本発明は、本発明の化合物、本発明の化合物を含む組成物、および網膜変性疾患またはアッシャー症候群に伴う聴力損失を処置するための方法であって、ピラゾロピリダジン化合物または医薬として許容されるこの塩を投与することを含む方法を提供する。
特定の実施形態において、bは0である。他の実施形態において、bは1であり、−Fは、ピラゾロピリダジノ環系に対してメタ位にある。さらに他の実施形態において、bは1であり、−Fは、ピラゾロピリダジノ環系に対してパラ位にある。
特定の実施形態において、bは0である。他の実施形態において、bは1であり、−Fは、ピラゾロピリダジノ環系に対してメタ位にある。さらに他の実施形態において、bは1であり、−Fは、ピラゾロピリダジノ環系に対してパラ位にある。
本明細書で開示される化合物の一部、例えば、化合物Ip、Iq、It、IIj、IIt、IIu、IIx、IIy、XIIIe、XIIIf、XIIIg、XIIIh、XIIIi;XIIIv、およびXIIIwは、絶対立体化学を示す、ボールド体またはハッチ型ウェッジを有して描かれている。
いずれの特定の機構によっても拘束されることなく、ピラゾロピリダジン化合物のビスフェニルピラゾロピリダジン部分は、アッシャーIII症候群で変異した遺伝子によってコードされたタンパク質であるClarin Iの活性およびトラフィッキング(trafficking)の回復に関与していると考えられる(Adatoら、Eur J Hum Genet、2002年6月;10(6):339−50頁)。
本発明の化合物は、塩の形態であり得る。一部の実施形態において、塩は、医薬として許容される塩である。医薬として許容される塩には、例えば、酸付加塩および塩基付加塩が含まれる。酸付加塩を形成する酸は、有機酸または無機酸であり得る。塩基付加塩を形成する塩基は、有機塩基または無機塩基であり得る。一部の実施形態において、医薬として許容される塩は、金属塩である。一部の実施形態において、医薬として許容される塩は、アンモニウム塩である。
酸付加塩は、本発明の化合物の遊離塩基形態への酸の付加から生じ得る。一部の実施形態において、酸は有機である。一部の実施形態において、酸は無機である。好適な酸の非限定的な例には、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、亜硝酸、硫酸、亜硫酸、リン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、乳酸、サリチル酸、4−アミノサリチル酸、酒石酸、アスコルビン酸、ゲンチシン酸、グルコン酸、グルカロン酸、サッカリン酸、ギ酸、安息香酸、グルタミン酸、パントテン酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、フマル酸、コハク酸、クエン酸、シュウ酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、メチルマレイン酸、グリコール酸、リンゴ酸、桂皮酸、マンデル酸、2−フェノキシ安息香酸、2−アセトキシ安息香酸、エンボン酸、フェニル酢酸、N−シクロヘキシルスルファミン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、4−メチルベンゼンスルホン酸、ナフタレン−2−スルホン酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、2−ホスホグリセリン酸、3−ホスホグリセリン酸、グルコース−6−リン酸、およびアミノ酸が含まれる。
好適な酸付加塩の非限定的な例には、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、炭酸塩、重炭酸塩、ニコチン酸塩、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、4−アミノサリチル酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩、ゲンチシン酸塩、グルコン酸塩、グルカロン酸塩、サッカリン酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、パントテン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、ヒドロキシマレイン酸塩、メチルマレイン酸塩、グリコール酸塩、リンゴ酸塩、桂皮酸塩、マンデル酸塩、2−フェノキシ安息香酸塩、2−アセトキシ安息香酸塩、エンボン酸塩、フェニル酢酸塩、N−シクロヘキシルスルファミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、エタン−1,2−ジスルホン酸塩、4−メチルベンゼンスルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸塩、2−ホスホグリセリン酸塩、3−ホスホグリセリン酸塩、グルコース−6−リン酸塩、およびアミノ酸塩が含まれる。
金属塩は、カルボキシル基を有する本発明の化合物への無機塩基の付加から生じ得る。無機塩基は、塩基性対イオン、例えば、水酸化物イオン、炭酸イオン、重炭酸イオン、またはリン酸イオンなどと対になった金属カチオンからなる。金属は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、または典型金属であり得る。好適な金属の非限定的な例には、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、セリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、カルシウム、ストロンチウム、コバルト、チタン、アルミニウム、銅、カドミウム、および亜鉛が含まれる。
好適な金属塩の非限定的な例には、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、セシウム塩、セリウム塩、マグネシウム塩、マンガン塩、鉄塩、カルシウム塩、ストロンチウム塩、コバルト塩、チタン塩、アルミニウム塩、銅塩、カドミウム塩、および亜鉛塩が含まれる。
アンモニウム塩は、カルボキシル基を有する本発明の化合物へのアンモニアまたは有機アミンの付加から生じ得る。好適な有機アミンの非限定的な例には、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン、ジベンジルアミン、ピペラジン、ピリジン、ピラゾール、イミダゾール、ピラジン、ピピラジン、エチレンジアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、プロカイン、クロロプロカイン、コリン、ジシクロヘキシルアミン、およびN−メチルグルカミンが含まれる。
好適なアンモニウム塩の非限定的な例には、トリエチルアンモニウム塩、ジイソプロピルアンモニウム塩、エタノールアンモニウム塩、ジエタノールアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩、モルホリニウム塩、N−メチルモルホリニウム塩、ピペリジニウム塩、N−メチルピペリジニウム塩、N−エチルピペリジニウム塩、ジベンジルアンモニウム塩、ピペラジニウム塩、ピリジニウム塩、ピラゾリウム塩、イミダゾリウム塩、ピラジニウム塩、エチレンジアンモニウム塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアンモニウム塩、プロカイン塩、クロロプロカイン塩、コリン塩、ジシクロヘキシルアンモニウム塩、およびN−メチルグルカミン塩が含まれる。
本発明のさらなる実施形態において、本発明の化合物は、これを必要としている対象にアッシャー症候群に伴う聴力損失の処置のために投与され得る。一部の実施形態において、アッシャー症候群は、アッシャー症候群のサブタイプである。一部の実施形態において、サブタイプは、アッシャーIである。一部の実施形態において、サブタイプは、アッシャーIIである。一部の実施形態において、サブタイプは、アッシャーIIIである。
「対象」は、哺乳動物、例えば、ヒト、マウス、ラット、モルモット、イヌ、ネコ、ウマ、ウシ、ブタ、または非ヒト霊長類、例えば、サル、チンパンジー、ヒヒもしくは赤毛猿である。一実施形態において、対象はヒトである。
本発明の化合物は、医薬として許容される担体またはビヒクルを含む組成物の成分として対象に投与され得る。好適な医薬担体またはビヒクルの非限定的な例には、デンプン、グルコース、ラクトース、スクロース、ゼラチン、麦芽、米、小麦粉、チョーク、シリカゲル、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン酸グリセロール、タルク、塩化ナトリウム、乾燥脱脂乳、グリセロール、プロピレン、グリコール、水、エタノール、緩衝水、およびリン酸緩衝生理食塩水が含まれる。これらの組成物は、例えば、ドロップ剤、溶液剤、懸濁剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、および持続放出性製剤として投与され得る。一部の実施形態において、組成物は、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水シロップ、メチルセルロース、メチルおよびプロピルヒドロキシベンゾエート、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ならびに鉱油を含む。組成物は、滑沢剤、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、保存剤、甘味剤、または香味剤を追加的に含み得る。
組成物は、有効量の本発明の化合物を含み得る。本発明の化合物の「有効量」は、対象における網膜変性疾患またはアッシャー症候群に伴う聴力損失を処置するために有効である量である。組成物は、有効量の本発明の化合物を含む単位剤形で製剤化され得る。一部の実施形態において、組成物は、例えば、約1ngから約1,000mgの本発明の化合物を含む。一部の実施形態において、組成物は、約100mgから約1,000mgの本発明の化合物を含む。一部の実施形態において、組成物は、約100mgから約500mgの本発明の化合物を含む。一部の実施形態において、組成物は、約200mgから約300mgの本発明の化合物を含む。
本発明の化合物の投与量は、対象の症状、年齢、および体重、網膜変疾患またはアッシャー症候群に伴う聴力損失の性質および重症度、投与の経路、ならびに組成物の形態に依存して変わり得る。本明細書で記載される組成物は、単回用量または分割用量で投与され得る。一部の実施形態において、本発明の化合物の投与量は、対象の体重1kg当たり約0.01ngから約10g、1kg当たり約1ngから約0.1g、または1kg当たり約100ngから約10mgの範囲である。
投与は、例えば、局所、耳内、眼内、非経口、静脈内、動脈内、皮下、筋内、頭蓋内、眼窩内、脳室内、嚢内、脊髄内、槽内、腹腔内、鼻腔内、エアゾール、坐剤、または経口であり得る。経口使用のための製剤には、非毒性の、医薬として許容される賦形剤との混合物中に本発明の化合物を含有する錠剤が含まれる。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤または充填剤(例えば、スクロースおよびソルビトール)、滑沢剤、流動促進剤、および抗接着剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、シリカ、水素化植物油、またはタルク)であり得る。眼に使用するための製剤は、点眼剤の形態であり得る。
本発明の化合物またはこの組成物は、非経口、皮下、皮内、筋内、または静脈内投与のために、例えば、等張緩衝液、水性緩衝液または生理食塩緩衝液中で再構成するための凍結乾燥形態で提供され得る。本発明の組成物はまた、経口、耳内、経鼻、または舌下投与に有用な液体調製物、例えば、懸濁剤、シロップ剤またはエリキシル剤の形態であり得る。本発明の組成物はまた、経口投与に適した形態、例えば、カプセル剤、錠剤、丸剤、およびチュアブル固体製剤であり得る。本発明の組成物はまた、液体、粘性液体、ペースト、または粉末として、経皮投与のためのクリーム剤として調製され得る。本発明の組成物はまた、エアゾール性成分の有無にかかわらず、肺投与のための散剤として調製され得る。
組成物は、血液脳関門を横切ることができることに加えて、経口、耳内、鼻腔内、舌下、十二指腸内、皮下、頬側、結腸内、直腸、経膣、粘膜、肺、経皮、皮内、非経口、静脈内、筋内、および眼用剤形であり得る。
