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JP6280469B2 - 乗りかご及びエレベータ装置 - Google Patents
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JP6280469B2 - 乗りかご及びエレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗りかご及びエレベータ装置に関する。
エレベータ装置は、昇降路内に配置されており、乗客が搭乗する乗りかごと、乗りかごを昇降させる巻上機等を備えている。エレベータ装置の乗りかごとしては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された乗りかごは、乗客が搭乗する空間内の気圧を制御する気圧制御装置を有し、外側パネルと、内側パネルと、通気手段と、を備えている。
外側パネルは、乗りかごを気密に形成している。内側パネルは、外側パネルに対して隙間を開けて乗りかごの内部に配設され、乗客が搭乗する空間の内壁面のうち少なくとも側壁面を形成している。通気手段は、内側パネルと外側パネルとの間の隙間空間と乗客が搭乗する空間とを通気している。
特開2002−96983号公報
しかし、特許文献1に記載された乗りかごは、外側パネルの上端を天井に固定し、外側パネルの下端をかご床に固定している。また、内側パネルの上端を天井に固定し、内側パネルの下端をかご床に固定している。そのため、かご床に載った状態で、外側パネル及び下側パネルに天井を取り付けることが難しかった。
例えば、外側パネルの下部をかご床に固定し、その後、外側パネルの上部を天井に固定すると、外側パネル、天井及びかご床で囲まれた空間内(以下、「外側パネル空間内」と言う)に、内側パネルを搬入する作業が煩雑になる。また、外側パネル空間内に内側パネルを搬入できたとしても、その内側パネルを外側パネルとの間に隙間を形成した状態で直立させようとすると、内側パネルの上部と天井が干渉してしまう。
したがって、外側パネルと内側パネルの下部をかご床に固定してから、外側パネルと内側パネルの上部に天井を固定することが一般的である。しかし、その場合は、外側パネルの上部と天井を固定する作業は、かご床の外側で行うことになる。したがって、特許文献1に記載された乗りかごを組み立てる場合には、昇降路内に足場(作業用床)を設ける必要があった。そして、昇降路内に足場(作業用床)を設けることで、足場を構成する部材と、足場を組み立てるための時間が必要になり、乗りかごの組立作業が煩雑になっていた。
本発明の目的は、上記従来技術における実情を考慮し、かご床に載った状態で組立作業を行うことができる乗りかご、及びその乗りかごを備えるエレベータ装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の乗りかごは、複数の外部側面パネルと、複数の外部側面パネルの内側に複数の外部側面パネルとの間に間隙を介在させて配置された複数の内部側面パネルと、かご床と、天井パネルとを有している。複数の外部側面パネルの上端部は、それぞれ天井パネルに固定され、複数の外部側面パネルの下端部は、それぞれかご床に固定されている。そして、複数の内部側面パネルの上端部は、それぞれ外部側面パネルに固定され、複数の内部側面パネルの下端部は、それぞれかご床又は複数の外部側面パネルに固定されている。複数の内部側面パネルは、パネル本体と、パネル本体と外部側面パネルを連結する連結部とを有する。連結部は、複数の内部側面パネル、天井パネル及びかご床に囲まれた空間に露出されている。
また、本発明のエレベータ装置は、釣合おもりと、上述の構成を有する乗りかごと、釣合おもり及び乗りかごを吊持する主ロープと、主ロープが巻き掛けられ、主ロープを駆動して釣合おもり及び乗りかごを昇降させる巻上機を備えている。
上記構成の乗りかご及びエレベータ装置によれば、かご床に載った状態で乗りかごの組立作業を行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置の全体構成例を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗りかごの構成例を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗りかごの要部詳細図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗りかごの上部を示す拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗りかごの上部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗りかごの下部を示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る乗りかごの上部を示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る乗りかごの上部を示す斜視図である。
