Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6264239B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6264239B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP6264239B2
JP6264239B2 JP2014185467A JP2014185467A JP6264239B2 JP 6264239 B2 JP6264239 B2 JP 6264239B2 JP 2014185467 A JP2014185467 A JP 2014185467A JP 2014185467 A JP2014185467 A JP 2014185467A JP 6264239 B2 JP6264239 B2 JP 6264239B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
meth
waterproofing agent
wire
wire harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014185467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016058317A (ja
Inventor
加藤 義人
義人 加藤
中嶋 一雄
一雄 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2014185467A priority Critical patent/JP6264239B2/ja
Publication of JP2016058317A publication Critical patent/JP2016058317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6264239B2 publication Critical patent/JP6264239B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Description

本発明は、ワイヤーハーネスに関し、特に車載用途に好適なワイヤーハーネスに関するものである。
車載用ワイヤーハーネスは、使用時に高温環境下にさらされる。またワイヤーハーネスのスプライス部では、防水性能が要求される。このような高温環境下にさらされるワイヤーハーネスのスプライス部の防水方法として、防水剤に湿気硬化型樹脂や紫外線硬化型樹脂を用いることが公知である(例えば特許文献1〜2参照)。
特許文献1は、スプライス部をカバーで覆い、カバーと電線導体との間に液状シリコーン樹脂を注入し、室温で架橋反応をさせ、シリコーンゲルへと硬化させる方法である。
特許文献2は、スプライス部に紫外線硬化型樹脂からなる防水剤を充填し、光透過性の保護シートで覆った状態で硬化されており、前記防水剤に電線被覆材の可塑剤と同種の可塑剤が添加されているものである。
特開平4‐229961号公報 特開2013‐251166号公報
特許文献1に記載の方法は、シリコーンゲルを湿気硬化させるため、硬化に時間がかかり、加工性が悪い。また、高温環境下では電線被覆材に含まれる可塑剤が防水剤へ移行して、防水剤の接着力が低下して電線被覆材から剥離して防水性能が満たせないという問題があった。
特許文献2に記載の方法は、電線被覆材に含まれる可塑剤と同種の可塑剤を防水剤の紫外線硬化型樹脂に添加することで、高温環境下での電線被覆材の可塑剤移行を抑制している。しかしながら、ワイヤーハーネスを長時間高温環境下に放置すると、樹脂や電線被覆材中に含まれる可塑剤が揮発するため電線被覆材の肉痩せが発生し、防水剤の樹脂と電線被覆材との間に剥離が生じて、防水性能が満たせない恐れがあるという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、高温環境下にさらされた後でも、ワイヤーハーネスのスプライス防水部における被覆材と防水剤との剥離が生じるのを防止して、良好な防水性能を得ることが可能である、ワイヤーハーネスを提供することにある。
本発明のワイヤーハーネスは、
複数本の絶縁電線の各絶縁電線の被覆材がそれぞれ部分的に除去され、導体が露出した導体露出部分において、複数本の絶縁電線の導体同士が接続されてスプライス部が形成されており、前記スプライス部を含む複数本の絶縁電線の露出された導体の束からなる導体露出部と、該導体露出部に隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とが、防水剤により連続して覆われて前記導体露出部が封止されている防水部を有するワイヤーハーネスであって、
前記防水部が樹脂硬化物からなる防水剤によって被覆されて封止されており、
前記防水剤の高温耐久後の室温におけるヤング率E(MPa)と、高温耐久後の前記防水剤の前記電線被覆材に対する室温における引張接着強度A(MPa)との比[E/A]が、3.0以下である、
ことを要旨とするものである。
本発明のワイヤーハーネスにおいて、前記防水剤が、紫外線硬化型樹脂組成物の硬化物であることが好ましい。
本発明のワイヤーハーネスは、前記防水剤の高温耐久後の室温におけるヤング率E(MPa)と、高温耐久後の前記防水剤の前記電線被覆材に対する室温における引張接着強度A(MPa)との比[E/A]が、3.0以下である構成を採用したことにより、高温環境下にさらされた後でも、ワイヤーハーネスのスプライス防水部における被覆材と防水剤との剥離が生じるのを防止して、良好な防水性能を得ることが可能である。
本発明の上記構成により良好な防水性能が得られるのは、下記の作用によるものである。ワイヤーハーネスは、高温環境下での可塑剤減少により電線が痩せ細る。そうすると、電線と電線の間に充填された防水剤に、垂直方向に剥離応力がかかり、歪が加わる。ここで、ヤング率の異なる防水剤(紫外線硬化型樹脂)について、同じ歪を与えられた場合、ヤング率が高い方の防水剤が、樹脂にかかる応力が高くなる。このことから、高温耐久後の垂直方向の引張接着強度とヤング率の値の大小が、防水剤と被覆材の剥離の発生の有無に影響する。そこで、ヤング率E/引張接着強度Aとの関係に着目して、検討したところ、ヤング率E/引張接着強度Aとの比[E/A]が、3.0以下とした場合に、防水剤と被覆材との間で剥離が発生せず、良好な防水性能が得られることを見出した。
