JP6237381B2 - 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
0.5×10−2 ≦Wc/Wo≦1.6×10−2 ・・・(1)
1.0×10−2 ≦C・Wc/(Wo+Wc)≦4.3×10−2 ・・・(2)
ただし、Wc:キャリア芯材被覆樹脂の重量(g)、Wo:キャリア芯材の重量(g)、C:キャリアの炭素濃度(mg/g)」が開示されている。
請求項2に係る発明は、30℃、相対湿度85%の環境下で、24000V/cmの電界下における磁性粒子の抵抗が、106Ωcm以上109Ωcm以下である請求項1に記載の静電荷像現像用キャリア。
請求項3に係る発明は、前記1kOe印加磁場での磁化Aが、60emu/g以上である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用キャリア。
請求項6に係る発明は、請求項4に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
請求項7に係る発明は、像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、請求項4に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える画像形成装置。
本実施形態に係る静電荷像現像用キャリアは、マンガンフェライトを含む磁性粒子を有し、1kOe印加磁場での磁化Aに対する5kOe印加磁場での磁化Bの比(B/A)が、1.01以上1.10以下に構成されている。
印刷速度の変化に対し磁場依存の小さい磁性キャリアは磁気ブラシの変動が小さい。磁場の変化に対し磁化の変化が小さいキャリアは、磁化の立ち上がりが早く、かつ磁化の変動が小さい。そのため、印刷速度の変化による現像剤保持体の回転数の変化に対し、早期に磁化が立ち上がることで磁化が安定し、かつ変動が少ないことから磁気ブラシの変化が起こりにくくなると考えられる。
Mnフェライトを含むキャリアで、キャリアの磁化が5kOe印加磁場での磁化Bと1kOe印加磁場での磁化Aの比(B/A)が1.01以上、1.10以下であることで、高速から低速までの印刷条件でもキャリアの感光体への移行が抑えられると考えられる。
本実施形態に係るキャリアは、1kOe印加磁場での磁化Aに対する5kOe印加磁場での磁化Bの比(B/A)が、1.01以上1.10以下であり、好ましくは、1.02以上1.07以下である。
キャリアの上記磁化の比(B/A)が1.01未満であると、現像剤保持体から離れて現像器に戻った際に凝集しやすく帯電不良が生じる場合がある。一方、上記磁化の比(B/A)が1.10を超えると、磁化の立ち上がりが遅く、磁気ブラシが変動しやすく画像欠損が生じる場合がある。
本実施形態に係るキャリアは、キャリアを構成する磁性粒子の抵抗が、30℃、85%RHの下、24000V/cmの電界下での抵抗が106Ωcm以上109Ωcm以下であることが好ましく、より好ましくは10Ωcm以上108Ωcm以上である。キャリアには、磁性粒子をそのまま使用する場合もあるが、一般にはトナーとの帯電性を考慮し、樹脂被覆を行うことが多い。樹脂被覆されたキャリアの抵抗は、樹脂の影響が大きく、特に電界と抵抗の関係を見たとき、低電界の抵抗は樹脂の影響が強く出る。しかし、高電界(24000V/cm以上)の電界に於いては、樹脂の影響よりも磁性粒子の抵抗が強く影響する。そのため、24000V/cm付近でのキャリアの抵抗については、磁性粒子の抵抗を制御することが必要である。
磁性粒子の抵抗が106Ωcm以上であると、キャリアへの電荷注入が起こり難く、感光体へのキャリア移行による画像欠損(白点)が生じ難い。一方、磁性粒子の抵抗が109Ωcm以下であると、画像濃度が低くなることが抑制される。
本実施形態に係るキャリアは、芯材としてマンガンフェライトを含む磁性粒子を有する。マンガンフェライトは、金属として少なくともFeとMnを含み、磁化と抵抗のバランスが良好である。本実施形態に係る磁性粒子に含まれるマンガンフェライトは、Fe及びMn以外の他の金属も含むものでもよく、例えば、Mn−Mg系フェライト、Mn−Zn系フェライトなどが挙げられる。
また、本実施形態に係る磁性粒子は、1kOe印加磁場での磁化Aに対する5kOe印加磁場での磁化Bの比(B/A)が1.01以上1.10以下であれば、マンガンフェライト以外のフェライトとして、例えばマグネタイト等を含んでもよい。
次に、この混合物に、分散剤、水、結着樹脂としてのポリビニルアルコール、前記混合物の1.0質量%のシリカを加え、湿式ボールミルで混合粉砕を行う。粉砕粒径が体積平均粒径で1μm以下となったところで、さらにカーボンブラックを前記混合物の0.1質量%加え、更に粉砕混合を30分行った後、粉砕を止める。
次に、スプレードライヤーで体積平均粒径38μmの粒子になるように造粒、乾燥を行う。
次いで、乾燥粒子を電気炉で1400℃とし、酸素と窒素の混合気体の中、酸素濃度が1%になるように調整しながら4時間の焼成を行う。
焼成後、大気状態で950℃、2時間加熱を行う。
その後、解砕工程、分級工程を経て、体積平均粒径35μmのフェライト粒子を得る。
焼成後の加熱条件によって、30℃、85%RHでの抵抗値を制御できる。加熱時間は例えば1時間以上3時間以下とし、短くても長くても抵抗は下がる。
磁性粒子、粉砕粒子の体積平均粒径は、レーザー回折粒度分布測定装置LA−700(堀場製作所製)にて測定した値である。得られた粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小粒径側から体積累積分布を引いて累積50%となる粒子径を体積平均粒径(D50v)とする。
導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、各種金属粉、酸化チタン、酸化すず、マグネタイト、フェライト等の金属酸化物が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、製造安定性、コスト、導電性等の良好な点で、カーボンブラック粒子が望ましい。カーボンブラックの種類としては、特に制限はないが、DBP吸油量が50ml/100g以上250ml/100g以下程度であるカーボンブラックが製造安定性に優れて望ましい。