以下、本発明の乗りかご及びエレベータ装置を実施するための形態について、図1〜図8を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施形態
<エレベータ装置>
まず、第1の実施形態に係るエレベータ装置の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置の全体構成例を示す構成図である。
図1に示すように、エレベータ装置1は、昇降路100内に配置されており、乗りかご2と、釣合おもり3と、主ロープ4と、巻上機ユニット5と、複数のプーリ6とを備えている。
乗りかご2は、複数のスライダ12を有している。これら複数のスライダ12は、昇降路100に設けられたガイドレール(不図示)に摺動可能に係合する。したがって、乗りかご2は、ガイドレールに案内されて昇降路100内を昇降する。また、ガイドレールには、潤滑剤(不図示)が塗布されている。潤滑剤(不図示)は、ガイドレールと複数のスライダ12との間に介在され、ガイドレールと複数のスライダ12との間に生じる摩擦抵抗を低くする。
釣合おもり3は、複数のスライダ13を有している。これら複数のスライダ13は、昇降路100に設けられたガイドレール(不図示)に摺動可能に係合する。したがって、釣合おもり3は、ガイドレールに案内されて昇降路100内を昇降する。また、ガイドレールには、潤滑剤(不図示)が塗布されている。潤滑剤(不図示)は、ガイドレールと複数のスライダ13との間に介在され、ガイドレールと複数のスライダ13との間に生じる摩擦抵抗を低くする。
乗りかご2及び釣合おもり3は、主ロープ4に釣り下がっている。巻上機ユニット5は、昇降路100の上部に配置された機械室7に固定されている。この巻上機ユニット5は、機械室7に固定された制御装置8の運転信号によって駆動されている。
巻上機ユニット5は、綱車15を有する巻上機14を有している。この巻上機14の綱車15には、主ロープ4が巻き掛けられており、乗りかご2と釣合おもり3が主ロープ4によってつるべ式に繋がっている。巻上機14は、綱車15を回転させることにより、主ロープ4を摩擦駆動して、乗りかご2及び釣合おもり3を昇降させる。
複数のプーリ6は、巻上機14での乗りかご位置に伴う主ロープ4の重量アンバランスを補償する補償ロープ9の下端と、巻上機14の側部に回転可能に取り付けられている。各プーリ6には、主ロープ4、補償ロープ9が巻き掛けられている。
<乗りかご>
次に、乗りかご2について、図2〜図6を参照して説明する。
図2は、乗りかご2の構成例を示す構成図である。
図2に示すように、乗りかご2は、かご床21と、複数の外部側面パネル22と、複数の内部側面パネル23と、天井パネル24とを備えている。かご床21は、適当な厚みを有する略四角形の板状に形成されている。かご床21の一方の平面21aは、天井パネル24と対向しており、他方の平面21bは、下方を向いている。
天井パネル24は、略四角形の板状に形成された天井本体26と、天井本体26に取り付けられた吊り下げ部材27とを有する。天井本体26の一方の平面26aは、上方を向いており、他方の平面26bは、かご床21の平面21aと対向している。吊り下げ部材27は、天井本体26の平面26bに取り付けられている。吊り下げ部材27には、例えば、照明が設けられている。
複数の外部側面パネル22は、乗りかご2の外壁を形成している。複数の外部側面パネル22の下端部は、それぞれかご床21の平面21aに固定されており、複数の外部側面パネル22の上端部は、それぞれ天井本体26の平面26bに固定されている。
一方、複数の内部側面パネル23は、複数の外部側面パネル22との間に所定の間隙25を空けて配置されており、乗りかご2の内壁を形成している。複数の内部側面パネル23の下端部は、それぞれかご床21の平面21aに固定されており、複数の内部側面パネル23の上端部は、それぞれ複数の外部側面パネル22の上端部に固定されている。
図3は、乗りかご2の要部詳細図である。図4は、乗りかご2の上部を示す拡大図である。図5は、乗りかご2の上部を示す斜視図である。図6は、乗りかご2の下部を示す拡大図である。
図3〜図6に示すように、外部側面パネル22は、側板31と、複数の縦補強材32と、複数の横補強材33と、外部上端金具34と、外部下端金具35とを有している。