図1は本発明のワイヤーハーネスの一例の止水中間スプライス部付近の外観を示す斜視図である。 図2は図1のA−A線水平断面図である。 図3(a)〜(c)は本発明のワイヤーハーネスの製造方法の一例の製造工程を示し、止水中間スプライス部付近の説明図である。 図4(a)〜(e)は、本発明のワイヤーハーネスの製造方法の他の例の製造工程を示し、止水中間スプライス部付近の説明図である。 図5は実施例、比較例の耐久後ヤング率Eと耐久後引張接着強度Aの関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は本発明のワイヤーハーネスの一例の中間スプライス部付近の外観を示す斜視図であり、図2は図1のA−A線水平断面図である。図1及び図2に示す態様のワイヤーハーネス1は、芯線からなる導体2の周囲が絶縁体からなる被覆材3により被覆された4本の絶縁電線4が束ねられている電線束から構成されている。
ワイヤーハーネス1の中間スプライス部20では、電線束の複数本の絶縁電線4は、被覆材3が剥離除去されて、内部の導体2の束が露出した導体露出部5を有する。導体露出部5では、複数の絶縁電線4、4、4、4の導体2、2、2、2どうしが接合されて、各絶縁電線4が電気的に接続されている。
ワイヤーハーネス1は、中間スプライス部20の周囲が保護シート30及び防水剤40により覆われていて防水部10を構成している。防水部10は、導体露出部5と、該導体露出部5に隣接する各絶縁電線4の各被覆材3の端部の被覆部6の外周面とが、防水剤40により連続して覆われて、前記導体露出部5が封止されている。
防止部10は、樹脂硬化物からなる防水剤40によって被覆され封止されている。防水剤40は、高温耐久後の室温におけるヤング率E(MPa)(以下、単に高温耐久後のヤング率Eということもある)と、高温耐久後の前記防水剤の前記電線被覆材に対する室温における引張接着強度A(MPa)(以下、単に高温耐久後の引張接着強度Aということもある)との比[E/A]が、3.0以下である。
本発明は、上記の防水剤の特性として、高温耐久後の室温におけるヤング率Eと高温耐久後の引張接着強度Aとの比[E/A]を3.0以下とした構成が重要である。上記の構成により、良好な防水性能が得られるのは、下記の作用により考えられる。ワイヤーハーネスは、一般に高温環境下で使用されると、電線の被覆材中の可塑剤が揮発して、可塑剤減少により電線が痩せ細る。そうすると、電線と電線の間に充填された防水剤に、垂直方向(電線の径方向)に剥離応力がかかり、歪が加わる。ここで、ヤング率の異なる防水剤(例えば、紫外線硬化型樹脂)について、樹脂に加わる応力がどのように異なるかを考えてみる。ヤング率の異なる防水剤に、同じ歪を加えると、ヤング率が高い方の防水剤が、樹脂にかかる応力は大きくなる。このことから、高温耐久後の垂直方向の引張接着強度Aと、高温耐久後のヤング率の値の大小が、防水剤と被覆材の剥離の発生の有無に影響する。そこで、ヤング率E/引張接着強度Aとの関係に着目して、検討したところ、高温耐久後のヤング率E/高温耐久後の引張接着強度Aとの比[E/A]が、3.0以下である場合に、防水剤と被覆材との間で剥離が発生せず、良好な防水性能を満たすことが判った。
上記ヤング率E(MPa)は、JIS K 7161に準じ、3号ダンベルを試験片として、引張速度を1mm/minとし、室温(23℃)で測定した値である。耐久後のヤング率とは、サンプルを120℃下に200hr加熱処理した後に、サンプルを室温で測定してヤング率の評価を行うことである。
上記引張接着強度Aは、JIS K 6849に準じて、室温で測定した値である。被着材として、絶縁電線と同じ可塑剤を同じ量含むPVC板を用いた。PVC板の大きさは、長さ40mm×幅20mm×厚み1mmとした。サンプルは、2枚のPVC板の小口面を隙間が1mmとなるように対向させて、2枚のPVC板の間に防水剤を充填して硬化させて作製した。2枚のPVC板が、幅20mm×厚み1mm×長さ1mmに形成された防水剤を介して接着している引張試験用のサンプルを得た。このサンプルを120℃下に200hr加熱処理した後、室温で、引張試験を行って、耐久後の引張接着強度とした。
防水剤40は、防水性を有する硬化性樹脂の硬化物であれば特に限定されず使用することができる。特に紫外線硬化型樹脂組成物の硬化物を用いることが好ましい。紫外線硬化型樹脂組成物としては、既存の紫外線硬化材料を用いることができる。具体的には、(メタ)アクリレートオリゴマー、(メタ)アクリレートモノマー等の硬化性成分である重合性化合物と光重合開始剤の混合物を基本組成物とし、紫外線が照射されることで硬化物が得られるものであれば使用することができる。
尚、本発明において「(メタ)アクリレート」との記載はアクリレート及びメタクリレートの意味である。紫外線硬化型樹脂組成物の硬化原理としては、紫外線(紫外光)を光重合開始剤が吸収して、ラジカル種等の活性種を発生させ、その活性種が(メタ)アクリレート等の炭素−炭素の2重結合をラジカル重合させ、硬化させるものである。
防水剤の高温耐久後のヤング率E(MPa)と、高温耐久後の引張接着強度A(MPa)との比[E/A]を3.0以下とするには、組成物の各種成分の種類や配合量を適宜調節すればよい。
紫外線硬化型樹脂組成物は、重合性化合物、光重合開始剤、熱ラジカル重合開始剤等を含有する。重合性化合物としては、ウレタンアクリレートオリゴマーとアクリレートモノマーを組み合わせたものが挙げられる。
例えば、防水剤に用いられる紫外線硬化型樹脂組成物は、下記の成分の組成物から構成することができる。以下、各成分について説明する。
(A)ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、
(B)(メタ)アクリレートモノマー、
(C)ビニルラクタム化合物、
(D)光重合開始剤
(A)ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー
組成物の中で、防水性、柔軟性、接着性、粘度等の調節が容易な点から防水剤としてのベースとして用いられる。ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、イソシアネート化合物とポリオール化合物(水酸基含有化合物)を反応させたものに、ヒドロキシ(メタ)アクリレートを反応させて得られた、(メタ)アクリロイル基を有する化合物である。
