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JP6285343B2 - 地図データ生成装置、その方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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地図データ生成装置、その方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、地図データ生成装置、その方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
通常、カーナビゲーション装置等に用いられる地図データは、種々の縮尺で地図表示可能なように縮尺レベルに応じた地図データが階層的に用意されている。このような異なる縮尺の地図データは、例えば、まず縮尺の大きい地図データを用意し、該縮尺の大きい地図データに対して間引き処理を施して縮尺の小さい地図データを作成することにより用意される。
ここで、特許文献1には、地図データにおいて、詳細形状を表す詳細ポリゴンをデフォルメして、広域図用の概略形状を表す概略ポリゴンを生成する地図データ生成装置が開示されている。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献2及び3も参照されたい。
特開2007−256402号公報 特開2012−174067号公報 国際公開第2009/104218号
ナビゲーション装置に描画される地図は、通常、陸地や海、湖等を容易に視認できるよう、夫々の領域に異なる色を配置する等して地図の見栄えを良くしている。しかしながら、縮尺の異なる地図データを生成すべく間引き処理を行った結果、図1に示すように陸地ポリゴンを表す輪郭線と他の陸地ポリゴンを表す輪郭線とが自己交差した場合には、通常、一方の輪郭線で表される領域と他方の輪郭線で表される領域との重複部分Aは陸地であるにもかかわらず、色塗りロジックの対象から除外されるため、陸地として視認されず地図の見栄えを低下させる。該重複領域Aが色塗りロジックの対象から除外されるのは、該ロジックによれば、図1の矢印で示すように、輪郭線に沿って時計回りに形成される領域を色塗りの対象とすることに起因すると考えられている。このように陸地と描画されるべき領域が色塗りの対象外とされることは、地図の見栄えを損なうだけでなく、データ量の増加にも影響を及ぼす。
このような自己交差による問題を解消する方法として、従来では、間引き処理後に自己交差したことによって生じる中抜き領域を解消すべく手動あるいは自動で、例えば、重複領域Aの頂点をポリゴン外へ移動させる等の処理を行っていた。しかしながら、当該処理を行うには、オペレータの作業工数が多く、また自動の場合であっても複雑な処理を要するものであった。ここで、中抜き領域とは、陸地を色塗りする場合において色塗りの対象とならない領域を示している。
そこで、本発明者らは、中抜き領域を他の陸地と同様に描画されるよう塗りつぶしの対象とすれば、地図の見栄えを改良できることに気が付いた。そして、上記色塗りロジックのもと、中抜き領域が塗りつぶしの対象となるよう鋭意検討を重ねてきた。
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、上述のように中抜き領域が陸地として描画可能な技術を提供することにある。
即ち、その第1の局面は次のように規定される。
地形を表すポリゴンデータを格納した地図データベースと、
前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成部と、
前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成部と、
該生成された収縮ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去部と、
を備える地図データ生成装置。
このように規定される第1の局面の地図データ生成装置によれば、基準ポリゴンの外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成し、該膨張ポリゴンの外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する。そして、生成された収縮ポリゴン中に存在する小さい中抜き領域を除去する。このように、間引き処理によって生成した中抜き領域は通常小さく、該小さい中抜き領域が除去され、該中抜き領域が他の陸地と同様に色塗りされて表示されることにより、地図の見栄えの向上や、データ量の削減に繋がる。上記基準ポリゴンの外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成し、あるいは、上記膨張ポリゴンの外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する方法として、例えば、一方の外縁線の端点と、他方の外縁線の端点とを直線で繋ぐ方法が挙げられる。
上記小さい中抜き領域は、該領域の面積が所定閾値以下であること、あるいは、該領域の外周線の合計長さが所定閾値以下であることにより定義することができる。
前記収縮ポリゴン生成部は、第1の膨張ポリゴン外縁線と第2の膨張ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より大きいとき、移動させた該第1の膨張ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の膨張ポリゴン外縁線の端点と、該第1の膨張ポリゴン外縁線及び該第2の膨張ポリゴン外縁線の夫々の仮想延長線がなす角の二等分線方向へ前記屈折点を移動させた仮想交点と、を接続して前記収縮ポリゴンを生成することとしても良い(第2の局面)。
