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JP6237189B2 - 自動車の外装部品 - Google Patents
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本発明は、自動車の外装部品に関する。
例えば、自動車のバンパーに二色以上の色彩デザインを施す場合、一般的な方法として、マスキング塗装によって意匠面を塗り分ける方法がある。しかし、マスキング塗装は、塗装工程が複雑化する問題がある。そこで、下記特許文献1には、マスキング塗装をすることなくバンパーの一部分を異なる色にするために、異なる色にする一部分を予め別体で作成し、後でバンパー本体に一体化する技術が開示されている。そして、具体例として、フロントバンパーにおいて、ラジエータグリル部と、ランプ取り付け用開口穴を含むフロントバンパーの一部分を別体で作成しておき、後で本体に装着することが示されている。
特開2003−118520号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は、バンパーの意匠面上の色分けしたい部分を別体で作成して一体化するため、部品点数が増加するとともに、別体で作成した部分を本体に一体化させる新たな工程を要するため、工程が増える問題がある。
そこで、本発明の課題は、マスキング塗装によらず、また、部品点数を増加させることなく、自動車の外装部品の意匠面を色分け可能にすることにある。
本発明の自動車の外装部品は、本体部品と、この本体部品と別部品であり、前記本体部品に固定され本体部品の裏面側で所定の機能を果たす補助部品とを備える。また、この外装部品は、意匠面が第1の色を有する第1の部分と、この第1の部分に隣接して意匠面が第2の色を有する第2の部分とを備えている。そして、前記本体部品の少なくとも一部が前記第1の部分を構成し、前記補助部品が前記第2の色を有するとともに意匠面側に露出する位置まで延設され、この延設部分が前記第2の部分の少なくとも一部分を構成していることを特徴とする。
かかる自動車の外装部品によれば、本体部品に固定され本体部品の裏面側で所定の機能を果たす既存の補助部品が、意匠面側に露出する位置まで延設されており、この延設部分が、第1の部分に隣接する第2の色を有する第2の部分の少なくとも一部分を構成しているため、部品点数を増加させず、また、マスキング塗装により塗り分けることなく、意匠面を色分けすることが可能である。
その好ましい一形態として、前記補助部品は、前記第2の部分とは異なる部分に位置する別の部品をバンパーに取り付けるためのブラケットであり、前記第2の部分は、バンパー下端部の左右両側に形成されたスポイラー部と左右のスポイラー部を意匠的に連結する連結部でありその連結部が前記補助部品の延設部分で構成されていることを特徴とする自動車の外装部品がある。
本発明によれば、マスキング塗装によらず、また、部品点数を増加させることなく、自動車の外装部品の意匠面を色分け可能にすることができる。
本発明の実施形態に係るリアバンパーアッシーを備える自動車の後部斜視図である。 図1に示されるリアバンパーアッシーを下から見た状態として示した平面図である。 図1に示されるリアバンパーアッシーを斜め下から見た状態として示した斜視図であり、左側のリアアンダースポイラーを組み付ける前の状態を示した図である。 図2に示されるリアバンパーアッシーのIV−IV断面図である。 図4に示されるリアフォグランプとリアフォグランプブラケットとが組み合わされたアッシーの正面図である。 図3に示されるリアバンパーアッシーのVI−VI断面を、リアアンダースポイラーを組み付けた状態で示した断面図である。 図3に示されるリアバンパーアッシーのVII−VII断面を、リアアンダースポイラーを組み付けた状態で示した断面図である。
図1〜図7を参照しながら、本発明の自動車の外装部品について、具体的な実施形態を示して説明する。この実施形態は、本発明を自動車Cの後部のリアバンパーアッシー1に適用した一実施形態である。なお、図中の前後左右及び上下は、自動車Cにおける前後左右及び上下を表している。また、以下の説明において、部品の意匠面とは、自動車Cの外側に面して自動車Cの外観意匠を構成する側の面を示し、裏面とは、その反対の面を示す。