具体的な樹脂被覆方法としては、磁性粒子を被覆層形成用溶液中に浸漬する浸漬法、被覆層形成用溶液を芯材表面に噴霧するスプレー法、磁性粒子を流動エアーにより浮遊させた状態で被覆層形成用溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中でキャリアの磁性粒子と被覆層形成用溶液とを混合し、溶剤を除去するニーダーコーター法等が挙げられる
溶剤可溶の被覆樹脂の場合は、精量したキャリアを可溶溶剤(例えば、トルエン)に溶解させ、磁性粉を磁石で保持し、被覆樹脂が溶解した溶液を洗い流す。これを数度繰り返す事により、被服樹脂が取り除かれた磁性粉が残る。乾燥させ、磁性粉の質量を測定し、差分をキャリア量で割ることにより被覆量が算出される。
具体的には、キャリア20.0gを計り取り、ビーカーに入れ、トルエン100gを加え攪拌翼で10分攪拌する。ビーカーの底に磁石をあて、芯材(磁性粉)が流れ出さないようにトルエンを流す。これを4回繰り返し、洗い流した後のビーカーを乾燥させる。乾燥後磁性粉量を測定し、式[(キャリア量−洗浄後の磁性粉量)/キャリア量]で被覆量を算出する。
一方、溶剤不溶の被覆樹脂の場合は、Rigaku社製Thermo plus EVOII 差動型示差熱天秤 TG8120を用い、窒素雰囲気下で、室温(25℃)以上1000℃以下の範囲で加熱し、その質量減少から被覆量を算出する。
本実施形態に係る静電荷像現像剤(以下、適宜、現像剤と称する)は、静電荷像現像用トナーと上述した静電荷像現像用キャリアとを含んで構成される。
本実施形態に係る現像剤に含まれるトナーは、トナー粒子と、必要に応じて、外添剤と、を含んで構成される。
トナー粒子は、例えば、結着樹脂と、必要に応じて、着色剤と、離型剤と、その他添加剤と、を含んで構成される。
結着樹脂としては、例えば、スチレン類(例えばスチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等)、(メタ)アクリル酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン性不飽和ニトリル類(例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)、ビニルケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)、オレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブタジエン等)等の単量体の単独重合体、又はこれら単量体を2種以上組み合せた共重合体からなるビニル系樹脂が挙げられる。
結着樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、変性ロジン等の非ビニル系樹脂、これらと前記ビニル系樹脂との混合物、又は、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等も挙げられる。
これらの結着樹脂は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、ピグメントイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ピグメントレッド、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレートなどの種々の顔料、又は、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系などの各種染料等が挙げられる。
着色剤は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
なお、融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の周知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。
ここで、コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂と必要に応じて着色剤及び離型剤等のその他添加剤とを含んで構成された芯部と、結着樹脂を含んで構成された被覆層と、で構成されていることがよい。
測定に際しては、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい)の5%水溶液2ml中に測定試料を0.5mg以上50mg以下加える。これを電解液100ml以上150ml以下中に添加する。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーIIにより、アパーチャー径として100μmのアパーチャーを用いて2μm以上60μm以下の範囲の粒径の粒子の粒度分布を測定する。なお、サンプリングする粒子数は50000個である。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数粒径D16p、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、累積数平均粒径D50p、累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数粒径D84pと定義する。
これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
式:SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
具体的には、形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡(SEM)画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、以下のようにして算出される。すなわち、スライドガラス表面に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラによりルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個の粒子の最大長と投影面積を求め、上記式によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
