しつつ、クラスタ回転モータ2231の回転方向によってリフティングスクリュー2233を前後方向に回転移動させるために備えられた支持手段である。
リフティングボールブッシュ2234は、内部がリフティングスクリュー2233と噛み合った状態でリフティングスクリュー2233の軸回りの正逆回転によって上下に直線移動する。ここで、リフティングスクリュー2233及びリフティングボールブッシュ2234は、ボールスクリュー方式の直線変換手段であって、回転運動を直線運動に変化させることができる。
クラスタリフティングモータ2235は、リフティングスクリュー2233を軸回りに正逆回転させるようにリフティングスクリュー2233の他端側に結合され、クラスタ回転モータ2231のように一定の角度の精密制御が可能であり、正逆回転が可能なステップモータが使用され得る。
ガイド棒2236は、スクリュー支持台2232、リフティングボールブッシュ2234及びクラスタリフティングモータ2235のそれぞれに貫通設置され、リフティングボールブッシュ2234の直線移動をガイドする。即ち、リフティングボールブッシュ2234がリフティングスクリュー2233の回転により、回転することなく直線運動のみ可能なようにガイドする手段である。
クラスタリフタ2237は、リフティングボールブッシュ2234と共に上下に直線移動されるようにリフティングボールブッシュ2234に固定結合される。クラスタリフタ2237は、クラスタ脱着ホール2211の下方に位置しつつクラスタ回転モータ2231及びクラスタリフティングモータ2235によりクラスタ端末機300を収容した状態で下降及び回転移動する。クラスタリフタ2237の下部には、クラスタドッキングコネクタ2250が固定設置される。
ここで、クラスタリフタ2237は、図面に図示していないが、クラスタ端末機300がドッキングされた場合、クラスタ端末機300が昇降及び回転移動する際に、離脱しないように電子制御で作動する施錠手段を備えている。また、クラスタリフタ2237は、透明な材質からなり、クラスタ端末機300の下面と共に左右両側の前面及び側面の一部のみ収容するようにし、クラスタリフタ2237によりクラスタ端末機300のディスプレイパネル320が隠れないようになっている。
クラスタフレームコネクタ2240は、フレーム取付ターミナル110と電気的に連結されるように、クラスタフレームハウジング2210の後方に設けられ、フレーム取付ターミナル110と同様に、ECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送できるようにデータ通信用配線が連結されたコネクタが使用される。
クラスタドッキングコネクタ2250は、クラスタフレームコネクタ2240と電気的に連結され、クラスタ脱着ホール2211を通じてクラスタフレームハウジング2210の内部に挿入されたクラスタ端末機300がドッキングされるように、リフティング部2230に固定設置される。ここで、クラスタドッキングコネクタ2250として、クラスタ端末機300に電気を供給すると同時にデータ通信も可能なようにUSBソケットが設置され得る。これにより、車両1のECU40とクラスタ端末機300との間のデータ通信及び電力供給が可能となる。
クラスタ引入出操作機2260は、図50及び55に図示したように、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング2210にドッキングされた状態で自動で引入れまたは引出されるように、クラスタ回転モータ2231及びクラスタリフティングモータ2235のそれぞれをシーケンス制御するためのものである。運転者の操作が容易であるように、ボタン式でクラスタフレームハウジング1210の前方に設置され得るが、これに限定されず車両1のステアリングホイール10に設置された車内ボタン71でも同様の操作が可能であるように構成しても良い。
具体的なクラスタ引入出操作機2260のシーケンス制御の一例として、クラスタフレーム2200にクラスタ端末機300がドッキングされた状態で、クラスタ端末機300が引入れられる過程を図50乃至54を参照しながら詳細に説明する。
