JP6244152B2 - 密閉型電池の安全弁 - Google Patents
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Description
また、例えば、特許文献2の封口板及び密閉型電池においては、容器の開口部を塞ぐプレート部に、湾曲部を有する弁を形成し、この弁に、全長に渡って両側に湾曲部が配置される状態で溝を形成することが記載されている。この密閉型電池においては、外部から加わる応力を弁の湾曲部が変形することによって緩和し、溝に応力が集中することを抑制している。
上記蓋体の一般部の厚みよりも厚みが縮小して形成された薄肉部と、
該薄肉部において、直線状に形成された直線状溝部と、
上記薄肉部において、上記直線状溝部の両端部から2つに分岐してV形状に広がって形成された一対のV形状溝部と、
上記薄肉部において、上記V形状溝部の一対の先端部から、上記直線状溝部が位置する中央側とは反対側の外側へ延長して形成された一対の延長溝部と、を備えており、
上記V形状溝部の一対の先端部は、上記直線状溝部に直交して外側に屈曲していることを特徴とする密閉型電池の安全弁にある。
本発明の他の態様は、電極体を収容する容器の開口部を塞ぐ蓋体に設けられた密閉型電池の安全弁であって、
上記蓋体の一般部の厚みよりも厚みが縮小して形成された薄肉部と、
該薄肉部において、直線状に形成された直線状溝部と、
上記薄肉部において、上記直線状溝部の両端部から2つに分岐してV形状に広がって形成された一対のV形状溝部と、
上記薄肉部において、上記V形状溝部の一対の先端部から、上記直線状溝部が位置する中央側とは反対側の外側へ延長して形成された一対の延長溝部と、を備えており、
上記薄肉部は、四角形状に形成されており、
上記直線状溝部及び上記延長溝部は、上記薄肉部の互いに平行な一対の平行辺部に沿って形成されていることを特徴とする密閉型電池の安全弁にある。
密閉型電池の内圧が上昇し、安全弁が作動(破断)する時には、直線状溝部の両脇に位置する薄肉部の部分(以下、薄肉部の第1の部分という。)は、面積が大きいことにより、内圧による力が加わりやすい。そのため、直線状溝部、一対のV形状溝部及び各延長溝部が破断するときには、薄肉部の第1の部分は容易に開くと考えられる。
このように、薄肉部の第1の部分に加えて、薄肉部の第2の部分も開きやすくなったことにより、薄肉部の第1の部分及び第2の部分が開いて安全弁が開口されたときには、密閉型電池の内圧を開放するための開口面積を安定して確保することができる。
上記一態様の密閉型電池の安全弁においては、上記V形状溝部の一対の先端部は、上記直線状溝部に直交して外側に屈曲している。
そして、外側に屈曲する先端部の長さが短いことにより、屈曲しない先端部を有するV形状溝部の場合と同様の作用効果を得ることができる。
この構成により、安全弁の作動時に、直線状溝部の両脇に位置する薄肉部の第1の部分が、薄肉部の一対の平行辺部に沿って開くことができる。これにより、薄肉部の第1の部分の開き量を容易に確保することができる。
この場合には、安全弁の構造が簡単であり、直線状溝部の両脇に位置する薄肉部の第1の部分と、V形状溝部による三角形状部分を含む薄肉部の第2の部分との両方が、容易に開きやすくすることができる。
本例の密閉型電池1の安全弁4は、図1に示すごとく、電極体22を収容する容器2の開口部21を塞ぐ蓋体3に設けられている。安全弁4は、図2、図3に示すごとく、蓋体3の一般部31の厚みよりも厚みが縮小して形成された薄肉部40と、薄肉部40において、直線状に形成された直線状溝部41と、薄肉部40において、直線状溝部41の両端部411から2つに分岐してV形状に広がって形成された一対のV形状溝部42と、薄肉部40において、V形状溝部42の一対の先端部421から、直線状溝部41が位置する中央側とは反対側の外側へ延長して形成された一対の延長溝部43とを備えている。
図1に示すごとく、本例の密閉型電池1は、蓄電池としてのリチウムイオン二次電池であり、アルミニウム材料、ステンレス材料等によって形成された容器2内に、電極体22と、電解液と、プラス側及びマイナス側の内部端子23を配置して構成されている。内部端子23は、電極体22に接合されており、蓋体3に絶縁を行った状態で設けられている。蓋体3は、アルミニウム材料、ステンレス材料等によって形成されている。蓋体3には、内部端子23に導通されて、プラス側及びマイナス側の電極を形成する外部端子24が、蓋体3と絶縁を行った状態で設けられている。
