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JP6279255B2 - 塗布用組成物および該塗布用組成物を用いた塗布製品 - Google Patents
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塗布用組成物および該塗布用組成物を用いた塗布製品 Download PDF

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本発明は、塗布用組成物に関する。さらに詳しくは、粘性物中に溶解性ガスの気泡が分散している塗布用組成物であって、塗布用組成物中に多量の小さな気泡が分散している塗布用組成物に関する。
従来、ジェル状の整髪料などの塗布用組成物は、外観的な美しさの向上を目的として組成物中に気泡を分散させ、透明なチューブ容器に充填した製品として市販されている。そして、このような製品の改良を目的として、塗布用組成物中に気泡を分散させる技術や分散した気泡を保持する技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には泡入り粘性物の製造方法であって、所定の多孔板を用いることで直径が1〜10mmの泡を安定した状態で均一に混入させることのできる泡入り粘性物の製造方法が記載されている。しかしながら、特許文献1には混入させる気泡を溶解性ガスの気泡とすることについては考慮されておらず、また多量の気泡を混入することについても考慮されていない。
特許文献2には機能性ジェルの製造方法であって、低粘性の溶液中に微細気泡を送り込み、その後、ゲル化剤の添加によりゲル化せしめることで内部に微細気泡を保持させる製造方法が記載されている。しかしながら、特許文献2の製造方法では水または低粘性の溶液にガスを送り込んだ後でゲル化剤を添加してゲル化させているため、ガスは溶液中に飽和溶解していない。よって、二酸化炭素などの溶解性ガスを用いて機能性ジェルを製造した場合、しばらく静置しておくと微細気泡が水または低粘性の溶液に溶解し、気泡が消えてしまうという問題がある。さらに、微細気泡はナノバブルや、マイクロバブルであり、外観的な美しさの向上という点では問題がある。また、多量の気泡を保持させることは困難という問題がある。
特許文献3には粘性組成物を充填する容器として、内容物が接触する部分の酸素透過量を所定の範囲とすることで、粘性組成物中に混入させた気泡の安定性を向上させることが記載されている。しかしながら、特許文献3には気泡を溶解性ガスの気泡とすること、および混入させる気泡の量については考慮されていない。
また、特許文献4には水と増粘剤とからなる粘性物に、二酸化炭素が非気泡状態で溶解した二酸化炭素外用組成物およびその製造方法が記載されているが、粘性物に二酸化炭素が溶解しているだけであり二酸化炭素が気泡として分散している組成物については考慮されていない。
特許第3270802号公報 特許第4672084号公報 特許第3243374号公報 国際公開第03/057228号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、粘性物中に溶解性ガスの小さな気泡が多量に分散しており、塗布用組成物の外観的な美しさの向上だけでなく、粘性物による効果および溶解性ガスの気泡による効果を有する塗布用組成物および塗布製品を提供することを目的とする。
本発明の塗布用組成物は、粘性物中に溶解性ガスの気泡が分散している塗布用組成物であって、25℃かつ大気圧下において、塗布用組成物1g中に溶解性ガスを含む気泡が0.02〜1.5ml分散していることを特徴とする。
前記気泡の直径が0.01〜10mmであることが好ましい。
前記粘性物中に溶解性ガスが飽和溶解していることが好ましい。
前記溶解性ガスが二酸化炭素ガスであることが好ましい。
前記溶解性ガスが亜酸化窒素ガスであることが好ましい。
前記粘性物の25℃における粘度が1,000〜200,000mPa・sであることが好ましい。
また、本発明は前記の塗布用組成物が容器に充填された塗布製品に関する。
さらに、本発明は前記塗布製品の製造方法であって、粘性物に溶解性ガスを大気圧以上の圧力下で溶解させる溶解工程と、圧力を大気圧に戻し、粘性物に溶解した溶解性ガスの一部を気泡化させる気泡化工程とを有することを特徴とする製造方法に関する。
前記気泡化工程を容器内で行うことが好ましい。
本発明によれば、粘性物中に溶解性ガスの小さな気泡が多量に分散しているため、外観的な美しさに優れるだけでなく、粘性物による効果および溶解性ガスの気泡による効果を有する塗布用組成物および塗布製品を提供することができる。
気泡の直径を0.01〜10mmとすることで、外観的な美しさに一層優れ、粘性物を塗り伸ばしやすい塗布用組成物を提供することができる。
粘性物中に溶解性ガスが飽和溶解していることで、気泡状態にある溶解性ガスによる効果と合わせて溶解性ガスの効果が最大限得られる塗布用組成物を提供することができる。
溶解性ガスとして二酸化炭素ガスを使用することにより、外観的な美しさ、粘性物による効果、ならびに二酸化炭素ガスによるマッサージ効果および血行促進効果を有する塗布用組成物を提供することができる。
溶解性ガスとして亜酸化窒素ガスを使用することにより、外観的な美しさ、粘性物による効果、ならびに粘性物に含まれる成分に影響されることなく気泡が安定して分散する塗布用組成物を提供することができる。
粘性物の25℃における粘度を1,000〜200,000mPa・sとすることで、静置状態における気泡の移動を防止し、安定して分散させることができるため、外観的な美しさに一層優れた塗布用組成物を提供することができる。
本発明の塗布製品は、溶解性ガスが気泡状態で分散した塗布用組成物を指先や手のひらなどにとって直接対象物に塗布することができるため、溶解性ガスの効果が得られやすい。
本発明の塗布製品の製造方法は、粘性物に溶解性ガスを大気圧以上の圧力で溶解させ、その後、圧力を大気圧に戻し、粘性物に溶解した溶解性ガスの一部を気泡化させることにより、溶解性ガスを粘性物中に容易に飽和溶解させることができ、さらに、均等な大きさの気泡を分散させやすい。
また気泡化工程を容器内で行うことにより、気泡が分散した塗布用組成物を容易に製造することができる。
図1(a)は本発明における二重構造のエアゾール容器の一例であり、内容器に粘性物が、内容器と外容器との間に溶解性ガスが充填された状態を示す断面図である。図1(b)は粘性物に内容器を透過した溶解性ガスが飽和溶解した状態を示す断面図である。図1(c)はエアゾール容器内の圧力を減圧して溶解性ガスを気泡として発生させた状態を示す断面図である。
本発明の塗布用組成物は粘性物中に溶解性ガスの気泡が分散している塗布用組成物であって、25℃かつ大気圧下において、塗布用組成物1g中に溶解性ガスを含む気泡が0.02〜1.5ml分散していることを特徴とする。
前記粘性物は、粘性調整剤を基剤に溶解または分散させることで調製することができる。
前記粘性調整剤としては、例えば、水溶性高分子や、固形油分、高粘度の油分などが挙げられる。
