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JP6238076B2 - 滑り免震機構および滑り免震機構の構築方法 - Google Patents
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Description

本発明は、構造床などの支持部とフリーアクセスフロアとの間に設置する滑り免震機構および滑り免震機構の構築方法に関する。
従来、構造床の上に滑り板(下板)を固定し、この下板の上に滑り板(上板)を重ねて設置して、上板が下板上を滑動可能に構成された滑り免震機構において、構造床と上板とを定荷重ばねなどの復元ばねで連結することで、地震が発生した際の上板の変位や残留変位を低減させる滑り免震機構が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような滑り免震機構は、例えば、病院の手術室などに設置されると、地震が発生しても医療活動を継続できるため、多くの適用が見込まれている。
また、近年増加しているインターネットデータセンター(IDC)では、地震が発生してもサーバなどを保護できるように、免震構造を採用することが非常に多くなっている。例えば、IDCの中でも大規模なレンタル型IDCでは、建物自体を免震建物とすることが多く、比較的小規模なモジュラー型IDCでは、建物自体を免震建物とするとコストが増大してしまうため建物自体は耐震建物とし、建物の構造床に滑り免震機構などを設置することが多い。
特開2013−064418号公報
ところで、IDCでは、多くの機器などが設置されるため、その面積が100m以上と大きくなることが多い。また、IDCでは、フリーアクセスフロアに機器などが載置されるため、積載荷重が7〜10kN/m程度と非常に大きくなることが多い。
このようなIDCでは、滑り免震機構の上板の上部にフリーアクセスフロアの支柱が接着して固定されることになるが、上板は、500mm角程度の薄板を2枚貼り合せた構成であるため、大きな積載荷重に対して面内剛性を十分に確保できない虞がある。
また、この支柱に大きな曲げ力や引張力が作用すると、上板が変形してフリーアクセスフロアが傾いたり、滑り免震機構が機能しなくなったりする虞がある。
また、復元ばねが上板および下板の外周部に設置されることになるが、面積が大きく積載荷重が大きいと復元ばねを多く設置する必要があるため、定荷重ばねを設置しきれない虞がある。
そこで本発明は、構造床などの支持部とフリーアクセスフロアとの間に設置することができる滑り免震機構および滑り免震機構の構築方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る滑り免震機構は、支持部に支持された板材と、
前記板材の上部に配置され複数配列された枠体と、前記枠体の下部に複数固定され、前記枠体を前記板材上に滑動可能に支持する滑り材と、前記支持部または前記板材と前記枠体とを連結し、前記枠体の前記支持部に対する変位を復元可能な弾性体からなる復元材と、隣り合う前記枠体を連結する連結材と、を有し、前記枠体の上部には、前記滑り材の鉛直上に対応する位置にフリーアクセスフロアの支柱が固定され、隣り合う前記枠体の間には、前記復元材を設置可能なスペースが設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る滑り免震機構の構築方法では、上記の滑り免震機構を構築する滑り免震機構の構築方法において、前記支持部に前記滑り材が滑動可能な板材を設置する板材設置工程と、前記滑り材が固定された前記枠体を前記板材の上部に配置し複数配列するとともに前記支持部または前記板材と前記枠体とを前記復元材で連結する枠体・復元材設置工程と、隣り合う前記枠体を前記連結材で連結する枠体連結工程と、前記枠体および前記連結材の上部に前記フリーアクセスフロアを敷設するフリーアクセスフロア敷設工程と、を有し、前記枠体・復元材設置工程では、隣り合う前記枠体の間のスペースに前記復元材を設置することを特徴とする。
本発明では、枠体がフリーアクセスフロアを支持していて、枠体は、薄板などと比べて、大きな積載荷重に対しても面内剛性を十分に確保することができるとともに、支柱に大きな曲げ力や引張力が作用した場合も変形しにくいため、積載荷重が大きい場合もフリーアクセスフロアを安定した状態で支持することができる。
また、枠体の上部には、滑り材の鉛直上に対応する位置にフリーアクセスフロアの支柱が固定されていることにより、滑り材がフリーアクセスフロアおよびフリーアクセスフロアに載置される機器などの荷重を負担することができる。
そして、複数の枠体が連結材で連結された構成とすることにより、設置面積が大きい場合も、枠体を複数配列することで対応することができる。