まず、図50及び51に図示したように、クラスタ端末機300をクラスタ脱着ホール211を通じて垂直方向にクラスタフレームハウジング2210に挿入してドッキングさせる。即ち、クラスタドッキングコネクタ2250とクラスタ端末機300のクラスタドッキングターミナル330とを電気的に連結させる。このように、クラスタ端末機300をクラスタフレームハウジング2210にドッキングさせると、これを自動で感知して、クラスタリフティングモータ2235が回転制御される。クラスタリフティングモータ2235の回転制御により、リフティングスクリュー2233が一方向に回転する。すると、リフティングボールブッシュ2234が、リフティングスクリュー2233の一方向への回転に伴い下降する。そのため、リフティングボールブッシュ2234に固定結合されたクラスタリフタ2237も共に下降するので、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング2210の内部に自動で引入れられる。
次に、図52及び53に図示したように、リフティングボールブッシュ2234がリフティングスクリュー2233の回転に伴い下降し、一定の高さに到達すると、即ち、クラスタリフティングモータ2235の累積の回転数が一定数に到達すると、これを自動で感知してクラスタリフティングモータ2235の作動が停止する。その後、クラスタ回転モータ2231が回転制御される。クラスタ回転モータ2231の回転制御によりスクリュー支持台2232がクラスタ回転モータ2231の出力軸と共にクラスタフレームハウジング2210の後方に向かって回転する。スクリュー支持台2232の回転によってリフティングスクリュー2233、リフティングボールブッシュ2234及びクラスタリフタ2237も共に、スクリュー支持台2232を回転中心として、クラスタフレームハウジング2210の後方に向かって回転する。この回転移動により、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング2210の内部で定位置となる。
ここで、クラスタ端末機300の定位置とは、図54に図示したように、クラスタフレームハウジング2210の内部に既設定された位置であって、クラスタ回転モータ2231及びクラスタリフティングモータ2235の回転制御により、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング2210の内部において、下降及び後方に回転移動されて固定された位置のことをいう。
最後に、図54に図示したように、クラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング2210の内部で定位置に達すると、これを自動で感知してクラスタ回転モータ2231の作動が停止する。この時、クラスタ端末機300により開放された脱着ホールカバー2212はクラスタ端末機300の干渉が無くなるので、スプリング力(弾性力)でヒンジ回転して元の位置に復帰し、クラスタ脱着ホール2211を閉塞する。
一方、図54とは異なる例として、クラスタ回転モータ2231の回転制御により、脱着ホールカバー2212が元の位置に復帰することができるようにクラスタ端末機300の上部を後方に傾けて回転移動させた後、再び垂直方向に再移動させても良い。
一方、図面に図示していないが、クラスタ引入出操作機2260への操作に基づくシーケンス制御によりクラスタフレーム2200からクラスタ端末機300が引出される過程は、上述した引入れ過程の逆順の過程により行いえる。これにより、クラスタ端末機300を容易に自動で引出すことができる。
これに加えて、上述したように車両1のステアリングホイール10の後方に固定設置されたダッシュボード20に陥没形成されたクラスタフレーム取付部100にクラスタフレーム2200を固定設置する際に、フレーム取付ターミナル110及びクラスタフレームコネクタ2240を通じてクラスタフレーム取付部100及びクラスタフレーム2200が互いに電気的に連結されることを確認することができる。なお、図面に図示していないが、クラスタフレーム取付部100へのクラスタフレーム2200の固定設置は、固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの広く公知となった締結部材を用いて行われ得る。また、クラスタフレーム2200は、図面に図示していないが、夜間にクラスタ端末機300の視認性を一層高めるためにクラスタフレームハウジング2210の内部に照明手段を備えていても良い。
また、クラスタ端末機300の構成や、クラスタ端末機300が表示する情報等に関しては、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上、説明したように、第三実施形態に係る車両用クラスタシステムによっても、第一実施形態に係る車両用クラスタシステムと同様の作用効果を奏することができる。