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第1又は第2の局面に規定の地図データ生成装置において、前記膨張ポリゴン生成部は、前記基準ポリゴン外縁線を法線方向へ所定値移動させ、
前記収縮ポリゴン生成部は、前記膨張ポリゴン外縁線を法線方向へ前記所定値移動させる。
このように規定される第3の局面の地図データ生成装置によれば、膨張ポリゴン生成部及び収縮ポリゴン生成部は、夫々ポリゴンの外縁線を移動させる際に、法線方向へ移動させることを特徴とする。このような装置によれば、生成された膨張ポリゴンあるいは収縮ポリゴンの膨張率あるいは収縮率をほぼ等しくすることができるため、ゆがみの少ないポリゴンを生成することができる。
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第1〜第3のいずれかの局面に規定される地図データ生成装置において、前記膨張ポリゴン生成部は、第1の基準ポリゴン外縁線と第2の基準ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より小さいとき、移動させた該第1の基準ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の基準ポリゴンの外縁線の端点とを、前記屈折点を中心とする円弧線で接続して前記膨張ポリゴンを生成する。
このように規定される第4の局面の地図データ生成装置によれば、膨張ポリゴン生成部は、膨張ポリゴンを生成する際に、第1の外縁線の端点と第2の外縁線の端点とを屈折点を中心とする円弧線で接続することを特徴とする。このような装置によれば、膨張ポリゴンを収縮して収縮ポリゴンを生成する際に、基準ポリゴンの形状と同様の形状を有するポリゴンを生成することが可能となる。
この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
地形を表すポリゴンデータを格納した地図データベースと、
前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成部と、
該生成された膨張ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去部と、
前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成部と、
を備える地図データ生成装置。
このように規定される第5の局面の地図データ生成装置によれば、基準ポリゴンの外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成し、該生成された膨張ポリゴン中に存在する小さい中抜き領域を除去する。そして、中抜き領域が除去された膨張ポリゴンの外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する。このような装置によれば、小さい中抜き領域が除去されるため、第1の局面と同様、地図の見栄えの向上や、データ量の削減が可能となる。
また、この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納ステップと、
膨張ポリゴン生成部が、前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成ステップと、
収縮ポリゴン生成部が、前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成ステップと、
中抜き領域除去部が、該生成された収縮ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去ステップと、
を備える地図データ生成方法。
このように規定される第6の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第6の局面に規定される方法において、前記収縮ポリゴン生成ステップでは、第1の膨張ポリゴン外縁線と第2の膨張ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より大きいとき、移動させた該第1の膨張ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の膨張ポリゴン外縁線の端点と、該第1の膨張ポリゴン外縁線及び該第2の膨張ポリゴン外縁線の夫々の仮想延長線がなす角の二等分線方向へ前記屈折点を移動させた仮想交点と、を接続して前記収縮ポリゴンを生成する。
このように規定される第7の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
第6又は第7の局面に規定される方法において、前記膨張ポリゴン生成ステップでは、前記基準ポリゴン外縁線を法線方向へ所定値移動させ、
前記収縮ポリゴン生成ステップでは、前記膨張ポリゴン外縁線を法線方向へ前記所定値移動させる。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第6〜第8のいずれかの局面に規定される方法において、前記膨張ポリゴン生成ステップでは、第1の基準ポリゴン外縁線と第2の基準ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より小さいとき、移動させた該第1の基準ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の基準ポリゴンの外縁線の端点とを、前記屈折点を中心とする円弧線で接続して前記膨張ポリゴンを生成する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納ステップと、
膨張ポリゴン生成部が、前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成ステップと、
中抜き領域除去部が、該生成された膨張ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去ステップと、
