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JP6237021B2 - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents
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Description

本発明は液体吐出ヘッド及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置、例えばインクジェット記録装置が知られている。
液体吐出ヘッドとしては、圧力発生手段として圧電アクチュエータを使用する圧電型ヘッドが知られている。そして、圧電型ヘッドとしては、個別液室の壁面の一部を形成する振動板(振動領域とも称される。)に撓みモード又はベンディングモードによって振動板を変形させる圧電素子を備えるものがある。
ところで、ベンドモード型圧電素子で振動板を変形させる場合、振動板の周縁部に曲げ応力がかかることからヘッドの耐久性が問題になる。
そこで、従来、振動板の長手方向端部に液室側から積層膜を形成したものが知られている(特許文献1)。
特開2002−059555号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成にあっては、液室側から積層膜を形成しているために製造工程が複雑になり、また、積層膜自体に耐液性が要求されるために材料選定の自由度が低い。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ヘッドの耐久性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出するノズルが通じる個別液室の壁面の一部をなす振動板と、
前記振動板上に設けられ、前記振動板を変形させる圧電素子と、
前記圧電素子を収容する凹部が設けられた保護部材と、を備え、
前記振動板の長手方向の端部には、前記圧電素子の圧電層が形成されていない圧電層非形成領域が設けられ、
前記圧電層非形成領域の前記圧電素子形成面側に、前記振動板を補強する補強膜が形成され、
前記補強膜は前記圧電層非形成領域の振動板長手方向端部側であって前記圧電層と重ならない領域に設けられ
前記保護部材と前記補強膜とは、前記補強膜の前記振動板より外側に延伸した部分において接合されている
構成とした。
本発明によれば、ヘッドの耐久性を向上できる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の図3のA―A線に沿う断面説明図である。 同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の図3のB―B線に沿う断面説明図である。 同ヘッドの振動板部材の平面説明図である。 同ヘッドの流路形状の平面説明図である。 同実施形態に係る液体吐出ヘッドの作用説明に供する振動板長手方向における変位量分布の説明図である。 比較例1の説明図である。 比較例2の説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す機構部の側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図1ないし図4を参照して説明する。図1は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の図3のA―A線に沿う断面説明図、図2は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の図3のB―B線に沿う断面説明図、図3は同ヘッドの振動板部材の平面説明図、図4は同ヘッドの流路形状の平面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、ノズル板1と流路板2とを接着接合し、流路板2と一体に振動板部材3を形成している。これにより、ノズル4が通じる個別液室6、個別液室6に通じる流体抵抗部7、流体抵抗部7が通じる液導入部8、液導入部8を形成し、液導入部8は供給口9を介して共通液室10に通じている。
ここで、振動板部材3は、個別液室6の壁面の一部をなす変形可能な振動領域(これを「振動板」という。)30を形成している。そして、この振動板部材3の振動板30の個別液室6と反対側の面には、振動板30と一体的に圧電素子11が設けられ、振動板30と圧電素子11によって圧電アクチュエータ構成している。
圧電素子11は、振動板30側から下部電極13、圧電層(圧電体)12及び上部電極14を順次積層形成して構成している。
振動板30の長手方向の一端部側には、第1絶縁膜21が形成され、第1絶縁膜21上に共通電極15が形成され、共通電極15を覆って第2絶縁膜22が形成されている。共通電極15は下部電極13に接続されている。なお、振動板長手方向は、個別液室長手方向、ノズル配列方向と直交する方向、個別液室における液体の流れ方向、と同じである。
