発明の目的
本発明の1つの目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として含む親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、様々な医薬活性成分を含む医薬組成物の調製における主要な媒体又は溶媒としてのジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、様々な親油性及び親水性活性成分を含む医薬組成物の調製における主要な媒体又は溶媒としてのジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用を提供することである。
本発明の別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくい医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくい親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を水相と配合した場合に不安定性を示す医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明の別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を水相と配合した場合に不安定性を示す親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくく、油性注射剤として製剤化される必要がある医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくく、油性注射剤として製剤化される必要がある親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明の別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくく、乳濁液として製剤化される必要がある医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくく、乳濁液として製剤化される必要がある親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、油及び関連物質を含まない医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明の別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、油及び関連物質を含まない親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することであり、そのような医薬活性成分を含む油性注射剤よりも粘度が小さく、密度が小さく、及び、より透明である。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を親油性及び親水性活性物質の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することであり、そのような親油性活性成分を含む油性注射剤よりも粘度が小さく、密度が小さく、及び、より透明である。
本発明の別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することであり、このことは、そのような医薬活性成分を含む油性注射剤の投与によってもたらされる疼痛に比べて注射された時の疼痛が小さいことにつながる。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することであり、このことは、そのような親油性活性成分を含む油性注射剤の投与によってもたらされる疼痛に比べて注射された時の疼痛が小さいことにつながる。
本発明のさらに別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、医師/内科医/看護師によって容易に投与され得る医薬活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明の別の目的は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を、医師/内科医/看護師によって容易に投与され得る親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒として使用することである。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒として、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、製造が容易であり、時間がかかり単調な製造工程に一切関与せず、実行可能及び経済的である。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、製造が容易であり、時間がかかり単調な製造工程に一切関与せず、実行可能及び経済的である。
本発明の別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、副作用を引き起こさず;注射部位に疼痛、紅斑、腫れを引き起こさず;神経、動脈又は静脈に損傷を引き起こさず;及び、実際の投与の前に患者へ与える試験量を必要としない。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、副作用を引き起こさず;注射部位に疼痛、紅斑、腫れを引き起こさず;神経、動脈又は静脈に損傷を引き起こさず;及び、実際の投与の前に患者へ与える試験量を必要としない。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、使用中の患者に投与する時に物流に関する困難を引き起こさず;人材及び医薬保管問題を有さず;並びに、患者にとって不名誉又は強制的ではない。
本発明の別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、使用中の患者に投与する時に物流に関する困難を引き起こさず;人材及び医薬保管問題を有さず;並びに、患者にとって不名誉又は強制的ではない。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、組成物の安定性を維持するための大量の安定剤又は保存剤を含まない。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、組成物の安定性を維持するための大量の安定剤又は保存剤を含まない。
本発明の別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、筋肉内に投与された時に、皮膚及び組織の外傷;筋線維症及び筋拘縮;神経麻痺;麻痺;アナフィラキシーショック;静脈内の血栓の形成;血栓静脈炎;並びに膿瘍又は壊疽を引き起こさない。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、筋肉内に投与された時に、皮膚及び組織の外傷;筋線維症及び筋拘縮;神経麻痺;麻痺;アナフィラキシーショック;静脈内の血栓の形成;血栓静脈炎;並びに膿瘍又は壊疽を引き起こさない。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、結晶化、微粉化、湿潤化、滅菌等といった製造のための無菌状態を維持するために特別な施設を必要としない。
本発明の別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、結晶化、微粉化、湿潤化、滅菌等といった製造のための無菌状態を維持するために特別な施設を必要としない。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、製造と使用との間の期間の組成物の安定性は、固体の沈殿、固化、再分散の困難にはつながらない。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、製造と使用との間の期間の組成物の安定性は、固体の沈殿、固化、再分散の困難にはつながらない。
本発明の別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、投与の時には用量は均一であり、使用前に均一性のためにバイアルを振る必要はない。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、投与の時には用量は均一であり、使用前に均一性のためにバイアルを振る必要はない。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、注射器内での沈殿を避けるために可能な限り早く適用される必要はなく、医師/内科医/看護師にとって問題を引き起こさない。
本発明の別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、注射器内での沈殿を避けるために可能な限り早く適用される必要はなく、医師/内科医/看護師にとって問題を引き起こさない。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、そのような医薬活性成分を含む従来の組成物と比較して物理的な安定性の強化を示す。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、そのような親油性及び親水性活性成分を含む従来の組成物と比較して物理的な安定性の強化を示す。
本発明の別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、様々な薬剤送達系での使用のための媒体として許容されるのに充分な融通性を有する。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、様々な薬剤送達系での使用のための媒体として許容されるのに充分な融通性を有する。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、様々な投与経路に関して安全及び非毒性である。
本発明の別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、様々な投与経路に関して安全及び非毒性である。
本発明のさらに別の目的は、非経口、経口、経皮、経鼻及び他の剤形での使用のために、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、非経口、経口、経皮、経鼻及び他の剤形での使用のために、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、I.M及び/又はI.V経路を介した投与、経口投与、経皮投与、経鼻投与、眼投与及び他の経路の投与の使用のために、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、I.M及び/又はI.V経路を介した投与、経口投与、経皮投与、経鼻投与、眼投与及び他の経路の投与の使用のために、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、浸透強化剤の機能も適用する。
本発明の別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、浸透強化剤の機能も適用する。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、前記医薬活性成分の適用しやすさ、I.M及びI.V経路を介した注射部位で比較的軽減した疼痛を提供する。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、前記親油性及び親水性活性成分の適用しやすさ、I.M及びI.V経路を介した注射部位で比較的軽減した疼痛を提供する。
本発明の別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、所望する品質管理を伴う異なる剤形で存在し、特に、溶媒のために起こる毒性問題を有さない。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、所望する品質管理を伴う異なる剤形で存在し、特に、溶媒のために起こる治療用量の毒性問題を有さない。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚ジェル及びその他といった異なる剤形に製剤化され得、さらに、可溶性の透明な溶液に作製され得る。
本発明の別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚ジェル及びその他といった異なる剤形に製剤化され得、さらに、可溶性の透明な溶液に作製され得る。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、比較的毒性がより小さく、同時に、いずれかの器官、特に腎臓に損傷を引き起こすことなく容易に排泄され、身体のいずれの部分にも蓄積されないだろう。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は非毒性であり、同時に、いずれかの器官、特に腎臓に損傷を引き起こすことなく容易に排泄され、並びに、身体のいずれの部分にも蓄積されない。
本発明の別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、透明であり、粘度がより小さい非経口溶液を提供する。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、透明であり、粘度がより小さい非経口溶液を提供する。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、そのような医薬活性成分を含む従来の組成物と比較して、より良好な生物学的利用率を示す。
本発明の別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、そのような親油性及び親水性活性成分を含む従来の組成物と比較して、より良好な生物学的利用率を示す。
本発明のさらに別の目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、前記医薬活性成分は、製粉又は微粒子化されない。
本発明のさらに別の目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、前記親油性及び親水性活性成分は、製粉又は微粒子化されない。
本発明のさらなる目的は、主要の媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、好ましくは医薬組成物のpHを維持するために保存剤及び緩衝液を含む。
本発明のさらなる目的は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供することであり、当該医薬組成物は、好ましくは医薬組成物のpHを維持するために保存剤及び緩衝液を含む。
発明の概要
多様な薬理学及び治療上のクラスに属する医薬活性成分、特に親油性及び親水性活性成分を含む医薬組成物の製剤化及び調製に関して安全及び非毒性であり、また、経済的なプロセスを通して哺乳動物を治療するのに有益である能率的な方法で製造され得、さらに、そのような医薬活性成分の従来の製剤に関した制限/問題/懸念の全てではないにしてもそのほとんどの心配がない媒体又は溶媒の必要性に従って、本発明者らは、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体、特に前者が選択される媒体又は溶媒であることを発見した。
本発明者らは、別で2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、CARBITOL(商標)、DE溶媒、ジエチルグリコールエチルエーテル、エチルジグリコール又はトランスキトールとしても知られ、次に示す構造
を有するジエチレングリコールモノエチルエーテルは、様々な薬剤送達系での使用のための媒体として許容可能であるのに充分な融通性を有することを発見した。ジエチレングリコールモノエチルエーテルの安全性及びその毒性は試験されており、様々な投与経路を通して治療上の使用に関して安全であることが報告されている。現在エチル誘導体が注目されているが、メチル又はいずれかの他のアルキル誘導体の使用が、安全評価後に用いられてもよい。
多様な薬理学及び治療上のカテゴリーに属する医薬活性成分、特に親油性活性成分の医薬組成物の製剤化又は製造における、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用は、多くの利点をもたらし:
(a)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は、高い可溶化力を有し、本明細書の背景技術のセクションで説明したカテゴリー(I)〜(XXII)に列挙する多様な薬理学及び治療上のクラスの属する様々な医薬活性成分を容易に可溶化でき、このことは当該技術分野で公知の他の溶媒/媒体は完全には可能ではなく;
(b)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は、特に注射剤、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚ジェル等として非経口(筋肉内及び静脈内の双方)、経口投与、経皮投与、経鼻投与、眼(optic)投与、眼(ocular)投与、及び経耳投与の他の投与経路での使用に関する様々な薬剤送達系での使用のための媒体又は溶媒として許容可能であるのに充分な融通性を有し;
(c)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は、可溶化しにくく、油性注射剤又は乳濁液として製剤化される必要があり、又は、水相と配合すると不安定性を示す医薬活性成分、特に親油性活性成分の製剤化のための融通性の高い媒体又は溶媒であり;
(d)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は、様々な投与経路に関して安全であり、毒性及び当該技術分野の他の溶媒が遭遇する品質管理問題からの毒性が小さく;
(e)媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、そのような医薬活性成分を含む従来の組成物と比較してより強化した物理的安定性を示し;
(f)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の媒体又は溶媒としての使用は、製造が容易であり;時間がかかり単調な製造工程に関与せず;実行可能及び経済的であり;結晶化、微粉化、湿潤化、滅菌等といった製造のための無菌条件を維持するための特別な施設を必要しない;医薬活性成分の医薬組成物の製剤化につながり、
(g)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の媒体又は溶媒としての使用は、より良好な生物学的利用率を有する医薬活性成分の医薬組成物の製剤化につながり;
(h)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の媒体又は溶媒としての使用は、医薬活性成分の医薬組成物の製剤化につながり、当該医薬組成物は、そのような医薬活性成分を含む油性注射剤よりも透明で、粘度が低く、及び、密度が小さく、可溶性透明溶液に作製し得;
(i)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、油性及び好ましくない/問題となる物質を含まず、したがって、より安定であり;
(j)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、そのような医薬活性成分を含む油性注射剤の注射が引き起こす疼痛に比べて、注射された際により小さい疼痛を引き起こし;
(k)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、投与が容易であり、したがって、医師/内科医/看護師にとって有益であり;
(l)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、従来の製剤が関わる副作用を含まず、最も重要なことに実際の投与の前に患者へ与える試験用量を必要とせず;
(m)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、注射部位に疼痛、紅斑、腫れを引き起こさず;神経、動脈又は静脈に損傷を引き起こさず;皮膚及び組織の外傷;筋線維症及び筋拘縮;神経麻痺;麻痺;アナフィラキシーショック;静脈内の血栓の形成;血栓静脈炎;膿瘍又は壊疽を引き起こさず;人材及び医薬保管問題を有さず;患者にとって不名誉又は強制的でなく;採用される患者に投与する物流上の困難を引き起こさず;
(n)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、製造と使用との間の期間に不安定性を示さず;固体の沈殿、固化、再分散の困難等につながらず;投与の際の用量の不均一性につながらず、バイアルを使用前に均一性のために振る必要がなく;
(о)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体浸透強化剤としても機能し、
(p)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を媒体又は溶媒として含む様々な医薬活性成分の医薬組成物は、組成物の安定性を維持するために大量の安定剤又は保存剤を必要とせず;並びに、
(q)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は、いずれかの器官、特に腎臓に損傷を引き起こすことなく容易に排泄され、並びに、身体のいずれの部分にも蓄積されず;並びに、
(r)ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用は、使用前に医薬活性成分又は親油性活性成分を製粉又は微粒子化する必要性を取り除くといったことである。
通常、本発明の範囲に包含される医薬又は親油性活性成分は、非制限として解釈されるべきだが、次の3つのカテゴリーに分類し得、すなわち、
1)可溶化しにくく可溶化のためにしばしば毒性媒体を必要とし、適切な剤形への製剤化のために所望しない賦形剤をさらに必要とし得るもの
2)安定性の問題を有し、そのような活性成分を適切な安定した剤形へ製剤化するためにしばしば複雑でコストのかかる技術を必要とするもの;及び、
3)懸濁液の形態で利用可能であり、溶液形態へ可溶化するのが大変難しいものである。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供することが必要な時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射剤として有用であり得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、点眼、経耳、経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液は比較して強化された安定性及びより小さい毒性を示し得る。
上記に従うと:
1つの実施形態では、本発明はジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として含む様々な活性成分の医薬組成物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として含む親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、様々な医薬活性成分を含む医薬組成物の調製において主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関する。
さらに別の実施形態では、様々な親油性及び親水性活性成分を含む医薬組成物の調製において主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関する。
別の実施形態では、本発明は、生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくい医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関する。
さらに別の実施形態では、本発明は、生理学的に許容可能な溶媒で可溶化しにくい親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関する。
さらに別の実施形態では、本発明は、水相と配合すると不安定性を示す医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関する。
別の実施形態では、本発明は、水相と配合すると不安定性を示す親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関する。
さらに別の実施形態では、本発明は、生理学的に許容可能な溶媒で溶解しにくく、油性注射剤として製剤化される必要がある医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関する。
さらに別の実施形態では、本発明は、生理学的に許容可能な溶媒で溶解しにくく、油性注射剤として製剤化される必要がある親油性及び親水性活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関する。
別の実施形態では、本発明は、生理学的に許容可能な溶媒で溶解しにくく、乳濁液として製剤化される必要がある医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関する。
さらに別の実施形態では、本発明ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は、医薬活性成分に対して1体積%〜100体積%の量で使用される。
さらに別の実施形態では、本発明は、生理学的に許容可能な溶媒で溶解しにくく、乳濁液として製剤化される必要がある親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関する。
さらに別の実施形態では、本発明は、油及び関連物質を含まない医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関する。
別の実施形態では、本発明は、油及び関連物質を含まない親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関する。
さらに別の実施形態では、本発明は、医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関し、そのような医薬活性成分を含む油性注射剤よりも粘度が小さく、密度が小さく、及びより透明である。
さらに別の実施形態では、本発明は、親油性及び親水性活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関し、そのような親油性及び親水性活性成分を含む油性注射剤よりも粘度が小さく、密度が小さく、及びより透明である。
別の実施形態では、本発明は、医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関し、このことは、そのような医薬活性成分を含む油性注射剤の投与によってもたらされる疼痛に比べて注射された時の疼痛が小さいことにつながる。
さらに別の実施形態では、本発明は、親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関し、このことは、そのような親油性及び親水性活性成分を含む油性注射剤の投与によってもたらされる疼痛に比べて注射された時の疼痛が小さいことにつながる。
さらに別の実施形態では、本発明は、医薬活性成分の製剤化のためにジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することに関し、医師/内科医/看護師によって容易に投与され得る。
