JP6264232B2 - 雰囲気仕切装置、およびフロートガラス製造装置 - Google Patents
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Description
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、本明細書において、上流側および下流側とは、フロートガラス製造装置1内におけるガラスリボン5の搬送方向(X軸方向)に対するものである。すなわち、本明細書においては、+X側が下流側であり、−X側が上流側である。
図1は、本実施形態のフロートガラス製造装置1を示す側断面図である。
本実施形態のフロートガラス製造装置1は、図1に示すように、製造装置本体4と、雰囲気仕切装置30と、を備える。
製造装置本体4は、ガラスリボン5を成形するフロートバス2と、フロートバス2で成形されたガラスリボン5を搬送するドロスボックス6と、ドロスボックス6から搬送されるガラスリボン5を冷却する徐冷炉10と、を備える。
フロートバス2とドロスボックス6と徐冷炉10とは、この順で並んで設けられている。
フロートバス2は、たとえば、耐火煉瓦で形成されている。フロートバス2の底壁部18側、すなわち、下側(−Z側)には、高温の溶融錫(Sn)が貯留されており、溶融錫浴(溶融金属浴)3が形成されている。フロートバス2の上流側(−X側)には、図示しない溶解炉が接続されている。溶解炉は、上流側から溶融錫浴3の表面上に溶融ガラスを供給する。
ドロスボックス6は、フロートバス2の下流側(+X側)に設けられている。ドロスボックス6は、下部6Aと、上部6Bと、を備える。
下部6Aは、ドロスボックス6における下側(−Z側)の部分である。下部6Aは、底壁部26と、台座21と、シールブロック20と、リフトアウトロール7と、断熱材22と、を備える。
断熱材22は、底壁部26の上側(+Z側)に設けられている。
ドレープ25は、ドロスボックス6の幅方向(Y軸方向)に延びて形成されている。ドレープ25は、ガラスリボン5に上側(+Z側)から近接して設けられ、ドロスボックス6の上側の上部空間D2bを仕切っている。上部空間D2bは、ガラスリボン5と上部6Bとの間の空間である。
徐冷炉10は、ドロスボックス6の下流側(+X側)に設けられている。徐冷炉10は、金属製の炉殻11により通路型に構成されている。徐冷炉10は、複数のレヤーロール9を備える。
レヤーロール9は、徐冷炉10の内部に設けられている。レヤーロール9は、搬送方向(X軸方向)に等間隔で複数設置されている。レヤーロール9は、たとえば、リフトアウトロール7と同様の構成であり、徐冷炉10の幅方向(Y軸方向)に延びたシャフト回りに回転駆動される。
雰囲気仕切装置30は、突出壁部27の上面に設置されている。すなわち、雰囲気仕切装置30は、フロートガラス製造装置1における製造装置本体4の底部側(−Z側)に設けられている。
図2および図3は、本実施形態の雰囲気仕切装置30を示す図である。図2は、図3におけるII−II断面図である。図3は、正面図である。
仕切部材33の幅方向の両端は、第1昇降機構50と第2昇降機構54とに支持されている。
雰囲気仕切装置30は、ベース部材35と、ベース部材35の上側に設けられた仕切部材33とによって、ドロスボックス6の下部空間D2aと、徐冷炉10の下部空間D3aとを仕切る。
以下、雰囲気仕切装置30の各部について詳細に説明する。
ベース部材35は、図2および図3に示すように、突出壁部27の上面に設けられている。ベース部材35は、レール部材38と、ベース金具35hと、カバー金具35a,35b,35cと、固定金具35d,35eと、ガイドブロック35f,35gと、スペーサー61a,61bと、ガイドピン62と、を備える。
第2金具部39bは、レール部材38の溝部38aに係合される部分である。
カバー金具35aは、図3に示すように、ベース部材35における幅方向の一方側(−Y側)の端部に設けられ、幅方向(Y軸方向)に延びている。
カバー金具35cは、ベース部材35における幅方向の他方側(+Y側)の端部に設けられ、幅方向に延びている。
カバー金具35b,35cの構成は、幅方向において設けられる位置が異なる点を除いて、カバー金具35aと同様である。
固定金具35eは、幅方向において、カバー金具35bとカバー金具35cとの間に設けられている。固定金具35eは、設けられる位置が異なる点を除いて、固定金具35eと同様である。
ガイドブロック35gは、カバー金具35aの+Y側の端部近傍に設けられる点を除いて、ガイドブロック35fと同様である。
仕切部材33は、ベース部材35の上側(+Z側)に、鉛直方向(Z軸方向)に移動可能に設けられている。仕切部材33は、幅方向(Y軸方向)に延び、ベース部材35とともに、ドロスボックス6の下部空間D2aと、徐冷炉10の下部空間D3aとを仕切る。すなわち、仕切部材33は、ドロスボックス6の下部空間D2aと徐冷炉10の下部空間D3aとの間に設けられている。
保持部材32は、仕切板31を保持する部材である。保持部材32は、図3に示すように、幅方向(Y軸方向)に延びている。保持部材32の幅方向の寸法は、仕切板31よりも大きい。保持部材32の幅方向の両端部は、製造装置本体4の外側に位置している。