側板31は、略四角形の板体であり、外部側面パネル22の外装を形成している。複数の縦補強材32は、それぞれ柱状に形成されており、水平方向に適当な間隔をあけて並んでいる。この縦補強材32は、例えば、水平方向の断面が略C字状に形成されており、側板31の外装面と反対側の平面に固定されている。複数の横補強材33は、水平方向に延びる略長方形の板状に形成されている。これら横補強材33は、水平方向に並ぶ複数の縦補強材32の上端及び下端に固定されている。
図4及び図5に示すように、外部上端金具34は、金具本体37と、金具本体37に連続する連結片38及び固定片39とを備えている。金具本体37は、鉛直方向の断面が略C字状に形成されており、上下方向に対向する上板部41及び下板部42と、上板部41及び下板部42を接続する接続板部43とを有している。
金具本体37の上板部41は、天井パネル24の天井本体26にねじなどの適当な固定手段を用いて固定されている。すなわち、外部上端金具34は、天井パネル24に固定手段を用いて固定されている(図4参照)。金具本体37の開口は、乗りかご2の室内空間側に向いている。したがって、外部上端金具34と天井パネル24との固定は、かご床21に載った状態で行うことができる。下板部42には、横補強材33がねじや溶接などの固定手段を用いて固定されており、接続板部43には、側板31がねじや溶接などの適当な固定手段を用いて固定されている。
連結片38は、金具本体37の上板部41に連続して下方に突出しており、接続板部43と平行な板状に形成されている。この連結片38には、複数の内部側面パネル23の後述する連結部材62が連結される。固定片39は、金具本体37の下板部42に連続して下方に突出しており、接続板部43と平行な板状に形成されている。この固定片39は、複数の縦補強材32にねじや溶接などの固定手段を用いて固定されている。
図6に示すように、外部下端金具35は、外部上端金具34と同様の構成を有しており、金具本体47と、金具本体47に連続する立上り片48及び固定片49とを備えている。金具本体47は、鉛直方向の断面が略C字状に形成されており、上下方向に対向する上板部51及び下板部52と、上板部51及び下板部52を接続する接続板部53とを有している。
金具本体47の上板部51には、横補強材33がねじや溶接などの固定手段を用いて固定されており、接続板部53には、側板31がねじや溶接などの適当な固定手段を用いて固定されている。下板部52は、かご床21にねじなどの適当な固定手段を用いて固定されている。すなわち、外部下端金具35は、かご床21に固定手段を用いて固定されている。金具本体47の開口は、乗りかご2の室内空間側に向いている。したがって、外部下端金具35とかご床21との固定は、かご床21に載った状態で行うことができる。
固定片49は、金具本体47の上板部51に連続して上方に突出しており、接続板部53と平行な板状に形成されている。この固定片49は、複数の縦補強材32にねじや溶接などの固定手段を用いて固定されている。また、立上り片48は、金具本体47の下板部52に連続して上方に突出しており、接続板部53と平行な板状に形成されている。
図3〜図6に示すように、内部側面パネル23は、パネル本体61と、パネル本体61に着脱可能に取り付けられた連結部材62とを備えている。この連結部材62は、本発明に係る連結部の第1の具体例を示す。
パネル本体61は、内装板71と、複数の縦補強72と、複数の横補強73と、内部上端金具74と、内部下端金具75とを有している。このパネル本体61の高さ方向の長さは、外部側面パネル22の高さ方向の長さよりも短い(図3参照)。
内装板71は、略四角形の板体であり、内部側面パネル23の内装を形成している。複数の縦補強72は、例えば、水平方向の断面が略C字状に形成されている。複数の縦補強72は、水平方向に適当な間隔をあけて並んでおり、それぞれ内装板71の内装面と反対側の平面に固定されている。複数の横補強73は、水平方向に延びる略長方形の板状に形成されている。これら横補強73は、水平方向に並ぶ複数の縦補強72の上端及び下端に固定されている。
図4及び図5に示すように、内部上端金具74は、金具本体77と、金具本体77に連続する固定片78とを備えている。金具本体77は、鉛直方向の断面が略C字状に形成されており、上下方向に対向する上板部81及び下板部82と、上板部81及び下板部82を接続する接続板部83とを有している。
金具本体77の上板部81には、連結部材62がねじなどの適当な固定手段を用いて固定されている。下板部82には、横補強73がねじや溶接などの固定手段を用いて固定されており、接続板部83には、内装板71がねじや溶接などの適当な固定手段を用いて固定されている。
固定片78は、金具本体77の下板部82に連続して下方に突出しており、接続板部83と平行な板状に形成されている。この固定片78は、複数の縦補強72にねじや溶接などの固定手段を用いて固定されている。
