JP6236331B2 - ガス発生器 - Google Patents
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Description
しかし、作動時においてパンチ54のみで破壊するものであり、破裂板26の破壊による開口が不十分になったり、開口状態の維持が不十分になったりすることから、ガスの排出断面積が十分に確保できない場合がある。
図1〜図3では、高圧側から閉塞部材102を破壊するため、破壊に要する力は小さくなる。
しかし、図1のガス発生器では、可動部146の先端が曲面であり、ベント162はあるが、あくまでもイニシエータカップ122内をチャンバー44と等圧にするものである。さらに、作動時にカップ122内を急激に昇圧できるように小さく形成しており、可動部146の端面162も曲面となっていることから、破裂板102の開裂が容易に行われるものとはいえない。
また図2の状態から図3の状態に移行する過程では、燃焼生成物CPは加圧ガスが充填されたチェンバー44内に放出され、内部の圧力が瞬間的に上昇することから、耐圧性を高めるため、金属チューブ24の厚みも大きくする必要がある。
さらに図3の状態では、可動部146は固定されていないため、可動部146の位置によってはガス流路が狭められるおそれがある。
よって、特許文献2の発明では、軽量化と作動の確実性において改善の余地がある。
筒状ハウジング(11)内において、点火器(25)が収容されガス排出口(22)を有している点火手段室(20)と加圧ガスが充填された加圧ガス室(50)を有しており、
点火手段室(20)と加圧ガス室(50)の間が閉塞部材(15)で閉塞されており、
点火手段室(20)内には、点火器本体(26)と点火器カラー(27)を有する点火器(25)と閉塞部材(15)の破壊手段(30)が配置されており、
点火器(25)が、筒状ハウジング(11)の点火手段室(20)側の端部に固定されているものであり、
閉塞部材(15)の破壊手段(30)が、
点火手段室(20)内に形成された筒状ガイド部(31)と、
筒状ガイド部(31)内において軸方向に移動可能に配置された破壊部(40)を有しているものであり、
筒状ガイド部(31)が、
第1端部(31a)が点火器本体(26)の着火部を包囲して、点火器カラー(27)または筒状ハウジング(11)の内壁面に対して固定され、反対側の第2端部(31b)が閉塞部材(15)側に位置するようにして配置されており、
破壊部(40)が、
点火器(25)からの燃焼生成物を受ける受圧面(41a)を含む基板部(41)と、基板部(41)の受圧面(41a)とは反対面(41b)から軸方向に伸びるロッド部(42)を有しており、
基板部(41)が、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔(43)を有しており、
ロッド部(42)が、少なくとも先端部分が多角柱からなるものであり、
作動前には、基板部(41)がガイド部(31)の内周面(31c)に対して当接された状態で配置されており、
作動時には、基板部(41)が点火器(25)から生じた燃焼生成物により基板部(41)とロッド部(42)がガイド部(31)内を移動して、ロッド部(42)の先端部分が閉塞部材(15)に衝突して開口させることで加圧ガス室(20)からガス排出口(22)までのガス排出経路を開放するものである、ガス発生器(10)を提供する。
点火手段としては、点火器のほかに公知のガス発生剤も併用することができる。
筒状ガイド部の第1端部側を点火器カラーに対して固定するときは、筒状ガイド部の第1端部側にフランジ部を形成して、前記フランジ部を点火器カラーの表面に形成した溝に嵌め込んで固定する方法、点火器カラーの表面に形成された突起を内側に折り曲げて前記フランジ部を押さえつけて固定する方法、溶接して固定する方法などを適用することができる。
筒状ガイド部の第1端部側を筒状ハウジングの内壁面(点火手段室の内壁面)に対して固定するときは、筒状ガイド部の第1端部側にフランジ部を形成して、前記フランジ部の端部を筒状ハウジングの内壁面に対して圧入することで固定する方法を適用することができる。このとき、筒状ガイド部の第1端部側に形成したフランジ部の周縁から筒状ハウジングの軸方向に延ばされた環状面部を形成して、前記環状面部を筒状ハウジングの内壁面に対して圧入することで固定する方法、溶接して固定する方法も適用することができる。その他にも第1端部側を溶接にてカラーやハウジングに固定してもよい。