別の実施形態では、本発明は、親油性及び親水性活性成分の製剤化のために主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することに関し、医師/内科医/看護師によって容易に投与され得る。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、製造が容易であり、時間がかかり単調な製造工程に一切関与せず、実行可能及び経済的である。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、製造が容易であり、時間がかかり単調な製造工程に一切関与せず、実行可能及び経済的である。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、副作用を引き起こさず;注射部位に疼痛、紅斑、腫れを引き起こさず;神経、動脈又は静脈に損傷を引き起こさず;及び、実際の投与の前に患者へ与える試験量を必要としない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、副作用を引き起こさず;注射部位に疼痛、紅斑、腫れを引き起こさず;神経、動脈又は静脈に損傷を引き起こさず;及び、実際の投与の前に患者へ与える試験量を必要としない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、使用中の患者に投与する時に物流に関する困難を引き起こさず;人材及び医薬保管問題を有さず;並びに、患者にとって不名誉又は強制的ではない。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、使用中の患者に投与する時に物流に関する困難を引き起こさず;人材及び医薬保管問題を有さず;並びに、患者にとって不名誉又は強制的ではない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、組成物の安定性を維持するための大量の安定剤又は保存剤を含まない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、組成物の安定性を維持するための大量の安定剤又は保存剤を含まない。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、筋肉内に投与された時に、皮膚及び組織の外傷;筋線維症及び筋拘縮;神経麻痺;麻痺;アナフィラキシーショック;静脈内の血栓の形成;血栓静脈炎;並びに膿瘍又は壊疽を引き起こさない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、筋肉内に投与された時に、皮膚及び組織の外傷;筋線維症及び筋拘縮;神経麻痺;麻痺;アナフィラキシーショック;静脈内の血栓の形成;血栓静脈炎;並びに膿瘍又は壊疽を引き起こさない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、結晶化、微粉化、湿潤化、滅菌等といった製造のための無菌状態を維持するために特別な施設を必要としない。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、結晶化、微粉化、湿潤化、滅菌等といった製造のための無菌状態を維持するために特別な施設を必要としない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、製造と使用との間の期間の組成物の安定性は、固体の沈殿、固化、再分散の困難等につながらない。
さらに別では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、製造と使用との間の期間の組成物の安定性は、固体の沈殿、固化、再分散の困難等につながらない。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、用量は投与の時に均一であり、使用前に均一性のためにバイアルを振る必要はない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、用量は投与の時に均一であり、使用前に均一性のためにバイアルを振る必要はない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、注射器内での沈殿を避けるために可能な限り早く適用される必要はなく、医師/内科医/看護師にとって問題を引き起こさない。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、注射器内での沈殿を避けるために可能な限り早く適用される必要はなく、医師/内科医/看護師にとって問題を引き起こさない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、そのような医薬活性成分を含む従来の組成物と比較して物理的な安定性の強化を示す。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、そのような親油性及び親水性活性成分を含む従来の組成物と比較して物理的な安定性の強化を示す。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、様々な薬剤送達系での使用のための媒体として許容されるのに充分な融通性を有する。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、様々な薬剤送達系での使用のための媒体として許容されるのに充分な融通性を有する。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は様々な投与経路に関して安全であり毒性がより小さい。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を適用し、当該医薬組成物は様々な投与経路に関する所望する用量において安全であり非毒性である。
さらに別の実施形態では、本発明は、非経口、経口、経皮、経鼻及び他の剤形での使用のために、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、非経口、経口、経皮、経鼻及び他の剤形での使用のために、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、I.M及び/又はI.V経路を介した投与、経口投与、経皮投与、経鼻投与、眼投与及び他の経路の投与の使用のために、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、I.M及び/又はI.V経路を介した投与、経口投与、経皮投与、経鼻投与、眼投与及び他の経路の投与の使用のために、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、浸透強化剤の機能も適用する。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、浸透強化剤の機能も適用する。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、前記医薬活性成分の適用のしやすさ、I.M及びI.V経路を介した注射部位での比較的軽減した疼痛を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、前記親油性及び親水性活性成分の適用のしやすさ、I.M及びI.V経路を介した注射部位での比較的軽減した疼痛を提供する。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、所望する品質管理を伴う異なる剤形で存在し、特に、溶媒のために起こる毒性問題を有さない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、所望する品質管理を伴う異なる剤形で存在し、特に、溶媒のために起こる治療用量の毒性問題を有さない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚ジェル及びその他といった異なる剤形に製剤化され得、さらに、可溶性の透明な溶液に作製され得る。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、カプセル、経鼻眼、経耳送達、うがい薬、皮膚ジェル及びその他といった異なる剤形に製剤化され得、さらに、可溶性の透明な溶液に作製され得る。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、比較的毒性がより小さく、同時に、いずれかの器官、特に腎臓に損傷を引き起こすことなく容易に排泄され、身体のいずれの部分にも蓄積されない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、当該医薬組成物は非毒性であり、同時に、いずれかの器官、特に腎臓に損傷を引き起こすことなく容易に排泄され、並びに、身体のいずれの部分にも蓄積されないだろう。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、透明であり、粘度がより小さい非経口溶液を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、透明であり、粘度がより小さい非経口溶液を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、そのような医薬活性成分を含む従来の組成物と比較して、より良好な生物学的利用率を示す。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、そのような親油性及び親水性活性成分を含む従来の組成物と比較して、より良好な生物学的利用率を示す。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、前記医薬活性成分は、製粉又は微粒子化されない。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、前記親油性及び親水性活性成分は、製粉又は微粒子化されない。
別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する医薬活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、好ましくは医薬組成物のpHを維持するために保存剤及び緩衝液を含む。
さらに別の実施形態では、本発明は、主要な媒体又は溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を含む、又は、使用する親油性及び親水性活性成分の医薬組成物を提供し、当該医薬組成物は、好ましくは医薬組成物のpHを維持するために保存剤及び緩衝液を含む。
発明の詳細な説明
前述の通り、本発明の主な目的及び実施形態は、医薬又は親油性/親水性活性成分の医薬組成物を、所望する透明で清澄な溶液形態で、様々な剤形の製剤における使用のために提供することにあり、当該剤形としては、筋肉内及び/又は静脈内投与としての使用のための非経口/注射用形態、並びに、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、点眼送達、経耳送達適用及び他の剤形への充填、及び、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、点眼送達、経耳送達適用及び他の剤形の調製のために前もって形成した溶液/液体としての使用が挙げられる。
さらに、前述の通り、本発明の主な目的及び実施形態は、そのような医薬又は親油性活性成分を含む医薬組成物の製剤化において、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することで達成される。
定義上、本明細書で言及される医薬活性成分(pharmaceutical active)は、生物学的に活性な物質である。通常、医薬活性成分(Pharmaceutically Active Ingredient)(API)、原薬又は原体活性成分とも呼ばれる。医薬活性成分は、そのような活性成分の医薬組成物又は薬剤製品の製剤化で使用される活性成分である。
定義上、本明細書で言及される親油性活性成分は、「親油性」を示す化合物であり、親油性は、そのような化合物が脂肪、油、脂質及びヘキサン又はトルエンといった非極性溶媒に溶解する能力を意味する。そのような化合物は概して水に難溶性又は不溶性であり、したがって、「疎水性」である。少数の例外を除いて、「親油性」及び「疎水性」という語は、類似語である。
定義上、本明細書で言及される親水性活性成分は、「親水性」を示す化合物であり、親水性は、そのような化合物が水及び極性溶媒に溶解する能力を意味する。
本発明の医薬及び/又は親油性/親水性活性成分は、様々な薬理学又は治療上のクラスに属する薬剤物質である。非制限的であり、本発明を制限するものとして解釈されるべきではないが、例示として、そのような薬理学又は治療上のクラスは次のものから選択され得る:
1.胃腸及び肝胆嚢系薬剤:
制酸剤、抗逆流剤、抗潰瘍剤(Antiulcerant)、GIT制御因子、整腸剤、抗炎症剤、抗痙攣薬、止痢剤、緩下剤、下剤、消化剤、利胆剤、胆石溶解剤、肝臓保護剤、肛門直腸製剤、制吐剤及び他の胃腸薬が挙げられ得る。
2.心血管及び造血系薬剤:
心臓薬剤、抗狭心症薬剤、ACE阻害剤/直接的レニン阻害剤、ベータ遮断剤、カルシウムアンタゴニスト、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、利尿剤、抗利尿剤、末梢血管拡張薬及び大脳活性剤、血管収縮剤、脂質異常症剤、止血剤、抗凝血剤、他の血圧降下薬及び他の心血管治療薬が挙げられ得る。
3.呼吸器系薬剤
喘息治療薬及びCOPD製剤、咳及び風邪の製剤、鼻腔うっ血除去薬及び他の呼吸器系薬が挙げられ得る。
4.中枢神経系(CNS)薬剤:
抗不安薬、催眠薬及び鎮静剤、抗うつ薬、抗精神病薬、抗痙攣薬、抗パーキンソン病薬剤、鎮痛薬(オピオイド及び非オピオイド)及び解熱剤、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)及び他のCNS薬剤が挙げられ得る。
5.筋骨格系薬剤
6.ホルモン、ステロイド及び避妊薬
7.抗感染薬剤:
全身性の抗生物質、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗マラリア剤、抗アメーバ剤、抗原虫剤、抗結核薬、抗菌性配合剤、マクロライド及び他の抗感染薬が挙げられ得る。
8.腫瘍学の薬剤
9.尿生殖器薬剤
10.内分泌及び代謝系薬剤
11.ビタミン及びミネラル
12.栄養薬剤
13.眼(目)薬剤
14.眼、鼻及び口/喉のための薬剤
15.皮膚病薬
16.麻酔−局所及び全身性
17.アレルギー及び免疫系薬剤
18.解毒薬、物質依存で用いられる解毒剤及び薬剤
19.静脈内及び他の滅菌溶液
20.種々薬剤及び化合物
本発明の実施形態に従うと、非制限的であって本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきではないが、様々な薬理学又は治療上のクラスに属する次の医薬及び/又は親油性活性成分又は薬剤又は化合物を、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体で可溶化でき、良好な物理的安定性を示す医薬組成物を提供できる。
1.胃腸及び肝胆嚢系薬剤:
a)制酸剤、抗逆流剤及び抗潰瘍剤:ファモチジン、ミソプロストール、パントプラゾール、ラベプラゾール、ドンペリドン、オメプラゾール、ランソプラゾール、デクスランソプラゾール等
b)GIT制御因子、整腸剤及び抗炎症剤:メサラジン、メトクロプロミド、モサプリド等
c)抗痙攣薬:ドロタベリン
d)止痢剤:ロペラミド
e)緩下剤及び下剤:ビサコジル
f)利胆剤、胆石溶解剤及び肝臓保護剤:メタドキシン
g)制吐剤:ドンペリドン
h)他の胃腸薬:トリフルオペラジン
2.心血管及び造血系薬剤:
a)心臓薬剤:アデノシン、ジゴキシン、リドカイン、プロパフェノン等
b)抗狭心症薬剤:ジルチアゼムHCl、ニコランジル、ニフェジピン等
c)ACE阻害剤/直接的レニン阻害剤:カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、ロサルタン、ラミプリル等
d)ベータ遮断剤:ラベテロール、ソタロール、ネビボロール、アムロジピン(Amplodipine)等
e)カルシウムアンタゴニスト:ベシル酸アムロジピン(Amplodipine)、ラシジピン
f)利尿剤:アセタゾルアミド、スピロノラクトン、トラセミド等
g)末梢血管拡張薬及び大脳活性剤:イソクスプリン、ニモジピン等
h)脂質異常症剤:ベザフィブレート、アトルバスタチン、ベザフィブレート、ロスバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、ソマトスタチン等
i)抗凝血剤:シロスタゾール
j)他の血圧降下薬及び他の心血管治療薬:ドキサゾシン、プラゾシン、レセルピン等
3.呼吸器系薬剤:
a)喘息治療薬及びCOPD製剤:ベクロメタゾン、ベクロネタゾン(Beclonetasone)、ブデソニド、フルチカゾン、臭化イプラトミウム等
b)咳及び風邪の製剤:コデイン、デキストロメトルファン、メスナ等
c)鼻腔うっ血除去薬及び他の呼吸器系薬:オキシメタゾリン
4.中枢神経系(CNS)薬剤:
a)抗不安薬:アルプラゾラム、ブスピロン、クロルジアゼポキサイド、クロバゼム(Clobazem)、クロナゼパム、ジアゼパム、ロラゼパム、ヒドロキシジン、プレガバリン等
b)催眠薬及び鎮静剤:ミダゾラム、ニトラゼパム等
c)抗うつ薬:塩酸ビュープロピオン、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン等
d)抗精神病薬:クロザピン、ラモトリジン、オランザピン、クエチアピン、バルプロ酸等
e)抗痙攣薬:カルバマゼピン、クロナゼパム、クロバザム、ジアゼパム、ラモトリジン、レベチラセタムフェニトイン、プレガバリン、ジメンヒドリナート等
f)鎮痛薬(オピオイド及び非オピオイド)及び解熱剤:ブプレノルフィン、ペンタゾシン等
g)非ステロイド性抗炎症薬(NSAID):ブプレノルフィン、ペンタゾシン、アセクロフェナク、インドメタシン、イブプロフェン、ケトロラク、ロルノキシカム、メフェナム酸、ニメスリド、ピロキシカム、テノキシカム、フルナリジン、シチコリン、メコバラミン、ピリチノール、ピラセタム、レフルノミド、セレコキシブ、エテロコキシブ(Eterocoxib)、チルマコキシブ、アセトアミノフェン、レボスルピリド等
5.筋骨格系薬剤:クロロキン、アロプリノール、バクロフェン、臭化グリコピロニウム、チオコルチコシド、チザニジン、ネオスチグミン、ジアセレイン、トルペリゾン、エペリゾン等
6.ホルモン、ステロイド及び避妊薬:テストステロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、メステロロン、アリルエストレノール、エストラジオール、カプロン酸ヒドロキシ−プロゲステロン、メドロキシプロゲステロン、ノルエチステロン、プロゲステロン、ベータメタゾン、ヒドロコーチゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロミフェン、オクトレオチド、ナンドロロン、レボノルゲストレル等
7.抗感染薬剤:
全身性の抗生物質、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗マラリア剤、抗アメーバ剤、抗原虫剤、抗結核薬、抗菌性配合剤、マクロライド及び他の抗感染薬:フルコナゾール、ボリコナゾールトブラマイシン、セフォペラゾン、セフォタキシム、セフプロジル、エリスロマイシン、シプロフロキサシン、オフロキサシン、テトラサイクリン、メトロニダゾール、オルニダゾール、リファンピシン、バンコマイシン、シクロセリン、プロチオナミド、イソニアジド、クロトリマゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、グリセオフルビン、ケトコナゾール、テルビナフィン、ケトコナゾール、アシクロビル、ガンシクロビル、レバミソール、メベンダゾール、アルテメテル、アルテスネート、ヒドロキシ−クロロキン、メフロキン、メトロニダゾール、フラゾリジン、アルテスネート、アルテテル、アルテメテル等
8.腫瘍学の薬剤:ダカルバジン、アドリアマイシン、硫酸ビンブラスチン、ブレオマイシン、エトポシド、メルファラン、パクリタキセル、硫酸ビンクリスチン、アミホスチン、アナストロゾール、リュープロリド等
9.尿生殖器薬剤:ミコナゾール、メチルエルゴメトリン、タダラフィル、タムスロシン、カルシトリオール等
10.内分泌及び代謝系薬剤:オルリスタット、アルファカルシドール等
11.ビタミン及びミネラル:ビタミンK、コレカルシフェロール、レチノール、他のビタミンA、D及びE
12.各種薬剤及び化合物:アルドステロン受容体アンタゴニスト−エプレレノン、スピロノラクトン等
前述の通り、前述の医薬又は親油性活性成分はジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体に可溶化され、清澄で透明な安定した液体溶液を提供し得、当該溶液は、非経口送達のための注射剤の製剤化のためにそのまま直接使用され得;又は、薬剤的に許容可能な助剤と一緒に、経口投与のためタブレット形態へのマトリクス化(matrix)し得;又はそうでなければ、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚適用、点眼、経耳及び他の剤形への充填、及び、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚適用、点眼、経耳及び他の剤形の調製のために前もって形成した溶液/液体として使用され得る。そのような場合、清澄及び透明で安定な液体溶液は、単一の薬剤製剤として使用されるか、必要な薬理作用のための他の適切な薬剤と組合せて与えられ得るかのいずれかである。
本発明は、別で2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、CARBITOL(商標)、DE溶媒、ジエチルグリコールエチルエーテル、エチルジグリコール又はトランスキトールとしても知られ、次に示す構造
を有するジエチレングリコールモノエチルエーテルに関して主に例示されるが、一方で、他のアルキル誘導体も同様に本発明で使用され得、当業者であれば、前記他のアルキル誘導体を、本発明の実施のために包含するのに一切苦労はしないだろう。他のアルキル誘導体の典型的な例としては、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−イソ−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−イソ−ブツル(butul)エーテル及びジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテルが挙げられる。
ジエチレングリコールモノエチルエーテルは粘度がより小さく、より安全である。約3.11cpsのインヘレント粘度を有する。水に可溶性である。ジエチレングリコールモノエチルエーテルの密度は0.985〜0.991である。ジエチレングリコールモノエチルエーテルは水よりも密度が小さいため、したがって、簡単に流動性になる。化合物はより小さい粘度を有するため、注射器に入れやすい組成物の調製のために用いられ得、このように、公衆衛生従事がバイアル又はアンプルから引き出すのに有利である。さらに、同じ利点は、医師により小さい疼痛の衝撃を提供し、非経口経路を介して治療濃度の薬剤製品に関して、より小さい体積の液体が投与され得る。
親油性活性成分を包含する前述の医薬活性成分及び水に難溶性の薬剤及びステロイドを可溶化するための、様々な有機溶媒、油及び油−水混合物を包含する当該技術分野では公知の様々な媒体のうち、ジエチレングリコールモノエチルエーテルは、医薬組成物の製剤化に関する当該技術分野では公知の前記媒体の使用に関する制限/問題/懸念の全てではないにしてもそのほとんどを回避できる、効率的な可溶化活性及び薬剤浸透活性を提供する。
前述の通り、幅広い範囲の医薬又は親油性活性成分、すなわち、次のもの−制酸剤、抗逆流剤及び抗潰瘍剤、GIT制御因子、整腸剤、抗炎症剤、抗痙攣薬、止痢剤、緩下剤、下剤、利胆剤、胆石溶解剤、肝臓保護剤、肛門直腸製剤、制吐剤及び他の胃腸薬;心臓薬剤、抗狭心症薬剤、ACE阻害剤/直接的レニン阻害剤、ベータ遮断剤、カルシウムアンタゴニスト、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、他の血圧降下薬、利尿剤、抗利尿剤、末梢血管拡張薬及び大脳活性剤、血管収縮剤、脂質異常症剤、止血剤、抗凝血剤及び他の心血管治療薬;喘息治療薬及びCOPD製剤、咳及び風邪の製剤、鼻腔うっ血除去薬及び他の呼吸器系薬;抗不安薬、催眠薬及び鎮静剤、抗うつ薬、抗精神病薬、抗痙攣薬、抗パーキンソン病薬剤、鎮痛薬(オピオイド及び非オピオイド)及び解熱剤、NSAID及び他のCNS剤、筋骨格系薬剤、ホルモン、ステロイド及び避妊薬、抗生物質、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗マラリア剤、抗アメーバ剤、抗原虫剤、抗結核薬、抗菌性配合剤、マクロライド及び他の抗感染薬、腫瘍学の薬剤、尿生殖器に関連する薬剤、内分泌及び代謝系の薬剤、ビタミン及びミネラル、眼、鼻及び口/喉に属する栄養薬剤、皮膚病薬、麻酔−局所及び全身性、アレルギー及び免疫系に属する薬剤、解毒薬、物質依存で用いられる解毒剤及び薬剤、静脈内及び他の滅菌溶液並びに様々な種々の治療上のカテゴリーの薬剤−が、媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体で、非常に選択的な溶解性を示した。
選択性媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は通常、前述の医薬又は親油性活性成分を含む医薬組成物の重量で25%〜30%の量で使用される。ジエチレングリコールモノエチルエーテルの浸透性兼可溶化活性は、そのような医薬組成物が治療上の使用に関して用いられる時に大変効果的である。ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体を含む医薬組成物は、前記組成物により良好な化学的及び生物学的安定を提供することが分かっている。
前述の医薬又は親油性活性成分を含む医薬組成物は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又はアルキル誘導体に加えて、pHの維持のために緩衝液を含み得る。使用され得る適切な緩衝液の例としては、0.1Nの水酸化ナトリウム、酢酸、クエン酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、クエン酸、炭酸水素ナトリウム、L−アルギニン、トリス緩衝液、コール酸誘導体、アミノ酸誘導体等が挙げられる。
前述の医薬又は親油性活性成分を含む医薬組成物は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体に加えて、通常組成物に対して0.001重量%〜2重量%の量で使用される保存剤を含み得る。使用され得る保存剤の例としては、ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、チオメロソール(Thiomerosol)、フェニル水銀塩(酢酸フェニル水銀、ホウ酸フェニル水銀、硝酸フェニル水銀)、クロロブタノール、メタクレゾール等が挙げられる。通常、ベンジルアルコールは、組成物に対して0.01重量%〜2重量%の量で使用され、メチルパラベンは組成物に対して0.18重量%〜0.2重量%の量で使用され、プロピルパラベンは組成物に対して0.01重量%〜0.02重量%の量で使用され、及び、チオメロソールは組成物に対して0.001重量%〜0.01重量%の量で使用される。保存剤は組成物の安定性の維持にも役立つ。
前述の医薬又は親油性活性成分を含む医薬組成物は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体に加えて、抗酸化剤又はキレート化剤又は安定剤を含み得る。使用され得る抗酸化剤の例としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、チオグリセロール及びその誘導体、重硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、チオ尿素、アスコルビン酸エステル、BHT(ブチル化ヒドロキシルトルエン)、トコフェロール等がある。通常、アスコルビン酸は組成物に対して0.02重量%〜0.1重量%の量で使用され、アスコルビン酸パルミテートは組成物に対して0.5重量%〜2重量%の量で使用され、重硫酸ナトリウムは組成物に対して0.1重量%〜0.15重量%の量で使用され、メタ重亜硫酸ナトリウムは組成物に対して0.1重量%〜0.15重量%の量で使用され、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムは組成物に対して0.1重量%〜0.15重量%の量で使用され、チオ尿素は組成物に対して0.004重量%〜0.005重量%の量で使用され、アスコルビン酸エステルは組成物に対して0.1重量%〜0.15重量%の量で使用され、BHTは組成物に対して0.005重量%〜0.02重量%の量で使用され、及びトコフェロールは組成物に対して0.05重量%〜0.075重量%の量で使用される。エチレンジアミン四酢酸といった組成物に対して0.01重量%〜0.075重量%の量であるキレート化剤が通常使用され、マレイン酸又はリンゴ酸塩といった安定剤が用いられ得る。
前述の医薬又は親油性活性成分を含む医薬組成物は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体に加えて、剤形をもとに他の適切な助剤又は賦形剤を含み得る。
前述の医薬又は親油性活性成分を含む医薬組成物は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体に加えて、他の薬剤的に許容可能な共溶媒を含み得る。また、水も最小限の量で添加し、組成物をより流体にし得る。
