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JP6284753B2 - 連続アンローダ - Google Patents
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JP6284753B2 - 連続アンローダ - Google Patents

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Description

本発明は、バケットエレベータ式の連続アンローダに関する。
従来、このような分野の技術として、特許文献1に記載されているバケットエレベータを備えた連続アンローダが知られている。特許文献1に記載されているバケットエレベータは、エレベータシャフト内をエンドレスに移動して周回するチェーンバケットを備えている。このチェーンバケットは、複数の駆動ローラによって周回する2本のチェーンと、当該2本のチェーンの間に吊るされるように取り付けられた多数のバケットとを有している。バケットエレベータの下部において、周回する多数のバケットがバラ荷を掻き取って積載することによって、バラ荷は連続的に搬送される。
特開2001−253547号公報
通常、このようなバケットエレベータを設けた連続アンローダでは、バケットエレベータ上部の駆動ローラ付近でバケット内のバラ荷をバケットから放出する。荷役効率を向上させるためにバケットの移動速度を速めることが望まれているが、バケットエレベータ上部の駆動ローラ付近でバケット及びバケットの内部のバラ荷に働く遠心力が大きくなるので、バケットからバラ荷が排出されるタイミングが遅くなる。バラ荷が排出されるタイミングが遅くなると、バケットの底部に位置するバラ荷がバケットの内部に残留したまま、バケットが高速で移動する。よって、排出用シュートに回収されないバラ荷が増加するので、排出用シュートによる回収率が低下するという問題を生じさせる。
このような問題に鑑み、本発明は、バケットの移動速度を速めた場合における荷の回収率の低下を抑制させることができる連続アンローダを提供することを目的とする。
本発明の連続アンローダは、対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えたバケットエレベータ式の連続アンローダであって、バケットエレベータは、対象物を掻き取って積載する複数のバケットと、バケットを保持する無端チェーンと、無端チェーンを駆動し周回させる駆動部と、を備え、バケットの底における無端チェーン側の頂部の深さが、底部における無端チェーンの反対側の頂部よりも深く、底部の無端チェーン側に、底部の内側面を底上げする板状部材が設けられ、板状部材と底部との境界部分は、底部の中央部分よりも無端チェーン側に位置していることを特徴とする。
本発明の連続アンローダでは、バケットの底部の内側面の端部よりも内側に角部及び湾曲部の少なくともいずれかが含まれているので、バケットが周回し開口部が下側に傾き始めたときに、バケットから荷が放出されやすくなっている。よって、バケットの移動速度を速めてバケット内部の荷に働く遠心力が大きくなっても、荷は速やかにバケットから排出される。従って、バケットの内部に残留する荷を減らすことができるので、バケットの移動速度を速めた場合における荷の回収率の低下を抑制させることができる。
本発明に係る連続アンローダは、バケットの移動軌跡を含む平面でバケットを切断したときの断面において、底部の内側面における最も底部側に突出している部分は、バケットの移動方向に対して垂直な方向における底部の中央部分よりも無端チェーン側に位置していてもよい。このように、バケットの底部の内側面における最も底部側に突出する部分が無端チェーン側に位置していると、バケットからの荷の排出を効率よく行えると共に、バケットで荷を効率よく掻き取ることが可能となる。
上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、バケットにおける底部の外側面は、平面形状となっている構成が挙げられる。
本発明に係る連続アンローダは、バケットの移動軌跡を含む平面でバケットを切断したときの断面において、バケットにおける対象物が収容可能となっている部分の面積は、底部の内側面が底部の外側面に沿った平面形状となっている場合の面積と比較して、10%以上且つ20%以下だけ少なくなっていてもよい。この場合、バケットにおける荷の収容空間の大幅な低減を抑えつつ、荷の回収率の低下を抑制することが可能となる。