本発明の組成物は、当技術分野で公知の様々な手段によって投与され得る。例えば、本発明の組成物は、経口投与され得、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤またはシロップ剤として製剤化され得る。代替として、本発明の組成物は、注射剤(例えば、静脈内、筋内または皮下)、ドロップ注入(drop infusion)調製物または坐剤として非経口投与され得る。眼科用途のために、本発明の組成物は、点眼剤または眼軟膏剤として製剤化され得る。耳用組成物は、内部的または表面的のいずれかで、耳への適用のために点耳剤、軟膏剤(ointment)、クリーム剤、液剤、ゲル剤、または膏薬(salve)として製剤化され得る。これらの製剤は、従来の手段で調製され得、組成物は、任意の従来の添加剤、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、可溶化剤、懸濁助剤、乳化剤、またはコーティング剤と混合され得る。
組成物は、例えば、経口、耳内、眼内、経鼻、局所(頬側および舌下を含む)、直腸、経膣、エアゾールおよび/または非経口投与に適切であり得る。組成物は、単位剤形で提供され得、当技術分野で公知の任意の方法により調製され得る。
経口投与に適した製剤は、カプセル剤、カシェ剤、丸剤、錠剤、ロゼンジ剤、散剤、顆粒剤の形態で、または水性もしくは非水性液体中溶液剤もしくは懸濁剤として、または水中油型もしくは油中水型の液体乳剤として、またはエリキシル剤もしくはシロップ剤として、またはパステル剤(不活性基剤、例えば、ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシアを用いる)としての形態であってもよい。本発明の組成物はまた、ボーラス剤、舐剤、またはペースト剤として投与され得る。
医薬として許容される担体またはビヒクルの追加の例には、(1)充填剤または増量剤、例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、および/またはケイ酸;(2)結合剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、および/またはアカシア;(3)保湿剤、例えば、グリセロール;(4)崩壊剤、例えば、寒天、炭酸カルシウム、バレイショまたはタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のケイ酸塩、および炭酸ナトリウム;(5)溶解遅延剤、例えば、パラフィン;(6)吸収促進剤、例えば、第四級アンモニウム化合物;(7)湿潤剤、例えば、アセチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロール;(8)吸収剤、例えば、カオリンおよびベントナイトクレー;(9)滑沢剤、例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびこれらの混合物;(10)着色剤;ならびに(11)緩衝剤が含まれる。類似の組成物を、軟質または硬質のゼラチン充填カプセル中で充填剤として用いることができる。
経口投与のための液体剤形は、医薬として許容される乳剤、マイクロエマルション、ゲル剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤が含まれる。液体剤形は、当技術分野で一般に用いられる不活性希釈剤、例えば、水または他の溶媒、可溶化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸ジエチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、油、例えば、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール、ソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにこれらの混合物を含有し得る。
懸濁剤形は、懸濁している、例えば、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微結晶性セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天およびトラガカント、ならびにこれらの混合物を含有し得る。
主題組成物の経皮投与のための剤形には、ドロップ剤、散剤、スプレー剤、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、溶液剤、およびパッチ剤が含まれる。軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、およびゲル剤は、賦形剤、例えば、動物および植物脂肪、油、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、タルクおよび酸化亜鉛、またはこれらの混合物を含有し得る。
散剤およびスプレー剤は、賦形剤、例えば、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ポリアミド粉末、またはこれらの混合物を含有し得る。スプレー剤は、慣例の噴射剤、例えば、クロロフルオロヒドロカーボン、および揮発性非置換炭化水素、例えば、ブタンおよびプロパンを追加的に含有してもよい。
組成物は、固体粒子のエアゾールで投与され得る。非水性(例えば、フルオロカーボン噴射剤)懸濁剤が使用され得る。超音波ネブライザが使用され得るが、それらが分解を引き起こし得る剪断への暴露を最小限にするからである。
水性エアゾールは、本発明の化合物の水溶液または水性懸濁液を、非イオン性界面活性剤(Tweens、Pluronics、またはポリエチレングリコール);タンパク質、例えば、血清アルブミン;ソリビタンエステル;脂肪酸;レシチン;アミノ酸;緩衝剤;塩;糖;または糖アルコールのような任意の従来の医薬として許容される担体またはビヒクルと一緒に製剤化することによって作製され得る。
非経口投与に適した組成物は、本発明の化合物、および1種以上の医薬として許容される滅菌の等張性水性または非水性の溶液剤、分散液剤、懸濁剤、もしくは乳剤、または抗酸化剤、緩衝剤、静菌剤、もしくは製剤を対象の血液と等張性にさせる溶質を含有し得る、滅菌の注射可能な溶液剤もしくは分散液剤中に使用直前に再構成され得る滅菌の散剤、ならびに懸濁化剤または増粘剤を含む。
特定の実施形態を参照して本発明を説明してきたが、他の実施形態が本明細書の考察から当業者に明らかとなる。本発明は、以下の実施例への参照によりさらに明らかにされる。材料および方法の両方への多くの変更が、本発明の範囲から逸脱することなく実施されてもよいことが当業者に明らかである。
一般合成方法
標準酸性LC−MS条件:(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)
0.1%(V/V)ギ酸を有するアセトニトリル(遠UV等級):0.1%ギ酸を有する水(PureLab Optionユニットによる高純度)の勾配を使用するPhenomenex Luna 5μmC18(2)、100×4.6mm(プラスガードカートリッジ)カラムを使用した。流量は2mL/分であった。UV検出は、Watersダイオードアレー検出器(開始レンジ210nm、終了レンジ400nm、レンジ間隔4nm)を使用して行った。質量検出は、単一四重極LC−MS装置によって行った。イオン化は、化合物の種類に応じてESIまたはAPCIのいずれかである。使用した勾配は、0.00分の時点で水性溶媒95%から、3.50分の時点で水性溶媒5%まで及んだ。次いで、このパーセンテージをさらに2分間保持した。
標準塩基性LC−MS条件:(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)
アセトニトリル(遠UV等級):10mMの重炭酸アンモニウム(炭酸水素アンモニウム)を有する水(PureLab Optionユニットによる高純度)の勾配を使用するWaters Xterra MS 5μmC18、100×4.6mm(プラスガードカートリッジ)を使用した。流量は2mL/分であった。UV検出は、Watersダイオードアレー検出器(開始レンジ210nm、終了レンジ400nm、レンジ間隔4nm)を使用して行った。質量検出は、単一四重極LC−MS装置によって行った。イオン化は、化合物の種類に応じてESIまたはAPCIのいずれかである。使用した勾配は、0.00分の時点で水性溶媒95%から、4.0分の時点で水性溶媒5%まで及んだ。次いで、このパーセンテージをさらに1.5分間保持した。
標準酸性HPLC条件:(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPCL_CH3CN)
0.1%(V/V)ギ酸を有するアセトニトリル(遠VU等級):0.1%ギ酸を有する水(PureLab Optionユニットによる高純度)の勾配を使用するHichrom ACE3C18−AR混合モード 100×4.6mmカラムを使用した。流量は1mL/分であった。UV検出は、Agilentダイオードアレー検出器(300nm、バンド幅200nm;基準450nm、バンド幅100nm)を使用して行った。使用した勾配は、0.00分から3.00分まで水性溶媒98%から、12.00分の時点で水性溶媒100%まで及んだ。次いで、このパーセンテージをさらに2.4分間保持した。
標準塩基性HPLC条件:(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC)
アセトニトリル(遠UV等級):10mM重炭酸アンモニウムを有する水(PureLab Optionユニットによる高純度)の勾配を使用するPhenomenex、GeminiNX、3μmC18、150×4.6nmカラムを使用した。流量は、1mL/分であった。UV検出は、Agilentダイオードアレー検出器(300nm、バンド幅200nm;基準450nm、バンド幅100nm)を使用して行った。使用した勾配は、0.00分の時点で水性溶媒95.5%から9.00分の時点で水性溶媒0%まで及んだ。次いで、このパーセンテージをさらに4.5分間保持した。
合成スキーム
ピラゾロピリダジン化合物を合成するのに有用である合成スキームの非限定的な例には、以下が含まれる。
スキームI:式Iの化合物を合成するための一般スキーム
実施例1
4−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾロ−4−イル)−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ic)
工程1:N−(1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド
1H−ピラゾール−5−アミン(50g、0.602mol)およびN−メチルモルホリン(160mL、1.44mol)のCH2Cl2(2L)中溶液に、塩化アセチル(99mL、1.38mol)を窒素の雰囲気下0℃で滴下した。この反応混合物を室温で1日間撹拌した。一部のジアセチル化生成物をLCMSで観察した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた固体をMeOH(2L)に懸濁させ、0℃に冷却した。4M NaOH溶液(水性、440mL、1.75mol)をゆっくりと添加し、この混合物を1.5時間かけて室温に加温させた。MeOHを真空中で除去し、固体をろ過により収集し、最小限の冷水で洗浄し、真空中で乾燥させて、表題化合物を固体(60g)として得た。
工程2:N−(4−ヨード−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド
N−(1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド(60g、0.48mol)、ヨウ素酸(21.1g、0.12mol)およびヨウ素(61g、0.24mol)のエタノール(1.6L)中懸濁液を60℃で1.5時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を真空中で濃縮し、酢酸エチルおよび2M Na2S2O3水溶液間に分配した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮して、表題化合物を固体(105g)として得た。
工程3:N−(4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド
N−(4−ヨード−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド(30g、120mmol)、炭素上10%パラジウム(50%水、7.4g、3mmol)、ヨウ化銅(I)(1.14g、6mmol)、トリフェニルホスフィン(6.3g、24mmol)およびトリエチルアミン(50mL、360mmol)のエタノール(600mL)中懸濁液を通して窒素を20分間泡立てた。フェニルアセチレンを添加し、この混合物を通して窒素をさらに25分間泡立てた。次いで、この反応混合物を加熱し、窒素の雰囲気中還流条件下で3日間撹拌し、室温に冷却した。反応混合物をセライトに通してろ過し、ろ液を真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル9:1から0:1)により精製し、表題化合物を固体(17.6g)として得た。
工程4:1−(1−エトキシエチル)−4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
N−(4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド(17.6g、78mmol)、エトキシエテン(11.2mL、117mmol)および1,4−ジオキサン中HCl(1mL、4mmol)のCH2Cl2(520mL)中溶液を室温で1時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をエタノール(260mL)および25%NaOH水溶液(260mL)に溶解させ、この反応混合物を75℃に4時間加熱し、室温に冷却した。エタノールを真空中で部分濃縮し、得られた固体をろ過により収集し、水および最小限の冷エタノールで洗浄し、真空中で乾燥させて、表題化合物を固体(16g)として得た。
工程5:4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン
亜硝酸ナトリウム(4.3g、63mmol)を濃HCl(314mL)に−15℃で添加し、10分間撹拌した。1−(1−エトキシエチル)−4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(3g、31.4mmol)を添加し、この混合物を−10℃で10分間および室温で1日間撹拌した。この反応混合物を0℃に冷却し、CH2Cl2(250mL)を添加した。激しい撹拌下で、Na2CO3(160g)、続いて飽和NaHCO3水溶液を、pHが7になるまで2時間にわたって注意深く添加し、さらなる塩基の添加後にはもはや泡立ちはなかった。層を分離し、水相をCH2Cl2で抽出した。合わせた有機層を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/ジエチルエーテル1:0から0:1)により精製し、表題化合物を固体(3.43g)として得た。
工程6:4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン
4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(2.44g、10.6mmol)およびN−ヨードスクシンイミド(3.58g、15.9mmol)のアセトニトリル(106mL)中懸濁液を還流において1日間加熱した。黄色の固体を温かい間にろ過により収集して、表題化合物および出発原料の混合物(9:1、4g)を得た。
工程7:4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ia)、4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ib)および4−クロロ−3−ヨード−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−2H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物20)
4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(9:1、1.4g)、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノール(1.13g、7.8mmol)、ジエチルアゾジカルボキシレート(1.37g、7.8mmol)およびトリフェニルホスフィン(2.07g、7.9mmol)の1,4−ジオキサン(26mL)中溶液を85℃に1時間加熱し、次いで、室温に冷却し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル1:0から0:1で開始し、酢酸エチル/MeOH中4M NH31:0から9:1で終了する)により部分的に精製した。残渣を分取クロマトグラフィーにより精製して、化合物Ia、化合物Ibおよび化合物20を得た。
4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン (化合物Ia)
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.75 (2 H, m), 7.57-7.49 (3 H, m), 4.87 (2 H, t), 3.01 (2 H, t), 2.61 (4 H, br s), 2.34 (4 H, br s), 2.23 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.67分;m/z 483[M+H]97.65%純度。
4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ib)
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.21 (1 H, s), 7.84-7.81 (2 H, m), 7.56-7.47 (3 H, m), 4.89 (2 H, t), 3.03 (2 H, t), 2.62 (4 H, br s), 2.35 (4 H, br s), 2.23 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.48分;m/z 357[M+H]99.73%純度。
4−クロロ−3−ヨード−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−2H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物20)
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.83 (2 H, m), 7.56-7.47 (3 H, m), 4.78 (2 H, t), 3.10 (2 H, t), 2.66 (4 H, br s), 2.47 (4 H, br s), 2.30 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.07分;m/z 483[M+H]94.53%純度。
工程8:4−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾロ−4−イル)−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ic)
4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(75mg、0.16mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(37mg、0.18mmol)およびK3PO4(99mg、0.47mmol)のDMF(1.2mL)および水(0.4mL)中懸濁液を通して窒素を20分間泡立てた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(13mg、0.016mmol)を添加し、管を密封し、マイクロ波照射を用いて60℃に30分間加熱した。粗反応混合物をろ過し、分取HPLCにより精製して、化合物Ic(42mg)を得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.00 (1 H, s), 7.89 (1 H, s), 7.78-7.75 (2 H, m), 7.56-7.47 (3 H, m), 4.89 (2 H, t), 4.00 (3 H, s), 3.04 (2 H, t), 2.70-2.58 (4 H, m), 2.44-2.30 (4 H, m), 2.24 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.47分;m/z 437[M+H]98.88%純度。
実施例2
(3−(4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−3−イル)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン(化合物Id)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(3−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニル)ボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従って化合物Idを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.44 (1 H, t), 7.84-7.75 (3 H, m), 7.62 (1 H, dt), 7.56-7.46 (4 H, m), 4.94 (2 H, t), 3.68 (2 H, t), 3.49 (2 H, t), 3.07 (2 H, t), 2.65 (4 H, br s), 2.37 (4 H, br s), 2.24 (3 H, s), 2.01-1.85 (4 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 9.9分;m/z 530[M+H]92.56%純度。
実施例3
4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ie)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)ボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ieを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.88 (1 H, d), 8.19 (1 H, s), 7.98 (1 H, dd), 7.81-7.77 (2 H, m), 7.57-7.51 (3 H, m), 4.99 (2 H, t), 3.12 (2 H, t), 2.80 (4 H, br s), 2.62 (4 H, br s), 2.40 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.85分;m/z 502[M+H]90.64%純度。
実施例4
4−クロロ−3−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物If)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ifを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.68-7.64 (2 H, m), 7.45-7.36 (3 H, m), 6.23-6.20 (1 H, m), 4.76 (2 H, t), 4.29 (2 H, m), 3.89 (2 H, t), 2.92 (2 H, t), 2.68-2.52 (6 H, m), 2.30 (4 H, br s), 2.17 (3 H, s).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 9.06分;m/z 439[M+H]93.3%純度。
実施例5
(E)−4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−3−スチリル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ig)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(E)−スチリルボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従って化合物Igを合成した。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 7.85-7.75 (5 H, m), 7.70-7.56 (4 H, m), 7.52-7.45 (2 H, m), 7.44-7.38 (1 H, m), 4.92 (2 H, t), 3.01 (2 H, t), 2.57-2.54 (4 H, m), 2.32-2.20 (4 H, m), 2.15 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 3.01分;m/z 459[M+H]96.98%純度。