選択性可溶化剤であるジエチレングリコールモノエチルエーテル及び類似の溶媒の融通性は、親油性活性成分の製剤を可能し、当該製剤は、静脈内及び筋肉内使用の双方での注射剤として使用され得、並びに、様々な医薬用量組成物での適用に関して使用され得、したがって、多様な疾患を治療し、哺乳動物の病気を効果的に緩和するためのこの薬剤の多様な適用を提供する。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体によって効果的に可溶化され得、適切な医薬組成物又は剤形に製剤化され得る薬剤の幅広い範囲は、本発明の範囲に関しては非制限的なものであるが、次の通りである。
クラスI:可溶化しにくい医薬活性成分又は薬剤
前述の通り、可溶化しにくく、可溶化のために毒性媒体をしばしば必要とし、適切な剤形への製剤化のために所望しない賦形剤をさらに必要とし得る、特定の医薬活性成分又は薬剤が存在する。
そのような医薬活性成分又は薬剤は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することによって効果的に可溶化され得、前記媒体又は溶媒中の前記医薬活性成分又は薬剤の清澄、透明で、かすんでいない溶液を提供し、当該溶液は、粘度がさらにより小さく、I.V.、I.M.若しくは他の注射経路を介した非経口投与のために「使用準備済み」であり、又は、例えばカプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚適用、ジェル、点眼、経耳、液体経口剤形胃及び他の剤形といった医薬活性成分又は薬剤の多様な他の形態の製剤化のために使用され得る。さらに、非経口投与される場合、溶液は容易に流動性を有し、注射器に入れやすく、注射しやすく、注射部位で引き起こされる疼痛がより小さく、したがって、患者にとってだけでなく、医師/内科医/看護師にとっても有益である。さらに、医薬組成物は、様々な経路を介して投与される場合、特に非経口投与される場合に安全であり、毒性がより小さい。加えて、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用は、医薬活性成分又は薬剤の化学的及び生物学的安定性を強化し、そのような活性成分又は薬剤のより良好な浸透ももたらす。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体は、非経口経路で投与される場合、比較的より小さい粘度(組成物で単独で使用される場合は7〜8cps未満であり、少数の実施例で共溶媒として使用される場合は15cps未満)を提供する。
このクラスに属する様々な医薬活性成分又は薬剤は、いくつか例を挙げると次の通りであり、もう一度繰り返すが、本発明の範囲に関しては非制限なものである。
I.1)プロゲステロン(ステロイド及びホルモン)
P4(プレグナ−4−エン−3,20−ジオン)としても知られるプロゲステロンは、女性の月経周期、妊娠(懐胎を支える)並びにヒト及び他の種の胚形成に関わるC−21ステロイドホルモンである。プロゲステロンは、プロゲストゲンというホルモンのクラスに属し、自然に存在する主要なヒトのプロゲストゲンである。プロゲステロンの分子構造は次の通りである:
プロゲステロンは、水に不溶性の白色の結晶質粉末である。プロゲステロンの水に対する溶解性プロファイルは19℃で0.1g/100ml未満である。無水アルコールに自由に可溶性であり、植物油及びアセトンにやや可溶性である。USPに従って、ゴマ油中で調製された油性筋肉内注射として微粉化形態で利用可能であり、これは本来粘稠性であり、注射部位で疼痛を伴い得る。プロゲステロンは、注射の場所で刺激性である点で通常使用される他のステロイドとは異なる。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供することが必要な時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V注射剤として有用であり得、カプセル、ジェル、局所ジェル、膣坐剤、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化に関して使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.2A)デカン酸ナンドロロン(ステロイド及びホルモン)
ナンドロロン(19−ノルテストステロン、I.2)は、ヒトの身体に自然に存在し得るアナボリックステロイドである。ナンドロロンは、そのデカン酸エステル又はプロピオン酸フェニルとして最も通常的に市販されている。
デカン酸ナンドロロン(D1)は、腎不全の貧血の管理に使用されるテストステロンの合成誘導体であり、ヘモグロビン及び赤血球の質量を増大することが示されている。デカン酸ナンドロロンの化学式は、エストル−4−エン−3−オン,17−[(1オキソデシル)オキシ]−,(17b)−.17b−ヒドロキシエストル−4−エン−3−オンデカノエートである。デカン酸エステルの分子式はC28H44O3であり、その分子構造は次の通りである:
デカン酸ナンドロロン(C28H44O3)は、細かい、白色から乳白色の結晶質粉末として生じる。無臭であり、又は、かすかな臭いを有し得る。デカン酸ナンドロロンはクロロホルム、アルコール、アセトン及び植物油に可溶性である。水にほぼ不溶性である。デカン酸ナンドロロンは、ゴマ油を投与した滅菌油性溶液として利用可能である。最大10%のベンジルアルコールが安定剤及び保存剤として使用される100mg/mlの用量で利用可能である。ベンジルアルコールは非経口物で2%〜4%で使用され得る一方で、10%の濃度では、麻酔効果を示す。ゴマ油が注射剤をより粘稠性にする一方で、これは、注射部位では疼痛を伴い得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のために、I.V.ボーラス注射剤又はデポーI.M.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.2B)フェニルプロピオン酸ナンドロロン(ステロイド及びホルモン)
フェニルプロピオン酸ナンドロロンは、アナボリックステロイドナンドロロンのI.M.注射用形態である。化学的には17b−ヒドロキシエストル−4−エン−3−オン17−(3−フェニルプロピオネート)と表され、化学構造は次の通りである:
フェニルプロピオン酸ナンドロロンは白色から乳白色の結晶質粉末であり、水にほぼ不溶性である。フェニルプロピオン酸ナンドロロンは、約1週間活性である。エステル化ステロイドは遊離ステロイドよりも極性が小さく、注射の領域からよりゆっくりと吸収される。血流に入ると、エステルが取り除かれて、遊離(活性)41アフタ41オールを得る。エステル化ステロイドは、投与後の治療効果の「窓」を広げるように設計され、遊離(非エステル化)ステロイドの注射と比較して頻度がより低い注射スケジュールが可能になる。ナンドロロンはC−17アルファアルキル化ではなく、健康な対象において肝毒性効果を有するとは知られていない。フェニルプロピオン酸ナンドロロンは、油に溶解した25mg/mL又は50mg/MLのステロイドを含む組成物又は製剤で、選択されたヒトヒト薬剤市場で利用可能である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供することが必要な時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V注射剤として有用であり得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤に関して使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.3、I.3A、I.3B)テストステロン及びテストステロンの塩形態、すなわち、エナント酸テストステロン及びシピオン酸テストステロン(ステロイド及びホルモン)
テストステロンは、骨祖鬆症の予防にも使用されるアナボリックステロイドホルモンである。分子式はC19H28O2(M.W=288.4)であり、次の構造を有する:
テストステロンは白色の結晶又は黄色のような白色の結晶であり、水及び脂肪油にほぼ不溶性である。2〜4時間の半減期を有する低い生物学的利用率を有し、代謝は肝臓、精巣及び前立腺で起こる。男性の性機能低下障害におけるテストステロン補充療法で役に立ち、2型糖尿病も改善する。
エナント酸テストステロンは、筋肉内投与のための、主要な内因性アンドロゲンテストステロンの誘導体である。活性形態では、アンドロゲンは17−ベータ−ヒドロキシ基を有する。17−ベータ−ヒドロキシ基のエステル化は、テストステロンの作用の継続期間を増大し;遊離テストステロンへの加水分解がインビボで起こる。
エナント酸テストステロン(C26H40O3)(M.W.400.60)は、白色又は乳白色の結晶質粉末である。無臭であるか、又は、ヘプタン酸に特有の微臭を有する。水に不溶性であり、エーテルに極めて可溶性であり、植物油に可溶性である。エナント酸テストステロン注射剤は、筋肉内使用のための、エナント酸テストステロンの透明で無色から淡黄色の滅菌油性溶液である。1mLは:充分量のゴマ油中、エナント酸テストステロン200mg、クロロブタノール(クロラール誘導体)0.5%を含んでいる。
シピオン酸テストステロンは、アンドロゲンのホルモンテストステロンの親油性活性成分である17(ベータ)−シクロペンチルプロピオネートエステルである。白色又は乳白色の結晶質粉末であり、エーテルに自由に可溶性であり、化学式はアンドロスタ−4−エン−3−オン,17−(3−シクロペンチル−1−オキソプロポキシ)−,(17β)−である。分子式はC27H40O3であり、分子量は412.61である。
構造式は以下のように表される:
2つの強度、100mg/ml及び200mg/mlで、非経口形態で利用可能である。最大限の結果のために、毎7〜12日後に殿部に薬剤を注射するのが推奨される。一度で、全テストステロンがタンパク質に結合したままである一方で、2%のみが利用可能で、血液に分泌される。内因性テストステロンの欠乏又は不在の症状に関する状態である男性の補充療法のために使用される。
エステル形態が、ゴマ油又は綿実油が用いられる油ベースのデポータイプ非経口調製物として利用可能であり、これは、疼痛とともにアレルギー応答を引き起こし得る。これは、膿瘍形成、潰瘍及び多少の皮膚感染につながり得る。さらに、単一の部位が毎回の注射のために使用できない。かさの大きい/粘稠性の性質のために、注射するのが難しい可能性がある。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.4)ノルエチステロンエナンテート(ステロイド及びホルモン)
ノルエチステロンエナンテートは、合成プロゲスチンであり、200mg/mlの強度の単一注射剤として殿筋内経路を介して通常与えられる避妊薬である。ノルエチステロンエナンテートは、8週間(2ヶ月)の期間にわたって血流内へプロゲスチンを放出する。必要な場合、2回目及び最終の注射を、1回目の注射から8週間後に与えてもよい。ノルエチステロンエナンテートは、特定の状況での避妊の短期方法として使用されるのみである。
化学的には17アルファ−エチニル−19−ノルテストステロン17−ヘプタノエートと表され、分子構造は次の通りである:
白色から乳白色の結晶質粉末であり、水にほぼ不溶性であり;アセトン、メタノール、無水エタノール、ジオキサン及びエーテルに自由に可溶性であり;石油エーテルにかすかに可溶性である。米国特許第7,025,979号明細書によると、発明は、プロゲスチンを含み、エストロゲン及びアンドロゲンの双方の特性を保有する男性の避妊のための製剤が、男性の精子形成抑制に非常に効果的であることを示している。充分な用量でのプロゲスチンノルエチステロン(NET)、特にその誘導体である酢酸ノルエチステロン及びノルエチステロンエナンテートは、男性の精子減少症又は無精子症を誘導する。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.5)17βエストラジオール(ステロイド及びホルモン)
エストラジオール(E2又は17β−エストラジオール)は、その分子構造に2つのヒドロキシル基を有するためE2と省略される性ホルモンである。この親油性活性成分の化学名は、(17β)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17−ジオールであり、分子式及び分子構造は次の通りである:
エストラジオールは、炎症、アレルギー、コラーゲン病、喘息、副腎皮質機能不全、ショック及びいくつかの腫瘍性状態の治療で、注射又は局所的のいずれかで使用される。このホルモンは、安息香酸エストラジオール、エストラジオールシピオネート、吉草酸エストラジオールといった塩形態として利用可能であり、女性の性機能低下症(hypogandism)の治療に使用される。これら塩は、ゴマ油といった油にやや可溶性であり、安定性問題の可能性があり得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、経皮ディスク、膣内リング、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.6)フルベストラント(ステロイド及びホルモン)
フルベストラントは、抗エストロゲン療法後に疾患進行を伴う閉経後の女性のホルモン受容体陽性転移性乳癌の治療のための薬剤としてのエストロゲン受容体アンタゴニストである。
化学名は7−アルファ−[9−(4,4,5,5,5−ペンタフルオロペンチルスルフィニル)のニル]エストラ−1,3,5−(10)−トリエン−3,17ベータ−ジオールである。分子式はC32H47F5O3Sであり、構造式は次の通りである:
フルベストラントは、606.77の分子量である白色粉末である。筋肉内投与の注射剤として利用可能である。注射の溶液は透明、無色から黄色で、粘稠性のある液体である。フルベストラントは、エタノール、DSMO、ジメチルホルムアミドに可溶性であり、水にほぼ不溶性である。
この注射剤は、麻酔量として作用し得る最大10%のベンジルアルコールを含み、一方で、ヒマシ油USPが放出速度調節因子として使用され、これは粘稠性であり得、注射の際に疼痛を伴い得、溶液は黄色のような色に見える可能性もある。FDA薬剤承認の要約に従うと、注射部位の応答及びほてりが観察された。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
同様の方法で、ウンデシレン酸ボルデノン、プロピオン酸ドロスタノロン、酢酸トレンボロン、トレンボロンエナンテート、エナント酸メテノロン、メチルテストステロンアナボリックステロイドエナンといったアナボリックステロイドもまた、本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用して透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液を得ることで、I.M及びI.V.注射用形態として調製され得る。
I.7)アルテメテル(抗マラリア剤)
アルテメテルは、中国の抗マラリア植物であるクソニンジン(Artemisia annua)から単離した過酸化ラクトンである、アルテミシニンのメチルエーテル誘導体である。ジヒドロアルテミシニンメチルエーテルとしても知られるが、正しい化学的な学名は、(+)−(3−アルファ,5a−ベータ,6−ベータ,8a−ベータ,9−アルファ,12−ベータ,12aR)−デカヒドロ−10−メトキシ−3,6,9−トリメチル−3,12−エポキシ−12H−ピラノ(4,3−j)−1,2−ベンゾジオキセピンであり、分子構造は次の通りである。
苦みを伴う白色の結晶質粉末であり;水にほぼ不溶性であり、クロロホルム、アセトン及びアルコール類に可溶性である。比較的に、親油性であり不安定な薬剤である。アルテメテルは、マラリア原虫である熱帯熱マラリア原虫(P.falciparum)及び三日熱マラリア原虫(P.vivax)の双方の血液シゾントに対して非常に効果的である。その独特の特徴は、次の通りである:
他の多くの抗マラリア剤と違って、窒素含有ヘテロ環状環系が欠如しており、重度のマラリアの治療においてキニーネと同じくらい効果的であり;脳マラリアの治療においてキニーネと同じくらい効果的である。
成人で80mg/mlの用量で、I.M注射用形態として利用可能であり、小児患者に関してはWHOによって20mg/mlとして認可されている。市販されている製品は、粘度は低い可能性があるが、注射部位で刺激性である中鎖トリグリセリド油、ミグリコール(miglycol)で調製される。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでいない溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供することが必要な時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V注射剤として有用であり得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液は、カプセル、ジェル、パッチ、液体剤形等といった他の剤形の製剤化のためにも使用され得る。
I.8)アルテテル(抗マラリア剤)
アルテテルは、中国の植物クソニンジンの自然産物である、アルテミシニンのエチルエーテル誘導体である。現在は、赤血球段階の熱帯熱マラリア原虫のための、素早く作用する血液殺シゾント剤として、重度な場合のマラリアで第2選択薬剤として用いられるだけである。分子式はC17H28O5であり、分子量は312.4である。アルテテルの分子式は、10−エトキシデカヒドロ−3,6,9−トリメチル−3,12−エポキシ−12H−ピラノ[4,3−j]−1,2−ベンゾジオキセピンであり、分子構造は次の通りである:
アルテテルは水に極めて不溶性であるが、様々な有機溶媒に極めて可溶性である。市場では150mg/2mlの用量で筋肉内適用として注射用形態で利用可能である。
市販されている非経口製剤の1つで、アルテテルは、黄色の液体であるオレイン酸エチルの取組み、コストの高い製品及び注射部位で刺激性になり得る粘稠性の製剤をもたらすアルコール類エチルアルコール、ベンジルアルコール並びに保存剤のグループの添加によって製造される。この問題は、本発明の選択溶媒を用いてI.V.非経口物を調製することで、解決され得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液は150mg/ml又は75mg/mlの濃度で調製され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液はカプセルといった他の剤形の製剤化のためにも用いられ得る。
I.9)ハロペリドール(抗精神病薬)
ハロペリドールは、主要な抗精神病薬のブチロフェノンシリーズの第1のものである。化学的名称は4−[4−(p−クロロフェニル)−4−ヒドロキシピペリジノ]−4’−フルオロブチロフェノンであり、次の構造式を有する:
製品は水に対してかなり低い溶解性(1.4mg/100ml)を有するが、クロロホルム、ベンゼン、メタノール、アセトン及び希酸に自由に可溶性である。加熱を伴って0.1Nの塩酸に可溶性である(3mg/ml)。
ハロペリドールは、筋肉内注射剤のための滅菌非経口形態として利用可能である。注射剤は、5mgのハロペリドール(ラクテートとして)及び3.0と3.6との間のpH調整のための乳酸を提供する。ハロペリドール注射は、筋肉内投与のみが推奨される。この非経口物の使用によって皮膚の発疹及び注射部位の応答が発見された。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得る、透明でかすんでおらず粘度がより小さい溶液が得られるだけでなく、注射部位の発疹も予防される。溶液はまた、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のためにも用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.10)ビタミンD3(ビタミン及びミネラル)
現在、コレカルシフェロール(ビタミンD3)は投与の時には疼痛を伴う油性で粘稠性の注射剤として利用可能であり、粘度がより小さく、疼痛のない注射剤に変える必要がある。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M.注射剤[1ml当たり6,00,000IUで、保存剤及び抗酸化剤を含んでいてもよい]として役に立ち得る。溶媒は、現在市販されている油性注射によって引き起こされる注射部位の組織損傷及び疼痛を予防できる。同一のものの安全性が確立されているため、I.V.点滴も可能である。溶液は簡単に注射器に入れやすく、水を用いてカルシウム塩と組合せ得、又は、均一化後に併用療法のために共溶媒と混合し得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のためにも用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
A2)酢酸メドロキシプロゲステロン
17α−ヒドロキシ−6α−メチルプロゲステロンアセテートとしても知られる、通常MPAと省略される酢酸メドロキシプロゲステロンは、ヒトホルモンプロゲステロンの合成変異体であるステロイド性プロゲスチンである。ホルモン補充療法で避妊薬として使用され、子宮内膜症及び他の複数の徴候の治療のために使用される。化学的には17α−ヒドロキシ−6α−メチルプレグナ−4−エン−3,20−ジオンアセテートと表され、分子構造は次である:
MPAは、その親化合物のメドロキシプロゲステロンよりも強力な誘導体である。白色から灰色がかった白色の、無臭の結晶質粉末であり、空気中で安定しており、200℃と210℃との間で融解する。クロロホルムに自由に可溶性であり、アセトン及びジオキサンに可溶性であり、アルコール及びメタノールにやや可溶性であり、エーテルにかすかに可溶性であり、水に不溶性である。非経口及び経口経路の投与によって水性懸濁液活性成分として利用可能である。1mlが400mg/mlのMPAから成る筋肉内注射剤として利用可能である。非経口溶媒として使用される媒体は、PEG3350である。
PEG3350の粘度は約83〜130cpsであり、これは、粘度がより大きく、注射の時には患者は疼痛を伴い得る。懸濁液形態で利用可能であるので、安定性、粒径及び製品の保管が取扱いには重要な要因となる。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供することが必要な時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V注射剤として有用であり得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.11)アリルエストレノール(ステロイド及びホルモン)
アリルエストレノールは、切迫流産、反復性妊娠損失及び早産を予防するために使用されるプロゲステロンの活性を有する合成プロゲストゲンである。男性では、良性前立腺肥大の治療として、有望な結果を伴って研究されている。化学的には(17β)−17−(プロプ−2−エン−1−イル)エストル−4−エン−17−オールと表され、分子構造は、次の通りである:
アリルエストレノールは、水にほぼ不溶性である。米国特許第6,696,433号明細書に従うと、この性ステロイドはベータシクロデキストリンを用いてその溶解性を改善させることで、注射用形態で調製された。
アリルエストレノールは、250mg/mlの用量の注射用形態、及び、タブレット1つ当たり5mgの用量の経口用量として市販されている。本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.12、1.12A)エトリコキシブ及びチルマコキシブ(Cox−2阻害剤)
他のいずれかのCOX−2選択阻害剤のように、エテロコキシブ(Eterocoxib)は、酵素シクロオキシゲナーゼのイソ型2(COX−2)を選択的に阻害する。これは、アラキドン酸からのプロスタグランジン(PG)の生産を低下する。エトリコキシブの化学名は、5−クロロ−6’−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3’−ビピリジンであり、分子構造は次である:
約3.3mg/Lの水に対してかなり低い可溶性を示す。印国特許第146674号によると、発明は、選択性シクロオキシゲナーゼII阻害剤(COX 2)、好ましくは疼痛及び炎症の治療のための非経口形態である阻害剤の透明で安定な新規医薬調製物に関連した。この発明では、適用の部位で刺激性であることが分かったジメチルイソソルビド(DMI)が用いられ、並びに、長期保管の間、液体中に薬剤の可能性のある結晶形成があった。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、ジェル、パッチ、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
獣医学で使用されるフィロコキシブ、マバコキシブ、ロベナコキシブ、シミコキシブといったこのカテゴリー下の他の薬剤もまた、本発明の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用によって非経口調製物に配合され得る。
ラットの実験的な肝線維症に対する効果的な化学予防剤であることが分かったチルマコキシブ(I.12A)のような、このカテゴリーのより新しい薬剤もまた、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いることで非経口剤形として調製され得る。チルマコキシブの化学名は4−(4−シクロヘキシル−2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)−2フルオロベンゼンスルホンアミドであり、分子構造は次の通りである:
チルマコキシブは、いずれの用量調製物も市販されていない、まだ新しい活性成分である。
ここでも、本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、ジェル、パッチ、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.13)シクロスポリン(免疫抑制剤)
シクロスポリンは、拒絶を予防するために臓器移植で広く用いられる免疫抑制薬剤である。T細胞の活性及び成長に干渉することで、免疫系の活性を低下させる。シクロスポリンは11個アミノ酸から成る環状ポリペプチド免疫抑制剤である。化学的に(E)−14,17,26,32−テトラブチル−5−エチル−8−(1−ヒドロキシ−2−メチルヘクス−4−エニル)−1,3,9,12,15,18,20,23,27−ノナメチル−11,29−ジプロピル−1,3,6,9,12,15,18,21,24,27,30−ウンデカアザシクロドトリアコンタン−2,4,7,10,13,16,19,22,25,28,31−ウンデカオンと表され、分子構造は次の通りである:
薬剤は水に対してかなりの難溶解性を示し、そのため、薬剤の懸濁液及び乳濁液形態は、経口投与及び注射用に開発されている。シクロスポリン注射剤、USPは、I.V.投与に関して5mLの滅菌アンプルで利用可能であり、1mLは:シクロスポリン,USP50mg、クレムフォール(Cremophor)(登録商標)EL(ポリオキシエチル化ヒマシ油)650mg、体積で約32.9%のアルコールを含み、これは、使用前に、0.9%の塩化ナトリウム注入又は5%のブドウ糖注入でさらに希釈されていなくてはいけない。前述の通り、クレムフォール(登録商標)ELは、急性アナフィラキシー様応答を有することがわかっており、注射の前に抗ヒスタミン剤の投与が必要であり、したがって、二回の注射は患者に不快感を与える。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得る、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られるだけでなく、クレムフォール(登録商標)ELに関する安全性及び毒性問題も有さない。溶液は、25mg/ml〜100mg/mlの濃度で調製され得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.14)パクリタキセル(抗がん剤)
パクリタキセルはがんの化学療法で使用される有糸分裂阻害剤である。ブリストル・マイヤーズスクイブ社(Bristol−Myers Squibb)(BMS)によって商業的に開発された時、一般名がパクリタキセルに変えられ、BMS化合物はブランド名タキソール(登録商標)で販売される。この製剤では、パクリタキセルをクレムフォールEL及びエタノールに送達剤として溶解する。パクリタキセルがアルブミンと結合している他の製剤は、商品名アブラキサン(Abraxane)(登録商標)として販売され、ナノ技術、及び、したがってコストの高い技術を用いて調製される。パクリタキセルを用いて、肺癌、卵巣癌、乳癌、頭頚部癌及びカポジ肉腫の進行形態を有する患者を治療する。パクリタキセルはまた、再狭窄の予防にも用いられる。