前記水溶性高分子としては、例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸などの微生物系多糖類;カルボキシビニルポリマー、(アクリル酸/イタコン酸ステアレス)コポリマー、(アクリル酸/イタコン酸セテス)コポリマー、(アクリル酸/アミノアクリレート/C10−30アルキルPEG−20イタコン酸)コポリマーなどのアクリル酸とイタコン酸エステルからなる共重合体などの架橋型アクリル系高分子;カラギーナン、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、ガラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプンなどの植物系多糖類;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース系高分子;ゼラチンなどが挙げられる。特に、粘性物中に分散している気泡を安定して保持できる点からは微生物系多糖類、架橋型アクリル系高分子を用いることが好ましく、発泡性が高く粘性物中に気泡を多量に含有させやすいという点からはセルロース系高分子、植物系多糖類を用いることが好ましい。
また、ゼラチンが溶解した粘性物は温度に依存して粘度が変化する特性、つまり高温で粘度が低く、低温では粘度が高いという特性を有する。そのため、水溶性高分子としてゼラチンを使用する場合は、粘性物の粘度が低く流動性を有する状態で後述する溶解工程および気泡化工程を行い、その後低温にして粘性物の粘度を高くすることで溶解性ガスの気泡の保持性を向上させることができる。
前記固形油分としては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコールなどの高級アルコール;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸などの脂肪酸;ワセリン、パラフィンなどの炭化水素;ミツロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウなどのロウ類;などが挙げられる。
また、前記高粘度の油分としては、25℃における粘度が100mPa・s以上のものが挙げられ、例えば、ジメチルポリシロキサン、流動パラフィンなどが挙げられる。
前記粘性調整剤の含有量は、粘性物中0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜15質量%がより好ましい。粘性調整剤の含有量が0.1質量%未満の場合は粘性物を増粘させる効果が得られにくく、粘性物中に溶解性ガスを気泡状態で保持しにくくなる傾向がある。また、20質量%を超える場合はべたつきやすくなり使用感が低下する傾向がある。
前記基剤は粘性物の主溶媒であり、溶解性ガスを溶解する、粘性物中に含有した粘性調整剤により粘度を調整し溶解性ガスの気泡を保持するなどの目的で用いられる。
前記基剤としては、例えば、水、アルコール類、液体油分などが挙げられる。
前記水としては、例えば、精製水、イオン交換水、海洋深層水などが挙げられる。
前記アルコール類としては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの炭素数が2〜3の1価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどの炭素数が2〜4の2価アルコール、グリセリン、ジグリセリンなどの炭素数が3〜6の3価アルコールなどが挙げられる。
前記アルコール類は水と特定の割合で含有する基剤とすることにより、当該基剤に対する溶解性ガスの溶解量が水に対する溶解性ガスの溶解量より低くなるため、後述する気泡化工程を行うことによって粘性物中に溶解している溶解性ガスを気泡化させた後に、溶解性ガスが粘性物中に再度溶解しにくく、気泡を安定に保持することができる。
アルコール類と水とを含有する場合の含有量比(質量比)は1/99〜90/10が好ましい。アルコール類として1価アルコールを含有する場合の1価アルコールと水との含有量比は1/99〜40/60が好ましく、5/95〜35/65がより好ましい。アルコール類として2価アルコールを含有する場合の2価アルコールと水の含有量比が1/99〜90/10が好ましく、5/95〜80/20がより好ましい。
前記液体油分としては、25℃における粘度が100mPa・s未満のものが挙げられ、例えば、ノルマルヘキサン、イソヘキサン、ケロシン、流動パラフィン、スクワレン、スクワラン、軽質イソパラフィンなどの炭化水素油;アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチル、コハク酸ジオクチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸PPG−3ベンジルエーテル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシルなどのエステル油;メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル;オレイン酸、イソステアリン酸などの液体脂肪酸;オレイルアルコールなどの液体の高級アルコール;アボガド油、ツバキ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、マカダミアナッツ油、シア脂、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、胚芽油、ヤシ油、バーム油、メドフォーム油などの油脂;などが挙げられる。
前記基剤の含有量は、粘性物中70〜99.5質量%が好ましく、75〜99.0質量%がより好ましい。基剤の含有量が70質量%未満の場合は溶解性ガスの溶解量が少なくなる傾向がある。また、99.5質量%を超える場合は他の成分を含有しにくくなる傾向がある。
また、粘性物の性能や目的などに応じて、種々の有効成分、界面活性剤、pH調整剤、粉体などを含有させることができる。
前記有効成分としては、例えば、ポリビニルアルコール、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー、ビニルピロリドン/N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、(アクリル酸オクチルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー、N−ビニルピロリドン/メタクリルアミド/N−ビニルイミダゾール共重合体、(ジメチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマーなどのスタイリング用樹脂;トウガラシチンキ、アセチルコリン、センブリエキス、ヨウ化ニンニクエキス、イチョウエキス、センブリ抽出エキス、オトギリソウエキス、ミノキシジル、塩化カルプロニウム、スピロノラクトン、ビタミンB6塩酸塩、γ−オリザノール、サークレチン、クロマカリム、セファランチン、ニコランジル、DL−α−トコフェロール、D−α−トコフェロール、