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JP6281566B2 - 中継管理装置、中継管理方法、プログラムおよび中継管理システム - Google Patents
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中継管理装置、中継管理方法、プログラムおよび中継管理システム Download PDF

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Description

本開示は、中継管理装置、中継管理方法、プログラムおよび中継管理システムに関する。
近日、1つのデータストリームを複数の受信装置に伝送し、複数の受信装置が同一のデータストリームを処理、表示するために、IP(Internet Protocol)マルチキャスト伝送が用いられる場合がある。このようなマルチキャスト伝送ついて記載されている文献として下記の特許文献1が挙げられる。
特開2004−32114号公報
上記のようなマルチキャスト伝送においては、送信装置と受信装置の間の中継リンクを、マルチキャスト伝送に参加する送信装置または受信装置の変更に柔軟に適応させられることが望まれる。
本開示によれば、1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部と、前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部と、を備える、中継管理装置が提供される。
また、本開示によれば、1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うことと、前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行うことと、を含む、中継管理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部と、前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、1または2以上の送信装置と、1または2以上の受信装置と、前記1または2以上の送信装置と前記1または2以上の受信装置との間で中継リンクを形成する1または2以上の中継装置と、前記中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部、および、前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部、を有する中継管理装置と、を備える、中継管理システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、送信装置と受信装置の間の中継リンクを、マルチキャスト伝送に参加する送信装置または受信装置の変更に柔軟に適応させることが可能である。
本開示の実施形態による中継管理システムの全体構成を示した説明図である。 中継管理システムにおいて各エレメント間で行われる通信を示した説明図である。 本開示の実施形態によるネットワークリソース管理サーバの構成を示した機能ブロック図である。 送信装置側のセッション登録の成功例を示したシーケンス図である。 受信装置側のセッション登録の成功例を示したシーケンス図である。 セッション情報の具体例を示した説明図である。 帯域予約の具体例を説明するために示した簡易的なシステム構成図である。 送信装置側のセッション登録の失敗例を示したシーケンス図である。 受信装置側のセッション登録の失敗例を示したシーケンス図である。 送信装置側のセッション登録削除時の動作を示したシーケンス図である。 受信装置側のセッション登録削除時の動作を示したシーケンス図である。 送信装置側の中継リンクの帯域予約を示した説明図である。 受信装置側の中継リンクの帯域予約を示した説明図である。 送信装置側の中継リンクの帯域予約の変形例を示した説明図である。 ネットワークリソース管理サーバのハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成または論理的意義を有する複数の構成を、必要に応じて送信装置30A、30Bおよび30Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、送信装置30A、30Bおよび30Cを特に区別する必要が無い場合には、単に送信装置30と称する。
また、以下に示す項目順序に従って本開示を説明する。
1.中継管理システムの全体構成
2.ネットワークリソース管理サーバの構成
3.中継管理システムの動作
3−1.登録成功時の動作
3−2.登録失敗時の動作
3−3.登録削除時の動作
4.変形例
5.ハードウェア構成
6.むすび
<1.中継管理システムの全体構成>
本開示による技術は、一例として「2.ネットワークリソース管理サーバの構成」〜「5.ハードウェア構成」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、各実施形態によるネットワークリソース管理サーバ(中継管理装置)は、
A.1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部(240)と、
B.前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部(リソース管理部250)と、を備える。
以下では、まず、このようなネットワークリソース管理サーバを含む中継管理システムの全体構成について図1および図2を参照して説明する。
図1は、本開示の実施形態による中継管理システムの全体構成を示した説明図である。図1に示したように、本開示の実施形態による中継管理システムは、コントローラー12と、複数の撮像装置14と、複数の表示装置16と、ネットワークリソース管理サーバ20と、送信装置30A〜30Nと、受信装置40A〜40Mと、複数のL2スイッチ7と、複数のL3スイッチ8と、を含み、N個の送信装置30からM個の受信装置40との間でのマルチキャスト伝送を行う。
各送信装置30は、少なくとも1つのRTP(Real−time Transport Protocol)マルチキャスト送信部32を備える。RTPマルチキャスト送信部32には、例えば撮像装置14からビデオ入力IFを介して映像/音声のデータストリームが入力され、RTPマルチキャスト送信部32は、入力されたデータストリームをマルチキャスト送信する。各送信装置30は、複数のRTPマルチキャスト送信部32により、複数のデータストリームをマルチキャスト送信することも可能である。
各受信装置40は、少なくとも1つのRTPマルチキャスト受信部42を備える。RTPマルチキャスト受信部42は、送信装置30からマルチキャスト送信され、L2ネットワークおよびL3ネットワークにより中継されたデータストリームを受信する。RTPマルチキャスト受信部42により受信されたデータストリームは、例えば表示装置16にビデオ出力IFを介して出力され、表示装置16に表示される。各受信装置40は、複数のRTPマルチキャスト受信部42により、マルチキャスト送信された複数のデータストリームを受信することも可能である。
L2スイッチ7は、送信装置30または受信装置40と、L3ネットワークとの間のデータ伝送を中継する。L3スイッチ8は、送信装置30側のL2ネットワークと受信装置40側のL2ネットワークとの間のデータ伝送を中継する。なお、本明細書においては、L2スイッチ7およびL8スイッチ8を中継装置10と総称する場合がある。
コントローラー12は、中継管理システムにおけるマルチキャスト伝送に関する指示をネットワークリソース管理サーバ20に送信する。例えば、コントローラー12は、オペレータ操作によりマルチキャスト伝送に参加する送信装置30または受信装置40が指定されると、指定された送信装置30または受信装置40の情報をネットワークリソース管理サーバ20に送信する。
ネットワークリソース管理サーバ20は、コントローラー12からの指示に従い、L2ネットワークおよびL3ネットワーク内の各中継装置の設定管理や、マルチキャスト送信されるデータストリームの帯域予約などを行う。このネットワークリソース管理サーバ20の機能、動作については、「2.ネットワークリソース管理サーバの構成」以降で詳細に説明する。
以上、図1を参照し、本開示の実施形態による中継管理システムの全体構成を説明した。続いて、図2を参照し、中継管理システムにおける各エレメント間で行われる通信を整理する。
図2は、中継管理システムにおいて各エレメント間で行われる通信を示した説明図である。コントローラー12およびネットワークリソース管理サーバ20間は、例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)セッションにより接続され、コントローラー12からネットワークリソース管理サーバ20に「マルチキャストセッション開始・終了要求」が送信される。
また、ネットワークリソース管理サーバ20および送信装置30間、ネットワークリソース管理サーバ20および受信装置40間は、例えば、RFC6455に記載のWebSocketにより接続される。ネットワークリソース管理サーバ20は、コントローラー12からの「マルチキャストセッション開始・終了要求」に基づき、「マルチキャスト送信開始・終了要求」または「マルチキャスト受信開始、終了要求」を送信する。
ネットワークリソース管理サーバ20および中継装置10間は、例えば、ssh、telnetセッションを経由したCLI(Command Line Interface)、RFC6241に記載のNETCONF、Open Networking Foundationにより提唱されるOpenFlowプロトコルなどの設定変更IFにより接続される。ネットワークリソース管理サーバ20は、中継装置10に対し、後述するQos設定やマルチキャスト転送などを行う。
送信装置30および受信装置40は、ネットワークリソース管理サーバ20からのマルチキャスト送信開始・終了要求」または「マルチキャスト受信開始、終了要求」の受信に基づき、IPマルチキャストによるRFC3550に記載のRTPによるデータストリーム(映像、音声など)のマルチキャスト伝送を行う。
(背景)
ところで、汎用的なL2スイッチは、受信装置からL2スイッチへ送信されたIGMP(Internet Group Management Protocol)/MLD(Multicast Listener Discovery)_JOIN/LEAVEメッセージをIGMP/MLDスヌーピング(Snooping)機能により分析し、該当するポートのマルチキャスト転送の有効/無効を変更する。
また、通常のユニキャスト伝送において帯域管理を行う場合、予め各リンクにおけるフロー毎の伝送帯域を計算し、L2スイッチの入口(Ingress)ポートにおいて、フロー毎の流量制限をかけることにより他のトラフィックへの影響を抑える事ができる。しかしながら、マルチキャスト伝送の場合、汎用的なL2スイッチでは出力(Egress)ポートに対してフロー毎の流量制限をかける事ができず、制限された個数(通常8個程度)のクラス別出力キューに対する伝送レート制限が出来るのみである。このため、汎用的なL2スイッチが帯域予約されていないフローに対するIGMP/MLD_JOINメッセージを受信した場合に、当該ポートにマルチキャスト伝送が開始されてしまうため、他の帯域予約されたトラフィックへ影響が出てしまう。すなわち、汎用的なL2スイッチを用いるネットワークにおいて適切に帯域管理を行う事は難しい。
この点に関し、MPLS(Multi Protocol Label Switching)およびIETF RFC3209記載のRSVP−TE(Resource ReSerVation Protocol Traffic Engeneering)に対応する中継装置を用いることも考えられるが、このような中継装置の使用はコストを増大させてしまう。同様に、Open IPTV Forumにおいては、インターネット放送用IP Multicast時の帯域予約方式が記載されているが、この方式ではアクセスノードといわれる中継装置にRCEF(Resource Control Enforcement Function)等Gateway機能に対応した装置を用意する必要があるので、コストが増大する。