図6に示すように、内部下端金具75は、内部上端金具74と同様の構成を有しており、金具本体87と、金具本体87に連続する固定片88とを備えている。金具本体87は、鉛直方向の断面が略C字状に形成されており、上下方向に対向する上板部91及び下板部92と、上板部91及び下板部92を接続する接続板部93とを有している。
金具本体87の上板部91には、横補強73がねじや溶接などの固定手段を用いて固定されており、接続板部93には、内装板71がねじや溶接などの適当な固定手段を用いて固定されている。下板部92は、複数のジスタントピース95を介してパネル支持部材96に固定されている。
固定片88は、金具本体87の上板部91に連続して上方に突出しており、接続板部93と平行な板状に形成されている。この固定片88は、複数の縦補強72にねじや溶接などの固定手段を用いて固定されている。
パネル支持部材96は、基礎台97と、幅木98と、幅木98を基礎台97に取り付けるための締結材99とを有している。基礎台97は、鉛直方向の断面が略C字状に形成されており、開口が乗りかご2の室内空間側に向いている。基礎台97及び幅木98の幅方向の長さは、内部側面パネル23の幅方向の長さと略等しい。
幅木98は、鉛直方向の断面が略L字状に形成されており、鉛直方向に略垂直な固定板98aと、水平方向に略垂直な化粧板98bとを有している。固定板98aは、かご床21の一方の平面21aに固定されている。化粧板98bの上下方向の長さは、基礎台97の上下方向の長さより長い。この化粧板98bは、基礎台97の開口に対向しており、パネル支持部材96の体裁面(乗客から見える面)を形成している。
締結材99は、基礎台97の開口内に配置され、基礎台92に固定されている。この締結材99は、隙間調整スペーサを挟んだ磁石であり、幅木98は、締結材99を用いて基礎台97に取り付けられている。
なお、幅木98の基礎台97に対する取り付けは、隙間調整スペーサを挟んだ磁石を用いることに限定されるものではなく、その他の固定方法を用いて幅木98を基礎台97に取り付けるようにしてもよい。その他の固定方法としては、例えば、ねじを用いる方法、接着剤を用いる方法、カシメ材を用いる方法等を挙げることができる。
複数のジスタントピース95は、内部側面パネル23における内部下端金具75の下板部92と基礎台97との間に介在されている。これら複数のジスタントピース95は、パネル支持部材96のように内部側面パネル23の幅方向に連続的に配置されるものではなく、内部側面パネル23の幅方向に適当な間隔をあけて並んでいる。このため、内部下端金具75の下板部92と基礎台97との間には、連通部が形成されている。この連通部を通して、外部側面パネル22と内部側面パネル23との間に形成された間隙25と、乗りかご2の室内空間とが連通されている。
図5に示すように、連結部材62は、鉛直方向の側面が略L字状に形成されており、ベース部65と、ベース部65から略垂直に突出する複数の連結部66とを有している。ベース部65は、略長方形の板体であり、一方の平面がパネル本体61における内部上端金具74の上板部81に当接している。そして、ベース部65は、内部上端金具74の上板部81にねじなどの適当な固定手段を用いて固定されている。
複数の連結部66は、ベース部65の一方の長辺に連続しており、ベース部65の長辺に沿って適当な距離をあけて並んでいる。各連結部66は、ベース部65に対して略垂直に突出する板状に形成されており、一方の平面が外部側面パネル22における外部上端金具34の連結片38に当接している。そして、各連結部66は、外部上端金具34の連結片38にねじなどの適当な固定手段を用いて固定されている。
連結部材62の幅方向の長さ(ベース部65の長辺に沿う長さ)は、内部側面パネル23の幅方向の長さ(金具本体77の上板部81が伸びる方向の長さ)よりも短い。そのため、連結部材62の両側には、外部側面パネル22と内部側面パネル23との間に形成された間隙25と、乗りかご2の室内空間との間を連通する連通部が形成される。また、複数の連結部66間には、間隙25と乗りかご2の室内空間との間を連通する通気口68が形成される。
したがって、外部側面パネル22と内部側面パネル23との間に形成された間隙25の気圧と、乗りかご2の室内空間の気圧を等しくすることができる。そして、内部側面パネル23の内側と外側の気圧差が生じないため、乗りかご2の室内空間を囲む内装板71が気圧の作用で撓まないようにすることができる。その結果、乗りかご2に搭乗した乗客に不安や違和感を与えることがない。
<乗りかごの組立作業>
次に、乗りかご2の組立作業について説明する。