(第四実施形態)
次に、本発明に係る車両用クラスタシステムの第四実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同様な構成に対しては、同じ参照番号を付与することにより、説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る車両用クラスタシステムは、図57乃至68に図示したように、クラスタフレーム取付部100、クラスタフレーム3200及びクラスタ端末機300を含む。クラスタフレーム取付部100は、フレーム取付ターミナル110を含む。クラスタフレーム3200は、クラスタフレームハウジング3210、クラスタドッキング部3220、クラスタ固定部3230、クラスタフレームコネクタ3240及びクラスタドッキングコネクタ3250を含む。クラスタ端末機300は、第一実施形態と同様に、端末機ケース310、ディスプレイパネル320、クラスタドッキングターミナル330、端末機マイコン340、GPS350、電源供給部360、ディスプレイ部370、端末機操作部380、通信部390及びメモリ部400を含む。
クラスタフレーム取付部100は、図58及び60に図示したように、車両1のステアリングホイール10の後方に固定設置されたダッシュボード20に陥没形成され、車両1に設置された各種センサから情報を受信するECU40及びバッテリー50のそれぞれと電気的に連結されたフレーム取付ターミナル110を備える。ここで、ECU40との電気的連結は、クラスタ端末機300のディスプレイパネル320に車両1の走行状態に関する情報を表示するためである。ECU40は、電子制御ユニットであって、RAMとROMを有している。ECU40のRAMは、自動車の運行中に発生する様々な信号を一時的に保存する機能を果たし、ROMは自動車が動くのに必要な制御用プログラムや制御用データを記憶する機能を果たす。ECU40は、車両の電源がオンになると同時に、車両に設置された各種センサ、例えばエンジンに関するエンジン回転数、エンジンオイルの量などをチェックするセンサ、冷暖房関連温度センサ、安全に関するエアーバック、シートベルトセンサ、車両の動きに関する速度、ABS、左右回転センサなど各種センサから情報を受信する。この時、ECU40に受信または伝送される全ての信号の通信は、自動車通信標準であるCAN通信によってなされる。ECU40の機能及び作動や、車両1に設置された各種センサは、従来の自動車技術においても広く知られているため、その詳細な説明は省略する。また、バッテリー50との電気的連結は、クラスタ端末機300に電源を供給するためである。ここで、バッテリー50は車両内に設置された一般的なバッテリーをいい、これは広く公知となった技術であるため、その詳細な説明は省略する。
そして、クラスタフレーム取付部100に備えられたフレーム取付ターミナル110は、クラスタフレーム3200内に設置されるクラスタ端末機300をECU40及びバッテリー50と電気的に連結させるため、クラスタフレーム3200のクラスタフレームコネクタ3240と電気的に連結される。この時、フレーム取付ターミナル110は、ECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送できるようにデータ通信用配線が連結されたターミナルが使用される。
また、クラスタフレーム取付部100は、図59に図示したように、クラスタフレーム3200が挿入され固定設置されることができるように、ダッシュボード20の前面及び上面の一部が開放された状態で陥没形成され、この陥没形成された形状は、クラスタフレーム3200の形状に対応している。
また、クラスタフレーム取付部100は、図面に図示していないが、クラスタフレーム3200が固定設置されることができるように固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの締結部材を締結させる締結手段を備える。
クラスタフレーム3200は、図57乃至68に図示したように、クラスタフレーム取付部100に固定設置されつつ、フレーム取付ターミナル110と電気的に連結される。クラスタフレーム3200は、クラスタフレームハウジング3210、クラスタドッキング部3220、クラスタ固定部3230、クラスタフレームコネクタ3240及びクラスタドッキングコネクタ3250を含む。