また他部材を使用して、筒状ガイド部を点火器カラーや筒状ハウジングの内壁面に対して固定してもよい。
筒状ガイド部の第2端部は、閉塞部材との間に間隔が生じるようにして配置されている。前記間隔は、加圧ガス室からガス排出口までのガス排出経路の一部となる。
内側環状面部の内径は、前記破壊部の基板部の外径よりも小さくなるように調整されており、作動時において破壊部が軸方向に移動したときのストッパとして機能する。
前記の複数の放出孔は、作動時において、閉塞部材が破壊された後に筒状ガイド部内部に残存する燃焼生成物を外部に放出するための孔として機能する。
基板部は、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有している。前記複数の貫通孔は、作動時において点火器から発生した燃焼生成物を通過させ、閉塞部材に衝突させるように機能するものである。
ロッド部として、少なくとも先端部が多角柱であるものを使用すると、円柱のものと比べると先端部が同じ断面積であるときには、より小さな荷重で閉塞部材を開裂させることができる。この理由は、次のとおりであると考えられる。
先端部が円柱であるロッド部が閉塞部材に衝突したとき、前記閉塞部材は円形に開口されることになるため、それ以上の開裂が進行し難くなる。
これに対して、先端部が角柱であるロッド部が閉塞部材に衝突したとき、同形状の多角形に開口されることになるため、開口した多角形の角部に応力が集中し開裂し易くなる。
このため、上記したとおり、先端部が角柱であるロッド部を備えた破壊部を使用した方が、より小さな荷重で小さな荷重で閉塞部材を開裂させる開裂させることができるので好ましい。
破壊部は、ロッド部の中心軸と閉塞部材の中心が軸方向に一致していても、一致していなくてもよい。
ロッド部の周囲において周方向に等間隔に複数が形成されたものであり、
前記複数の貫通孔は、閉塞部材と筒状ハウジングの軸方向に正対しており、
前記複数の貫通孔の中心と閉塞部材とを結ぶ軸線上には他部材が配置されていないようにすることができる。
このようにすることで、点火器から発生した燃焼生成物の一部が前記複数の貫通孔を通って軸方向に直進したとき、途中で他の部材にぶつかることが少なくなり、大部分が閉塞部材に直接衝突すすることになる。なお、複数の貫通孔の全体の延長上にも他部材が配置されていないことがより好ましい。
このように複数の貫通孔を通って直進した燃焼生成物は、閉塞部材の中心ではなく、中心から外れた面に衝突することになる。
このため、ロッド部が閉塞部材の中心に衝突し、燃焼生成物が閉塞部材の中心を外れた部分(ロッド部よりも半径方向外側)に衝突することから、閉塞部材の中心を含む広い面に対して高い熱と高い荷重の両方が加えられることになり、閉塞部材の破壊による開口が容易になる。
特に閉塞部材は、ロッド部によりその中心部が開口され、開口した部分より放射方向に開裂が進行し、加圧ガスの圧力によって点火手段室側に折れ曲がる。貫通孔を通過した高温ガスは、閉塞部材の中心部の周辺部に衝突するため、開裂の進行や折れ曲がりが起こりやすくなり、加圧ガスの排出面積が確保されやすい。
ロッド部の多角柱部分の断面形状は、三角形、四角形、五角形、六角形から選ばれるものにすることができる。
破壊部の基板部に形成された複数の貫通孔は、第1面側からシール部材で閉塞されているものでもよい。
筒状ハウジング(11)内において、点火器(25)が収容されガス排出口(22)を有している点火手段室(20)と加圧ガスが充填された加圧ガス室(50)を有しており、
点火手段室(20)と加圧ガス室(50)の間が閉塞部材(15)で閉塞されており、
点火手段室(20)内には、点火器本体(26)と点火器カラー(27)を有する点火器(25)と閉塞部材(15)の破壊手段(30)が配置されており、
点火器(25)が、筒状ハウジング(11)の点火手段室(20)側の端部に固定されているものであり、
閉塞部材(15)の破壊手段(30)が、
点火手段室(20)内に形成された筒状ガイド部(11)と、
筒状ガイド部(131)内において軸方向に移動可能に配置された破壊部(40)を有しているものであり、
筒状ガイド部(131)が、
点火手段室(20)内に面した点火器カラー(127)の表面から点火器本体(126)の着火部を包囲して延ばされ、閉塞部材(15)側が開口されたものであり、
破壊部(40)が、