酢酸DL−α−トコフェロール、酢酸D−α−トコフェロール、ニコチン酸、DL−α−トコフェロールニコチン酸エステル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、ピナシジル血行促進剤;コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチン、尿素などの保湿剤;アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤などの洗浄剤;カチオン性界面活性剤、シリコーン誘導体などのトリートメント剤;パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、パラクロルメタクレゾールなどの殺菌・防腐剤;パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチルなどの紫外線吸収剤;グリシン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸;レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチンなどのビタミン類;アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどの酸化防止剤;シャクヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などの各種抽出液;ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチルなどの消臭・防臭剤;l−メントール、カンフルなどの清涼剤;クロロヒドロキシアルミニウムなどの制汗剤;酸化亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン酸、クエン酸、乳酸などの収斂剤;アラントイン、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アズレンなどの抗炎症剤;N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)、カプリル酸ジエチルアミド、ハーブエキスなどの害虫忌避剤;サリチル酸メチル、インドメタシン、ピロキシカム、フェルビナク、ケトプロフェンなどの消炎鎮痛剤;クロタミトン、d−カンフルなどの鎮痒剤;塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、リドカイン、塩酸リドカインなどの局所麻酔剤;ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェミラミンなどの抗ヒスタミン剤;合成香料、天然香料などの香料;などが挙げられる。
前記有効成分を含有する場合の含有量は、粘性物中0.01〜25質量%が好ましく、0.10〜20質量%がより好ましい。有効成分の含有量が0.01質量%未満の場合は有効成分濃度が低く所望の効果が得られにくくなる傾向がある。また、25質量%を超える場合は有効成分濃度が高くなりすぎて含有する有効成分によっては人体に悪影響を及ぼす恐れがある。
前記界面活性剤は、気泡を発生しやすくする、気泡を分散させる、洗浄効果を得るなどの目的で用いられる。
前記界面活性剤としては、例えば、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、天然界面活性剤、アミノ酸系界面活性剤などが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEと示す)モノラウレート、POEモノステアレート、POEモノオレエートなどのポリオキシエチレン脂肪酸エステル、POEソルビタンモノラウレート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノオレエートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリルモノステアレート、POEグリセリルモノオレエートなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットテトラステアレート、POEソルビットテトラオレエートなどのポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEイソセチルエーテル、POEイソステアリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPと示す)セチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテルなどのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、デカグリセリルモノラウレート、デカグリセリルモノミリステート、デカグリセリルモノステアレート、デカグリセリルモノオレエート、デカグリセリルジオレエート、ヘキサグリセリルモノラウレート、ヘキサグリセリルモノステアレート、ヘキサグリセリルモノオレエートなどのポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラウリン酸PEG、ステアリン酸PEG、オレイン酸PEG、ジステアリン酸PEG、ジイソステアリン酸PEGなどのポリエチレングリコール脂肪酸エステルなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアンモニウム塩、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどのアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムなどのジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウムなどのアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩などのアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどが挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシルメチルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウムなどの脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウムなどの高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウムなどのN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウムなどの高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸などのリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウムなどの高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油などの硫酸化油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウムなどが挙げられる。