乗りかご2を組み立てる場合は、まず、昇降路100(図1参照)に、かご床21を配置する。次に、複数の外部側面パネル22をかご床21に固定する。具体的には、外部側面パネル22における外部下端金具35の下板部52をかご床21にねじなどの固定手段を用いて固定する。
外部下端金具35における金具本体47の開口は、乗りかご2の室内空間側に向いている。そのため、作業者は、かご床21に載った状態でかご床21に対する外部側面パネル22の位置を調整することができる。また、作業者は、かご床21に載った状態で金具本体47の内側に手を挿入して、かご床21に対する外部側面パネル22の固定作業を行うことができる。
次に、かご床21における外部側面パネル22よりも内側の所定の位置に、パネル支持部材96を固定する。具体的には、基礎台97をかご床21にねじなどの固定手段を用いて固定する。
基礎台97は略C字状に形成されており、基礎台97の開口は、乗りかご2の室内空間側に向いている。そのため、作業者は、かご床21に載った状態でかご床21に対する基礎台97の位置を調整することができる。また、作業者は、かご床21に載った状態で基礎台97の内側に手を挿入して、かご床21に対する基礎台97の固定作業を容易に行うことができる。
その後、複数のジスタントピース95を介して複数の内部側面パネル23のパネル本体61をパネル支持部材96に固定する。具体的には、パネル本体61における内部下端金具75の下板部92を、パネル支持部材96における基礎台97の上部に、複数のジスタントピース95を介して固定する。
ここで、作業者は、かご床21に載った状態で基礎台97の内側に手を挿入して、内側側面パネル23と基礎台97との固定作業を容易に行うことができる。その後、巾木98を基礎台97に締結材99を用いて取り付ける。この作業においても、作業者は、かご床21に載った状態で作業を容易に行うことができる。
続いて、複数の内部側面パネル23を複数の外部側面パネル22に固定する。具体的には、複数の内部側面パネル23における連結部材62のベース部65を、パネル本体61にねじなどの適当な固定手段を用いて固定する。そして、連結部材62の複数の連結部66を、複数の外部側面パネル22における外部上端金具34の連結片38に、ねじなどの適当な固定手段を用いて固定する。
これにより、複数の内部側面パネル23が、複数の外部側面パネル22に固定に固定される。そして、複数の外部側面パネル22と複数の内部側面パネル23との間には、所定の長さの間隙25が形成される。
次に、複数の外部側面パネル22に天井パネル24を固定する。具体的には、複数の外部側面パネル22における外部上端金具34の上板部41を天井パネル24の天井本体26に、ねじなどの固定手段を用いて固定する。これにより、乗りかご2が組み立てられる。
外部上端金具34における金具本体37の開口は、乗りかご2の室内空間側に向いている。したがって、上述した通気口68や連結部材62の両側から金具本体37の内側に手を挿入することができる。その結果、天井パネル24に対する外部上端金具34の固定は、かご床21に載った状態で行うことができる。
内部側面パネル23の内部下端金具75を固定するパネル支持部材96の基礎台97は、鉛直方向の断面が略C字状に形成されている。そして、基礎台97の開口は、乗りかご2の室内空間側に向いている。これにより、かご床21に載った状態で、パネル支持部材96の位置調整及び固定作業を行うことができる。また、内部側面パネル23は、かご床21に載った状態で、パネル支持部材96に固定することができる。
また、内部側面パネル23の上方部は、乗りかごに搭乗した乗客からは余り目にとまらないので、内部側面パネル23の連結部材62を設けても、美観性が損なわれることはない。一方、内部側面パネル23の下方は乗客の目にとまり易い。そこで、本実施形態では、基礎台97やジスタントピース95の周りに形成された連通部分を隠すように、幅木98を配置した。これにより、乗りかご2の室内の美観性を保持することができる。
さらに、内部側面パネル23の連結部材62は、パネル本体61に着脱可能に構成されているため、パネル本体61の上下方向の長さを外部側面パネル22の上下方向の長さよりも短くすることができる。これにより、パネル本体61と連結部材62とを、複数の外部側面パネル22の内側に搬入し易くすることできる。すなわち、扉用の開口部から複数の外部側面パネル22の内側へパネル本体61と連結部材62とを簡単に搬入することができる。
上述した実施の形態では、内部側面パネル23の下部を固定するためにパネル支持部材96を使用した。そして、パネル支持部材96と内部側面パネル23との間に、ジスタントピース95を介在させた。しかし、内部側面パネル23は、直接かご床21に固定する構造であってもよい。また、パネル支持部材96は、基礎台97と幅木98から構成したが、一つの部材で構成してもよい。