点火器(25)からの燃焼生成物を受ける受圧面を含む基板部(41)と、基板部(41)の受圧面とは反対面から軸方向に伸びるロッド部(42)を有しており、
基板部(41)が、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔(43)を有しており、
ロッド部(42)が、少なくとも先端部分が多角柱からなるものであり、
作動前には、基板部(41)が筒状ガイド部(131)の内周面に対して当接された状態で配置されており、
作動時には、基板部(41)が点火器(25)から生じた燃焼生成物により基板部(41)とロッド部(42)が筒状ガイド部(131)内を移動して、ロッド部(42)の先端部分が閉塞部材(15)に衝突して開口させることで加圧ガス室(20)からガス排出口(22)までのガス排出経路を開放するものである、ガス発生器(100)を提供する。
筒状ガイド部は、開口部において内側方向に形成された内側環状面部を有しているものを使用することができる。
内側環状面部の内径は、前記破壊部の基板部の外径よりも小さくなるように調整されており、作動時において破壊部が軸方向に移動したときのストッパとして機能する。
筒状ハウジング(11)内において、点火器(25)が収容されガス排出口(22)を有している点火手段室(20)と加圧ガスが充填された加圧ガス室(50)を有しており、
点火手段室(20)と加圧ガス室(50)の間が閉塞部材(15)で閉塞されており、
点火手段室(20)内には、点火器本体(26)と点火器カラー(27)を有する点火器(25)と閉塞部材(15)の破壊手段(140)が配置されており、
点火器(25)が、筒状ハウジング(11)の点火手段室(20)側の端部に固定されているものであり、
閉塞部材(15)の破壊手段(240)が、
点火手段室(20)内において軸方向に移動可能に配置された破壊部(240)からなるものであり、
破壊部(240)が、
点火器(25)からの燃焼生成物を受ける受圧面(241a)を含む基板部(241)と、基板部(241)の受圧面(241a)とは反対面(241b)から軸方向に伸びるロッド部(242)を有しており、
基板部(241)が、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔(243)を有しており、
ロッド部(242)が、少なくとも先端部分が多角柱からなるものであり、
作動前には、破壊部(240)の基板部(241)が点火手段室(20)の内壁面(21c)に対して当接された状態で配置されており、
作動時には、基板部(241)が点火器(25)から生じた燃焼生成物により基板部(241)とロッド部(242)が点火手段室(20)内を移動して、ロッド部(242)の先端部分が閉塞部材(15)に衝突して開口させることで加圧ガス室(50)からガス排出口(22)までのガス排出経路を開放するものである、ガス発生器(200)を提供する。
ガス発生器10は、筒状ハウジング11内において、点火器25が収容されガス排出口22を有している点火手段室20と、加圧ガスが充填された加圧ガス室50を有している。
図1のガス発生器10の筒状ハウジング11は、点火手段室20を形成する点火手段室ハウジング21と加圧ガス室50を形成する加圧ガス室ハウジング51が、環状接続部45において溶接一体化されて形成されている。
筒状ハウジング11は、鉄、ステンレスなどの金属からなるものである。
図1では、閉塞部材15は点火手段室ハウジング21の内側環状部21bに溶接固定されているが、加圧ガス室ハウジング51に溶接固定されていてもよい。
閉塞部材15は、組み立て時は円板であるが、組み立て後において加圧ガス室50からの圧力を受けて椀状に変形している。
図2は、筒状ハウジング11(点火手段室ハウジング21と加圧ガス室ハウジング51)が一つの筒部材から形成されたものである。
破裂板15は、環状部材60に溶接固定されている。
組み立て時には、筒状ハウジング11に点火器25を取り付ける前において、点火手段室ハウジング21側の開口部から破裂板15が溶接固定された環状部材60を挿入し、外側からレーザー溶接などで溶接固定する。
点火手段室ハウジング21とアダプター部材70は、接触部71において溶接固定されており、加圧ガス室ハウジング51とアダプター部材70は、接触部72において溶接固定されている。
点火器25は、筒状ハウジング11の点火手段室20側の端部開口部から挿入され、点火手段室ハウジング21の端部21aを内側に折り曲げることで固定されている。