また、隣り合う枠体の間には、復元ばねなどの復元材を設置可能なスペースが設けられていることにより、設置場所に大きい1つの枠体を設置し、この枠体の外周部に復元材を設置する場合と比べて、復元材を設置可能なスペースを多く確保することができるため、設置面積が大きく、積載荷重が大きいなどの理由で復元材の数が多い場合にも対応することができる。
また、増設に対しても容易に対応することができる。
また、本発明に係る滑り免震機構では、前記枠体には、ブレース材が設けられていることが好ましい。
また、本発明に係る滑り免震機構では、前記枠体は、形鋼が格子状に配置された部材で構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、枠体の面内剛性をより高めることができ、フリーアクセスフロアをより安定した状態で支持することができる。
また、本発明に係る滑り免震機構では、前記連結材は、上部に前記フリーアクセスフロアの支柱を固定可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、隣り合う枠体の間の上部に敷設されるフリーアクセスフロアも確実に支持することができる。
本発明では、積載荷重が大きい場合も、枠体がフリーアクセスフロアを安定した状態で支持することができるとともに、設置面積が大きい場合も、複数の枠体を連結材で連結して対応することができるため、積載荷重が大きい場合や設置面積が大きい場合も、支持部とフリーアクセスフロアとの間に滑り免震機構を設置することができる。
本発明の実施形態による滑り免震機構の一例を示す側面図である。 図1のA−A線断面図で図4のC部分の拡大図である。 図1のB−B線断面図で図5のD部分の拡大図である。 図2の全体を示す図である。 図3の全体を示す図である。 (a)は滑り材と枠体を説明する図で(b)のE−E線で切断した際の全体を示す断面図、(b)は(a)のF−F線で切断した際の全体を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態による滑り免震機構について、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施形態による滑り免震機構1は、モジュラー型IDCが設置される耐震構造の建物の構造床(支持部)11に設置されていて、構造床11の上面に設置された複数の鋼板(板材)2(図1および図3参照)と、鋼板2上を滑動可能な複数の滑り材3(図1および図3参照)と、下部に複数の滑り材3が固定された複数の枠体4と、構造床11と枠体4とを連結し枠体4の構造床11に対する変位を復元させる復元材5(図1および図3参照)と、隣り合う枠体4どうしを連結する連結材6(図1および図2参照)と、を備えている。
本実施形態では、図4および図5が示すように、4つの枠体4が、水平面内における一の方向(以下、X方向とする)、および水平面内においてX方向に直交する方向(以下、Y方向とする)に2つずつ間隔をあけて配列されている。そして、図5に示すように、これらの4つの枠体4に対応するように4つの鋼板2が構造床11の上部に間隔をあけて配列されている。
図1に戻り、滑り免震機構1は、上部にサーバなどの機器(不図示)などが載置されるフリーアクセスフロア7が設置されている。
フリーアクセスフロア7は、機器などが載置される床パネル71と、この床パネル71を下側から支持する複数の支柱72と、を備えていて、複数の支柱72は、それぞれ枠体4または連結材6の上部に固定されている。
図1および図3に示すように鋼板2は、上方に微小突起が突出するエンボス加工を施した平面視略長方形状のエンボス鋼板などで、滑り材3が固定された枠体4が滑動する範囲以上の大きさに形成されていて、構造床11に固定されている。
隣り合う鋼板2,2の間隔は、復元材5のケース51が設置可能な寸法に設定されている。
図1乃至図3に示すように、枠体4は、Y方向に延びる複数の第1枠体形鋼41と、X方向に延びる複数の第2枠体形鋼42とが、格子状に配置された平面視略長方形状の部材で構成されている。これらの第1枠体形鋼41および第2枠体形鋼42は、例えば、H形鋼で形成されている。
また、本実施形態では、複数の第1枠体形鋼41が、それぞれ枠体4のY方向の全体の長さと同じ長さに形成されていて、X方向に隣り合う第1枠体形鋼41の間に、複数の第2枠体形鋼42がY方向に間隔をあけてそれぞれ配列されている。第1枠体形鋼41と第2枠体形鋼42とは、例えばプレート材などを介して固定具で接合されたり溶接されたりしている。第1枠体形鋼41および第2枠体形鋼42は、上面の高さが略同じ高さとなるように設定されている。
そして、本実施形態では、X方向に隣り合う第1枠体形鋼41,41の間隔が、Y方向に隣り合う第2枠体形鋼42,42の間隔の略2倍の寸法となるように設定されている。
