JP6283057B2 - 半導体洗浄用組成物の保管方法および洗浄方法 - Google Patents
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Description
本発明に係る半導体洗浄用組成物の保管方法の一態様は、
半導体洗浄用組成物を容器に充填して保管する方法であって、
前記容器の内容積に対する前記半導体洗浄用組成物の占める容積を除いた空隙部の容積の比率を5〜20%とし、
前記空隙部の酸素濃度が0〜5%であり、
5℃以上40℃以下の温度で保管することを特徴とする。
適用例1の保管方法において、
前記半導体洗浄用組成物が、デプスタイプまたはプリーツタイプのろ過フィルタでろ過されたものであることができる。
適用例2の保管方法において、
前記ろ過フィルタの定格ろ過精度が0.01〜20μmであることができる。
適用例1ないし適用例3のいずれか一例の保管方法において、
前記半導体洗浄用組成物が、0.1〜0.3μmの粒子を3×101〜1.5×103個/mL含有することができる。
適用例1ないし適用例4のいずれか一例の保管方法において、
前記半導体洗浄用組成物がカリウムおよびナトリウムを含有し、
前記カリウムの含有量をMK(ppm)、前記ナトリウムの含有量をMNa(ppm)としたときに、MK/MNa=5×103〜1×105であることができる。
適用例1ないし適用例5のいずれか一例の保管方法において、
前記半導体洗浄用組成物が有機酸を含有することができる。
適用例1ないし適用例6のいずれか一例の保管方法において、
前記半導体洗浄用組成物が水溶性高分子を含有することができる。
適用例1ないし適用例7のいずれか一例の保管方法において、
前記半導体洗浄用組成物が1〜500倍に希釈して使用されるものであることができる。
本発明に係る洗浄方法の一態様は、
配線材料として銅またはタングステンを含み、かつ、バリアメタル材料としてタンタル、チタン、コバルト、ルテニウム、マンガン、及びこれらの化合物よりなる群から選択される少なくとも1種を含む配線基板を、適用例1ないし適用例8のいずれか一例の方法により保管された半導体洗浄用組成物を用いて洗浄する工程を含むことを特徴とする。
本発明に係る洗浄方法の一態様は、
配線基板の配線材料としてタングステンを含み、前記配線基板を鉄イオンおよび過酸化物を含有する組成物を用いて化学機械研磨した後に適用例1ないし適用例8のいずれか一例の方法により保管された半導体洗浄用組成物を用いて洗浄する工程を含むことを特徴と
する。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、必要に応じて純水などの水系媒体で希釈して、主にCMP終了後の被研磨体の表面に存在するパーティクルや金属不純物などを除去するための洗浄剤として使用することができる。以下、本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物に含まれる各成分について詳細に説明する。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、粒子径が0.1〜0.3μmの粒子(以下、「特定粒子」ともいう。)を3×101〜1.5×103個/mL含有することができる。本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、特定粒子を所定の割合で含有することにより、洗浄工程において被研磨面に残留した研磨屑を効果的にそぎ落とし除去できると考えられる。これに対して、半導体洗浄用組成物に含有される特定粒子の含有割合が前記範囲を超える場合、洗浄後の被研磨面に特定粒子が残留し、被洗浄体である半導体回路の電気特性の悪化による歩留まりの低下等が誘発されるため好ましくない。一方、半導体洗浄用組成物に含有される特定粒子の含有割合が前記範囲よりも小さい場合、被研磨面に付着した研磨屑を効果的にそぎ落とすことが困難となり、洗浄面の平坦性が劣化してしまうと考えられる。