図3に示されるように、リアバンパーアッシー1は、自動車Cの後面の下部に配されたリアバンパー11(以下、バンパー11という)と、バンパー11に嵌め込まれたリアフォグランプ31と、リアフォグランプ31をバンパー11の裏面側から支持するリアフォグランプブラケット21とを備えるとともに、バンパー11の下部に固定された左右のリアアンダースポイラー41、41を備える。バンパー11が本発明の本体部品に相当し、リアフォグランプブラケット21が、本発明の補助部品に相当する。
図1等に示されるように、リアバンパーアッシー1は、意匠面が第1の色を有する第1の部分A1と、意匠面が第1の色とは異なる第2の色を有する第2の部分A2とを備える。このリアバンパーアッシー1では、バンパー11により第1の部分A1が構成されており、その下方に第2の部分A2が設定されている。第2の部分A2は、リアフォグランプブラケット21とリアアンダースポイラー41、41とで構成されている。
自動車Cの後面を構成するバンパー11の後面の外形は、車幅方向(左右方向)中央の下部が、下方に膨らむとともにわずかに後方に突き出ている。そして、バンパー11の下部は、前方に湾曲し、前端部は前方に指向している。このバンパー11の色は、実際には第1の色一色のみである。しかし、このリアバンパーアッシー1は、バンパー11の下端部が異なる色(第2の色)に色分けされているように見える。実際には、第2の色を有するリアフォグランプブラケット21と、リアアンダースポイラー41、41の一部とが、バンパー11の下端部においてバンパー11の外形に連続的に配されることで、まるでバンパー11の下端部が色分けされているかのような外観となっている。バンパー11の下端部を色分けしているかのように見せているのは、リアフォグランプブラケット21の下端に形成されたベース部23と、リアアンダースポイラー41の上端に形成されたフランジ部43である。図2においては、バンパー11の下端部の色分けされている部分を見やすくするために、リアアンダースポイラー41については、フランジ部43を実線で示し、他の部分の外形を二点鎖線で示している。ここで、リアフォグランプブラケット21のベース部23又はリアアンダースポイラー41のフランジ部43がバンパー11の外形に連続的に配されることは、後で詳述するように、バンパー11の外形の延長線上に配され、あるいはバンパーの外形に重ね合わされて配され、意匠面が一続きになっているように見えることを意味している。
図3に示されるように、バンパー11は、前方に延びる下端部に、平板状の接続部15が形成されている。この接続部15には、リアアンダースポイラー41を取り付けるための取付穴16が、車幅方向に間隔をおいて複数設けられている。また、接続部15の前端には、リアフォグランプブラケット21又はリアアンダースポイラー41を取り付けるために、被取付部17a〜17cが車幅方向に間隔を置いて複数設けられている。被取付部17a〜17cは、接続部15の前端から垂下し、前方へ屈曲するL字状であり、前方に延びる部分に貫通孔17h(図7参照)が形成されている。
図4に示されるように、リアフォグランプブラケット21は、バンパー11の裏面側でリアフォグランプ31を支持する機能を有する機能部品である。リアフォグランプ31は、図1等に示されるように、バンパー11の下部の幅方向中央において、その発光部33が後方を指向した状態で配されている。図4に示されるように、リアフォグランプ31は、バンパー11に形成された開口部13に嵌った状態とされており、発光部33の表面がバンパー11の表面と略面一となっている。リアフォグランプ31は、発光部33の縁に形成された爪部35がバンパー11の開口部13の縁に係合することで開口部13に対して位置決めされており、バンパー11の内側に立設されたリアフォグランプブラケット21で背面から支持されている。