収縮ポリゴン生成部が、前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成ステップと、
を備える地図データ生成方法。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
更に、この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
地図データを生成するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納手段と、
前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成手段と、
前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成手段と、
該生成された収縮ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第11の局面に規定されるコンピュータプログラムにおいて、前記収縮ポリゴン生成手段は、第1の膨張ポリゴン外縁線と第2の膨張ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より大きいとき、移動させた該第1の膨張ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の膨張ポリゴン外縁線の端点と、該第1の膨張ポリゴン外縁線及び該第2の膨張ポリゴン外縁線の夫々の仮想延長線がなす角の二等分線方向へ前記屈折点を移動させた仮想交点と、を接続して前記収縮ポリゴンを生成する。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
第11又は第12の局面に規定されるコンピュータプログラムにおいて、前記膨張ポリゴン生成手段は、前記基準ポリゴン外縁線を法線方向へ所定値移動させ、
前記収縮ポリゴン生成手段は、前記膨張ポリゴン外縁線を法線方向へ前記所定値移動させる。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第14の局面は次のように規定される。即ち、
第11〜第13のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムにおいて、前記膨張ポリゴン生成手段は、第1の基準ポリゴン外縁線と第2の基準ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より小さいとき、移動させた該第1の基準ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の基準ポリゴンの外縁線の端点とを、前記屈折点を中心とする円弧線で接続して前記膨張ポリゴンを生成する。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第15の局面は次のように規定される。即ち、
地図データを生成するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納手段と、
前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成手段と、
該生成された膨張ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去手段と、
前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第11〜第15のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第16の局面として規定される。
図1は、大縮尺地図データを間引き処理して小縮尺地図データを作成する過程を説明するための模式図である。 図2は、本発明の実施の形態の地図データ生成装置1の構成を示すブロック図である。 図3は、膨張ポリゴン生成部5で実行される基準ポリゴン外縁線の移動方法を説明するための模式図である。 図4は、(A)(B)は基準ポリゴンから膨張ポリゴンを生成する種々の方法を説明するための模式図であり、(C)〜(E)は基準ポリゴンの屈折点の内角が180度より大きい場合における移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を接続する種々の方法を説明するための模式図である。 図5は、基準ポリゴンから膨張ポリゴンを経て、収縮ポリゴンを生成する過程を説明するための模式図である。 図6は、(A)〜(C)は膨張ポリゴンから収縮ポリゴンを生成する種々の方法を説明するための模式図である。 図7は、本発明の実施の形態の地図データ生成装置1の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の他の実施の形態の地図データ生成装置21の構成を示すブロック図である。 図9は、地図データ生成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の実施例の地図データ生成装置1を利用した地図更新システム101の構成を示すブロック図である。 図11は、(A)サーバ側地図データ記憶部122に記憶される地図データ構成を説明するための模式図、(B)各階層において区画Xを地図表示するための区画データを説明するための模式図である。 図12は、(A)更新地図データ作成部123で実行される地図更新処理を説明するための模式図、(B)配信部125で配信する配信データを示す模式図、(C)ナビゲーション装置側更新後の地図データ記憶部132に記憶される地図データを説明するための模式図である。
この発明の実施の形態の地図データ生成装置を説明する。
図2に、地図データ生成装置1の概略構成を示す。
図2に示すように、この地図データ生成装置1は、地図データベース3、膨張ポリゴン生成部5、収縮ポリゴン生成部7及び中抜き領域除去部9を備えている。