パクリタキセルは化学的に、(2α,4α,5β,7β,10β,13α)−4,10−bis(アセチロキシ)−13−{[(2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロパノイル]オキシ}−1,7−ジヒドロキシ−9−オキソ−5,20−エポキシタキサ−11−エン−2−イルベンゾエートと表され、分子構造は次の通りである:
パクリタキセルの命名は、四環系17−炭素(ヘプタデカン)骨格をもとに構成される。パクリタキセルは、白色から灰色がかった白色結晶質粉末であり、実験式はC47H51NO14であり、853.9の分子量である。親油性が高く、水に不溶性であり、216〜217℃で融解する。
パクリタキセル注射剤は、微かに黄色の粘稠性の溶液である。静脈内点滴の前に適切な非経口流体での希釈が意図された非水溶液として提供される。30mg(5mL)、100mg(16.7mL)及び300mg(50mL)の多回投与用バイアルで利用可能である。滅菌非発熱性溶液1mLは6mgのパクリタキセル、527mgの精製クレムフォール(登録商標)EL(ポリオキシエチル化ヒマシ油)及び49.7%(v/v)無水アルコール、USPを含んでいる。上記の配合から、がん患者に投与する際に注射がどれだけの疼痛を伴うかを推測するのは簡単である。この親油性の高い活性成分の注射剤を、クレムフォール(登録商標)ELによって生じる可能性があり得るいずれかの応答を伴わずに、本浸透エンハンサーに可溶化することで調製することは、驚くほど利点であり得る。
現在、アルブミン複合体として、結合体として利用可能であり、市販されている。同一のものを調製する技術はコストが高く、非経済的であり、貧者の必要性を満たさない。がんは世界人口の大多数の様々な国で蔓延している。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られるだけでなくクレムフォール(登録商標)ELに関する安全性及び毒性問題も有さず、並びに、アルブミン系複合体を作製するのに関わる複雑及び費用のかかる技術に関与しない。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.15)ピロキシカム(筋骨格系のための抗リウマチ活性成分−オキシカム)
オキシカムは、血漿タンパク質に密接に結合するNSAIDのクラスのメンバーである。多くのオキシカムは、シクロオキシゲナーゼ(COX)酵素の非選択性阻害剤であり、ピロキシカムを包含する。オキシカムの抗炎症効力は、インドメタシンに類似しており、鎮痛作用は、アスピリンよりも大きい。オキシカムは有用な解熱特性を有する。ピロキシカムは化学的に(8E)−8−[ヒドロキシ−(ピリジン−2−イルアミノイ)メチリデン]−9−メチル−10,10−ジオキソ−10λ6−チア−9−アザビシクロ[4.4.0]デカ−1,3,5−トリエン−7−オンと表され、分子構造は次の通りである:
白色の結晶質粉末であり;水(22℃で23mg/L)、希酸及び有機溶媒にやや可溶性であり;アルコール類及び水性アルカリ類にかすかに可溶性である。20mg/2mlの用量の注射剤として利用可能である。
米国特許第4,628,053号明細書で;発明は、プロピレングリコール、エタノール及び水が非経口投与のための溶媒として使用され、粘稠性で注射部位で疼痛を伴い得る、ピロキシカムの安定化注射剤に関する。
米国特許第4,824,841号明細書では、発明は経口、トピック又は非経口投与に適した水和形態へのピロキシカムの変換のプロセスに関連する。
米国特許第4,942,167号明細書では、媒体としてグリシン中に凍結乾燥したピロキシカムを含む水性医薬製剤であり、これは、透明な溶液でなく、安定性が問題であり得る。
米国特許第5,420,124(A)号明細書では、発明は、溶媒及び安定剤としてトリエチレングリコールを含む注射用ピロキシカムカリウム組成物に関する。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口用量といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。
I.16)クロナゼパム(抗痙攣薬)
クロナゼパムは、抗不安薬、抗痙攣薬、筋弛緩剤、鎮静剤及び催眠特性を有するベンゾジアゼピン薬剤である。
クロナゼパムは、高い効力のベンゾジアゼピンとして分類される。クロナゼパムはニトラゼパムの塩素付加誘導体である。淡黄色の結晶質粉末である。315.72の分子量を有する。化学的に5−(2−クロロフェニル)−7−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンと表され、分子構造は次の通りである:
水に不溶性である淡黄色の結晶質粉末であり、アセトン及びクロロホルムにやや可溶性であり、アルコールにかすかに可溶性である。315.72の分子量である。クロナゼパムは、米国でジェネリック薬剤として1997年に承認され、現在、複数の会社が製造及び販売している。クロナゼパムは、タブレット及び口腔内崩壊タブレット(オブラート)、経口溶液(滴剤)、並びに注射剤又は静脈内点滴のための溶液として利用可能である。この注射剤は、かすかに緑色のような黄色の溶液のように見える。
パニック性障害に関しては、最初の推奨用量は、1日2回で0.25mgである。この用量は、3日ごとに、1日2回の0.125〜0.25mgの増加量で増加し得る。パニック性障害の標的用量は、1日1.0mgであるが、1日最大4mgの用量から効果を得る人もいる。クロナゼパムの服用をやめるときは、薬剤を、3日ごとに、1日2回0.125mgずつ用量を減らすことで、段々とやめるべきである。
クロナゼパムは心的外傷後ストレス障害の治療のためにはFDA承認ではないが、1日0.25〜3mgの範囲の用量は、この障害の症状を治療するのに役立つようである。対人恐怖症の治療のための1日用量は、1.0〜2.5mgの範囲であり、一方で、躁病を制御する用量は、1日10mgもの多さである。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
I.17)ジアゼパム(抗痙攣薬)
ジアゼパムは、化学的に7−クロロ−1,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンと表されるベンゾジアゼピン誘導体である。無色の結晶化合物であり、水に不溶性であり、次の分子構造を有する:
ジアゼパム注射剤、USPは、筋肉内又は静脈内投与を意図した滅菌非発熱性溶液である。1ミリリットル(mL)は、5mgのジアゼパム;40%のプロピレングリコール;10%のアルコール;緩衝液として添加される5%の安息香酸ナトリウム及び安息香酸;並びに、保存剤として添加される1.5%のベンジルアルコールを含んでいる。pHは6.6(6.2〜6.9)である。溶液は淡黄色に見え得る。ジアゼパム注射剤は、麻薬取締局によって、スケジュールIVの規制物質として分類される。年長児及び成人における通常の推奨用量は徴候及び重症度によって、2mg〜20mgのIM又はIVの範囲である。ジアゼパム注射剤は、筋肉内に深く注射される一方で、I.M.及びI.V.を介して与えられる場合、溶液はゆっくりと注射してもよく、投与する各5mg(1mL)に少なくとも1分間かける。これは、その粘稠性のためであり得る。
このように、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて、粘度がより小さく、透明で実行可能な注射剤を作製することが可能である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得る。溶液は粘度がより小さいため、無菌での濾過が容易であり得、注射器に入れやすい。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
クラスII:安定性の問題を有する医薬活性成分又は薬剤
前述の通り、特定の医薬活性成分又は薬剤は、固有の安定性の問題、すなわち不安定性を有し、しばしば、そのような活性成分を適切な安定剤形へ製剤化するために複雑で費用の高い技術を必要とする。
典型的な例は、凍結乾燥粉末又は乾燥充填粉末として市販されている医薬活性成分又は薬剤の例であり、患者に注射する際に再構成が必要である。診療での再構成のプロセスは、医師及び公衆衛生従事者が、未可溶化として残っている粒子の痕跡を残さないで透明の液体を注射することを意識しているために、多くの場合面倒である。さらに、再構成した透明の液体を棚で保管する場合、通常、薬剤は不安定性のために分解し、又は、保管の間に生物汚染度を増大させ得る。さらに、そのような医薬活性成分又は薬剤を含む組成物は、プロセスが時間のかかる単調な技術に関わるので、製造のコストが高い。同じ理由で、法外な費用がかかり、患者には利点をもたらさない。
そのような医薬活性成分又は薬剤は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することで効果的に安定化し得、前記媒体又は溶媒中の医薬活性成分又は薬剤の清澄及び透明で、かすんでいない溶液を提供し、当該溶液は、粘度がさらにより小さく、I.V.、I.M.又は他の注射経路を介した非経口投与のために「使用準備済み」であり、又は、例えば、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚適用、ジェル、局所薬、液体経口剤形及び他の剤形といった医薬活性成分又は薬剤の様々な他の剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液は製造が容易で、時間がかかって単調な製造プロセスを含まず、したがって、経済的、実行可能であり、そのため患者にも有益である。さらに、非経口投与の場合、溶液は容易に流動性を有し、注射器に入れやすく、注射が容易で注射部位に引き起こされる疼痛がより小さく、したがって、患者だけでなく、医師/内科医/看護師にも有益である。さらに、医薬組成物は、投与される際に、安全で毒性がより小さい。
このクラスに属する様々な医薬活性成分又は薬剤は、いくつか例を挙げると次の通りであり、もう一度繰り返すが、本発明の範囲に関しては非制限なものである。
II.1)酢酸ヒドロコルチゾン(ステロイド及びホルモン)
ヒドロコルチゾンは、副腎皮質によって分泌される主なグルココルチコイドである。その合成的な対照物である酢酸ヒドロコルチゾンは、関節の問題(例えば、関節炎、滑液包炎)による局所の疼痛及び腫れ(炎症)又は皮膚の状態(例えば、ケロイド、乾癬)の治療に使用されるホルモンである。酢酸コルチゾンの化学名は、プレグナ−4−エン−3,11,20−トリオン,21−(アセチロキシ)−17−ヒドロキシであり、分子量は402.49である。構造式は次のように表される:
白色又はほぼ白色の結晶質粉末であり;無臭で水にほぼ不溶性であり;エタノールにかすかに可溶性である(約750g/l)。水に不溶性であるの分子であるため、たいていは、5mg又は10mgの強度のタブレット、並びに、I.M及びI.V.注射剤のために市販溶液用の粉末として利用可能である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、及び、カプセル、ジェル、クリームパッチ、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.2)15−me−PGF2α:カルボプロスト(ステロイド及びホルモン)
15−me−PGF2アルファは、妊娠のかなりの初期で堕胎を誘導する際に、天然のPGF2アルファと同じくらい効果的である。カルボプロストは収縮を誘発し、妊娠初期で堕胎を引き起こし得る。産後出血も低減する。化学的に(Z)−7−[(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E,3S)−3−ヒドロキシ−3−メチルオクト−1−エニル]シクロペンチル]ヘプト−5−エン酸と表され、化学構造は次の通りである:
カルボプロストは、灰色がかった白色の固体である。カルボプロストは、分娩誘発特性を有するPGF2αの合成プロスタグランジン類似体(特に、15−メチル−PGF2α)である。
カルボプロストは、筋肉内投与に適した溶液中の、天然プロスタグランジンF2αの(15S)−15メチル類似体のトロメタミン塩の形態で市販されている。カルボプロストは溶媒として塩化ナトリウム及びベンジルアルコールを含み、これは、過敏症を引き起こし得る。また、アナフィラキシー応答、アナフィラキーショック、アナフィラキシー様応答及び血管浮腫が患者で報告されている。さらに、この滅菌溶液中で最大量のベンジルアルコールの使用は、早熟な患者において、生死に関わる「あえぎ症候群(Gasping Syndrome)」と関係がある。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、カプセル、スポンジバー、坐剤といった膣内送達、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.3)アルテスネート(抗マラリア剤)
アルテスネートは、抗マラリア活性を有するアルテミシニン誘導体であり、次の分子構造を有する(C19H28O8、分子量384.4):
この薬剤のIUPAC名は:(3R,5aS,6R,8aS,9R,10S,−12R,12aR)−デカヒドロ−3,6,9−トリメチル−3,12−エポキシ−12H−ピラノ−[4,3−j]−1,2−ベンゾジオキセピン−10−オール水素スクシネートである。白色の結晶質粉末であり、水にかすかに可溶性である。
WHOの推奨に従うと、アルテスネートは、重症の熱帯熱マラリアの非経口治療に関して第1の選択肢であり、用量は、静脈内又は筋肉内に2.4mg/kgであり、12及び24時間後に繰り返し、次いで、その後は1日1回である。
アルテスネートの水に対する不十分な溶解性を克服するために、複数の剤形及び経路が試されてきた。
より適切な医薬特性を有する複数の強力な誘導体が開発されており、当該誘導体では、ヘミコハク酸エステルのナトリウム塩、すなわち、アルテスニン酸ナトリウムは水に可溶性であるが、水溶液で不十分は安定性を有する。
アルテスネートは、経口製剤、筋肉内製剤、静脈内製剤及び坐薬の形態で利用可能である。炭酸水素ナトリウム及び水を用いて再構成され、6mg/mlの液体を調製する乾燥フリー(free)粉末として利用可能である。これは、炭酸水素ナトリウムで適切に再構成されないと、医薬活性成分又は薬剤が高度に純粋でない場合、微粒子状物質及びかすかな乳白色を残してしまうため、逆応答の問題を引き起こし得る。
全身の検査によって、筋肉内アルテスネートは、特にアジアで、重症のマラリアを有する成人において選択する薬剤であるべきであることが示唆される。
アルテスニン酸ナトリウムはまた、住血吸虫の制御で使用されることも分かった。水に可溶性であるが、水溶液で不十分な安定性を有する。本製品の制限は、組成物を炭酸水素ナトリウムといったアルカリ化剤を用いて調製する時の当該製品の不安定性である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液はまた、カプセルといった他の剤形の製剤化のためにも用いられ得る。
II.4)マレイン酸エルゴタミン(分娩誘発剤)
マレイン酸エルゴタミンは、出産後の出血及び出産を誘発又は亢進する際に用いられる医薬である。出産を誘発する時には、注射アンプルで、エルゴメトリン500マイクログラム/1ml溶液として利用可能である。本来は親油性である。製剤は不溶性であり、効力の低下が観察されると共に、液体の着色にしばしばつながる。抗酸化剤で安定化させる必要がある。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.5、II.5A)ランソプラゾール及びデクスランソプラゾール(プロトンポンプ阻害剤)
ランソプラゾール(II.5)は、オメプラゾールと同じ薬理学上のクラスにあるプロトンポンプ阻害剤(PPI)である。30mgの経鼻胃管投与として利用可能であり、胃内のpHを効果的に制御し、固形用量剤形を飲み込むことができない患者におけるI.V.パントプラゾールの代替物である。ランソプラゾールは、ラセミ体[1:1−鏡像異性体デクスランソプラゾール及びレボランソプラゾール]である。
デクスランソプラゾール(II.5A)は、「鏡像異性体の移行」の結果による、市販の薬剤の鏡像異的に純粋な活性成分である。デクスランソプラゾールは米国食品医薬品局(FDA)によって2009年1月30日に承認された。化学名は(R)−(+)2−([3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]メチルスルフィニル)−1H−ベンゾ[d]−イミダゾールであり、分子構造は次の通りである:
デクスランソプラゾールは、白色からほぼ白色の結晶質粉末であり、140℃で分解を伴って融解する。デクスランソプラゾールは、ジメチルホルムアミド、メタノール、ジクロロメタン、エタノール及び酢酸エチルに自由に可溶性であり;アセトニトリルに可溶性であり、エーテルにかすかに可溶性であり;及び、水に極めてかすかに可溶性であり;ヘキサンにほぼ不溶性である。
デクスランソプラゾールは、光にさらされている時は安定している。デクスランソプラゾールは、酸性条件よりも中性及びアルカリ性条件でより安定している。
米国特許出願公開第2011/0028518A1号明細書に従うと、デクスランソプラゾールの調製のためのプロセス、デクスランソプラゾールのアモルファス形態、アモルファスデクスランソプラゾールの固体分散体及び薬剤的に許容可能な担体、及びこれらの調製のためのプロセスがなされる。デクスランソプラゾールは、30mg及び60mgのカプセルで、固体剤形として利用可能である。
使用準備済みの投与のためのナトリウム塩の溶液は、本来不安定である。これは、溶液を酸性化して遊離酸形態に変換し、次いで、当該遊離酸形態をジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体に可溶化させ、透明で、かすんでいない溶液を得ることで克服され、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液は良好な安定性を示し、非経口使用のために直接用いられ得、金属塩が用いられる時に凍結乾燥の必要性を除去する。溶液はまた、カプセル、タブレット等といった他の剤形の製剤化のためにも用いられ得る。
II.6)フルコナゾール(抗真菌剤)
Diflucan(登録商標)としても知られるフルコナゾールは、米国特許第2099818号明細書(ファイザー株式会社(Pfizer Limited))で初めて開示されたトリアゾール抗真菌剤である。Candida、Cryptococcus及び他の日和見酵母菌又は真菌による感染症の治療のために世界規模で用いられる。薬剤は、タブレット(50、100又は200mg)、経口懸濁液、及び、静脈内製剤(200又は400mg)として利用可能である。例えば血流感染、深部組織部位又は他の正常な滅菌部位の感染といった侵襲性カンジダ症の治療で使用する場合、フルコナゾールは、800mgの初回負荷投与量(経口又は静脈内)として投与され、400mgの毎日の維持量(経口又は静脈内)が続く。フルコナゾールは化学的に2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−bis(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オールであり、実験式はC13H12F2N6Oであり、分子量は306.3である。構造式は次の通りである:
原薬粉末の形態では、白色の結晶質粉末のように見え、水に極めてかすかに可溶性であり、アルコールに可溶性である。
静脈内点滴として投与される、0.9%NaCl中のフルコナゾール注射剤、USPは、2mg/mlのフルコナゾールを含む等浸透圧性溶液である。負荷投与量として、初回は倍加線量で投与され、より早く血漿の定常状態を得る。このように、本技術によって、これは、I.V.ボーラス注射剤として製剤を作製することで解決し得、これは、負荷投与量を増やすことなく血漿の定常状態の濃度をより早く提供し得る。保存剤を含まないため、I.V.点滴において沈殿又は濁った溶液の形成の可能性もあるが、製品の安定性を維持する適切な保存剤及び緩衝液を用いた新しい製剤によって予防し得る。I.V.点滴は、プラスチック容器に包装されるので、プラスチック浸出のために、空気塞栓又は湿気の可能性も生じ得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、上記の問題全てが解決されるだけでなく、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.ボーラス注射剤又はデポーI.M.注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形、経耳送達系等といった異なる剤形の製剤化のためにも用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.7)エナラプリル(ACE阻害剤)
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤クラスの薬物に属するプロドラッグである。化学的に(2S)−1−[(2S)−2−{[(2S)−1−エトキシ−1−オキソ−4−フェニルブタン−2−イル]アミノ}プロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸と表され、化学式はC20H28N2O5であり、分子構造は次の通りである:
エナラプリラート(マレイン酸エナラプリル)注射剤として利用可能であり、I.Vボーラス又は点滴として、1mL当たり1.25mgである。
心不全
成人
PO初回投与量は、1日2回2.5mgである。通常の投与量は、1日当たり、2回の分割用量で2.5〜20mg(1日当たり最大40mg)である。数日又は数週間の期間を超えて耐性がつくにつれて、滴定用量は増加する。最大の1日用量は、分割用量で40mgである。
高血圧
成人
PO初回投与量は1日当たり2.5mg(利尿剤を服用する患者)〜5mg(利尿剤を服用していない患者)である。所望するBP調節まで滴定する。通常の維持量は、単一用量又は2回の分割用量で10〜40mg/日である。
6時間ごとに、5分間にわたる1.25mgのIVである。過度の高血圧のリスクが高い患者に関しては、開始用量は0.625mg以下であるべきであり、5分間以上及び好ましくはそれより長い(最大1時間)の期間の間、IV投与するべきである。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.ボーラス注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.8)メトカルバモール(CNS抗うつ薬)
メトカルバモールは、グアイフェネシンのカルバメート誘導体であり、鎮静及び筋骨格弛緩特性を有する中枢神経系(CNS)抗うつ剤である。メトカルバモールは白色の粉末であり、水及びクロロホルムにやや可溶性であり、アルコール(加熱を伴ってのみ)及びプロピレングリコールに可溶性であり、並びに、ベンゼン及びn−ヘキサンに不溶性である。ヒトの用量として承認される利用可能な用量は、メトカルバモールタブレットで500mg、750mg、メトカルバモール注射剤で10mlのバイアル中100mg/mlである。筋肉内又は静脈内投与を意図した、無菌で、発熱物質を含まない溶液である。
1mLは:メトカルバモール、USP100mg、ポリエチレングリコール300、NF0.5mL、注射用水、USP充分量を含む。必要な場合、pHは塩酸及び/又は水酸化ナトリウムで調整される。メトカルバモールの化学名は、3−(2−メトキシフェノキシ)−1,2−プロパンジオール−1−カルバメートであり、C11H15NO5の実験式を有する。分子量は241.24である。構造式は以下のように示される:
この注射剤は、溶媒としてポリエチレングリコール300を含む。ポリエチレングリコール300は、腎機能障害を有するヒトにおいて既存のアシドーシス及び尿維持を増大することが留意されている。IV点滴のために調製される溶液は、沈殿物が形成し得るため、冷蔵すべきではない。濁り又は沈殿物が形成し得るため、希釈した静脈内溶液は全て、投与の前に物理的に検査するべきである。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、上記の安定性問題が解決されるだけでなく、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、先行技術に関連する腎毒性も回避される。溶液は冷蔵条件下でもいずれの沈殿物もないまま透明のままである。溶液は患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形、経耳送達系等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.9)リグノカイン(抗不整脈薬剤)
リグノカイン注射剤は、局所麻酔及び抗不整脈薬剤として知られる2つのグループの医薬に属する。歯科用麻酔又は小手術の局所麻酔として注射され、心室性不整脈の治療のために静脈内で使用される。
リグノカインは、白色の結晶質粉末であり、水にほぼ不溶性であり、エーテルに自由に可溶性である。リグノカインは、化学的に2−(ジエチルアミノ)−N−(2,6−ジメチルフェニル)アセトアミドとして知られ、分子構造は次の通りである:
市販されている注射剤の1つは、活性成分として塩酸リグノカインを1%又は2%、塩化ナトリウム及び注射用水を賦形剤として含んでいる。保存剤は含んでいない。PVC容器に詰められる点滴用のリドカインは、プラスチックへの依存性吸着による結果から、より少ない含有量のリドカインを有することが分かっている。
リドカインは、HCl形態の形態で注射され、本発明の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体によって、リドカイン遊離塩基をそのようなものとして使用することが可能である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.10)アジスロマイシン(抗生物質)
アジスロマイシンは、マクロライド系抗生物質のサブクラスであるアザライドである。アジスロマイシンは、世界で一番良く売れている抗生物質の1つである。エリスロマイシンから誘導され、メチル置換水素原子がラクトン環に組込まれており、したがって、ラクトン環が15員環になる。この親油性活性成分は、化学的に(3R,4S,5S,6R,7R,9R,11S,12R,13S,14S)−6−{[(2S,3R,4S,6R)−4−(ジメチルアミノ)−3−ヒドロキシ−6−メチルオキサン−2−イル]オキシ}−14−エチル−12,13−ジヒドロキシ−4−{[(2R,4S,5S,6S)−5−ヒドロキシ−4−メトキシ−4,6−ジメチルオキサン−2−イル]オキシ}−7−メトキシ−3,5,7,9,11,13−ヘキサム−エチル−1−オキサシクロテトラデカン−2,10−ジオンとして示され、分子構造は次の通りである:
水にほぼ不溶性であり、塩化メチレン及びエタノールに自由に可溶性である。経口(カプセル又は懸濁液)、静脈、点眼剤形で利用可能である。非経口投与に関しては、アジスロマイシン(無水)が、滅菌注射用水での再構成のために滅菌フリー(free)乾燥粉末(500mg)として利用可能である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.11)強心配糖体:ジゴキシン(抗不整脈薬剤)
ジゴキシンは、キツネテブクロ植物であるDigitalis lanataから抽出した精製強心配糖体である。ジゴキシンの対応するアグリコンはジゴキシゲニンであり、ジゴキシンのアセチル誘導体は、アセチルジゴキシンである。ジゴキシンは様々な心臓状態、すなわち、心房細動、心房粗動及び時折他の医薬では制御できない心不全の治療で広く使用される。タブレット形態として利用可能であり、また、0.05mg/mlの経口溶液及び0.25mg/ml又は0.5mg/mlの注射剤としても利用可能である。
ジゴキシンは、化学的に(3β,5β,12β)−3−[(O−2,6−ジデオキシ−β−D−ribo−ヘキソピラノシル−(1→4)−O−2,6−ジデオキシ−β−D−ribo−ヘキソピラノシル−(1→4)−2,6−ジデオキシ−β−D−ribo−ヘキソピラノシル)オキシ]−12,14−ジヒドロキシ−カルダ−20(22)−エノリドとして表される。分子式はC41H64O14であり、分子量は780.95、構造式は次の通りである:
ジゴキシンは水にほぼ不溶性であり、同量の塩化メチレン及びメタノールに自由に可溶性であり、エタノールにかすかに可溶性である。
I.V.療法は、耐性がより高い可能性があり(吐き気がより小さい);ジゴキシンは、心臓組織内への非常に長い分布相半減期を有し、これは、作用の開始を数時間遅らせる。半減期は約36時間であり;ジゴキシンは1日1回投与し、通常125μg又は250μgの用量である。ジゴキシンは通常、口で服用され、緊急の状態では、I.V.注射によって服用してもよい。静脈内又は筋肉内注射のためにジゴキシンの滅菌溶液として利用可能である。媒体は、40%のプロピレングリコール及び10%のアルコールを含む。注射剤を、0.17%第二リン酸ナトリウム及び0.08%無水クエン酸で、6.8〜7.2のpHまで緩衝する。2mLのアンプルはそれぞれ、500mcg(0.5mg)ジゴキシン(1mL当たり250mcg[0.25mg])を含む。希釈は必要ではない。