滑り材3は、面方向を水平方向とする平面視略正方形状の板状の部材で、下面が鋼板2の上面と当接した状態で、鋼板2の上部を滑動可能に構成されている。
そして、滑り材3は、第1枠体形鋼41の第2枠体形鋼42が接合されている接合部43の下面および、第2枠体形鋼42の下面でX方向の略中央にそれぞれ固定されている。図6に示すように、本実施形態では、滑り材3と、第1枠体形鋼41または第2枠体形鋼42の下側のフランジ46とがボルト・ナットなどの固定具31で固定されている。
また、枠体4には、水平面内において、X方向およびY方向に対して斜め方向に延びて、第1枠体形鋼41の接合部43と、第2枠体形鋼42のX方向の略中央とを連結するブレース材44(図2参照)が複数設けられている。
図1に示すように、このような枠体4は、滑り材3の下面が鋼板2の上面と当接した状態で、鋼板2上を滑動することで構造床11と水平方向に相対移動可能に構成されている。
図1および図3に示すように、復元材5は、枠体4の外周部において構造床11の上に設置されたケース51内に収容された定荷重ばねなどの復元ばね52と、復元ばね52と枠体4とを連結するワイヤ53と、を有している。図5に示すように、復元材5は、枠体4の四方それぞれに複数ずつ配置されていて、X方向およびY方向に隣り合う枠体4の間にも配置されている。本実施形態では、隣り合う枠体4,4の間には、隣り合う一方の枠体4と連結される復元材5と、他方の枠体4と連結される復元材5とが交互に配列されている。
復元材5は、復元ばね52に予荷重としての予引張力が与えられていて、地震が生じた際の枠体4の過大変位を拘束可能であるとともに、変位した枠体4を原位置に復元可能に構成されている。
図4に示すように、連結材6は、X方向に隣り合う枠体4,4どうしを連結する第1連結材61と、Y方向に隣り合う枠体4,4どうしを連結する第2連結材62と、を有している。
図1に戻り、第1連結材61は、X方向に隣り合う2つの枠体4,4においてそれぞれ他方の枠体4側の端部4aに配置された第1枠体形鋼41,41の上部に固定されたY方向に延びる一対の第1連結形鋼63,63と、一対の第1連結形鋼63,63どうしを連結しX方向に延びてY方向に間隔をあけて配置された複数の第2連結形鋼64,64…と、を有している。これらの第1連結形鋼63および第2連結形鋼64は、例えば、H形鋼で構成されている。
これらの第1連結形鋼63と第2連結形鋼64とは、例えばプレート材などを介して固定具で接合されたり溶接されたりしている。第1連結形鋼63および第2連結形鋼64は、上面の高さが略同じ高さとなるように設定されている。
そして、本実施形態では、一対の第1連結形鋼63,63の間隔が、枠体4のX方向に隣り合う第1枠体形鋼41,41の間隔と略同じ寸法となるとともに、Y方向に隣り合う第2連結形鋼64,64の間隔が、枠体4の隣り合う第2枠体形鋼42,42の間隔と略同じ寸法となるように構成されている。また、第2連結形鋼64は、それぞれ枠体4の第2枠体形鋼42とY方向の位置が略同じ位置となるように配置されている。
また、第1連結材61には、水平面内において、X方向およびY方向に対して斜め方向に延びて、第1連結形鋼63の第2連結形鋼64が接合されている接合部と、第2連結形鋼64のX方向の略中央とを連結するブレース材65(図4参照)が複数設けられている。
なお、これらの第1連結形鋼63、第2連結形鋼64およびブレース材65は、復元材5と干渉しない位置に配置されている。
図4に示すように、第2連結材62は、Y方向に隣り合う2つの枠体4,4においてそれぞれ他方の枠体4側の端部4bに配置された第2枠体形鋼52の上部に固定されたX方向に延びる一対の第1連結形鋼66,66と、一対の第1連結形鋼66,66どうしを連結しY方向に延びてX方向に間隔をあけて配置された複数の第2連結形鋼67,67…と、X方向に延びてX方向に隣り合う第2連結形鋼67,67どうしを連結する第3連結形鋼68,68…と、を有している。
これらの第1連結形鋼66、第2連結形鋼67および第3連結形鋼68は、例えば、H形鋼で構成されている。
第1連結形鋼66と第2連結形鋼67とは、例えばプレート材などを介して固定具で接合されたり溶接されたりしているとともに、第2連結形鋼67と第3連結形鋼68とは、例えばプレート材などを介して固定具で接合されたり溶接されたりしている。これらの第1連結形鋼66、第2連結形鋼67および第3連結形鋼68は、上面の高さが略同じ高さとなるように設定されている。
そして、本実施形態では、一対の第1連結形鋼66,66のY方向の間隔、およびX方向に隣り合う第2連結形鋼67,67の間隔が、枠体4のX方向に隣り合う第1枠体形鋼41,41の間隔と略同じ寸法となるように構成されている。また、第2連結形鋼67,67…は、それぞれ枠体4の第1枠体形鋼41とX方向の位置が略同じ位置となるように配置されている。