本発明に係る連続アンローダは、バケットにおける無端チェーンの反対側の側部は、バケットにおける無端チェーン側の側部に対して、反対側に傾斜していてもよい。この場合、バケットが周回してバケットの開口部が下側に傾き始めたときに、荷をバケットから排出しやすくすることができる。
上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、バケットにおける無端チェーンの反対側の側部は、バケットの開口側に位置する第1の面と、第1の面よりも底部側に位置する第2の面と、を含み、バケットにおける無端チェーン側の側部に対する第1の面の傾斜角度は、バケットにおける無端チェーン側の側部に対する第2の面の傾斜角度よりも大きい、という構成が挙げられる。
本発明に係る連続アンローダは、バケットにおける無端チェーン側の側部に対する、バケットにおける無端チェーンの反対側の側部の傾斜角度は、20度以上且つ40度以下となっていてもよい。この場合、バケットからの荷の排出を効率よく行えると共に、バケットで荷を効率よく掻き取ることができる。
本発明によれば、バケットの移動速度を速めた場合における荷の回収率の低下を抑制させることができる。
第1実施形態に係る連続アンローダを示す図である。 図1の連続アンローダにおけるバケットエレベータの上部を示す一部破断斜視図である。 第1実施形態に係る連続アンローダのバケットを示す断面図である。 バケットの底上げ率と荷の回収率との関係を示すグラフである。 バケットの側部の傾斜角度と荷の回収率との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る連続アンローダのバケットを示す断面図である。 第3実施形態に係る連続アンローダのバケットを示す断面図である。 第4実施形態に係る連続アンローダのバケットを示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る連続アンローダの実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示されるバケットエレベータ式の船舶用連続アンローダ(CSU)1は、船舶の船倉101からバラ荷(対象物)Mを連続的に陸揚げする装置である。バラ荷Mとしては、例えばコークス又は鉱石等が挙げられる。連続アンローダ1は、岸壁102と平行に敷設された2本のレール2により、当該岸壁102に沿って走行可能なガーダ3を備えている。ガーダ3は、岸壁102の上面に設置される。ガーダ3の上方には、旋回フレーム4が旋回可能に支持され、その旋回フレーム4から横方向に突設されたブーム5の先端部にバケットエレベータ10が支持されている。バケットエレベータ10は、バランシングレバー6及びカウンタウエイト8によって、ブーム5の起伏角度に関係なく鉛直を保持するようになっている。
連続アンローダ1は、ブーム5の起伏角度を調整するためのシリンダ7を備えている。このシリンダ7を伸ばすとブーム5は上向きとなってバケットエレベータ10が上昇し、シリンダ7を縮めるとブーム5は下向きとなってバケットエレベータ10が下降する。
バケットエレベータ10は、その下部に設けられた側面掘削方式の掻き取り部11により、船倉101内のバラ荷Mを連続的に掘削し掻き取って、掻き取ったバラ荷Mを上方に搬送する。バケットエレベータ10は、エレベータシャフト12を構成するエレベータ本体13と、エレベータ本体13に対して周回運動するチェーンバケット14とを備えている。チェーンバケット14は、無端状に連結された一対のチェーン(無端チェーン)15と、当該一対のチェーン15に両持ち支持された複数のバケット20、とを備えている。2本のチェーン15は、バケット20の移動軌跡Wを含む平面に直交する方向(図1の紙面に直交する方向)に並設されている。各バケット20は、2本のチェーン15の間に吊り下げられるようにして各チェーン15に所定の取付具を介して取り付けられている。
バケットエレベータ10は、チェーン15が架け渡される駆動ローラ16a,16b,16cと、チェーン15をガイドする転向ローラ17と、を備えている。これらの駆動ローラ16a,16b,16cは、チェーン15を駆動し周回させる駆動部として機能する。駆動ローラ16aはバケットエレベータ10の最上部10aに設けられ、駆動ローラ16bは掻き取り部11の前部に設けられ、駆動ローラ16cは掻き取り部11の後部に設けられている。
