JP6254889B2 - スティッチング露光処理補正方法および撮像装置 - Google Patents
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Description
製造工程において、スティッチング露光処理を用いて作製された撮像素子からの画像出力について補正を行うスティッチング露光処理補正方法であって、
まず、所定方向に輝度が変化する輝度変化パターンを該撮像素子により撮像し、該撮像素子から出力された画像におけるスティッチングカラムの両側に位置する各領域の、対応する各画素について比較し、この比較結果をプロファイルテーブルに記憶して、初期プロファイルの生成処理を行い、
次に、所定フレーム数の撮像毎に、前記スティッチングカラムの両側に位置する各領域について、各画素位置(x,y)における、前記輝度変化パターンの輝度が変化する方向の勾配grad(x,y)が所定の演算式を満足するように、位置(x,y)における補正値c(x,y)を求め、この補正値c(x,y)に係る値が所定のしきい値を超えた場合に、前記プロファイルテーブルの対応画素位置の画素値に前記補正値c(x,y)に係る値を乗じ、プロファイルの更新処理を行うことを特徴とするものである。
ここで、上記「補正値c(x,y)に係る値」とは、例えば、補正値c(x,y)におけるゲイン値を意味するものとする。
また、本明細書において「ゲイン値」とは、元の値(入力値)を新しい値(出力値)にするための、元の値に対する乗算値(倍率)を意味するものとする。
また、前記プロファイルの更新処理において位置(x,y)の補正値c(x,y)におけるゲイン値を求めるために、前記比較対象エリアでゲイン値を算出する前に、前記輝度変化パターンの輝度が変化する方向にローパスフィルタ処理を施すことが好ましい。
grad(x,y)={grad(x-1,y)+grad(x+1,y)}/2 ……(1)
また、前記初期プロファイルの生成処理に先立ち、遮光して撮像した際の前記スティッチングカラムの両側に位置する各領域の出力レベル差を測定演算し、この測定演算された出力レベル差を減少させるようにオフセット補正を行うことが好ましい。
また、前記所定フレーム数が1であることが好ましい。
製造工程において、スティッチング露光処理を用いて作製された撮像素子からの画像出力について補正を行う撮像装置であって、
所定方向に輝度が変化する輝度変化パターンの撮像に応じ、該撮像素子から出力された画像におけるスティッチングカラムの両側に位置する各領域から出力される画素値を比較する画素値比較判定手段と、
該画素値比較判定手段の比較判定結果を各画素値と関連付けたプロファイルテーブルに記憶するプロファイルテーブル初期設定手段と、
所定フレーム数の撮像毎に、前記スティッチングカラムの両側に位置する各領域について、各画素位置(x,y)における、前記輝度変化パターンの輝度が変化する方向の勾配grad(x,y)が所定の演算式を満足するように、位置(x,y)における補正値c(x,y)を求める補正値算出手段と、
該補正値算出手段により算出された補正値c(x,y)に係る値を、所定のしきい値と比較するしきい値比較手段と、
前記しきい値比較手段により、前記補正値に係る値が所定のしきい値よりも大きいとされた場合に、前記プロファイルテーブルの対応画素位置の画素値に前記補正値c(x,y)に係る値を乗じてプロファイルの更新処理を行うプロファイルテーブル更新手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
特に動画においては、フレーム画像を所定速度で切替表示させていく必要があることから、周囲環境温度や電圧の変化に迅速に対応し得る、本発明方法および装置が好適である。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置10の一部を示すブロック図であり、撮像素子11の後段に設けられた、信号処理手段12中には、補正処理部13、プロファイル算出部14、プロファイルテーブル部15および切替スイッチ部16が有機的に連結される様子が示されている。
所定の補正は、プロファイルテーブル部15に予め設定され、かつ逐次更新されるデータを用いて行われる。
(オフセットによるレベル差)