振動板30の長手方向の他端部側には、第1絶縁膜21が形成され、第1絶縁膜21上に個別電極16が形成され、個別電極16を覆って第2絶縁膜22が形成されている。個別電極16は上部電極14に接続されている。
ここで、振動板30の長手方向の一端部側には、圧電層12が形成されていない圧電層非形成領域31が設けられている。この圧電層非形成領域31には、振動板30を補強する上記第1絶縁膜21と第2絶縁膜22との積層膜からなる補強膜32が形成されている。この補強膜32は圧電層12と重ならない(接触しない)領域に設けられている。
また、振動板30の短手方向の両端部側にも、圧電層12が形成されていない圧電層非形成領域33が設けられている。
なお、圧電素子11は、上部電極14と下部電極13の間に電圧を与えることで、圧電層12が電極積層方向、すなわち電界方向に伸張し、振動板30と平行な方向に収縮する。このとき、下部電極13側は振動板30で拘束されているため、振動板30の下部電極13側に引っ張り応力が発生し、振動板30が個別液室6側に撓み、内部の液体を加圧することで、ノズル4から液滴が吐出される。
そして、振動板30及び圧電素子11を収容する凹部からなる振動室50を形成する保護部材51を設けている。保護部材51は共通液室10も形成している。この保護部材51は、接着剤60によって第2絶縁膜22などを介して流路板2に接合されている。
この場合、保護部材51が形成する振動室50は、前記振動板長手方向において、振動板30よりも外側に配置されているので、補強膜32が形成された圧電層非形成領域も振動室50内に包含される。
次に、各部の具体例について説明する。
ノズル板1は、液滴を吐出する複数のノズル4を形成している。ノズル板1は、例えば、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造したものを用いている。これに限らず、その他の金属部材、樹脂部材、樹脂層と金属層の積層部材などを用いることができる。また、ノズル板1の液滴吐出側面(吐出方向の表面:吐出面)には撥液層を設けている。
流路板2は、単結晶シリコン基板に振動板部材3を形成する薄膜を一体に設け、振動板部材3をエッチングストップ層としてエッチングし、個別液室6、流体抵抗部7、液導入部8、供給口9などを構成する溝部及び貫通穴を形成したものである。ただし、流路を形成する流路板と振動板を形成する振動板部材とを同一の部材で形成することもできる。
例えば、流路板2は、シリコン、ガラス、セラミックスなどの無機材料、SUSなどの合金材料、樹脂などで形成することができる。シリコンウェハを用いた場合、フォトリソグラフィとエッチングを用いた半導体デバイス工法による微細化加工によって、容易に流路及び振動板を形成することができる。
流路板2の厚さは、20μm〜200μmの範囲が好ましく、より好ましくは50〜100μmの範囲である。
薄すぎる場合は剛性が不足するため、流路板2上に構成される振動板30や圧電素子11を保持する強度が不足するため、製造工程上で破損するおそれが高くなり、加工方法などが限定される。特に、100μm以下の厚さにするためには保持部材40と接合した後に研磨等により薄層化する必要がある。
一方、流路板2が厚すぎる場合は、液室の微細加工が困難になり、ノズル密度の高密度化、高精細化が困難になる。また、エッチングにより流路を形成する場合に、エッチング時間が長くなって生産性が低下し、加工精度も低下する。
流路板2は耐液性を有することが必要であり、流路表面に金属酸化物等の無機物や樹脂膜などの保護膜が形成される。
流路板2に一体に設けた振動板部材3の振動板30上に圧電素子11を形成することによりユニモルフ型の圧電アクチュエータを構成している。
ここで、振動板30(振動板部材3)の材質は、無機材料を用いることが好ましい。例えば、半導体、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物を挙げることができる。半導体としては、多結晶Si、アモルファスSi,Geなどを挙げることができ、金属酸化物や金属窒化物は一般的なセラミックスに用いられるSi化合物、Al化合物、Zr化合物、Ti化合物、Y化合物、Ta化合物、Sn化合物、In化合物などが挙げられる。
振動板30は、単一膜でも多層膜のいずれでもよい。シリコン基板を用いて流路板2に振動板30を形成する場合には、CVDやスパッタリングなどの気相法によって成膜することができる。これらの成膜方法を用いることで、表面粗さの少ない振動板とすることができ、振動板30上に形成される電極13、14や圧電層12の信頼性を高めることができる。
振動板30の厚さは、必要な吐出性能に合わせて適切な厚さとするが、0.5〜5μmの範囲が好ましく、より好ましくは1〜3μmの範囲である。厚すぎる場合は、剛性が高すぎるため撓みづらくなり、駆動による個別液室6の体積変化を十分に取ることができず、所望の吐出性能を得ることができない。
圧電素子11の上部電極14及び下部電極13の材料は導電性材料である必要があり、金属及び合金、導電性化合物などを用いることができる。材料は、振動板30及び圧電層12との密着性の高い材料を用いる必要があるが、各界面に密着性を高める密着層を形成することで対応することもできる。