両性型界面活性剤としては、例えば、酢酸ベタイン、イミダゾリウムベタイン、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩などのイミダゾリン系両性型界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタインなどのベタイン系両性型界面活性剤などが挙げられる。
シリコーン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体などが挙げられる。
天然界面活性剤としては、例えば、レシチン、サポニン、大豆リン脂質、大豆リゾリン脂質液などが挙げられる。
アミノ酸系界面活性剤としては、例えば、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウムおよびN−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、N−ステアロイル−L−グルタミン酸などのN−アシルグルタミン酸、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムなどのN−アシルグリシン塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニントリエタノールアミンなどのN−アシルアラニン塩などが挙げられる。
前記界面活性剤を含有する場合の含有量は、粘性物中0.05〜20質量%が好ましく、0.1〜15質量%がより好ましい。前記界面活性剤の含有量が0.05質量%未満の場合は界面活性剤を含有する効果が得られない傾向がある。また、20質量%を超える場合はべたつきやすくなり使用感が低下する傾向がある。
前記pH調整剤は、カルボキシビニルポリマーなどの架橋型アクリル系高分子を含有する場合は水性基剤のpHを調整して増粘させ粘性物を調製する、脂肪酸を含有する場合は脂肪酸をケン化して脂肪酸石鹸にする、水に溶解しないスタイリング用樹脂を含有する場合は中和して水溶性を付与する、溶媒に溶解しにくい有効成分を溶解しやすくするなどの目的で用いられる。
前記pH調整剤としては、例えば、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、モノエタノールアミン(MEA)、ジイソプロパノールアミン(DIPA)、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール(AMPD)などの有機アルカリ;水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウムなどの無機アルカリ;クエン酸、グリコール酸、乳酸、リン酸などの有機酸;塩酸などの無機酸;などが挙げられる。
前記pH調整剤を含有する場合の含有量としては、粘性物のpHが5〜9、さらには6〜8となる量であることが好ましい。前記架橋型アクリル系高分子を含有する場合で粘性物のpHが5未満の場合は、架橋型アクリル系高分子の架橋が不充分となり粘性物の粘度が高くなりにくくなる傾向がある。また、pHが9以上の場合は皮膚への刺激が生じやすくなる傾向、さらに容器を腐蝕しやすくなる傾向がある。
前記粉末は、気泡を発生しやすくする起泡剤、有効成分を担持する担体、保護剤、付着剤、固体潤滑剤などの目的で用いられる。
前記粉末としては、例えば、タルク、酸化亜鉛、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、マイカ、ゼオライト、セラミックパウダー、窒化ホウ素などが挙げられる。
前記粉体を含有する場合の含有量は、粘性物中0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。粉体の含有量が0.1質量%未満の場合は粉体を含有する効果が得られにくくなる傾向がある。また、10質量%を超える場合は粘性物中で均一に分散しにくくなる傾向がある。
本発明に用いられる粘性物は、粘性調整剤を水などの基剤に溶解または分散させて調製することができる。また必要に応じて含有される有効成分などを水やアルコールに溶解させて調製することができる。なお、粘性物には粉体を分散させてもよい。
前記粘性物の25℃における粘度は、1,000〜200,000mPa・sが好ましく、5,000〜180,000mPa・sがより好ましい。粘性物の粘度が1,000mPa・s未満の場合は粘性物中に溶解性ガスを含む気泡が保持されにくくなる傾向がある。また、200,000mPa・sを超える場合は容器から取り出しにくくなるなど、取り扱いが困難となる傾向がある。
本発明の塗布用組成物は、溶解性ガスを含む気泡を粘性物中に多量に分散、保持していることから外観的な美しさに優れている。この塗布用組成物は、粘性物による効果だけではなく、溶解性ガスによる効果を有する。さらに、気泡の存在により粘性物を塗布面で塗り伸ばしやすくなる。
本発明における溶解性ガスとは、溶媒への溶解量が多いガス(例えば、水に対するオストワルド係数が0.5以上である)であり、例えば、二酸化炭素ガス(オストワルド係数:0.83)、亜酸化窒素ガス(オストワルド係数:0.59)、およびこれらの混合ガスなどが挙げられる。なかでもpH調整剤などの配合成分に関係なく、溶解性ガスの気泡が粘性物中で安定した大きさで分散するという点からは亜酸化窒素ガスが好ましく、マッサージ効果および血行促進効果が得られるという点からは二酸化炭素ガスが好ましい。
なお、前記溶解性ガスとともに溶媒への溶解量が少ない低溶解性ガス(例えば、水に対するオストワルド係数が0.5未満である)を用いてもよい。低溶解性ガスとしては例えば、窒素ガス(オストワルド係数:0.014)、酸素ガス(オストワルド係数:0.028)、空気(オストワルド係数:0.017)などがあげられる。低溶解性ガスを併用することにより、ガスの粘性物への溶解量を調整し、気泡の大きさや安定性をコントロールすることができる。低溶解性ガスを併用する場合の含有量は、溶解性ガスの効果を充分に得るという点から、分散させるガス中に70質量%以下であることが好ましく、60質量%以下であることがより好ましい。
塗布用組成物1g中の溶解性ガスを含む気泡の分散量は、0.02〜1.5mlであり、0.03〜1.2mlが好ましく、0.05〜1.0mlがより好ましい。塗布用組成物1g中の分散量が0.02ml未満の場合は塗り伸ばしやすさなどの使用感の向上効果や、溶解性ガス自体の効果が得られにくくなる傾向がある。また、1.5mlを超える場合は、塗布用組成物中の気泡が大きく粘性物の割合が少なくなるため、粘性物の効果が得られにくく、また塗布時に気泡が自然に割れやすくなるため、使用感の向上効果や溶解性ガス自体の効果が得られにくくなる傾向がある。