オフセットにより生じるレベル差については、撮像素子を遮光した状態で得られた信号出力を測定し、プロファイル算出部14においてスティッチングカラム(スティッチングライン)の両側の領域の対応する画素におけるレベル差を各画素毎に算出し、プロファイルテーブル部15においてそのレベル差が解消されるように、各画素に対して所定の値を加算する。
このオフセットによるレベル差を低減する補正は、下述する非線形なレベル差を低減する補正に先んじて行われることが好ましいが、この非線形なレベル差を低減する補正と同時に行うようにしてもよい。
一方、スティッチング露光処理において生じる各スティッチング領域毎のレベル差のうち、光量依存の非線形ゲイン性のレベル差(特に周囲環境温度や印加電圧の変化により生じる)については、種々の要因により発生するものであり単純な計算で算出することは困難である。
以下、光量依存の非線形ゲイン性のレベル差を低減する処理を、初期プロファイル生成処理と、プロファイル更新処理とに分けて説明する。
まず、図2に示すような、レチクルやガラス板等の原板に記録された輝度変化パターンを、撮像素子11によって所定時間に亘り撮像する。この輝度変化パターンは、所定方向(図2では図面上下方向)に輝度が漸時変化するものである。
なお、上記撮像後において、撮像素子11から出力されたそのままの画素出力は図3に示すように表される。すなわち、スティッチングカラム(スティッチングライン)21の両側の領域は互いに輝度が異なっており、このままでは画質の劣化が生じることは明らかである。
この比較対象エリア22内の各画素におけるゲイン値に基づき、領域の他の場所における画素についてのゲイン値も、まだ計算されていない画素値について、補間等の処理を用いて算出する(各々の領域内の画素間において所定の相関があるものとして扱う)。これらの算出処理はプロファイル算出部14において行われる。
撮影実行中に、温度変化や電圧変動等が生じることがあるが、これに応じ、1フレーム毎にプロファイルテーブル部15の更新処理を行う。これにより、その状況に迅速に対応した補正処理を行うことができる。
grad(x,y)=(grad(x-1,y)+grad(x+1,y))/2 ……(1)
なる条件式(1)を満足するように、位置(x,y)の補正値c(x,y)に対するゲイン値を求める。
実際には、1つ前のフレームの値c(x,y)におけるゲイン値により、補正された現フレームの値c´(x,y)におけるゲイン値を除し、その結果を、上記しきい値と比較する必要がある。
次に、上記初期プロファイル生成処理および上記プロファイル更新処理を行う撮像装置10の構成について、再度図1を用い、処理の流れに沿って具体的に説明する。
このプロファイルテーブル部15においては、入力された画素出力、およびプロファイル算出部14によって算出された数値に基づき、各画素値と、それに対応するゲイン値との新たな対応関係が記憶される。この対応関係は、例えば図4に示すように、撮像素子11からの画素出力値i(撮像素子出力値i)と、プロファイルテーブル部15からの画素出力値(補正値)c(i)(テーブル部出力値c(i))と、ゲイン値c(i)/i によって表される。
なお、このステップ10(S10)および以下のステップにおける各種演算処理はプロファイル算出部14において行なわれる。
次に、(x,y)位置の撮像素子出力値iに対する、1つ前の画像フレームについての補正値(補正処理部13からの出力値)c(x,y)のゲイン値(以下、単にc(x,y)と称する)を取得する(S11)。
次に、条件式(1)を満足する補正値c´(x,y)のゲイン値(以下、単にc´(x,y)と称する)を探索する(S13)。
次に、ステップ14(S14)で得た倍率Gが、所定のしきい値を上回っているか否かを比較する(S15)。この比較の結果、倍率Gが、所定のしきい値を上回っていると判断されれば、プロファイルテーブル部15において、iに対する出力値(補正値)を更新し(S16)、対象設定位置(x,y)を更新(yをインクリメント)する(S17)。上記比較の結果、倍率Gが、所定のしきい値以下と判断されれば、ステップ16(S16)を省略してステップ17(S17)の対象設定位置(x,y)を更新(yをインクリメント)する(S17)。
例えば、画素位置(x,y)での勾配grad(x,y)を、grad(x-2,y)、(grad(x-1,y)、(grad(x+1,y)およびgrad(x+2,y)の勾配の平均値により求めるようにしてもよい。
11 撮像素子