リアフォグランプブラケット21は、リアフォグランプ31の背面にビス24bで固定されており、リアフォグランプ31を背面から支持している。リアフォグランプブラケット21には、リアフォグランプ31に対する固定位置から下方に延びる脚部24、24が設けられている。そして、脚部24、24は、前方に湾曲しながら下方に延びて、その下端がベース部23に支持されている。リアフォグランプブラケット21は、バンパー11の下端部の車幅方向中央にて、ベース部23がリアバンパーアッシー1の意匠面に露出した状態で、バンパー11に固定されている。ベース部23が、本発明の延設部分に相当する。
図5等に示されるように、ベース部23は、車幅方向に延びる帯板状であり、バンパー11の下端部の幅方向中央位置と同様に下方へ膨らむように屈曲している。そして、図4に示されるように、ベース部23の後端部の裏面側には、より末端寄りの位置に爪部27が突起形成されており、爪部27よりも末端から離れた位置に立て壁部29が形成されている。このベース部23の後端の爪部27と立て壁部29とが形成された端末部分は、他の部分よりも肉薄に形成されている。この肉薄に形成された端末部分がバンパー11の接続部15の外側に重ね合わされて意匠面側に露出しており、バンパー11の外形を延長するように配され、立て壁部29が接続部15の端面に当接するとともに、爪部27が端部に形成された開口15hに挿入された状態で、ベース部23はバンパー11に対して位置決めされている。そして、図3等に示されるように、ベース部23の両側部にはフランジ状の取付部25、25が側方に張り出しており、取付穴25h、25hが形成されている。この取付穴25hに挿通されたボルト25bにより、取付部25がバンパー11の下端部にて垂下するL字状の被取付部17aに締結されており、リアフォグランプブラケット21がバンパー11に取り付けられている。このように、ベース部23は、バンパー11の外形を延長するように配されており、バンパー11との境界が分かりにくくなっている。そして、リアフォグランプブラケット21は、バンパー11とは異なる色(第2の色)が付されており、この意匠面側に露出したベース部23によって、あたかもバンパー11の下端部が別の色(第2の色)に色分けされているかのように見える。
図1等に示されるように、リアアンダースポイラー41、41は、バンパー11の下方にて車体の幅方向に沿って配されており、車体に沿って流れる空気を調節する機能を有する機能部品である。リアアンダースポイラー41、41は、バンパー11の下端部において、中央のリアフォグランプブラケット21の取り付け位置を挟んで両側に取り付けられている。
図6に示されるように、リアアンダースポイラー41は、その上端に平板状のフランジ部43を有する。リアアンダースポイラー41は、フランジ部43がバンパー11の平らな接続部15の意匠面側に重ね合わされた状態でバンパー11に固定されており、車体に沿って流れる空気を調節する機能部位47は、フランジ部43の前端から垂下し、バンパー11の下方にて後方に張り出すように屈曲して形成されて下端が前方に指向して延びており、車体のアンダーカバーに接続されている。バンパー11に対するリアアンダースポイラー41の固定は、バンパー11の接続部15に形成された取付穴16を用いて行われるとともに、バンパー11の接続部15から垂下する被取付部17a〜17cを用いて行われている。
図6に示されるように、リアアンダースポイラー41のフランジ部43の裏面には舌状の突起45が形成されており、この舌状の突起45には、貫通孔45h形成されている。そして、フランジ部43がバンパー11の接続部15の意匠面側に重ね合わされ、舌状の突起45が接続部15に形成された取付穴16に挿通された状態とされており、舌状の突起45の貫通孔45hにクリップ46が挿通されて係止されることで、舌状の突起45が接続部15の取付穴16に対して抜け止めされている。それによりリアアンダースポイラー41がバンパー11に固定されている。
また、バンパー11に形成されたL字状の被取付部17a〜17c(図3参照)の各々の位置に対応して、リアアンダースポイラー41の裏面に舌状の突起49が前方に延びて形成されており、被取付部17a〜17cに舌状の突起49(図7参照)を締結させることでもリアアンダースポイラー41がバンパー11に固定されている。リアアンダースポイラー41の舌状の突起49には、貫通孔49hが形成されている。舌状の突起49と、バンパー11のL字状の被取付部17bとが重ね合わされ、被取付部17bに形成された貫通孔17hと舌状の突起49に形成された貫通孔49hとにボルト19bが挿通され、このボルト19bが抜け止めクリップ19cにより抜け止めされることで、被取付部17bと舌状の突起49が締結されている。