図1のガス発生器10では、点火器25と共にガス発生剤も併用することができる。ガス発生剤を併用するときは、点火器本体26と接触する空間(筒状ガイド部31内であり、点火器本体26と破壊手段40の基板部41の間の空間)に充填する。
筒状ガイド部31と破壊部40は、いずれも筒状ハウジング11と同じ材質から形成することができる。
筒状ガイド部31の周壁面には、複数の放出孔(ガス抜き孔)34が形成されている。
筒状ガイド部31は、第1端部31a側において点火器本体26の着火部を包囲して、フランジ部32が点火器カラー27に当接され、第2端部31bと破裂板15との間に間隔が生じるようにして固定されている。
筒状ガイド部31の外径は、閉塞部材15で閉塞されているガス出口14の内径よりも小さくなっている。
図1では、筒状ガイド部31は、点火器カラー27の表面に形成された突起部27が内側に折り曲げられてフランジ部32において固定されているが、他の固定方法でもよい。
基板部41は、厚さ方向に貫通した複数の貫通孔43を有している。
複数の貫通孔43は、図5(b)に示すように、ロッド部42の周囲において周方向に等間隔で複数(図5(b)では6個)が形成されたものである。
それぞれの貫通孔43全体の延長上には他部材が存在せず、閉塞部材15が存在する。また貫通孔43と破裂板15との間には、貫通孔43を通過したガスが破裂板15に衝突することを妨げるものがない。
貫通孔43の数は、4〜10個の範囲が好ましい。図5(b)では、辺の数と貫通孔43の数が一致しているが、辺の数と貫通孔43の数が一致してなくてもよい。また、図5(b)では、辺に対向する位置に貫通孔43が形成されているが、角に対向する位置に形成されていてもよいし、辺と角に対向する位置に交互にまたはランダムに形成されていてもよい。
複数の貫通孔43は、第1面41a側からシール部材で閉塞されていてもよい。
図5(a)、(b)に示すロッド部42は、周面45が正六角柱からなるものである。
ロッド部42は、正三角柱(断面が正三角形)、正四角柱(断面が正方形)、その他の多角柱からなるものでもよい。
図5(a)、(b)の破壊部40のロッド部42は、先端面(多角柱部分の先端面)46が平坦面からなるものであるが、先端面46が凹部面からなるものでもよい。
図6(b)の先端面(凹部面)46bであるとき、ロッド42が正六角形であるときは6面の三角形からなる凹部面、ロッド42が正四角形であるときは4面の三角形からなる凹部面、ロッド42が正三角形であるときは3面の三角形からなる凹部面である。
図7(a)、(b)では、円柱の周面45aの外径よりも、正六角柱の周面45bの外径が大きくなるように調整されており、閉塞部材15の破壊性を高めるためには前記大小関係が望ましい。
図7(a)、(b)のロッド42の先端面46は、平坦面でもよいし、凹部面でもよい。
複数の貫通孔43は、図7(b)に示すように、ロッド部42の先端面46側から見たとき、先端面46の周囲において周方向に等間隔で複数(図7(b)では4個)が形成されている。
図7(b)の4個の貫通孔43は、閉塞部材15に対して筒状ハウジング11の軸X方向に正対しており、4個の貫通孔43の中心と閉塞部材15とを結ぶ軸線上には他部材は配置されていない。
なお、4個の貫通孔43の内の2個(図中の横方向の2個)から放出された燃焼生成物は、ロッド42の周面45aと周面45bとの段差面45cに衝突することなく直進して、閉塞部材15に衝突するが、残部の2個(図中の縦方向の2個)から放出された燃焼生成物は、一部が段差面45cに衝突するが、大部分は直進して閉塞部材15に衝突する。
なお、作動前の状態で破壊部40が閉塞部材15方向に移動することを防止し、かつ作動時には閉塞部材15方向に移動可能にするため、筒状ガイド部材31の内周面31cには、図4に示すような高さの低い突起36を形成して、突起36に基板部41の第2面41b側を当接させることが望ましい。
また、突起36に代えて、作動前の状態で破壊部40が閉塞部材15方向に移動することを防止できるが、作動時には容易に破断して破壊部40が閉塞部材15方向に移動できるようにするための内周面31cに固定されたピンを使用することもできる。
筒状ガイド部31の内側環状面部33の内径は、破壊部40の移動を制限するストッパ機能を発揮させるため、基板部41の外径よりも小さくなるように調整されている。
