JP6279255B2 - 塗布用組成物および該塗布用組成物を用いた塗布製品 - Google Patents
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式:Y−X=V
により求めることができる。
調製した粘性物を25℃に調整し、B型粘度計(型式BL、東京計器工業(株)製)を用いて粘度を測定した。
高圧条件を経て塗布製品を製造する工程中の気泡化工程において塗布用組成物中に発生した気泡の有無を確認、次の基準で評価した。
○:均一な大きさの気泡が発生した。
△:気泡は発生したが、大きさが不均一であった。
×:気泡が発生しなかった。
低温条件を経て塗布製品を製造する工程中の気泡化工程において塗布用組成物中に発生した気泡の有無を確認し、次の基準で評価した。
○:均一な大きさの気泡が発生した。
△:気泡は発生したが、大きさが不均一であった。
×:気泡が発生しなかった。
試験用塗布製品を25℃に調整し、塗布用組成物を容積25mlの半球状のガラス容器に取り出し、塗布用組成物をすりきって質量を測定し、25(ml)をその質量(g)で除することで当該塗布用組成物1gあたりの体積(ml)を算出した。そして、あらかじめ算出しておいた粘性物のみ1gあたりの体積(ml)との差を気泡の分散量とした。
試験用塗布製品を25℃に調整し、塗布用組成物中に分散した溶解性ガスを含む気泡から任意に選択された5個の気泡の直径を測定し、その平均値を気泡の直径とし、次の基準で評価した。
○ :0.01〜10mmであった。
×1:0.01mm未満であった。
×2:10mmよりも大きかった。
試験用塗布製品から塗布用組成物を取り出し、皮膚上に塗布し、指で塗り伸ばしたときの状態を評価した。
○:抵抗を感じることなく、なめらかに伸びた。
×:途中で抵抗を感じ、伸ばしにくかった。
試験用塗布製品を、25℃に設定した恒温室に3日間静置し、気泡の状態を次の基準で評価した。
○:塗布製品全体に気泡が分散していた。
△:気泡は存在するが容器上部に集まっていた。
×:気泡が消失した。
表1に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した。
1.得られた粘性物を圧力タンク内に導入する工程
2.圧力タンク内の空気をバキュームして大気圧(0.1MPa(絶対圧))から0.01MPa(絶対圧)に減圧し、粘性物に含まれる空気の気泡を排出する脱気工程
3.圧力タンク内に溶解性ガスを導入し、圧力タンク内で混合し粘性物に溶解性ガスを溶解させ、圧力タンク内が所定の圧力となるように加圧する溶解工程
4.圧力タンク内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、圧力タンク内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、圧力タンク内の圧力を大気圧に減圧することにより溶解性ガスを気泡として発生させる気泡化工程
6.前述の工程により得られた塗布用組成物をチューブ容器に充填する工程
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時の圧力タンク内の圧力と大気圧との差(溶解時圧力)を表2および表3に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表2および表3に示す。また、実施例3、4および比較例2の試験用塗布製品の外観を、気泡の直径測定のために用いた定規(最小目盛:1mm)とともに撮影した写真を表4に示す。
表1に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した。
1.得られた粘性物を密封タンク内に導入する工程
2.密封タンク内の空気をバキュームして大気圧(0.1MPa(絶対圧))から0.01MPa(絶対圧)に減圧し、粘性物に含まれる空気の気泡を排出する脱気工程
3.粘性物を低温(5℃)に調整した後に溶解性ガスを大気圧まで導入し、密封タンク内で混合し粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程
4.密封タンク内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、密封タンク内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、密封タンク内の温度を上げ、溶解していた溶解性ガスを気泡化させる気泡化工程
6.前述の工程により得られた塗布用組成物をチューブ容器に充填する工程
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時の温度(溶解時温度)、および気泡化させた時の温度(気泡化時温度)を表5に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表5に示す。
表6に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した。
1.得られた粘性物を所定の温度とし、流動性を有する状態で圧力タンク内に導入する工程
2.圧力タンク内の空気をバキュームして大気圧(0.1MPa(絶対圧))から0.01MPa(絶対圧)に減圧し、粘性物に含まれる空気の気泡を排出する脱気工程
3.圧力タンク内に溶解性ガスを導入し、圧力タンク内で混合し粘性物に溶解性ガスを溶解させ、圧力タンク内が所定の圧力となるように加圧する溶解工程
4.圧力タンク内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、圧力タンク内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、圧力タンク内の圧力を大気圧に減圧することにより溶解性ガスを気泡として発生させる気泡化工程
6.前述の工程により得られた塗布用組成物をチューブ容器に充填する工程
7.塗布用組成物を充填したチューブを低温(5℃)に1時間静置し、気泡の保持力を向上させる工程
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時の圧力タンク内の圧力と大気圧との差(溶解時圧力)および粘性物の温度を表7に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表7に示す。
表6に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した(図1参照)。
1.得られた粘性物を外容器と内容器とを有する二重構造のエアゾール容器の内容器に充填する工程