クラスタフレームハウジング3210は、クラスタフレーム取付部100に固定設置され、前方が開口しており、内部にはクラスタ端末機300が収容される空間が設けられる。ここで、前方を開口させた理由は、図58、61及び62に図示したように、運転者がクラスタ端末機300をクラスタフレームハウジング3210の内部に容易にドッキング(あるいは挿入)可能なようにするためである。クラスタフレームハウジング3210の内部下面には、クラスタドッキング部3220が回転可能に設置される。
クラスタドッキング部3220は、クラスタフレームハウジング3210の下部に前後方向に回転可能に設置され、スプリング3222及びクラスタ収容体3224を含む。この時、クラスタフレームハウジング3210では、クラスタドッキング部3220が前後方向に回転可能なように、内部下面にドッキング部回転溝3211が陥没形成される。
スプリング3222は、図64及び65などに図示したように、ヒンジ3221を通じてドッキング部回転溝3211に回転可能に結合されつつ、外力がない場合、スプリング力により、クラスタドッキング部3220の上部が前方に傾斜するようにヒンジ3221に固定設置される。スプリング3222を通じて、クラスタドッキング部3220の上部が前方に傾斜するように維持させる理由は、図61、64及び65に図示したように、上部及び下部が閉塞され、前方が開口したクラスタフレームハウジング3210の内部にクラスタ端末機300を後方に向かって下向きに傾斜した状態で、クラスタドッキング部3220に挿入可能として、容易にドッキングできるようにするためである。
例えば、スプリング3222は、コイル部分がヒンジ3221に固定設置されつつ一端はクラスタフレームハウジング3210に固定され、他端はクラスタドッキング部3220に固定された捻れコイルスプリングを使用することができる。これにより、外力がない場合、スプリング力によりクラスタドッキング部3220の上部が前方に傾斜するように維持させ、後方に押す外力がある場合、クラスタドッキング部3220が後方に回転し、外力がなくなるとスプリング力により再びクラスタドッキング部3220が前方に傾斜するように回転させることができる。ここで、外力は使用者がクラスタ端末機300をクラスタドッキング部3220に挿入した状態でクラスタ端末機300の上部がクラスタフレームハウジング3210の上部に固定されるよう後方に押すときに、スプリング3222に伝わる力と、後述するクラスタ固定部3230を通じて後方に押された状態で維持されたクラスタ端末機300によりスプリング3222に伝わる力とのことを言う。
クラスタ収容体3224は、ヒンジ3221の上部に結合されつつクラスタ端末機300の下部を収容する。このクラスタ収容体3224には、クラスタドッキングコネクタ3250が固定設置されたクラスタ収容ホール3223が上下方向に陥没形成されている。そして、図面に図示していないが、クラスタ収容体3224には、クラスタ収容体3224にクラスタ端末機300が収容され、クラスタドッキングコネクタ3250にドッキングされた場合、クラスタ端末機300が離脱しないように電子制御で作動する施錠手段が備えられ得る。また、クラスタ収容体3224は、透明な材質からなり、クラスタ端末機300の下面と共に左右両側の前面及び側面の一部のみ収容されるようにしており、クラスタ端末機300のディスプレイパネル320が隠れないようになっている。
クラスタ固定部3230は、クラスタ端末機300の上部をクラスタフレームハウジング3210の内部に固定させるためのものであり、クラスタフレームハウジング3210の上部に設置されている。クラスタ固定部3230は、留め具3231、錘3232及び留め具固定体3233を含む。そして、クラスタフレームハウジング3210には、上部に留め具溝3212が内部から上方にかけて陥没形成され、留め具溝3212と一部分が連通した留め具固定体溝3213が上面から下方に陥没形成されている。
留め具3231は、留め具溝3212において回転可能なようにクラスタフレームハウジング3210とヒンジ結合されている。この留め具3231の前端及び後端のそれぞれには、クラスタ端末機300の上部前面及び後面のそれぞれに嵌め込まれるジョーが下方に突出形成されている。このため、クラスタ収容体3224に収容されたクラスタ端末機300に対して、後方に向かう外力が加えられ、クラスタドッキング部3220が後方に回転すると、図66及び67に図示されるように、留め具3231の前端及び後端のジョーが、クラスタ端末機300の上部前面及び後面のそれぞれに嵌め込まれる。この結果、クラスタ端末機300の上部が、クラスタフレームハウジング3210の内部に固定される。