地図データベース3には、地形を表すポリゴンデータが格納されている。当該ポリゴンデータとしては、陸地、河川、湖沼等の地形を表示可能なポリゴンデータが挙げられる。上述したように、本発明の地図データ生成装置は、大縮尺の地図データを間引き処理して小縮尺の地図データを作成する際に有効に用いられることから、地図データベース3には、大縮尺の地図データを定法により間引き処理して作成された小縮尺の地図データ(例えば、図1右側図)が格納されていることが好ましい。また、ポリゴンデータには、陸地、河川、湖沼等である旨の属性データが付与されていても良い。
膨張ポリゴン生成部5は、ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する。膨張ポリゴン生成部5は、膨張ポリゴンの生成に際して、基準ポリゴンの面積が増加するように該基準ポリゴンの外縁線を移動させれば、その移動の方法は特に限定されない。このような移動の方法としては、外縁線を、外縁線に対して法線方向へ移動させる方法(図3(A)参照)の他、ポリゴンをグリッド表示にした際には該グリッド線に対して平行移動させる方法(図3(B)参照)等が挙げられる。また、基準ポリゴン外縁線の端点を、該端点から最も近接する上記グリッドの交点へ移動させることにより外縁線の移動を行うこととしても良い。ここで、グリッド間の幅は、例えば、ピクセル幅より大きく設定される。
図4(A)(B)に示すのは、基準ポリゴン外縁線を法線方向へ移動させることにより生成された膨張ポリゴンである。膨張ポリゴンは、移動させた外縁線が互いに交わる場合には、該外縁線の交点を繋いで形成することができる(図4(A)参照)。また、図4(B)に示すように、移動させた第1の基準ポリゴン外縁線L1と、移動させた第2の基準ポリゴン外縁線L2とが交わらない場合、すなわち、第1の基準ポリゴン外縁線L1と第2の基準ポリゴン外縁線L2とからなる内角θ1が180度未満である場合には、移動させた第1の基準ポリゴン外縁線L3の端点P1及び移動させた第2の基準ポリゴン外縁線L4の端点P2を繋いで膨張ポリゴンを形成することができる。
移動させた外縁線同士が交わらない場合において膨張ポリゴンを形成する他の方法としては、図4(C)に示すように、屈折点O1を中心として距離rを半径とする円弧線で両端点P1及びP2を接続することが挙げられる。また、図4(D)に示すように、第1の基準ポリゴン外縁線L1の仮想延長線と第2の基準ポリゴン外縁線L2の仮想延長線とのなす角の二等分線上であって、屈折点O1から距離rに位置する点P3と端点P1及びP2とを繋ぐことにより膨張ポリゴンを形成することとしても良い。さらに他の例としては、図4(E)に示すように、移動させた第1の基準ポリゴン外縁線L3の仮想延長線と移動させた第2の基準ポリゴン外縁線L4の仮想延長線との交点P4と端点P1及びP2とを繋いで膨張ポリゴンを形成することもできる。図4(B)に示す方法により、生成した膨張ポリゴンの一例を図5に示す。
膨張ポリゴン生成部5は、生成された膨張ポリゴンのポリゴンデータに正規化処理を施しても良い。ここで、正規化とは、ポリゴンの屈折点を、該ポリゴンが描画されるグリッドの最小単位のグリッド点に整合させることをいい、正規化処理とは、グリッド点に位置していない屈折点を該屈折点から最も近接するグリッド点上におくことをいう。
上記基準ポリゴンの外縁線の移動量は、特に限定されないが、例えば、上記グリッドの最小単位距離の二分の一未満であることが好ましい。このような移動量とすれば、膨張ポリゴン生成後、収縮ポリゴンを生成した際に、収縮ポリゴンの屈折点が基準ポリゴンの屈折点と同じグリッド点上に位置することとなり、ポリゴン形状の再現性が高くなるためである。
膨張ポリゴン生成部5は、地図データベース3に格納された全ポリゴンあるいは一部のポリゴンについて膨張ポリゴンを生成することができる。いずれの場合においても、例えば、メッシュ単位で処理対象となる領域を指定することができる。他の例として、大縮尺の地図データを参照可能な場合には、該地図データにおけるポリゴンの屈折点と、該ポリゴンに対面するポリゴンの屈折点との距離が所定閾値以内である領域を指定することができる。このように大縮尺の地図においてポリゴン同士の屈折点が近い場合には、間引き処理して小縮尺の地図を作成した際に、一方のポリゴン輪郭線と他方のポリゴン輪郭線とが自己交差する可能性が高いためである。
収縮ポリゴン生成部7は、膨張ポリゴン生成部5で生成された膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する。収縮ポリゴン生成部7は、収縮ポリゴンの生成に際して、膨張ポリゴンの面積が減少するように該膨張ポリゴンの外縁線を移動させれば、その移動の方法は特に限定されない。その移動方法は、例えば、膨張ポリゴンの生成の際と同様の方法で行うことができる。例えば、図6(A)に示すように、移動させた第1の膨張ポリゴン外縁線L14と、移動させた第2の膨張ポリゴン外縁線L15とが交わらない場合、すなわち、第1の膨張ポリゴン外縁線L11と第2の膨張ポリゴン外縁線L12とからなる内角θ2が180度を超える場合には両外縁線の端点が互いに合致しない。このような場合には、移動させた膨張ポリゴン外縁線L14の端点P11と移動させた膨張ポリゴン外縁線15の端点P12とを繋ぎ、同様にして端点P13と端点P14、端点P15と端点P16とを繋ぐことにより収縮ポリゴンを生成することができる。また、図6(B)に示すように、第1の膨張ポリゴン外縁線L19の仮想延長線と第2の膨張ポリゴン外縁線L20の仮想延長線とのなす角の二等分線上であって、屈折点O2から距離rに位置する点P17を収縮ポリゴン生成時の接続点としても良い。
さらには、図6(C)に示すように、移動させた膨張ポリゴン外縁線L17及びL18の端点同士が一致する場合には、該一致点を用いて収縮ポリゴンを生成することができる。