せず、被研磨面に付着した研磨屑を効果的に除去できる点から、酸化鉄、ステンレス鋼、酸化チタン、シリカ及び酸化アルミニウムが好ましく、シリカがより好ましい。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、カリウムおよびナトリウムを含有することができる。一般的に、特開2000−208451号公報等に記載されているように、半導体の製造工程では、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属は可能な限り除去すべき不純物であると認識されている。そのため、CMPスラリーにおいても、pHをコントロールするための塩基としては、水酸化ナトリウムなどの無機塩基ではなく、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)などの有機塩基が使用されている。しかしながら、本願発明においては、これまでの概念を覆し、CMP研磨後の洗浄工程において、カリウムおよびナトリウムを所定の割合で含有する半導体洗浄用組成物を用いることにより、半
導体特性を大幅に劣化させずに、逆に洗浄特性を向上させる効果があることが判明した。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、主成分である水系媒体の他、水溶性高分子、有機酸、アミン、その他の成分を含有することができる。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、水溶性高分子を含有することができる。水溶性高分子は、被洗浄面の表面に吸着して腐食を低減させる機能を有している。そのため、半導体洗浄用組成物に水溶性高分子を添加すると、被洗浄面の腐食を低減させることができる。なお、本発明において「水溶性」とは、20℃の水100gに溶解する質量が0.1g以上であることをいう。また、本発明において「水溶性高分子」とは、2以上の繰り返し単位が線状あるいは網目状に共有結合を介して連なった水溶性の化合物のことをいう。
スチレン、α−メチルスチレン、4−メチルスチレン等のモノマーと、(メタ)アクリル酸、マレイン酸等の酸モノマーとの共重合体や、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸等をホルマリンで縮合させた芳香族炭化水素基を有する繰り返し単位を有する重合体およびこれらの塩;
ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリアクリルアミド、ポリビニルホルムアミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルオキサゾリン、ポリビニルイミダゾール、ポリアリルアミンなどのビニル系合成ポリマー;ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、加工澱粉などの天然多糖類の変性物;
などが挙げられるが、これらに限定されない。これらの水溶性高分子は、1種単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ることができる。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、有機酸を含有することができる。有機酸は、カルボキシ基、スルホ基等の酸性基を1個以上有することが好ましい。なお、本発明における「有機酸」は、上述の水溶性高分子を含まない概念である。
。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、アミン(但しアミノ酸を除く。)を含有することができる。アミンは、エッチング剤としての機能を有すると考えられる。アミンを添加することにより、CMP終了後における洗浄工程において、配線基板上の金属酸化膜(例えば、CuO、Cu2O及びCu(OH)2層)や有機残渣(例えばBTA層)をエッチングして除去することができると考えられる。
アミンとしては、例えば、アルカノールアミン、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン等が挙げられる。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、水系媒体を主成分とする液体である。この水系媒体は、水を主成分とした溶媒としての役割を果たすことができるものであれば特に制限されない。このような水系媒体としては、水、水およびアルコールの混合媒体、水および水との相溶性を有する有機溶媒を含む混合媒体等が挙げられる。これらの中でも、水、水およびアルコールの混合媒体を用いることが好ましく、水を用いることがより好ましい。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、適時必要な成分を含有してもよく、例えばpH調整剤や界面活性剤等を含有してもよい。