破壊部40の基板部41が有する複数の貫通孔43は、閉塞部材15に対して筒状ハウジング11の軸X方向に正対しており、複数の貫通孔43の全体と閉塞部材15とを結ぶ軸線上には他部材は配置されていない。
このため、図5(b)において貫通孔43の範囲をそのまま軸X方向に延ばしたとき(即ち、貫通孔43を底面とする円柱を軸X方向に延ばしたと考えたとき)、および図7(b)において貫通孔43の範囲をそのまま軸X方向に延ばしたとき(即ち、貫通孔43を底面とする円柱を軸X方向に延ばしたと考えたとき)には、閉塞部材15に当たるまで他部材に触れることがない。
なお、図1のガス発生器10において、破壊部40として、図5(a)、(b)に示すものを使用した。ロッド部42の先端面46は平坦面である。
このとき、貫通孔43と閉塞部材15の間には他部材が存在していないため、複数の貫通孔43を通過した高温の燃焼生成物は干渉されることなく閉塞部材15に衝突する。
なお、貫通孔43が第1面41a側からシールテープで閉塞されていると、シールテープが破れるまで圧力が蓄積された後で貫通孔43が開口されることになるため、筒状ガイド部31と基板部41で囲まれた空間の圧力が迅速に高まり、燃焼生成物の単位時間あたりの発生量が増える。このため、一度により多くの熱量を閉塞部材15に与えることができるので好ましい。点火器25と共にガス発生剤を併用した場合には、さらに多くの熱量を閉塞部材15に与えることができる。
前記燃焼生成物は、閉塞部材15を加熱しながら圧力も加えることができるため、ロッド部42による破壊を補助すると共に、中心部から破壊された閉塞部材15が点火手段室20側に折り曲がるように変形することも補助する。したがって、閉塞部材の開口面積が大きく確保できる。そのため、ロッド部42がガス出口14内付近に存在しても、ガス流を阻害することはない。
このとき、基板部41の第2面41bは、筒状ガイド部31の内側環状面部33に衝突してそれ以上の移動が制限される。
また、基板部41の第2面41bが内側環状面部33に衝突した状態において、点火器25から発生した燃焼生成物が、基板部41の第1面41aと点火器25の間に残存しているような場合には、残存している燃焼生成物は放出孔34から放出される。
このようにして、破壊部40(基板部41とロッド部42)と、基板部41の貫通孔43を通過した燃焼生成物の両方の作用によって、ガス出口14が開口され、加圧ガス室51からガス排出口22までのガス排出経路が開放される。
その後、ガス排出口22から排出されたガスによりエアバッグが膨張される。
図8(a)、(b)のガス発生器100は、図1のガス発生器10とは破壊手段の筒状ガイド部が異なるだけで、他は同じものである。
図8(a)、(b)において、図1と同じ番号のものは、図1と同じものであることを示している。図8(a)、(b)のガス発生器100においても、点火手段として点火器とガス発生剤を併用することができる。
図8(a)に示す筒状ガイド部131は、点火手段室20内に面した点火器カラー127の表面から延ばされ、閉塞部材15側が開口されたものである。このため、点火器カラー127側が閉塞された筒形状(点火器カラー127を底面とするカップ形状)のものである。
筒状ガイド部131は、開口部において内側方向に形成された内側環状面部133を有しており、内側環状面部133の内径は、破壊部40の基板部41の外径よりも小さくなるように調整されている。
なお、内側環状面部133は、破壊部40を取り付ける前には筒状ガイド部131と同軸方向に突き出された環状壁であり、筒状ガイド部131内に破壊部40を挿入した後、内側方向に折り曲げ加工されたものである。
なお、作動前において、筒状ガイド部131内の破壊部40が軸X方向に移動することを防止するため、筒状ガイド部131の内壁面には、図4に示すような高さの低い突起36ほか、同様に機能するピンのようなものを形成することができる。
図8(b)のガス発生器100は、126が点火器カラー127から突き出されているが、図8(b)のガス発生器100は、点火器本体126の着火部が点火器カラー127の凹部127a内に位置していることのみが異なっている。
図9のガス発生器200は、図1のガス発生器10とは破壊手段と点火手段室ハウジング21の一部形状が異なるだけで、他は同じものである。
図9のガス発生器200では、図1のガス発生器10の破壊手段30で使用している破壊部40に相当する破壊部240を使用しているが、図1のガス発生器10の破壊手段30で使用している筒状ガイド部31は使用していない。
