JP6241068B2 - 色調補正フィルム及びそれを用いた透明導電性フィルム - Google Patents
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Description
そして第3の側面の透明導電性フィルムでは、波長400nmの屈折率を使用して各層を設計することで、透過光の着色を抑える効果が最大となる。
本実施形態の色調補正フィルムは、透明基材フィルムの一面から順に、第一ハードコート層、第一色調補正層、第二色調補正層が積層され、透明基材フィルムの他面に、第二ハードコート層が積層されている。本実施の形態の色調補正フィルムでは、特定の層(第一色調補正層、第二色調補正層、第二ハードコート層)の成分および膜厚を適切に設定したことで、良好な巻き取り性を維持しつつ、透過光の着色低減効果を発揮可能とすることができる。
以下に、この色調補正フィルムの構成要素について順に説明する。
透明基材フィルムには、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルからなる配向ポリエステルフィルム(高複屈折フィルムとも称される)を使用する。特に、遅相軸方向の屈折率(nx)と進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx−ny:△n)が0.07〜0.20、好ましくは0.10〜0.15のものを使用する。この屈折率差(△n)が0.07未満では、充分なニジムラの抑制効果が得られず、また、後述のリタデーション値を得るために必要な膜厚が厚くなる。一方、屈折率差(△n)が0.20を超えると、フィルムに裂け、破れ等を生じやすくなり、工業材料としての実用性が著しく低下する。(nx)としては、1.67〜1.78が好ましく、より好ましくは1.69〜1.73である。(ny)としては、1.55〜1.65が好ましく、より好ましいくは1.57〜1.62である。(nx)、(ny)、及び(△n)が上記の関係を満たすことで、好適なニジムラの抑制効果を得ることができる。
リタデーション(Re)=(nx−ny)×d
リタデーションは、例えば王子計測機器製KOBRA−WRによって測定(測定角0°、測定波長548.2nm)することもできる。
透明基材フィルムには、表面硬度を向上するために第一ハードコート層が設けられている。
第一ハードコート層の材料としては従来公知のものでよく、特に制限されない。例えば、テトラエトキシシラン等の反応性珪素化合物と、活性エネルギー線硬化型樹脂とを混合してなる第一ハードコート層用塗液を紫外線(UV)により硬化させた硬化物が挙げられる。活性エネルギー線硬化型樹脂としては、例えば単官能(メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらのうち生産性及び硬度を両立させる観点より、鉛筆硬度(評価法:JIS−K5600−5−4)がH以上となる活性エネルギー線硬化型樹脂を含む組成物の硬化物であることが好ましい。そのような活性エネルギー線硬化型樹脂を含む組成物としては、例えば、公知の活性エネルギー線硬化型樹脂を2種類以上混合したもの、紫外線硬化性ハードコート材として市販されているもの、あるいはこれら以外に本発明の効果を損なわない範囲において、その他の成分をさらに添加したものを用いることができる。なお、本明細書中において、「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート及びメタクリレートを指す。
透明基材フィルムの裏側には、表面硬度を向上し、巻き取り性を良好とするために第二ハードコート層が設けられている。第二ハードコート層は、バインダーと光重合開始剤、平均粒子径0.8〜5.5μmの有機微粒子とを混合してなる第二ハードコート層用塗液を活性エネルギー線(例えば紫外線、電子線)により硬化させた硬化物からなる。硬化後の第二ハードコート層100wt%に対して、バインダーと光重合開始剤、平均粒子径0.8〜5.5μmの有機微粒子との和は99〜100wt%であり、必要に応じてその他の成分を1wt%以下の範囲で添加することが出来る。その他の成分としては、レベリング剤、屈折率調整の低屈折率材料または高屈折率材料等が配合される。また、第二ハードコート層用塗液中には、塗工性の観点から通常希釈溶剤が含まれる。