また、マルチキャスト受信を終了時に、受信装置よりIGMP/MLD_Leaveメッセージが送信されると、当該メッセージを受信した中継装置は、受信ポートに対してIGMP/MLD_Queryメッセージを送信する。そして、中継装置は、一定時間、IGMP/MLDメッセージが当該受信ポートから届かない事を確認した後、マルチキャストポート転送を無効とする。このため、マルチキャストポート転送における無効/有効設定の変更に相応の時間がかかる。その結果、帯域予約の変更、受信装置における受信マルチキャストデータの切り替えによる表示切り替え等に要する時間が長期化する。
この点に関し、L2スイッチのIGMP/MLD_Immediate_Leave設定が有効である場合、L2スイッチは、IGMP/MLD_Leaveメッセージの受信後、ただちにマルチキャストポート転送を無効とする。しかし、接続ポートにL2スイッチが多段に接続され複数の受信装置が接続されていると、いずれかの受信装置がマルチキャスト受信を終了するためにIGMP/MLD_Leaveメッセージを送信すると、他の受信装置に対するマルチキャスト伝送も終了してしまう。
そこで、上記事情に鑑みて本開示の実施形態が創作されるに至った。本開示の実施形態によれば、汎用的な中継装置が用いられるシステムにおいてもマルチキャスト伝送の帯域管理を実現することが可能である。また、本開示の実施形態によれば、中継装置のマルチキャストポート転送における無効/有効設定の変更の迅速性を向上することが可能である。以下、このような本開示の実施形態の構成および動作について詳細に説明する。
<2.ネットワークリソース管理サーバの構成>
図3は、本開示の実施形態によるネットワークリソース管理サーバ20の構成を示した機能ブロック図である。図3に示したように、本実施形態によるネットワークリソース管理サーバ20は、経路収集部220と、データベース230と、セッション管理部240と、リソース管理部250と、転送制御部260と、を備える。
経路収集部220は、L2ネットワークおよびL3ネットワークの物理トポロジー(機器接続)情報、各中継リンクの帯域幅などのリンク情報などを収集する。例えば、経路収集部220は、IEEE802.1abにより標準化されているLLDP(Link Layer Discovery Protocol)に基づいて上記のようなマルチキャスト経路情報を収集する。
データベース230は、ネットワークリソース管理サーバ20が利用する各種データを格納する。例えば、データベース230には、経路収集部220により収集された情報や、後述するセッション管理部240により登録されるセッション情報などが含まれる。
セッション管理部240は、コントローラー12からの指示に従い、データストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録および削除の管理を行う。ここで、本実施形態によるセッション管理部240は、送信装置30側のセッション情報と、受信装置40側のセッション情報とを別個に登録、削除する。かかる構成により、マルチキャスト伝送に参加する送信装置または受信装置の変更に柔軟に対応することが可能となる。なお、セッション情報は、詳細については図6を参照して説明するが、複数のデータストリーム(RTPマルチキャストストリーム等)の集まり、送信装置30および受信装置40の情報を含む。
リソース管理部250は、セッション管理部240による送信装置30側または受信装置40側のセッション情報の登録に基づき、送信装置側の中継リンクの帯域予約、または受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う。リソース管理部250は、予約対象の中継リンクで既に使用を予約されているマルチキャスト伝送のデータレートと、新たに予約するデータストリームのデータレートとの合計値が、上限データレートを上回るか否かに基づき、帯域予約の可否を判断する。このリソース管理部250による帯域管理については図4以降を参照してより詳細に説明する。
転送制御部260は、各中継装置10のQos設定や転送設定を制御する。この転送制御部260によるQos設定や転送設定は、セッション情報の登録前の初期設定時、セッション情報の登録時、セッション情報の登録削除時などに行われる。各段階で行われるQos設定や転送設定については図4以降を参照してより詳細に説明する。
<3.中継管理システムの動作>
以上、本開示の実施形態によるネットワークリソース管理サーバ20の構成を説明した。続いて、本開示の実施形態による中継システムの動作を説明する。
(3−1.登録成功時の動作)
図4は、送信装置30側のセッション登録の成功例を示したシーケンス図である。図4に示したように、まず、コントローラー12がネットワークリソース管理サーバ20に送信装置30側のマルチセッション登録、開始要求を送信すると(S310)、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション管理処理(S320)、帯域管理処理(S330)、Qos変更処理(S340)、マルチキャスト転送設定変更処理(S350)を順次に行う。その後、ネットワークリソース管理サーバ20は、送信装置30に送信開始要求を送信し(S360)、送信装置30からの応答をコントローラー12に転送する(S370、S380)。
図5は、受信装置40側のセッション登録の成功例を示したシーケンス図である。図5に示したように、まず、コントローラー12がネットワークリソース管理サーバ20に受信装置40側のマルチセッション登録、開始要求を送信すると(S410)、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション管理処理(S420)、帯域管理処理(S430)、マルチキャスト転送設定変更処理(S450)を順次に行う。その後、ネットワークリソース管理サーバ20は、受信装置40に受信開始要求を送信し(S460)、受信装置40からの応答をコントローラー12に転送する(S470、S480)。