12 信号処理手段
13 補正処理部
14 プロファイル算出部
15 プロファイルテーブル部
16 切替スイッチ部
21 スティッチングカラム
22 比較対象エリア(囲み部分)
Claims (7)
- 製造工程において、スティッチング露光処理を用いて作製された撮像素子からの画像出力について補正を行うスティッチング露光処理補正方法であって、
まず、所定方向に輝度が変化する輝度変化パターンを該撮像素子により撮像し、該撮像素子から出力された画像におけるスティッチングカラムの両側に位置する各領域の、対応する各画素について比較し、この比較結果をプロファイルテーブルに記憶して、初期プロファイルの生成処理を行い、
次に、所定フレーム数の撮像毎に、前記スティッチングカラムの両側に位置する各領域について、各画素位置(x,y)における、前記輝度変化パターンの輝度が変化する方向の勾配grad(x,y)が所定の演算式を満足するように、位置(x,y)における補正値c(x,y)を求め、この補正値c(x,y)に係る値が所定のしきい値を超えた場合に、前記プロファイルテーブルの対応画素位置の画素値に前記補正値c(x,y)に係る値を乗じ、プロファイルの更新処理を行うことを特徴とするスティッチング露光処理補正方法。 - 前記輝度変化パターンの画像におけるスティッチングカラムの両側に位置する所定幅の領域を各々の比較対象エリアとし、これらの比較対象エリアの各画素値について、入力画素値に対応するゲイン値を求め、この求められたゲイン値に基づいて前記スティッチングカラムの両側に位置する全領域の各画素値に関するゲイン値とみなすことを特徴とする請求項1記載のスティッチング露光処理補正方法。
- 前記プロファイルの更新処理において位置(x,y)の補正値c(x,y)に対するゲイン値を求めるために、前記比較対象エリアでゲイン値を算出する前に、前記輝度変化パターンの輝度が変化する方向にローパスフィルタ処理を施すことを特徴とする請求項2記載のスティッチング露光処理補正方法。
- 前記所定の演算式が、下記条件式(1)で表されることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載のスティッチング露光処理補正方法。
grad(x,y)={grad(x-1,y)+grad(x+1,y)}/2 ……(1) - 前記初期プロファイルの生成処理に先立ち、遮光して撮像した際の前記スティッチングカラムの両側に位置する各領域の出力レベル差を測定演算し、この測定演算された出力レベル差を減少させるようにオフセット補正を行うことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載のスティッチング露光処理補正方法。
- 前記所定フレーム数が1であることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載のスティッチング露光処理補正方法。
- 製造工程において、スティッチング露光処理を用いて作製された撮像素子からの画像出力について補正を行う撮像装置であって、
所定方向に輝度が変化する輝度変化パターンの撮像に応じ、該撮像素子から出力された画像におけるスティッチングカラムの両側に位置する各領域から出力される画素値を比較する画素値比較判定手段と、
該画素値比較判定手段の比較判定結果を各画素値と関連付けたプロファイルテーブルに記憶するプロファイルテーブル初期設定手段と、
所定フレーム数の撮像毎に、前記スティッチングカラムの両側に位置する各領域について、各画素位置(x,y)における、前記輝度変化パターンの輝度が変化する方向の勾配grad(x,y)が所定の演算式を満足するように、位置(x,y)における補正値c(x,y)を求める補正値算出手段と、
該補正値算出手段により算出された補正値c(x,y)に係る値を、所定のしきい値と比較するしきい値比較手段と、
前記しきい値比較手段により、前記補正値に係る値が所定のしきい値よりも大きいとされた場合に、前記プロファイルテーブルの対応画素位置の画素値に前記補正値c(x,y)に係る値を乗じてプロファイルの更新処理を行うプロファイルテーブル更新手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
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