JP6243783B2 - 廃熱回収ボイラ - Google Patents
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Description
初めに、図1に示された廃熱回収ボイラ10は、精鉱を反応させることによってマットとスラグを生成し、比重分離する自溶炉1のアップテイク3に付帯するようにして設けられており、アップテイク3の後方側(図1の右側)へ伸びるようにして配置されている。廃熱回収ボイラ10はボイラ本体11を備えており、ボイラ本体11は廃ガスが最初に導入される輻射部11aと、図示しない多数の水管が配置されて廃熱を回収する対流部11bによって構成されている。尚、対流部には上部側又は下部側に隙間が形成された隔壁12,12が前後して配置されており、廃ガスはその隙間を通って上下方向に誘導されるようになっている。
輻射部11a側のボイラ本体11には、図2に示すように、両側面の下部側に給水ヘッダ20が配置されており、給水ヘッダ20のさらに下部側にはホッパ13が配置されている。さらにホッパ13の下部側にはボイラ本体11内を落下したダストを回収するための排出コンベア15が配置されている。そして、輻射部11a側のボイラ本体11の内壁に沿って水管21が配置されると共に、水管21は給水ヘッダ20と連通するようにして取り付けられている。
給水ヘッダ20は、水管21と連通されて熱媒体となる水を流通させるための配管であり、ボイラ本体11の長手方向に沿って下部側の両側に配置されている。また、ボイラ本体11の下部側は、上方から下方へ至るに従いその幅サイズが次第に狭くなった略逆角錐台形状となるようにして形成され、給水ヘッダ20はボイラ本体11の下部位置よりもやや外側に離間した位置に配置されている。そして、給水ヘッダ20は炭素鋼管により形成されている。
水管21は、ボイラ本体11の内壁面に沿って配置されており、給水ヘッダ20と接続される部分は給水ヘッダ20側に向かって屈曲するように形成されている。そして、水管21はボイラ本体11の上部に配置された図示しない配管と連通され、さらに対流部11bに配置されている図示しない水管と連通されており、ボイラ本体11内に導入された高温の廃ガスから熱回収される。
ボイラ本体11の下部にはホッパ13が配置されており、ボイラ本体11内に導入された廃ガスに含まれるダストの回収を行う。廃ガス中には高温で溶融状態にあったダスト成分が含まれており、ボイラ本体11内で廃ガスの温度が下がることにより溶融状体にあったダスト成分が固化してダストとなって落下する。落下したダストはホッパ13の下部に配置された排出コンベア15によって回収される。尚、ホッパ13は、長手方向に沿って複数配置されている。このホッパ13を構成するホッパケーシング13aは耐食性を有するステンレス系材料が用いられている。
次に、ボイラ本体11とホッパ13の上部の連結構造について説明する。図3はボイラ本体11とホッパ13との連結部分の拡大断面図である。ボイラ本体11の内壁面に沿って配置された水管21はホッパ13との連結部付近で給水ヘッダ20側へ向かうようにして外側方向に屈曲され、ボイラ本体11の下部側の両側面に配置された給水ヘッダ20にそれぞれ溶接接続されている。そして、給水ヘッダ20の下部側には板状の取付フィン20aが下方に向かって取り付けられており、この取付フィン20aとホッパ13の上面とが側面形状が略L字状の取付部材40を介して連結されている。取付フィン20aと取付部材40とは溶接によって固定され、取付部材40とホッパ13の上部とはボルト41によって締着固定されている。尚、取付フィン20a、取付部材40及びボルト41は給水ヘッダ20と同様に炭素鋼材によって形成されている。ここで、ボルト41を取り付けるために取付部材40及びホッパ13の上面に穿設されている図示しないボルト孔はボルト41の径サイズよりも大きな径サイズとされている。尚、ボルト孔は円形又は楕円形に形成することができる。これにより、ステンレス系材料によって形成されたホッパ13のホッパケーシング13aと炭素鋼材によって形成された取付部材40や給水ヘッダ20の熱膨張率の差による伸縮の違いがあっても給水ヘッダ20はホッパケーシング13aに対して可動可能に取り付けられているのでその違いは吸収されて変形や割れが効果的に防止される。
一方、給水ヘッダ20と溶接される水管21の先端側は給水ヘッダ20と同様の材質である炭素鋼製の内側管21bを露出させた状態となっている。これにより給水ヘッダ20と水管21の内側管21bとの溶接接続は容易に行われると共に熱膨張の差による影響は防止されることとなる。しかしながら、水管21の露出部分はボイラ本体11内の廃ガス中に晒されることとなり、腐食の影響を受けやすくなるため、図4に示すように、ボイラ本体11内に露出した内側管21bは耐火物30によって被覆されている。耐火物としては、不定形耐火物、例えば、株式会社ヨータイ製のキャスタブル耐火物C130等を用いることができ、不定形耐火物によって露出した内側管21bを完全に被覆する。もちろん、不定形耐火物に限るものではなく、定形耐火物を所定の形状に成型したものをボイラ本体11内に露出した内側管21bを被覆するようにして配置してもかまわない。
3 アップテイク
10 廃熱回収ボイラ
11 ボイラ本体
11a 輻射部
11b 対流部
12 隔壁
13 ホッパ
13a ホッパケーシング
15 排出コンベア
20 給水ヘッダ
20a 取付フィン
21 水管
21a 外側管
21b 内側管
30 耐火物
35 摩擦軽減部材
40 取付部材
41 ボルト
Claims (4)