上記膨張ポリゴンの外縁線の移動量は、特に限定されないが、上記基準ポリゴンの外縁線の移動量と同様、グリッドの最小単位距離の二分の一未満であることが好ましく、更には、上記基準ポリゴンの外縁線の移動量と同一であることが好ましい。
中抜き領域除去部9は、収縮ポリゴン生成部7で生成された収縮ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する。中抜き領域除去部9は、小さい中抜き領域を除去すれば良い。例えば、中抜き領域除去部9は、中抜き領域のうち、条件を満たすものについて陸地として表示されるよう(例えば、陸地に色塗りされる場合において、色塗りロジックの対象となるよう)に地図データを修正等することができる。具体的には、該中抜き領域を示すポリゴンデータを削除する等することができる。生成された地図データは、上記正規化処理を施すことが好ましい。この正規化処理は、膨張ポリゴン生成後、収縮ポリゴン生成後あるいは中抜き領域除去後のいずれかのタイミングで少なくとも一回行うことができる。この中抜き領域除去部9は、上記のように地図データベース3内のポリゴンデータに属性データが付与されているとき、該属性データを参照して除去すべき中抜き領域であるか否かをダブルチェックすることとしても良い。例えば、抽出された中抜き領域であって、その面積及び/又はその外周線の合計長さが第1の閾値以下である領域に、陸地である旨の属性が付与されている場合には除去し、湖沼等陸地以外である旨の属性が付与されている場合にはフラグを設定することとすることができる。このフラグは、オペレータによるチェックの指標として用いることができる。
図7を用いて、図2に示す装置1の動作の一例を説明する。
まず、ステップ1では、膨張ポリゴン生成部5は、地図データベース3に格納される地図データのうち、メッシュ単位で処理対象となる領域を指定する。この領域に含まれるポリゴンについて、以降の処理が実行される。
ステップ3では、膨張ポリゴン生成部5は、ステップ1で指定されたメッシュに含まれる基準ポリゴンの外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させて、膨張ポリゴンを生成する。
ステップ5では、収縮ポリゴン生成部7は、ステップ3で生成された膨張ポリゴンの外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させて収縮ポリゴンを生成する。
ステップ7では、中抜き領域除去部9は、ステップ5で生成された収縮ポリゴン中に存在する中抜き領域を抽出する。
ステップ9では、中抜き領域除去部9は、ステップ7で抽出された中抜き領域の面積を演算し、該演算された面積が第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する。例えば、中抜き領域を示すポリゴンデータを削除することにより、中抜き領域の除去を実行することができる。
この地図データ生成装置1は、ステップ9を実行することによって中抜き領域が陸地ポリゴンとみなされた地図データを、例えば、地図データベース3内における対応する元の地図データと置き換えたり、元の地図データを併存させて格納したりすることができる。
図8に、他の実施の形態の地図データ生成装置21を示す。図8において、図2と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図8に示すのは、膨張ポリゴン生成後に中抜き領域を除去可能な地図データ生成装置21である。すなわち、当該装置21は、図1に示す装置1において、中抜き領域除去部9及び収縮ポリゴン生成部7に代えて、夫々中抜き領域除去部23及び収縮ポリゴン生成部25を備えている。
中抜き領域除去部23は、膨張ポリゴン生成部5で生成された膨張ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する。該中抜き領域の除去は、中抜き領域除去部9と同様の方法により行うことができる。
収縮ポリゴン生成部25は、中抜き領域除去部23で中抜き領域が除去された膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する。該収縮ポリゴンの生成は、収縮ポリゴン生成部7と同様の方法により行うことができる。
図9は、地図データ生成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
この装置1のハードウェア構成は、一般的なコンピュータシステムと同様に中央制御装置221に対してシステムバス222を介して各種の要素が結合されたものである。
中央制御装置221は汎用的なCPU、メモリ制御装置、バス制御装置、割り込み制御装置更にはDMA(直接メモリアクセス)装置を含み、システムバス222もデータライン、アドレスライン、制御ラインを含む。システムバス222にはRAM(ランダムアクセスメモリ)223、不揮発メモリ(ROM224,CMOS−RAM225等)からなるメモリ回路が接続されている。RAM223に格納されるデータは中央制御装置221や他のハードウェア要素によって読み取られたり、書き換えられたりする。不揮発メモリのデータは読み取り専用であり、装置をオフとしたときにもそこのデータは喪失されない。このハードウェアを制御するシステムプログラムはハードディスク装置227に保存されており、また、RAM223に保存されており、ディスクドライブ制御装置226を介して適宜中央制御装置221に読みこまれて使用される。このハードディスク装置227には、汎用的な構成のコンピュータシステムを地図データ生成装置1として動作させるためのコンピュータプログラムを保存する領域が確保される。
このハードディスク装置227の所定の領域が、膨張ポリゴン生成部5、収縮ポリゴン生成部7及び中抜き領域除去部9で生成等された情報を保存する保存部用に割り付けられる。
ハードディスク装置227の他の領域が地図データを記憶する記憶部3用に割り付けられる。
