JP6289052B2 - あと施工アンカーの施工方法 - Google Patents
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Description
さらに本発明のあと施工アンカーの施工方法において、前記接着剤除去工程は、前記アンカー部材を引き抜いた前記穿孔の径を拡げる穿孔拡径工程であっても良い。
さらに本発明のあと施工アンカーの施工方法において、前記穿孔拡径工程では、前記穿孔の奥部をアンダーカット型の拡張穴に形成し、前記アンカー部材打込工程では、前記新たなアンカー部材としてアンダーカットアンカーを打ち込んでも良い。
さらに本発明のあと施工アンカーの施工方法において、前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、前記あと施工アンカー引き抜き装置は、前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された上限引張荷重値を超えると上限荷重超過通知を報知する引張制御装置を備えていても良い。
また、本発明のあと施工アンカーの施工方法は、前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、前記あと施工アンカー引き抜き装置は、前記アンカー部材の軸方向の変位量を測定する変位計と、前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された荷重設定値を超えることなく、前記変位計によって測定された変位量が設定された変位設定値を超えると、前記耐力低下装置をオンさせる引張制御装置とを備えていても良い。
また、本発明のあと施工アンカーの施工方法は、コンクリート構造物の穿孔に接着剤により固着されたアンカー部材に対して、前記コンクリート構造物から突出している突出端から挿入孔を形成する挿入孔形成工程と、前記挿入孔に棒状の加熱手段を挿入して前記アンカー部材を加熱する加熱工程と、加熱後の前記アンカー部材を引き抜く引き抜き工程と、前記アンカー部材を引き抜いた前記穿孔に残存する前記接着剤を除去する接着剤除去工程と、該接着剤除去工程によって前記接着剤を除去した前記穿孔に新たな接着剤を充填する接着剤充填工程と、該接着剤充填工程によって前記新たな接着剤を充填した前記穿孔に新たなアンカー部材を打ち込むアンカー部材打込工程とを有することを特徴とする。
さらに本発明のあと施工アンカーの施工方法において、前記挿入孔形成工程では、前記コンクリート構造物に埋設されている埋設端の近傍まで到達する前記挿入孔、もしくは前記埋設端を突き抜ける前記挿入孔を形成するようにしても良い。
また、本発明のあと施工アンカーの施工方法は、アンカー部材が穿孔に接着剤により固着されているコンクリート構造物に対して、前記アンカー部材の前記コンクリート構造物に埋設されている埋設端近傍に到達する削孔を生成する挿入孔形成工程と、前記削孔を介して前記アンカー部材を通電加熱する加熱工程と、前記アンカー部材を引き抜く引き抜き工程と、前記アンカー部材を引き抜いた前記穿孔に残存する前記接着剤を除去する接着剤除去工程と、該接着剤除去工程によって前記接着剤を除去した前記穿孔に新たな接着剤を充填する接着剤充填工程と、該接着剤充填工程によって前記新たな接着剤を充填した前記穿孔に新たなアンカー部材を打ち込むアンカー部材打込工程と、前記削孔を埋め戻す埋め戻し工程とを有することを特徴とする。
さらに本発明のあと施工アンカーの施工方法において、前記引き抜き工程では、前記アンカー部材に回転を与えながら引き抜くようにしても良い。
また、本発明のあと施工アンカー引き抜き装置は、コンクリート構造物の穿孔に接着剤により固着されたアンカー部材を引き抜くあと施工アンカー引き抜き装置であって、前記接着剤による引張耐力を低下させる耐力低下装置と、前記アンカー部材に引張荷重を加える引張装置とを具備することを特徴とする。
さらに本発明のあと施工アンカー引き抜き装置において、前記耐力低下装置は、前記アンカー部材を加熱する加熱装置であっても良い。
さらに本発明のあと施工アンカー引き抜き装置において、前記耐力低下装置は、前記アンカー部材に対して回転、振動もしくは打撃力を加える加力装置であっても良い。