本実施形態に係る半導体洗浄用組成物は、配線材料として銅を含む被研磨面を洗浄する場合、pHの下限値は9以上であることが好ましく、10以上であることがより好ましく、pHの上限値は14以下であることが好ましい。配線材料としてタングステンを含む被研磨面を洗浄する場合、pHの上限値は7以下であることが好ましく、6以下であることがより好ましく、pHの下限値は2以上であることが好ましい。
界面活性剤としては、公知の成分を適時使用することができるが、ノニオン性界面活性剤またはアニオン性界面活性剤を好ましく使用することができる。界面活性剤を添加することにより、CMPスラリー中に含まれていたパーティクルや金属不純物を配線基板上から除去する効果が高まり、より良好な被洗浄面が得られる場合がある。
る。界面活性剤の含有量が前記範囲内にあると、CMP終了後における洗浄工程において、被洗浄体の腐食を低減しながら、有機残渣を効率的に除去することができる。
本実施形態で用いられる半導体洗浄用組成物は、特に制限されず、公知の方法を使用することにより調製することができる。具体的には、水等の水系媒体に上述した各成分を溶解させて、ろ過することにより調製することができる。上述した各成分の混合順序や混合方法については特に制限されない。
本実施形態に係る半導体洗浄用組成物の保管方法(以下、単に「保管方法」ともいう)は、半導体洗浄用組成物を容器に充填して保管する方法であって、前記容器の内容積に対する前記半導体洗浄用組成物の占める容積を除いた空隙部の容積の比率を5〜20%とし、前記空隙部の酸素濃度が0〜5%であり、5℃以上40℃以下の温度で保管することを特徴とする。かかる保管方法によれば、安定剤等を添加していない半導体洗浄用組成物であっても異物や変色の発生を抑制することができ、保存安定性が良好となることが判明した。
本発明における「洗浄剤」とは、上述の半導体洗浄用組成物に水系媒体を添加して希釈することにより調製された、実際に被洗浄面を洗浄する際に用いられる液体のことをいう。上述の半導体洗浄用組成物は、通常、各成分が濃縮された状態で存在する。そのため、各ユーザーが、上述の半導体洗浄用組成物を適宜水系媒体で希釈して洗浄剤を調製し、その洗浄剤を使用に供する。
通常に行われている方法を採用することができる。
本発明の一実施形態に係る洗浄方法は、配線材料として銅またはタングステンを含み、かつ、バリアメタル材料としてタンタル、チタン、コバルト、ルテニウム、マンガン、及びこれらの化合物よりなる群から選択される少なくとも1種を含む配線基板を、上述の方法によって保管された半導体洗浄用組成物(もしくはこれを水系媒体で希釈した洗浄剤、以下これらを単に「洗浄剤」という。)を用いて洗浄する工程を含む。以下、本実施形態に係る洗浄方法の一例について、図面を用いながら詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る洗浄方法に用いられる配線基板の作製プロセスを模式的に示す断面図である。かかる配線基板は、以下のプロセスを経ることにより形成される。
次いで、図3に示す配線基板200の表面(被洗浄面)を上述の洗浄剤を用いて洗浄する。本実施形態に係る洗浄方法によれば、CMP終了後の配線材料およびバリアメタル材料が表面に共存する配線基板を洗浄する際に、配線材料およびバリアメタル材料の腐食を抑制すると共に、配線基板上の酸化膜や有機残渣を効率的に除去することができる。
による汚染の除去性が向上し、洗浄時間を短縮することができる。物理力による洗浄方法としては、洗浄ブラシを使用したスクラブ洗浄や超音波洗浄が挙げられる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、本実施例における「部」および「%」は、特に断らない限り質量基準である。
4.1.1.半導体洗浄用組成物の調製
ポリエチレン製容器に、表1に示す含有割合となるように各成分を添加し、イオン交換水を適量入れ、15分間撹拌した。この混合物に、全構成成分の合計量が100質量部となるようにイオン交換水、水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムを加え、表1に示すpH、K含有量、Na含有量となるように組成物を調整した。
(1)化学機械研磨工程