錘3232は、外力がない場合に、留め具3231の前端を留め具溝3212内に挿入させ、留め具3231の後端を留め具溝3212から下方に突出させるように、留め具3231の後端付近に設置される。即ち、留め具3231の後端の重さを前端の重さより重くして、外力がない平常時に留め具3231が後端方向に下向き傾斜するようにする。これにより、運転者の押す力により後方に押されたクラスタ端末機300が、留め具3231の後端と接触し、これを通じて留め具3231が回転して、留め具3231の前端及び後端のそれぞれがクラスタ端末機300の上部前面及び後面のそれぞれに嵌め込まれる。
留め具固定体3233は、留め具3231がクラスタ端末機300の上部前面及び後面のそれぞれに嵌め込まれた状態を固定または固定解除するように留め具固定体溝3213に設置される。留め具固定体3233は、留め具固定体3233が留め具3231の上面に移動したとき、クラスタ端末機300の上部前面及び後面のそれぞれに嵌め込まれた状態で留め具3231を固定させる留め具固定板3234と、使用者の操作によって留め具固定板3234を留め具3231の上面に移動させる固定板操作機3235とを含む。例えば、固定板操作機3235は、図63及び68に図示したように、スライディング方式のボタン操作により留め具固定板3234を留め具3231の上面に移動させることが可能なものである。
クラスタフレームコネクタ3240は、フレーム取付ターミナル110と電気的に連結されるようにクラスタフレームハウジング3210の後方に設けられ、フレーム取付ターミナル110と同様にECU40の信号が最終的にクラスタ端末機300に伝送できるようにデータ通信用配線が連結されたコネクタが使用される。
クラスタドッキングコネクタ3250は、クラスタフレームコネクタ3240と電気的に連結され、クラスタ端末機300のクラスタドッキングターミナル330と電気的にドッキングするように、クラスタドッキング部3220のクラスタ収容体3224に固定設置される。ここで、クラスタドッキングコネクタ3250として、クラスタ端末機300に電気を供給すると同時にデータ通信も可能なようにUSBソケットが設置され得る。これにより、車両1のECU40及びクラスタ端末機300の間のデータ通信及び電力供給が可能となる。
これに加えて、上述したようにクラスタフレームハウジング3210に内部上方にクラスタ固定部3230が設けられており、後方に向かって下向きに傾斜した状態で挿入されてクラスタドッキング部3220にドッキングされたクラスタ端末機300の上部を後方に押すことによって、クラスタ固定部3230によりクラスタ端末機300がクラスタフレームハウジング3210に固定される。
なお、図面に図示していないが、クラスタフレーム3200からクラスタ端末機300を脱去(あるいは分離)するには、上述したドッキング過程の逆順の過程を行うことにより容易に脱去可能である。即ち、まず、クラスタ端末機300のロック状態が解除されるように使用者がクラスタ固定部3230の固定板操作機3235を操作する。すると、使用者がクラスタ端末機300に対して前方に向かう外力を加えることにより、容易に、クラスタ端末機300の上部は、クラスタ固定部3230の留め具3231から外れる。そして、クラスタドッキング部3220がスプリング3222のスプリング力(あるいは弾性力)により前方に回転するに伴い、クラスタ端末機300の上部が前方に移動されるので、使用者は容易にクラスタ端末機300を脱去可能である。
なお、図面に図示していないが、クラスタフレーム取付部100へのクラスタフレーム3200の固定設置は、固定クリップ、固定ブラケット、固定ピンなどの広く公知となった締結部材を用いて行われ得る。また、クラスタフレーム1200は、図面に図示していないが、夜間にクラスタ端末機300の視認性を一層高めるためにクラスタフレームハウジング3210の内部に照明手段を備えていても良い。
また、クラスタ端末機300の構成や、クラスタ端末機300が表示する情報等に関しては、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上、説明したように、第四実施形態に係る車両用クラスタシステムによっても、第一実施形態に係る車両用クラスタシステムと同様の作用効果を奏することができる。