さらに本発明のあと施工アンカー引き抜き装置において、前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された上限引張荷重値を超えると上限荷重超過通知を報知する引張制御装置を備えていても良い。
さらに本発明のあと施工アンカー引き抜き装置において、前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、前記アンカー部材の軸方向の変位量を測定する変位計と、前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された荷重設定値を超えることなく、前記変位計によって測定された変位量が設定された変位設定値を超えると、前記耐力低下装置をオンさせる引張制御装置とを備えていても良い。
(第1実施形態)
第1実施形態のあと施工アンカーの施工方法では、まず、既設の接着系アンカーに対し、図1(a)に示すように、全ねじボルト等のアンカーボルトや、異形棒鋼等のアンカー筋であるアンカー部材2に熱や、回転、振動、打撃力等の力を加えながら、引張荷重を加えてアンカー部材2を引き抜く(引き抜き工程)。既設の接着系アンカーは、コンクリート構造物3に形成された穿孔4に、アンカー部材2が接着剤5によって固着されている。従って、アンカー部材2に熱や、回転、振動、打撃力等の力を加えることで、アンカー部材2を固着している接着剤5の引張耐力を低下させることができる。これにより、接着剤5の引張耐力を、コンクリート構造物3のコーン状破壊により決まる引張耐力よりも小さくすることができるため、図1(b)に示すように、コンクリート構造物3を破壊することなくアンカー部材2を引き抜くことができる。
あと施工アンカー引き抜き装置1は、非破壊引張確認試験を行ってアンカー部材2の引張耐力を確認し、アンカー部材2の引き抜きを継続するか否かを判断した上で、アンカー部材2を引き抜くことができる。
また、アンカー部材2に対して振動を加える加力装置70としては、モータ71の回転力を、振動ドリル等で公知の振動機構(ラチェット機構等)によってセンターシャフト17の軸方向の振動に変換してアンカー部材2に伝達させると良い。
さらに、アンカー部材2に対して打撃力を加える加力装置70としては、ハンマードリル等で公知のハンマー振動機構によってセンターシャフト17の軸方向の打撃力に変換してアンカー部材2に伝達させると良い。
この構成により、接着剤引張耐力Ta3を低下させることができるため、接着剤引張耐力Ta3がアンカー引張耐力Ta1及びコンクリート引張耐力Ta2を下回った状態で、コンクリート構造物3を破壊することなくアンカー部材を引き抜くことができる。これにより、コンクリート構造物3に形成されている既存の穿孔4を用いて新たなアンカーを施工することができ、設備の移設という大掛かりな工事を行わなくて良い。
この構成により、アンカー部材2を引き抜いた穿孔4に残存する接着剤5を確実に除去することができる。
この構成により、より強固なあと施工アンカーを施工することができる。
この構成により、引き抜き工程を容易に行うことができる。
この構成により、過大な引張荷重、すなわちアンカー引張耐力Ta1及びコンクリート引張耐力Ta2を超える引張荷重をアンカー部材2に加えてしまうことを防止することができる。
この構成により、非破壊引張確認試験を行いながら、アンカー部材2の引き抜き工程を行うことができる。
この構成により、接着剤引張耐力Ta3を低下させることができるため、接着剤引張耐力Ta3がアンカー引張耐力Ta1及びコンクリート引張耐力Ta2を下回った状態で、コンクリート構造物3を破壊することなくアンカー部材を引き抜くことができる。これにより、コンクリート構造物3に形成されている既存の穿孔を用いて新たなアンカーを施工することができ、設備の移設という大掛かりな工事を行わなくて良い。
この構成により、過大な引張荷重、すなわちアンカー引張耐力Ta1及びコンクリート引張耐力Ta2を超える引張荷重をアンカー部材2に加えてしまうことを防止することができる。
この構成により、非破壊引張確認試験を行いながら、アンカー部材2の引き抜き作業を行うことができる。