システムバス222には、フレキシブルディスク232に対してデータの読み込み及び書き込みを行うフレキシブルドライブ制御装置231、コンパクトディスク234に対してそれからデータの読み取りを行うCD/DVD制御装置233が接続されている。この例ではプリンタインターフェース237にプリンタ238を接続させている。
システムバス222にはキーボード・マウス制御装置241が接続され、キーボード242及びマウス243からのデータ入力を可能としている。モニタ245がモニタ制御装置244を介してシステムバス222に接続されている。モニタ245にはCRTタイプ、液晶タイプ、プラズマディスプレイタイプなどを利用することができる。
各種の要素(モデムなど)の増設を可能とするため空きのスロット251が準備されている。
このコンピュータシステムからなる地図データ生成装置1を稼動させるために必要なプログラム(OSプログラム、アプリケーションプログラム(本発明のものも含む))は、各種の記録媒体を介してシステムの中にインストールされる。例えば非書き込み記録媒体(CD−ROM、ROMカード等)、書き込み可能記録媒体(FD、DVD等)、更にはネットワークNを利用して通信媒体の形式でインストールすることも可能である。勿論、不揮発メモリ224、225やハードディスク装置227に予めこれらのプログラムを書きこんでおくこともできる。
上記地図データ生成装置は、インターネット等を介して接続されるナビゲーション装置とともに、地図更新システムとして機能することができる。
図10に、地図更新システム101の概略構成を示す。
図10に示すように、この地図更新システム101は、地図データ生成装置を含むサーバ装置102及び第1のナビゲーション装置103、第2〜第nのナビゲーション装置(M2〜Mn)を備えており、サーバ装置102と各ナビゲーション装置とはインターネットNを介して夫々無線接続されている。
第1のナビゲーション装置103は、ユーザが携帯可能な通信端末装置であり、例えば、携帯電話機、PDA(Portable Digital Assistants)、携帯ゲーム機、ノート型PC、PND(Portable Navigation Device)、スマートフォン、頭部や腕等に装着可能なウェアラブル機器等であっても良い。
サーバ装置102は、受信部121、サーバ側地図データ記憶部122、更新地図データ作成部123、保存部124及び配信部125を備える。
サーバ側受信部121は、旧地図データを最新の地図データに更新するための更新情報を受信する。サーバ側受信部121は、例えば、バイナリ形式の更新情報を受信する。この例において、例えば、第1階層の旧地図データを最新の地図データに更新するためのバイナリ差分データを受信するものとする。
サーバ側地図データ記憶部122には、各階層の地図データが記憶される。該地図データは、階層毎に複数の区画に分割されたナビゲーション用地図を描画するための各区画に対応する区画データと、該描画の際に参照する該区画データを指定する管理データとを備える。サーバ側地図データ記憶部122に記憶される地図データ構造の一例を図11(A)に示す。図11(A)に示すように、地図データは管理データと区画データを備える。この例において、管理データ領域には、管理データ(A)が記憶されている。また、記憶部122の他の領域には、各階層の区画データが記憶されている。詳細には、区画Xを第1の縮尺で表示するための第1階層の区画データC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、第2の縮尺で表示するための第2階層の区画データD1、D2、D3、D4、第3の縮尺で表示するための第3階層の区画データE1が記憶されている。区画データは、例えば、全国の地図データを一定距離間隔でメッシュ状に分割したデータとすることができる。管理データは、地図表示の際に、表示縮尺に応じた各メッシュを表示するための区画データを指定する。
更新地図データ作成部123は、受信部121及びサーバ側地図データ記憶部122を参照して、第1〜第3階層の地図データに対応する夫々の更新地図データを作成する。また、更新地図データ作成部123は、地図データ生成装置としての地図データ生成部127を備え、大縮尺の地図データ(第1階層の地図データ)から小縮尺の地図データ(第2及び第3階層の地図データ)を生成する。図12を用いて、更新地図データの作成方法の一例を説明する。更新地図データ作成部123は、受信部121で受信した第1階層の旧地図データの区画データC2及びC3を更新するためのバイナリ差分データ(差分C2及び差分C3)に基づいて、区画データC2及びC3から夫々更新区画データC2’及びC3’を作成する。そして、更新地図データ作成部123内地図データ生成部127は、上述の方法に従って、更新区画データC2’及びC3’に基づいて、該更新区画データC2’及びC3’に位置的に対応する第2階層の旧地図データの区画データD1及びD2を更新して、夫々更新区画データD1’及びD2’を生成する。また、同様の方法によって、第3階層の旧地図データの区画データE1から更新区画データE1’を作成する。また、更新地図データ作成部123は、更新された区画を地図表示する際に、旧地図データの区画データではなく新地図データの区画データを指定するよう管理データを更新することが好ましい。他の例として、更新地図データ作成部123は、更新区画データC2’及びC3’、あるいは、差分C2及び差分C3に基づいて、更新前の区画データ(D1、D2、E1)から更新後区画データを作成するための差分データ(差分D1、差分D2、及び差分E1)を生成することとしても良い。
配信部125は、更新地図データ作成部123で作成された更新地図データ(A’、C2’、C3’、D1’、D2’、E1’)をナビゲーション装置103へ配信する。配信部125は、例えば、作成された各更新地図データを一つに圧縮した圧縮データを配信することができる。上記したように、更新地図データ作成部123で、各差分データ(差分D1、差分D2及び差分E1)を生成した場合には、配信部125は、全階層を更新可能な全ての差分データ(差分C2、差分C3、差分D1、差分D2及び差分E1)を配信することができる。