銅配線のパターン付き基板(直径8インチのシリコン基板上にPETEOS膜を厚さ5000Å積層させた後、「SEMATECH 854」マスクにてパターン加工し、その上に厚さ250Åのコバルト膜、厚さ1000Åの銅シード膜および厚さ10000Åの銅メッキ膜を順次積層させたテスト用の基板)を、株式会社荏原製作所製の化学機械研磨装置「EPO112」を用いて、下記の条件で二段階化学機械研磨を実施した。なお、第一段目の化学機械研磨では、コバルト膜が露出するまで銅シード膜および銅メッキ膜を化学機械研磨した。第二段目の化学機械研磨では、PETEOS膜が露出するまでコバルト膜、銅シード膜および銅メッキ膜を化学機械研磨した。
・化学機械研磨用水系分散体:JSR(株)製、「CMS7501/CMS7552」
・研磨パッド:ロデール・ニッタ(株)製、「IC1000/SUBA400」
・定盤回転数:70rpm
・ヘッド回転数:71rpm
・ヘッド荷重:50g/cm2
・化学機械研磨用水系分散体供給速度:200mL/分
・研磨時間:150秒
・化学機械研磨用水系分散体:JSR(株)製、「CMS8501/CMS8552」
・研磨パッド:ロデール・ニッタ(株)製、「IC1000/SUBA400」
・定盤回転数:70rpm
・ヘッド回転数:71rpm
・ヘッド荷重:250g/cm2
・化学機械研磨用水系分散体供給速度:200mL/分
・研磨時間:60秒
上記で得られた研磨後の基板表面を、上記で得られた半導体洗浄用組成物に表1に記載の希釈倍率となるように超純水(粒子径0.3μm以上のパーティクルが10個/mL以下、pH=6.5)を添加して希釈することにより洗浄剤を調製し、下記の条件で定盤上洗浄に供した。その後、同様にブラシスクラブ洗浄に供した。
・洗浄剤:上記で調製した洗浄剤
・ヘッド回転数:71rpm
・ヘッド荷重:100g/cm2
・定盤回転数:70rpm
・洗浄剤供給速度:300mL/分
・洗浄時間:30秒
・洗浄剤:上記で調製した洗浄剤
・上部ブラシ回転数:100rpm
・下部ブラシ回転数:100rpm
・基板回転数:100rpm
・洗浄剤供給量:300mL/分
・洗浄時間:30秒
<腐食評価>
上記で得られた洗浄後の基板表面を走査型電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ製、型番「S−4800」)を用いて、倍率120,000倍で、テストパターンの0.175μmの銅配線部を観察することにより腐食の評価を行った。その結果を表1に示す。なお、評価基準は下記のとおりである。
(評価基準)
銅配線10本における腐食が観察された銅配線の数が、
・3本以下であり、かつ、バリアメタルとの間にスリットが認められない場合、非常に良好と判断して「◎」
・3本を超え5本以下であり、かつ、バリアメタルとの間にスリットが認められない場合、使用可能と判断して「○」。
・5本を超える、または、バリアメタルとの間にスリットが認められる場合、不良と判断して「×」
と表記した。
上記で得られた洗浄後の基板表面をウエハ欠陥検査装置(ケーエルエー・テンコール社製、型番「KLA2351」)を用いて、被研磨面全面の欠陥数を計測した。その結果を表1に示す。なお、評価基準は下記のとおりである。
(評価基準)
基板表面全体における欠陥数が、
・250個以下である場合、非常に良好であるであると判断して「◎」
・250個を超え500個以下である場合、使用可能と判断して「○」
・500個以上である場合、不良であると判断して「×」
と表記した。
上記第二段目の化学機械研磨を行った基板(銅膜を厚さ5000Å積層させたテスト用の基板)1000枚を上記で得られた洗浄剤を用いて上記ブラシスクラブ洗浄にてランニングで洗浄した。洗浄後の基板を欠陥検査し、基板表面全体における欠陥数が250個より多い場合を不良とした。1000枚中不良となった基板数をカウントすることにより、洗浄剤の信頼性について評価した。その結果を表1に示す。評価基準は以下の通りである。
(評価基準)
1000枚中不良となった基板の数が、
・50枚以下の場合、非常に良好であると判断して「◎」
・50枚より多く100枚以下である場合、使用可能と判断して「○」
・100枚より多い場合、不良であると判断して「×」
半導体洗浄用組成物を保管容器に表1の線速度で注入し、容器の内容積との比率(空隙率)、保管温度、容器内に残留する気体中の酸素濃度を表1に記載の条件とし、静置して6ヶ月保管した。なお、酸素濃度は半導体洗浄用組成物を保管容器へ移し替えた後、容器内へ高純度窒素を吹き付けて置換することにより調整した。6ヶ月保管後の半導体洗浄用組成物の異物発生の有無および保管容器外観を目視にて判断した結果を表1に示す。評価基準は以下の通りである。