第2実施形態のあと施工アンカーの施工方法では、まず、図7(a)に示すように、コンクリート構造物3の穿孔4に接着剤5により固着されたアンカー部材2に対して、図7(b)に示すように、コンクリート構造物3から突出している突出端2Aから少なくともコンクリート構造物3に埋設されている埋設端2B近傍まで到達する挿入孔6を穿孔機械(ドリル)を用いて形成する(挿入孔形成工程)。なお、挿入孔6を形成する際の切削は「水循環システム」を用いて冷却すると共に、「集塵機」を用いて集塵すると良い。また、図7に示す例では、挿入孔6は、アンカー部材2の埋設端2Bを突き抜ける貫通孔として形成されている。このように挿入孔6を貫通孔として形成することで、アンカー部材2の埋設長が不明な場合でも、埋設端2B近傍まで到達する挿入孔6を簡単に形成することができる。
この構成により、アンカー部材2を素早く均一に加熱することができるため、接着剤5の脆化を短時間で確実に行うことができ、簡単にアンカー部材2を引き抜くことができる。
この構成により、加熱工程において、接着剤溜まり5aに熱が伝わりやすいため、接着剤溜まり5aを十分に脆化させることができ、簡単にアンカー部材2を引き抜くことができる。そして、埋設端2Bを突き抜ける挿入孔6を形成する場合には、アンカー部材2の埋設長が不明な場合でも、埋設端2B近傍まで到達する挿入孔6を簡単に形成することができる。
この構成により、アンカー部材2が全ねじボルト等のアンカーボルトである場合には、インパクトレンチ等を用いてアンカー部材2を簡単に引き抜くことができる。
第3実施形態のあと施工アンカーの施工方法では、まず、図8(a)に示すように、アンカー部材2が穿孔4に接着剤5により固着されているコンクリート構造物3に対して、アンカー部材2の埋設端2B近傍に到達する削孔8を穿孔機械(ドリル)を用いて形成する(削孔形成工程)。
例えば、本実施形態では、カップリング16によってアンカー部材2とセンターシャフト17とを締結するように構成したが、アンカー部材2とセンターシャフト17と溶接によって締結しても良い。
2 アンカー部材
2A 突出端
2B 埋設端
3 コンクリート構造物
4 穿孔
5 接着剤
5a 接着剤溜まり
6 挿入孔
7 棒状の加熱手段
8 削孔
10 引張装置
11 脚部
12 反力台
13 油圧シリンダー
13a ピストンロッド
14 荷重計
15 貫通孔
16 カップリング
17 センターシャフト
18 ワッシャープレート
19 調整ナット
19a 緩み止めナット
20 メインコネクタ
21 変位計コネクタ
30 引張操作装置
31 油圧ポンプ
32 油圧ホース
33 レバー
40 変位計
41 取り付けステイ
50 加熱装置
51 加熱コイル
60 引張制御装置
61 表示部
62 設定操作部
63 報知部
64 制御部
70 加力装置
71 モータ
90 通電加熱装置
91、92 端子
Claims (14)
- コンクリート構造物の穿孔に接着剤により固着されたアンカー部材に対して熱と力との両方、又はいずれか一方を加えながら引張荷重を加えて前記アンカー部材を引き抜く引き抜き工程と、
前記アンカー部材を引き抜いた前記穿孔に残存する前記接着剤を除去する接着剤除去工程と、
該接着剤除去工程によって前記接着剤を除去した前記穿孔に新たな接着剤を充填する接着剤充填工程と、
該接着剤充填工程によって前記新たな接着剤を充填した前記穿孔に新たなアンカー部材を打ち込むアンカー部材打込工程とを有し、
前記引き抜き工程は、前記接着剤による引張耐力を低下させる耐力低下装置と、前記アンカー部材に引張荷重を加える引張装置とを具備するあと施工アンカー引き抜き装置を用いて行うことを特徴とするあと施工アンカーの施工方法。 - 前記接着剤除去工程は、前記アンカー部材を引き抜いた前記穿孔の径を拡げる穿孔拡径工程であることを特徴とする請求項1記載のあと施工アンカーの施工方法。
- 前記穿孔拡径工程では、前記穿孔の奥部をアンダーカット型の拡張穴に形成し、
前記アンカー部材打込工程では、前記新たなアンカー部材としてアンダーカットアンカーを打ち込むことを特徴とする請求項2記載のあと施工アンカーの施工方法。 - 前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、
前記あと施工アンカー引き抜き装置は、前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された上限引張荷重値を超えると上限荷重超過通知を報知する引張制御装置を具備することを特徴とする請求項1記載のあと施工アンカーの施工方法。 - 前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、