転向ローラ17は、駆動ローラ16aの下方に位置する従動ローラであり、チェーン15をガイドすると共にチェーン15の進行方向を斜め下方から鉛直下方に転換する。また、駆動ローラ16bと駆動ローラ16cとの間にはシリンダ18が介装されている。このシリンダ18を伸縮することによって駆動ローラ16b,16c間の配設軸間距離が変化して、バケット20の移動軌跡Wが変わるようになっている。
なお、チェーン15が2本存在することに対応して、駆動ローラ16a,16b,16c及び転向ローラ17も、各々2個ずつ存在し、バケット20の移動軌跡Wを含む平面に直交する方向に並設されている。また、駆動ローラ16a,16b,16cがチェーン15を駆動することによって、チェーン15がエレベータ本体13に対し移動軌跡Wに沿うように周回運動する。チェーン15及びバケット20は、バケットエレベータ10の最上部10aと掻き取り部11との間を移動周回しながら循環する。
図2に示されるように、駆動ローラ16aの下方であって且つ転向ローラ17におけるチェーン15の反対側には、バラ荷Mを回収する排出用シュート31が設けられている。また、2個の駆動ローラ16aの間には、バラ荷Mが排出用シュート31に回収されずに船倉101等に落下することを防止するこぼれ防止部40が設けられている。こぼれ防止部40は、駆動ローラ16aの外周に沿うように駆動ローラ16aと共に回転する。こぼれ防止部40は、バケット20と他のバケット20との間に位置する状態で回転する。
こぼれ防止部40は、バケット20と他のバケット20との間で移動軌跡Wに沿うように延在する一対の第1の板状部41と、一対の第1の板状部41の間に介在する第2の板状部42と、を備えている。バケット20から落下したバラ荷Mのうちバケット20と駆動ローラ16aとの間から船倉101へ向かって落下しようとするバラ荷Mが第2の板状部42に当接することによって、より多くのバラ荷Mの排出用シュート31への排出が可能となっている。
なお、こぼれ防止部40は、上記のような第1の板状部41と第2の板状部42とを備えた形状でなくてもよく、他の形状であってもよい。第1の板状部41と第2の板状部42とを備えたこぼれ防止部40に代えて、一対の第1の板状部41を無くし第2の板状部42のみを備えたこぼれ防止部を用いてもよい。また、板状部41,42に代えて直方体等の立体的な形状を備えたこぼれ防止部を用いてもよい。要は、こぼれ防止部の形状については、バラ荷Mが当たる部分を有していれば適宜変更することが可能である。
排出用シュート31の下端は、図1に示されるように、バケットエレベータ10の外周に配設された回転フィーダ32に接続されている。回転フィーダ32は、排出用シュート31から搬出されたバラ荷Mをブーム5側に搬送する。ブーム5にはブームコンベヤ33が配置され、このブームコンベヤ33は、回転フィーダ32から搬送されたバラ荷Mをホッパ34に供給する。ホッパ34の下方にはベルトフィーダ35及び機内コンベヤ36が配置されている。
この連続アンローダ1を用いたバラ荷Mの陸揚げは、以下のように行われる。バケットエレベータ10の下端部の掻き取り部11を船倉101内に挿し入れて、チェーン15を移動軌跡Wに沿うように周回させる。そうすると、掻き取り部11に位置するバケット20が、連続的にコークスや鉱石等のバラ荷Mの掘削及び掻き取りを行う。そして、これらのバケット20に掻き取られバケット20に積載されたバラ荷Mは、チェーン15の上昇に伴ってバケットエレベータ10の最上部10aに向かって鉛直上方に搬送される。
図2に示されるように、バラ荷Mを積載したバケット20が上昇すると、上方を向いていたバケット20の開口部21が徐々に傾き始める。そして、バケット20が移動軌跡Wの最上部20aに到達した後は、バケット20の開口部21が水平方向から徐々に下方に傾き始め、バラ荷Mが徐々にバケット20から落下し始める。
ここで、バケット20が最上部20aを通過して反転を開始すると、バケット20の内部における一部のバラ荷Mはバケット20の前方に落下し(矢印D1参照)、別の一部のバラ荷Mはこぼれ防止部40に落下する(矢印D2参照)。また、バケット20の前方に落下したバラ荷M、又はこぼれ防止部40に落下したバラ荷M、以外の残りのバラ荷Mも徐々に落下を開始する。上記の各バラ荷Mは、バケットエレベータ10の側面を構成する壁10b、又は、他のバケット20における底部22の外側面22aに当接して排出用シュート31に落下する。
排出用シュート31に落下したバラ荷Mは、回転フィーダ32側に搬出され、更にブームコンベヤ33に乗り継いでホッパ34に搬送される。そして、バラ荷Mは、ベルトフィーダ35及び機内コンベヤ36を介して地上側設備37に搬出される。以上のような動作が、複数のバケット20を用いて繰り返し行われることで、船倉101内のバラ荷Mは連続的に陸揚げされる。