図9において、図1と同じ番号のものは、図1と同じものであることを示している。図9のガス発生器200においても、点火手段として点火器とガス発生剤を併用することができる。
破壊部240は、基板部241と、基板部241の第2面241bから延ばされたロッド部242を有している。
基板部241は、第1面(受圧面)241aから反対面の第2面241bまで貫通した複数の貫通孔243を有している。
破壊部240は、点火手段室ハウジング21の内壁面21cに基板部周面241cが当接された状態で配置されており、点火手段室ハウジング21が図1のガス発生器10における筒状ガイド部31と同様に機能する。
点火手段室21の内壁面21cには、ガス排出口22側の一部に段差部233が形成されている。この段差部233は、図1のガス発生器10における筒状ガイド部31の内側環状面部33に相当するものであり、破壊部240の移動を制限するストッパ機能を発揮する。
図9のガス発生器200は、図1のガス発生器10と同様の動作をして、エアバッグを膨張させる。
11 筒状ハウジング
14 ガス出口
15 閉塞部材
20 点火手段室
21 点火手段室ハウジング
25 点火器
30 破壊手段
31 筒状ガイド部
40 破壊部
50 加圧ガス室
51 加圧ガス室ハウジング
Claims (11)
- 筒状ハウジング(11)内において、点火器(25)が収容されガス排出口(22)を有している点火手段室(20)と加圧ガスが充填された加圧ガス室(50)を有しており、
点火手段室(20)と加圧ガス室(50)の間が閉塞部材(15)で閉塞されており、
点火手段室(20)内には、点火器本体(26)と点火器カラー(27)を有する点火器(25)と閉塞部材(15)の破壊手段(30)が配置されており、
点火器(25)が、筒状ハウジング(11)の点火手段室(20)側の端部(21a)に固定されているものであり、
閉塞部材(15)の破壊手段(30)が、
点火手段室(20)内に形成された筒状ガイド部(31)と、
筒状ガイド部(31)内において軸方向に移動可能に配置された破壊部(40)を有しているものであり、
筒状ガイド部(31)が、
第1端部(31a)が点火器本体(26)の着火部を包囲して、点火器カラー(27)または筒状ハウジング(11)の内壁面に対して固定され、反対側の第2端部(31b)が閉塞部材(15)側に位置するようにして配置されており、
破壊部(40)が、
点火器(25)からの燃焼生成物を受ける受圧面(41a)を含む基板部(41)と、基板部(41)の受圧面(41a)とは反対面(41b)から軸方向に伸びるロッド部(42)を有しており、
基板部(41)が、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔(43)を有しており、
ロッド部(42)が、少なくとも先端部分が多角柱からなるものであり、
作動前には、基板部(41)がガイド部(31)の内周面(31c)に対して当接された状態で配置されており、
作動時には、基板部(41)が点火器(25)から生じた燃焼生成物により基板部(41)とロッド部(42)がガイド部(31)内を移動して、ロッド部(42)の先端部分が閉塞部材(15)に衝突して開口させることで加圧ガス室(20)からガス排出口(22)までのガス排出経路を開放するものである、ガス発生器(10)。 - 筒状ガイド部(31)が、
第2端部(31b)の開口部において内側方向に形成された内側環状面部(33)を有しており、
内側環状面部(33)の内径が、破壊部(40)の基板部(41)の外径よりも小さくなるように調整されている、請求項1記載のガス発生器。 - 筒状ガイド部(31)が、周壁面に複数の放出孔(34)を有している、請求項1または2記載のガス発生器。
- 筒状ハウジング(11)内において、点火器(25)が収容されガス排出口(22)を有している点火手段室(20)と加圧ガスが充填された加圧ガス室(50)を有しており、
点火手段室(20)と加圧ガス室(50)の間が閉塞部材(15)で閉塞されており、
点火手段室(20)内には、点火器本体(126)と点火器カラー(127)を有する点火器(125)と閉塞部材(15)の破壊手段(30)が配置されており、
点火器(125)が、筒状ハウジング(11)の点火手段室(20)側の端部に固定されているものであり、
閉塞部材(15)の破壊手段(30)が、
点火手段室(20)内に形成された筒状ガイド部(131)と、