(評価基準−異物発生有無)
6ヶ月保管後の保管容器内において、
・目視にて異物(沈降物)が確認できず、保管前と比較して変色が認められない場合、良好であると判断して「○」
・目視にて異物(沈降物)が視認でき、または、保管前と比較して変色が認められる場合、不良であると判断して「×」
(評価基準−保管容器外観)
6ヶ月保管後の保管容器において、
・目視にて保管容器外観に変化がない場合、良好であると判断して「○」
・目視にて保管容器外観に変化がある場合、不良であると判断して「×」
半導体洗浄用組成物を表1〜表2に記載の組成に変更し、表1〜表2に記載の組成の洗浄剤とした以外は、実施例1と同様にして配線基板の洗浄試験および評価試験を行った。
4.3.1.半導体洗浄用組成物の調製
表3に記載の組成に変更し、必要に応じて水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムを用いて表3に示すpH、K含有量、Na含有量となるように調整した以外は、実施例1と同様にして半導体洗浄用組成物を調製した。
(1)化学機械研磨工程
銅配線のパターン付き基板(直径8インチのシリコン基板上にPETEOS膜を厚さ5000Å積層させた後、「SEMATECH 854」マスクにてパターン加工し、その上に厚さ250Åのコバルト膜、厚さ1000Åのタングステンシード膜および厚さ10000Åのタングステンメッキ膜を順次積層させたテスト用の基板)を、株式会社荏原製作所製の化学機械研磨装置「EPO112」を用いて、下記の条件で一段階化学機械研磨を実施した。
・化学機械研磨用水系分散体:キャボット(株)製、「W2000」(鉄イオンおよび過酸化水素を含有するスラリー)
・研磨パッド:ロデール・ニッタ(株)製、「IC1000/SUBA400」
・定盤回転数:70rpm
・ヘッド回転数:71rpm
・ヘッド荷重:50g/cm2
・化学機械研磨用水系分散体供給速度:200mL/分
・研磨時間:150秒
上記で得られた研磨後の基板表面を、上記で得られた半導体洗浄用組成物に表3に記載の希釈倍率となるように超純水(粒子径0.3μm以上のパーティクルが10個/mL以下、pH=6.5)を添加して希釈することにより洗浄剤を調製し、下記の条件で定盤上洗浄に供した。その後、同様にブラシスクラブ洗浄に供した。
・洗浄剤:上記で調製した洗浄剤
・ヘッド回転数:71rpm
・ヘッド荷重:100g/cm2
・定盤回転数:70rpm
・洗浄剤供給速度:300mL/分
・洗浄時間:30秒
・洗浄剤:上記で調製した洗浄剤
・上部ブラシ回転数:100rpm
・下部ブラシ回転数:100rpm
・基板回転数:100rpm
・洗浄剤供給量:300mL/分
・洗浄時間:30秒
<腐食評価>
上記で得られた洗浄後の基板表面を実施例1と同様に評価した。その結果を表3に示す。
上記で得られた洗浄後の基板表面を実施例1と同様に評価した。その結果を表3に示す。
上記の化学機械研磨を行った基板(タングステン膜を厚さ3000Å積層させたテスト用の基板)1000枚を上記で得られた洗浄剤を用いて上記ブラシスクラブ洗浄にてランニングで洗浄した。洗浄後の基板を欠陥検査し、基板表面全体における欠陥数が250個より多い場合を不良とした。1000枚中不良となった基板数をカウントすることにより、洗浄剤の信頼性について評価した。その結果を表3に示す。評価基準は以下の通りである。
(評価基準)
1000枚中不良となった基板の数が、
・50枚以下の場合、非常に良好であると判断して「◎」
・50枚より多く100枚以下である場合、使用可能と判断して「○」
・100枚より多い場合、不良であると判断して「×」
上記「4.1.3.評価試験」の保存安定性評価と同様に評価した。その結果を表3に示す。
半導体洗浄用組成物を表3に記載の組成に変更し、表3に記載の組成の洗浄剤とした以外は、実施例27と同様にして配線基板の洗浄試験および評価試験を行った。
下表1〜表3に、半導体洗浄用組成物の組成および評価結果を示す。
・ポリアクリル酸(Mw=700,000):東亜合成株式会社製、商品名「ジュリマーAC−10H」
・ポリアクリル酸(Mw=55,000):東亜合成株式会社製、商品名「ジュリマーAC−10L」
・ポリアクリル酸(Mw=6,000):東亜合成株式会社製、商品名「アロンA−10SL」
・ポリマレイン酸(Mw=2,000):日油株式会社製、商品名「ノンポールPWA−50W」