前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、例えば、ビスフェノールA・エチレンオキサイド付加ジオール、ジイソシアネート及びヒドロキシアルキルアクリレートを反応させて得られるウレタンアクリレート、ポリテトラメチレングリコール、ジイソシアネート及びヒドロキシアルキルアクリレートを反応させて得られるウレタンアクリレート、ジイソシアネート及びヒドロキシアルキルアクリレートを反応させて得られるウレタンアクリレート等が挙げられる。これらのオリゴマーは、単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記ジイソシアネートとしては、例えば、下記の化合物が挙げられる。メチレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート(LDI)、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート等の脂肪族イソシアネート。水素添加−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(水添MDI)、水素添加−キシリレンジイソシアネート(水添XDI)、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、水素添加−2,4−トリレンジイソシアネート(水添TDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)等の脂環族イソシアネート。キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等の芳香脂肪族イソシアネート。1,4−ジフェニルジイソシアネート、2,4又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、2,4又は4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、O−トリジンジイソシアネート、ポリフェニルメタンポリイソシアネート(粗製MDI)、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフォスフェート等の芳香族イソシアネート等のポリイソシアネート等。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
上記水酸基含有化合物としては、末端に水酸基を持つ炭素鎖1〜30のアルコール類、末端ジオールの(ポリ)エチレングリコール、末端ジオールの(ポリ)プロピレングリコール、末端ジオールの(ポリ)ヘキサメチレングリコール、末端ジオールの(ポリ)カプロラクトン、末端ジオールの(ポリ)エステル(ポリ)オール、末端ジオールの(ポリ)アミド、末端ジオールの(ポリ)エステル等が挙げられる。
ウレタンアクリレートには、含金属化合物を添加してもよい。含金属化合物を添加することで、暗部硬化性が向上する。上記含金属化合物としては、すず、銅、亜鉛、コバルト、ニッケルの中から選択される少なくとも1種類の金属を含むものが好ましく用いられる。含金属化合物は、複数種の上記金属が金属塩又は金属錯体等の形態で構成分子中に含有されていれば、特に制限されることなく、従来から公知のものを用いることができる。
上記金属塩としては、前記金属種のカルボン酸塩、りん酸塩、スルホン酸塩、塩酸塩、臭素酸塩、(過)(亜)塩素酸塩等の形態が挙げられる。
上記金属錯体としては、前記金属種と配位結合形成し得る有機配位子と1:1〜1:4(金属:配位子)で配位し安定化されたものであれば特に制限されることなく、従来から公知のものを用いることができる。
上記含金属化合物として、具体的には、ビス(2,4-ペンタンジオナト)すず、ジブチルすずビス(トリフルオロメタンスルホナート)、ジブチルすずジアセタート、ジラウリン酸ジブチルすず、ジブチルすずマレアート、フタロシアニンすず(IV)ジクロリド、テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルすず、フタロシアニンすず(II)、トリブチル(2-ピリジル)すず、トリブチル(2-チエニル)すず、酢酸トリブチルすず、トリブチル(トリメチルシリルエチニル)すず、トリメチル(2-ピリジル)すず 、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)銅(II)、ビス(2,4-ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(1,3-プロパンジアミン)銅(II)ジクロリド、ビス(8-キノリノラト)銅(II)、ビス(トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(2-ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸銅(II)、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅(II)、エチレンジアミン四酢酸銅(II)二ナトリウム、フタロシアニン銅(II)、ジクロロ(1,10-フェナントロリン)銅(II)、フタロシアニン銅 、テトラ-4-tert-ブチルフタロシアニン銅、テトラキス(アセトニトリル)銅(I)ヘキサフルオロホスファート、ナフテン酸銅、ビス[2-(2-ベンゾチアゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス(2-ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ビス(2,4-ペンタンジオナト)亜鉛(II)、ビス(8-キノリノラト)亜鉛(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3-ジチオール-2-チオン-4,5-ジチオラト)亜鉛コンプレックス、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、フタロシアニン亜鉛、ナフテン酸亜鉛、ビス(シクロペンタジエニル)コバルト(III)ヘキサフルオロホスファート、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]コバルト(II)ジクロリド、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)コバルト(II)、(1R,2R)-N,N'-ビス[3-オキソ-2-(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ブチリデン]-1,2-ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、(1S,2S)-N,N'-ビス[3-オキソ-2-(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ブチリデン]-1,2-ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、ビス(2,4-ペンタンジオナト)コバルト(II)、ビス(トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)コバルト(II)、フタロシアニンコバルト(II)、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムコバルト、ヘキサアンミンコバルト(III) クロリド、N,N'-ジサリチラルエチレンジアミンコバルト(II)、[5,10,15,20-テトラキス(4-メトキシフェニル)ポルフィリナト]コバルト(II)、トリス(2,4-ペンタンジオナト)コバルト(III)、ナフテン酸コバルト、[1,2-ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]ニッケル(II)ジクロリド、ビス(ジチオベンジル)ニッケル(II)、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)ニッケル(II)、ビス(2,4-ペンタンジオナト)ニッケル(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(マレオニトリルジチオラト)ニッケル(II)コンプレックス、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ブロモ[(2,6-ピリジンジイル)ビス(3-メチル-1-イミダゾリル-2-イリデン)]ニッケルブロミド、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムニッケル(II)、ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル(II)、ジエチルジチオカルバミン酸ニッケル等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよい2種以上を併用してもよい。
(B)(メタ)アクリレートモノマー
種類や官能基の数等を選択することで、組成物中の初期のヤング率を調節したり、全体の粘度の調節等をすることができる。(メタ)アクリレートモノマーとしては、分子中に1つ以上の(メタ)アクリレート基を有する化合物((メタ)アクリレート)であれば特に制限されることなく、従来から公知のものを用いることができる。
前記アクリレートモノマーとしては、鎖状アクリレートモノマー、及び環状アクリレートモノマーが挙げられる。前記環状アクリレートモノマーとは、脂環、芳香環等の環状構造を有するアクリレートモノマーのことである。上記(メタ)アクリレートモノマーは、具体例として、イソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、ベンジル(メタ)アクリレート、4−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルアクリレート、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、等のモノ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、デカンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレンングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンポリオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンポリオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのEO付加物ジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAのEO付加物又はPO付加物のポリオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加させたエポキシ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジビニルエーテル物、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンEO付加物トリ(メタ)アクリレート、トリスアクリロイルオキシエチルフォスフェート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、テトラフルフリルアルコールオリゴ(メタ)アクリレート、エチルカルビトールオリゴ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールオリゴ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールオリゴ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンオリゴ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールオリゴ(メタ)アクリレート、(ポリ)ウレタン(メタ)アクリレート、(ポリ)ブタジエン(メタ)アクリレート等のポリ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これらは、一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
(C)ビニルラクタム化合物
組成物が硬化した際に軟化性を付与し、接着性を向上させることができる。また耐久後のヤング率を調節することが可能である。ビニルラクタム化合物として、具体的には、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等を挙げることができる。また軟化性を付与することが可能な化合物としては、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル等が挙げられる。
(D)光重合開始剤
光重合開始剤としては、紫外線を吸収してラジカル重合を開始させる化合物であれば特に制限されることなく、従来から公知のものを用いることができる。
上記光重合開始剤は、具体的には、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、エチルアントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、4,4'−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等が挙げられる。これらは、一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また光重合開始剤は、市販品として、例えば、IRGACURE184、369、651、500、907、CGI1700、CGI1750、CGI1850、CG24−61;Darocure1116、1173,LucirinTPO(以上、BASF製)、ユベクリルP36(UCB製)等を用いることができる。
組成物には、ラジカル重合開始剤の代わりに熱ラジカル重合開始剤を添加して、熱硬化型樹脂として構成することもできる。上記の熱ラジカル重合開始剤としては、アゾイソブチルニトリル(AIBN)、ベンゾイルパーオキシド(BPO)、ラウロイルパーオキシド、アセチルパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、クメンハイドロパーオキシド、ジ−tert-ブチルパーオキシド、tert−ブチルパーベンゾエート、シクロヘキサノンパーオキサイド等の過酸化合物が挙げられる。