また、上述した実施の形態では、内部側面パネル23の下部を、パネル支持部材96を介してかご床21に固定する構成にした。しかし、本発明に係る乗りかごとしては、内部側面パネルの下部を、外部側面パネルの下部に固定する構成であってもよい。この場合においても、かご床に載った状態で、外部側面パネル及び内部側面パネルの組立作業を行うことができる。
また、上述した実施の形態では、内部側面パネル23の連結部材62を外部側面パネル22の外部上端金具34に固定した後に、天井パネル24に外部側面パネル22の外部上端金具34に固定した。しかし、本発明の乗りかごとしては、天井パネル24に外部側面パネル22の外部上端金具34に固定した後に、内部側面パネル23の連結部材62を外部側面パネル22の外部上端金具34に固定してもよい。
また、上述した実施の形態では、1つの内部側面パネル23が1つの連結部材62を有する構成とした。しかし、本発明に係る乗りかごとしては、内部側面パネルが複数の連結部材を有する構成であってもよい。
2.第2の実施形態
<エレベータ装置>
次に、第2の実施形態に係るエレベータ装置の構成について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るエレベータ装置の乗りかごの上部を示す拡大図である。図8は、第2の実施形態に係るエレベータ装置の乗りかごの上部を示す斜視図である。
図7及び図8に示す第2の実施形態に係るエレベータ装置201は、第1の実施形態に係るエレベータ装置1と同様の構成を有している。第2の実施形態に係るエレベータ装置201が、第1の実施形態に係るエレベータ装置1と異なる点は、内部側面パネルである。したがって、ここでは、第2の実施形態に係るエレベータ装置201における乗りかご202の内部側面パネル223について説明する。
図7及び図8に示すように、内部側面パネル223は、内装板71と、複数の縦補強72と、複数の横補強73と、内部上端金具274と、内部下端金具(不図示)とを有している。内装板71の高さ方向の長さは、外部側面パネル22の高さ方向の長さよりも短い。
内部上端金具274は、金具本体277と、金具本体277に連続する固定片278と、複数の連結片279とを備えている。金具本体277は、鉛直方向の断面が略C字状に形成されており、上下方向に対向する上板部281及び下板部282と、上板部281及び下板部282を接続する接続板部283とを有している。
金具本体277の下板部282には、横補強73がねじや溶接などの固定手段を用いて固定されており、接続板部283には、内装板71がねじや溶接などの適当な固定手段を用いて固定されている。
固定片278は、金具本体277の下板部282に連続して下方に突出しており、接続板部283と平行な板状に形成されている。この固定片278は、複数の縦補強72にねじや溶接などの固定手段を用いて固定されている。
複数の連結片279は、それぞれ金具本体277の上板部281に連続して上方に突出しており、接続板部283と平行な板状に形成されている。複数の連結片279は、上板部281の端面に沿って適当な距離をあけて並んでいる。複数の連結片279間には、間隙25と乗りかご2の室内空間との間を連通する通気口268が形成されている。
各連結片279の一方の平面は、外部側面パネル22における外部上端金具34の連結片38に当接している。そして、複数の連結片279は、外部上端金具34の連結片38にねじなどの適当な固定手段を用いて固定されている。
このような第2の実施形態に係る乗りかご202においても、第1の実施形態に係る乗りかご2と同じ効果を得ることができる。すなわち、乗りかご202における外部側面パネル22及び内部側面パネル223は、かご床21(図3参照)の乗った状態で組立作業を行うことができる。
なお、乗りかご202の組立作業は、第1の実施の形態に係る乗りかご2と同様であるため、説明を省略する。
また、第2の実施形態に係る乗りかご202においては、内部側面パネル223の内部上端金具274に複数の連結片279を設けた。すなわち、上端金具274の上板部281と連結片279とを一体に形成した。これにより、第1の実施形態に係る連結部材62を設ける必要が無い。したがって、第2の実施形態に係るエレベータ装置201は、第1の実施形態のエレベータ装置1よりも部品点数を削減することができる。
また、第2の実施形態に係る乗りかご202においては、内部側面パネル223に複数の連結片279を設けた。しかし、本発明に係る内部側面パネルとしては、1つの連結片を有するものであってもよい。この場合は、連結片の幅方向の長さ(上板部の長辺に沿う長さ)を、上板部の長辺よりも短くする。これにより、連結片の両側に外部側面パネルと内部側面パネルとの間に形成された間隙と、乗りかごの室内空間との間を連通する連通部が形成される。