実施例6
4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ih)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ihを合成した。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 9.26 (1 H, d), 8.60 (1 H, dd), 8.17 (1 H, d), 7.82 (2 H, m), 7.67-7.58 (3 H, m), 5.01 (2 H, t), 3.04 (2 H, t), 2.57-2.54 (4 H, br s), 2.76 (4 H, br s), 2.15 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.86分;m/z 502[M+H]97.31%純度。
実施例7
(E)−4−クロロ−3−(3−メトキシプロパ−1−エン−1−イル)−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ii)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(E)−2−(3−メトキシプロパ−1−エン−1−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いることを除いて、実施例1に従って化合物Iiを合成した。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 7.80-7.77 (2 H, m), 7.67-7.57 (3 H, m), 7.23 (1 H, dt), 6.80 (1 H, dt), 4.88 (2 H, t), 4.21 (2 H, dd), 3.40 (3 H, s), 2.97 (2 H, t), 2.57-2.54 ((4 H, ), 2.24 (4 H, br s), 2.14 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.68分;m/z 427[M+H]96.83%純度。
実施例8
3−(ベンゾフラン−2−イル)−4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ij)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにベンゾフラン−2−イルボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ijを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.83 (2 H, m), 7.72 (1 H, d), 7.64 (1 H, d), 7.57 (3 H, m), 7.50 (1 H, s), 7.42 (1 H, t), 7.33 ((1 H, t), 5.02 (2 H, t), 3.12 (2 H, t), 2.68 (4 H, br s), 2.40 (4 H, br s), 2.26 ((3 H, s).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 10.39分;m/z 473[M+H]93.83%純度。
実施例9
4−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ik)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−メチル−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロールを用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ikを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78 (2 H, m), 7.55-7.49 (3 H, m), 6.82 (1 H, t), 6.58 (1 H, dd), 6.26 (1 H, dd), 4.91 (2 H, t), 3.71 (3 H, s), 3.08 (2 H, t), 2.74 (4 H, br s), 2.52 (4 H, br s), 2.34 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.79分;m/z 436[M+H]96.5%純度。
実施例10
4−クロロ−3−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物1l)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)ボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ilを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.75 (2 H, m), 7.58 (1 H, s), 7.54-7.47 (4 H, m), 6.90 (1 H, d), 4.91 (2 H, t), 4.66 (2 H, t), 3.30 (2 H, t), 3.08 (2 H, t), 2.72 (4 H, br s), 2.50 (4 H, br s), 2.32 (3 H, s).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 9.86分;m/z 475[M+H]96.92%純度。
実施例11
4−クロロ−3−(1H−インドール−2−イル)−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Im)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−インドール−2−イル)ボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従ってtert−ブチル2−(4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−3−イル)−1H−インドール−カルボキシレートを合成し、このtert−ブチル2−(4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−3−イル)−1H−インドール−カルボキシレートを以下のとおりに脱保護して、化合物Imを得た。
tert−ブチル2−(4−クロロ−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−3−イル)−1H−インドール−1−カルボキシレート(29mg、0.051mmol)のCH2Cl2(3mL)中溶液とトリフルオロ酢酸(0.8mL)を室温で1日間撹拌した。固体NaHCO3を気体が発生しなくなるまで添加し、飽和NaHCO3水溶液およびCH2Cl2を添加した。層を分離し、水層をCH2Cl2で抽出し、合わせた有機物を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をアセトニトリルおよび水から凍結乾燥させて、化合物Imを固体として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 9.14 (1 H, s), 7.79 (2 H, m), 7.70 (1 H, d), 7.60-7.50 (3 H, m), 7.49-7.42 (2 H, m), 7.29 (1 H, t), 7.15 (1 H, t), 4.92 (2 H, t), 3.14 (2 H, t), 2.87 (8 H, br s), 2.56 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.68分;m/z 472[M+H]95.85%純度。
実施例12
2−(4−クロロ−3−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)−1−(ピロリジン−1−イル)エタノン(化合物In)
工程6を通して実施例1に従って、4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンを合成した。水素化ナトリウム(鉱油中60%、32mg、1.75mmol)を、4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(400mg、1.12mmol)および2−クロロ−1−(ピロリジン−1−イル)エタノン(54mg、1.8mmol)の乾燥DMF(7.5mL)中溶液に室温で添加した。室温で1.5時間後、さらに水素化ナトリウム(鉱油中60%、27mg)を添加し、この懸濁液を2時間撹拌した。4%LiCl水溶液および酢酸エチルを添加した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル1:0から0:1)により部分的に精製した。得られた固体を最小限のCH2Cl2に溶解させ、ジエチルエーテルを固体が沈殿するまで添加した。固体をろ過により収集して、2−(4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)−1−(ピロリジン−1−イル)エタノン(246mg)を得た。
4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンの代わりに2−(4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)−1−(ピロリジン−1−イル)エタノンを用いたこと、および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いたことを除いて、実施例1工程8に従って化合物Inを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.73 (2 H, m), 7.54-7.47 (3 H, m), 6.58 (1 H, m), 5.48 (2 H, s), 3.63 (2 H, t), 3.52 (2 H, t), 2.96 (2 H, m), 2.65-2.59 (2 H, m), 2.11-2.01 (4 H, m), 1.94-1.87 (2 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.52分;m/z 408[M+H]97.97%純度。
実施例13
4−クロロ−3−(5−メチル−2−フリル)−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Io)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(5−メチル−2−フリル)ボロン酸を用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ioを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.76 (2 H, m), 7.55-7.49 (3 H, m), 6.97 (1 H, d), 6.17 (1 H, d), 4.92 (2 H, t), 3.05 (2 H, t), 2.64 (4 H, bs), 2.44 (3 H, s), 2.36 (4 H, bs), 2.24 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.87分;m/z 437[M+H]96.26%純度。
実施例14
4−クロロ−1−[2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3−ヨード−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ip)
工程1:2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノール
2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノールを以下のとおりに合成した:(3R)−3−フルオロピロリジン塩酸塩(1g、8mmol)のCH2Cl2中懸濁液を0℃に冷却した。トリエチルアミン(2.79mL、20mmol)およびメチルブロモアセテート(0.83mL、8.8mmol)を添加し、この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2および水で希釈した。層を分離し、水層をCH2Cl2で抽出した。合わせた有機相を脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮し、メチル2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]アセテートを得、これをさらに精製することなしに次の工程に用いた(1.29g)。水素化アルミニウムリチウムのTHF中溶液(2M、8mL、6mmol)を、メチル2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]アセテート(1.29g、8mmol)のTHF(72mL)中溶液にゆっくりと添加した。この反応混合物を70℃で2時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、氷冷10%KOH水溶液をゆっくりと添加した。この反応混合物をろ過し、固体を10%KOH水溶液および高温酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮し、2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノールを油(779mg)として得た。
工程2:4−クロロ−1−[2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3−ヨード−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ip)
工程7において2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールの代わりに2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノールを用いることを除いて、実施例1に従って化合物Ipを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.74 (2 H, m), 7.57-7.47 (3 H, m), 5.18-5.01 (1 H, m), 4.91-4.84 (2 H, m), 3.23-3.15 (2 H, m), 2.99-2.85 (3 H, m), 2.66 (1 H, q), 2.09-1.95 (2 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.65分;m/z 472[M+H]94.21%純度。
実施例15
4−クロロ−3−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−[2−(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Iq)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランおよび4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンの代わりに4−クロロ−1−[2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3−ヨード−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンを用いることを除いて、実施例1に従って化合物Iqを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.77-7.73 (2 H, m), 7.55-7.46 (3 H, m), 6.33-6.31 (1 H, m), 5.22-5.04 (1 H, m), 4.88 (2 H, t), 4.39 (2 H, q), 3.99 (2 H, t), 3.20 (2 H, t), 2.98-2.89 (3 H, m), 2.76-2.63 (3 H, m), 2.12-1.93 (2 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 10.56分;m/z 428[M+H]90.43%純度。
実施例16
4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ir)
工程7において2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールの代わりに2−ピロリジン−1−イルエタノールを用いて、工程7を通して実施例1に従って、化合物Irを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.75 (2 H, m), 7.57-7.49 (3 H, m), 4.89 (2 H, t), 3.14 (2 H, t), 2.66-2.60 (4 H, m), 1.76-1.71 (4 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.66分;m/z 454[M+H]99.44%純度。
実施例17
4−クロロ−3−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−フェニル−1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物1s)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランおよび4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンの代わりに4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンを用いて、実施例1に従って化合物Isを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.76-7.73 (2 H, m), 7.55-7.46 (3 H, m), 6.36-6.27 (1 H, m), 4.89 (2 H, t), 4.40-4.37 (2 H, m), 3.99 (2 H, t), 3.17 (2 H, t), 2.75-2.63 (6 H, m), 1.77 (4 H, bs).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.58分;m/z 410[M+H]99.45%純度。
実施例18
2−(4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)−1−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノン(化合物It)
工程1:2−クロロ−1−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノン
クロロアセチルクロリド(632μL、7.94mmol)を、(3R)−3−フルオロピロリジン(1g、7.94mmol)およびトリエチルアミン(2.2mL、15.9mmol)のCH2Cl2(20mL)中溶液に5℃で滴下した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。水およびCH2Cl2を添加した。層を分離し、水層をCH2Cl2で抽出した。合わせた有機物を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮して、2−クロロ−1−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノン(4.7g)を得た。
工程2:2−(4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)−1−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノン(化合物It)
水素化ナトリウム(鉱油中60%、240mg、6mmol)を、4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(1.06g、3mmol)および2−クロロ−1−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エタノン(740mg、4.5mmol)の乾燥DMF(20mL)中溶液に室温で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。4%LiCl水溶液および酢酸エチルを添加した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル1:0から3:7)により部分的に精製した。得られた固体を最小限のCH2Cl2に溶解させ、固体が沈殿するまでジエチルエーテルを添加した。固体をろ過により収集して、化合物Itを固体(846mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.76-7.72 (2 H, m), 7.56-7.49 (3 H, m), 5.61-5.45 (2 H, m), 5.36-5.20 (1 H, m), 3.97-3.75 (3 H, m), 3.67-3.53 (1 H, m), 2.55-1.90 (1 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 10.21分;m/z 486[M+H]95.11%純度。
スキームII:式Iの化合物を合成するための追加の一般スキーム
実施例19
4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Iu)
工程1:N−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド
塩化アセチル(41g、0.530mol)を、3−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(25.6g、0.264mol)およびN−メチルモルホリン(58mL、0.530mol)のCH2Cl2(250mL)中溶液に窒素の雰囲気下0℃で滴下した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物に水を添加し、有機層を真空中で濃縮した。残渣をMeOH/THF(100mL/100mL)の混合物に溶解させ、10℃に冷却し、1M NaOH溶液で処理した。この反応混合物を0.25時間撹拌し、pH5に酸性化し、有機溶媒を真空中で除去した。得られた沈殿物をろ過し、洗浄し(水、ジエチルエーテル)、乾燥させて、表題化合物を白色の固体(29.6g)として得た。
工程2:N−(4−ヨード−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド
N−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド(29.6g、0.213mol)、ヨウ素酸(9.3g、0.053mol)およびヨウ素(32.5g、0.128mol)のエタノール(300mL)中懸濁液を50℃で3時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を真空中で濃縮し、酢酸エチルに溶解させた。この溶液を2M Na2S2O3、続いてブライン溶液で2回洗浄した。有機層を脱水し(硫酸マグネシウム)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をジエチルエーテルから粉砕し、ろ過し、乾燥させて、表題化合物を白色の固体(32.5g)として得た。
工程3:N−(3−メチル−4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド
N−(4−ヨード−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド(32.5g、0.122mol)、フェニルアセチレン(25.0g、0.245mol)、トリエチルアミン(300mL)およびDMF(100mL)の混合物を通して窒素を15分間泡立てた。ヨウ化銅(2.3g、12mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(4.2g、6.0mmol)を添加し、この反応混合物を窒素下90℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル5:1から1:1)により精製し、表題化合物を固体(15g)として得た。