本発明における塗布用組成物1g中の溶解性ガスを含む気泡の分散量は25℃かつ大気圧下において測定したものとする。この分散量(Vml)は、粘性物のみ(溶解性ガスを分散させる前)1gあたりの体積をXmlとし、溶解性ガスを含む気泡を分散させた粘性物(塗布用組成物)1gあたりの体積をYmlとすると、分散した溶解性ガスの質量は無視できるほど小さいことから、
式:Y−X=V
により求めることができる。
粘性物中に分散した溶解性ガスを含む気泡の直径は、0.01〜10mmが好ましく、0.05〜8mmがより好ましい。気泡の直径が0.01mm未満の場合は塗り伸ばしやすさなどの使用感の向上効果や、溶解性ガス自体の効果が得られにくくなる傾向がある。また、直径が10mmを超える場合は塗布時に気泡が自然に割れやすくなるため、使用感の向上効果や溶解性ガス自体の効果が得られにくくなる傾向がある。なお、前記気泡の形状としては特に限定されず、真球に近い球状であっても、回転楕円体に近い形状であってもよいが、本発明における気泡の直径は、気泡の最大直径とする。
本発明の塗布用組成物の製造方法としては、特に限定されず公知の方法を採用することもできるが、より効率的に粘性物中に溶解性ガスの気泡を小さく多量に分散させることができることから、大気圧以上の高圧条件下または低温条件下で粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程、そして減圧または昇温により溶解した溶解性ガスを気泡化させる気泡化工程を含む製造方法とすることが好ましい。また、この製造方法で得られる塗布用組成物は、他の方法で製造されたものに比べ、分散した溶解性ガスの気泡がより真球に近く小さな気泡になるという特徴を有しており、外観的な美しさが一層優れるという点からも好ましい。
高圧条件下で粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程としては、溶解させる所望の溶解性ガスを充満させて高圧条件とした圧力タンク内に粘性物を導入し、または粘性物を導入した後、圧力タンク内に所望の溶解性ガスを充満させることで高圧条件とし、その後、ミキサーによる攪拌や多孔質体を用いて粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程とすることができる。さらに、粘性物を冷却しながら溶解性ガスを溶解させてもよい。また、溶解工程を行なう前に、圧力タンク内の空気をバキュームして減圧し、粘性物を調製したときに含まれる空気の気泡や溶解している空気を排出する脱気工程を行うことで、粘性物中に効率よく溶解性ガスのみを溶解させることができる。
液体(粘性物)に対する溶解性ガスの溶解度は圧力に依存し、高圧条件ほど溶解度が高くなることから、高圧条件下で粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程を行うことにより、大気圧条件下における飽和溶解量以上の多量の溶解性ガスを粘性物中に溶解させることができる。そのため、得られた塗布用組成物を大気圧条件にするなどの減圧により、粘性物に対する溶解性ガスの飽和溶解量を低下させることで、減圧後の飽和溶解量を超えて溶解している溶解性ガスを気泡として発生(気泡化)させる気泡化工程とすることができる。なお、減圧後の粘性物中には溶解性ガスが飽和溶解した状態となる。また、発生する気泡の大きさや量は溶解工程における圧力や温度の調整、すなわち溶解性ガスの溶解量を調整することでコントロールすることができる。さらに、高圧条件下で溶解性ガスを粘性物中に分散させておくことで減圧により膨張させて、所望の大きさの気泡とすることができる。
前記溶解工程における圧力条件は、大気圧(0.1MPa)よりも0.01〜1.0MPa高い圧力条件が好ましく、0.03〜0.8MPa高い圧力条件がより好ましい。大気圧との差が0.01MPa未満の場合は圧力差が小さく、溶解性ガスを速く溶解させる効果、減圧して気泡化させる効果が得られにくくなる傾向がある。また、大気圧との差が1.0MPaを超える場合は気泡が粗くなり、塗布しにくくなる傾向がある。
ここで、水溶性高分子としてゼラチンを含有する粘性物を使用する場合は、当該粘性物が流動性を有する状態で前記溶解工程を行うことにより、溶解性ガスを粘性物中に溶解させやすくすることができる。そして、前記の場合と同様に減圧による気泡化工程を行うことで、減圧後に飽和溶解量を超えて溶解している溶解性ガスを気泡として発生(気泡化)させることができる。なお、溶解工程により得られた塗布用組成物(ゼラチン含有)は、流動性がない状態で気泡化工程を行なっても良いが、気泡化しやすい点から流動性のある状態で気泡化工程を行うことが好ましい。また、気泡化工程の前に低温状態で保存するなどにより粘性物の粘度が高くなった場合は加温して流動性を有する状態に戻した後に気泡化工程を行なっても良い。さらに、粘性物が流動性を有する状態で気泡化工程を行なった後に、得られた塗布用組成物を低温にして粘性物の粘度を高くすることで気泡の保持性を向上させることができる。
また、低温条件下で粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程としては、低温にした粘性物に対し、ミキサーによる攪拌や多孔質体を用いて溶解性ガスを溶解させる溶解工程とすることができる。
液体(粘性物)に対する溶解性ガスの溶解度は温度に依存し、低温条件ほど溶解度が高くなることから、常温(25℃)よりも低温条件下で粘性物に溶解性ガスを溶解させる工程を行うことにより、25℃における飽和溶解量以上の多量の溶解性ガスを粘性物中に溶解させることができる。そのため、得られた塗布用組成物を常温にするなどの昇温により、粘性物に対する溶解性ガスの飽和溶解量を低下させることで、昇温後の飽和溶解量を超えて溶解している溶解性ガスを気泡として発生(気泡化)させる気泡化工程とすることができる。なお、この場合も昇温後の粘性物中には溶解性ガスが飽和溶解した状態となる。また、低温条件下で分散した溶解性ガスも昇温により膨張させることで所望の大きさの気泡とすることができる。
前記溶解工程における低温条件は、0〜15℃が好ましく、1〜10℃がより好ましい。0℃未満の場合は粘性物が凝固したり、粘性物の粘度が高くなったり、溶解性ガスが溶解しにくくなる傾向がある。また、15℃を超える場合は、溶解性ガスを速く溶解させる効果、昇温して気泡化させる効果が得られにくくなる傾向がある。
なお、いずれの溶解工程においても、その溶解工程の後、粘性物に溶解せずタンク内等の気相に残留している溶解性ガスを含む気体を、粘性物中に微細な気泡として分散させてから気泡化工程を行うことにより、この気泡が核となって気泡化工程で新たな気泡が発生しやすくなり、粘性物中に微細な気泡を多量に分散させることができる。
本発明の塗布製品は前記の塗布用組成物を容器に充填することで製造することができる。容器の形状としては特に限定されないが、チューブ容器、パウチ容器、樹脂ボトル、ジャー容器、エアゾール容器などが挙げられ、塗布製品の用途や目的に応じて適宜選択することができる。また、内容物である本願発明の塗布用組成物は、粘性物中に分散している溶解性ガスを含む気泡により外観的な美しさを演出することができることから、外部から内容物が視認できる透光性を有する容器とすることが好ましい。ここで透光性を有する容器としては、例えば、ガラス製、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンなどの合成樹脂製の容器などが挙げられる。なお、これら容器には弁を設けても良い。