ジゴキシンの筋肉内注射は極めて痛く、他の投与経路が禁忌されない限りは利点は一切ない。したがって、この疼痛を、浸透エンハンサーとしても作用し、作用の開始も増大する本選択溶媒を用いてI.M/I.Vのための非経口物を調製することで、防止できる。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得る、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られるだけでなく、注射部位の疼痛も防止する。溶液はまた、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のためにも用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.12)ジサイクロミン(胃腸管系)
ジサイクロミンは、腸運動過剰及び過敏性腸症候群の症状を治療するのに用いられる。
塩酸ジサイクロミンは、苦みを有し、細かくて白色の結晶質であり、ほとんど無臭の粉末である。水に可溶性であり、アルコール及びクロロホルムに自由に可溶性であり、エーテルに極めてかすかに可溶性である。
本発明の媒体におけるジサイクロミンの溶解性は、1〜20mg/mlの範囲で観察される。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役に立ち得る、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られるだけでなく、注射部位の疼痛を防止する。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。他の薬剤と組合せて調製及び投与されてもよい。同様に、ジクロフェナクといった薬剤のとジサイクロミンとの異なる薬剤の組合せもまた、必要な用量で、治療上の使用のために溶液媒体で調製され得る。
II.13)パラセタモール/アセトアミノフェン(鎮痛剤及び解熱剤)
パラセタモール又はアセトアミノフェンは、鎮痛及び解熱特性並びに弱い抗炎症活性を有し、中程度の疼痛及び熱の対症的管理で使用される。クラス3BCS薬剤に属する。パラセタモールの構造式は次の通りである:
白色の結晶質粉末である。アセトアミノフェンは、p−アミノフェノールから誘導された、合成の非アヘン性で中枢作用性鎮痛剤である。全化学式は、N−アセチル−p−アミノフェノールである。25℃で4と7との間のpHで安定である。i.vボーラス、i.v点滴としての注射剤、タブレット、シロップ、坐剤及び経口懸濁液として利用可能である。
米国特許出願公開第2004/0247627A1号明細書に従うと、この発明は、使用準備済みで高安定性のパラセタモール注射剤について言及し、当該溶液は、パラセタモール、水、プロピレングリコール及びクエン酸塩緩衝剤(pH4.5〜6.5)を混合し、前記溶液を前もって決めた条件下で加熱することによって調製される。この注射剤は、約20%のプロピレングリコールのみの共溶媒から成り、これは注射剤の高粘稠性の性質を示し、使用に関して疼痛を伴い得る。長期間の保管では、溶液に色を与え、分解のために使用に関して安全ではないパラセタモールポリマー又はベンゾキノンイミンの形成がある。
米国特許出願第20090215903号明細書では、パラセタモールの水溶液を、4.5〜6.0の間のpHで、灌流の使用のために、調製する。この製剤では、副産物の硫酸、グルコン酸又はフルフラールイオンが、同一製剤中の抗酸化剤の存在下でも、溶液で発見され得る。
パラセタモール注射剤に用いられるベンジルアルコールといった保存剤の使用により、新生児の死亡が報告されている。
このように、上記問題は、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて、時間の経過による所望しない溶液の色の発生を防止し、上記のいずれかの副産物の形成を防止する代替安定注射剤を提供することで、取り除かれ得る。
点滴溶液としてパラセタモールで現在使用される他の媒体と一緒に組合せて配合しながら他の賦形剤を添加することが可能であり、高粘稠性、安定性及び不純物関連事項の様々な問題を防止する。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.及びI.M.注射剤として役に立ち得る、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られるだけでなく、注射部位の疼痛を防止する。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤、経口懸濁液、坐剤、口腔送達系、スプレー等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。他の薬剤と組合せて調製及び投与されてもよい。
濃度範囲及び充填体積は次のようになり得る:
アンプルとして50mg/0.5ml、100mg/0.5ml、200mg/ml、400mg/2ml、600mg/3ml、1000mg/5mlのパラセタモールが充填され、同様に、200mg/mlの用量のパラセタモールを含む5mlのバイアル、100mg/mlの用量のパラセタモールを含む10mlバイアル、50mg/mlの用量のパラセタモールを含む20mlバイアル、20mg/mlの用量のパラセタモールを含む50mlバイアル、10mg/mlの用量のパラセタモールを含む100mlバイアルが医師の便利な使用のために充填され得る。このアンプル及びバイアル形態は、患者の要求に従って用量の融通性を提供できるので、医療専門家に使用に関しての融通性を提供し得る。これらの形態は、生理食塩水でオンラインで希釈し得、点滴として投与され得る。50mg/0.5mlの低用量は、新生児において、熱がある場合に温度の低下及びモニタリングのための使用に関して役に立ち得る。このように、本発明の安定剤は、新生児、小児及び成人患者での使用における静脈内及び筋肉内使用のために、アンプル、バイアル、ブローフィルアンプル、プレフィルド注射器に充填したパラセタモールの、油を含まず疼痛の伴わない低粘稠性注射剤を提供し得る。
II.14)ペンタゾシン(鎮痛剤)
ペンタゾシンは、中程度からやや重度の疼痛を治療するのに用いられるオピオイドのベンゾモルファンクラスの、合成的に調製されるプロトタイプの混合アゴニスト−アンタゴニスト麻薬性(オピオイド性鎮痛)薬剤である。ペンタゾシンは水にやや可溶性である。その塩形態ペンタゾシンHCl及び乳酸ペンタゾシンも水にやや可溶性である。乳酸塩はUSP及びBPに従って注射剤として調製される。化学的に、乳酸ペンタゾシンは1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−6,11−ジメチル−3−(3−メチル−2−ブテニル)−2,6−メタノ−3−ベンゾアゾシン−8−オールラクテートであり、酸性水溶液に可溶性である白色で結晶質の物質である。ペンタゾシンの分子構造は次の通りである。
水にほぼ不溶性である白色粉末であり;塩化メチレンに自由に可溶性であり、エタノールに可溶性である(ほぼ96%)。
推奨される単一非経口用量は、筋肉内、皮下又は静脈内経路で30mgである。これは、3〜4時間ごとに繰り返され得る。1日用量の合計は360mgを超えるべきではない。単一筋肉内の30mg用量が最も通常的に投与されている。重症の注射部位壊疽及び敗血症が、乳酸ペンタゾシンの複数の注射と共に生じている。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、カプセル、ジェル、パッチ、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.15、II.15A)フェンタニル及びクエン酸フェンタニル(鎮痛剤)
フェンタニルは、作用の迅速な開始及び短い継続期間の作用を伴う強力な合成麻酔性鎮痛剤である。μ−オピオイド受容体における強力なアゴニストである。フェンタニルはモルフィンよりもおよそ100倍強力である。静脈内フェンタニルは麻酔及び鎮痛のために、多くの場合、手術室及び集中治療ユニットで広く使用される。化学的にはN−(1−(2−フェニルエチル)−4−ピペリジニル)−N−フェニルプロパンアミドと表され、分子構造は次の通りである:
クエン酸フェンタニル注射剤、USPは、注射用水中のクエン酸フェンタニルの滅菌非発熱性溶液である。クエン酸フェンタニルは、静脈内又は筋肉内経路の注射によってのみ投与される強力な麻酔性鎮痛剤である。1ミリリットルはフェンタニル(シトレートとして)50mcg(0.05mg)を含む。pH調整のために水酸化ナトリウム及び/又は塩酸を含んでいてもよい。pHは4.7(4.0〜7.5)である。単一用量注射剤としての使用のみが意図される。
水にやや可溶性である白色粉末のクエン酸フェンタニルは、化学的にN−(1−フェネチル−4−ピペリジル)プロピオンアニリドシトレート(1:1)として表される。分子式はC22H28N2O・C6H8O7であり、分子量は528.60である。クエン酸フェンタニルは次の構造式を有する:
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、カプセル、ジェル、パッチ、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.16)プロスタグランジンE1/アルプロスタジル(ステロイド及びホルモン)
プロスタグランジンE1(PGE1)の天然の形態としてのアルプロスタジルは、化学的に(11α,13E,15S)−11,15−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−13−エン−1−酸と表される。分子量は354.49である。
アルプロスタジルは、115℃と116℃との間で融解点を有する白色から灰色がかった白色の結晶質粉末である。35℃での溶解性は、100ミリリットルの再蒸留水当たり8000マイクログラムである。
アルプロスタジルの構造式は次の通りである:
滅菌凍結乾燥粉末として陰茎海綿体内使用のために4つのサイズで市販されており:バイアル1つ当たり5、10、20及び40マイクログラムである。指示通りに、双方ともベンジルアルコールで保存された1ミリリットルの静菌性注射用水又は滅菌水で再構成すると、1.13ミリリットルの再構成溶液を得る。この注射剤1ミリリットルは、バイアルの強度次第で、5.4、10.5、20.5又は41.1マイクログラムのアルプロスタジル、ラクトース、クエン酸ナトリウム及びベンジルアルコールを含んでいる。アルプロスタジルの送達可能量は、1ミリリットル当たり5、10、20又は40マイクログラムであり、なぜなら、5マイクログラム強度に関してはおよそ0.4マイクログラム、10及び20マイクログラム強度に関しては0.5マイクログラム、並びに、40マイクログラム強度に関しては1.1マイクログラムが、バイアル及び注射器への吸着によって失われるからである。必要な場合は、注射のためのアルプロスタジルのpHを、塩酸及び/又は水酸化ナトリウムで、凍結乾燥前に調整する。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでいない溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。バイアル及び注射器からの薬剤の損失が一切ないため、溶液はFFS又はガラス製使い捨て注射器に充填してもよい。
プロトンポンプ阻害剤(PPI)
概して、PPIは全て金属塩として製造され、その理由は、凍結乾燥金属塩として、又は、適切な安定剤と複合して分解を避けることで製剤化される準備ができている適切な結晶形態の形成のためである。本発明者らは、PPIの酸形態を製造の際に単離すると、同一の酸形態がジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体に可溶化し得、透明かつ安定な溶液を得ることを発見し、当該溶液は、注射剤として直接用いられ得、又は、経口投与に適切な他の剤形の調製のために用いられ得る。
次の例は、上記の発見を例示するが、非制限的なものとして解釈されるべきであり、及び、同一又は異なるクラスに属し、類似した安定性の制限を有する他の薬剤又は化合物に関しても適用可能なものとして解釈されるべきである。
II.17)オメプラゾール(プロトンポンプ阻害剤)
オメプラゾールは、消化不良、消化性潰瘍疾患(PUD)、胃食道逆流症(GORD/GERD)、咽喉頭の逆流(LPR)及ゾリンジャー・エリソン症候群の治療においてプロトンポンプ阻害剤として国際的にもっとも広く処方されている薬剤の1つである。この薬剤の化学名は、(RS)−2−([3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]メチルスルフィニル)−1H−ベンゾ[d]−イミダゾールであり、分子構造は次の通りである:
オメプラゾールは、約155℃で分解を伴って融解する白色から灰色がかった白色の結晶質粉末である。弱塩基性であり、エタノール及びメタノールに自由に可溶性であり、アセトン及びイソプロパノールにかすかに可溶性であり、水に極めてかすかに可溶性である。オメプラゾールの安定性はpHの関数であり;酸媒体では迅速に分解するが、アルカリ性条件下では許容可能な安定性を有する。
オメプラゾールは、欧州では注射用形態(I.V.)での使用で利用可能であるが、米国ではそうではない。注射パックは、バイアル及び再構成溶液の分離アンプルから成る組合せパックである。10mlの透明なガラス製バイアルはそれぞれ、40mgのオメプラゾールに相当するオメプラゾールナトリウム42.6mgから成る白色から灰色がかった白色の凍結乾燥粉末を含んでいる。
KP1019930009791号明細書に従うと、オメプラゾール注射剤は、(a)オメプラゾール又は非経口投与オメプラゾール塩及び他の添加剤を蒸留水に溶解すること;(b)安定にするために、N−メチルグルカミン若しくは2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールといった緩衝液、又は、N−メチルグルカミン及び燐酸カリウムの混合物でpHを8.5〜9.5に調整することによって作成される。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでいない溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液は良好な安定性を示し、非経口使用のために直接用いられ得、金属塩が用いられる時に凍結乾燥の必要性を除去する。溶液はまた、カプセル、タブレット等といった他の剤形の剤形形態のためにも用いられ得る。
II.18)ラベプラゾール(プロトンポンプ阻害剤)
ラベプラゾールは、十二指腸潰瘍及びびらん性又は潰瘍性胃食道逆流症(GERD)の治癒及び徴候の軽減における短期治療で使用される抗潰瘍剤である。この親油性活性成分の化学名は、(RS)−2−([4−(3−メトキシプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル)−1H−ベンゾ[d]−イミダゾールであり、水に不溶性であるようにする次の複雑な分子構造を有する:
ラベプラゾールは、20mg及び10mgの用量で腸溶コーティングしたタブレット剤形で最も市販されている。生物学的利用率はたったの51%であり、これは、I.V製剤でラベプラゾールの非経口調製物を調製することで増大し得る。利用可能なI.V調製物は、5mlの滅菌水で再構成するための凍結乾燥粉末であるラベプラゾールナトリウムを含んでいる。この利用可能な製品は、プロセスの時間がかかり、コストが高い可能性がある。よって、この塩を、我々の選択溶媒ジエチレングリコールモノエチルエーテルに、溶液での安定性を維持するためにpHをアルカリ性の性質付近に維持する好ましい保存剤及びトリス緩衝剤と一緒に溶解することで、より簡単にI.V.非経口調製物を作製することが可能であり得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでいない溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液は良好な安定性を示し、非経口使用のために直接用いられ得、金属塩が用いられる時に凍結乾燥の必要性を除去する。溶液はまた、カプセル−軟及び硬ゲル化タイプ、タブレット、使用準備済みの滴剤、シロップ、口腔内送達系、経口液体等といった他の剤形の製剤化のためにも用いられ得る。
II.19)パントプラゾール(プロトンポンプ阻害剤)
パントプラゾールは、オメプラゾールのものに類似した作用及び使用を有するPPIである。
パントプラゾールはナトリウム塩として投与されるが、用量は、塩基の面から表される。この薬剤の分子名はC16H14F2N3NaO4Sであり、分子構造は次の通りである:
パントプラゾールナトリウム11.28mgは約10mgのパントプラゾールに相当する。ゆっくりとした注射又は短期点滴のいずれかで、2〜15分間にわたって、ナトリウム塩として静脈内投与される。消化性潰瘍又は胃食道逆流に関しては、推奨用量は1日40mgである。このナトリウム塩形態は、ほぼ灰色がかった白色の凍結乾燥非経口物の形態で利用可能である。
使用準備済み投与のためのナトリウム塩の溶液は、本来不安定である。これは、溶液を酸性化して遊離酸形態に変換し、次いで、同一のものをジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体に可溶化し、透明で、かすんでいない溶液を得ることで克服され、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液は良好な安定性を示し、非経口使用のために直接用いられ得、金属塩が用いられる時に凍結乾燥の必要性を除去する。溶液はまた、カプセルカプセル−軟及び硬ゲル化タイプ、タブレット、使用準備済みの滴剤、シロップ、口腔内送達系、経口液体等といった他の剤形の製剤化のためにも用いられ得る。
II.20)ロルノキシカム(筋骨格系のための抗リウマチ活性成分−オキシカム)
ロルノキシカムは、鎮痛(疼痛軽減)、抗炎症及び解熱(熱低下)特性を有する非ステロイド性抗炎症薬剤(オキシカムのNSAID)クラスである。経口及び非経口製剤で利用可能である。化学的には(3E)−6−クロロ−3−[ヒドロキシ (ピリジン−2−イルアミノ)メチレン]−2−メチル−2,3−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−e][1,2]チアジン−4−オン1,1−ジオキシドと表され、分子構造は次の通りである:
ロルノキシカムはかすかに黄色の結晶質粉末であり、水にほぼ不溶性であり、クロロホルム及びメタノールにかすかに可溶性であり、メタノール及びアセトニトリルに極めてかすかに可溶性であり、DMSOに可溶性である。
PCT出願第WO/1996/041646号は、非経口投与又は眼投与のための、水溶液の形態、又は、水溶液としての再構成のための製品の形態である医薬組成物を開示し、当該医薬組成物は、ロルノキシカム又はロルノキシカムの薬剤的に許容可能な塩及びアルファ、ベータ又はガンマシクロデキストリンのヒドロキシプロピル化又はスルホアルキル化誘導体から成る群から選択されるシクロデキストリンを含む。
中国特許第CN101327193A号明細書では、発明は、ロルノキシカム凍結乾燥粉末注射剤及びその調製方法に関する。凍結乾燥粉末注射剤は、ロルノキシカム、マンニット、トロメタミン、EDTA及びpH制御因子を含む。
市販の1つのバイアル組成物は、推奨される通りに水で再構成する際に1ml当たり4mgのロルノキシカムを提供する8mgのロルノキシカムを含んでいる。マンニトール、トロメタモル、エデト酸2ナトリウムを含む。粉末充填物の製造はコストのかかるプロセスであり、再構成は医師にとって単調であり、やりやすいプロセスではない。
凍結乾燥製品は、非経口溶液に再構成する製品の安定性のために、特別なケアの保管を必要とする。ロルノキシカムをシクロデキストリンに封入することは、プロセスの観点からはコストがかかり得、腎毒性であり得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、上記の問題全てが解決されるだけでなく、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.ボーラス注射剤又はデポーI.M.注射剤として役に立ち得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形、経耳送達系等といった異なる剤形の製剤化のためにも用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.21)エトポシド(抗がん剤)
エトポシドは、特定の腫瘍性疾患での治療で用いられるポドフィロトキシンの半合成誘導体である。4’−デメチルエピポドフィロトキシ9−[4,6−0−(R)−エチリデン−β−D−グルコピラノシド]である。メタノール及びクロロホルムに極めて可溶性であり、エタノールにかすかに可溶性であり、水及びエーテルにやや可溶性である。有機溶媒を用いると水により混和性になる。588.58の分子量を有し、C29H32O13の分子式を有し、分子構造は次の通りである:
エトポシド注射剤USPは、100mg(5mL)、500mg(25mL)及び1g(50mL)の滅菌多回投与用バイアル中の20mg/mL溶液として、静脈内使用のために利用可能である。透明で、ほぼ無色から黄色のこの液体のpHは、3〜4である。1mLは、20mgのエトポシドUSP、2mgのクエン酸、30mgのベンジルアルコール及び80mgの修飾ポリソルベート80/tween80、650mgのポリエチレングリコール300及び30.5パーセント(v/v)のアルコールを含んでいる。市販されているエトポシド注射剤は、5%のブドウ糖注射剤又は0.9%の塩化ナトリウム注射剤のいずれかで使用前に希釈されており、0.2〜0.4mg/mLの最終濃度を得る。溶液が0.4mg/mL超の濃度で調製される場合、沈殿が生じ得る。注射剤は粘稠性であり、注射部位に疼痛を引き起こす。さらに、毒性であるPEG及びポリソルベート80といった賦形剤のカクテルを用いる。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役に立ち得る、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られるだけでなく、注射部位に疼痛をもたらさない。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.22)ドセタキセル(抗がん剤)
ドセタキセルは、稀な太平洋沿岸のイチイの木であるセイヨウイチイ(Taxus brevifolia)の樹皮からの抽出物である、パクリタキセル(タキソール)の半合成類似体である。ドセタキセルは、臨床で良く確立された抗有糸分裂化学療法医薬である。乳癌、卵巣癌、前立腺癌及び非小細胞肺癌の治療で主に使用される。
ドセタキセルは化学的に1,7β,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ−5β,20−エポキシタキサ−11−エン−2α,4,13α−トリイル4−アセテート2−ベンゾエート13−{(2R,3S)−3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロパノエート}と表され、分子構造は次の通りである:
雑誌、Drugsの2005年の記事によると、ドセタキセルは、概して10回のサイクルこのコースにわたって、3週間ごとの1時間の点滴として投与され、ドセタキセルはドキソルビシン、パクリタキセル及びフルオロウラシルよりも、細胞傷害性微小管阻害剤としてより効果的と見なされる。
ドセタキセルは、白色からほぼ白色の粉末であり、実験式はC43H53NO14・3H2Oであり、861.9の分子量を有する。非常に親油性が高く、水にほぼ不溶性である。
ドセタキセルは白色の粉末であり、ポリソルベート80中の濃縮無水ドセタキセルの20mg及び80mgタキソテール単一用量バイアルで利用可能な活性成分である。20mg/mLの濃度で淡黄色から茶色っぽい黄色の溶液である。1mLは、0.54グラムのポリソルベート80及び0.395グラムの無水アルコール溶液中20mgのドセタキセル(無水)を含んでいる。
他の利用可能になった製剤は、エタノールの量が減った点以外は上記の全ての組成のままである1つのバイアル調製物から成る。
上記の市販製剤から、高濃度のアルコール及びポリソルベート80を依然として含んでいることが分かる。上記の毒性媒体の使用を取り除くために、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて調製した溶液を適切な濃度で調製し得、点滴療法を実施しながら所望する濃度まで希釈し得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.23)ロイプロリド(抗がん剤)
リュープロレリン又は酢酸ロイプロリドは、GnRH類似体である。ロイプロリドは、下垂体のGnRH受容体でのアゴニストとして作用する。ロイプロリドは、前立腺癌又は乳癌といったホルモン感受性がん、エストロゲン依存状態の治療で用いられ得、思春期早発症を治療、及び、体外受精(IVF)で卵巣刺激を制御する。
化学名は5オキソ−L−プロリル−L−ヒスチジル−L−トリプトフィル−L−セリル−L−チロシル−D−ロイシル−L−ロイシル−L−アルギニル−N−エチル−L−プロリンアミドアセテート(塩)であり、分子構造は次の通りである:
徐放性インプラント又は皮下/筋肉内注射剤として利用可能である。希釈剤と混合すると月に1回の筋肉内注射剤として意図される懸濁液になる、滅菌凍結乾燥マイクロスフェアを含んでいるプレフィルド二重チャンバー注射器で利用可能である。酢酸ロイプロリドは、天然のゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH又はLH−RH)の合成ナノペプチド類似体である。
この懸濁液は、疼痛も伴い得る粘度に関する安定性問題を有し得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.24)クラリスロマイシン(抗生物質)
クラリスロマイシンは、幅広い範囲のグラム陽性及びグラム陰性細菌に対して効果的である。気道感染及び軟組織感染を治療するのに使用される。オメプラゾールと組合せて、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)感染に関する十二指腸潰瘍を治療するのに用いられる。クラリスロマイシンのよくある特徴の1つは、酸に対する安定性のようである。胃酸から保護されないで、組織及び食細胞内に容易に吸収及び分散される。クラリスロマイシンは、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophilae)といった特定のグラム陰性細菌に対して、エリスロマイシンよりも効果的である。
この親油性活性成分は、化学的に(3R,4S,5S,6R,7R,9R,11R,12R,13S,14R)−4−[(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−a−L−ribo−ヘキソピラノシル)オキシ]−14−エチル−12,13−ジヒドロキシ−7−メトキシ−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6−[[3,4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−b−D−キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]オキサシクロテトラデカン−2,10−ジオン(6−O−メチルエリスロマイシンA)と表され、分子構造は次の通りである:
クラリスロマイシンは、白色から灰色がかった白色の結晶質粉末であり;水に不溶性であり;アセトンに可溶性であり、アルコール及びアセトニトリルにかすかに可溶性であり;経口投与される。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.25)ボリコナゾール(抗真菌剤)
ボリコナゾールは、概して深刻な侵襲性真菌感染症を治療するのに用いられるトリアゾール抗真菌医薬であり、アロジェニックBMT、他の血液のがん及び実質臓器移植を包含する、免疫無防備患者に起こり得る侵襲性アスペルギルス症の治療での新しい標準的なケアとなっている。この薬剤の系統名は、(2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールであり、分子構造は次の通りである:
静脈内点滴用の溶液のための凍結乾燥粉末、経口投与のためのフィルムコーティングしたタブレット、及び、経口懸濁液のための粉末として利用可能である。30mLのタイプIの透明ガラス製バイアル中に名目上200mgのボリコナゾール及びスルホブチルエーテルベータ−シクロデキストリンナトリウムを含む白色凍結乾燥粉末を含む、I.V.非経口物として利用可能である。
ベータ−シクロデキストリン誘導体は腎毒性である。したがって、本製剤には制限がある。製剤は、凍結乾燥のためにコストがかかる製造技術を必要とし、再構成を必要とする。再構成の実施は、保健専門家にとって厄介である。さらに、溶液の安定性が問題である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.26)神経筋遮断剤