また、シリカ微粒子の平均粒子径は、0.1μm以下であることが好ましい。シリカ微粒子の平均粒子径が0.1μmよりも大きい場合、第二ハードコート層において光の散乱が生じ、ヘイズ値が高くなり白化する傾向にあり好ましくない。なお、本明細書において「シリカ微粒子の平均粒子径」とは、粒子径分布測定装置〔大塚電子(株)製、PAR−III〕を使用し、動的光散乱法により平均粒子径を測定することで求めた値である。またヘイズ値は、JIS−K−7105や、JIS−K−7136に準拠して測定できる。
第一色調補正層は、金属酸化物微粒子と活性エネルギー線硬化型樹脂とを混合してなる第一色調補正層用塗液を活性エネルギー線(例えば紫外線、電子線)により硬化させた硬化物からなる。金属酸化物微粒子としては、酸化チタン及び酸化ジルコニウムが好ましい。波長400nmの光に対する酸化チタン及び酸化ジルコニウムの屈折率は製法によって異なるが、1.9〜3.0であることが好ましい。また、バインダーとして用いられる活性エネルギー線硬化型樹脂は、波長400nmの光に対する屈折率が1.4〜1.7であることが好ましい。活性エネルギー線硬化型樹脂としては、例えば単官能(メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
第二色調補正層は、シリカ微粒子と活性エネルギー線硬化型樹脂とを混合してなる第二色調補正層用塗液を活性エネルギー線(例えば紫外線、電子線)により硬化させた硬化物からなる。シリカ微粒子としては、コロイダルシリカや中空シリカ微粒子が好ましい。波長400nmの光に対するコロイダルシリカ及び中空シリカ微粒子の屈折率は製法によって異なるが、1.25〜1.50であることが好ましい。また、バインダーとして用いられる活性エネルギー線硬化型樹脂は、波長400nmの光に対する屈折率が1.4〜1.7であることが好ましい。活性エネルギー線硬化型樹脂としては、例えば単官能(メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
第一ハードコート層は透明基材フィルムに第一ハードコート層用塗液を塗布した後に、活性エネルギー線照射により硬化することで形成される。第二ハードコート層は、透明基材フィルムの第一ハードコート層とは反対側の面に、第二ハードコート層用塗液を塗布した後に、活性エネルギー線照射により硬化することで形成される。
なお、透明基材フィルム(配向ポリエステルフィルム)と第一・第二ハードコート層との間には、両層の密着性を向上させるため、プライマー層を介在させることが好ましい。この場合、プライマー層の屈折率(np)と、配向ポリエステルフィルムの遅相軸方向の屈折率(nx)及び進相軸方向の屈折率(ny)とが、ny<np<nxとなる関係に設定することが好ましい。各屈折率をこのような関係に設定することで、プライマー層と配向ポリエステルフィルムとの屈折率差が低減され、ニジムラの発生を確実に抑制することができる。具体的には、プライマー層の屈折率(np)は、ポリエステルフィルムの進相軸方向の屈折率(ny)の最小屈折率1.55より高く、遅相軸方向の屈折率(nx)の最大屈折率1.78より低い範囲に設定する。好ましくは1.56〜1.65である。
透明導電性フィルムは、色調補正フィルムの第二色調補正層上に錫ドープ酸化インジウム層を有する。すなわち、透明導電性フィルムは、上から錫ドープ酸化インジウム層、第二色調補正層、第一色調補正層、第一ハードコート層、透明基材フィルム、第二ハードコート層が順に積層した構成である。
第二色調補正層の上に積層される錫ドープ酸化インジウム層(ITO層)は、透明導電層であり、波長400nmの光に対する屈折率が1.85〜2.35、膜厚が5〜50nmである。屈折率がこの範囲を外れると、第一色調補正層及び第二色調補正層との光学干渉が適切に作用しなくなるため、透明導電性フィルムの透過色が着色を呈し、全光線透過率も低下する。また、ITO層の屈折率は第二色調補正層の屈折率よりも大きいことが好ましい。ITO層の膜厚が5nmより薄い場合は、ITO層を均一の厚みに成形することが難しく、安定した抵抗が得られないため好ましくない。また、ITO層の膜厚が50nmより厚い場合は、ITO層自身による光の吸収が強くなり、透過色の着色低減効果が薄れると共に、全光線透過率が小さくなる傾向があるため好ましくない。
錫ドープ酸化インジウム層の製膜方法は、特に限定されず、例えば蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法を採用できる。これらの中では、層の厚み制御の観点より蒸着法及びスパッタリング法が特に好ましい。尚、錫ドープ酸化インジウム層を形成した後、必要に応じて、100℃〜200℃の範囲内でアニール処理を施して結晶化することができる。具体的には、高い温度で結晶化すると錫ドープ酸化インジウム層の屈折率は小さくなる傾向を示す。従って、錫ドープ酸化インジウム層の屈折率は、アニール処理の温度と時間を制御することで調整可能である。
(1)波長400nmの光に対する屈折率が1.72のPETフィルム(商品名「A4100」、東洋紡績株式会社製)上に、ディップコーター(杉山元理化学機器株式会社製)により、各層用塗液をそれぞれ乾燥硬化後の膜厚で100〜500nm程度になるように層の厚さを調整して塗布した。
(2)乾燥後、紫外線照射装置(岩崎電気株式会社製)により窒素雰囲気下で120W高圧水銀灯を用いて、400mJの紫外線を照射して硬化した。硬化後のPETフィルム裏面をサンドペーパーで荒らし、黒色塗料で塗りつぶしたものを反射分光膜厚計(「FE-3000」、大塚電子株式会社製)により、反射スペクトルを測定した。
(3)反射スペクトルより読み取った反射率から、下記に示すn-Cauchyの波長分散式(式1)の定数を求め、光の波長400nmにおける屈折率を求めた。
N(λ)=a/λ4+b/λ2+c (式1)
(N:屈折率、λ:波長、a、b、c:波長分散定数)
(1)波長400nmの光に対する屈折率が1.72のPETフィルム(商品名「A4100」、東洋紡績株式会社製)上にインジウム:錫=10:1のITOターゲットを用いてスパッタリングを行い、実膜厚20nmの透明導電層としての錫ドープ酸化インジウム層(ITO層)を形成し、下記実施例および比較例のそれぞれの条件でアニーリングを施し、透明導電性フィルムを作製した。
(2)上記透明導電性フィルム裏面をサンドペーパーで荒らし、黒色塗料で塗りつぶしたものを反射分光膜厚計(「FE-3000」、大塚電子株式会社製)により、反射スペクトルを測定した。
(3)反射スペクトルより読み取った反射率から、上記(式1)を用いて、光の波長400nmにおける屈折率を求めた。
なお、各表(後述)に記載の各層の屈折率は、上記屈折率測定用サンプルから求めた屈折率である。
二枚の偏光板を用いて、配向ポリエステルフィルムの配向軸方向(主軸の方向)を求め、配向軸方向に対して直交する二つの軸の屈折率(nx、ny)を、アッベ屈折率計(アタゴ社製NAR−4T)によって求めた。
厚みd (nm)は、電気マイクロメータ(アンリツ社製)を用いて任意の10点を測定し、単位をnmに換算して平均値を求めた。
リタデーションは、高複屈折フィルムの面内において最も屈折率が大きい方向(遅相軸方向)の屈折率(nx)と、遅相軸方向と直交する方向(進相軸方向)の屈折率(ny)と、高複屈折フィルムの厚み(d)とにより、以下の式によって計算した。
リタデーション(Re)=(nx−ny)×d
実施例、比較例にて作製した透明導電性フィルムを、液晶モニター(FLATORONIPS226V(LGElectronicsJapan社製))の観察者側の偏光素子上に配置した。なお、配向ポリエステルフィルムの遅相軸と液晶モニターの観察者側の偏光素子の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。そして、暗所及び明所(液晶モニター周辺照度400ルクス)にて、正面及び斜め方向(約50度)から目視及び偏光サングラス越しに表示画像の観察を行い、ニジムラの有無を以下の基準に従い評価した。偏光サングラス越しの観察は、目視よりも非常に厳しい評価法である。観察は10人で行い、最多数の評価を観察結果としている。
◎:偏光サングラス越しでニジムラが観察されない。
