JP6284757B2 - 整髪剤組成物 - Google Patents
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(A) 主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が800以上1,600以下であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(A)との質量比(a/b)が65/35以上82/18以下であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が10,000以上100,000以下である、
オルガノポリシロキサン
(B) シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる1種又は2種以上の25℃で液状である油剤
(C) カチオン系増粘剤
なお、ここで、リッジのよく出たウェーブとは、ウェーブにくっきりとした束感がある状態をいう。
成分(A)はウェーブ毛に束感を出し、セット性を良好にするのに有効である。成分(A)において、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントは、オルガノポリシロキサンセグメントを構成する任意のケイ素原子に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して少なくとも2つ結合することが可能であるが、両末端を除く2以上のケイ素原子に上記アルキレン基を介して結合していることがより好ましい。
MWg=〔原料化合物の官能基当量〕×(100−〔官能基残存率(%)〕)/100
溶離液 :1mMトリエチルアミン/THF
流量 :0.35mL/min
カラム温度:40℃
検出器 :UV
サンプル :50μL
成分(B)である25℃で液体の油剤は、シリコーン油、エステル油、及び炭化水素油から選ばれ、パーマウェーブ処理等で表面が傷んだ毛髪に対する伸ばしやすさの向上、揉み込む際の毛髪の絡まりや引っ掛かりの低減、揉みこみやすさ、整髪後の毛髪の良好な感触に有効である。成分(B)のうち、シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。これらのうち、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーンが好ましく、なかでもポリエーテル変性シリコーンが好ましい。成分(B)のうち、エステル油としては、リンゴ酸ジイソステアリル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、イソステアリン酸エチル、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル、イソステアリン酸コレステリル、ミリスチン酸イソプロピル、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボカド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油、ホホバ油等が挙げられる。なかでも、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピルが好ましい。成分(B)のうち、炭化水素油としては、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、シクロパラフィン、α-オレフィンオリゴマー、スクワラン等が挙げられる。これらは単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
成分(C)のカチオン系増粘剤としては、ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムが好適に用いられる。ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムは、ポリクオタニウム-37の名称でINCI辞典(米国,International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)第10版中に記載されているカチオン性ポリマーが好ましいものとして挙げられる。組成物に適度な粘度を付与し、髪に伸ばしやすいものとする観点から、ポリクオタニウム-37の重量平均分子量は、100万以上、更には重量120万以上が好ましく、1,000万以下、更には500万以下が好ましい。
本発明の整髪剤組成物は、パーマウェーブ毛への揉み込みやすさ、リッジ感の出しやすさ、仕上げ後のべたつき抑制、良好な感触付与の観点から、更に多価アルコールを含有することが好ましい。多価アルコールとしては、炭素数2〜20のもの、具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール類;グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセリン類;キシリット、マンニット、ガラクチット、ソルビット等の糖アルコール類;その他トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物には、溶剤の可溶化、分散性等を含めた系の安定性、及び感触向上の観点から、界面活性剤を含有させることができる。界面活性剤としては、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤のいずれをも使用できる。