工程4:3−メチル−4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
N−(3−メチル−4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド(15g、63mmol)、エタノール(50mL)および25%NaOH水溶液(50mL)の混合物を90℃で1時間撹拌し、室温に冷却した。この反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣にジエチルエーテルを添加し、固体をろ過により収集し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空中で乾燥させて、表題化合物を固体(3.3g)として得た。
工程5:4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Iu)
亜硝酸ナトリウム(2.3g、33.8mmol)を濃HCl(33mL)に−15℃で少しずつ添加し、15分間撹拌した。3−メチル−4−(フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(3.3g、16.9mmol)を固体として添加し、続いて、CH2Cl2(5mL)を添加した。この反応混合物を加温させ、室温で1時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2(28mL)で希釈し、NaCl(1.0g)を添加した。この反応混合物を50℃に16時間加熱し、次いで、室温に冷却し、水およびCH2Cl2間に分配した。有機層を水およびブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2、次いでCH2Cl2/酢酸エチル9:1)により精製し、化合物Iuを淡黄色の固体(1.9g)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 11.79 (1 H, s), 7.80-7.77 (2 H, m), 7.57-7.48 (3 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 9.56分;m/z 245[M+H]95.61%純度。
実施例20
Mitsunobu反応のための一般手順
4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(0.33mmol)、そのアルコール(0.65mmol)、ジエチルアゾジカルボキシレート(114mg、0.65mmol)およびトリフェニルホスフィン(171mg、0.65mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)中混合物を、85から120℃の温度に30から90分間マイクロ波照射を用いて加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を分取HPLCにより精製して、表題化合物を得た。
実施例21
4−クロロ−3−メチル−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Iv)
上記Mitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールから化合物Ivを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.80-7.77 (2 H, m), 7.56-7.48 (3 H, m), 4.80 (2 H, t), 2.99 (2 H, t), 2.80 (3 H, s), 2.64 (4 H, br s), 2.40 (4 H, br s), 2.26 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.53分;m/z 371[M+H]99.25%純度。
実施例22
2−(4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)−1−ピロリジン−1−イル−エタノン(化合物Iw)
上記Mitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−ヒドロキシ−1−(ピロリジン−1−イル)エタノンから化合物Iwを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.74 (2 H, m), 7.54-7.50 (3 H, m), 5.44 (2 H, s), 3.63 (2 H, t), 3.52 (2 H, t), 2.81 (3 H, s), 2.07 (2 H, q), 1.90 (2 H, q).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.15分;m/z 356[M+H]98.98%純度。
実施例23
4−クロロ−3−シクロプロピル−1−(2−メチルスルホニルエチル)−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ix)
工程1:4−クロロ−3−シクロプロピル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン
3−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに3−シクロプロピル−1H−ピラゾール−5−アミンを用いることを除いて、実施例19に従って4−クロロ−3−シクロプロピル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンを合成した。
工程2:4−クロロ−3−シクロプロピル−1−(2−メチルスルホニルエチル)−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ix)
上記Mitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3−シクロプロピル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−(メチルスルホニル)エタノールから化合物Ixを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.75 (2 H, m), 7.57-7.50 (3 H, m), 5.13 (2 H, t), 3.76 (2 H, t), 2.98 (3 H, s), 2.60-2.55 (1 H, m), 1.16-1.10 (4 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.37分;m/z 377[M+H]99.7%純度。
実施例24
4−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−3−(2−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Iy)
4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(100mg、0.21mmol)のDMF(1.4mL)中混合物を通して窒素を10分間泡立てた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(24mg、0.021mmol)を添加し、得られた混合物中で窒素をさらに10分間泡立てた。2−(トリブチルスタニル)ピリジンを添加し、窒素をさらに10分間泡立てた。管を密封し、マイクロ波照射を用いて100℃に1時間、120℃に1時間、130℃に2時間、次いで、140℃に3時間加熱した。この粗反応混合物をろ過し、分取HPLCにより部分的に精製した。残渣をDMSO(2mL)に溶解させ、水を添加した。固体をろ別し、水で洗浄し、乾燥させて、化合物Iyを固体(10mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.81-8.77 (1 H, m), 7.90-7.78 (4 H, m), 7.55-7.46 (3 H, m), 7.39 (1 H, m), 4.97 (2 H, t, J = 6.7 Hz), 3.08 (2 H, t, J = 6.7 Hz), 2.70-2.55 (4 H, br s), 2.36 (4 H, br s), 2.23 (3 H, s).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 8.98分;m/z 434[M+H]96.6%純度。
実施例25
4−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Iz)
工程1:3−ヨード−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール
4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(140mg、0.29mmol)のDMSO(3mL)およびNaOH水溶液(4M、3mL)中懸濁液を50℃に2.5時間加熱した。この混合物を放置して、室温に冷却させ、次いで、SCX(10g)カートリッジ上に負荷する前にpH2−3に中和した。カートリッジをMeOH、次いでCH2Cl2/MeOH(1:1)で溶離させ、最後にCH2Cl2/MeOH(1:1)中10%メタノール性アンモニア(7N)で生成物を放出させた。溶媒を蒸発させることにより、表題化合物(100mg)を得た。
工程2:1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−3−ピロリジン−イル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール
3−ヨード−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール(120mg、0.26mmol)のジオキン(1.7mL)およびDMSO(0.9mL)中溶液に、ピロリジン(233μL、2.8mmol)およびナトリウムt−ブトキシド(37mg、0.39mmol)を添加し、得られた混合物中で窒素を30分間泡立てた。次いで、Pd2dba3(24mg、0.026mmol)およびXantphos(9mg、0.016mmol)を添加し、管を窒素でフラッシュし、密封し、100℃に5時間加熱した。ピロリジン(40μL、0.49mmol)、Pd2dba3(24mg、0.026mmol)およびXantphos(9mg、0.016mmol)を添加し、この混合物を100℃にさらに1時間加熱した。混合物を放置して、室温に冷却させ、次いで、SCX(10g)カートリッジ上に負荷する前にpH2−3に中和した。カートリッジをMeOH、次いでCH2Cl2/MeOH(1:1)で溶離させ、最後にCH2Cl2/MeOH(1:1)中10%メタノール性アンモニア(7N)で生成物を放出させた。溶媒を蒸発させることにより、表題化合物を黄色のガラス(94mg)として得、この表題化合物を次の工程でそのまま反応させた。
工程3:4−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Iz)
1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−5−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール(90mg)のPOCl3(6mL)およびCH2Cl2(3mL)中懸濁液を60℃に2.5時間加熱した。この混合物を真空中で濃縮し、残渣をCH2Cl2および飽和NaHCO3水溶液間に分配した。層を分離し、水層をCH2Cl2で抽出し、合わせた有機物を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製して、化合物Iz(12mg)を得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.75-7.71 (2 H, m), 7.53-7.43 (3 H, m), 4.69 (2 H, t, J = 6.8 Hz), 3.62-3.55 (4 H, m), 2.94 (2 H, t, J = 6.8 Hz), 2.63 (4 H, br s), 2.40 (4 H, br s), 2.26 (3 H, s), 2.02-1.97 (4 H, m).