以下、セッション管理処理(S320、S420)、帯域管理処理(S330、S430)、Qos変更処理(S340)、マルチキャスト転送設定変更処理(S350、S450)について順次詳細に説明する。
セッション管理処理(S320、S420):
セッション管理部240は、コントローラー12からの指示に従い、送信装置30側のセッション情報と、受信装置40側のセッション情報とを別個に登録する。ここで、図6を参照し、セッション情報の具体例を説明する。
図6は、セッション情報の具体例を示した説明図である。図6に示したように、セッション情報は、マルチキャストアドレスと、データストリームの本数分のデータストリーム情報を含む。データストリーム情報は、データレート、コーデック、送信装置30側の情報である送信側情報(送信側IPアドレス、送信側UDPポート番号など)、および受信装置40側の情報である受信装置40の数分の受信側情報(受信側IPアドレス、受信側UDPポート番号など)を含む。
送信装置30側のセッション管理処理時(S320)には、上記のセッション情報のうちの受信側情報以外が登録され、受信装置40側のセッション管理処理(S420)の度に、受信側情報が追加される。
帯域管理処理(S330、S430):
リソース管理部250は、新たに登録するセッションについてのデータストリームのデータレート分の帯域予約が可能であるか否かを、伝送経路に含まれる各中継リンクについて判断する。送信装置30側のセッション登録時の帯域管理処理(S330)では、マルチキャスト伝送に参加する受信装置40が存在しない状態で伝送される送信装置30側の中継リンクまでの帯域予約が行われ、受信装置40側のセッション登録時の帯域管理処理(S430)において、受信装置40側の中継リンクの帯域予約が追加される。この点について、図7を参照して具体的に説明する。
図7は、帯域予約の具体例を説明するために示した簡易的なシステム構成図である。図7において、送信装置30がマルチキャスト送信するデータストリームを受信装置40A〜40Dが受信する場合を考える。この場合、送信装置30のセッション登録時には、送信装置30A→L2スイッチ7A間の中継リンクの帯域予約のみが行われ、受信装置40Aのセッション登録時にL2スイッチ7A→L2スイッチ7B間、およびL2スイッチ7B→受信装置40A間の中継リンクの帯域予約が行われる。
そして、受信装置40Bのセッション登録時にL2スイッチ7B→受信装置40B間の中継リンクの帯域予約が行われる。なお、L2スイッチ7A→L2スイッチ7B間の帯域予約は受信装置40Aのセッション登録時に行われているので、受信装置40Bのセッション登録時には行われない。同様に、受信装置40Cのセッション登録時にL2スイッチ7A→L2スイッチ7C間、およびL2スイッチ7C→受信装置40C間の中継リンクの帯域予約が行われ、受信装置40Dのセッション登録時にL2スイッチ7C→受信装置40D間の中継リンクの帯域予約が行われる。
なお、帯域予約の判断は、中継リンクにおけるデータストリームの伝送方向の帯域に対して行われ、逆方向の帯域予約の判断は別途に行われる。
続いて、各中継リンクの帯域予約の判断方法について具体的に説明する。リソース管理部250は、セッションsの伝送経路中の中継リンクlのリンク帯域幅B_link(l)(bps)を、中継リンクlで既に使用を予約されているマルチキャスト伝送のデータレートB_stream(d)(bps)と新たに予約するデータストリームのデータレートB_stream(d_new)との合計値以上であるか否かを判断する。すなわち、リソース管理部250は、送信装置30側のセッション登録時には下記数式1が満たされるか否かを判断し、受信装置40側のセッション登録時には下記数式2が満たされるか否かを判断する。
Figure 0006281566
(route_snd(s):セッションsにおいて送信装置30側のセッション登録時に送信されるリンクの集合)
Figure 0006281566
(route_rcv(s,r):セッションsにおいて受信装置40rの受信参加により受信側セッション登録時に送信開始されるリンクの集合)
なお、数式1および数式2中のリンク帯域幅B_link(l)(bps)は、セッション予約用帯域幅B_rsv_link(l)(bps)に置き換えられてもよい。例えば、セッション登録を行うストリーム以外のデータ(例えば制御信号パケット)を最優先クラスと定義し、最優先クラス用にリンク帯域幅の10%を割り当てる場合、B_rsv_link(l)=B_link(l)×0.9となる。
Qos変更処理(S340):
転送制御部260は、セッションごとの帯域予約のためのQos保証のために、L2スイッチ7やL3スイッチ8などの中継装置10のQos設定処理を行う。具体的には、転送制御部260は、下記で初期設定として説明するQos設定処理をネットワーク利用開始時に管理下ネットワーク上の全ての中継装置10に対して行い、下記でセッション登録時設定として説明するQos設定処理を送信装置30側のセッションと登録時に行う。かかる構成により、制御パケットなどの最優先クラストラフィックに一定量の帯域幅を確保しつつ、登録されたセッションのマルチキャスト伝送に対する帯域予約が可能となる。また、出力ポート設定に対してフローごとの流量制限ができない中継装置10が用いられる場合でも、帯域予約によるQos保証が可能なる。
初期設定:(全ての管理下ネットワーク上の中継装置10に対して設定)
転送制御部260は、中継装置10の出口(Egress)ポート設定として、下記を行う。
・出力Queue設定:
以下のパケットのDSCP(DiffServCodePoint)値に応じた出力Queueを設け優先伝送設定を行う。EF、AF11、BEの順に優先伝送されるようにスケジュールングされる。
DSCP値:EF… 最優先クラス(制御パケット用)
DSCP値:AF11…優先クラス(マルチキャストセッションデータ用)
DSCP値:BE(BestEffort)…ベストエフォートクラス(その他のデータ用)
・出力Queue伝送レート設定:
以下の設定を行う。但し、当該クラスQueueより優先されるQueueにデータがない場合、当該クラスQueueに設定された伝送レートを超える事ができる。