外添剤としては、例えば、無機粒子が挙げられる。該無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等が挙げられる。
疎水化処理剤の量としては、通常、例えば、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部である。
次に、本実施形態に係るトナーの製造方法について説明する。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子を製造後、トナー粒子に対して、外添剤を外添することで得られる。
これらの中でも、凝集合一法により、トナー粒子を得ることがよい。
本実施形態に係る画像形成装置/画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える。そして、静電荷像現像剤として、本実施形態に係る静電荷像現像剤が適用される。
中間転写方式の装置の場合、転写手段は、例えば、表面にトナー画像が転写される中間転写体と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する二次転写手段と、を有する構成が適用される。
図1に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。なお、これらユニット10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置に対して脱着するプロセスカートリッジであってもよい。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを含むトナーの供給がなされる。
なお、一次転写ロール5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各一次転写ロール5Y、5M、5C、5Kには、一次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各一次転写ロールに印加する転写バイアスを可変する。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Yによって感光体1Yの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Yは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー画像パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによってトナー画像として可視像(現像像)化される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーは感光体クリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー画像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面も平滑が好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
本実施形態に係るプロセスカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
図2に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、及び感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
なお、図2中、109は露光装置(静電荷像形成手段の一例)、112は転写装置(転写手段の一例)、115は定着装置(定着手段の一例)、300は記録紙(記録媒体の一例)を示している。
本実施形態に係る現像剤カートリッジは、本実施形態に係る現像剤を収容し、画像形成装置に着脱される現像剤カートリッジである。
例えば、図1に示す画像形成装置において、トナーカートリッジ8Y,8M,8C,8Kは、本実施形態に係る現像剤カートリッジでもよい。該カートリッジ内に収納されている現像剤が少なくなった場合には、該カートリッジが交換される。
なお、特に断りがない限り、「部」とは「質量部」を意味する。
シアン顔料:銅フタロシアニンB15:3(大日精化工業社製) 50質量部
アニオン性界面活性剤:ネオゲンSC(第一工業製薬社製) 5質量部
イオン交換水 200質量部
パラフィンワックス:HNP−9(日本精鑞社製) 19質量部
アニオン性界面活性剤:ネオゲンSC(第一工業製薬社製) 1質量部
イオン交換水 80質量部
−油層−
スチレン(和光純薬工業(株)製) 30質量部
アクリル酸n−ブチル(和光純薬工業(株)製) 10質量部
β−カルボキシエチルアクリレート(ローディア日華(株)製) 1.3質量部
ドデカンチオール(和光純薬工業(株)製) 0.4質量部
イオン交換水 17質量部
アニオン性界面活性剤(ダウファックス、ダウケミカル社製) 0.4質量部
イオン交換水 40質量部
アニオン性界面活性剤(ダウファックス、ダウケミカル社製) 0.05質量部
ペルオキソ二硫酸アンモニウム(和光純薬工業(株)製) 0.4質量部
樹脂粒子分散液1 150質量部
着色剤粒子分散液1 30質量部
離型剤分散液1 40質量部
ポリ塩化アルミニウム 0.4質量部
トナー粒子のガラス転移点は52℃であった。
シクロヘキシルアクリレート樹脂(重量平均分子量Mw 5万) 36質量部
カーボンブラック VXC72(キャボット社製) 4質量部
トルエン 250質量部
イソプロピルアルコール 50質量部
‐仮焼成‐
Fe2O3を1597質量部、Mn(OH)2を890質量部、SrCO3を15質量部混合し、ロータリーキルンで流動攪拌しながら1000℃で2時間加熱を行った。