○:偏光サングラス越しでニジムラが観察されるが、薄く、目視ではニジムラが観察されない、実使用上問題ないレベル。
△:偏光サングラス越しでニジムラが観察され、目視ではニジムラがごく薄く観察される。
×:偏光サングラス越しでニジムラが強く観察され、目視でもニジムラが観察される。
色差計(「SQ−2000」、日本電色工業株式会社製)を用いて透明導電性フィルムの透過色、b*を測定した。このb*は、JIS Z 8729に規定されているL*a*b表色系における値である。
ヘイズメーター(「NDH2000」、日本電色工業株式会社製)により透明導電性フィルムの全光線透過率(%)及びヘイズ値を測定した。
透明導電性フィルムを6インチコアを用いて巻き取り、目視で観察することにより、フィルムの巻き取り性を下記に示す評価基準によって評価した。
◎:巻きじわ及びへこみなどの凹凸状変化が全く無い。
○:巻きじわ及びへこみなどの凹凸状変化がほとんどない。
×:巻きじわ又はへこみなどの凹凸状変形が大きい。
ポリエステル樹脂の水分散体20.7質量部、高屈折率微粒子分散液[商品名:酸化チタンスラリー(固形分20%分散液)、CIKナノテック(株)製]0.9質量部、水78.4質量部を混合して、プライマー層用組成物(E−1)を調整した。
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート96質量部、光重合開始剤[商品名:IRGACURE184、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製]4質量部及びイソブチルアルコール100質量部を混合して第一ハードコート層用塗液(HC−1)を調製した。第一ハードコート層用塗液(HC−1)を用いて形成される第一ハードコート層の屈折率は1.55であった。
第二ハードコート層用塗液として以下の原料を使用し、各原料を下記表1及び表2に記載した組成で混合して第二ハードコート層用塗液HC2−1〜HC2−18、HC’2−1〜HC’2−6を調整した。尚、表1及び表2中の数値はwt%である。得られた第二ハードコート層用塗液HC2−1〜HC2−18、HC’2−1〜HC’2−6を用いて形成される第二ハードコート層の屈折率を測定した。その結果を表1及び表2に示す。
第一色調補正層用塗液として以下の原料を使用し、各原料を下記表3に記載した組成で混合して、第一色調補正層用塗液C1−1〜C1−4を調製した。尚、表3中の数値はwt%である。得られた第一色調補正層用塗液C1−1〜C1−4を用いて形成される色調補正層の屈折率を測定した。その結果を表3に示す。
第二色調補正層用塗液として以下の原料を使用し、各原料を下記表4に記載した組成で混合して、第二色調補正層用塗液C2−1〜C2−5を調製した。尚、表4中の数値はwt%である。得られた第二色調補正層用塗液C2−1〜C2−5を用いて形成される色調補正層の屈折率を測定した。その結果を表4に示す。
溶融ポリエチレンテレフタレートを、290℃で溶融して、フィルム形成ダイを通して、シート状に押出し、水冷冷却した回転急冷ドラム上に密着させて冷却し、未延伸フィルムを作製した。この未延伸フィルムを二軸延伸試験装置(東洋精機社製)にて、120℃にて1分間予熱した後、120℃にて、延伸倍率4.5倍に延伸した後、その両面にプライマー層用組成物(E−1)をロールコーターにて均一に塗布した。次いで、この塗布フィルムを引続き95℃で乾燥し、その延伸方向とは90度の方向に延伸倍率1.5倍にて延伸を行い、リタデーション=10000nm、膜厚=100μm、nx=1.70、ny=1.60、Δn=0.10の配向ポリエステルフィルム(PET−N)を得た。尚、プライマー層の屈折率は1.59、膜厚は80nmであった。
第一ハードコート層、第一色調補正層、第二色調補正層、第二ハードコート層を下記表5及び表6に記載した材料及び膜厚とした以外は、実施例1−1と同様にして、色調補正フィルム(S1−2〜S1−16、S2−1〜S2−10)を作製した。