ナビゲーション装置103は、受信部131、ナビゲーション側地図データ記憶部132、更新部133を備える。
受信部131は、サーバ装置102から、配信部125により配信される更新地図データを受信する。
ナビゲーション側地図データ記憶部132には、更新前においてサーバ側地図データ記憶部122と同様の地図データが記憶される。
更新部133は、管理データ更新部134及び区画データ更新部135を備える。
管理データ更新部134は、受信部131及び地図データ記憶部132を参照して、受信した更新後の管理データ(A’)を該更新前の管理データが記憶された領域(すなわち、管理データ(A)の領域)と異なる領域に書き込む。
区画データ更新部135は、受信部131及び地図データ記憶部132を参照して、受信した更新後の区画データ(C2’、C3’、D1’、D2’、E1’)を該更新前の区画データ(C2、C3、D1、D2、E1)が記憶された領域と異なる領域に書き込む。
上述の通り、両更新部134、135は、更新後の両データを書き込む際に、夫々更新前のデータが記憶された領域と異なる領域を指定するため、更新後の地図データ記憶部132内には更新後のデータ(A’、C2’、C3’、D1’、D2’、E1’)に対応する更新前データ(A、C2、C3、D1、D2、E1)が併存することになる。
更新後の地図データを用いて区画Xを第1の縮尺で地図表示する際には、更新後管理データ(A’)は、区画データC2、C3に代えて更新区画データC2’及びC3’を指定し、第2の縮尺の場合には、区画データD1、D2に代えて更新区画データD1’及びD2’を指定し、第3の縮尺の場合には、区画データE1に代えて更新区画データE1’を指定する。そして、更新後区画データに不具合が生じた場合には、更新後管理データ(A’)に代えて更新前管理データ(A)が機能し、第1の縮尺で表示する場合において該更新前管理データ(A)は更新後区画データ(C2’、C3’)を指定することなく、区画データC1〜C9を指定して、区画Xに対応する地図表示を行う。本発明の地図更新システムによれば、ナビゲーション装置103内の地図データ記憶部132に更新前の区画データも残存させているため、更新後のデータに不具合が生じた場合であっても、更新前のデータに切り替えることにより継続的に地図表示を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態(実施例)を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1 21 地図データ生成装置
3 地図データベース(地図DB)
5 膨張ポリゴン生成部
7 25 収縮ポリゴン生成部
9 23 中抜き領域除去部

Claims (16)

  1. 地形を表すポリゴンデータを格納した地図データベースと、
    前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成部と、
    前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成部と、
    該生成された収縮ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去部と、
    を備える地図データ生成装置。
  2. 前記収縮ポリゴン生成部は、第1の膨張ポリゴン外縁線と第2の膨張ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より大きいとき、移動させた該第1の膨張ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の膨張ポリゴン外縁線の端点と、該第1の膨張ポリゴン外縁線及び該第2の膨張ポリゴン外縁線の夫々の仮想延長線がなす角の二等分線方向へ前記屈折点を移動させた仮想交点と、を接続して前記収縮ポリゴンを生成する、
    請求項1に記載の地図データ生成装置。
  3. 前記膨張ポリゴン生成部は、前記基準ポリゴン外縁線を法線方向へ所定値移動させ、
    前記収縮ポリゴン生成部は、前記膨張ポリゴン外縁線を法線方向へ前記所定値移動させる、
    請求項1又は2に記載の地図データ生成装置。
  4. 前記膨張ポリゴン生成部は、第1の基準ポリゴン外縁線と第2の基準ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より小さいとき、移動させた該第1の基準ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の基準ポリゴンの外縁線の端点とを、前記屈折点を中心とする円弧線で接続して前記膨張ポリゴンを生成する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の地図データ生成装置。
  5. 地形を表すポリゴンデータを格納した地図データベースと、
    前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成部と、
    該生成された膨張ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去部と、
    前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成部と、
    を備える地図データ生成装置。
  6. 地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納ステップと、
    膨張ポリゴン生成部が、前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成ステップと、
    収縮ポリゴン生成部が、前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成ステップと、
    中抜き領域除去部が、該生成された収縮ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去ステップと、
    を備える地図データ生成方法。
  7. 前記収縮ポリゴン生成ステップでは、第1の膨張ポリゴン外縁線と第2の膨張ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より大きいとき、移動させた該第1の膨張ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の膨張ポリゴン外縁線の端点と、該第1の膨張ポリゴン外縁線及び該第2の膨張ポリゴン外縁線の夫々の仮想延長線がなす角の二等分線方向へ前記屈折点を移動させた仮想交点と、を接続して前記収縮ポリゴンを生成する、
    請求項6に記載の地図データ生成方法。
  8. 前記膨張ポリゴン生成ステップでは、前記基準ポリゴン外縁線を法線方向へ所定値移動させ、
    前記収縮ポリゴン生成ステップでは、前記膨張ポリゴン外縁線を法線方向へ前記所定値移動させる、
    請求項6又は7に記載の地図データ生成方法。
  9. 前記膨張ポリゴン生成ステップでは、第1の基準ポリゴン外縁線と第2の基準ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より小さいとき、移動させた該第1の基準ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の基準ポリゴンの外縁線の端点とを、前記屈折点を中心とする円弧線で接続して前記膨張ポリゴンを生成する、
    請求項6〜8のいずれか一項に記載の地図データ生成方法。
  10. 地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納ステップと、
    膨張ポリゴン生成部が、前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成ステップと、
    中抜き領域除去部が、該生成された膨張ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去ステップと、
    収縮ポリゴン生成部が、前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成ステップと、
    を備える地図データ生成方法。
  11. 地図データを生成するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納手段と、
    前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成手段と、
    前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成手段と、
    該生成された収縮ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去手段、
    として機能させるコンピュータプログラム。
  12. 前記収縮ポリゴン生成手段は、第1の膨張ポリゴン外縁線と第2の膨張ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より大きいとき、移動させた該第1の膨張ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の膨張ポリゴン外縁線の端点と、該第1の膨張ポリゴン外縁線及び該第2の膨張ポリゴン外縁線の夫々の仮想延長線がなす角の二等分線方向へ前記屈折点を移動させた仮想交点と、を接続して前記収縮ポリゴンを生成する、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記膨張ポリゴン生成手段は、前記基準ポリゴン外縁線を法線方向へ所定値移動させ、
    前記収縮ポリゴン生成手段は、前記膨張ポリゴン外縁線を法線方向へ前記所定値移動させる、
    請求項11又は12に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記膨張ポリゴン生成手段は、第1の基準ポリゴン外縁線と第2の基準ポリゴン外縁線とがなす屈折点の内角が180度より小さいとき、移動させた該第1の基準ポリゴン外縁線の端点と、移動させた該第2の基準ポリゴンの外縁線の端点とを、前記屈折点を中心とする円弧線で接続して前記膨張ポリゴンを生成する、
    請求項11〜13のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  15. 地図データを生成するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    地形を表すポリゴンデータを地図データベースに格納する格納手段と、
    前記ポリゴンデータで表される基準ポリゴンの外縁をなす基準ポリゴン外縁線を該基準ポリゴンの面積が増加する方向に移動させ、該移動させた基準ポリゴン外縁線の端点を用いて膨張ポリゴンを生成する膨張ポリゴン生成手段と、
    該生成された膨張ポリゴン中の中抜き領域を抽出し、該中抜き領域の面積及び/又は該中抜き領域の外周線の合計長さが第1の閾値以下であるとき、該中抜き領域を除去する中抜き領域除去手段と、
    前記膨張ポリゴンの外縁をなす膨張ポリゴン外縁線を該膨張ポリゴンの面積が減少する方向に移動させ、該移動させた膨張ポリゴン外縁線の端点を用いて収縮ポリゴンを生成する収縮ポリゴン生成手段、
    として機能させるコンピュータプログラム。
  16. 請求項11〜15のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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