ところで、バラ荷Mの荷役効率を向上させるためにバケット20をより速く移動させると、バケット20及びバケット20内部のバラ荷Mに働く遠心力が大きくなるので、バケット20からバラ荷Mが排出されるタイミングが遅くなる。このようにバラ荷Mが排出されるタイミングが遅くなると、バケット20の底部22側に位置するバラ荷Mがバケット20の内部に残留したまま、バケット20が高速で移動する。
バラ荷Mがバケット20の内部に残留したままバケット20が高速で移動し、バケット20が転向ローラ17の位置に達すると、バケット20は鉛直下方に移動することとなる。よって、排出のタイミングが遅れることにより、排出用シュート31に回収されないバラ荷Mが増加するので、排出用シュート31による回収率が低下するという問題を生じさせる。以下では、バラ荷Mの回収率の低下を抑制することが可能なバケット20について説明する。
図3に示されるように、バケット20は、開口部21と、底部22と、移動軌跡W上でチェーン15側(移動軌跡Wの中心側)に位置する第1の側部23と、移動軌跡W上でチェーン15の反対側(移動軌跡Wの外側)に位置する第2の側部24と、を備えて構成されている。図3は、バケット20の移動軌跡Wを含む平面でバケット20を切断したときの断面を示している。また、バケット20はチェーン15の外側に取り付けられているので、上記のチェーン15側とは、無端状となったバケット20の移動軌跡Wの中心側(内側)を示し、チェーン15の反対側とは、バケット20の移動軌跡Wの外側を示している。
チェーン15側の第1の側部23は、平板状となっており、移動軌跡Wに対して平行に延在している。また、底部22の外側面22aは、平面形状となっており、第2の側部24側の端部が開口部21側に近づくように第1の側部23に直交する仮想線L1に対して傾斜している。このように底部22の外側面22aを傾斜させることによって、排出用シュート31へのバラ荷Mのスムーズな落下、バラ荷Mの掘削時における抵抗の低減、及びバラ荷Mの安定的な荷揚げを可能としている。
バケット20における底部22の内側面22bの端部22g,22hよりも内側には、チェーン15の反対側(図3の紙面における上側)に位置する平坦部22cと、チェーン15側(図3の紙面における下側)に位置する湾曲部22dと、が設けられている。平坦部22cは外側面22aに沿った平面形状となっており、湾曲部22dは外側面22aに対して開口部21側に湾曲する湾曲形状となっている。
バケット20の内側面22bにおける最も底部22側に突出した部分は、平坦部22cと湾曲部22dとの境目部分22eとなっている。この境目部分22eは、駆動ローラ16aの軸線方向(図3の紙面における奥行方向)に延在している。境目部分22eは、図3に示される断面において、バケット20の移動方向(第1の側部23が延在する方向)に対して垂直な方向における底部22の中央部分よりもチェーン15側に位置している。ここで、バケット20はチェーン15に沿って移動するので、バケット20の移動方向とはチェーン15に沿う方向を示している。また、境目部分22eは、頂部27から第1の側部23に降ろした垂線L3の中点nを通り第1の側部23に平行に延在する基準線L2よりもチェーン15側に位置している。
また、湾曲部22dは、溶接等で底部22と第1の側部23とに固定される湾曲板26によって形成される。湾曲板26は、バケット20におけるバラ荷Mの収容空間S1内において、底部22と第1の側部23との間に位置する頂部25の内面側を覆うように固定される。この湾曲板26によって、バケット20は底上げされている。また、この湾曲板26によって、頂部25の内面側を封止した封止空間S2が形成されている。
封止空間S2は、上述した湾曲板26と、底部22の頂部25側の部分22fと、第1の側部23における頂部25側の部分23aと、によって形成されている。ここで、底部22の頂部25側の部分22fと、側部23の頂部25側の部分23aと、を無くしてもよい。すなわち、底部22の外側面22aが湾曲板26に沿うように、バケット20の外形を変更してもよい。また、湾曲板26に代えて、例えば封止空間S2の部分にコンクリート等を充填させて、封止空間S2の部分を中実として湾曲部22dを形成してもよい。
ここで、新たにバケットを製造する場合には、バケット20に代えて、最初から頂部25側の部分22f,23aを無くしたバケットとした方が製造が容易である。また、既存のバケットを改造する場合には、既存のバケットに湾曲板26を追加する方が、新たにバケットを製造する手間や時間を節約することが可能となるため、好ましい。