LCMS(15cm_ギ酸_ASCENTIS_HPLC_CH3CN)Rt 7.86分;m/z 426[M+H]94.3%純度。
実施例26
2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]−1−ピロリジン−1−イル−エタノン(化合物Iaa)
工程1:N−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ−5−イル]アセトアミドの合成
塩化アセチル(7.7ml、108mmol)を、3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(6.5g、43mmol)およびN−メチルモルホリン(12.3ml、112mmol)のCH2Cl2(160ml)中溶液に、氷浴中で冷却しながら45分間にわたって添加した。この反応物を室温に加温させ、16時間撹拌し、溶媒を真空中で除去し、残渣をメタノール(150ml)に溶解させた。この溶液を氷浴中で冷却し、25%水性NaOH(7.3ml、65mmol)を添加した。3.25時間後、25%水性NaOH(0.5ml、4.4mmol)を添加し、この反応物をさらに1.5時間撹拌した。2N HCl(20ml)を添加し、有機溶媒を真空中35℃未満で除去した。水を添加し、次いで粗製物をEtOAC(×2)で抽出し、抽出物を脱水し(MgSO4)、真空中で濃縮した。得られた残渣を撹拌しながらCH2Cl2に懸濁させた。固体をろ過し、CH2Cl2(2×3ml)で洗浄し、真空中で乾燥させて、表題化合物を白色の固体(7.3g)として得、この表題化合物をその後の工程で用いた。
工程2:N−[4−ヨード−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの合成
N−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド(7.3g、38mmol)のエタノール(120mL)中溶液に、ヨウ素酸(1.65g、9.4mmol)およびヨウ素(4.8g、18.9mmol)を添加した。この反応物を65℃で3.25時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を撹拌しながら高温CH2Cl2(150ml)に懸濁させ、固体をろ過し、高温CH2Cl2(100ml)に再懸濁させ、ろ過し、真空中で乾燥させて、表題化合物を白色の固体(8.9g)を得、この表題化合物をその後の工程で用いた。
工程3:N−[4−(2−フェニルエチニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの合成
フェニルアセチレン(3.9ml、35mmol)およびEt3N(36mL)のDMF(13.5mL)中脱気溶液を、N−[4−ヨード−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド(4.5g、14mmol)、CuI(530mg、2.8mmol)およびPdCl2(PPh3)2(980mg、1.4mmol)にN2の雰囲気下で添加した。次いで、この反応物を85℃に3.5時間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン1:9から1:0)により精製し、表題化合物を茶色の油(3g)として得、この表題化合物をその後の工程で用いた。
工程4:4−(2−フェニルエチニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−アミンの合成
N−[4−(2−フェニルエチニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド(900mg、3.07mmol)のエタノール(12mL)および25%NaOH(9mL)中溶液を70℃で1.5時間加熱した。有機層を分離し、水層をEtOAc(×2)で抽出した。合わせた有機物を水で洗浄し、この洗浄物をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をMgSO4で脱水し、ろ過し、蒸発させ、表題化合物を赤色の油(652mg)として得、この表題化合物をその後の工程で用いた。
工程5:4−クロロ−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンの合成
亜硝酸ナトリウム(540mg、7.8mmol)の濃HCl(20mL)中冷却(冷却浴−15℃)撹拌懸濁液に、4−(2−フェニルエチニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(652mg、2.6mmol)のCH2Cl2(3mL)中溶液を添加した。冷却浴を取り除き、この反応混合物を室温で1時間撹拌した。NaCl(900mg)を添加し、この反応物を50℃で16時間加熱した。冷却したこの反応混合物にCH2Cl2を添加した。水相をCH2Cl2で2回抽出し、有機相を合わせ、MgSO4で脱水し、ろ過し、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン1:9から1:0)により精製し、表題化合物を黄色のガラス(115mg)として得、この表題化合物をその後の工程で用いた。
工程6:2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]−1−ピロリジン−1−イル−エタノン(化合物Iaa)の合成
水素化ナトリウム(18mg、0.45mmol)を、4−クロロ−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(115mg、0.38mmol)および2−クロロ−1−ピロリジン−1−イル−エタノン(81mg、0.55mmol)の乾燥DMF(1.5ml)中溶液に添加し、この反応物を21時間撹拌した。水およびCH2Cl2を添加し、水相をCH2Cl2で抽出した。有機相を合わせて、MgSO4で脱水し、ろ過し、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン2:8から1:0)、続いて分取HPLCにより精製し、化合物Iaaを白色の固体(23mg)として得た。
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 10.64分;m/z 410[M+H]97.54%純度。
実施例27
3−ブロモ−4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Ibb)
4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(155mg、0.67mmol)、臭素(51μL、1mmol)およびトリエチルアミン(98μL、0.7mmol)のクロロホルム(4mL)中混合物を室温で1時間撹拌した。追加の臭素(25μL)およびクロロホルム(4mL)を添加し、この反応混合物を室温で4時間撹拌した。さらに臭素(25μL)およびトリエチルアミン(98μL)を添加し、この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2および重炭酸ナトリウム溶液で希釈した。水相をCH2Cl2で抽出し、合わせた有機相を脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン0:1から1:1)を用いて精製して、化合物Ibbを固体(97mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 11.75 (1 H, s), 7.79-7.70 (2 H, m), 7.59-7.51 (3 H, m).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 11.27分;m/z 309[M+H]98.07%純度。
実施例28
4−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−3−(5−メチル−2−エチニル)−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Icc)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(5−メチルチオフェン−2−イル)ボロン酸を用いることを除いて、実施例1に概略した同様の手順に従って化合物Iccを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.67 (2 H, m), 7.43 (3 H, m), 7.36 (1 H, m), 6.72 (1 H, s), 4.79 (2 H, t), 2.96 (2 H, t), 2.61 (4 H, br s), 2.50-2.38 (7 H, m), 2.23 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.92分;m/z 453[M+H]90.98%純度。
実施例29
4−クロロ−3−シクロプロピル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物Idd)
3−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに3−シクロプロピル−1H−ピラゾール−5−アミンを用いることを除いて、実施例19に従って化合物Iddを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 10.71 (1 H, s), 7.80-7.76 (2 H, m), 7.57-7.49 (3 H, m), 2.64-2.56 (1 H, m), 1.17-1.11 (4 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.76分;m/z 271[M+H]98.22%純度。
実施例30
2−(4−クロロ−3−シクロプロピル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)−1−ピロリジン−1−イル−エタノン(化合物Iee)
水素化ナトリウム(鉱油中60%、18mg、0.44mmol)を、4−クロロ−3−シクロプロピル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(100mg、0.37mmol)および2−クロロ−1−(ピロリジン−1−イル)エタノン(82mg、0.55mmol)の乾燥DMF(3mL)中溶液に室温で16時間添加した。この反応混合物を、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機層を水で洗浄し、脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2/ジエチルエーテル8:2)により精製して、化合物Ieeを固体(65mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.76 (2 H, m), 7.56-7.45 (3 H, m), 5.39 (2 H, s), 3.65-3.57 (2 H, m), 3.54-3.45 (2 H, m), 2.61-2.53 (1 H, m), 2.11-2.01 (2 H, m), 1.94-1.84 (2 H, m), 1.20-1.04 (4 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 10.44分;m/z 382[M+H]97.47%純度。
実施例31
2−(4−クロロ−3−シクロプロピル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)エタノール(化合物Iff)
工程1においてエチル2−(5−アミノ−3−フェニル−ピラゾール−1−イル)アセテートの代わりにエチル2−(5−アミノ−3−シクロプロピル−ピラゾール−1−イル)アセテートを用いることを除いて、以下に記載されるとおりに、実施例55、工程4に従って化合物Iffを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.75 (2 H, m), 7.57-7.49 (3 H, m), 4.79 (2 H, t), 4.21-4.15 (2 H, m), 3.18 (1 H, t), 2.61-2.56 (1 H, m), 1.14-1.09 (4 H, m).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 11.06分;m/z 315[M+H]90.2%純度。
実施例32
2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]−N−(2−ジメチルアミノエチル)アセトアミド(化合物Igg)
工程1:メチル2−[5−アミノ−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]アセテート
3−オキソ−3−ピリジン−3−イルプロパンニトリル(1.31g、9mmol)、エチルヒドラジノアセテート塩酸塩(1.39g、9mmol)のメタノール(9mL)中混合物をマイクロ波照射下120℃で1時間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル)により精製し、表題化合物を固体(510mg)として得た。
工程2:メチル2−[5−アセトアミド−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]アセテート
無水酢酸(431μL、4.4mmol)を、メチル2−[5−アミノ−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]アセテート(510mg、2.2mmol)のピリジン(1.7mL)中溶液に窒素の雰囲気下0℃で滴下した。添加完了後、この反応混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。反応混合物をろ過し、固体をジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物を白色の固体(430mg)として得た。
工程3および工程4:メチル2−[5−アセトアミド−4−(2−フェニルエチニル)−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]アセテート
メチル2−[5−アセトアミド−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]アセテートを用いることを除いて、以下に記載するとおりに、実施例55、工程2および工程3に従って、メチル2−[5−アセトアミド−4−(2−フェニルエチニル)−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]アセテートを合成した。
工程5:2−[5−アミノ−4−(2−フェニルエチニル)−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]酢酸