EFクラスQueue ::リンク帯域幅の10%
AF11クラスQueue::リンク帯域幅の90%
(この場合、B_rsv_link(l)=B_link(l)×0.9となる)
BEクラスQueue:リンク帯域幅の5%
・入口(Ingress)ポート設定(Trunk Portのみ):
Trunk Port(他の中継装置と接続されているポート)に対してのみ以下の設定を行う。
クラス分類設定:到着パケットのDSCP値応じて対応する出力Queueへマッピングされるように設定する。
送信装置側のセッション登録時設定:(登録セッションにおける送信装置30と接続する中継装置10のポートに対して設定)
・入口(Ingress)ポート設定(登録セッションにおける送信装置と接続する中継装置のAccess Port):
フロー毎流量制限設定:
−登録セッションに含まれるデータストリーム(フロー)に対して流量制限を行う。フロー識別は送信元IPアドレス、マルチキャストアドレス、送信先UDPポートにて行う。
−流量制限レートをセッション情報に含まれるデータストリームのデータレートに設定する。
フロー毎クラス分類設定:
−登録セッションに含まれるデータストリーム(フロー)に対してクラス分類を行う。
−クラス分類:AF11
なお、図5においては受信側のセッション登録時の処理としてQos変更処理を記載していないが、ネットワークリソース管理サーバ20の管理下のネットワークにフローごとに出力流量を制限できる中継装置10が存在する場合、転送制御部260は、Qos変更処理として、当該中継装置10にフローごとの出力制限の設定を行ってもよい。
マルチキャスト転送設定変更処理(S350、S450):
上記のQos変更処理により、データクラスを示すDSCP値が「AF11」であるデータストリームのための帯域確保や、DSCP値が「EF」である制御パケットなどの最優先クラスのデータのための帯域確保を実現できる。一方、Qos変更処理のみでは、中継装置10が受信装置40からIGMP/MLD_JOINメッセージを受信した場合、受信装置40へのマルチキャスト伝送が開始されてしまう。したがって、それまでに帯域予約されていたセッションのマルチキャスト伝送のための帯域が圧迫されてしまうことが懸念される。マルチキャスト転送設定変更処理は、このような事情に鑑みて行われる処理である。具体的には、転送制御部260は、下記で初期設定として説明する転送設定変更処理をネットワーク利用開始時に管理下ネットワーク上の全ての中継装置10に対して行い、下記でセッション登録時設定として説明する転送設定変更処理を送信装置30側および受信装置40側のセッションと登録時に行う。
初期設定:(全ての管理下ネットワーク上の中継装置10に対して設定)
・入力(Ingress)ポート設定:
IGMP/MLD_Traffic_Filter設定:IGMP/MLD Messageを受信出来ないように設定する。すなわち、転送制御部260は、マルチキャストグループへの参加要求の受け付けを制限する制限モードに中継装置10を設定する。これによりIGMP/MLD Join Messageよる予約外フローのマルチキャスト伝送を抑制することが可能となる。
セッション登録時設定:(セッション登録に対して「帯域管理処理」にて帯域予約される中継リンクの送信側中継装置の出口ポートに対して設定)
・転送開始設定
登録セッションに含まれるデータストリーム(フロー)の転送開始設定を行う。かかる構成により、中継装置10は登録セッションに含まれるデータストリームの転送を開始することが可能となる。中継装置10がL2スイッチ7である場合、当該転送開始設定は、例えばIGMP/MLD_Static_Snooping設定により実現される。一方、中継装置10がL3スイッチ8である場合、上記の初期設定や転送開始設定は、マルチキャストルーティングプロトコル設定(PIM−SSMなど)、マルチキャストルーティングテーブルの静的な設定、ユニキャストルーティング設定(OSPF、Staticルートなど)、およびトラフィックフィルタ設定などの変更により実現される。
上述した初期設定とセッション登録時設定の組み合わせにより、マルチキャスト伝送されるデータストリームとしては、セッション登録されたデータストリームのみがネットワーク上で転送されるので、マルチキャスト伝送の帯域管理を実現することができる。
なお、図4においては送信装置30側のセッション登録時にもマルチキャスト転送設定変更処理を行う例を示しているが、送信装置30側のセッション登録によりデータストリームの転送を開始すべき中継装置10が存在しない場合、マルチキャスト転送設定変更処理は行われない。例えば、図7に示したように、送信装置30Aのセッション登録時に送信装置30A→L2スイッチ7A間の中継リンクの帯域予約のみが行われる場合、L2スイッチ7Aはデータストリームの転送を行わないので、マルチキャスト転送設定変更処理は不要である。
(3−2.登録失敗時の動作)
以上、セッション登録の成功時の動作を説明した。続いて、図8および図9を参照し、セッション登録の失敗時の動作を説明する。
図8は、送信装置30側のセッション登録の失敗例を示したシーケンス図である。図8に示したように、まず、コントローラー12がネットワークリソース管理サーバ20に送信装置30側のマルチセッション登録、開始要求を送信すると(S310)、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション管理処理を行う(S320)。その後、リソース管理部250は帯域管理処理を試みるが(S330)、上記数式1が満たされず帯域予約を出来ない場合、セッション管理部240は、S320おいて登録したセッション情報を削除する(S390)。そして、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション登録が失敗したことを示す応答をコントローラー12に送信する(S392)。