2.外容器と内容器との間の空間に溶解性ガスを充填し、エアゾールバルブで外容器の開口部を固着する工程(図1(a))
3.40℃で3日間静置し、粘性物に内容器を透過した溶解性ガスを溶解させる溶解工程(図1(b))
4.内容器内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、内容器内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、エアゾール容器内の圧力を減圧することにより溶解性ガスを気泡として発生させる気泡化工程(図1(c))
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時のエアゾール容器内の圧力と大気圧との差(溶解時圧力)および粘性物の温度を表8に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表8に示す。
表9に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、実施例1と同様の工程により試験用塗布製品を製造した。評価結果を表10に示す。
下記の粘性物を調製し、実施例1の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル(*6) 1.0
カルボキシビニルポリマー(*3) 1.0
トリエタノールアミン 0.5
プロピレングリコール 3.0
ソルビトール 2.0
l−メントール 0.2
ヒアルロン酸 0.01
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
メチルパラベン 0.1
エタノール 10.0
精製水 81.99
合計(質量部) 100.0
*6:BC−20(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
下記の粘性物を調製し、実施例2の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(*7) 1.0
パラフィン 1.0
ワセリン 2.0
ステアリン酸 1.0
トリエタノールアミン 1.5
プロピレングリコール 3.0
ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(*8) 3.0
メチルパラベン 0.1
精製水 87.4
合計(質量部) 100.0
*7:HCO−60(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
*8:PVA−4650(商品名)、大阪有機化学工業社製
下記の粘性物を調製し、実施例16の試験用塗布製品と同じ製造条件(低温条件、溶解性ガス、溶解時温度、気泡化時温度等)により塗布製品を製造した。
ポリオキシエチレン(4)ステアリルエーテル(*9) 1.0
ステアリルアルコール 2.0
スクワラン 2.0
カルボキシビニルポリマー(*3) 1.5
水酸化ナトリウム 0.1
グリセリン 3.0
メチルパラベン 0.1
精製水 90.3
合計(質量部) 100.0
*9:BS−4(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
下記の粘性物を調製し、実施例1の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム(*10) 5.0
モノラウリン酸デカグリセリル(*11) 5.0
ラウリル硫酸ナトリウム(*12) 2.0
カルボキシビニルポリマー(*3) 1.0
カラギーナン(*4) 0.5
トリエタノールアミン 0.5
プロピレングリコール 3.0
メチルパラベン 0.1
トウガラシチンキ 0.5
l−メントール 0.1
香料 0.1
エタノール 10.0
精製水 72.2
合計(質量部) 100.0
*10:アミソフトCS−11(商品名)、味の素株式会社製
*11:サンソフトM−12J(商品名)、太陽化学株式会社製
*12:SLS(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
下記の粘性物を調製し、実施例1の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
ポリオキシエチレンモノステアレート(*13) 1.0
キサンタンガム(*2) 1.5
ベヘニルアルコール 1.0
メドフォーム油 1.0
プロピレングリコール 3.0
グリセリン 2.0
ヒアルロン酸 0.01
メチルパラベン 0.1
精製水 90.39
合計(質量部) 100.0
*13:TS−10V(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
2 内容器
3 エアゾールバルブ
4 粘性物
5 溶解性ガス
6 気相部
7 溶解性ガスの気泡
Claims (5)
- 粘性物中に溶解性ガスの気泡が分散している塗布用組成物であって、
前記粘性物は、粘性調整物が基材に溶解または分散されており、
25℃かつ大気圧下において、塗布用組成物1g中に溶解性ガスを含む気泡が0.02〜1.1ml分散しており、
前記溶解性ガスは、
二酸化炭素ガスを含み、
水に対するオストワルド係数が0.5以上であり、
前記粘性物中に飽和溶解しており、
前記気泡の直径は、0.01〜10mmであり、
前記粘性物の25℃における粘度は、1,000〜200,000mPa・sであり、
頭皮、頭髪、皮膚に使用される、塗布用組成物。 - 粘性物中に溶解性ガスの気泡が分散している塗布用組成物であって、
前記粘性物は、粘性調整物が基材に溶解または分散されており、
25℃かつ大気圧下において、塗布用組成物1g中に溶解性ガスを含む気泡が0.02〜1.5ml分散しており、
前記溶解性ガスは、
亜酸化窒素ガスを含み、
水に対するオストワルド係数が0.5以上であり、
前記気泡の直径は、0.01〜10mmであり、
前記粘性物の25℃における粘度は、1,000〜200,000mPa・sであり、
頭皮、頭髪、皮膚に使用される、塗布用組成物。 - 請求項1または2記載の塗布用組成物が容器に充填された塗布製品。
- 請求項3記載の塗布製品の製造方法であって、
粘性物に溶解性ガスを大気圧以上の圧力下で溶解させる溶解工程と、
圧力を大気圧に戻し、粘性物に溶解した溶解性ガスの一部を気泡化させる気泡化工程とを有する塗布製品の製造方法。 - 前記気泡化工程を容器内で行う請求項4記載の製造方法。
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