また、第3連結形鋼68,68…は、それぞれの端部が第2連結形鋼67のY方向の略中央に固定されている。
また、第2連結材62には、水平面内において、X方向およびY方向に対して斜め方向に延びて、第1連結形鋼66の第2連結形鋼67が接合されている接合部と、第3連結形鋼68のY方向の略中央とを連結するブレース材69が複数設けられている。
なお、これらの第1連結形鋼66、第2連結形鋼67、第3連結形鋼68およびブレース材69は、復元材5と干渉しない位置に配置されている。
図1の戻り、このような滑り免震機構1の上部にフリーアクセスフロア7が敷設されると、フリーアクセスフロア7の支柱72は、枠体4の第1枠体形鋼41の上部で第2枠体形鋼42が接合される接合部43、および第2枠体形鋼42の上部で第2枠体形鋼42のX方向の略中央に対応する位置42aに固定されるように構成されている。また、フリーアクセスフロア7の支柱72は、連結材6の第1連結材61および第2連結材62の第1連結形鋼63,66の上部で第2連結形鋼64,67が接合される位置、第2連結形鋼64,67の上部で第2連結形鋼64,67の延在方向の略中央に対応する位置、および第2連結材62の第3連結形鋼68の上部で第3連結形鋼68のX方向の略中央に対応する位置に固定されるように構成されている。
このように支柱72が配置されることによって、X方向およびY方向に隣り合う支柱72の間隔を略等しい寸法とすることができる。
また、複数の支柱72のうち、連結材6の上部に配置されたもの以外は、滑り材3の鉛直上に対応する位置に配置されることになる。
次に、上述した滑り免震機構1の構築方法について説明する。
(鋼板設置工程)
まず、構造床11上に複数の鋼板2を配列して固定する。このとき、隣り合う鋼板2の間に、復元材5のケース51を設置可能なスペースを確保する。
(枠体・復元材設置工程)
続いて、下部に滑り材3が固定された枠体4を鋼板2上にそれぞれ設置する。そして、枠体4それぞれの外周部において構造床11に復元材5の復元ばね52が収容されたケース51を固定し、復元ばね52と枠体4とをワイヤ53で連結する。
(枠体連結工程)
続いて、X方向に隣り合う枠体4を第1連結材61で連結するとともに、Y方向に隣り合う枠体4を第2連結材62で連結する。なお、枠体連結工程は、枠体・復元材設置工程の復元材5を設置する前に行ってもよい。
(フリーアクセスフロア敷設工程)
続いて、枠体4および連結材6の上部にフリーアクセスフロア7の支柱72を固定し、支柱72の上部に床パネル71を敷設する。
このようにして、構造床11とフリーアクセルフロア7との間に滑り免震機構1が構築される。
次に、上述した滑り免震機構1の作用・効果について図面を用いて説明する。
本実施形態による滑り免震機構1では、第1枠体形鋼41および第2枠体形鋼42を格子状に配置した枠体4がフリーアクセスフロア7を支持していて、枠体4は、薄板などと比べて、大きな積載荷重に対しても面内剛性を十分に確保することができるとともに、フリーアクセスフロア7の支柱72に大きな曲げ力や引張力が作用した場合も変形しにくいため、積載荷重が大きい場合もフリーアクセスフロア7を安定した状態で支持することができる。
また、枠体4の上部には、滑り材3の鉛直上に対応する位置にフリーアクセスフロア7の支柱72が固定されていることにより、滑り材3がフリーアクセスフロア7およびフリーアクセスフロア7に載置される機器などの荷重を負担することができる。
そして、複数の枠体4が連結材6で連結されている構成であることにより、フリーアクセスフロア7を設置する設置面積が大きい場合も、枠体4を複数配列することで対応することができる。
また、隣り合う枠体4の間には、復元材5のケース51を設置可能なスペースが設けられていることにより、設置場所に大きい1つの枠体を設置し、この枠体の外周部において復元材5のケース51を設置する場合と比べて、復元材5のケース51を設置可能なスペースを多く確保することができるため、設置面積が大きく、積載荷重が大きいなどの理由で復元材5の数が多い場合にも対応することができる。
このように、積載荷重が大きい場合も、枠体4がフリーアクセスフロア7を安定した状態で支持することができるとともに、設置面積が大きい場合も、複数の枠体4を連結材6で連結して対応することができるため、積載荷重が大きい場合や設置面積が大きい場合も、構造床11とフリーアクセスフロア7との間に滑り免震機構1を設置できる。
また、本実施形態による滑り免震機構1では、複数の枠体4を連結する構成であるため、設置場所の形状が、クランクなどがあって変形している場合や、増設に対しても容易に対応することができる。