バケット20における収容空間S1と封止空間S2との和に対する収容空間S1の割合は、80%より高く且つ90%未満となっている。すなわち、図3に示す断面において、バケット20におけるバラ荷Mが収容可能となっている収容空間S1の面積は、湾曲板26が無く底部22の内側面22bが外側面22aに沿った平面形状となっている場合の面積と比較して、10%以上且つ20%以下だけ少なくなっている。以下では、収容空間S1の面積と封止空間S2の面積との和に対する封止空間S2の面積を「底上げ率」と称することがある。
底部22におけるチェーン15の反対側には頂部27が設けられており、頂部27から開口部21に向かって第2の側部24が形成されている。第2の側部24は、第1の側部23と同様、板状に形成されている。第2の側部24の内側面は、開口部21側に位置する第1の面24aと、第1の面24aよりも底部22側に位置する第2の面24bと、を含んでいる。第1の面24aと第2の面24bとは、バケット20の内側に突出する角部24cを介して連続している。この角部24cは、駆動ローラ16aの軸線方向に延在している。第2の面24bは第1の側部23に対して平行に延在しており、第1の面24aは第1の側部23(第2の面24b)に対して傾斜角度θだけチェーン15の反対側に傾斜している。
なお、第2の面24bは、第1の側部23に対して平行に延在していなくてもよく、第1の側部23に対してチェーン15の反対側に傾斜していてもよい。また、第2の側部24の内側面の形状は、第1の面24aと第2の面24bと角部24cとを有する形状でなくてもよく、頂部27から開口部21に向かって延在し第1の側部23に対してチェーン15の反対側に傾斜する平面形状であってもよい。
以上のように、連続アンローダ1では、バケット20の底部22の内側面22bの端部22g,22hよりも内側に湾曲部22dが含まれているので、バケット20が周回し開口部21が下側に傾き始めたときに、バケット20からバラ荷Mが放出されやすくなっている。すなわち、バケット20内のバラ荷Mが、図2に示されるバケットエレベータ10の壁10b側に飛び出しやすくなっている。
よって、バケット20の移動速度を速めてバケット20内部のバラ荷Mに働く遠心力が大きくなっても、バラ荷Mは速やかにバケット20から排出される。従って、バケット20の内部に残留するバラ荷Mを減らすことができるので、バケット20の移動速度を速めた場合におけるバラ荷Mの回収率の低下を抑制させることができる。
また、底部22の内側面22bにおける最も底部22側に突出した部分(境目部分22e)が、バケット20の移動方向に対して垂直な方向における底部22の中央部分よりもチェーン15側に位置している。よって、バケット20でバラ荷Mの排出を効率よく行えると共に、バケット20でバラ荷Mを効率よく掻き取ることが可能となる。
また、バケット20の移動軌跡Wを含む平面でバケット20を切断したときの断面において、バケット20におけるバラ荷Mが収容可能となっている収容空間S1の面積は、底部22の内側面22bが外側面22aに沿った平面形状となっている場合の収容空間の面積と比較して、10%以上且つ20%以下だけ少なくなっている。すなわち、バケット20の底上げ率が10%以上且つ20%以下となっている。
図4は、バケット20の底上げ率とバラ荷Mの回収率との関係を示すシミュレーション結果である。図4に示されるように、湾曲板26を用いずにバケット20の底上げ率を0%とした場合には、水分量が低い状態Aであるバラ荷Mの排出用シュート31への回収率は92%より若干高い程度となっている。また、水分量が中程度である状態Bであるバラ荷Mの排出用シュート31への回収率は88%より若干高い程度となっている。ここで、水分量とは、バラ荷Mの中に含まれる水分の量を示している。
一方、湾曲板26をバケット20の内部に固定させてバケット20における底上げ率を10%とした場合には、状態Aであるバラ荷Mの回収率は99%近くにまで上昇し、状態Bであるバラ荷Mの回収率は95%程度にまで上昇している。そして、バケット20における底上げ率を20%とした場合には、状態A及び状態B共にバラ荷Mの回収率がより100%に近くなる。
このようにバケット20の底上げ率を上げることによって、バラ荷Mの排出用シュート31への回収率を向上させることができる。また、上述したように、バケット20の底上げ率を10%以上且つ20%未満とした場合には、バケット20における収容空間S1の大幅な低減を抑えつつ、バラ荷Mの回収率の低下を抑制することが可能となる。なお、バケット20を浅くした分だけ第1の側部23と第2の側部24との距離を大きくして、収容空間S1の容積を減らさないようにすることも可能である。