更にポリビニルアルコールを6.6質量部、シリカを25質量部加え、粉砕粒径が1μm以下になるまで粉砕を行った。更に、カーボンブラックを2.5質量部加え、30分の粉砕混合を行った後、スプレードライヤーで乾燥粒径が38μmになるように造粒、乾燥させた。
更に、電気炉で温度1400℃、酸素濃度1%の酸素窒素混合雰囲気のもとで4時間の焼成を行った。
引き続き、大気状態で950℃、2時間の加熱を行い、得られた粒子を解砕工程、分級工程を経た後、磁性粒子(フェライト粒子1)を得た。
フェライト粒子1の粒径は35μmであった。
フェライト粒子1の作製において表1に示すように条件を変更したこと以外はフェライト粒子1の作製と同様にしてフェライト粒子2乃至10を作製した。
(キャリア1の作製)
真空脱気型5Lニーダーにフェライト粒子1を2000g入れ、更にコート液1を560g入れ、攪拌しながら、60℃にて−200mmHgまで減圧し15分混合した後、昇温/減圧させ94℃/−720mmHgで30分間攪拌乾燥させ、樹脂被覆粒子を得た。次に75μmメッシュの篩分網で篩分を行い、キャリア1を得た。
また、30℃、85%RH(相対湿度)、24000V/cmの電界下での磁性粒子の抵抗は107Ωcmであった。
(キャリア2乃至10の作製)
キャリア1の作製において使用する磁性粒子をそれぞれ表2に示すように変更したこと以外はキャリア1の作製と同様にしてキャリア2乃至10を作製した。
富士ゼロックス社製DCC400をプリントスピード80枚/分から5枚/分に設定できるように改造した。次にキャリア1とトナー1をトナー濃度9質量%になるように混合し、Cyan位置に仕込んだ。23℃50%の雰囲気下で毎分40枚の印刷速度で20cm四方のベタ印刷(画像濃度100%)を1枚行い、これを印刷物1とした。
次いで毎分80枚の印刷速度で80枚の白紙印刷を行った。
その後、毎分5枚の印刷速度で20cm四方のベタ印刷を1枚行った。これを印刷物2とした。
更に、環境を30℃、85%RHとし、1日静置し、毎分5枚の印刷速度で20cm四方のベタ印刷を5枚行い、5枚目の画像を回収して印刷物3とした。
また、印刷物1と印刷物3の色差(ΔE)により濃度変化を評価した。
A:目視で画像欠損なし(白点なし)
B:目視で白点(粒子状に白く抜けた画像)が1個以上4個以下
C:目視で白点が5個以上9個以下
D:目視で白点が10個以上
A:ΔE差が1以下
B:ΔE差が1超2.5未満
C:ΔE差が2.5以上3.0未満
D:ΔE差が3.0以上
磁性粒子及びキャリアの物性、画像濃度の測定方法、は以下の通りである。
磁性粒子、粉砕粒子の体積平均粒径は、レーザー回折粒度分布測定装置LA−700(堀場製作所製)にて測定した。得られた粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小粒径側から体積累積分布を引いて累積50%となる粒子径を体積平均粒径とする。
2枚の極板を1mmの幅で平行に対峙させ、その間に磁性粒子を0.25g入れ、断面積2.4cm2の磁石で保持し、1000Vの印加電圧を掛け、電流値を測定した。このときの電界は24000V/cmである。得られた電流値から抵抗値を計算する。
キャリアの磁気特性は、振動試料型磁気測定装置VSMP10−15(東英工業社製)を用いて測定される。測定試料は内径7mm、高さ5mmのセルに詰めて前記装置にセットする。測定は印加磁場を加え、最大5000エルステッド(5kOe)まで掃引する。ついで、印加磁場を減少させ、記録紙上にヒステリシスカーブを作成する。カーブのデータより、飽和磁化、残留磁化、保持力が求められる。
画像濃度は、反射濃度計X−rite938(X−rite社製)を使用し、色差(ΔE)を測定した。色差(ΔE)とは、CIE1976(L*a*b*)表色系におけるL*a*b*空間における距離差の2乗和の平方根を取ったものである。CIE1976(L*a*b*)表色系は、CIE(国際照明委員会)が1976年に推奨した色空間で、日本工業規格で「JIS Z 8729」に規定されたものである。
2Y、2M、2C、2K 帯電ロール(帯電手段の一例)
3 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
22 駆動ロール
24 支持ロール
26 二次次転写ロール(二次転写手段の一例)
30 中間転写体クリーニング装置
107 感光体(像保持体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
118 露光のための開口部
117 筐体
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
P 記録紙(記録媒体の一例)
Claims (7)
- SrおよびSiを含有するマンガンフェライトを含む磁性粒子の表面の少なくとも一部を、シクロヘキシルアクリレート樹脂を含む樹脂で被覆した樹脂被覆粒子を有し、1kOe印加磁場での磁化Aに対する5kOe印加磁場での磁化Bの比(B/A)が、1.01以上1.10以下である静電荷像現像用キャリア。
- 30℃、相対湿度85%の環境下で、24000V/cmの電界下における磁性粒子の抵抗が、106Ωcm以上109Ωcm以下である請求項1に記載の静電荷像現像用キャリア。
- 前記1kOe印加磁場での磁化Aが、60emu/g以上である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用キャリア。
- 静電荷像現像用トナーと、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用キャリアとを含む静電荷像現像剤。
- 請求項4に記載の静電荷像現像剤を収容し、
画像形成装置に着脱される現像剤カートリッジ。 - 請求項4に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項4に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
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