上記の紫外線硬化型樹脂組成物は、上記各成分以外に、安定化剤、可塑剤、軟化剤、顔料、染料、帯電防止剤、難燃剤、接着性付与剤、増感剤、分散剤、溶剤、抗菌抗カビ剤を添加してもよい。
上記安定化剤としては、老化防止剤、酸化防止剤、脱水剤等が挙げられる。これらは具体的には、例えばヒンダードフェノール系化合物、ヒンダードアミン系化合物(老化防止剤)、ブチルヒドロキシトルエン 、ブチルヒドロキシアニソール、トリフェニルフォスフェート等 (酸化防止剤)、無水マレイン酸、無水フタル酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、生石灰、カルボジイミド誘導体、ステアリルクロライド等の酸クロライド(脱水剤)が挙げられる。また少量のメタキノン等の重合禁止剤等も安定化剤として使用できる。
上記可塑剤としては、例えば、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジエチルヘキシル、コハク酸イソデシル、ジエチレングリコールジペンゾエート、ペンタエリスリトールエステル、 オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、フェノール、ラウリル酸、ステアリン酸、ドコサン酸、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、アロマ系オイル等が挙げられる。
上記顔料としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、群青、ベンガラ、リトポン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、アルミニウム、塩酸塩、硫酸塩等の無機顔料、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料等の有機顔料が挙げられる。
上記帯電防止剤としては、例えば、第四級アンモニウム塩、ポリグリコール、エチレンオキサイド誘導体等の親水性化合物が挙げられる。
上記難燃剤としては、例えば、クロロアルキルホスフェート、ジメチル・メチルホスホネート、臭素・リン化合物、アンモニウムポリホスフェート、ネオペンチルブロマイド− ポリエーテル、臭素化ポリエーテルが挙げられる。
上記接着性付与剤としては、例えば、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン− フェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂、エポキシ樹脂が挙げられる。
上記増感剤としては、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、N−メチルジエタノールアミン、エタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、市販品としてユベクリルP102、103、104、105(以上、UCB製)等が挙げられる。
上記分散剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールオクチルフェニルエーテル等の界面活性剤が挙げられる。
上記溶剤としては、硬化材料組成中に固形成分を用いる際、その固形成分を溶解させる事ができるものであれば良く、具体的にはテトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、酢酸エチル、メチルエチルケトンなどの極性溶剤、ジクロロエタン、トリクロロベンゼンなどの塩素系溶剤が挙げられる。
防水剤は、上記紫外線硬化型樹脂組成物に紫外線が照射されて硬化されてなるものである。照射光は、紫外線以外に可視光であってもよい。紫外線照射装置は、従来公知の各種照射装置を用いることができる。また紫外線の照射条件も、各紫外線硬化材料等に応じて、適宜設定することができる。
図1及び図2に示すワイヤーハーネスは、保護シート30が、防水剤40の表面の変形に対して追随して変形可能な柔軟性を有している。保護シート30は、防水剤40の表面に密着した状態で、該防水剤40の周囲を覆っている。防水剤40は、絶縁電線の導体露出部5の内部に浸透した状態で紫外線が照射されて硬化している。
また防水部10の防水剤40は、導体露出部5に隣接する絶縁電線4の被覆材3の表面と密着した状態で硬化させたものである。防水部10は、防水剤40が絶縁電線4の導体露出部に隣接する導体の前後の被覆部6の周囲を被覆している。このように防水剤40が被覆部6を被覆していることにより、被覆材3と導体2の隙間から水分が侵入するのを防止している。
絶縁電線4の被覆材3は、塩化ビニル樹脂と可塑剤とから構成される軟質塩化ビニル樹脂が用いられている。上記可塑剤としては、例えば、フタル酸ジイソノニル(DINP)等のフタル酸エステル系可塑剤、トリ−2−エチルヘキシルトリメリケート等のトリメリット酸エステル系可塑剤、2−エチルヘキシルアジペート、ジブチルセバシケート等の脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤、エポキシ化大豆油等のエポキシ系可塑剤、トリクレジルホスフェート等のリン酸エステル系可塑剤等が挙げられる。
絶縁電線4の導体2は、銅、銅合金、アルミニウム等の素線の単線或いは撚り線等が用いられる。
中間スプライス部20は、絶縁電線4の長手方向中間部において部分的に被覆材3を除去し導体2を露出させ、この導体2に他の絶縁電線4の導体2を接合したものである。他の絶縁電線4の導体2は、当該絶縁電線4の長手方向中間部において露出しているものであってもよいし、当該絶縁電線4の端部に露出しているものであってもよい。ここでは、後者の例で説明する。また、ワイヤーハーネス1において、絶縁電線4は4本に限定されず、複数本であればよく、絶縁電線4の数は特に限定されない。
中間スプライス部20において、導体2同士の接合は、例えば、抵抗溶接、超音波溶接、レーザ溶接等により溶接等の手段を用いることができる。またスプライス部20における導体2の接合は、中間圧着端子等の部品を接合部に圧着する方法を用いてもよい。
保護シート30は、防水剤40の表面に密着した状態で、防水剤40の表面を被覆している。保護シート30は、防水剤40の硬化性樹脂組成物を硬化させる際の紫外線等の照射光に対する透過性を有する。保護シート30の光透過性は、例えば紫外線透過率が50%以上であることが好ましく、さらに好ましい紫外線透過率は90%以上である。保護シート30の厚みは、100μm以下が好ましく、更に好ましくは5〜50μmである。