また、第2の側部24は、第1の側部23に対して、チェーン15の反対側に傾斜している。よって、バケット20が周回してバケット20の開口部21が下側に傾き始めたときに、バラ荷Mをバケット20から排出しやすくすることができる。
図5は、バケット20の第2の側部24の傾斜角度とバラ荷Mの回収率との関係を示すシミュレーション結果である。図3及び図5に示されるように、第1の側部23に対する第1の面24aの傾斜角度θを10度とした場合には、バラ荷Mの排出用シュート31への回収率は93%程度である。これに対し、傾斜角度θを20度とした場合にはバラ荷Mの回収率は95%を少し超えた程度となり、傾斜角度θを30度とした場合には回収率が98%程度、傾斜角度θを40度以上とした場合には回収率が99%程度となる。
このように、傾斜角度θを20度以上且つ40度以下とすると、バケット20からのバラ荷Mの排出を効率よく行えると共に、バケット20でバラ荷Mを効率よく掻き取ることができる。
また、図2に示されるように、バケット20と他のバケット20との間にこぼれ防止部40が設けられているので、こぼれ防止部40によって、バケット20から落下したバラ荷Mが排出用シュート31に導かれる。従って、こぼれ防止部40は、バラ荷Mの回収率の向上に寄与する。
また、バケット20では、湾曲板26をバケット20の内部で固定させることによって湾曲部22dを形成している。よって、既存のバケットの内部に湾曲板26を固定させるだけで湾曲部22dを形成することができるので、バラ荷Mの回収率の向上を簡単に実現させることができる。また、湾曲板26をバケット20の外形とした場合には、湾曲板26で封止空間S2を形成した場合と比較してバケットを軽量化させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図6を参照して説明する。第2実施形態に係る連続アンローダは、湾曲板26を用いたバケット20に代えて、平板56を用いたバケット50を備えている。以下では、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、第1実施形態と重複する部分については説明を省略する。
バケット50における底部52の内側面52bの端部52g,52hよりも内側には、チェーン15の反対側に位置する平坦部52cと、チェーン15側に位置する平坦部52dと、平坦部52cと平坦部52dとの間に位置する角部52eと、が設けられている。角部52eは、駆動ローラ16aの軸線方向に延在している。平坦部52cは外側面22aに沿った平面形状となっており、平坦部52dは底部52に対して開口部21側に延在している。
このように、第2実施形態では、バケット50における底部52の内側面52bの端部52g,52hよりも内側に角部52eが含まれているので、バケット50が周回し開口部21が下側に傾き始めたときに、バケット50からバラ荷Mが放出されやすくなっている。よって、バケット50の移動速度を速めて、バケット50の内部のバラ荷Mに働く遠心力が大きくなっても、バラ荷Mは速やかにバケット50から排出される。従って、第1実施形態と同様、バラ荷Mの回収率の低下を抑制させることができる。
(第3実施形態)
図7に示されるように、第3実施形態に係る連続アンローダのバケット60は、第2実施形態の平板56と大きさ及び配置態様が異なる平板66を用いている。バケット60における底部62の内側面62bの端部62g,62hよりも内側には、チェーン15の反対側に位置する平坦部62cと、チェーン15側に位置する平坦部62dと、平坦部62cと平坦部62dとの間に位置する角部62eと、が設けられている。平板66は第1の側部23に対して略垂直に延在しており、角部62eはバケット60の基準線L2と底部62との交点の近傍に位置している。このような第3実施形態においても、バケット60における底部62の内側面62bの端部62g,62hよりも内側に角部62eが含まれているので、第2実施形態と同様、バラ荷Mの回収率の低下を抑制させることができる。
(第4実施形態)
図8に示されるように、第4実施形態に係る連続アンローダのバケット70は、第1実施形態における湾曲板26と大きさ及び配置態様が異なる湾曲板76を用いている。バケット70における底部72の内側面72bの端部72g,72hよりも内側は、頂部27の内面側から第1の側部23にまで延在し、外側面22aに対して開口部21側に湾曲する湾曲部となっている。この内側面72bは、バケット70の内部において、第1の側部23と頂部27とに溶接等で固定された湾曲板76によって形成される。