ベクロニウム、シサトラクリウムのようなアトラクリウム異性体、ドキサクリウム、ツボクラリン、ピペクロニウム、ロクロニウム、パンクロニウム等といった様々な神経筋作用剤が、凍結乾燥製品並びに使用準備済み注射剤として市販されいている。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
II.27)イブプロフェン(抗炎症剤)
現在イブプロフェン注射剤は、200mg/2ml及び400mg/4mlとして、アルギニンが複合した薬剤として利用可能である。
アルギニンの使用は大変高く、薬剤のアルギニンに対する比は、1:1であり、これは、製造のコスト及び密接なモニタリング並びにその治療効果を高める。
臨床治験での使用後、筋肉静脈炎が観察される。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。注射剤は、200mg及び400mg/mlの所望する強度で調製され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
クラスIII:懸濁液の形態で利用可能であり、溶液形態に極めて可溶化しにくい薬剤の医薬成分
前述の通り、特定の医薬活性成分又は薬剤は、溶液形態に極めて可溶化しにくく、さらに、安定性の問題、すなわち不安定性を有し、しばしば、そのような活性成分を適切な安定剤形、特に懸濁液形態へ製剤化するために複雑で費用の高い技術を必要とする。
油性又は水性液体形態に存在する薬剤は、製剤に組込まれる時に、溶解性の問題並びに様々な物理的及び化学的な問題を有する。また、難しい製造プロセスを用いて調製される。そのような製剤は、相分離に加えて、静止の場合に固化することが分かっており、これは、懸濁液形態のよくある問題である。乳濁液製剤の安定化は、薬学者にとって一貫した問題及び課題である。
現在市販されている製剤は、以下に記述の多数の問題と関係がある。
1)コストのかかる技術:
製剤の調製に関連するプロセスは、製剤を懸濁形態に維持するために、複雑な技術を用いる。したがって、製剤の製造及び製剤の粘りを維持するのが困難である。
製造の際の懸濁液は、調製物の粒径の均一性を維持するため、及び、最終使用の際の意図した形態のための安定性のためのプロセス制御及び確認を必要とする。
2)製造問題:懸濁液を安定化させる際の難しさ
懸濁液は、保管の際に均一性を保っているべきである。懸濁液はしばしば、凝集を引き起こし、したがって、不均一になる。
乳濁液は、医師にとっては利用が容易ではない。保健専門家は常に、非経口投与用に透明な溶液を好む。
そのような医薬活性成分又は薬剤は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体を主要な媒体又は溶媒として使用することで効果的に安定化され得、前記媒体又は溶媒中の前記医薬活性成分又は薬剤の清澄で透明なかすんでいない溶液を提供し得、当該溶液はさらに、粘度がより小さく、I.V.、I.M.又は他の注射経路を介した非経口投与の「使用準備済み」であり、又は、例えば、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、皮膚適用、ジェル、局所薬、液体経口剤形及び他の剤形といった医薬活性成分又は薬剤の様々な他の剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液は製造が容易で、時間がかかって単調な製造プロセスを含まず、したがって、経済的、実行可能であり、そのため患者にも有益である。さらに、非経口投与の場合、溶液は容易に流動性を有し、注射器に入れやすく、注射が容易で注射部位に引き起こされる疼痛がより小さく、したがって、患者だけでなく、医師/内科医/看護師にも有益である。さらに、医薬組成物は、投与される際に、安全で毒性がより小さい。
このクラスに属する様々な医薬活性成分又は薬剤は、いくつか例を挙げると次の通りであり、もう一度繰り返すが、本発明の範囲に関しては非制限なものである。
III.1、III.1A)プレドニゾロン及び酢酸プレドニゾロン(ステロイド及びホルモン)
プレドニゾロンは、コルチゾールの誘導体である合成グルココルチコイドである。様々な炎症及び自己免疫状態を治療するのに使用される。薬剤プレドニゾンの活性代謝物である。
プレドニゾロンは、白色で、吸湿性の結晶質粉末であり、多形性を示す。水に極めてかすかに可溶性であり、アルコールに可溶性であり、アセトンにやや可溶性である。この薬剤のIUPAC名は、(11β)−11,17,21−トリヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン及びその化学構造は次の通りである:
プレドニゾロンは、酢酸プレドニゾロン、コハク酸プレドニゾロンナトリウム、リン酸2ナトリウムプレドニゾロン、テブト酸プレドニゾロンとして様々な塩形態で利用可能である。酢酸プレドニゾロンが注射用懸濁液として市販されている。
酢酸プレドニゾロンは、白色の結晶質粉末である。水にほぼ不溶性であり、アルコールにかすかに可溶性である。この塩の化学名は11β,17,21−トリヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン21−アセテートであり、化学構造は次の通りである:
酢酸プレドニゾロンは、注射用水、注射用塩化ナトリウム、ベンジルアルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリソルベート80を、pH調整物としての水酸化ナトリウム又は塩酸と一緒に含んでいる、注射用の25mg/mlの白色の水性懸濁液として市販されている。
この懸濁液は、薬剤の良好な微粒子化を必要とし(こうして粒径を維持する)、したがって、特に低温度での保管の際に固化する可能性が高い。さらに、長期保管では相分離も生じ得る。また、コストがかかる方法を用いて調製され得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでいない溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。溶液は良好な安定性を示し、非経口使用のために直接用いられ得、金属塩が用いられる時に凍結乾燥の必要性を除去する。溶液は、カプセル、タブレット、点眼剤、点耳剤等といった他の剤形の製剤化のためにも用いられ得る。
III.2)メチルプレドニゾロン(ステロイド及びホルモン)
メチルプレドニゾロンは、合成グルココルチコイド又は副腎皮質ステロイド薬剤である。メチルプレドニゾロンは、B環の炭素6でメチル化したプレドニゾロンの変異形である。この親油性活性成分の分子構造は次の通りである:
メチルプレドニゾロンは、メチルプレドニゾロンの抗炎症性効果のために通常用いられる。メチルプレドニゾロンは白色からほとんど白色の、無臭結晶質粉末として生じる。アルコール、ジオキサン及びメタノールにやや可溶性であり、アセトン及びクロロホルムにかすかに可溶性であり、エーテルに極めてかすかに可溶性である。水にほぼ不溶性である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.2A)メチル酢酸プレドニゾロン(ステロイド及びホルモン)
メチル酢酸プレドニゾロンは、筋肉内、関節内、軟組織又は病巣内注射剤として利用可能な抗炎症性グルココルチコイドである。3つの強度:20mg/Ml;40mg/ml;80mg/mlで利用可能である。メチル酢酸プレドニゾロンの化学名はプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン,21(アセチロキシ)−11,17−ジヒドロキシ−6−メチル−,(6α,11β)−であり、分子量は416.51である。構造式は次のように表される:
メチル酢酸プレドニゾロンは、滅菌水性懸濁液として利用可能であるので、そのような製品の安定性は長期保管の際に問題になり得る。製品で使用されるポリエチレングリコールは、製剤の粘度を増大し(Gibaldi’s Drug Delivery System in Pharmaceutical Care、ページNo.117)、これは、適用の部位で患者にとって疼痛の問題になり得る。
メチル酢酸プレドニゾロンは、懸濁液形態で利用可能なため、製品の安定性、粒径及び保管は取扱いに関して重要な要因となる。本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射剤としての使用に役に立ち得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.3)酢酸メドロキシプロゲステロン(ステロイド及びホルモン)
17α−ヒドロキシ−6α−メチルプロゲステロンアセテートとしても知られ、通常MPAと省略される酢酸メドロキシプロゲステロンは、ヒトホルモンプロゲステロンの合成変異体であるステロイド性プロゲスチンである。避妊薬として、ホルモン補充療法並びに子宮内膜症及び他の徴候の治療のために使用される。化学的に17α−ヒドロキシ−6α−メチルプレグナ−4−エン−3,20−ジオンアセテートと表され、分子構造は次の通りである:
MPAは、その親化合物であるメドロキシプロゲステロンの、より強力な誘導体である。白色から灰色がかった白色の無臭結晶質粉末であり、空気中で安定しており、200℃と210℃との間で融解する。クロロホルムに自由に可溶性であり、アセトン及びジオキサンに可溶性であり、アルコール及びメタノールにやや可溶性であり、エーテルにかすかに可溶性であり、水に不溶性である。非経口及び経口経路の投与によって水性懸濁液活性成分として利用可能である。1mlが400mg/mlのMPAを含む筋肉内注射剤として利用可能である。非経口溶媒として用いられる媒体は、PEG3350である。
PEG3350の粘度は約83〜130cpsであり、これは粘度がより大きく、注射部位で患者は疼痛を伴う。懸濁液形態で利用可能なため、製品の安定性、粒径、保管がモニターされる必要がある。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射剤としての使用に役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.4)トリアムシノロンアセトニド(ステロイド及びホルモン)
トリアムシノロンアセトニドは、顕著な抗炎症性作用を有する合成グルココルチコイド副腎皮質ステロイドであるトリアムシノロンのエステル形態である。トリアムシノロンアセトニドの化学名は9−フルオロ−11β,16α,17,21−テトラヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン環状16,17アセタールとアセトンである。構造式は次の通りである:
トリアムシノロンアセトニドは白色から灰色がかった白色の結晶質粉末であり、水にほぼ不溶性であるが、アルコール及びクロロホルムに可溶性である。筋肉内適用のために40mg用量の滅菌水性懸濁液形態で市販されている。この製品の投与の際には、注意が極めて必要である。使用前に、バイアルを振って均一な懸濁液であることを確実にする。注射に入れる時には、注射器内に吸引する前に懸濁液の凝集又は顆粒の出現を除去する必要がある。吸引後、注射器内で沈殿し始める前に可能な限り早く注射剤が適用される。この問題全体が内科医にとっていつも課題である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.5)スタノゾロール(ステロイド及びホルモン)
スタノゾロールは、ジヒドロテストステロンから誘導された合成アナボリックステロイドである。ヒトでの使用がFDAによって承認されている。多くの注射用アナボリックステロイドと違って、28アフタ28オールはエステル化されておらず、水性懸濁液として、又は、経口タブレット形態で販売される。このように、この水性懸濁液は、本技術の溶媒を用いて、透明で実行可能なI.M注射用調製物として調製され得る。化学的に1S,3As,3Br,5As,10As,10Bs,12As)−1,10a,12a−トリメチル−1,2,3,3a,3b,4,5,5a,6,7,10,10a,10b,11,12,12a−ヘキサデカヒドロシクロペンタ[5,6]88アフタ[1,2−f]インダゾール−1−オールと表され、化学構造は次の通りである:
スタノゾロールは、白色の血漿であり、水にほぼ不溶性であり;アルコール中1/41、クロロホルム中1/74、及び、エーテル中1/370;ジメチルホルムアミドに可溶性であり;アセトン及び酢酸エチルにかすかに可溶性である。
スタノゾロールは懸濁液として利用可能である。50mg/mLの注射剤又は5mgのタブレットとしてもっともよく提供される。しかし、最近は、100mg/mLのバージョンが利用可能になった。通常の用量は、経口で1日当たり10〜25mg及び毎日の注射で25〜50mgであり得る。懸濁液は、長期保管に関して安定性関連問題を有し得;粒径の維持も必要である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.M及びI.V.注射剤として役立ち得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。同一の溶液は、例えばカプセル形態といった他の剤形にも用いられ得る。
III.6)プロポフォール(催眠剤)
プロポフォールは、短時間作用性の静脈内投与催眠剤である。プロポフォールの使用としては、全身麻酔、機械で人工呼吸される成人用の鎮静及び手順上の鎮静の誘導及び維持が挙げられる。プロポフォールの化学名は、2,6−ジイソプロピルフェノールであり、分子構造は次の通りである:
淡黄色の液体であり、水に極めてかすかに可溶性であり、ヘキサン及びメタノールに混和性である。
プロポフォールは、プロポフォールの静脈内調製物のミルクのような外観のために、「記憶喪失ミルク(milk of amnesia)」と呼ばれる。現在利用可能な調製物は、1%のプロポフォール、10%のダイズ油及び乳化剤として1.2%の精製卵リン脂質(LIPOVA−E120といった)と、緊張性調整剤として2.25%のグリセロール、及び、pHを調整する水酸化ナトリウムである。また、通常のキレート化剤であり、単独でも作用(いくつかの細菌に対して静菌的に)し、及び、いくつかの他の抗菌剤と一緒に相乗的に作用するEDTAも含んでいる。より新しいジェネリック製剤は、抗菌剤としてメタ重亜硫酸ナトリウム又はベンジルアルコールを含んでいる。プロポフォール乳濁液は、プロポフォール乳濁液が含んでいる小さな(約150nm)油滴からの光の散乱のために、極めて不透明な白色の流体である。このように、上記の問題から、薬剤の凍結乾燥を一切含まない効率的なプロセスと一緒に好ましい保存剤及び緩衝液を用いて本発明の溶媒を使用して、コストの効率が高い製品を作製することによって、記憶喪失ミルクとしての状態は除去され得る。
静脈に直接注射するいずれかの異質物質を避けるために、医師は常に透明な液体を好む。現在利用可能な注射剤は、粒径を維持するのが難しく、また、組成物が細菌の成長を支持する窒素が豊富であるために、多数の使用に関して禁止されている。
乳濁液製剤の上記問題は、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを強度1mg〜500mg/mlで用いて薬剤を製剤化することで克服され得、適切な助剤を伴って投与され得、適切に修正した後、点滴の袋に直接注入し、修正された薬剤送達系が発達され得る。
プロポフォールの粘度は5cps未満である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.ボーラス注射剤又はデポーI.M.注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.7)酪酸クレビジピン(カルシウムチャネル遮断剤)
酪酸クレビジピンは、ジヒドロピリジンL型カルシウムチャンネル遮断薬である。血圧の所望する低下を達成するために用いられる。化学的にO3−(ブタノイルオキシメチル)O5−メチル(4R)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン−3,5ジカルボキシレートと表され、分子構造は次の通りである。
クレビジピンは水にほぼ不溶性であり、概して、水中油乳濁液で製剤化される。酪酸クレビジピンは素早く分布及び代謝され、極めて短い半減期につながる。よって、I.V注射剤の形態で調製される。しかし、市販の製品は、中枢又は末梢への点滴としての静脈内使用のための、0.5mg/mLの酪酸クレビジピンを含む、バイアル中の滅菌で乳白色の不透明な乳濁液である。最大推奨用量は、32mg/時間である。リン脂質を含む単一使用の非経口製品であり、微生物の成長を支持し得る。したがって、長期保管される際はそのような乳濁液の混入及び安定性の問題の可能性がある。常時、粒径、細菌負荷量、固化及び相分離に対する品質確認が必要である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.8)ビタミンK(ビタミン及びミネラル)
ビタミンKは、血液凝固に必要な特定のタンパク質の翻訳後修飾のために、並びに、骨及び他の組織の代謝経路でヒトの身体が必要な、構造的に類似した脂溶性のビタミンのグループに属する。2−メチル−1,4−ナフトキノン(3−)誘導体である。このグループのビタミンとしては、2つの天然ビタミンが挙げられる:ビタミンK1(フィトメナジオン)及びビタミンK2(メナキノン)である。ビタミンK1は、I.V.、I.M.及びS.C.(皮下)を介した注射用乳濁液として市販されており、一方で、ビタミンK2(MK)型は、天然の食事源によって、哺乳動物に経口的に利用可能になる。
ビタミンK1:フィトメナジオンは、透明で、黄色から琥珀色の、粘稠性で無臭又はほぼ無臭の液体であるビタミンである。水に不溶性であり、クロロホルムに可溶性であり、エタノールにかすかに可溶性である。450.70の分子量を有する。
フィトメナジオンは、2−メチル−3−フィチル−1,4−ナフトキノンである。実験式は、C31H46O2であり、構造式は次の通りである:
ビタミンK1注射剤(フィトメナジオン注射用乳濁液、USP)は、静脈内、筋肉内及び皮下経路での注射で利用可能な黄色の滅菌非発熱性水性分散液である。1ミリリットルは2又は10mgのフィトメナジオン、ポリオキシエチル化脂肪酸、ブドウ糖、注射用水に含水、を含み;ベンジルアルコールが保存剤として添加されている。pH調整のために塩酸を含んでいてもよい。pHは6.3(5.0〜7.0の範囲)である。
黄色の利用可能な乳濁液である一方で所望する粒径の分散液を提供するプロセスのコストが高い可能性があり、したがって、安定性が問題であり得る。よって、本発明の溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテルを、適切な保存剤、及び、フィトメナジオンは酸素に感受性を有するため抗酸化剤を添加して用いることで、清澄で透明な非経口溶液を調製し得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
鎮痛剤:(NSAID並びに麻酔性鎮痛剤)
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は幅広い範囲であり、非処方及び処方様式の双方で利用可能である。本発明の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体を使用した非経口I.Vボーラス並びにI.M調製物を調製するために用いられ得る主要なグループのNSAIDは以下の通りである:
サリチル酸グループ:アスピリン(アセチルサリチル酸);コリンマグネシウムトリサリチル酸、ジフルニサル及びサルサレート;プロピオン酸グループ:フェノプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン及びオキサプロジン;酢・酸性のグループ:アセクロフェナク、インドメタシン、スリンダク及びトルメチン;フルフェナム酸グループ:メクロフェナム酸及びメフェナム酸;ナフチルアルケノン(Napthylalkenone)グループ:ナブメトン;ピレンカルボン酸グループ:エトドラク;ピロールグループ:ケトロラク。
NSAIDの注射剤は、単独で調製され得、又は、治療目的の他の薬剤と組合せて調製され得、すなわち、現在承認される薬剤が他の組合された薬剤と組合せて利用可能になり得、色の変化、結晶の形成等といったいずれかの物理的な変化を引き起こさずに、ジエチレングリコールモノエチルエーテルが完全に体積で最大100%、又は様々な濃度のいずれかで他の共溶媒と一緒に用いられ得る透明な注射剤を製造し得る。
注射用形態は、化合物の経口形態よりも利点が多く、なぜなら、薬剤の腸内代謝のために経口NSAIDの血清濃度がより小さいからである。乾燥粉末注射剤NSAIDは、凍結乾燥され、次いで、使用前に再構成される必要がある。プロセスはコストがかかり、厄介である。よって、本技術は上記の困難を取り除く透明な非経口物を提供するのに役立つ。
III.9)アセクロフェナク(NSAID)
アセクロフェナクは、関節リウマチ、骨関節炎及び強直性脊椎炎の疼痛及び炎症の軽減のために用いられる非ステロイド性抗炎症薬剤(NSAID)である。アセクロフェナクは、ジクロフェナクのグリコール酸エステルである。このNSAIDの系統名は2−[2−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]フェニル]アセチル]オキシ酢酸であり、分子構造は次の通りである。
アセクロフェナクは、水にほぼ不溶性であり、アセトンに自由に可溶性でありアルコールに可溶性である白色の結晶質粉末である。
アセクロフェナクは、ポリエチレングリコール、TCLS01溶媒、凍結乾燥活性成分のためのアルギニン溶液といった媒体が用いられる、1ml当たり150mgの用量のI.Vボーラスとして市販されている。
WO2006054315B1号では、発明は、本来粘稠性であり(58.1cps)、注射部位で疼痛を伴い得るプロピレングリコールが注射用媒体として用いられた、ナノ水性液体非経口アセクロフェナク製剤に関する。
印国特許出願第67/BOM/99号明細書では、アセクロフェナク注射剤における非経口溶媒としてのジメチルイソソルビドの使用が刺激性であり、注射部位で疼痛を伴うことが分かった。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、鼻腔スプレー、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.10)エチニルエストラジオール(ステロイド及びホルモン)
エチニルエストラジオールは、ヒトの主要な内因性エストロゲンである17β−エストラジオール(E2)の誘導体である。配合経口避妊ピルの多くの製剤で用いられる、経口的に生理活性なエストロゲンである。エチニルエストラジオールは、この目的でもっともよく使われる医薬の1つである。
化学的に19−nor−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イン−3,17−ジオールと表され、分子構造は次の通りである:
白色からかすかに黄色っぽい白色の結晶質粉末であり;無臭で、水にほぼ不溶性であり、エタノールに自由に可溶性であり(約750g/l)TS;アセトン及びジオキサンに可溶性である。
エチニルエストラジオールは、0.5mg及び1mgのエチニルエストラジオール経口タブレットとして市販されている。今日の配合産児制限ピルの多くは、20mcg(低用量ピル)と30/35mcgの間のエチニルエストラジオールを含んでいる。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、並びに、カプセル、液体経口剤形等といった製剤のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.11)テルビナフィン(抗真菌剤)
塩酸テルビナフィンは、合成アリルアミン抗真菌剤である。本来親油性が非常に高い。塩酸テルビナフィンはスクアレンからラノステロールへの転換を阻止し、エルゴステロールが合成され得ない。これは細胞膜の浸透性を変化し;真菌細胞溶解を引き起こすと考えられる。塩酸テルビナフィンはメタノール及びジクロロメタンに自由に可溶性であり、エタノールに可溶性であり、水にかすかに可溶性である白色の細かい結晶質粉末である。化学的に[(2E)−6,6−ジメチルヘプト−2−エン−4−イン−1−イル](メチル)(ナフタレン−1−イルメチル)アミンと表され、分子構造は次の通りである:
1%のクリーム又は粉末として、表皮感染症のために用いられる。皮膚糸状菌の爪白癬による足指の爪又は指の爪の爪真菌症の治療のために、経口の250mgタブレットがしばしば処方される。ゲルとしても利用可能である。摂取又は皮膚適用の後に薬剤は皮膚の組織及び爪の中に蓄積し、局所効果を有する。本技術によって、作用の迅速な開始のための非経口I.Vボーラスを製剤化するのが可能であり得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.ボーラス注射剤として役に立ち得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.12)ロキシスロマイシン(抗生物質)
ロキシスロマイシンは、半合成マクロライド系抗生物質である。気道、泌尿器及び軟組織感染症を治療するために用いられる。
この親油性活性成分は、化学的に、(3R,4S,5S,6R,7R,9R,11S,12R,13S,14R)−6−[(2S,3R,4S,6R)−4−d−3−ヒドロキシ−6−メチルオキサン−2−イル]オキシ−14−エチル−7,12,13−トリヒドロキシ−4−[(2R,4R,5S,6S)−5−ヒドロキシ−4−メトキシ−4,6−ジメチルオキサン−2−イル]オキシ−10−(2−メトキシエトキシメトキシイミノ)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−1−オキサシクロテトラデカン−2−オンと表され、分子構造は次の通りである:
エタノール及びアセトンに可溶性であり、メタノール及びエチルエーテル溶解であり、水にほとんど不溶性;2、水への溶解性:30mlの水に0.1gが溶解する。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.13)スピロノラクトン(アルドステロン受容体アンタゴニスト)
スピロノラクトンは、身体が塩を吸収しすぎるのを阻止し、カリウム濃度が低くなり過ぎないように保つカリウム保持性利尿薬(利尿剤(water pill))である。水にほぼ不溶性であり、25℃で約22mg/Lである。スピロノラクトンを用いて、身体にアルドステロンがありすぎる状態を診断又は治療する。化学的には17−ヒドロキシ−7α−メルカプト−3−オキソ−17α−プレグナ−4−エン−21−カルボン酸,γ−ラクトンアセテートと表され、分子構造は次の通りである:
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.14)エプレレノン(アルドステロン受容体アンタゴニスト)
エプレレノンは、慢性心不全の管理において補助剤 (adjunct)として使用されるアルドステロンアンタゴニストである。利尿剤スピロノラクトンと類似しているが、比較するとミネラルコルチコイド受容体に対してより選択的であり(すなわち、抗アンドロゲン、プロゲストゲン又はエストロゲン効果を一切有さない)、心筋梗塞後の患者の心血管リスクを低下するために特に市販されている。化学的にプレグナ−4−エン−7,21−ジカルボン酸,9,11−エポキシ−17−ヒドロキシ−3−オキソ,γ−ラクトン,メチルエステル(7α,11α,17α)と表され、分子構造は次の通りである:
エプレレノンは、無色で白色から灰色がかった白色の結晶質粉末である。水に極めてかすかに可溶性であり、溶解性は本質的にpHに依存している。エプレレノンのオクタノール/水分配係数はpH7.0でおよそ7.1である。これらの薬剤はほとんど経口タブレットとして市販されている。この双方の活性成分を、無意識の患者のために非経口物として製剤化することが可能である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として有用であり得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.15)ベシル酸アムロジピン(カルシウムチャネル遮断薬)
ベシル酸アムロジピンは、長時間作用型カルシウムチャネル遮断薬である。ベシル酸アムロジピン、USPは化学的に3−エチル−5−メチル(±)−2−[(2−アミノエトキシ)メチル]4−(2−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−メチル−3,5−ピリジンジカルボキシレート,モノベンゼンスルフォネートと表される。分子式はC20H25CIN2O5・C6H6O3Sであり、構造式は次の通りである:
ベシル酸アムロジピンは水にかすかに可溶性である。2.5、5及び10mgの用量である経口タブレットとして、及び、USPに従ったカプセルとして利用可能である。FDAの14の報告書によると、注射部位で腫れを有することが分かっており、これは、粘稠性溶媒の使用のためであり得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はさらに注射部位での腫れを回避する。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.16)塩酸バルニジピン(カルシウムチャネル遮断薬)