図9は、受信装置40側のセッション登録の失敗例を示したシーケンス図である。図9に示したように、まず、コントローラー12がネットワークリソース管理サーバ20に受信装置40側のマルチセッション登録、開始要求を送信すると(S410)、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション管理処理を行う(S420)。その後、リソース管理部250は帯域管理処理を試みるが(S430)、上記数式2が満たされず帯域予約を出来ない場合、セッション管理部240は、S420おいて登録したセッション情報を削除する(S490)。そして、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション登録が失敗したことを示す応答をコントローラー12に送信する(S492)。
(3−3.登録削除時の動作)
続いて、セッション登録の成功後に、送信装置30や受信装置40の変更により行われるセッション登録削除の動作を説明する。
図10は、送信装置30側のセッション登録削除時の動作を示したシーケンス図である。図10に示したように、まず、コントローラー12がネットワークリソース管理サーバ20に送信装置30側のマルチセッション登録削除、終了要求を送信すると(S510)、ネットワークリソース管理サーバ20は、送信装置30に送信終了要求を送信装置30に送信し(S520)、送信装置30から応答を受信する(S530)。
その後、ネットワークリソース管理サーバ20のセッション管理部240は、セッション管理処理として、セッション情報における送信装置30に関する情報を削除する(S540)。そして、リソース管理部250は、帯域管理処理として、送信装置30側の各中継リンクに対して予約されていた帯域を開放する(S550)。続いて、転送制御部260は、Qos設定変更処理(S340)として図4を参照して説明した送信装置30と接続する中継装置10のポートに対する設定を削除する(S560)。さらに、転送制御部260は、マルチキャスト転送設定変更処理(S350)として図4を参照して説明した中継装置10に対する転送開始設定を解除する(S570)。すなわち、転送制御部260は、中継リンクの送信側の中継装置10の出口ポートに対して転送終了設定を行う。その後、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション登録が終了したことを示す応答をコントローラー12に送信する(S580)。
図11は、受信装置40側のセッション登録削除時の動作を示したシーケンス図である。図11に示したように、まず、コントローラー12がネットワークリソース管理サーバ20に受信装置40側のマルチセッション登録削除、終了要求を送信すると(S610)、ネットワークリソース管理サーバ20は、受信装置40に受信終了要求を受信装置40に送信し(S620)、受信装置40から応答を受信する(S630)。
その後、ネットワークリソース管理サーバ20のセッション管理部240は、セッション管理処理として、セッション情報における受信装置40に関する情報を削除する(S640)。そして、リソース管理部250は、帯域管理処理として、受信装置40側の各中継リンクに対して予約されていた帯域を開放する(S650)。さらに、転送制御部260は、マルチキャスト転送設定変更処理(S450)として図5を参照して説明した中継装置10に対する転送開始設定を解除する(S670)。すなわち、転送制御部260は、中継リンクの送信側の中継装置10の出口ポートに対して転送終了設定を行う。その後、ネットワークリソース管理サーバ20は、セッション登録が終了したことを示す応答をコントローラー12に送信する(S680)。
上述したように、本実施形態によれば、明示的な転送開始設定および転送終了設定を行うことにより、マルチキャストポート転送における無効/有効設定の変更に要する時間を短縮することが可能である。このため、例えば受信装置40において受信マルチキャスト伝送を切替える場合に表示切替えに要する時間も短縮することができる。
<4.変形例>
図7においては、L2スイッチ7のみからなる簡略化されたネットワークにおける帯域予約を説明したが、実際のネットワークにはL2スイッチ7およびL3スイッチ8が混在する場合が多い。そこで、以下では、L2スイッチ7およびL3スイッチ8が混在するネットワークにおける帯域予約の具体例を説明する。
図12は、送信装置30側の中継リンクの帯域予約を示した説明図である。図12に示したように、送信装置30および受信装置40の間にL2スイッチ7A〜7DおよびL3スイッチ8が存在するネットワークにおいて送信装置30側の帯域予約を行う場合、リソース管理部250は、送信装置30からL3スイッチ8までの間の各中継リンクの帯域予約を行う。すなわち、リソース管理部250は、送信装置30→L2スイッチ7A間、L2スイッチ7A→L2スイッチ7B間、およびL2スイッチ7B→L3スイッチ8間の中継リンクの帯域予約を行う。そして、ネットワークリソース管理サーバ20は、帯域予約と同期して、送信装置30にデータストリームの送信開始を指示する。
図13は、受信装置40側の中継リンクの帯域予約を示した説明図である。リソース管理部250は、受信装置40側の中継リンクの帯域予約として、受信装置40からL3スイッチ8までの間の各中継リンクの帯域予約を行う。そして、ネットワークリソース管理サーバ20は、受信装置40が送信装置30から受信可能なデータストリーム数、およびL3スイッチ8で受信している送信装置30からのマルチキャストトラフック情報をコントローラー12に通知する。
図14は、送信装置30側の中継リンクの帯域予約の変形例を示した説明図である。リソース管理部250は、送信装置30側の帯域予約を行う場合、図14に示したように、受信装置40が接続される側のエッジのL3スイッチ8に至るまでの中継リンクの帯域予約を行ってもよい。図14には、送信装置30からL3スイッチ8Dに至るまでの中継リンク、および送信装置30からL3スイッチ8Fに至るまでの中継リンクの帯域予約が行われた例を示している。なお、L3スイッチ8CおよびL3スイッチ8G間の中継リンクの帯域予約は、帯域不足などの理由により帯域予約が失敗している。そして、ネットワークリソース管理サーバ20は、帯域予約と同期して、送信装置30にデータストリームの送信開始を指示する。なお、ネットワークリソース管理サーバ20は、中継リンクの帯域を帯域予約により確保しておき、マルチキャスト伝送に参加する受信装置40が現れた段階でL3スイッチ8に転送開始設定を行ってもよい。かかる構成によれば、L3ネットワーク内のトラフィックを抑制することが可能である。