前記あと施工アンカー引き抜き装置は、前記アンカー部材の軸方向の変位量を測定する変位計と、前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された荷重設定値を超えることなく、前記変位計によって測定された変位量が設定された変位設定値を超えると、前記耐力低下装置をオンさせる引張制御装置とを具備することを特徴とする請求1記載のあと施工アンカーの施工方法。 - コンクリート構造物の穿孔に接着剤により固着されたアンカー部材に対して、前記コンクリート構造物から突出している突出端から挿入孔を形成する挿入孔形成工程と、
前記挿入孔に棒状の加熱手段を挿入して前記アンカー部材を加熱する加熱工程と、
加熱後の前記アンカー部材を引き抜く引き抜き工程と、
前記アンカー部材を引き抜いた前記穿孔に残存する前記接着剤を除去する接着剤除去工程と、
該接着剤除去工程によって前記接着剤を除去した前記穿孔に新たな接着剤を充填する接着剤充填工程と、
該接着剤充填工程によって前記新たな接着剤を充填した前記穿孔に新たなアンカー部材を打ち込むアンカー部材打込工程とを有することを特徴とするあと施工アンカーの施工方法。 - 前記挿入孔形成工程では、前記コンクリート構造物に埋設されている埋設端の近傍まで到達する前記挿入孔、もしくは前記埋設端を突き抜ける前記挿入孔を形成することを特徴とする請求項6記載のあと施工アンカーの施工方法。
- アンカー部材が穿孔に接着剤により固着されているコンクリート構造物に対して、前記アンカー部材の前記コンクリート構造物に埋設されている埋設端近傍に到達する削孔を形成する削孔形成工程と、
前記削孔を介して前記アンカー部材を通電加熱する加熱工程と、
前記アンカー部材を引き抜く引き抜き工程と、
前記アンカー部材を引き抜いた前記穿孔に残存する前記接着剤を除去する接着剤除去工程と、
該接着剤除去工程によって前記接着剤を除去した前記穿孔に新たな接着剤を充填する接着剤充填工程と、
該接着剤充填工程によって前記新たな接着剤を充填した前記穿孔に新たなアンカー部材を打ち込むアンカー部材打込工程と、
前記削孔を埋め戻す埋め戻し工程とを有することを特徴とするあと施工アンカーの施工方法。 - 前記引き抜き工程では、前記アンカー部材に回転を与えながら引き抜くことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のあと施工アンカーの施工方法。
- コンクリート構造物の穿孔に接着剤により固着されたアンカー部材を引き抜くあと施工アンカー引き抜き装置であって、
前記接着剤による引張耐力を低下させる耐力低下装置と、
前記アンカー部材に引張荷重を加える引張装置とを具備することを特徴とするあと施工アンカー引き抜き装置。 - 前記耐力低下装置は、前記アンカー部材を加熱する加熱装置であることを特徴とする請求項10記載のあと施工アンカー引き抜き装置。
- 前記耐力低下装置は、前記アンカー部材に対して回転、振動もしくは打撃力を加える加力装置であることを特徴とする請求項10又は11記載のあと施工アンカー引き抜き装置。
- 前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、
前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された上限引張荷重値を超えると上限荷重超過通知を報知する引張制御装置を具備することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のあと施工アンカー引き抜き装置。 - 前記引張装置には、前記アンカー部材に加える引張荷重を測定する荷重計が設けられており、
前記アンカー部材の軸方向の変位量を測定する変位計と、
前記荷重計によって測定された引張荷重値が設定された荷重設定値を超えることなく、
前記変位計によって測定された変位量が設定された変位設定値を超えると、前記耐力低下装置をオンさせる引張制御装置とを具備することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のあと施工アンカー引き抜き装置。
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