塩酸バルニジピンは、患者に低血圧効果を提供するのに用いられるより安全な血圧降下剤であることが分かっている。化学的に3−(3R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル5−メチル2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレートと表され、分子構造は、次の通りである
塩酸バルニジピンは、淡黄色の結晶質粉末であり、DMSO及びメタノールに可溶性である一方で、水に不溶性である。この製品は5、10、15mgの用量強度(dose strength)のカプセル形態で利用可能である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.17)塩酸ベニジピン(カルシウムチャネル遮断薬)
塩酸ベニジピンは、新しい昇圧剤、すなわち、高血圧の治療のためのジヒドロピリジンカルシウムチャネル遮断薬であり、日本で経口投与に関して許可されている。化学的にO5−メチルO3−[(3R)−1−(フェニルメチル)ピペリジン−3−イル]2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレートと知られ、分子構造は次の通りである:
塩酸ベニジピンは、黄色の結晶質粉末として生じる。ギ酸に極めて可溶性であり、メタノールに可溶性であり、エタノールにやや可溶性であり、水にほぼ不溶性である。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.18)ニフェジピン(カルシウムチャネル遮断薬)
ニフェジピンは、ジヒドロピリジンカルシウムチャネル遮断薬である。主な使用は抗狭心症薬及び抗血圧降下薬としてである。化学的にジメチル2,6−ジメチル−4−(2−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレートとして表され、分子構造は次の通りである。
ニフェジピンは346.3の分子量であり、水にほぼ不溶性である。経口投与用に軟ゼラチンカプセルとして製剤化されたカプセルとして利用可能であり、それぞれのカプセルは、10mgのニフェジピンを含んでおり、グリセリン及びPEGが不活性賦形剤として使用される。
中国特許第94110139号明細書に従うと、発明は、カルシウムアンタゴニストに属したニフェジピン注射剤に関する。ニフェジピン、ポリビニルピロリドン、アルコールを、必要とされる製剤化の割合で注射剤用に含むことで調製され、製品を得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.19)シルニジピン(カルシウムチャネル遮断薬)
シルニジピンは、L型及びN型カルシウムチャネル遮断機能を有する新規のカルシウムアンタゴニストである。N型カルシウムチャネル遮断特性のために、シルニジピンは、従来のカルシウムチャネル遮断薬と比較して利点が多い。シルニジピンは、他のカルシウムチャネル遮断薬の主要な有害作用の1つである足部浮腫の発生率がより低い。シルニジピンは、アムロジピンと比較すると、類似した血圧低下効力を有する。この活性成分の化学名は、O3−(2−メトキシエチル)O5−[(E)−3−フェニルプロプ−2−エニル]2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレートであり、分子構造は次の通りである:
シルニジピンは、5mg、10mg及び40mgの用量で経口タブレットとして市販されている。この医薬は、アンジオテンシン受容体の作用を阻害し、それによって高血圧を制御する手助けを行うことで、機能する。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
ダロジピン、ニモジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン、フェロジピン、ニカルジピン及びイスラジピンといった他のカルシウムチャネル遮断薬もまた、本発明の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を用いて、I.V.又はI.M.注射剤のための清澄で透明な溶液に製剤化し得る。
III.20)カプトプリル
カプトプリルは、高血圧及びいくつかの種類のうっ血性心不全の治療のために使用されるアンジオテンシン変換(ACE)阻害剤である。カプトプリルは、初めて開発されたACE阻害剤であった。化学的に(2S)−1−[(2S)−2−メチル−3−スルファニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸と表され、分子構造は次の通りである:
カプトプリルは水に容易に可溶性であるが、塩形態に変換され得るので、今までI.V形態がまだ開発されていない可能性がある。カプトプリルの小さな静脈内ボーラス注射剤は迅速に効果を発するようであり、中程度から重度の本態性高血圧で良好な許容性を有し得る。短期間静脈内投与は、長期経口カプトプリル療法に対する応答を予測するようである。このように、本技術によって、まずこの活性成分を酸形態に変換し、次いで当該酸形態をジエチレングリコールモノエチルエーテルに可溶化することで、I.Vボーラス非経口物が調製され得る。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.ボーラス注射剤又はデポーI.M.注射剤として役に立ち得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形、経耳送達系等といった異なる剤形の製剤化のためにも用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
ラミプリル、フォシノプリル、ゾフェノプリル、ペリンドプリル、キナプリル、リシノプリル等といった、本来親油性である他の市販のACE阻害剤もまた、本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで製剤化され得、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.ボーラス注射剤又はデポーI.M.注射剤として役に立ち得、カプセル、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形、経耳送達系等といった異なる剤形の製剤化のためにも用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.21)セレコキシブ
セレコキシブは、骨関節炎、関節リウマチ及び急性痛の治療で使用されるスルホンアミドNSAID及び選択性COX−2阻害剤である。セレコキシブの化学名は、次の分子構造を有する:
セレコキシブはDMSOに200mg/mLで可溶性であり;エタノールに100mg/mLで可溶性であり;水には極めて不十分に可溶性であり;セレコキシブは、カプセル形態及びI.Vボーラス非経口物で処方されて市販されている。セレコキシブがもたらす疼痛の緩和は、パラセタモールがもたらすものに類似している。
先行技術は、そのような注射剤は部位で疼痛を伴うジメチルイソソルビドを用いて調製及び市販されていると開示している。
セレコキシブは、ジエチレングリコールモノエーテルジメチル及びイソソルビドといった最小量の他の共溶媒に可溶性である。
注射部位での疼痛及び刺激性の問題を克服するために、エトリコキシブ及びセレコキシブのI.V/I.M注射剤を、60、90、120mg/ml溶液及び100mg/ml/200mg/mlをそれぞれ抗酸化剤及び保存剤と一緒にジエチレングリコールモノエチルエーテルに溶解することで調製する。
セレコキシブは、疼痛がより小さく、粘度がより小さい、易流動性の注射器にいれやすい液体といった利点をもたらす。作用の迅速な開始をもたらす。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のためのI.V.注射剤として役立ち得、カプセル、ジェル、パッチ、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.22)塩酸イソクスプリン(抗不整脈薬剤)
塩酸イソクスプリンは、子宮及び血管平滑筋の直接的な弛緩を引き起こすベータアドレナリンアゴニストである。塩酸イソクスプリンの血管拡張性作用は、皮膚に供給する動脈上よりも、骨格筋に提供する動脈上での方が大きい。末梢血管疾患及び早産の治療で使用される。この親油性活性成分の化学名は4−[1−ヒドロキシ−2−(1−フェノキシプロパン−2−イルアミノ)プロピル]フェノールハイドロクロライドである。塩酸イソクスプリンは、白色で無臭の結晶質粉末として生じ、苦みを有し、次の構造式を有する:
塩酸イソクスプリンは、20mgの用量強度のタブレット形態並びに5mg/mlの非経口点滴及びI.M非経口物として市販されている。静脈内点滴は、適切な量の5%ブドウ糖注射剤、0.45%塩化ナトリウム中5%ブドウ糖注射剤、又は0.23%塩化ナトリウム中5%ブドウ糖注射剤で注射剤を希釈することで調製される。0.9%塩化ナトリウム注射剤での希釈は、肺水腫のリスクのために推奨されない。低血圧及び頻拍症のリスクのために、10mg超の単一筋肉内用量は推奨されない。
本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、透明で、かすんでおらず、及び粘度がより小さい溶液が得られ、当該溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に、作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得、並びに、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、うがい薬、ジェル、局所薬、液体経口剤形等といった異なる剤形の製剤化のために用いられ得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
III.23)眼科用懸濁液(眼用)及び耳用懸濁液に関する薬剤
眼科用及び耳用懸濁液のために調製される薬剤もまた、清澄で透明な溶液として製剤化され得、当該溶液は、本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用によって、さらに透明でかすんでおらず、粘度がより小さい。
先行技術の製剤では、懸濁液中の粒子は沈降及び凝集の傾向を有する。組織に投与される場合、刺激作用及び塞栓症にしばしばつながる(例えば、懸濁粒子を有する点眼剤は、眼の粘膜に刺激作用を引き起こし得、患者にとって疼痛を伴い不快であり、塞栓症はI.Vとして点滴される粒子のために引き起こされる)。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体を用いた調製物は、清澄で透んでおり、微粒子状物質を含まず粒子凝集がない。
表−Iは、清澄で透明な溶液としても製剤化され得、当該溶液は本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のアルキル誘導体の使用によってさらに透明でかすんでおらず、粘度がより小さい、異なる薬理学又は治療上のクラスに属する薬剤を提供する。
クラスIV:他の治療上のカテゴリーに属する薬剤
表−IIは、清澄で透明な溶液としても製剤化され得、当該溶液は本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体の使用によってさらに透明でかすんでおらず、粘度がより小さい、異なる薬理学又は治療上のクラスに属する薬剤を提供する。溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のためのI.V.又はI.M.注射剤として役立ち得るが、また、クレムフォール(登録商標)ELに関連する安全性及び毒性問題を有さない。溶液はまた、カプセル、タブレット、液体経口剤形等といった異なる形態の製剤形態のために使用され得る。溶液はpH維持のために保存剤及び緩衝液を追加で含んでいてもよい。
上記に加え、AIDS、稀な疾患、結核、マラリア等といったなおざりにされている疾患を治療する他の様々な薬剤もまた、本発明の溶媒の媒体又は溶媒であるジエチレングリコールモノエチルエーテル又は他のそのアルキル誘導体を使用することで、清澄で透明な、かすんでいない溶液へ作製し得る。そのような溶液は、患者へ最も早い結果を提供する必要がある時に作用の迅速な開始のための注射剤として役に立ち得る。溶液はまた、カプセル、タブレット、鼻腔スプレー、ジェル、トピック、液体経口剤形等といった異なる剤形の調製かのためにも用いられ得る。溶液はまた、ナノ溶液の調製のためにも用いられ得る。
以下の実施例は本発明の詳細な説明であり、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
実施例1:溶解性
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の、上記で参照された3つのクラスに属する種々の医薬活性成分の溶解性を、表IIIに要約する。
実施例2:プロゲステロン(I.1)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のプロゲステロンの最大溶解度は0.1〜50mg/mlであることが分かり、一方、ベンジルアルコール中のプロゲステロンの溶解度は最大100mg/mlであることが分かった。プロゲステロンを20%ベンジルアルコール溶液に溶解することで清澄液を得て、一定の撹拌と共にジエチレングリコールモノエチルエーテルを添加し、ジエチレングリコールモノエチルエーテルで体積を100mlにする。この清澄な無色の液体は3.86cpsの粘度を有する。この溶液を3ml透明ガラスバイアル内に充填する。
同様に、2g〜12gの薬剤を100mlジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解して、非経口型として治療濃度で使用される清澄溶液を得る。前記清澄溶液はバイアル又はアンプル、PFS内に充填してもよい。
所望により、前記清澄溶液は、多回投与用容器内への充填のために、約2%〜4%の範囲の、ベンジルアルコールのような保存剤と混合することができ、あるいは、前記調製液は、適切な賦形剤と首尾良くマトリクス化する(matrixing)ことにより、経腟分娩用の膣坐剤の調製に使用することができる。
他の助剤 (adjuvant)を所望により充分量の水と共に使用することで、前記溶液を、透明に且つ物理的及び化学的に安定に保つことができる。
前記非水溶液はカプセル内に充填することができ、又は、他の経口的送達系でのそれらの使用のために、水性若しくは非水性の液体を使用することができる。
100mg/mlプロゲステロンを含有し、妥当性が確認された方法(validated method)によって試験されたこの製剤の安定性試験は、満足のいくものであることが分かった。
コンパレーター(商標)(comparator brand)の粘度は4.9cpsである。
実施例3:デカン酸ナンドロロン(Nandralone Decanoate)(I.2A)
ジエチレングリコールモノエチルエーテルとのデカン酸ナンドロロン(Nandrolol decanoate)の溶解性プロファイルは、約1〜100mg/mlである。
冷暗所にてデカン酸ナンドロロンを正確に秤量し、透明容器を取る。これにジエチレングリコールモノエチルエーテルを加え、清澄溶液が得られるまで、激しく撹拌してデカン酸ナンドロロンを溶解させる。BHA、BHT及び酢酸ビタミンEを加え、激しく撹拌してジエチレングリコールモノエチルエーテル中にそれを溶解させる。
ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて、体積を100mlにメスアップする。溶液を0.45ミクロンフィルター0.22μで濾過し、窒素フラッシング及び安定性と共に、1ml透明ガラスアンプルに充填する。
得られた溶液により、ある濃度のデカン酸ナンドロロンが得られる。
19cps.より高い粘度を有する注射剤のみと比較して、3.485cps.の粘度を有する、25mg及び100mg/mlの濃度のデカン酸ナンドロロンの安定溶液を調製することができる。新たな組成物溶液は、組織内投与の間、ペイレス(pailess)である。
デカン酸ナンドロロンの100mg/ml注射剤又は25mg/ml注射剤の清澄溶液が得られる。この最終溶液の粘度は約3.485cpsであることが分かった。
デカン酸ナンドロロン(Nandrolone Decoanate)はホルモン薬剤であり、光、水分、及び温度に感受性が高いことから、調剤及び製造過程は冷暗所で完了されるべきである。
したがって、1mg〜100mgの薬剤注射剤を、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて調製することができ、アンプル又はバイアル内に充填してもよい。
添加されるベンジルアルコールのような保存剤、可溶化剤及び抗酸化剤は、溶液を透明に、物理的及び化学的に安定に維持する。
用量強度25mg/ml及び100mg/mlの両方のデカン酸ナンドロロン注射剤の安定性試験は、許容可能な範囲であることが分かる。
実施例4:シピオン酸テストステロン(I.3B)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のシピオン酸テストステロンの溶解性は、7cps未満の粘度を有する、50mg/mlであることが分かった。
2.5g〜5gの薬剤を100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解することで、清澄溶液が得られる。
この安定な注射剤を、使用し易いアンプル又はバイアル又はPFS内に充填する。
最終濃度は、非経口適用のための、医師に対する治療的適用のための、アンプル及びバイアル内に充填した後に、医師に与えられ得る。
前記溶液は、所望により、経口送達のための、又はゲルとして適用するための組成物を調製するためのカプセル(caps)内に、所望の濃度で充填してもよい。
前記液体は、所望により、約2%〜6%の濃度のベンジルアルコールのような保存剤を含有していてもよく、ブチルヒドロキシアニソール(butylated hydroxyl anisole)又はブチルヒドロキシトルエン(butylated bydroxy toluene)中の抗酸化剤を加えてもよく、これは、溶液を透明に且つ物理的及び化学的に安定に保つ。
実施例5:アルテメテル((I.7)
アルテメテル注射剤80mg/mlの最終溶液の粘度は、約3.322cpsであることが分かった。
4g〜10gの薬剤を100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解することで、清澄溶液が得られる。
ブチルヒドロキシアニソール(butylated hydroxyl anisole)、ブチルヒドロキシトルエン(Butylated hydroxyl toluene)、酢酸トコフェロール及びベンジルアルコールのような必要な抗酸化剤及び保存剤を添加する。前記溶液は安定であると考えられ、所望の治療目的のために、筋肉内経路又は静脈内経路で容易に投与することができる。
達成された濃縮物は、医師による使用のためにアンプル、PFS又はバイアル内に充填されてもよい。
適切な、ベンジルアルコールのような保存剤並びにチオグリセロール及びアスコルビン酸パルミテートのような抗酸化剤を所望により添加してもよく、これにより、溶液は透明に且つ物理的及び化学的に安定に保たれる。
最終的な清澄溶液は、5ml容積の透明ガラスバイアル内に充填され、さらに、アンプル又はプレフィルドシリンジ内に充填することができる。
前記注射剤は、筋肉内経路又は静脈内経路を介して投与することができる。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Dietheylene glycol monoethyl ether)溶媒を用いて調製したアルテメテル注射剤の安定性データは、許容可能な範囲であることが分かった。
実施例6:アルテエーテル(I.8)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のα,β−アルテエーテルの溶解性範囲は、約1〜76.74mg/mlであることが認められた。
7.5gの薬剤をフラスコ内に入れて、100mlジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解することで、治療に適した保存剤が得られ、抗酸化剤を加えることで、注射剤として使用するためのアンプル又はバイアル中の、無菌(asepectily)濾過後の、組成物として使用準備済みの、清澄溶液が得られ、この清澄溶液は、筋肉内及び静脈内を介して投与することができる。39cpsより高い粘度を有する油性注射剤と比較して、前記液体の粘度は2.85cpsであることが分かる。
所望により、酢酸ビタミンE、BHA、BHTのような抗酸化剤及び他の利用可能な抗酸化剤を許容可能な範囲で添加すると共に、1%〜10%の濃度のベンジルアルコールのような保存剤を添加してもよい。
さらに、直接的に、又は適切な経口送達組成物を得るのに適した賦形剤(exepient)中にマトリクス化(matrixing)することにより、助剤を薬剤的に許容できる濃度で添加することで、前記液体をその使用のために安定化させてもよい。
α,βアルテエーテル75mg/ml注射剤の最終溶液は、約2.85cpsの粘度を有する。前記最終溶液は、治療濃度で、且つ所望の体積で、バイアル又は2mlアンプル又はプレフィルドシリンジ内に充填することができる。
粘度がより小さいため、前記最終溶液は、35cpsより高い粘度を有する現在利用可能な油性注射剤と比較して、いかなる痛みも無しに、安全に投与することができる。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で調製されたα,βアルテエーテル75mg/ml注射剤の安定性試験は、ICHガイドラインに従って実行され、全ての試験が許容可能な基準内であることが分かった。
実施例7:エトリコキシブ(I.12)
エトリコキシブが、1〜200mg/mlの範囲で、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で可溶性であることが分かった。
エトリコキシブは、新規の送達(delivery)であり、注射剤としては市販されていない。
1g〜20gの薬剤を100mlジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解することで、清澄溶液が得られる。様々な濃度のベンジルアルコールのような保存剤を添加することができる。
ここでは、治療濃度の薬剤が、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で90mg/mlの濃度で調製される。前記薬剤は粘度3.70cpsを有する。前記注射剤は、低粘稠性で注射器に入れやすく(syringable)、筋肉内経路又は静脈内経路を介して組織内に容易に投与することができる。
達成された濃縮物は、アンプル、PFS内に充填された注射剤としてのその適用において有用であり、及び/又は、硬カプセル剤/軟質ゲル中に充填され、若しくはロールオン式(Roll On)組成物として若しくは経皮送達用に適切に配合されることで、安定な製剤が得られ得る。緩衝剤を含有する水性液及びトリス緩衝液のようなpH調整緩衝液(酸又はアルカリ)中での組合せにより、錠剤としての、又は経口液剤のための、前記濃縮物を組込むために、他の添加剤を添加してもよい。
エトリコキシブ注射剤90mg/mlの安定性試験を行ったところ、許容可能で満足のいくものであることが分かった。アッセイ範囲が検出され、不純物は検出されなかった。したがって、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のエトリコキシブ注射剤90mg/mlの新規製剤の試験によって、前記溶液が、安定で且つ治療のために使用準備済みであることが示される。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で調製された前記液体の粘度は、3.70cpsであることが分かる。
エトリコキシブゲルを、皮膚適用のために、以下のような組成で調製する。
実施例8:ピロキシカム(I.15)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のピロキシカムの溶解性は、約0.1〜35mg/mlであることが分かった。
1g〜5gの薬剤を100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解して清澄溶液を得て、3.365cpsの粘度を有する10mg/ml〜50mg/mlのピロキシカムを得た。
さらに、アルカリ化薬を用いて前記溶液のpHをアルカリ性側に変化させることができる。
前記溶液は、0.22μ1)フィルターを用いた無菌濾過後に注射剤として使用してもよく、治療上の必要に応じてアンプル又はバイアル内に充填してもよい。
硬力カプセル又は軟ゼラチンカプセルは、経口送達に適した濃度で充填することができ、又は、ゲル剤の形態での経皮送達に、若しくは噴霧剤としての使用に適するように製剤化することができる。
用量強度20mg/mlの新規ピロキシカム注射剤について安定性試験を行った。安定性試験は許容可能な範囲であることが分かり、前記製剤は試験された促進条件において安定であった。
実施例9:ビタミンD3(I.10)
ビタミンD3の溶解性は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で最大0.1〜33.33mg/mlであることが分かった。
15mgのビタミンD3を正確に秤量し、透明な100mlガラス容器内に加える。前記薬剤を、所望により酢酸ビタミンE、BHA及びBHTを追加して、ジエチレングリコール中に溶解する。
薬剤が溶解するまで前記溶液を混合して、最終溶液を得る。前記最終溶液を0.22μフィルターを通して無菌的に充填(filled aspecticvally)し、筋肉内経路又は静脈内経路を介した治療用途のために、注射器、PFS又はバイアル内に無菌的に充填した。
このように調製された溶液は、注射剤として利用可能となり、さらに、他の賦形剤及び助剤とマトリクス化される場合のカプセル中への充填のような、他の剤形の調製に使用することができる。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で調製されたビタミンD3注射剤15mg/mlを、安定性試験のために維持した。ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の前記注射剤の粘度は、3.13cpsである。この結果は満足のいくものであった。
実施例10:パクリタキセル(I.14)
300mg〜1200mgのパクリタキセルを100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解することで、清澄溶液が得られる。
前記溶液は安定であり、アンプル又はバイアル内に充填することにより、注射剤型としてその治療目的のために直接投与することができる。
前記溶液は6mg/mlの濃度に調製することもでき、この濃度は、前記組成を用いる、治療上推奨される濃度である。前記溶液は透明で澄んでいる。前記溶液は窒素下でさらに処理を受けて、0.22μ膜を通して無菌的に濾過され、点滴で使用するための多回適用用にアンプル又はバイアル、PFS内に適切に充填される。
前記溶液はボーラス又は緩徐点滴として投与することができる。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で調製されたパクリタキセル注射剤の試験は、安定性試験のために維持され、前記製剤は安定であることが分かった。ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の前記注射剤の粘度は、2.967cpsであることが分かった。
実施例11:アーテスネート(II.3)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のアーテスネートの溶解性は、1〜100mg/mlであることが分かった。
酸形態で5g〜8gの前記薬剤を100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解することで、清澄な、治療的に許容可能な濃度の溶液が得られる。ベンジルアルコールのような保存剤を、ビタミンE誘導体のような抗酸化剤と共に添加することができ、チオグリセロール又はアスコルビン酸パルミテートを所望により添加することができ、これにより、前記溶液が透明に、且つ物理的及び化学的に安定に保たれる。前記溶液を、窒素下で、0.22μフィルターを通じて無菌的に(aspectically)濾過し、治療上の必要及びさらなる用途に応じて、アンプル、PFS又はバイアル内に充填する。
前記注射剤は、安全な、静脈内の、治療効果を目的とした使用のために、緩徐点滴として、又はボーラスとして投与することができる。