保護シート30は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン及びポリフッ化ビニリデン等のオレフィン系樹脂のラップシート、或は、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなどの汎用樹脂のラップシートを用いることができる。保護シート30は、特に自己密着(粘着)のよいポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂のシートが好適である。
以下、図1のワイヤーハーネスの製造方法について説明する。図3(a)〜(c)はワイヤーハーネスの製造方法の一例の製造工程を示し、止水中間スプライス部付近の説明図である。図3(a)に示すように、先ず、予め複数の絶縁電線を用いて中間スプライス部20を形成した電線束7を準備する。電線束7は絶縁電線4の絶縁体3が除去されて内部の導体3が露出した導体露出部5を有している。
そして図3(a)に示すように、中間スプライス部20を被覆できる程度の大きさの保護シート30を準備して、上記電線束5の中間スプライス部20を保護シートの上に載置する。次に中間スプライス部20の上に防水剤を供給する。防水剤40は、吐出装置のノズル60から、所定量、吐出して供給する。防水剤の供給は常温で行う。尚、防水剤40を保護シート30に供給した後、電線束を防水剤の上に載置するようにしてもよい。
次に、図3(b)に示すように、保護シート30の折り返し部側が中間スプライス部20及び防水剤40に巻付くと共に、中間スプライス部20のない部分では保護シート30同士が重なる重ね合わせ部32となるように、折り曲げる。保護シート30の重ね合せ部32は、保護シート30の自己密着性によって、重ね合わせた状態が保持される。
次に、中間スプライス部20の防水剤40の表面に保護シート30を巻付けて、保護シート30の内部に防水剤40が充填された状態にする。保護シート30を二つ折りにした後、保護シート30の重ね合せ部分を、ロール51でしごくようにして、重ね合せ部分32の防水剤40を中間スプライス部20に向けて押込む。保護シート30の重ね合せ部分32を防水部10に巻き回して密着させる。
次に図3(c)に示すように、保護シート30の重ね合せ部分を中間スプライス部20及び防水剤40の周囲に巻付ける。保護シート30を引張り、張力を加えた状態で巻付けると、保護シート30の外方から防水部10が押圧された状態で中間スプライス部20及び防水剤40の周囲に巻付けられる。
その結果、中間スプライス部20の周りに局所的に存在していた防水剤40が、押出されて中間スプライス部20の外周部と保護シート30の間に行渡り、中間スプライス部20の外側周囲の全体を覆う。保護シート30は、自己密着性によって、防水部10の周囲に巻付けた状態が維持される。また、防水部10は、保護シート30の外側から押圧された状態も維持される。
次に、図3(c)に示すように、紫外線照射装置52を用いて、中間スプライス部20と防水剤40の外側周囲に保護シート30が巻付けられた状態で、中間スプライス部20に紫外線53を照射して、防水剤40を硬化させる。
上記紫外線照射装置としては、Hg、Hg/Xeやメタルハライド化合物等を封入したバルブ式のUVランプ、LED−UVランプ等の光源を用いることができる。また紫外線照射装置は、上記光源からの光を反射ミラーによって集光して照射する集光型UV照射装置を用いてもよい。
図4(a)〜(e)は、本発明のワイヤーハーネスの製造方法の他の例の製造工程を示し、止水中間スプライス部付近の説明図である。中間スプライス部20に保護シート30を巻付ける方法として、図4(a)に示すように、互いに接触するように配設されている一対のローラ110を用いた巻付け装置を用いる事もできる。巻付け装置は、中間スプライス部20の両端部の電線を、一対の側方溝に沿って移動させつつ下方に移動させると、中間スプライス部20が一対のローラ110によって挟込まれ、当該一対のローラ110を回転させつつ下方に移動するようになっている。以下、この巻付け装置を用いた巻付け方法を説明する。
まず図4(a)に示すように、保護シート30を天板部上に載置し、保護シート30上に防水剤40を供給すると共に、中間スプライス部20を載置する。
次いで図4(b)に示すように、電線束を側方溝に沿って下方に移動させる。中間スプライス部20が保護シート30によって挟込まれつつ一対のローラ110間に挟み込まれる。一対のローラ部110は、中間スプライス部20の周辺部分の形状に応じて弾性変形しつつ、中間スプライス部20、防水剤40及び保護シート30を挟込む。これにより、図4(c)に示すように、周りから力が加えられつつ保護シート30が中間スプライス部20及び防水剤40に巻付けられる。
次いで図4(d)に示すように、中間スプライス部20を一対の棒状部材120で挟み込んだ状態で、該棒状部材120を中間スプライス部20に向けて移動させる。図4(e)に示すように、保護シート30の外方から防水剤40が押圧された状態で、保護シート30が防水剤40の表面に巻付けられる。巻付け後は上記したように図3(c)に示したのと同様に防水剤40を硬化させる
本発明のワイヤーハーネスは、使用時に高温環境下にさらされ、スプライス部の防水性能が要求される、車載用ワイヤーハーネスとして、好適に用いることができる。
以下、本発明の実施例、比較例を示す。尚、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1〜6、比較例1〜6
表1、表2に示す成分組成の紫外線硬化型樹脂組成物を調製して防水剤として用いた。各防水剤の、初期ヤング率、耐久後ヤング率E、耐久後引張接着強度Aを測定し、比[E/A]を求めた。結果を表1、2に合わせて示す。さらに表1、表2に示す防水剤を用いて中間スプライス部の防水処理を施して実施例1〜6、比較例1〜6のワイヤーハーネスを作製し、各ワイヤーハーネスの防水性能を試験した。試験の結果を表1、表2に示す。表1、表2の防水剤の各成分の詳細、防水中間スプライス部の作製方法、防水試験方法等は以下の通りである。
(1)防水剤の調整
・ウレタン(メタ)アクリレート(UA−1)
テトラヒドロフランと3−メチルテトラヒドロフランの共重合ポリエーテルグリコールである、変性テトラメチレンエーテルグリコール(PTG−L:保土ヶ谷化学製)とイソホロンジイソシアネートからなるウレタンプレポリマーのNCO末端とヒドロキシプロピルアクリレートのエステル化反応により合成したウレタンアクリレートを用いた。合成方法は下記の通りである。
〔ウレタンアクリレートの合成方法〕
攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が1020の変性ポリテトラメチレンエーテルグリコール 213g(208mmol)、イソホロンジイソシアネート52g(234mmol)とジブチルすずジラウレート0.05gを仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げた。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続けた。FT−IRの吸収面積から残留イソシアネート基の含有量を計算し、反応前と比較して約15%まで減少して変化が無くなった時を反応終了とし、無色透明粘調性液体を得た。更にヒドロキシプロピルアクリレート6.8g(52mmol)、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5‐ジ‐tert‐ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナート]0.02gを仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げた。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続けた。FT−IRの吸収面積から残留イソシアネート基の含有量見積り、その吸収が消失した時を反応終了とし、無色透明粘調性液体を得た。これをUA−1とする。両末端がアクリレートのジアクリレートである。
・(メタ)アクリレート
IBA:イソボルニルアクリレート
DPGA:ジプロピレングリコールジアクリレート(2官能のアクリル基を持つため初期のヤング率を調整)
・ビニルラクタム化合物
NVP:N−ビニルピロリドン(接着因子、耐久後のヤング率を調整)
・光重合開始剤
Irgacure184:BASF社製、1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン
(2)ヤング率測定
下記条件にてサンプルを作製し、JIS K 7161に準じて測定を行った。
・サンプル:3号ダンベル
・硬化条件:UVランプ(ウシオ電機製)で200mW/cm、20秒間紫外線照射
・引張速度:1mm/min
初期ヤング率:サンプルを作製した後、室温で引張試験を行い引張弾性率を求めた。
耐久後ヤング率:サンプルを120℃で200hr処理した後、室温で引張試験を行い引張弾性率を求めた。
(3)被覆材に対する引張接着強度測定
2枚の被着体の小口面(幅20mm×厚み1mm)の間に防水剤を充填して、下記条件で防水材を硬化させ、引張接着試験片のサンプルを作成した。このサンプルを用いて、下記の条件で加熱処理した後、JIS K 6849に準じて、室温で引張接着強さを測定して耐久後引張接着強度を求めた。
・被着材:可塑剤としてトリメット酸トリス(2‐エチルヘキシル)(TOTM)を25wt%含むPVC板を用いた(長さ40mm×幅20mm×厚み1mm)
・防水剤の長さ:1mm
・防水剤の硬化条件:UVランプ(ウシオ電機製)200mW/cm、20秒間紫外線照射
・引張速度:50mm/min
・加熱処理条件:サンプルを120℃下に200hr加熱
(4)防水中間スプライス部の作製
可塑剤としてトリメット酸トリス(2‐エチルヘキシル)(TOTM)を25wt%含むPVC被覆電線を用いた。外径4.4mmのPVC被覆電線を本線とし、外径3.6mmのPVC被覆電線2本を枝線とする中間スプライスワークを作製した。
(5)防水剤の充填・硬化
透明なPVC製のラップフィルムを保護シートとし、該ラップフィルム上の中央に上記防水剤を1.1g塗布し、上記中間スプライスワークの中間スプライス部分を載せた後、PVCラップフィルムを貼り合わせて絞り込み、更に貼り合わせたPVCラップフィルムを巻き込んで、中間スプライス部と被覆材表面の約16mm長を覆う形に形成し、UVランプ(ウシオ電機製)を200mW/cm2、20秒間紫外線照射して、防水剤を硬化させた。
(6)耐圧試験による防水性能評価
耐圧試験は、中間スプライス部全体を水中に浸漬した状態で、このハーネスの両端の電線全てからエアー圧200kPaの圧力を1分間加え、エアリークの有無を観察した。エアリークがなかった場合を「○」とし、エアー圧200kPaを1分間加圧する途中でエアリークが確認された場合を「×」とした。エアリークしたサンプルについて、サンプルの断面を切断し、防水剤と被覆材との剥離の有無を観察した。初期及びサンプルを120℃下に200hr耐久させた後、評価を行った。また、120℃200hr耐久による、防水剤に接している電線被覆材の径の減少率を測定した。
図5は、実施例、比較例の耐久後ヤング率Eと耐久後引張接着強度Aの関係を示すグラフである。図5に示す線が[E/A]=3を示している。この線の下側が[E/A]が3以下の部分であり、線の上方が[E/A]が3以上の部分である。実施例1〜6のワイヤーハーネスは、表1及び図5に示す通り、中間スプライス部に、高温耐久後の室温におけるヤング率Eと、高温耐久後の前記防水剤の前記電線被覆材に対する引張接着強度Aとの比[E/A]が、3.0以下である防水剤を用いたから、被覆材に対する接着力と剥離方向にかかる応力(=ヤング率)の差が小さいため、高温耐久後でも防水剤と被覆材との剥離が発生せず、優れた防水性能を有するものであった。
これに対し比較例1〜6のワイヤーハーネスは、表2及び図5に示すように、中間スプライス部に、高温耐久後の室温におけるヤング率Eと、前記防水剤の前記電線被覆材に対する引張接着強度Aとの比[E/A]が3.0超の防水剤を用いたものであるから、耐久後の防水性能を満足することができなかった。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記態様のワイヤーハーネスでは、スプライス部は、電線の中間に設けられていたが、スプライス部が電線の端末に設けられていてもよい。
1 ワイヤーハーネス
2 導体
3 被覆材
4 絶縁電線
5 導体露出部
6 導体露出部に隣接する前後の被覆部
7 電線束
10 止水中間スプライス部(防水部)
20 中間スプライス部(スプライス部)
40 防水剤

Claims (2)

  1. 複数本の絶縁電線の各絶縁電線の被覆材がそれぞれ部分的に除去され、導体が露出した導体露出部分において、複数本の絶縁電線の導体同士が接続されてスプライス部が形成されており、前記スプライス部を含む複数本の絶縁電線の露出された導体の束からなる導体露出部と、該導体露出部に隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とが、防水剤により連続して覆われて前記導体露出部が封止されている防水部を有するワイヤーハーネスであって、
    前記防水部が樹脂硬化物からなる防水剤によって被覆されて封止されており、
    前記防水剤の高温耐久後の室温におけるヤング率E(MPa)と、高温耐久後の前記防水剤の前記電線被覆材に対する引張接着強度A(MPa)との比[E/A]が、3.0以下であることを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 前記防水剤が、紫外線硬化型樹脂組成物の硬化物であることを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス。