- ボイラ本体の下部側に給水ヘッダが配置され、さらにその下部側にはホッパが配置され、前記給水ヘッダと連結されて前記ボイラ本体の内面に沿って配置された水管を介して前記ボイラ本体内に導入された高温の廃ガスから廃熱を回収する廃熱回収ボイラにおいて、
前記ホッパを形成するホッパケーシングを耐食性を有するステンレス系材料で形成すると共に、前記ホッパケーシングとは異なる材質で形成された前記給水ヘッダを熱膨張率の差による伸縮の違いを吸収するように前記ホッパケーシングに対して可動可能に取り付け、
前記給水ヘッダと連結された前記水管の端部側であって前記ボイラ本体内部の温度が酸露点に至るおそれのある位置に配置されている水管のボイラ本体の内側に面する箇所を耐火物によって被覆したことを特徴とする廃熱回収ボイラ。 - 請求項1に記載の廃熱回収ボイラにおいて、
前記給水ヘッダは炭素鋼管製であり、
前記給水ヘッダを前記ホッパケーシングにボルト止めするための取付部材に設けられたボルト孔を使用するボルトの径サイズよりも大きくすることにより熱膨張率の差による伸縮を吸収するようにしたことを特徴とする廃熱回収ボイラ。 - 請求項1又は2に記載の廃熱回収ボイラにおいて、
前記水管は、内側には炭素鋼管で形成された内側管と、最外側には耐食性を有するステンレス系材料で形成された外側管を備えた複数層からなるコンポジット管によって形成され、前記給水ヘッダと連結された前記水管の端部側は当該給水ヘッダとの溶接を容易にするために炭素鋼からなる前記内管を露出させて形成され、
炭素鋼からなる内側管が露出した前記水管の端部側であって前記ボイラ本体の内側に面する箇所を耐火物によって被覆したことを特徴とする廃熱回収ボイラ。 - 請求項3に記載の廃熱回収ボイラにおいて、
前記耐火物と前記ホッパケーシングとの間にフリーエアの浸入を防止すると共に熱膨張率の差による伸縮時の不定形耐火物とホッパ部材の摩擦を軽減するための摩擦軽減部材を配置したことを特徴とする廃熱回収ボイラ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2014071641A JP6243783B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 廃熱回収ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014071641A JP6243783B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 廃熱回収ボイラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015194281A JP2015194281A (ja) | 2015-11-05 |
| JP6243783B2 true JP6243783B2 (ja) | 2017-12-06 |
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ID=54433470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014071641A Active JP6243783B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 廃熱回収ボイラ |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP6243783B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06104266B2 (ja) | 1989-07-14 | 1994-12-21 | 住友金属工業株式会社 | 高速鋳造における鋳片の縦割れ防止方法 |
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|---|---|---|---|---|
| US1839125A (en) * | 1928-01-18 | 1931-12-29 | Babcock & Wilcox Co | Steam boiler |
| JPS52148702A (en) * | 1976-06-04 | 1977-12-10 | Nippon Mining Co Ltd | Waste heat recovery device |
| JPS6027205U (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-23 | 三菱重工業株式会社 | ボイラの炉底部構造 |
| JP3763856B2 (ja) * | 1994-06-23 | 2006-04-05 | バブコック日立株式会社 | 伝熱管群支持装置 |
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-
2014
- 2014-03-31 JP JP2014071641A patent/JP6243783B2/ja active Active
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06104266B2 (ja) | 1989-07-14 | 1994-12-21 | 住友金属工業株式会社 | 高速鋳造における鋳片の縦割れ防止方法 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP2015194281A (ja) | 2015-11-05 |
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