上記色調補正フィルム(S1−1)の第二色調補正層上にインジウム:錫=10:1のITOターゲットを用いてスパッタリングを行うことにより、膜厚が20nmの錫ドープ酸化インジウム層(ITO層)を形成し、150℃、30分のアニール処理を施し、透明導電性フィルムを作製した。得られた透明導電性フィルムについて、巻き取り性、透過色b*、全光線透過率、ヘイズ値を前記方法で測定した。その結果を下記表7に示す。
錫ドープ酸化インジウム層(ITO層)を表7及び表8に記載した膜厚とした以外は、実施例2−1と同様にして透明導電性フィルムを作製した。
第一ハードコート層、第一色調補正層、第二色調補正層、第二ハードコート層を下記表9及び表10に記載した材料及び膜厚とした以外は、実施例1−1と同様にして、色調補正フィルム(S’1−1〜S’1−13、S’2−1〜S’2−3)を作製した。
配向ポリエステルフィルム(PET-N)の変わりに、東洋紡社製汎用PETフィルム「A4100」(リタデーション=6200nm、膜厚=188μm、Δn=0.033)を用いた以外は、参考例1−1と同様にして色調補正フィルム(S’1−14)を、実施例2−1と同様にして色調補正フィルム(S’2−4)作製した。
錫ドープ酸化インジウム層(ITO層)を表11及び表12に記載した膜厚とした以外は、参考例3−1と同様にして透明導電性フィルムを作製した。
参考例3−1〜参考例3−18、実施例4−1〜実施例4−10では、第一ハードコート層及び各色調補正層、錫ドープ酸化インジウム層の屈折率と膜厚が本発明で規定される範囲に設定されていることから、透過色b*の値が小さく、透明導電性フィルムの着色を十分に抑え、更に、優れた全光線透過率を実現することが出来た。また、参考例3−1〜参考例3−18、実施例4−1〜実施例4−10では、第二ハードコート層の組成及び膜厚が本発明で規定される範囲に設定されていることから、優れた巻き取り性を実現出来た。更に、参考例3−1〜参考例3−18、実施例4−1〜実施例4−10では、透明基材フィルムとして、配向ポリエステルフィルムを使用したことから、ニジムラを抑制することが出来た。
Claims (2)
- 透明基材フィルムの表面から順に、第一ハードコート層、第一色調補正層、第二色調補正層が積層され、透明基材フィルムの裏側に、第二ハードコート層が積層されている巻き取り可能な可撓性を備える色調補正フィルムであって、
前記第一ハードコート層は、波長400nmの光に対する屈折率が1.51〜1.61、膜厚が1.3〜3.5μmであり、
前記第一色調補正層は、金属酸化物微粒子と活性エネルギー線硬化型樹脂からなり、波長400nmの光に対する屈折率が1.63〜1.86、膜厚が25〜90nmであり、
前記第二色調補正層は、シリカ微粒子と活性エネルギー線硬化型樹脂からなり、波長400nmの光に対する屈折率が1.33〜1.53、膜厚が10〜55nmであって、
前記第二ハードコート層は、硬化後の該第二ハードコート層100wt%に対して、バインダーを80〜98wt%、光重合開始剤を1〜10wt%、平均粒子径0.8〜5.5μmの有機微粒子を0.01〜19wt%含み、波長400nmの光に対する屈折率が1.51〜1.61、膜厚が1.3〜3.5μmであり、且つ、有機微粒子の平均粒子径が第二ハードコート層の膜厚の61〜350%であり、
前記バインダーと光重合開始剤、平均粒子径0.8〜5.5μmの有機微粒子との和が99〜100wt%であり、
前記第二ハードコート層のバインダーが、29〜75wt%の活性エネルギー線硬化型樹脂と、12〜60wt%のシリカ微粒子を含有し、
前記第二ハードコート層に対して前記活性エネルギー線硬化型樹脂と前記シリカ微粒子の和が80〜98wt%であり、
前記透明基材フィルムは、該フィルムの面内において最も屈折率が大きい方向(遅相軸方向)の屈折率(nx)と、遅相軸方向と直交する方向(進相軸方向)の屈折率(ny)との差(nx−y)が0.07〜0.20の、配向ポリエステルフィルムである、色調補正フィルム。 - 請求項1に記載の色調補正フィルムの前記第二色調補正層上に、錫ドープ酸化インジウム層が積層された透明導電性フィルムであって、
前記錫ドープ酸化インジウム層は、波長400nmの光に対する屈折率が1.85〜2.35、膜厚が5〜50nmである透明導電性フィルム。
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