また、一般的に圧電体を結晶化させるために高温の製造工程とすることが多いため、上部電極14及び下部電極13には耐熱性の高い材料を用いることが必要である。その際に圧電層12や振動板30との間に構成元素の相互拡散が発生しないように層構成及び材料を選定することが好ましい。
上部電極14及び下部電極13の材料としては、例えば、Ag,Au,Pt,Ir,Pd,W,Taなどの高融点金属が好ましい。
また、上部電極14及び下部電極13と圧電層12との界面、下部電極13と振動板30との界面には、相互拡散を防止するために、耐熱性が高く、電極材料と相互拡散しづらい化学的安定性の高い材料を用いることが好ましい。例えば、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物などが利用でき、さらにこれらの複合化合物を用いることもできる。また、導電性をもつ化合物を用いることで電極としての機能を持たせても良い。
上部電極14、下部電極13の厚さは任意に設定できるが、電気抵抗、信頼性を維持できる範囲で薄膜化することが好ましい。適切な厚さとして、50nm〜500nmの範囲である。厚すぎる場合は、振動変位を阻害して、吐出性能を低下させることになる。上部電極14と下部電極13の間には圧電層12を形成するが、圧電材料は公知の材料を用いることができる。圧電材料としては、高い圧電定数と高い信頼性、安定した温度特性をもつチタン酸ジルコン酸鉛を用いることが好ましい。圧電体の組成は、所望の圧電性能、信頼性から任意に設定することができる。
次に、このように構成した本実施形態に係る液体吐出ヘッドの作用について図5及び図6も参照して説明する。なお、図5は同作用説明に供する振動板長手方向における変位量分布の説明図、図6は比較例1の説明図である。
本実施形態では、振動板30内に圧電素子11(圧電層12)が形成されていない圧電層非形成領域31、33を設けているので、振動板30の固定端(個別液室6の振動板30面に沿う方向の壁面)の曲げ剛性を下げることができる。これにより、小さい駆動電圧で振動板30の大きな変位(変形)を得ることができる。
ここで、振動板長手方向の端部に圧電層非形成領域31を設けた場合、振動板30の圧電層非形成領域31側固定端に応力が集中しやすい構造となる。
そのため、図6に示す比較例1のように、振動板30の長手方向端部の圧電層非形成領域31が振動板30のみで形成されている場合、振動板30の変位量分布(長手方向の分布)は図5に破線(比較例1)で示すようになる。
すなわち、比較例1では、液室長手方向端部の圧電層非形成領域31近傍の変位量が局所的に大きくなる。これは、液室長手方向の中央付近は長手方向の拘束が強く、長手方向に沿った変位が拘束されることにより、円筒断面(かまぼこ型)の変位分布を示すが、圧電層非形成領域31では、長手方向の拘束が端部のために弱くなり、局所的に変位量が増大してしまう。
その結果、多数回の駆動を繰り返すと、比較例1の構成では圧電層非形成領域31にクラック等の疲労破壊が発生しやすいという問題を有している。
これに対し、本実施形態では、振動板30の長手方向の端部に設けられた圧電層非形成領域31の部分に、補強膜32を形成しているので、図5の実線(実施形態)で示すように、局所的な変位増大が抑制される。
すなわち、圧電層非形成領域31の振動板長手方向端部に補強膜32の厚さが追加され厚くなることで、圧電体非形成領域31の局所的な変位増加を防止することができ、振動板30の局所的な疲労破壊を防止することができる。また、この補強膜32の存在により、圧電層非形成領域31全体の厚さは薄くすることができるため、吐出性能を向上させることもできる。
ここで、補強膜32の材質は任意のものを用いることができるが、振動板30を構成する材料と同等の剛性を有する材料とすることが好ましい。これらの材料としては、前述の振動板30の材料と同じく、金属酸化物、金属窒化物などが好ましく、例としてはSi,Al,Ti,Zrの酸化物または窒化物などを挙げることができる。
補強膜32は振動板30と同様に単層でも積層膜でも良い。補強膜32として絶縁膜を使用することで、上述したように電極配線の層間絶縁膜(第1絶縁膜21)や配線保護層(パッシベーション膜:第2絶縁膜22)と共通化することができる。
また、補強膜32として、内部応力の異なる材料や剛性の異なる材料を用いることで、振動板30への応力集中を緩和でき、駆動耐久性を向上することができる。
なお、ここで、比較例2について図7を参照して説明する。
この比較例2では、圧電層12が振動板30の長手方向の端部を越えて(個別液室6の領域外まで)形成されている。このような構成では、圧電層12自体に駆動による応力が集中してクラックが発生しやすくなり、駆動耐久性が低下することになる。