・ポリアリルアミン(Mw=25,000):ニットーボーメディカル株式会社製、商品名「PAA−25」
・ポリアリルアミン(Mw=15,000):ニットーボーメディカル株式会社製、商品
名「PAA−15」
・ポリスチレンスルホン酸(Mw=50,000):東ソー有機化学株式会社製、商品名「PS−5H」
・スチレン−マレイン酸共重合体:第一工業製薬株式会社製、商品名「DKSディスコートN−10」
・スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体:第一工業製薬株式会社製、商品名「DKSディスコートN−14」
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物Na塩:第一工業製薬株式会社製、商品名「ラベリンFD−40」
・ポリビニルアルコール(Mw=26,000):株式会社クラレ製、商品名「PVA405」
・ポリエチレンイミン(Mw=70,000):株式会社日本触媒製、商品名「エポミン
P−1000」
Claims (10)
- 半導体洗浄用組成物を容器に充填して保管する方法であって、
前記半導体洗浄用組成物がカリウムおよびナトリウムを含有し、前記カリウムの含有量をM K (ppm)、前記ナトリウムの含有量をM Na (ppm)としたときに、M Na =1×10 −6 〜10×10 0 (ppm)、かつ、M K /M Na =5×10 3 〜1×10 5 であり、
前記容器の内容積に対する前記半導体洗浄用組成物の占める容積を除いた空隙部の容積の比率を5〜20%とし、
窒素を吹き付けて置換することにより前記空隙部の酸素濃度を0〜5%とし、
5℃以上40℃以下の温度で保管することを特徴とする、半導体洗浄用組成物の保管方法。 - 前記半導体洗浄用組成物が、デプスタイプまたはプリーツタイプのろ過フィルタでろ過されたものである、請求項1に記載の保管方法。
- 前記ろ過フィルタの定格ろ過精度が0.01〜20μmである、請求項2に記載の保管方法。
- 前記半導体洗浄用組成物が、0.1〜0.3μmの粒子を3×101〜1.5×103個/mL含有する、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の保管方法。
- 半導体洗浄用組成物を容器に充填して保管する方法であって、
前記半導体洗浄用組成物がカリウムおよびナトリウムを含有し、前記カリウムの含有量をMK(ppm)、前記ナトリウムの含有量をMNa(ppm)としたときに、M Na =1.0×10 −6 〜10×10 0 、かつ、MK/MNa=5×103〜1×105であり、
前記容器の内容積に対する前記半導体洗浄用組成物の占める容積を除いた空隙部の容積
の比率を5〜20%とし、
前記空隙部の酸素濃度が0〜5%であり、
5℃以上40℃以下の温度で保管することを特徴とする、半導体洗浄用組成物の保管方法。 - 前記半導体洗浄用組成物が有機酸を含有する、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の保管方法。
- 前記半導体洗浄用組成物が水溶性高分子を含有する、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の保管方法。
- 前記半導体洗浄用組成物が1〜500倍に希釈して使用されるものである、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の保管方法。
- 配線材料として銅またはタングステンを含み、かつ、バリアメタル材料としてタンタル、チタン、コバルト、ルテニウム、マンガン、及びこれらの化合物よりなる群から選択される少なくとも1種を含む配線基板を、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の保管方法により保管された半導体洗浄用組成物を用いて洗浄する工程を含む、洗浄方法。
- 配線基板の配線材料としてタングステンを含み、前記配線基板を鉄イオンおよび過酸化物を含有する組成物を用いて化学機械研磨した後に請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の保管方法により保管された半導体洗浄用組成物を用いて洗浄する工程を含む、洗浄方法。
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