第1昇降機構50は、図3に示すように、ベース部材35の幅方向(Y軸方向)の一方側(−Y側)に設けられている。第2昇降機構54は、ベース部材35の幅方向の他方側(+Y側)に設けられている。すなわち、昇降機構は、製造装置本体4の幅方向の両側にそれぞれ設けられている。第1昇降機構50と第2昇降機構54とは、仕切部材33の昇降箇所P1〜P4を下側(−Z側)から支持している。
基台50aは、製造装置本体4の外側に設けられている。送りネジ支持台50bは、基台50aの製造装置本体4側と逆側(−Y側)に設けられている。昇降部40は、基台50aと、送りネジ支持台50bと、によって支持されている。支持部52は、基台50aに接続されている。
図4(A),(B)は、本実施形態の昇降部40の部分を示す断面図(YZ断面図)である。図4においては、基台50aの図示を省略している。
第1リンク43は、ロッド41cと仕切部材33の固定部36aとにそれぞれX軸回りに回転可能に接続されている。これにより、リンク部42は、ロッド41cと仕切部材33の昇降箇所P2とを接続する。
下側ナット53bは、保持部材32の底板部32bの下側(−Z側)でボルト53cに嵌め合わされている。
昇降部45は、送りネジ(操作部)46aと、カップリング46bと、ロッド46cと、接続ロッド46dと、リンク部(運動変換部)47と、を備える。
リンク部47は、第1リンク48と、第2リンク49と、を備える。
第1リンク48は、仕切部材33の固定部36aに接続されている。
第2リンク49の接続部49aは、固定金具35eの上流側(−X側)の面に接続されている。
雰囲気仕切装置30は、ガイドロッド(突出部材)60をさらに備える。
ガイドロッド60は、保持部材32の底板部32bの下面32cから突出して設けられた棒状部材である。ガイドロッド60は、幅方向(Y軸方向)に並んで、複数設けられている。ガイドロッド60は、本実施形態においては、たとえば、8つ設けられている。ガイドロッド60は、図2に示すように、ベース部材35に形成された隙間34aに挿入されている。
雰囲気仕切装置30は、シール部材(突出部材)37をさらに備える。
シール部材37は、保持部材32の底板部32bの下面32cに固定されている。シール部材37は、下側(−Z側)に突出している。シール部材37は、図3に示すように、製造装置本体4の幅方向(Y軸方向)のほぼ全体に亘って延びている。シール部材37は、仕切部材33とベース部材35との隙間AR2を封止する。
次に、雰囲気仕切装置30の昇降動作について説明する。
図5(A)および図5(B)は、雰囲気仕切装置30の昇降動作を説明するための正面図である。図5(A)および図5(B)においては、ベース部材35、ガイドロッド60、およびシール部材37の図示を省略している。
以下、各操作部の操作について詳細に説明する。
図4(B)に示すように、送りネジ41aを回転させて、送りネジ41aと螺合されている接続ロッド41dを幅方向のロッド41c側(+Y側)に移動させる。これにより、カップリング41bを介して、接続ロッド41dと接続されたロッド41cが、幅方向のリンク部42側(+Y側)に移動する。このとき、送りネジ41aは、ナット41f及びナット41gによって幅方向の移動を規制されているため、幅方向に移動しない。
以上のようにして、スコット・ラッセルリンク機構を構成するリンク部42,47は、ロッド41cの幅方向(Y軸方向)の動きを、仕切部材33の鉛直方向(Z軸方向)の動きに変換できる。
なお、送りネジ41a,46aを回転させる方法は、自動であってもよいし、手動であってもよい。
上側ナット53aを回転させ、ボルト53cに沿って上側(+Z側)に移動させる。これにより、上側ナット53aが、保持部材32の底板部32bから上側に離間し、仕切部材33の保持部材32は、ボルト53cに対して上側へ移動可能な状態となる。
なお、上側ナット53aおよび下側ナット53bを回転させる方法は、自動であっても、手動であってもよい。
なお、仕切部材33を降下させる場合には、送りネジ41a,46aおよび下側ナット53b,57bを上述した回転の向きとは逆に回転させる。
また、たとえば、ガラスリボン5の厚みH2を大きくした場合には、ガラスリボン5の撓みが小さくなるため、仕切部材33を上側に上昇させて、ガラスリボン5と仕切板31との距離H1を小さくする。
また、たとえば、熱によってドロスボックス6が変形し、仕切部材33がドロスボックス6の変形した形状に沿って、歪んで配置される場合がある。これにより、ガラスリボン5と仕切板31との距離H1が幅方向において均一とならない場合がある。
これに対して、本実施形態によれば、操作部を操作することによって仕切部材33の高さH4を操作できるため、簡便である。
これに対して、本実施形態によれば、ロッド41c,46cおよびリンク部42,47を用いることで、製造装置本体4の内側に位置する昇降箇所P2,P3において、仕切部材33の高さH4を調整できる。したがって、本実施形態によれば、仕切部材33の幅方向における中央付近の高さH4を調整することが容易である。
これに対して、本実施形態によれば、ガラスリボン5が切れた際には、仕切部材33を下げて、切れたガラスリボン5が仕切部材33によって堰き止められないようにすることで、フロートガラス製造装置1の損傷が拡大することを抑制できる。