前述の高圧条件下または低温条件下で粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程、および、減圧または昇温により溶解した溶解性ガスを気泡化させる気泡化工程を含む製造方法により得られた塗布用組成物は、気泡化工程の後に容器に充填することで塗布製品とすることもできる。
また、高圧条件下で溶解性ガスを溶解させる溶解工程を含む製造方法の場合は、溶解性ガスを溶解させた塗布用組成物を高圧条件下で耐圧容器などの密封可能な弁付きの容器に充填することで、使用時に弁を開封することにより容器内部の圧力が低下し、塗布用組成物中の溶解性ガスが気泡化するという動きのある美しさを演出することが可能となる。なお、この場合は使用時の開封が減圧により溶解した溶解性ガスを気泡化させる気泡化工程となる。また、耐圧性を有する容器(エアゾール容器など)に充填する場合、該容器内で溶解工程および気泡化工程をひとつの容器内で行なうことができる。ここで、使用時に内部の圧力を低下させることのできる容器としては、耐圧性を有する容器に外部から開閉操作可能な弁を装着したものが挙げられる。
前記耐圧性を有する容器の材質としてはアルミニウムやブリキなどの金属、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂、ガラスなどがあげられる。また、これらの耐圧を有する容器内に内袋を挿入し、耐圧を有する外容器と可撓性を有する内容器(容積可変の内容器)の二重構造のエアゾール容器としても良い。これらのエアゾール容器は塗布用組成物の性質や用途に応じて適宜選択することができる。充填した塗布用組成物を全て吐出しやすいという点からは容積可変の内容器と外容器とを有する二重構造のエアゾール容器が好ましい。
前記二重構造のエアゾール容器の外容器としては、円盤状のアルミニウムをインパクト成型や絞り・しごき加工などで有底筒状に成型した1ピースタイプの金属容器、ブリキなどの金属板を円筒状にして溶接し、その上下開口に目金部と底部とを巻き締めた3ピースタイプの金属容器、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂を用いて2軸延伸ブロー成型などにより有底筒状に成型した樹脂容器、ガラス製の容器など、耐圧性を有する容器が挙げられる。前述のように、外部から内容物が視認できる透光性を有する容器とすることが好ましい。
また、前記容積可変の内容器としては、可撓性を有するポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EvOH)、ナイロン(NY)などの合成樹脂を用いてダイレクトブロー成型などにより有底筒状に成型され、前記合成樹脂の単層構造あるいはPE/EvOH/PE、PE/NY/PEなどの積層構造のものとすることができる。また、1枚または複数枚のシートを溶着または貼着しパウチタイプの袋としてもよい。当該シートとしてはポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、エバールなどの合成樹脂シートがあげられる。なかでも、粘性物を内容器内に充填し、溶解性ガスを内容器と外容器との間に充填し、内容器から溶解性ガスを透過させて粘性物に溶解させる場合は、ポリエチエン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレートなどの溶解性ガスの透過性が高い(透過しやすい)合成樹脂製の単層構造の内容器を用いることが好ましい。
エアゾール容器内で溶解工程および気泡化工程を行う製造方法について説明する。
エアゾール容器を用いて粘性物と溶解性ガスとを容器内に充填する場合の溶解工程は、粘性物と溶解性ガスとを充填した容器内の平衡圧力を前述の圧力条件とし、粘性物に溶解性ガスを溶解させる工程とすることができる。また、気泡化工程は外部から開閉操作可能な弁(エアゾールバルブ)を開放することで容器内を減圧する工程とすることができる。
次に、二重構造のエアゾール容器を用い、粘性物は内容器内に充填し、溶解性ガスは内容器と外容器との間に充填する場合の製造方法について、添付の図面を参照して説明するが、この態様に限定されるものではない。
この製造方法は充填工程、溶解工程および気泡化工程を含む。充填工程は、粘性物を内容器2内に充填した後、外容器1と内容器2との間の空間に溶解性ガス5を充填し、エアゾールバルブ3で外容器1の開口部を固着する工程とすることができる(図1(a))。溶解工程としては、所定の時間、静置や振とうすることで外容器1と内容器2の間の空間にある溶解性ガスを内容器2内へ透過させ、内容器2内の粘性物4に溶解性ガスを飽和溶解させる溶解工程とすることができる(図1(b))。ここで、充填された溶解性ガスは内容器を透過し、内容器内および内容器と外容器との間が平衡圧力となるので、この平衡圧力が前述の圧力条件となるように溶解性ガスを充填することが好ましい。そして、内容器2内の気相部6に残存している溶解性ガスを容器を上下に振とうするなどして粘性物に分散させた後、外部から開閉操作可能な弁(エアゾールバルブ3)を開放することで内容器内の圧力を減圧して飽和溶解量を下げ、粘性物中に溶解していた溶解性ガスを気泡7として発生させる気泡化工程を行うことができる(図1(c))。
なお、前述の充填工程において、内容器内に粘性物を充填せずに、外容器と内容器との間の空間に溶解性ガスを充填し、外容器の開口部をエアゾールバルブで固着し、次いで、エアゾールバルブを開放して内容器内の空気を排出した後に、エアゾールバルブより粘性物を充填することにより、効率良く溶解性ガスのみを粘性物に溶解させることができる。
一方、低温条件下で溶解させる溶解工程により得られた塗布用組成物の場合は、使用するまで低温条件を維持し、使用時に温度を上昇させることで塗布用組成物中の溶解性ガスが気泡化するという動きのある美しさを演出することが可能となる。なお、この場合は使用時に温度を上昇させることが昇温により溶解した溶解性ガスを気泡化させる気泡化工程となる。
本発明の塗布製品は、外観的な美しさの向上だけでなく、粘性物による効果および溶解性ガスの気泡による効果を有する塗布製品であることから、整髪料、シャンプー、コンディショナー、クレンジング、育毛剤などの頭皮・頭髪用製品、消炎鎮痛剤、鎮痒剤、制汗剤、収斂剤、保湿剤、ほてり止めなど、皮膚に使用する製品などに好適に用いることができる。
以下、実施例によって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
評価方法を下記に示す。
<粘性物の粘度>
調製した粘性物を25℃に調整し、B型粘度計(型式BL、東京計器工業(株)製)を用いて粘度を測定した。
<減圧時の気泡化>