以上、本発明の乗りかご及びエレベータ装置の実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の乗りかご及びエレベータ装置は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、外部側面パネル22の外部上端金具34及び外部下端金具35を略C字状に形成し、その開口が乗りかご2(202)の室内空間側に向けて配置している。これにより、かご床21に載った状態で外部側面パネル22をかご床21及び天井パネル24に固定することができる。
しかし、本発明に係る外部上端金具及び外部下端金具の形状としては、かご床21に載った状態で外部側面パネルをかご床及び天井に固定することができる形状であれば、例えば、L字状など任意の形状を採用することができる。
1,201…エレベータ装置、 2…乗りかご、 3…釣合おもり、 4…主ロープ、 5…巻上機ユニット、 6…プーリ、 7…機械室、 8…制御装置、 9…補償ロープ、 12,13…スライダ、 14…巻上機、 15…綱車、 21…かご床、 22…外部側面パネル、 23,223…内部側面パネル、 24…天井パネル、 25…間隙、 31…側板、 32…縦補強、 33…横補強、 34…外部上端金具、 35…外部下端金具、 61…パネル本体、 62…連結部材、 65…ベース部、 66…連結部、 68,268…通気口、 71…内装板、 72…縦補強、 73…横補強、 74,274…内部上端金具、 75…内部下端金具、 95…ジスタントピース、 96…パネル支持部材、 97…基礎台、 98…幅木、 100…昇降路、 100a…天井面、 100b…底面

Claims (5)

  1. 複数の外部側面パネルと、前記複数の外部側面パネルの内側に前記複数の外部側面パネルとの間に間隙を介在させて配置された複数の内部側面パネルと、かご床と、天井パネルとを有し、前記複数の外部側面パネルの上端部が、それぞれ前記天井パネルに固定され、前記複数の外部側面パネルの下端部が、それぞれ前記かご床に固定された乗りかごにおいて、
    前記複数の内部側面パネルの上端部は、それぞれ前記外部側面パネルに固定され、前記複数の内部側面パネルの下端部は、前記かご床又は前記複数の外部側面パネルに固定されており、
    前記複数の内部側面パネルは、パネル本体と、前記パネル本体と前記外部側面パネルを連結する連結部とを有し、
    前記連結部は、前記複数の内部側面パネル、前記天井パネル及び前記かご床に囲まれた空間に露出されている
    ことを特徴とする乗りかご。
  2. 前記パネル本体の上端と前記天井パネルとの間には、空隙が形成されており、
    前記外部側面パネルの上部は、前記空隙に対向している
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗りかご。
  3. 前記複数の内部側面パネル、前記天井パネル及び前記かご床に囲まれた空間と、前記複数の内部側面パネルと前記複数の外部側面パネルとの間に形成された空間とを連通させる通気口を備え、
    前記通気口は、前記連結部と前記複数の外部側面パネルによって形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗りかご。
  4. 前記連結部は、前記パネル本体に対して着脱可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の乗りかご。
  5. 釣合おもりと、
    複数の外部側面パネルと、前記複数の外部側面パネルの内側に前記複数の外部側面パネルとの間に間隙を介在させて配置された複数の内部側面パネルと、かご床と、天井パネルとを有し、前記複数の外部側面パネルの上端部が、それぞれ前記天井パネルに固定され、前記複数の外部側面パネルの下端部が、それぞれ前記かご床に固定された乗りかごと、
    前記釣合おもり及び前記乗りかごを吊持する主ロープと、
    前記主ロープが巻き掛けられ、前記主ロープを駆動して前記釣合おもり及び前記乗りかごを昇降させる巻上機を備えたエレベータ装置において、
    前記乗りかごにおける前記複数の内部側面パネルの上端部は、それぞれ前記外部側面パネルに固定され、前記複数の内部側面パネルの下端部は、前記かご床又は前記複数の外部側面パネルに固定されており、
    前記複数の内部側面パネルは、パネル本体と、前記パネル本体と前記外部側面パネルを連結する連結部とを有し、
    前記連結部は、前記複数の内部側面パネル、前記天井パネル及び前記かご床に囲まれた空間に露出されている
    ことを特徴とするエレベータ装置。
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