四角形状の薄肉部40の4つの角部47は、R形状に形成されている。薄肉部40は、一対の平行辺部45が一対の直交辺部46よりも長く形成されており、一対の平行辺部45が、蓋体3の長辺部311と平行に配置されている。直線状溝部41、各V形状溝部42及び各延長溝部43は、蓋体3の外側表面301に形成されている。
各延長溝部43は、薄肉部40における一対の平行辺部45の近傍において、一対の平行辺部45に平行に形成されている。直線状溝部41、各V形状溝部42及び各延長溝部43は、図3に示すごとく、一対の傾斜面によるV形状の断面に形成されている。直線状溝部41、各V形状溝部42及び各延長溝部43の深さは一定になっている。直線状溝部41、各V形状溝部42及び各延長溝部43の底部は、平坦状又は曲面状のいずれに形成されていてもよい。
密閉型電池1の内圧が何らかの原因で異常に上昇し、安全弁4が作動(破断)する時には、薄肉部40の第1の部分401は、面積が大きいことにより、内圧による力が加わりやすい。そのため、直線状溝部41、一対のV形状溝部42及び各延長溝部43が破断するときには、薄肉部40の第1の部分401は容易に開くと考えられる。このとき、第1の部分401は、平行辺部45に沿って90°以上、蓋体3の外側へ開く。ここで、図4、図5には、安全弁4が作動して開口穴400を形成した状態を示す。
それ故、本例の密閉型電池1の安全弁4によれば、破断時の開口面積を安定して確保することができる。
具体的には、図6に示すごとく、薄肉部40において、延長溝部43の2つの先端部431同士の間には、直線状溝部41に直交して、直線状に一対の補助溝部44を形成することができる。一対の補助溝部44は、薄肉部40の一対の直交辺部46の近傍において、一対の直交辺部46と平行に形成することができる。また、一対の補助溝部44は、薄肉部40の第2の部分40が開くときに折り曲げの起点となる部分である。そして、一対の補助溝部44は、薄肉部40の第2の部分40が開くときに破断しないようにするため、直線状溝部41、一対のV形状溝部42及び各延長溝部43の深さよりも浅い深さで形成することができる。
2 容器
21 開口部
22 電極体
3 蓋体
301 外側表面
31 一般部
4 安全弁
40 薄肉部
401 第1の部分
402 第2の部分
41 直線状溝部
42 V形状溝部
43 延長溝部
Claims (3)
- 電極体を収容する容器の開口部を塞ぐ蓋体に設けられた密閉型電池の安全弁であって、
上記蓋体の一般部の厚みよりも厚みが縮小して形成された薄肉部と、
該薄肉部において、直線状に形成された直線状溝部と、
上記薄肉部において、上記直線状溝部の両端部から2つに分岐してV形状に広がって形成された一対のV形状溝部と、
上記薄肉部において、上記V形状溝部の一対の先端部から、上記直線状溝部が位置する中央側とは反対側の外側へ延長して形成された一対の延長溝部と、を備えており、
上記V形状溝部の一対の先端部は、上記直線状溝部に直交して外側に屈曲していることを特徴とする密閉型電池の安全弁。 - 電極体を収容する容器の開口部を塞ぐ蓋体に設けられた密閉型電池の安全弁であって、
上記蓋体の一般部の厚みよりも厚みが縮小して形成された薄肉部と、
該薄肉部において、直線状に形成された直線状溝部と、
上記薄肉部において、上記直線状溝部の両端部から2つに分岐してV形状に広がって形成された一対のV形状溝部と、
上記薄肉部において、上記V形状溝部の一対の先端部から、上記直線状溝部が位置する中央側とは反対側の外側へ延長して形成された一対の延長溝部と、を備えており、
上記薄肉部は、四角形状に形成されており、
上記直線状溝部及び上記延長溝部は、上記薄肉部の互いに平行な一対の平行辺部に沿って形成されていることを特徴とする密閉型電池の安全弁。 - 上記直線状溝部、上記V形状溝部及び上記延長溝部は、上記蓋体の外側表面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の密閉型電池の安全弁。
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