このように、リアアンダースポイラー41の上端のフランジ部43は、バンパー11の下端部の接続部15の意匠面側にフランジ部43が重ね合わされた状態でバンパー11に固定されており、バンパー11との境界が分かりにくくなっている。そして、リアアンダースポイラー41にはバンパー11とは異なる色(第2の色)が付されており、フランジ部43によって、あたかもバンパー11の下端部が別の色(第2の色)に色分けされているかのように見える。
リアアンダースポイラー41と、リアフォグランプブラケット21とは、それぞれ樹脂製であり、材料着色により同じ色(第2の色)を有する。そして、両者は、ともにバンパー11の被取付部17aに対して固定され、車幅方向の端部が重複して配されている。そのため、リアフォグランプブラケット21のベース部23と、リアアンダースポイラー41のフランジ部43、43とで、バンパー11の下端部にて車幅方向に一連の線状模様を構成し、バンパー11は、その下端部が幅方向の略全長に亘って第1の色とは別の色(第2の色)で色分けされているかのように見える。
このような自動車下部の表面の構造によれば、バンパー11の裏面側でリアフォグランプ31を支持するリアフォグランプブラケット21を、リアフォグランプ31を支持する機能は維持したまま、その一部をバンパー11の意匠面側まで延設することで、バンパー11を二色に塗り分けることも、部品点数も増加させることもなく、バンパー11を二色に見せる外観意匠を実現することが可能となっている。また、リアフォグランプブラケット21が、リアアンダースポイラー41とともに第2の部分A2を構成している。このように、機能の異なる2種類以上の部品により第2の部分A2を構成することで、第2の部分A2によってより多くの意匠模様のバリエーションに対応することができる。その結果、本実施形態では、バンパー11の外形が、下部の幅方向中央が下方に膨らんだ複雑な意匠であるにもかかわらず、バンパー11の下端部を、車幅方向に沿って連続的に別の色(第2の色)に色分けしているように見せる外観意匠とすることが可能となっている。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の部分A2は、補助部品のみで構成されていても、スポイラー部とは異なる部分とともに構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、本発明をリアバンパーに適用した例を示したが、本発明は、フロントバンパに適用することもできる。
1 リアバンパーアッシー
11 バンパー(リアバンパー)
21 リアフォグランプブラケット
23 ベース部
24 脚部
31 リアフォグランプ
41 リアアンダースポイラー
43 フランジ部
A1 第1の部分
A2 第2の部分

Claims (2)

  1. 本体部品と、この本体部品と別部品であり、前記本体部品に固定され本体部品の裏面側で所定の機能を果たす補助部品とを備え、意匠面が第1の色を有する第1の部分と、この第1の部分に隣接して意匠面が第2の色を有する第2の部分とを備えている自動車の外装部品であって、
    前記本体部品の少なくとも一部が前記第1の部分を構成し、
    前記補助部品が前記第2の色を有するとともに意匠面側に露出する位置まで延設され、この延設部分が前記第2の部分の少なくとも一部分を構成していることを特徴とする自動車の外装部品。
  2. 請求項1に記載された自動車の外装部品であって、
    前記本体部品はバンパーであり、
    前記補助部品は、前記第2の部分とは異なる部分に位置する別の部品をバンパーに取り付けるためのブラケットであり、
    前記第2の部分は、バンパー下端部の左右両側に形成されたスポイラー部と左右のスポイラー部を意匠的に連結する連結部でありその連結部が前記補助部品の延設部分で構成されていることを特徴とする自動車の外装部品。
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