<5.ハードウェア構成>
以上、本開示の実施形態を説明した。上述したリソース管理や転送設定変更処理などの情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するネットワークリソース管理サーバ20のハードウェアとの協働により実現される。
図15は、ネットワークリソース管理サーバ20のハードウェア構成を示した説明図である。図15に示したように、ネットワークリソース管理サーバ20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、入力装置208と、出力装置210と、ストレージ装置211と、ドライブ212と、通信装置215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってネットワークリソース管理サーバ20内の動作全般を制御する。例えば、図3を参照して説明した経路収集部220、セッション管理部240、リソース管理部250、および転送制御部260の機能は、このCPU201とソフトウェアとの協働により実現される。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。
入力装置208は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。ネットワークリソース管理サーバ20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、ネットワークリソース管理サーバ20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置210は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置210は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置211は、本実施形態にかかるネットワークリソース管理サーバ20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置211は、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、ネットワークリソース管理サーバ20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203に出力する。また、ドライブ212は、リムーバブル記憶媒体24に情報を書き込むこともできる。
通信装置215は、例えば、L3ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。
なお、上記では図15を参照してネットワークリソース管理サーバ20のハードウェア構成について説明したが、コントローラー12、送信装置30、および受信装置40などのハードウェアはネットワークリソース管理サーバ20と実質的に同一に構成することが可能であるため、説明を省略する。
<6.むすび>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、送信装置30側のセッション情報と、受信装置40側のセッション情報とが別個に登録、削除される。かかる構成により、マルチキャスト伝送に参加する送信装置または受信装置の変更に柔軟に対応することが可能となる。
また、本開示の実施形態によれば、マルチキャスト転送設定変更処理として、初期設定においてマルチキャストグループへの参加要求の受け付けを行わないようにネットワーク上の中継装置10を設定し、セッション登録時に、中継装置10に登録セッションに含まれるデータストリームの転送開始設定を行う。かかる構成により、マルチキャスト伝送されるデータストリームとしては、セッション登録されたデータストリームのみがネットワーク上で転送されるので、マルチキャスト伝送の帯域管理を実現することができる。
なお、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書のネットワークリソース管理サーバ20の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、ネットワークリソース管理サーバ20の処理における各ステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、ネットワークリソース管理サーバ20に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアに、上述したネットワークリソース管理サーバ20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
また、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部と、
前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部と、
を備える、中継管理装置。
(2)
前記1または2以上の受信装置からのマルチキャストグループへの参加要求の受け付けを制限する制限モードに前記中継装置を設定し、前記帯域予約が行われた中継リンクを形成する中継装置に前記データストリームの転送開始設定を行う転送制御部をさらに備える、前記(1)に記載の中継管理装置。
(3)
前記転送制御部は、前記送信装置側のセッション情報または前記受信装置側のセッション情報が前記セッション管理部により削除された場合、セッション情報が削除された側の中継リンクを形成する中継装置に前記データストリームの転送終了設定を行う、前記(2)に記載の中継管理装置。
(4)
前記転送制御部は、さらに、前記中継装置に対しデータクラスごとに出力伝送レートの制限を設定し、前記セッション管理部によりセッション情報が登録された送信装置と接続する中継装置の入力制限レートとして、前記セッション情報に含まれる前記データストリームのデータレートを設定する、前記(2)または(3)に記載の中継管理装置。