次に、本発明に係る画像形成装置の一例について図8及び図9を参照して説明する。図8は同装置の機構部の側面説明図、図9は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置である。左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド234を搭載している。記録ヘッド234は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有する。一方の記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を吐出する。他方の記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、1ヘッド当たり4ノズル列配置とし、1個のヘッドで4色の各色を吐出させることもできる。
また、記録ヘッド234のヘッドタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニットによって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向する分離パッド244を備える。この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備える。さらに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャッピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)を備えている。また、維持回復機構281は、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置している。この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送される。更に用紙242は先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
そして、帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えるので、高画質画像を安定して形成することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味である。被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
1 ノズル板
2 流路部材
3 振動板部材
4 ノズル
6 個別液室
10 共通液室
11 圧電素子
12 圧電層
13 下部電極
14 上部電極
21 第1絶縁膜
22 第2絶縁膜
30 振動板(振動領域)
31 圧電層非形成領域
32 補強膜
233 キャリッジ
234a、234b 記録ヘッド

Claims (9)

  1. 液滴を吐出するノズルが通じる個別液室の壁面の一部をなす振動板と、
    前記振動板上に設けられ、前記振動板を変形させる圧電素子と、
    前記圧電素子を収容する凹部が設けられた保護部材と、を備え、
    前記振動板の長手方向の端部には、前記圧電素子の圧電層が形成されていない圧電層非形成領域が設けられ、
    前記圧電層非形成領域の前記圧電素子形成面側に、前記振動板を補強する補強膜が形成され、
    前記補強膜は前記圧電層非形成領域の振動板長手方向端部側であって前記圧電層と重ならない領域に設けられ
    前記保護部材と前記補強膜とは、前記補強膜の前記振動板より外側に延伸した部分において接合されている
    ている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記補強膜は、前記振動板の短手方向の端部には形成されていない
    ことを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記補強膜は絶縁膜である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記補強膜は、前記圧電素子の下部電極と前記下部電極に接続する共通電極との間の層間絶縁膜を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記補強膜は、前記圧電素子の下部電極と接続する共通電極を覆う絶縁膜を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記補強膜は積層膜であ
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記積層膜は、
    前記圧電素子の下部電極と接続する共通電極を覆う絶縁膜と、
    前記下部電極と前記共通電極との間の層間絶縁膜とを積層した膜である
    ことを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 記振動板長手方向において、前記保護部材の凹部内に、前記補強膜が形成された圧電層非形成領域包含している
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  9. 請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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