筒状ガイド部(131)内において軸方向に移動可能に配置された破壊部(40)を有しているものであり、
筒状ガイド部(131)が、
点火手段室(20)内に面した点火器カラー(127)の表面から点火器本体(126)の着火部を包囲して延ばされ、閉塞部材(15)側が開口されたものであり、
破壊部(40)が、
点火器(125)からの燃焼生成物を受ける受圧面を含む基板部(41)と、基板部(41)の受圧面とは反対面から軸方向に伸びるロッド部(42)を有しており、
基板部(41)が、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔(43)を有しており、
ロッド部(42)が、少なくとも先端部分が多角柱からなるものであり、
作動前には、基板部(41)が筒状ガイド部(131)の内周面に対して当接された状態で配置されており、
作動時には、基板部(41)が点火器(125)から生じた燃焼生成物により基板部(41)とロッド部(42)が筒状ガイド部(131)内を移動して、ロッド部(42)の先端部分が閉塞部材(15)に衝突して開口させることで加圧ガス室(50)からガス排出口(22)までのガス排出経路を開放するものである、ガス発生器(100)。 - 筒状ガイド部(131)が、
開口部において内側方向に形成された内側環状面部(133)を有しており、
内側環状面部(133)の内径が、破壊手段(30)の基板部(41)の外径よりも小さくなるように調整されている、請求項4記載のガス発生器。 - 筒状ハウジング(11)内において、点火器(25)が収容されガス排出口(22)を有している点火手段室(20)と加圧ガスが充填された加圧ガス室(50)を有しており、
点火手段室(20)と加圧ガス室(50)の間が閉塞部材(15)で閉塞されており、
点火手段室(20)内には、点火器本体(26)と点火器カラー(27)を有する点火器(25)と閉塞部材(15)の破壊手段(240)が配置されており、
点火器(25)が、筒状ハウジング(11)の点火手段室(20)側の端部に固定されているものであり、
閉塞部材(15)の破壊手段(240)が、
点火手段室(20)内において軸方向に移動可能に配置された破壊部(240)からなるものであり、
破壊部(240)が、
点火器(25)からの燃焼生成物を受ける受圧面(241a)を含む基板部(241)と、基板部(241)の受圧面(241a)とは反対面(241b)から軸方向に伸びるロッド部(242)を有しており、
基板部(241)が、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔(243)を有しており、
ロッド部(242)が、少なくとも先端部分が多角柱からなるものであり、
作動前には、破壊部(240)の基板部(241)が点火手段室(20)の内壁面(21c)に対して当接された状態で配置されており、
作動時には、基板部(241)が点火器(25)から生じた燃焼生成物により基板部(241)とロッド部(242)が点火手段室(20)内を移動して、ロッド部(242)の先端部分が閉塞部材(15)に衝突して開口させることで加圧ガス室(50)からガス排出口(22)までのガス排出経路を開放するものである、ガス発生器(200)。 - 前記破壊部の基板部が有する複数の貫通孔が、前記ロッド部の周囲において周方向に等間隔に複数が形成されたものであり、
前記複数の貫通孔が、前記閉塞部材と前記筒状ハウジングの軸方向に正対しており、
前記複数の貫通孔の中心の少なくともいずれかと前記閉塞部材とを結ぶ軸線上には他部材が配置されていない、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガス発生器。 - 前記破壊部のロッド部が、先端面が平坦面のものである、請求項1〜7のいずれか1項に記載のガス発生器。
- 前記破壊部のロッド部が、先端面が凹部面のものである、請求項1〜7のいずれか1項に記載のガス発生器。
- 前記ロッド部の多角柱部分の断面形状が、三角形、四角形、五角形、六角形から選ばれるものである、請求項1〜9のいずれか1項に記載のガス発生器。
- 前記破壊部の基板部に形成された複数の貫通孔が、第1面側からシール部材で閉塞されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載のガス発生器。
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