高圧条件を経て塗布製品を製造する工程中の気泡化工程において塗布用組成物中に発生した気泡の有無を確認、次の基準で評価した。
○:均一な大きさの気泡が発生した。
△:気泡は発生したが、大きさが不均一であった。
×:気泡が発生しなかった。
<昇温時の気泡化>
低温条件を経て塗布製品を製造する工程中の気泡化工程において塗布用組成物中に発生した気泡の有無を確認し、次の基準で評価した。
○:均一な大きさの気泡が発生した。
△:気泡は発生したが、大きさが不均一であった。
×:気泡が発生しなかった。
<気泡の分散量>
試験用塗布製品を25℃に調整し、塗布用組成物を容積25mlの半球状のガラス容器に取り出し、塗布用組成物をすりきって質量を測定し、25(ml)をその質量(g)で除することで当該塗布用組成物1gあたりの体積(ml)を算出した。そして、あらかじめ算出しておいた粘性物のみ1gあたりの体積(ml)との差を気泡の分散量とした。
<気泡の直径>
試験用塗布製品を25℃に調整し、塗布用組成物中に分散した溶解性ガスを含む気泡から任意に選択された5個の気泡の直径を測定し、その平均値を気泡の直径とし、次の基準で評価した。
○ :0.01〜10mmであった。
×1:0.01mm未満であった。
×2:10mmよりも大きかった。
<塗り伸ばし易さ>
試験用塗布製品から塗布用組成物を取り出し、皮膚上に塗布し、指で塗り伸ばしたときの状態を評価した。
○:抵抗を感じることなく、なめらかに伸びた。
×:途中で抵抗を感じ、伸ばしにくかった。
<気泡の保持性>
試験用塗布製品を、25℃に設定した恒温室に3日間静置し、気泡の状態を次の基準で評価した。
○:塗布製品全体に気泡が分散していた。
△:気泡は存在するが容器上部に集まっていた。
×:気泡が消失した。
実施例1〜15、比較例1〜4(高圧条件)
表1に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した。
1.得られた粘性物を圧力タンク内に導入する工程
2.圧力タンク内の空気をバキュームして大気圧(0.1MPa(絶対圧))から0.01MPa(絶対圧)に減圧し、粘性物に含まれる空気の気泡を排出する脱気工程
3.圧力タンク内に溶解性ガスを導入し、圧力タンク内で混合し粘性物に溶解性ガスを溶解させ、圧力タンク内が所定の圧力となるように加圧する溶解工程
4.圧力タンク内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、圧力タンク内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、圧力タンク内の圧力を大気圧に減圧することにより溶解性ガスを気泡として発生させる気泡化工程
6.前述の工程により得られた塗布用組成物をチューブ容器に充填する工程
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時の圧力タンク内の圧力と大気圧との差(溶解時圧力)を表2および表3に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表2および表3に示す。また、実施例3、4および比較例2の試験用塗布製品の外観を、気泡の直径測定のために用いた定規(最小目盛:1mm)とともに撮影した写真を表4に示す。
実施例16〜23、比較例5〜8(低温条件)
表1に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した。
1.得られた粘性物を密封タンク内に導入する工程
2.密封タンク内の空気をバキュームして大気圧(0.1MPa(絶対圧))から0.01MPa(絶対圧)に減圧し、粘性物に含まれる空気の気泡を排出する脱気工程
3.粘性物を低温(5℃)に調整した後に溶解性ガスを大気圧まで導入し、密封タンク内で混合し粘性物に溶解性ガスを溶解させる溶解工程
4.密封タンク内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、密封タンク内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、密封タンク内の温度を上げ、溶解していた溶解性ガスを気泡化させる気泡化工程
6.前述の工程により得られた塗布用組成物をチューブ容器に充填する工程
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時の温度(溶解時温度)、および気泡化させた時の温度(気泡化時温度)を表5に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表5に示す。
表4に示す写真からわかるように、実施例3は0.5〜2mm程度の直径を有する気泡が均一に分散しており、実施例4は0.1〜1mm程度の直径を有する気泡が均一に分散しているのに対し、比較例2は圧力タンク内で気泡を分散させた際の大きな気泡と、減圧した際に発生した非常に小さな気泡とが不均一に分散していた。
実施例24〜31、比較例9〜12(高圧条件、チューブ容器使用、ゼラチン含有)
表6に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した。
1.得られた粘性物を所定の温度とし、流動性を有する状態で圧力タンク内に導入する工程
2.圧力タンク内の空気をバキュームして大気圧(0.1MPa(絶対圧))から0.01MPa(絶対圧)に減圧し、粘性物に含まれる空気の気泡を排出する脱気工程
3.圧力タンク内に溶解性ガスを導入し、圧力タンク内で混合し粘性物に溶解性ガスを溶解させ、圧力タンク内が所定の圧力となるように加圧する溶解工程
4.圧力タンク内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、圧力タンク内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、圧力タンク内の圧力を大気圧に減圧することにより溶解性ガスを気泡として発生させる気泡化工程
6.前述の工程により得られた塗布用組成物をチューブ容器に充填する工程
7.塗布用組成物を充填したチューブを低温(5℃)に1時間静置し、気泡の保持力を向上させる工程
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時の圧力タンク内の圧力と大気圧との差(溶解時圧力)および粘性物の温度を表7に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表7に示す。
実施例32〜35、比較例13〜16(高圧条件、エアゾール容器使用、ゼラチン含有)
表6に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、下記工程により試験用塗布製品を製造した(図1参照)。
1.得られた粘性物を外容器と内容器とを有する二重構造のエアゾール容器の内容器に充填する工程
2.外容器と内容器との間の空間に溶解性ガスを充填し、エアゾールバルブで外容器の開口部を固着する工程(図1(a))
3.40℃で3日間静置し、粘性物に内容器を透過した溶解性ガスを溶解させる溶解工程(図1(b))