第4実施形態では、バケット70の底部72における内側面72bの端部72g,72hよりも内側が湾曲部となっているので、バラ荷Mの回収率の低下を抑制させることができる。なお、第4実施形態では、底部72と、側部23の頂部25側の部分23aと、を無くして、湾曲板76をバケット70の底部としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形したものであってもよい。例えば、第2実施形態では、図6に示されるように、バケット50における底部52の内側面52bに角部52eが形成された。しかし、バケットにおける底部の内側面に複数の角部が形成されていてもよく、また、当該内側面に角部と湾曲部の両方が形成されていてもよい。
1…連続アンローダ、10…バケットエレベータ、15…チェーン(無端チェーン)、16a,16b,16c…駆動ローラ(駆動部)、20,50,60,70…バケット、M…バラ荷(対象物)、21…開口部、22,52,62,72…底部、22a…外側面、22b、52b,62b…内側面、22d…湾曲部、22g,22h,52g,52h,62g,62h,72g,72h…端部、23,24…側部、24a…第1の面、24b…第2の面、52e,62e…角部、72b…内側面(湾曲部)、L2…基準線、M…バラ荷(対象物)、S1…収容空間、W…移動軌跡、θ…傾斜角度。

Claims (7)

  1. 対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えたバケットエレベータ式の連続アンローダであって、
    前記バケットエレベータは、
    前記対象物を掻き取って積載する複数のバケットと、
    前記バケットを保持する無端チェーンと、
    前記無端チェーンを駆動し周回させる駆動部と、を備え、
    記バケットの底における前記無端チェーン側の頂部の深さが、前記底部における前記無端チェーンの反対側の頂部よりも深く、
    前記底部の前記無端チェーン側に、前記底部の内側面を底上げする板状部材が設けられ、
    前記板状部材と前記底部との境界部分は、前記底部の中央部分よりも前記無端チェーン側に位置していることを特徴とする連続アンローダ。
  2. 前記バケットの移動軌跡を含む平面で前記バケットを切断したときの断面において、前記底部の内側面における最も前記底部側に突出している部分は、前記バケットの移動方向に対して垂直な方向における前記底部の中央部分よりも前記無端チェーン側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の連続アンローダ。
  3. 前記バケットにおける前記底部の外側面は、平面形状となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の連続アンローダ。
  4. 前記バケットの移動軌跡を含む平面で前記バケットを切断したときの断面において、前記バケットにおける前記対象物が収容可能となっている部分の面積は、前記底部の内側面が前記底部の外側面に沿った平面形状となっている場合の前記面積と比較して、10%以上且つ20%以下だけ少なくなっていることを特徴とする請求項3に記載の連続アンローダ。
  5. 前記バケットにおける前記無端チェーンの反対側の側部は、前記バケットにおける前記無端チェーン側の側部に対して、前記反対側に傾斜していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の連続アンローダ。
  6. 前記バケットにおける前記無端チェーンの反対側の側部は、前記バケットの開口側に位置する第1の面と、前記第1の面よりも前記底部側に位置する第2の面と、を含み、
    前記バケットにおける前記無端チェーン側の側部に対する前記第1の面の傾斜角度は、前記バケットにおける前記無端チェーン側の側部に対する前記第2の面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の連続アンローダ。
  7. 前記バケットにおける前記無端チェーン側の側部に対する、前記バケットにおける前記無端チェーンの反対側の側部の傾斜角度は、20度以上且つ40度以下となっていることを特徴とする請求項5又は6に記載の連続アンローダ。
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