本発明の整髪剤組成物には、更に溶媒としてエタノール及び/又は水が含有されることが好ましい。本発明の整髪剤組成物中の媒体の含有量は、組成物に含まれるポリマーや可塑剤の溶解性を良好にする観点から、好ましくは4質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは50質量%以上であり、また、好ましくは98.4質量%以下、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは95質量%以下である。
本発明の整髪剤組成物には、上記成分のほか、通常の毛髪化粧料に用いられる成分を目的に応じて配合できる。このような成分としては、例えば、成分(A)以外の被膜形成性ポリマー(例えばカラギーナン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体等)、エタノール以外の有機溶剤(芳香族アルコール等)、抗フケ剤、ビタミン剤、殺菌剤、抗炎症剤、キレート剤、保湿剤(パンテノール等)、pH調整剤、染料、顔料等の着色剤、植物エキス、パール化剤、香料、紫外線吸収剤、酸化防止剤などが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物は、様々な容器に充填することができるので、30〜50,000mPa・sの幅広い粘度領域で好適に使用することができる。ポンプ式容器(ポンプディスペンサー)に入れて使用する場合には、比較的低粘度であることが好ましく、かかる粘度は、50〜20,000mPa・sが好ましく、更には100〜10,000mPa・s、更には200〜5,000mPa・s、更には500〜2,000mPa・sが好ましい。ここで粘度は、B型粘度計TVB-10形(東機産業社)で、30℃、30r/m、60秒間回転後の条件により測定される。ローターは、粘度が1,000mPa・sまではNo.2で、それ以上4,000mPa・sまではNo.3で、それ以上の粘度の場合は、No.4を使用する。
溶離液 :1mmol/LファーミンDM20(花王(株)製)/クロロホルム
流量 :1.0mL/min
カラム温度:40℃
検出器 :RI
サンプル量:5mg/mL,100μL
ポリスチレン換算
硫酸ジエチル19.0g(0.12モル)と2-エチル-2-オキサゾリン81.0g(0.82モル)を脱水した酢酸エチル203.0gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量をGPCにより測定したところ、1100であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量32000、アミン当量2000)300gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状固体(390g、収率97%)として得た。最終生成物のシリコーンセグメントの含有率は75質量%、重量平均分子量は40000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約20モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
硫酸ジエチル6.5g(0.042モル)と2-エチル-2-オキサゾリン34.4g(0.36モル)を脱水した酢酸エチル87gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量をGPCにより測定したところ、1300であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量32000、アミン当量2000)100gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状半固体(138g、収率98%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は71質量%、重量平均分子量は46000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約22モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
表1及び2に示す整髪剤組成物を常法に従って調製し、以下に示す方法及び基準に従って、その評価を行った。
重さ5g、幅3cm、長さ25cmの日本人毛髪トレスを直径14mmの円筒状ロッドにらせん状に巻きつけ、浴比(毛髪:剤,質量比)1:1でウェーブパーマ第1剤(ゴールドウェル社トップフォルムCNa)を塗布し均一になじませ、室温で20分間放置した。次いで、ロッドに巻いた状態の毛束を40℃の流水中で30秒間すすぎ、タオルで水気を除いた後、ウェーブパーマ第2剤(ゴールドウェル社トップフォルムCNa)を浴比(毛髪:剤,質量比)1:1で塗布し、均一になじませ室温で15分間放置した。最後に、毛束をロッドから外し、40℃の流水中で30秒すすぎ、ウェーブパーマ処理を終了した。その後、以下に示すモデルシャンプーで3回洗浄し、その後室温にて12時間放置し乾燥させたものを評価用トレスとした。
ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム25質量%水溶液 62.00
ラウリン酸ジエタノールアミド 2.28
エデト酸二ナトリウム 0.10
安息香酸ナトリウム 0.50
オキシベンゾン 0.03
リン酸(75質量%水溶液) 0.10
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01
塩化ナトリウム 0.80
赤色106号 0.00012
香料 0.26
精製水 バランス
「パーマウェーブ毛への伸ばしやすさ」
各整髪剤組成物0.5gを手に取った後に、評価用日本人パーマウェーブ毛トレスに塗り広げたときの、組成物の毛髪への伸ばしやすさの観点から評価を行った。