JP2014185467A 2014-09-11 2014-09-11 ワイヤーハーネス Expired - Fee Related JP6264239B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014185467A JP6264239B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 ワイヤーハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014185467A JP6264239B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 ワイヤーハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016058317A JP2016058317A (ja) 2016-04-21
JP6264239B2 true JP6264239B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=55758683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014185467A Expired - Fee Related JP6264239B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 ワイヤーハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6264239B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9787002B1 (en) * 2016-06-29 2017-10-10 Delphi Technologies, Inc. Sealed electric terminal assembly
JP6440889B1 (ja) * 2018-06-28 2018-12-19 デクセリアルズ株式会社 油浸紙絶縁ケーブル末端の油止用組成物、及び油止処理方法
WO2020050932A1 (en) * 2018-09-04 2020-03-12 Applied Materials, Inc. Formulations for advanced polishing pads
JP7226455B2 (ja) * 2019-01-30 2023-02-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 絶縁電線およびワイヤーハーネス
JP7298388B2 (ja) 2019-08-21 2023-06-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネス
JP7563171B2 (ja) * 2020-12-24 2024-10-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネス

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2432092B1 (en) * 2009-05-13 2016-05-04 JSR Corporation Kit for electrical wire water-sealing material, electrical wire water-sealing material, water-sealing member, water-sealed electrical wire, and water-sealing method
JP2013251166A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ワイヤーハーネス及びその製造方法
WO2014112157A1 (ja) * 2013-01-16 2014-07-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 硬化材料、ワイヤーハーネス及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016058317A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6393582B2 (ja) ワイヤーハーネス
JP5955419B2 (ja) 硬化材料、ワイヤーハーネス及びその製造方法
JP6264239B2 (ja) ワイヤーハーネス
JP6158742B2 (ja) 光硬化性防水剤およびワイヤーハーネス
CN103339153B (zh) 链转移剂、感光性组合物、感光性组合物的固化物及感光性组合物的固化方法
WO2014077688A1 (en) D1531 radiation-curable resin composition for wire coating layer formation
JP5802396B2 (ja) 紫外線硬化性組成物およびこれを用いた硬化物
JP5241900B2 (ja) 感光性組成物及び感光性組成物の硬化方法
JP5465696B2 (ja) 紫外線硬化性組成物及びこれを用いた硬化物
WO2014128991A1 (ja) 光硬化性材料、及びその硬化物
JP5758958B2 (ja) 紫外線硬化性組成物及びこれを用いた硬化物
JP2014116195A (ja) 防食剤、端子付き被覆電線及びワイヤーハーネス
JP6294057B2 (ja) 硬化性組成物及び硬化材料
JP2014117075A (ja) 止水剤、アース端子付き電線及びその製造方法
JP2014013734A (ja) 感光性絶縁電線
WO2014175061A1 (ja) 硬化性材料
WO2013172246A1 (ja) 感光性熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた成形物
WO2014091795A1 (ja) ワイヤーハーネス及びその製造方法
JP6022871B2 (ja) 接着性光硬化組成物及びその製造方法
JP6113451B2 (ja) (メタ)アクリレート組成物
JP5636462B2 (ja) 感光性組成物の硬化方法
JP2013237741A (ja) 感光性シール材料及びそれを用いたシール材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6264239

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees