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JP6288693B2 - 照明器具および照明装置 - Google Patents
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JP6288693B2 - 照明器具および照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具および照明装置に関する。
照明器具には、工場室内で使用されるものがある。このような照明器具は、建物を設計する段階でその配置が決められるものが多い。照明器具は、一度天井等に配設されると、室内工事で移動されない限り、同じ位置に配設されたままである。建物が建築された後、室内のレイアウトが変更されても、照明器具の位置は変更されないことが多い。
例えば、製造設備のレイアウトが変更されたり、作業者の作業場所が変更されたりしても、多くの場合、工場の天井に設置された照明器具(例えば、高輝度出力ランプ)の配設位置は変更されない。
このため、製造設備や作業場所が照明器具から遠い場所にレイアウト変更された場合、作業場所等の明るさを維持するために、その場所から遠くにある照明器具も点灯させる必要がある。
このような建築物の室内レイアウトの変更に対して、照明器具の点灯状態をその位置に応じて調整する照明器具が開発されている。例えば、特許文献1には、事務所や店舗等の室内空間を照明する照明装置について、4等分された領域それぞれに光源が設けられた照明器具が開示されている。この照明器具は、天井等に所定の間隔で複数配設され、室内の特定の場所が所定の照度となるように、その場所を取り囲む各照明装置の各領域の光源が連動して点灯する。
特許文献2には、3つのライン状の照明灯が連なって配置された照明器具が開示されている。この照明器具は、各照明灯が6つの領域に分割され、各領域が独立して点灯、消灯することが可能である。これにより、例えば、室内の人がいるところだけ明るくする照明が可能である。
特開2010−257872号公報 特開2011−3479号公報
特許文献1、2に開示された照明器具では、互いに隣接する複数の領域に分割され、それぞれの領域に光源が配置された照明部を備え、照明部毎に一律に調光することが可能である。しかし、複数の領域に分割された照明部で構成されているため、一度設計すると、照明部の変更は容易ではない。室内のレイアウト変更で部屋の形状が実質的に変更された場合や複雑な形状の部屋の場合、その形状に柔軟に対応することが難しい。
また、上記の特許文献1、2に記載の照明器具では、照明部を一律に調光しても、照明部の配光特性はほとんど変化しないため、調光部が照明する室内のうちで、ほぼ同じ場所だけが他の場所よりも相対的に明るいという状態が生じる。相対的に暗い場所に作業者がいる場合、その場所にいる作業者のために室内全体の照度を上げる必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、配光の制御が可能、かつ照射範囲の変更が容易な照明器具を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る照明器具は、
互いに連結した状態で設置面に設置可能な照明器具であって、
正面略多角形状に形成され、互いに連結可能な筐体と、
前記筐体の正面側に配列された複数の発光素子と、
前記設置面に対して、前記筐体を正面視したときの前記筐体の対角線方向へ傾斜する板面を有する板状部材を備えると共に、前記複数の発光素子それぞれの周囲を囲み、前記複数の発光素子それぞれの光を、前記対角線方向へ斜する方向に配光する配光部と、
前記複数の発光素子の点灯を制御する制御部と、
を備え、
前記複数の発光素子は、前記板面が傾斜する方向から順に配列した、少なくとも2以上の発光素子群を構成し、
前記制御部は、前記発光素子群それぞれを独立して点灯制御することを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る照明装置は、
前記第1の観点に係る照明器具を2以上含み、
前記筐体は、互いに連結したことを特徴とする。
本発明によれば、配光の制御が可能、かつ照射範囲の変更が容易な照明器具を提供することができる。
実施の形態1に係る照明器具を示す概念図である。 照明器具のLEDのグループ構成を示す平面図である。 照明器具の回路構成を示すブロック図である。 従来の照明器具と照度分布との関係を示す概念図である。 実施の形態1に係る照明器具と照度分布との関係を示す概念図である。 調光状態における照明器具の照度分布を示す概念図である。 実施の形態2に係る照明器具のLEDのグループ構成を示す平面図である。 照明器具1つで構成される照明装置を示す概念図である。 照明器具2つで構成される照明装置を示す概念図である。 変形例に係る照明器具を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る照明器具を示す概念図である。(A)は照明器具の平面図、(B)は(A)に示す照明器具のA−A線の断面図である。本実施の形態に係る照明器具1A〜1Dは、工場等の室内照明として使用される高輝度出力の照明器具である。本実施の形態では、4つの照明器具1A〜1Dが隣接して配置され、照明器具1A〜1D全体として正面四角形状の1つの照明装置2Aとして機能する形態を説明する。照明器具1A〜1Dは、図1に示すように、筐体5と、ルーバー4と、LED(Light Emitting Diode)3、配線基板33と、台座41と、を備えている。
筐体5は、LED3や後述する電源回路等を収納する部材である。筐体5は、正面正方形の直方体状に形成されている。筐体5の側面には、他の照明器具1A〜1Dの筐体5と連結するための連結部(ネジ穴等)が設けられている。筐体5は、隣接する他の照明器具1A〜1Dと側面を面接触させた状態で、連結具(ネジ等)によって他の照明器具1A〜1Dと連結されている。筐体5の背面には、照明器具1A〜1Dを天井等の設置面に固定するための固定部材が設けられ、筐体5の背面は設置面にほぼ平行に固定される。筐体5の正面には、平面正方形状の開口が設けられ、その開口にルーバー4が配設されている。
ルーバー4は、LED3からの光を所定の方向に出射させるための配光部材である。ルーバー4は、板状部材から構成される。ルーバー4は、後述する台座41に対して略垂直方向に配列している。ルーバー4は、LED3とLED3の間を遮るように、各LED3の周辺を囲んでいる。LED3からの光は、ルーバー4間から筐体5の開口側に出射し、またはルーバー4に反射されて筐体5の開口側に出射する。
LED3は、筐体5の開口内にマトリックス状に配列し、開口内でほぼ均一に分布している。マトリックスの各位置にあるLED3は、赤色、青色、緑色の各色のLEDの一組、または白色LEDである。LED3は、各ルーバー4に1つまたは1組配置されている。
配線基板33は、LED3が実装される基板である。配線基板33の実装面は台座41によって筐体5の底面に対して傾斜角を有するように配置されている。
台座41は、配線基板33の実装面およびルーバー4を照明器具1A〜1Dの設置面に対して傾斜させて、LED3からの光を所定の方向に出射させる配光部材である。台座41の断面は、例えば、台形を横にしたような形状であり、台座41の上面が下面に対して傾斜面を有して配線基板33およびルーバー4を支持している。配線基板33の下面は筐体5に固定される。LED3が発する光は、筐体5に対して所定の傾斜角を有する方向に配光される(図1(B)の出射光35参照)。
台座41の上面は、正面正方形状の筐体5の対角線方向に向かって傾いている。この傾きは、照明器具1A〜1Dそれぞれで異なり、各照明器具1A〜1Dそれぞれにおいて、照明装置2A全体の中央に対して対称になるように配置されている(図1(A)の矢印45参照)。照明器具1A〜1DのLED3からの出射光は、照明装置2A全体の中央から4つの方向に配光される。
LED3は、配列する位置に応じたグループにわかれてLED群を形成し、後述するLED制御電源7によって点灯制御される。以下に、LED3のグループについて説明する。
図2は照明器具のLEDのグループ構成を示す平面図である。図2では斜線の有無によってLED3のグループを分類している。図2に示すように、照明器具1A〜1Dそれぞれにおいて、LED3は、破線で示す領域30に囲まれ、かつ照明器具1A〜1Dの中央側に配設されているLED3のグループと、領域30よりも外側に配置されたLED3のグループとに分けられている。領域30は、各照明器具1A〜1Dが互いに接する頂点を結んだ線に囲まれる領域であり、各照明器具1A〜1Dが互いに隣接する領域である。LED3は、上記のグループ毎に点灯制御される。以下に、LED3の点灯制御について説明する。
図3は照明器具の回路構成を示すブロック図である。図3に示すように、照明器具1A〜1Dは、LED制御電源7をそれぞれ備えている。また、照明器具1Bは、制御部8、通信部9を備えている。制御部8、通信部9は、照明装置2A全体で一つずつ備えられている。
通信部9は、リモートコントローラ11や照度計10と情報の送受信を行う。例えば、通信部9は、リモートコントローラ11からの点灯指示情報、照度計10からの照度情報を受信し、照明器具1A〜1Dの点灯状態(例えば、各照明器具1A〜1Dの点灯、消灯、調光量)をリモートコントローラ11に送信する。点灯指示情報は、例えば、各照明器具1A〜1D、LED3の各グループまたは照明装置2A全体の点灯、消灯、調光の指示等の情報であり、照明装置2Aのユーザーが入力する情報である。照度情報は、例えば、照度とその照度が測定された室内の測定位置等から構成される情報であり、照度計10が送信するデータである。
制御部8は、通信部9から送信された点灯指示情報または照度情報に基づいて、照明器具1A〜1DのLED制御電源7に点灯、消灯または調光を指示する。制御部8は照明装置2A全体の点灯を制御する。例えば、制御部8は、受信した照度情報から、照度が所定の範囲内であるかを判定する。照度が所定の照度範囲外にある場合、制御部8は、照度情報に基づいて照明器具1A〜1DにおけるLED3の調光量を演算する。演算された調光量は、LED制御電源7に出力される。
LED制御電源7は、電源回路(図示しない)を介してLED3のグループの点灯を制御する。例えば、LED制御電源7は、電源回路に接続された可変抵抗の抵抗値を変化させて、電源回路の電圧を変化させる。これにより、LED制御電源7はLED3のグループを調光する。LED制御電源7は、電源回路の電圧を変化させるほか、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)を行い、LED3のグループを調光することも可能である。
LED制御電源7は、電源回路とLED3のグループとの間に接続されたスイッチング素子をON、OFFすることにより、LED3のグループを点灯、消灯する。スイッチング素子は、LED3のグループ毎に配置され、LED制御電源7は、LED3の点灯をグループ毎に制御する。
LED制御電源7では、電源回路が交流電圧の外部電源に接続され、その交流電圧を降圧し、所定の直流電圧に変換する。変換された直流電圧は、LED3に供給され、これによりLED3が点灯する。以下に、照明器具1A〜1Dの点灯状態について説明する。
図4は、従来の照明器具と照度分布との関係を示す概念図である。図5は、実施の形態1に係る照明器具と照度分布との関係を示す概念図である。図4および5は、一辺10mの正方形状の床面200を有する部屋で、天井中央に配置された照明器具を点灯した場合の、照度分布100を示している。図4では、従来の照明器具としてHID(high intensity discharge)ランプ50を使用し、図5では、照明器具1A〜1Dで構成される照明装置2Aを使用している。図5(A)は照明器具1A〜1Dを点灯させた状態、図5(B)は照明器具1A〜1Dのうち、照明器具1Cを調光した状態、をそれぞれ示している。
図4を参照すると、従来のHIDランプ50の照明器具では、ランプ直下の照度が高く、周辺に向かって徐々に照度が低くなっていくことがわかる。図5(A)を参照すると、照明器具1A〜1DのLED3が照射する範囲全体で照度が高く、照明器具1A〜1Dを1つの照明装置2Aとしてとらえると、全体ではHIDランプ50よりも照度が均一になっていることがわかる。図4(B)を参照すると、3つの照明器具1A、1B、1DのLED3が照射する範囲で十分な明るさの照度が維持され、調光された照明器具1CのLED3が照射する範囲で、照度が低くなっていることがわかる。
以上のように、本実施の形態に係る照明器具1A〜1Dは、LED3がマトリックス状に配列し、筐体5の開口内でほぼ均一に分布しているので、従来のHIDランプ50と比較して、照度をより均一化することが可能である。また、照明器具1A〜1Dは、全体で1つの照明装置2Aを構成し、照明器具1A〜1Dには、それぞれを点灯させて制御するLED制御電源7を備えている。照明器具1A〜1Dは、必要な照明器具1A〜1Dだけを点灯させて室内の明るさを維持することが可能である。また、室内で照度が低くてもよい箇所がある場合は、その箇所を照射する照明器具1A〜1DのLED3を調光することによってその照度を低くすることが可能である。
照明器具1A〜1Dは、制御部8、通信部9を除いて同じ構造で構成され、互いに連結可能であるので、照明器具1A〜1Dを組み合わせることにより、全体で1つの照明装置2Aを構成して、その照明範囲を拡大することが可能である。例えば、本実施の形態で説明したように、照明器具1A〜1Dの筐体5は、正面正方形に形成されているので、これらの筐体5の側面を互いに隣接させて配置し、4つの照明器具1A〜1Dを用いて、正面正方形状に形成された1つの照明装置2Aとすることが可能である。
照明器具1A〜1Dは、配光部材である台座41およびルーバー4によって、LED3が発する光を、筐体5に対して所定の傾斜角を有する方向に配光している。本実施の形態によれば、照明器具1A〜1Dの向きの組み合わせを変化させることによって、照明装置2Aの配光特性を変化させることが可能である。
照明器具1A〜1Dでは、一つの照明器具1Bが制御部8、通信部9を備え、これらが他の照明器具1A、1C、1Dと共用されて照明装置2A全体の点灯を制御する。さらに、照明器具1A〜1Dでは、制御部8、通信部9以外の構成が同じ構造で構成される。構造が同じ照明器具1A〜1Dを組み合わせることによって、上記のように、様々な配光特性を有する照明装置2Aが製造可能である。照明器具1A〜1Dによれば、低コストかつ室内空間に応じて柔軟に配置可能な照明装置2Aを提供することが可能である。
照明器具1A〜1Dは、LED3を備えているので、従来のHIDランプ50の照明器具と比較して、調光可能な明るさの範囲が大きく、エネルギー消費も小さい。また点灯時間も速い。
照明器具1A〜1Dは、LED3をグループ毎に点灯、調光することも可能である。以下に、図2で説明したLED3のグループで点灯、調光した場合の点灯状態について説明する。
図6は、調光状態における照明器具の照度分布を示す概念図である。図6も、一辺10mの正方形状の床面200を有する部屋で、天井中央に配置された照明器具を点灯した場合の、照度分布100を示している。(A)は、LED3を最も強く発光させた状態から照度が小さくなるように、照明装置2A全体を均一に調光した状態での照度分布、(B)は、図2における領域30に囲まれたLED3のグループを点灯かつ調光させ、領域30より外側に配置されたLED3のグループを消灯した状態での照度分布、をそれぞれ示している。
照明器具1A〜1DのLED3を調光して、最も強く発光させた状態から照度を小さくすると、図6(A)に示すように、照明器具1A〜1Dの直下からやや離れた位置で照度が高く、照明器具1A〜1D直下で照度が小さくなる場合がある。この場合、一つの照明器具1A〜1DのLED3が照射する範囲と他の照明器具1A〜1DのLED3が照射する範囲との境界近傍でも、範囲内の他の部分と比較して照度が小さい(図6(A)に示す領域101)。これに対して、図2における領域30に囲まれたLED3のグループのみを点灯かつ調光すると、図6(B)に示すように、照明器具1A〜1D直下での照度が高くなっていることがわかる。図6(A)と比較すると、照明器具1A〜1Dの直下から離れた位置にあった照度の高い部分が照明器具1A〜1Dの直下に移動し、配光特性が変化していることがわかる。これに伴い、照明器具1A〜1D間の境界近傍に発生していた照度が小さい部分(領域101)が消滅して、照度がより均一になっていることがわかる。
以上のように、照明器具1A〜1Dそれぞれにおいて、照明器具1A〜1Dの中央側に配置されているLED3のグループと、その他のLED3のグループとを別々に点灯制御することにより、LED3全体を一律に調光した場合と比較して、照明器具1A〜1D直下の照度をより高くすることが可能である。
領域30に囲まれたLED3のグループを点灯かつ調光させ(図2参照)、領域30より外側に配置されたLED3のグループを消灯させると、照明器具1A〜1DのLED3のうち、点灯しているLED3が一部の領域に偏った状態になる。これにより、照明装置2A全体のLED3が一律に点灯している場合と比較して、最も明るく照射される範囲も一部に偏ることになる。照明器具1A〜1D内で点灯させるLED3を一部に偏らせることにより、照明器具1A〜1Dの照射範囲を変化させることが可能である。照明器具1A〜1DそれぞれでLED3のグループ毎に独立して点灯制御することによって、照明装置2A全体で、配光特性を変化させることが可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る照明器具1A〜1Dは、LED3のグループがさらに細分化された照明器具である。
図7は、実施の形態2に係る照明器具のLEDのグループ構成を示す平面図である。図7に示す照明器具1A〜1Dは、それぞれ点灯を制御可能であるとともに、破線で示す領域31の範囲内にあるLED3のグループと、領域31の範囲よりも外側、かつ破線で示す領域32の範囲内に配置されたLED3のグループと、領域32の範囲よりも外側に配置されたLED3のグループとにわけられて、LED3の点灯の制御が可能である。
照明器具1A〜1Dは、実施の形態1の場合と同様に、LED3の配線基板33およびルーバー4を支持する台座41を備え、台座41の上面は、筐体5の対角線方向に向かって傾斜している。照明装置2B全体では、この台座41の配置によって、筐体5の対角線方向に傾斜した配光特性を有している。
以上のように、照明器具1A〜1Dそれぞれは、3つのLED3のグループを有し、このLED3のグループ毎に独立して点灯制御することが可能である。また、照明器具1A〜1Dそれぞれは、台座41の上面の傾斜方向が互いに異なっている。本実施の形態によれば、実施の形態1の場合と比較して、配光特性をより細かく調整することが可能である。例えば、領域31内または領域32内のLED3のグループを点灯かつ調光させて、そのほかのLED3のグループを消灯することにより、図6(B)に示す調光状態よりも、より細かく照度が高い部分の位置を調整可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態等に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、4つの照明器具1A〜1Dを組み合わせた形態を説明したが、照明器具1A〜1Dは、単独でも照明装置として使用可能である。
図8は、照明器具1つで構成される照明装置を示す概念図である。(A)は、照明装置2Cの平面図であり、(B)は、一辺5mの正方形状の床面200を有する部屋で、天井の角に配置された照明器具を点灯した場合の、照度分布100を示す概念図である。照明器具1Aの台座41の上面は、上述したように、筐体5の対角線方向に向かって傾いている(図8(A)参照)。1つの照明器具1Aを照明装置2Cとして使用する場合、例えば、図8(B)に示すように、照明器具1Aを部屋の天井の角に設置する。照明装置2Cは、部屋の隅から部屋中央側を照射することが可能である。
照明器具1A〜1Dは、2以上の照明器具を組み合わせて1つの照明装置2Dとして使用することができる。
図9は、照明器具2つで構成される照明装置を示す概念図である。(A)は、照明装置2Dの平面図であり、(B)は、短辺5m、長辺10mの長方形状の床面200を有する部屋で、天井の壁際中央に配置された照明器具を点灯した場合の、照度分布100を示す概念図である。図9(A)に示すように、2つの照明器具1Aを組み合わせることにより、2つの方向に配光特性を有する照明装置2Dを組み立てることが可能である。図9(B)に示すように、床面200が長方形状である部屋の場合に、天井の壁際中央に照明装置2Dを設置すると、部屋中央側を照射することが可能である。このように、部屋の形状に合わせて照明器具1A〜1Dを自由に配置することが可能である。図5、図8、図9に示す照度分布特性の照明装置2A、2C、2Dを組み合わせることによって、広い空間を均一に照明することができる。また、照明装置2A、2C、2Dそれぞれの配光を調節して、人の配置または作業場所に合わせて、効率よく適切に照明することができる。
本実施の形態では、LED3からの光を所定の方向に配光させる配光部材として、台座41と、台座41に固定されたルーバー4とを説明したが、本発明では、LED3からの光を照明器具1A〜1Dの設置面に対して傾斜角を有する方向に配光させる部材であれば、これらに限られない。
図10は、変形例に係る照明器具を示す断面図である。例えば、図10(A)に示すように、照明器具1A、1Bがそれぞれレンズユニット42を有してもよい。レンズユニット42は、複数のレンズと開口を覆う透明カバーが一体化された部材であり、複数のレンズは、LED3からの光を所定の角度の方向に出射させるレンズである。レンズユニット42に替えて、レンズそれぞれがLED3それぞれに配置されてもよい。
また、図10(B)に示すように、照明器具1A、1Bにおいて、LED3それぞれが一つの配線基板33に実装され、配線基板33を支持する1つの台座41の上面が傾斜面に形成されてもよい。配線基板33の実装面が照明器具1A〜1Dの設置面に対して傾斜すればよいので、例えば、台座41の替わりに、配線基板33と筐体5との間にスペーサー(中間片)が挟み込まれて、配線基板33の実装面が傾斜してもよい。LED3は指向性の強い光源であるので、台座41とともにルーバー4が採用されなくてもよい。
さらに、図10(C)に示すように、配線基板33が筐体5の底面に固定され、ルーバー4が筐体5底面に対して傾斜してもよい。ルーバー4は、台座41以外の構造物に固定されてよく、例えば、筐体5に直接固定されてもよい。また、照明器具1A、1Bは、傾斜配置の変更可能なルーバー4で構成されて、照明器具1A〜1Dの配光が調整可能であってもよい。
照明器具1A〜1Dは、ルーバー4に代えて、LED3からの光を所定の方向に反射するリフレクターが用いられてもよい。また、上記の、台座41、ルーバー4、レンズユニット42、リフレクター等の配光部材が複数組み合わされて、LED3からの光が所定の方向に出射されてもよい。
また、照明器具1A〜1Dは、LED3の発する光を拡散するために、例えば、グローブ等のカバー部材でLED3を覆ってもよい。
本実施の形態では、照明器具1A〜1Dが筐体5の対角線方向に傾けた光を照射する形態を説明したが、照明器具1A〜1Dの配光の方向は、筐体5の対角線方向に限られない。例えば、台座41の上面が筐体5の辺に対して平行な方向に傾斜してもよい。この場合、照明器具1A〜1Dは、筐体5の辺と平行な方向に傾けた光を照射する。例えば、この照明器具1A〜1Dを、天井の壁際、横一列に並べて室内全体を照明することが可能である。
本実施の形態では、隣接する他の照明器具1A〜1Dと筐体5の側面を面接触させた状態で連結する形態を説明したが、本発明の照明器具1A〜1Dは、これに限られない。照明器具1A〜1Dの筐体5は、互いに連結可能であればよい。例えば、筐体5は、互いに隣接するように連結可能であってもよく、筐体5は、他の照明器具1A〜1Dの筐体5と側面方向へ、すなわち、LED3が配列する筐体5の正面に対して側方へ連結可能であってもよい。
また、筐体5の形状として、正面正方形状である形態を説明したが、本発明はこれに限られない。照明器具1A〜1Dどうしの筐体5が連結可能であればよく、例えば、筐体5の正面の形状が正三角形、二等辺三角形、六角形、八角形等の多角形形状であってもよい。筐体5の正面の形状が多角形形状である場合、筐体5は、側面が隣接して連結可能であってもよく、例えば、その側面が面接触して連結可能であってもよい。面接触は、筐体5の側面の一部で生じていればよく、1つの側面全体で面接触するように配置される必要はない。例えば、筐体5が正面多角形状に形成されている場合に、他の照明器具1A〜1Dの筐体5と隣り合う側面の一部で面接触すればよい。
本実施の形態では、照明器具1Bが制御部8および通信部9を備え、かつ照明器具1A、1C、1Dが制御部8および通信部9を備えない形態を説明したが、照明装置2A〜2D全体で、制御部8および通信部9を備えていればよく、照明器具1A〜1Dそれぞれが制御部8および通信部9を備えていてもよい。また、照明器具1A〜1Dそれぞれが制御部8および通信部9を備えず、別の筐体5に収容された制御部8および通信部9が照明器具1A〜1Dに接続されてもよい。
本実施の形態では、照明器具1A〜1Dの光源がLED3である形態を説明したが、照明器具1A〜1Dの光源は発光素子であればよく、LED3に限られない。例えば、本実施の形態のLED3に替えて、半導体レーザーや有機EL(Organic Electroluminescence)等が適用されてもよい。
本実施の形態では、LED3のグループが複数の発光素子群から構成され、それらが独立して制御される形態を説明したが、各LED3のグループは1つのLED3(例えば白色LED)で構成されてもよい。
本実施の形態では、LED3の発する光を調光する形態を説明したが、調光に加えて、調色可能であってもよい。
本実施の形態では、LED3が配線基板33にマトリックス状に配列されている構成を説明したが、LED3の配列はマトリックス状に限られない。複数のLED3がほぼ均一配列されていればよく、例えば、開口内に同心円状に配列されてもよいし、千鳥状に配列されてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
互いに連結した状態で設置面に設置可能な照明器具であって、
互いに連結可能な筐体と、
前記筐体に配列された複数の発光素子と、
前記複数の発光素子それぞれの光を、前記設置面に対して傾斜角を有する方向に配光する配光部と、
前記複数の発光素子の点灯を制御する制御部と、
を備え、
前記複数の発光素子は、前記傾斜角の傾斜方向から順に配列した、少なくとも2以上の発光素子群を構成し、
前記制御部は、前記発光素子群それぞれを独立して点灯制御することを特徴とする照明器具。
(付記2)
前記配光部は、前記複数の発光素子が実装された配線基板を所定の方向に傾斜させて支持する支持部材であることを特徴とする付記1に記載の照明器具。
(付記3)
前記配光部は、前記複数の発光素子それぞれの周囲を囲む板状部材であることを特徴とする付記1または2に記載の照明器具。
(付記4)
前記筐体は、前記複数の発光素子を正面側に設け、正面略多角形状に形成されたことを特徴とする付記1ないし3のいずれかに記載の照明器具。
(付記5)
前記複数の発光素子は、格子状に配列されることを特徴とする付記1ないし4のいずれかに記載の照明器具。
(付記6)
前記照明器具が設置された室内の照度情報が入力される入力部を備え、
前記制御部は、前記入力部に入力された照度情報に基づいて、前記発光素子群を調光することを特徴とする付記1ないし5のいずれかに記載の照明器具。
(付記7)
付記1ないし6のいずれかに記載の照明器具を2以上含み、
前記筐体は、互いに連結したことを特徴とする照明装置。
(付記8)
前記筐体は、前記傾斜角の傾斜方向と反対の方向に隣接するように互いに連結し、
前記制御部は、前記発光素子群のうち、前記筐体が隣接する側に配列した発光素子群を点灯させ、その他の発光素子群を消灯させることを特徴とする付記7に記載の照明装置。
1A、1B、1C、1D 照明器具
2A、2B、2C、2D 照明装置
3 LED
4 ルーバー
5 筐体
7 LED制御電源
8 制御部
9 通信部
10 照度計
11 リモートコントローラ
30、31、32 領域
33 配線基板
35 出射光
41 台座
42 レンズユニット
45 矢印
50 HIDランプ
100 照度分布
101 領域
200 床面

Claims (6)

  1. 互いに連結した状態で設置面に設置可能な照明器具であって、
    正面略多角形状に形成され、互いに連結可能な筐体と、
    前記筐体の正面側に配列された複数の発光素子と、
    前記設置面に対して、前記筐体を正面視したときの前記筐体の対角線方向へ傾斜する板面を有する板状部材を備えると共に、前記複数の発光素子それぞれの周囲を囲み、前記複数の発光素子それぞれの光を、前記対角線方向へ斜する方向に配光する配光部と、
    前記複数の発光素子の点灯を制御する制御部と、
    を備え、
    前記複数の発光素子は、前記板面が傾斜する方向から順に配列した、少なくとも2以上の発光素子群を構成し、
    前記制御部は、前記発光素子群それぞれを独立して点灯制御することを特徴とする照明器具。
  2. 前記配光部は、前記複数の発光素子が実装された配線基板を所定の方向に傾斜させて支持する支持部材であることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記複数の発光素子は、格子状に配列されることを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
  4. 前記照明器具が設置された室内の照度情報が入力される入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部に入力された照度情報に基づいて、前記発光素子群を調光することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の照明器具を2以上含み、
    前記筐体は、互いに連結したことを特徴とする照明装置。
  6. 前記筐体は、前記配光部が前記複数の発光素子それぞれの光を配光する方向と反対の方向に隣接するように互いに連結し、
    前記制御部は、前記発光素子群のうち、前記筐体が隣接する側に配列した発光素子群を点灯させ、その他の発光素子群を消灯させることを特徴とする請求項に記載の照明装置。
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