また、枠体4や連結材6には、ブレース材44,65,69が設けられていることにより、枠体4や連結材6の面内剛性をより高めることができ、フリーアクセスフロア7をより安定した状態で支持することができる。
また、枠体4は、第1枠体形鋼41および第2枠体形鋼42が格子状に配置された部材で構成されていることにより、枠体4の面内剛性をより高めることができ、フリーアクセスフロア7をより安定した状態で支持することができる。
また、連結材6は、上部にフリーアクセスフロア7の支柱72を固定可能に構成されていることより、隣り合う枠体4,4の間の上部に敷設されるフリーアクセスフロア7も確実に支持することができる。
以上、本発明による滑り免震機構の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、4つの鋼板2および枠体4がX方向に2つずつ、Y方向に2つずつ配列されているが、鋼板2および枠体4が配列される形状や数は適宜設定されてよい。また、1枚の鋼板2に複数の枠体4が配列されていてもよい。
また、上記の実施形態では、復元材5は、構造床11と枠体4とを連結しているが、構造床11に設置された鋼板2と枠体4とを連結していてもよい。
また、上記の実施形態では、鋼板2の上を滑り材3が滑動する構成であるが、鋼板2に代わる板材の上を滑り材3が滑動する構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、枠体4は、形鋼で形成されているが、形鋼以外の鋼材で形成されていてもよい。また、枠体4は、形鋼を格子状に配置した形態であるが、フリーアクセスフロア7およびフリーアクセスフロア7に載置される機器などを支持可能であれば、例えば、形鋼を平面視において中空の四角形となるように配置した形態であってもよい。
また、上記の実施形態では、枠体4にブレース材44が設けられているが、設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、連結材6は、X方向およびY方向に延在する形鋼で構成されているが、隣り合う枠体4どうしを連結できて、復元材5と干渉しない構成であれば適宜設定されてよい。また、フリーアクセスフロア7の支柱72が固定されない形態としてもよい。
また、上記の実施形態では、復元材5の復元力として復元ばね52を利用しているが、復元ばね以外の弾性体を利用してもよい。また、復元材5の形態は適宜設定されてよい。
1 滑り免震機構
2 鋼板(板材)
3 滑り材
4 枠体
5 復元材
6 連結材
7 フリーアクセスフロア
11 構造床(支持部)
72 支柱
44,65,69 ブレース材

Claims (5)

  1. 支持部に支持された板材と、
    前記板材の上部に配置され複数配列された枠体と、
    前記枠体の下部に複数固定され、前記枠体を前記板材上に滑動可能に支持する滑り材と、
    前記支持部または前記板材と前記枠体とを連結し、前記枠体の前記支持部に対する変位を復元可能な弾性体からなる復元材と、
    隣り合う前記枠体を連結する連結材と、を有し、
    前記枠体の上部には、前記滑り材の鉛直上に対応する位置にフリーアクセスフロアの支柱が固定され、
    隣り合う前記枠体の間には、前記復元材を設置可能なスペースが設けられていることを特徴とする滑り免震機構。
  2. 前記枠体には、ブレース材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の滑り免震機構。
  3. 前記枠体は、形鋼が格子状に配置された部材で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の滑り免震機構。
  4. 前記連結材は、上部に前記フリーアクセスフロアの支柱を固定可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の滑り免震機構。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の滑り免震機構を構築する滑り免震機構の構築方法において、
    前記支持部に前記滑り材が滑動可能な板材を設置する板材設置工程と、
    前記滑り材が固定された前記枠体を前記板材の上部に配置し複数配列するとともに前記支持部または前記板材と前記枠体とを前記復元材で連結する枠体・復元材設置工程と、
    隣り合う前記枠体を前記連結材で連結する枠体連結工程と、
    前記枠体および前記連結材の上部に前記フリーアクセスフロアを敷設するフリーアクセスフロア敷設工程と、を有し、
    前記枠体・復元材設置工程では、隣り合う前記枠体の間のスペースに前記復元材を設置することを特徴とする滑り免震機構の構築方法。
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