治療量である60mg/mlのアーテスネート溶液を、2%ベンジルアルコールと混合することにより、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Diethylene glycol monethyl ether)を用いて、調製する。調製した60mg/mlのこの溶液は、約3.466cpsの粘度を有している。
市販注射剤及びアーテスネート注射剤60mg/mlの安定性データを比較したところ、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で調製された新規製剤が安定であることが分かった。
実施例12:パラセタモール(II.13)
パラセタモールの溶解性は約1〜66.6mg/mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル溶媒であることが分かり、助溶剤と混合する場合、前記溶解性は、1mg/ml及び225mg/mlのパラセタモール注射剤について、治療量のパラセタモール注射剤の調製において、200mg/mlに増加する。
通し番号1及び2について:
適切な容器内で、必要量のパラセタモールをジエチレングリコールモノエチルエーテル中に、同時に撹拌しながら溶解する。別のビーカー内で、塩化ナトリウムを注射用蒸留水中に添加する。次に、両溶液を混合し、最終体積を注射用蒸留水でメスアップして、それぞれ10mg/ml及び20mg/mlの最終溶液を得る。用量強度10mg/mlを含有する最終溶液のpHは5.78であり、用量強度20mg/mlを含有する最終溶液のpHは5.67である。
粘度が非常に低いため、前記溶液はゆっくりと注入され得る。
1g〜20gのパラセタモールを100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解し、ベンジルアルコールのような適切な保存剤を添加し、トリス緩衝液のような適切な緩衝剤でpHを調整して、清澄溶液を得る。
通し番号3について:
ジエチレングリコールモノエチルエーテルを適切な容器内で80℃まで加熱し、トリス緩衝液を加え、清澄溶液が得られるまで撹拌する。次に、PEG400を前記溶液中に添加し、同時にパラセタモール薬剤を溶解する。温度を80〜85℃に維持し、清澄溶液を得る。次に、溶液を冷却し、最終体積を充分量のジエチレングリコールモノエチルエーテルでメスアップして、200mg/mlの薬剤の最終溶液を得る。0.22μフィルターで前記溶液を濾過し、2ml透明アンプル、5ml透明アンプル、5ml透明バイアル内に充填し、同様に、プレフィルドシリンジ又は多回投与用バイアル内に充填することができる。
同様に、上記で与えられた通りに、100mg/ml及び150mg/mlの最終溶液も調製することができる。
150mg/mlを含有するパラセタモールの最終溶液は約7.34cpsの粘度を有する。この溶液は、2ml透明アンプル、PFS又は多回投与用バイアル内に充填することができる。
前記溶液は、静脈内ボーラス若しくは点滴として非経口用に、又はアンプル、バイアル若しくはカプセル形態に充填した後に経口用に、使用することができる。
パラセタモール注射剤150mg/mlの安定性試験を行ったところ、許容可能な範囲であることがわかり、これは、同じ用量強度の利用可能な市販の製品と比較した場合、満足のいくものである。
実施例13:塩酸ジサイクロミン(II.12)+ジクロフェナクナトリウム注射剤
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の、ジサイクロミンの溶解性は約0.1〜20mg/mlであり、ジクロフェナクの溶解性は最大0.1〜133mg/mlであった。
安定な注射剤を与える本発明のプロセスを用いて、20mgの塩酸ジサイクロミンと50mgのジクロフェナクナトリウムとの組合せを試験するために、以下の実施例を言及する。前記組合せは、容易に注射器に入れやすく、痛みを引き起こすことなく組織内に投与される。ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の前記溶液の粘度は5.022cpsである。
ジクロフェナク(50mg)+塩酸ジサイクロミン(20mg)注射剤についての以下に提供される安定性試験データは、最適化された実施例番号2及び3のものである。
ジクロフェナク(50mg)及び塩酸ジサイクロミン(20mg)を組合せた注射剤は、ICHガイドラインに従って安定性試験のために維持され、安定であることが分かり、全ての試験が許容可能な基準であった。
実施例14:パントプラゾールナトリウム注射剤(II.19)
パントプラゾールナトリウムはジエチレングリコールモノエチルエーテル中で1〜80mg/mlで可溶性である。
本実施例では、100ml容器内のジエチレングリコールモノエチルエーテル及びベンジルアルコールの混合物中に、好ましくはナトリウム又はその酸塩を溶解することにより、4gの前記薬剤を入れることにより、40mg/mlのパントプラゾールナトリウム安定注射剤を調製する。BHA(すなわちブチルヒドロキシアニソール)(実施例1)、又はBHA及びBHT(すなわちブチルヒドロキシトルエン(Butylated Hydroxy Toulene))(実施例2及び3において抗酸化剤/保存剤として添加され得る)若しくはチオグリセロールの組合せを、この混合物中に添加する。そして、総体積を充分量のジエチレングリコールモノエチルエーテルでメスアップして、清澄な無色の溶液を得て、これを濾過し、バイアル、PFS又はアンプル内に充填する。
前記液体を窒素に通し、窒素下で満たすことが好ましい。パントプラゾールナトリウム注射剤40mg/mlの粘度は3.816cpsであることがわかった。
同様に、1g〜10gの酸形態薬剤(パントプラゾールナトリウム(Pantaprazole Sodium))を、100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解し清澄溶液を得て、上記と同様に配合する。
0.22μを通す無菌濾過及び適切な抗酸化剤及び保存剤の充填が前記液体に加えられた後に、直接使用のために、治療濃度をアンプル、PFS又はバイアル内に適切に充填する。
あるいは、充分量の注射用蒸留水及び2〜4%のベンジルアルコールのような保存剤、緩衝剤を所望により加えることで、pHを8より高く、すなわち9.5〜11.5に維持してもよく、これにより、前記溶液は透明に、物理的及び化学的に安定に保たれる。
パントプラゾールナトリウム(Pantaprazole Sodium)注射剤40mg/mlの安定性試験は満足のいくものであることが分かった。ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の前記溶液の粘度は3.816cpsである。
実施例15:ボリコナゾール(II.25)
ボリコナゾールの溶解性プロファイルは、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で0.1〜83mg/mlであることが分かる。
1g〜10gの薬剤を100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解して、物理的に清澄な溶液を得る。ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の前記溶液の粘度は2.977cpsである。
最終的に達成された治療濃度は、緩徐点滴としての非経口用に使用してもよく、又は、そのように好ましい溶液は、治療を目的とする哺乳類の治療のために助剤、添加剤及び保存剤と適切に配合された経口送達(oral delivery)を調製するために使用することができる。
実施例16:イブプロフェン(II.27)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のイブプロフェンの溶解性は約500mg/mlであることが分かった。
以下の製剤はジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて調製することができる:
10g〜50gのイブプロフェンを容器内に取り、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解して最終溶液を得る。治療利用可能な市販の400mg/ml及び200mg/mlのイブプロフェン注射剤を、本発明の溶媒を用いて調製した。前記注射剤は、無色、且つ性質において物理的に安定であることが分かった。ジエチレングリコールモノエチルエーテル中の粘度はそれぞれ6.76cps及び4.51cpsである。
実施例17:メチルプレドニゾロン(III.2)
メチルプレドニゾロンの溶解性は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で約1〜30mg/ml、及びベンジルアルコール中で約130mg/mlであることが分かった。したがって、助溶剤を用いて製剤を調製した。
例1:
容器内のジエチレングリコールモノエチルエーテル、ベンジルアルコール及びジメチルイソソルビドの混合物中に、メチルプレドニゾロンを溶解し、充分に撹拌して清澄な無色の溶液を得る。最終体積をジエチレングリコールモノエチルエーテルでメスアップする。
例2/3:
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ベンジルアルコール及びジメチルイソソルビドの混合物を容器内で調製する。メチルプレドニゾロンを溶解し、充分に撹拌して清澄な無色の溶液を得る。次に、実施例2のビタミンE及び実施例3のBHA(ブチルヒドロキシアニソール)をそれぞれ前記溶液に加え、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて最終体積をメスアップする。
メチルプレドニゾロン注射剤40mg/mlの粘度は約3.70cpsと測定されたが、これは、利用可能な市販の製品よりも低い。
同様に、2g〜10gの薬剤を100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解して、注射剤として治療に使用するための清澄溶液を得る。2〜10%のベンジルアルコールのような保存剤をチオグリセロール、アスコルビン酸ナトリウムのような抗酸化剤と共に添加してもよく、トコフェロールを所望の濃度で添加して、物理的及び化学的に安定な清澄で透明な液体を得る。
所望の強度に向けて体積を変えた後、前記液体を0.22μフィルターに通して無菌濾過し、窒素バブリングと共に、アンプル、PFS、バイアル内に充填する。
上記溶液は、安定であることがわかり、痛みを引き起こすことなく組織内に容易に投与できる、楽に注射器に入れることが可能で低粘度の溶液をもたらす。
メチルプレドニゾロン注射剤40mg/mlの安定性試験を行ったところ、許容可能な範囲の結果が得られた。
実施例18:トリアムシノロンアセトニド(III.4)
トリアムシノロンアセトニドの溶解性は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で最大1〜15mg/mlであることが分かった。
注射剤の調製の間、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びベンジルアルコールを適切な容器内で充分に混合する。トリアムシノロンアセトニドを必要な用量強度(すなわち1gm〜5gm)で添加し、清澄溶液が得られるまで撹拌する。この溶液の最終体積をジエチレングリコールモノエチルエーテルでメスアップする。前記溶液を0.22μフィルターに通して無菌濾過し、アンプル、PFS及びバイアル内に充填する。所望により、前記溶液を透明に且つ物理的及び化学的に安定に保つベンジルアルコールを加えることができる。
トリアムシノロン注射剤20mg/mlの粘度は約3.036cpsと測定された。
用量強度10mg/ml及び20mg/mlのトリアムシノロンアセトニド注射剤の両方の安定性試験は、ICHガイドラインに従って、満足のいくものであることが分かった。
実施例19:アセクロフェナク(III.9)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のアセクロフェナクの溶解性プロファイルは、最大1〜160mg/mlであることが認められた。
5g〜16gの薬剤を上記のような他の賦形剤と共に100mlのジエチレングリコールモノエチルエーテル中に溶解して、治療的に許容可能な安定な清澄溶液を得る。
前記溶液は、無菌的に(aspetically)濾過し、適切な保存剤、並びにベンジルアルコール、他のアルコール類及びブチルヒドロキシアニソール(butylated hydroxyl anisole)、メタ重亜硫酸ナトリウム(sodium metabisluphite)、チオアセトアミドのような抗酸化剤の使用と共に、アンプル、PFS又はバイアル内に充填した後に、治療に使用することができる。
あるいは水性注射剤のために、前記溶液を透明に、物理的及び化学的に安定に保つ、2〜4%のベンジルアルコールのような保存剤、緩衝剤及びNaOH又はHClのようなpH調整剤を添加してもよい。アセクロフェナク150mg/mlを含有する最終溶液の粘度は約5.11cpsであることが分かった。
アセクロフェナク注射剤150mg/mlの安定性試験は許容可能な基準内であることが分かった。用量強度150mg/mlのアセクロフェナクの注射用製剤は安定であることが分かった。前記液体の粘度はより低いため、前記液体は注射器に入れやすく、痛み無しに組織内に投与される。
実施例20:ネパフェナク点眼剤0.1%(III.23L)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル中のネパフェナクの溶解性は最大2mg/mlであることが分かった。
ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて調製されたネパフェナク点眼剤の粘度は4.137cpsであることが分かった。前記点眼剤を、安定性試験のために40℃に維持した。
本明細書に記載される、溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテルを含有する製剤例は、経口送達系の調製、ロールオン式(roll on)のゲル剤若しくはクリーム剤(crwemas)として充填することによる経皮送達系の調製、及び滴剤のような経耳(otic)送達系の調製、又は経直腸送達若しくは本明細書に記載される他の送達系のためのカプセル剤内への充填による送達系の調製のような、他の薬剤送達(dryug delivery)の調製に使用することもできる。
バンドシール(band sealing)を用いて、前記液体を硬カプセル(Hard fill capsule)内に直接充填するような経口送達。例えば(Eg)、HFC内に充填された30mg〜120mgのエトリコキシブ。
前記液体はPEG及び油と混合することもでき、又は、前記液体は軟質ゼラチンカプセル内への充填のために誘導体化する。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Dietheyne glycol monoethyl ether)中で調製されたパラセタモール液、ジクロフェナク(Dilcofeneac)液、アセクロフェナク(Acelcofenac)液は、経直腸送達用の軟質ゼラチンカプセル内への充填のために使用することができる。
アゾール誘導体、フルコナゾール(Flucanzole)、チオコナゾール(Ticonazole)のような抗真菌剤(antifunagal agent)の液体ゲルを、経膣送達用に調製することができる。
リグノカイン、プリロカインのような薬剤はジエチレングリコールモノエチルエーテル中で調製することができ、勃起不全の治療のために、スプレー送達系に組み入れることができる。
アムロジピン、ニフェジピンのような薬剤は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中に可溶化することができ、デンプン、ラクトース、ステアリン酸塩を含有する錠剤マトリクス(tablet matrix)の造粒において噴霧することができ、錠剤に圧縮することができる。
エトリコキシブのようなゲル剤の経皮送達を他のゲルマトリックスと共に調製することにより、薬理作用をより速く開始させるための皮膚適用のためのゲル剤が調製される。
経皮送達用のロールオン式を調製するために、ジエチレングリコールモノエチルエーテル中で調製されたアセクロフェナク溶液のような薬剤溶液を調製することもできる。
前記溶液はさらに、疼痛管理における皮膚適用のために、前記薬剤溶液を、羊毛脂のような蝋上に噴霧された種々のPEG、PEG4000、6000等と適切に混合することにより、チュール(Tulle)の作製に使用することができる(例えば、アセクロフェナク、NSAID、Cox2阻害剤等)。
チオコナゾールゲル6.5%
噴霧剤:
リグノカイン・・・・・8.82%
プリロカイン・・・・・2.94%
HFA噴射剤・・・・・58.83%
ジエチレングリコールモノエチルエーテル・・・・・29.41%
ウサギにおけるジエチレングリコールモノエチルエーテル(トランスキトールHP(TRANSCUTOL HP))の急性眼刺激/腐食試験
試験品:トランスキトールHP
希釈剤:注射用蒸留水
試験系:ウサギ(ニュージーランドホワイト系)
動物の総数:初期試験に対し6匹の動物
確認試験に対し12匹の動物
群数:06
試験デザイン:
概要:
初期試験:
1群当たり1匹の動物を使用して初期試験を実施した。投与後、1、24、48、及び72時間の時点で、動物を刺激作用について観察した。
最初の3つの群の全ての動物において、最初の1時間は、試験品に関する作用は観察されなかった。第4群及び第5群の動物において、軽度の刺激作用が観察された。第6群の動物は、第4群及び第5群の動物と比較して、中程度の刺激作用及びより高い重症度を示した。
処置の24時間後に洗浄を行い、毒性の症状について動物を再度観察した。
24時間の観察の間、結膜水腫及び流涙を含む軽度の刺激作用を示した第6群の動物を除いて、全ての動物が正常に見える。軽度の結膜炎も観察された。
初期試験でなされた観察によれば、腐食作用が観察されなかったため、確認試験に進んだ。
確認試験:
1群当たり2匹の動物を使用して確認試験を行った。投与後、1、24、48、及び72時間の時点において、毒性について動物を観察した。
投与法及び洗浄手順は、初期試験で述べられたものと同じであり、観察によって以下のことが分かった:
1時間の観察の間、最初の3つの群の全ての動物において試験品に関する作用は観察されなかった。
第4群及び第5群の動物において軽度の刺激作用が観察された。
投与の1時間後に観察した際、第6群の1匹の動物が重度の刺激作用を示した。その他の動物も刺激作用を示したが、上記の動物と比較して重症度はより低かった。
24時間の観察の間、第1群〜第3群の動物は正常であり、全ての動物において刺激作用は観察されなかった。
第4群及び第5群の動物は、結膜水腫、流涙及び軽度の縮瞳を含む、軽度の刺激作用を示した。
第6群の動物は重度の刺激作用を被り、その症状には結膜水腫、流涙、結膜炎、縮瞳が含まれる。角膜反射及び虹彩は全ての動物において正常であった。
上記観察は48時間持続した。
要約:
要約すると、全ての上記の観察、トランスキトール試験品は、最大80%の濃度まで、いかなる眼毒性も示していない。しかし、トランスキトール試験品は、眼内投与された場合、100%の濃度においては、腐食性ではないが、刺激性であり得る。さらに、筋肉内試験、静脈内試験及び眼内試験を行った際、ジエチレングリコールモノエチルエーテルは安全且つ無毒性であることが分かった。
プロトコル:
疼痛評価モデル試験:
静脈内経路及び筋肉内経路によるウィスター系ラットの注射部位における疼痛感受性(疼痛閾値)の測定
適用に応じて調製された各クラスからの2つの代表的な薬剤に対して、疼痛評価モデル試験を行った。本溶媒により調製された注射剤が無痛性であり、参照としてのそれぞれの市販品と比較した場合により低粘稠性であることを証明するために、この試験を行った。
以下の手順を実行して、市販品に対する新規製剤の疼痛評価を調べた:
目的:
加圧測定法(Pressure application measurement method)及び対照との比較により、注射部位における疼痛感受性(疼痛閾値)を評価するため。試験注射剤:様々な注射用製剤(クラスI、II及びIIIの各グループから2つの薬剤)
参照注射剤:クラスI、II及びIIIの各グループに関する市販製剤
試験に使用された種:ウィスター系ラット
筋肉内及び静脈内の異なる経路のそれぞれにおいて使用された動物の数:総数18匹の動物が1群当たり6匹の動物(雄3+雌3)を含有する3つの群に分けられる。
試験デザイン:
以下の表は、静脈内経路及び筋肉内経路を介した疼痛評価試験としての試験デザインとして与えられる。
試験の原理:
加圧測定(Pressure Application Measurement:PAM)装置は、げっ歯類の実験的疼痛過敏症モデルにおいて機械的疼痛閾値を測定するための、新規の取り扱いが容易な道具である。
PAMは、注射部位の直接刺激及び動物応答の自動読み取りのために数量化可能な力を加える。
操作者は、以下の図に示されるように、単に、親指に特殊な力覚センサを装着し、動物応答(通常、肢の引っ込み)を誘発する力を測定する:
実験手順:
静脈内経路/筋肉内経路による負の対照、参照品及び試験品の投与の後、トランスデューサー/アプリケーターを使用して疼痛感受性が毎回同じ部位で測定されるように、注射部位にマークを付ける。
注射部位に配置され、ピーク力での圧力を徐々に増加させるトランスデューサーは、動物応答を誘発し、トランスデューサー/アプリケーターは、動物応答(通常、肢の引っ込み)を誘発する力を測定する。
力センサは作動力のシグナルを送り、引き抜き力及び注射部位に適用された最高ピーク力の持続時間が小型PAMコントローラに記録される。
即時(注射後1分以内)、注射の5分後、10分後、20分後、1時間後、2時間後、4時間後、8時間後、12時間後及び24時間後に、対照群、参照群及び試験群において疼痛感受性が測定される。
対照群において疼痛感受性が測定され、参照群及び処置群が比較され、SAS System 8.2を用いて差異が算出される。
結果:以下のパラメーターを観察して、試験品及び参照品について、疼痛評価値を求める:
体重;
疼痛感受性の性質、重症度及び持続時間(可逆的か否か);
以下の通りの、適切な場合の、結果の、対照、参照品及び試験品の統計的処理の、疼痛感受性ポテンシャル
適切な動物モデルにおいて疼痛を評価するために、別のモデルも採用される。
結果は、動物における疼痛の減少はそれほど有意なものではないが、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて調製された注射剤が、以下の参照注射剤に対し比較的より少ない疼痛を示すことを示した。
同様の注射剤がヒト組織内に注射された場合、動物と比較して、ヒトにおいては、広い体表によって、疼痛の知覚はより少なくなるため、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを用いて調製された注射剤は非経口用途に有用(benfical)であるということを、慎重な科学的判断により論理的に結論付けることができる。
概要:
ジエチレングリコールモノエチルエーテル(diethyele glycol mono ethyl ether)中で調製された種々の製剤についての粘度の試験から、前記製剤が、注射器内で容易に引き出し可能(drawable)であり、注射部位において疼痛を引き起こすことなく必要量で組織内に容易に投与可能であることは、差し迫った(imminent)ことである。
1. 以下の注射剤が市販の配合物に対して試験される:
2. ファブリニール(Fabrinil)に対して、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Diethyelene glycol monoethyl ether)中で調製されたパラセタモール注射剤
3. ケナコルト(Kenacort)に対して、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(diethyelene glycol monoethyl ether)中のトリアムシノロンアセトニド注射剤。
4. デポ・メドロール(Depo Medrol)に対して、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Diethyele glycol monoethyl ether)中の酢酸メチルプレドニゾロン注射剤。
5. デカデュラボリン(Deca Durabolin)に対して、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Diethyele glycol monoethyl ether)中のデカン酸ナンドロロン注射剤。
6. Susten100に対して、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Diethyele glycol monoethyl ether)中のプロゲステロン注射剤。
7. ペントデック(Pentodec)に対して、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(Diethyele glycol monoethyl ether)中のパントプラゾールナトリウム(Pantaprazole Sodium)注射剤。
筋肉内経路によるウィスター系ラットのトリアムシノロンアセトニド注射部位における疼痛感受性(疼痛閾値)の測定
本試験の目的は、トリアムシノロンアセトニド注射部位における疼痛感受性の評価及び参照との比較である。
試験デザイン:
実験手順:筋肉内経路による試験品及び参照品の投与後、疼痛感受性が毎回同じ部位で観察されるように、注射部位にマークを付ける。
結果:15分、30分、1、2、4時間の時点において、ケナコルトと比較して、トリアムシノロンアセトニド注射部位において、有意な疼痛感受性は観察されなかった。ケナコルトを注射された動物は、トリアムシノロンアセトニド注射剤と比較して、わずかにより大きな疼痛が観察された。
筋肉内経路によるウィスター系ラットのプロゲステロン注射部位における疼痛感受性(疼痛閾値)の測定
本試験の目的は、プロゲステロン注射部位における疼痛感受性の評価及び参照との比較である。
試験デザイン:
実験手順:筋肉内経路による試験品及び参照品の投与後、疼痛感受性が毎回同じ部位で観察されるように、注射部位にマークを付ける。
結果:15分、30分、1、2、4時間の時点において、SUSTEN100と比較して、プロゲステロン注射部位において、有意な疼痛感受性は観察されなかった。SUSTEN100を注射された動物は、プロゲステロン注射剤と比較して、わずかにより大きな疼痛が観察された。
筋肉内経路によるウィスター系ラットのデカン酸ナンドロロン注射部位における疼痛感受性(疼痛閾値)の測定
本試験の目的は、デカン酸ナンドロロン注射部位における疼痛感受性の評価及び参照との比較(coparaison)である。
試験デザイン:
実験手順:筋肉内経路による試験品及び参照品の投与後、疼痛感受性が毎回同じ部位で観察されるように、注射部位にマークを付ける。
結果:結果:15分、30分、1、2、4時間の時点において、デカデュラボリンと比較して、デカン酸ナンドロロン注射部位において、有意な疼痛感受性は観察されなかった。デカデュラボリンを注射された動物は、プロゲステロン注射剤と比較して、わずかにより大きな疼痛が観察された。
筋肉内経路によるウィスター系ラットのメチルプレドニゾロン注射部位における疼痛感受性(疼痛閾値)の測定
本試験の目的は、メチルプレドニゾロン注射部位における疼痛感受性の評価及び参照との比較である。
試験デザイン:
実験手順:筋肉内経路による試験品及び参照品の投与後、疼痛感受性が毎回同じ部位で観察されるように、注射部位にマークを付ける。
結果:15分、30分、1、2、4時間の時点において、デポ・メドロールと比較して、メチルプレドニゾロン注射部位において、有意な疼痛感受性は観察されなかった。デポ・メドロールを注射された動物は、メチルプレドニゾロン注射剤と比較して、わずかにより大きな疼痛が観察された。
筋肉内経路によるウィスター系ラットのパラセタモール注射部位における疼痛感受性の測定
本試験の目的は、パラセタモール注射部位における疼痛感受性の評価及び参照との比較である。
試験デザイン:
実験手順:筋肉内経路による試験品及び参照品の投与後、疼痛感受性が毎回同じ部位で観察されるように、注射部位にマークを全て付ける。
結果:15.30分、1、2、4時間の時点において、フェブリニル(Febrinil)と比較して、パラセタモール注射剤150mg/ml注射部位において、有意な疼痛感受性は観察されず、フェブリニル(Febrinil)を注射された動物は、パラセタモール注射剤150mg/mL注射剤と比較して、わずかにより大きな疼痛が観察された。
静脈内経路によるウィスター系ラットのパントプラゾール注射部位における疼痛感受性(疼痛閾値)の測定
試験デザイン:
実験手順:静脈内経路による試験品及び参照品の投与後、疼痛感受性が毎回同じ部位で観察されるように、注射部位にマークを全て付ける。
結果:15.30分、1、2、4時間の時点において、静脈内パントダック(Pantodac i.v)と比較して、パントプラゾール注射部位において、有意な疼痛感受性は観察されず、静脈内パントダック(Pantodac i.v)を注射された動物は、パントプラゾール注射剤と比較して、わずかにより大きな疼痛が観察された。