評価は7名のパネラーに上記操作によって各組成物を用いて処理した際に「塗り広げやすい」/「どちらともいえない」/「塗り広げにくい」のいずれであるのかを択一的に選択させた。「塗り広げやすい」/「どちらともいえない」/「塗り広げにくい」と答えたパネラーの人数を順に示す。
各整髪剤組成物0.5gを手に取った後に評価用日本人パーマウェーブ毛トレスに塗り広げた後、ウェーブ感を出すために髪を揉み込む操作を行ったときの“髪の揉み込みやすさ”の観点から評価を行った。
評価は7名のパネラーに上記操作によって各組成物を用いて処理した際に「髪同士が絡まらず揉み込みやすい」/「どちらともいえない」/「髪同士が絡まり揉み込みにくい」のいずれであるのかを択一的に選択させた。「髪同士が絡まらず揉み込みやすい」/「どちらともいえない」/「髪同士が絡まり揉み込みにくい」と答えたパネラーの人数を順に示す。
各整髪剤組成物0.5gを手に取った後に最大幅が4.5cmである評価用トレスに塗り広げ、揉み込んだ後にトレスを吊るしたときのトレスの幅の最大値(cm)を測定した。
各整髪剤組成物0.5gを手に取った後に評価用日本人パーマウェーブ毛トレスに塗り広げた後、ウェーブ感を出すために髪を揉み込む操作を行った後に“ウェーブのリッジが出ているか否か”の観点から評価を行った。
評価は7名のパネラーに上記操作によって各組成物を用いて処理した際に「リッジがはっきりと出ている」/「どちらともいえない」/「リッジが出ていない」のいずれであるのかを択一的に選択させた。
なお、ここでの「リッジ」とは、パーマウェーブのくっきりした束感をいうものとする。
各整髪剤組成物0.5gを手に取った後に評価用日本人パーマウェーブ毛トレスに塗り広げた広げ、揉み込んで仕上げた後における“髪のべたつきのなさ“の観点から評価を行った。
評価は7名のパネラーに上記操作によって各組成物を用いて処理した際に「べたつかない」/「どちらともいえない」/「べたつく」のいずれであるのかを択一的に選択させた。
(質量%)
オルガノポリシロキサンA 2.7
ミリスチン酸イソプロピル 0.3
PEG-12ジメチコン 0.5
ポリクオタニウム-37 0.9
ステアルトリモニウムクロリド 0.2
濃グリセリン 1.0
PEG-65M 0.1
(C12-14)s-パレス-9 0.25
エタノール 17.5
香料 0.1
水 残量
(質量%)
オルガノポリシロキサンA 2.5
オルガノポリシロキサンB 2.5
ミリスチン酸イソプロピル 1.0
PEG-12ジメチコン 1.0
ポリクオタニウム-37 0.6
ステアルトリモニウムクロリド 0.24
ジプロピレングリコール 1.0
PEG-2M 0.1
(C12-14)s-パレス-9 0.3
エタノール 15.0
香料 0.1
水 残量
(質量)
オルガノポリシロキサンA 3.5
パルミチン酸イソプロピル 0.7
PEG-9ジメチコン 0.7
ポリクオタニウム-37 1.0
ステアルトリモニウムクロリド 0.24
プロピレングリコール 1.5
(C12-14)s-パレス-9 0.25
エタノール 18.0
香料 0.1
水 残量
Claims (8)
- 次の成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)の含有量が2.5質量%以上8質量%以下、成分(B)の含有量が0.6質量%以上5質量%以下、成分(B)の含有量に対する成分(A)の含有量の質量比(A)/(B)が1以上4以下、成分(A)の含有量に対する成分(D)の含有量の質量比(D)/(A)が0.1以上1.0以下である整髪剤組成物。
(A) 主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3を示す。〕
で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が800以上1,600以下であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が65/35以上82/18以下であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が10,000以上100,000以下である、
オルガノポリシロキサン
(B) シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる1種又は2種以上の25℃で液状である油剤
(C) カチオン系増粘剤
(D) グリセリン、プロピレングリコール及びジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上の多価アルコール - 成分(B)として、シリコーン油1種以上とエステル油1種以上との組み合わせを含有するものである請求項1に記載の整髪剤組成物。
- シリコーン油とエステル油との質量比(シリコーン油)/(エステル油)が1/5以上5/1以下である請求項2に記載の整髪剤組成物。
- 成分(B)がポリエーテル変性シリコーンと脂肪酸の1価アルコールエステルとの組み合わせである請求項2又は3に記載の整髪剤組成物。
- 脂肪酸の1価アルコールエステルがミリスチン酸イソプロピルである請求項4に記載の整髪剤組成物。
- 成分(C)が、ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムである請求項1〜5のいずれかに記載の整髪剤組成物。
- 成分(C)の含有量が、0.05質量%以上3質量%以下である請求項6に記載の整髪剤組成物。
- パーマネントウェーブ処理された毛髪に対し用いられるものである請求項1〜7のいずれかに記載の整髪剤組成物。
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