なお、上記説明と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
昇降部140は、ロッド41cと、楔部142と、楔受部136aと、を備える。
楔部147は、斜面147aを有しており、雰囲気仕切装置130の幅方向(Y軸方向)の中央に対して、対称に設けられている点を除いて、第1昇降機構150の楔部142と同様である。
第2昇降機構154についても同様であり、昇降部145を用いて、昇降箇所P3における仕切部材33の高さH4を大きくできる。
なお、この構成においては、楔部142,147および楔受部136a,136bが、特許請求の範囲における運動変換部に相当する。すなわち、楔部142,147および楔受部136a,136bによって、ロッド41c,46cの幅方向(Y軸方向)の運動が、仕切部材33の鉛直方向(Z軸方向)の運動に変換される。
また、本実施形態においては、ボルト53c,57cのうちいずれか一方、あるいは両方が設けられていなくてもよい。この場合、仕切部材33の一端、あるいは両端は、たとえば、鉛直方向に移動自在に設けられる。
また、本実施形態においては、たとえば、ガイドロッド60が設けられていなくてもよい。この場合においては、シール部材37が、ガイドロッド60の機能を兼ねていてもよい。
また、本実施形態においては、第1昇降機構50が個別に操作可能な昇降部を2つ以上備えていてもよい。
また、本実施形態においては、仕切板31は一体部材であってもよい。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、1つの操作部によって仕切部材233の高さを調整できる点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号付す等によって説明を省略する場合がある。
本実施形態の雰囲気仕切装置230は、図7に示すように、仕切部材233と、昇降機構250と、を備える。
仕切部材233は、仕切板31と、保持部材232と、を備える。
昇降機構250は、昇降部240を備える。
ロッド241cは、−X側の端部がカップリング41bに接続されている。ロッド241cは、カップリング41bから、保持部材232の幅方向(Y軸方向)の全体に亘って延びている。
また、本実施形態においては、仕切部材233の幅方向の両端を、たとえば、第1実施形態の支持部52,56を用いて支持してもよい。
Claims (11)
- ガラスリボンを成形するフロートバスと、前記フロートバスで成形された前記ガラスリボンを搬送するドロスボックスと、前記ドロスボックスから搬送される前記ガラスリボンを冷却する徐冷炉と、を備える製造装置本体の底部側に設けられ、
前記ガラスリボンの搬送方向である第1方向と交差する第2方向に延びる仕切部材と、
前記仕切部材を前記底部に対して鉛直方向に移動させる昇降機構と、
を備え、
前記仕切部材は、前記ドロスボックス内の前記ガラスリボンが搬送される搬送経路より下側の空間と前記徐冷炉内の前記搬送経路より下側の空間との間に、鉛直方向に移動可能に設けられることを特徴とする雰囲気仕切装置。 - 前記昇降機構は、前記仕切部材を鉛直方向に移動させる操作を行うための操作部を備え、
前記操作部は、前記製造装置本体の外側に設けられる、請求項1に記載の雰囲気仕切装置。 - 前記昇降機構は、
前記操作部から、前記第2方向に延びるロッドと、
前記ロッドの前記第2方向の運動を、前記仕切部材の鉛直方向の運動に変換する運動変換部と、
を備える、請求項2に記載の雰囲気仕切装置。 - 前記運動変換部は、前記ロッドと前記仕切部材とを接続するリンク部である、請求項3に記載の雰囲気仕切装置。
- 前記運動変換部は、前記第2方向に沿って複数設けられる、請求項3または4に記載の雰囲気仕切装置。
- 前記昇降機構は、前記製造装置本体の外側に設けられ前記仕切部材を支持する支持部を備え、
前記支持部における前記仕切部材の支持位置は、鉛直方向に移動可能である、請求項1から5のいずれか一項に記載の雰囲気仕切装置。 - 前記支持部は、
前記仕切部材に接続された鉛直方向に延びるボルトと、
前記仕切部材の下側で前記ボルトに嵌め合わされたナットと、
を備える、請求項6に記載の雰囲気仕切装置。 - 前記仕切部材の下側に設けられ、かつ、前記底部に固定された、上側に開口する凹部を有するベース部材と、
前記仕切部材の下側の面から突出し、前記凹部の内部に挿入される突出部材と、
を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の雰囲気仕切装置。 - 前記突出部材は、前記仕切部材と前記ベース部材との隙間を封止するシール部材を含む、請求項8に記載の雰囲気仕切装置。
- 前記昇降機構は、前記製造装置本体の前記第2方向の両側にそれぞれ設けられる、請求項1から9のいずれか一項に記載の雰囲気仕切装置。
- 前記製造装置本体と、
請求項1から10のいずれか一項に記載の雰囲気仕切装置と、
を備えることを特徴とするフロートガラス製造装置。
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