(5)
前記帯域予約部は、予約対象の中継リンクで既に使用を予約されているマルチキャスト伝送のデータレートと、前記データストリームのデータレートとの合計値が、上限データレートを上回るか否かに基づき、帯域予約の可否を判断する、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の中継管理装置。
(6)
前記上限データレートは、前記予約対象の中継リンクの最大伝送レートより小さいレートである、前記(5)に記載の中継管理装置。
(7)
前記セッション管理部は、登録された前記送信装置側のセッション情報と前記受信装置側のセッション情報の削除を別個に行う、前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の中継管理装置。
(8)
1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うことと、
前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行うことと、
を含む、中継管理方法。
(9)
コンピュータを、
1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部と、
前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部と、
として機能させるための、プログラム。
(10)
1または2以上の送信装置と、
1または2以上の受信装置と、
前記1または2以上の送信装置と前記1または2以上の受信装置との間で中継リンクを形成する1または2以上の中継装置と、
前記中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部、および、
前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部、
を有する中継管理装置と、
を備える、中継管理システム。
7 L2スイッチ
8 L3スイッチ
10 中継装置
12 コントローラー
14 撮像装置
16 表示装置
20 ネットワークリソース管理サーバ
30 送信装置
32 マルチキャスト送信部
40 受信装置
42 マルチキャスト受信部
220 経路収集部
230 データベース
240 セッション管理部
250 リソース管理部
260 転送制御部

Claims (10)

  1. 1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部と、
    前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部と、
    を備える、中継管理装置。
  2. 前記1または2以上の受信装置からのマルチキャストグループへの参加要求の受け付けを制限する制限モードに前記中継装置を設定し、前記帯域予約が行われた中継リンクを形成する中継装置に前記データストリームの転送開始設定を行う転送制御部をさらに備える、請求項1に記載の中継管理装置。
  3. 前記転送制御部は、前記送信装置側のセッション情報または前記受信装置側のセッション情報が前記セッション管理部により削除された場合、セッション情報が削除された側の中継リンクを形成する中継装置に前記データストリームの転送終了設定を行う、請求項2に記載の中継管理装置。
  4. 前記転送制御部は、さらに、前記中継装置に対しデータクラスごとに出力伝送レートの制限を設定し、前記セッション管理部によりセッション情報が登録された送信装置と接続する中継装置の入力制限レートとして、前記セッション情報に含まれる前記データストリームのデータレートを設定する、請求項2に記載の中継管理装置。
  5. 前記帯域予約部は、予約対象の中継リンクで既に使用を予約されているマルチキャスト伝送のデータレートと、前記データストリームのデータレートとの合計値が、上限データレートを上回るか否かに基づき、帯域予約の可否を判断する、請求項1に記載の中継管理装置。
  6. 前記上限データレートは、前記予約対象の中継リンクの最大伝送レートより小さいレートである、請求項5に記載の中継管理装置。
  7. 前記セッション管理部は、登録された前記送信装置側のセッション情報と前記受信装置側のセッション情報の削除を別個に行う、請求項1に記載の中継管理装置。
  8. 1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うことと、
    前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行うことと、
    を含む、中継管理方法。
  9. コンピュータを、
    1または2以上の送信装置と1または2以上の受信装置との間で中継装置の中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部と、
    前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部と、
    として機能させるための、プログラム。
  10. 1または2以上の送信装置と、
    1または2以上の受信装置と、
    前記1または2以上の送信装置と前記1または2以上の受信装置との間で中継リンクを形成する1または2以上の中継装置と、
    前記中継リンクを介して行われるデータストリームのマルチキャスト伝送についてのセッション情報の登録を、送信装置側の情報と受信装置側の情報とで別個に行うセッション管理部、および、
    前記セッション管理部による前記送信装置側または前記受信装置側のセッション情報の登録に基づき、前記送信装置側の中継リンクの帯域予約、または前記受信装置側の中継リンクの帯域予約を行う帯域予約部、
    を有する中継管理装置と、
    を備える、中継管理システム。
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