4.内容器内で溶解性ガスを飽和溶解させた後に、内容器内の気相部に残存している溶解性ガスを粘性物に分散させる工程
5.粘性物に気泡を分散させた後に、エアゾール容器内の圧力を減圧することにより溶解性ガスを気泡として発生させる気泡化工程(図1(c))
なお、使用した粘性物、溶解性ガス、ガスを溶解させた時のエアゾール容器内の圧力と大気圧との差(溶解時圧力)および粘性物の温度を表8に示す。そして得られた粘性物および試験用塗布製品について上記の評価を行った。評価結果を表8に示す。
実施例36〜39、比較例17〜20(高圧条件)
表9に示す処方に従って各粘性物を調製した。さらに、実施例1と同様の工程により試験用塗布製品を製造した。評価結果を表10に示す。
処方例1 シェービングジェル
下記の粘性物を調製し、実施例1の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
<粘性物>
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル(*6) 1.0
カルボキシビニルポリマー(*3) 1.0
トリエタノールアミン 0.5
プロピレングリコール 3.0
ソルビトール 2.0
l−メントール 0.2
ヒアルロン酸 0.01
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
メチルパラベン 0.1
エタノール 10.0
精製水 81.99
合計(質量部) 100.0
*6:BC−20(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
処方例2 整髪料
下記の粘性物を調製し、実施例2の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
<粘性物>
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(*7) 1.0
パラフィン 1.0
ワセリン 2.0
ステアリン酸 1.0
トリエタノールアミン 1.5
プロピレングリコール 3.0
ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(*8) 3.0
メチルパラベン 0.1
精製水 87.4
合計(質量部) 100.0
*7:HCO−60(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
*8:PVA−4650(商品名)、大阪有機化学工業社製
処方例3 ボディクリーム
下記の粘性物を調製し、実施例16の試験用塗布製品と同じ製造条件(低温条件、溶解性ガス、溶解時温度、気泡化時温度等)により塗布製品を製造した。
<粘性物>
ポリオキシエチレン(4)ステアリルエーテル(*9) 1.0
ステアリルアルコール 2.0
スクワラン 2.0
カルボキシビニルポリマー(*3) 1.5
水酸化ナトリウム 0.1
グリセリン 3.0
メチルパラベン 0.1
精製水 90.3
合計(質量部) 100.0
*9:BS−4(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
処方例4 シャンプー
下記の粘性物を調製し、実施例1の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
<粘性物>
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム(*10) 5.0
モノラウリン酸デカグリセリル(*11) 5.0
ラウリル硫酸ナトリウム(*12) 2.0
カルボキシビニルポリマー(*3) 1.0
カラギーナン(*4) 0.5
トリエタノールアミン 0.5
プロピレングリコール 3.0
メチルパラベン 0.1
トウガラシチンキ 0.5
l−メントール 0.1
香料 0.1
エタノール 10.0
精製水 72.2
合計(質量部) 100.0
*10:アミソフトCS−11(商品名)、味の素株式会社製
*11:サンソフトM−12J(商品名)、太陽化学株式会社製
*12:SLS(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
処方例5 保湿乳液
下記の粘性物を調製し、実施例1の試験用塗布製品と同じ製造条件(高圧条件、溶解性ガス、溶解時圧力等)により塗布製品を製造した。
<粘性物>
ポリオキシエチレンモノステアレート(*13) 1.0
キサンタンガム(*2) 1.5
ベヘニルアルコール 1.0
メドフォーム油 1.0
プロピレングリコール 3.0
グリセリン 2.0
ヒアルロン酸 0.01
メチルパラベン 0.1
精製水 90.39
合計(質量部) 100.0
*13:TS−10V(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
得られた処方例1〜5の塗布製品について、実施例および比較例と同様に上記の評価を行った。評価結果を表11に示す。
1 外容器
2 内容器
3 エアゾールバルブ
4 粘性物
5 溶解性ガス
6 気相部
7 溶解性ガスの気泡

Claims (5)

  1. 粘性物中に溶解性ガスの気泡が分散している塗布用組成物であって、
    前記粘性物は、粘性調整物が基材に溶解または分散されており、
    25℃かつ大気圧下において、塗布用組成物1g中に溶解性ガスを含む気泡が0.02〜1.1ml分散しており、
    前記溶解性ガスは、
    二酸化炭素ガスを含み、
    水に対するオストワルド係数が0.5以上であり、
    前記粘性物中に飽和溶解しており、
    前記気泡の直径は、0.01〜10mmであり、
    前記粘性物の25℃における粘度は、1,000〜200,000mPa・sであり、
    頭皮、頭髪、皮膚に使用される、塗布用組成物。
  2. 粘性物中に溶解性ガスの気泡が分散している塗布用組成物であって、
    前記粘性物は、粘性調整物が基材に溶解または分散されており、
    25℃かつ大気圧下において、塗布用組成物1g中に溶解性ガスを含む気泡が0.02〜1.5ml分散しており、
    前記溶解性ガスは、
    亜酸化窒素ガスを含み、
    水に対するオストワルド係数が0.5以上であり、
    前記気泡の直径は、0.01〜10mmであり、
    前記粘性物の25℃における粘度は、1,000〜200,000mPa・sであり、
    頭皮、頭髪、皮膚に使用される、塗布用組成物。
  3. 請求項1または2記載の塗布用組成物が容器に充填された塗布製品。
  4. 請求項記載の塗布製品の製造方法であって、
    粘性物に溶解性ガスを大気圧以上の圧力下で溶解させる溶解工程と、
    圧力を大気圧に戻し、粘性物に溶解した溶解性ガスの一部を気泡化させる気泡化工程とを有する塗布製品の製造方法。
  5. 前記気泡化工程を容器内で行う請求項記載の製造方法。
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