エチル2−[5−アセトアミド−4−(2−フェニルエチニル)−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]アセテート(410mg、1.1mmol)のエタノール(10mL)中懸濁液に、25%NaOH水溶液(6.5mL)を添加した。この反応混合物を85℃で6時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、エタノールを真空中で蒸発させた。得られた水性懸濁液をろ過し、固体をアセトニトリルで洗浄し、乾燥させ、235gの2−[5−アミノ−4−(2−フェニルエチニル)−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]酢酸を得た。
工程6:2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]酢酸
亜硝酸ナトリウム(185mg、2.67mmol)を濃HCl(5mL)に0℃で少しずつ添加し、20分間撹拌した。2−[5−アミノ−4−(2−フェニルエチニル)−3−(3−ピリジル)ピラゾール−1−イル]酢酸(285mg、0.89mmol)を固体として添加した。この反応混合物を加温させ、室温で16時間撹拌した。反応混合物をろ過し、水性母液のpHを重炭酸ナトリムおよび1N HClで2に調整した。水性母液をCH2Cl2で3回抽出し、合わせた有機相をMgSO4で脱水し、ろ過し、蒸発させた。残渣をジエチルエーテルから粉砕し、LC/MSにより推定35%純度で2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]酢酸からなる88mgの固体を得、この固体を次の工程でそのまま用いた。
工程7:2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]−N−(2−ジメチルアミノエチル)アセトアミド(化合物Igg)
2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]酢酸(88mg、35%純粋、0.084mmol)、DIPEA(67μL、0.38mmol)、HATU(112mg、0.30mmol)および2−(ジメチルアミノ)エチルアミン(32μL、0.30mmol)のCH2Cl2中混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈した。相を分離し、水相をCH2Cl2で抽出した。合わせた有機層を脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製して、化合物Igg(8mg)を得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 9.05 (1 H, d), 8.72 (1 H, dd), 8.48 (1 H, s), 8.13 (1 H, dt), 7.75-7.71 (2 H, m), 7.56-7.47 (3 H, m), 7.44 (1 H, dd), 5.53 (2 H, s), 3.67-3.59 (2 H, m), 2.98 (2 H, t), 2.64 (6 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 2.79分;m/z 436[M+H]95.24%純度。
実施例33
2−(4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)エタノール(化合物Ihh)
工程1においてエチル2−(5−アミノ−3−フェニル−ピラゾール−1−イル)アセテートの代わりにエチル2−(5−アミノ−3−メチル−ピラゾール−1−イル)アセテートを用いることを除いて、以下に記載するとおりに、化合物Ihhは実施例55、工程4に従った。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.75 (2 H, m), 7.56-7.49 (3 H, m), 4.85-4.80 (2 H, m), 4.24-4.18 (2 H, m), 3.13-3.08 (1 H, m), 2.81 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.35分;m/z 289[M+H]95.23%純度。
実施例34
2−[4−クロロ−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c[0]]ピリダジン−1−イル]エタノール(化合物Iii)
工程3においてメチルヒドラジンの代わりに2−ヒドロキシエチルヒドラジンを用いることを除いて、以下に示すとおりに、実施例69に従って化合物Iiiを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 9.04 (1 H, s), 8.73 (1 H, m), 8.11 (1 H, m), 7.76 (2 H, m), 7.54 (3 H, m), 7.45 (1 H, m), 5.01 (2 H, m), 4.31 (2 H, m), 2.92 (1 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 3.1分;m/z 352[M+H]98.44%純度。
スキームIII:式IIの化合物を合成するための一般スキーム
実施例35
4−クロロ−1−[(3−メチルイミダゾール−4−イル)メチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIa)
工程1:N−(2−アセチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)アセトアミド
5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(18.6g、0.117mo)およびN−メチルモルホリン(30.8mL、0.281mol)のCH2Cl2(250mL)中溶液に、塩化アセチル(20mL、0.281mol)を窒素の雰囲気下0℃で滴下した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2および水で希釈した。層を分離し、有機層を水およびブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣にジエチルエーテルを添加し、固体をろ過により収集し、表題化合物を固体(25.1g)として得た。
工程2:N−(2−アセチル−4−ヨード−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)アセトアミド
N−(2−アセチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)アセトアミド(25.1g、0.103mol)、ヨウ素酸(4.5g、0.026mol)およびヨウ素(15.7g、0.062mol)のエタノール(250mL)中懸濁液を50℃で3時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を真空中で濃縮し、CH2Cl2および2M Na2S2O3水溶液間に分配した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮して、表題化合物および出発物質の混合物(2.2:1、30.3g)を得た。この混合物をエタノール(250mL)中ヨウ素酸(1.6g、9.6mmol)およびヨウ素(9.7g、0.038mol)を用いて同じ条件下で再び反応させて、表題化合物を固体(31.9g)として得た。
工程3:N−[3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド
N−(2−アセチル−4−ヨード−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)アセトアミド(31.87g、86.4mmol)、フェニルアセチレン(17.6g、173mmol)、トリエチルアミン(200mL)およびDMF(100mL)の混合物を通して窒素を15分間泡立てた。ヨウ化銅(1.64g、8.6mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(3.0g、4.3mmol)を添加し、この反応混合物を窒素下90℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル5:1から1:1)により精製し、表題化合物を固体(12.5g)として得た。
工程4:3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
N−[3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド(12.5g、42mmol)、エタノール(100mL)および25%NaOH水溶液(100mL)の混合物を撹拌し、90℃に1時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣にジエチルエーテルを添加し、固体をろ過により収集し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空中で乾燥させて、表題化合物を固体(5.4g)として得た。
工程5:4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン
亜硝酸ナトリウム(2.88g、42mmol)を濃HCl(314mL)に−15℃で少しずつ添加し、15分間撹拌した。3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(5.4g、21mmol)を固体として添加し、続いて、CH2Cl2(10mL)を添加した。この反応混合物を加温させ、室温で1時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2(44mL)で希釈し、NaCl(2.7g)を添加した。この反応混合物を50℃に1日間加熱した。層を分離し、有機層を水で洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル4:1、次いでCH2Cl2/酢酸エチル1:0から4:1)により精製し、表題化合物を固体(3.0g)として得た。
工程6:4−クロロ−1−[(3−メチルイミダゾール−4−イル)メチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIa)
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(100mg、0.33mmol)、1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メタノール(73mg、0.65mmol)、ジエチルアゾジカルボキシレート(114mg、0.65mmol)およびトリフェニルホスフィン(171mg、0.65mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)中混合物を、マイクロ波照射を用いて100℃に30分間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を分取HPLCにより精製して、化合物IIa(46mg)を得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.77-7.70 (4 H, m), 7.56-7.46 (7 H, m), 7.37 (1 H, s), 5.97 (2 H, s), 3.91 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.88分;m/z 401[M+H]94.62%純度。
実施例36
Mitsunobu反応のための一般手順:
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(0.33mmol)、そのアルコール(0.65mmol)、ジエチルアゾジカルボキシレート(114mg、0.65mmol)およびトリフェニルホスフィン(171mg、0.65mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)中混合物を、マイクロ波照射を用いて85から120℃の温度に30から90分間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を分取HPLCにより精製して、表題化合物を得た。
実施例37
1−[2−(4−クロロ−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)エチル]ピロリジン−2−オン(化合物IIb)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−オンから化合物IIbを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.73 (4 H, m), 7.56-7.48 (6 H, m), 4.98 (2 H, t), 3.95 (2 H, t), 3.49 (2 H, t), 2.16 (2 H, t), 2.01-1.90 (2 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.16分;m/z 418[M+H]99.69%純度。
実施例38
4−クロロ−1−(2−イミダゾール−1−イルエチル)−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIc)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−(1H−イミダゾール−1−イル)エタノールから化合物IIcを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.76-7.71 (4 H, m), 7.55-7.48 (6 H, m), 7.31 (1 H, s), 6.98 (1 H, d), 6.96 (1 H, d), 5.16 (2 H, t), 4.72 (2 H, t).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.38分;m/z 401[M+H]98.08%純度。
実施例39
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IId)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールから化合物IIdを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.74 (4 H, m), 7.56-7.47 (6 H, m), 5.09 (2 H, t), 3.07-2.94 (2 H, m).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 13.00分;m/z 403[M+H]97.24%純度。
実施例40
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−テトラヒドロピラン−4−イル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIe)
Mitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールから化合物IIeを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.80-7.75 (4 H, m), 7.56-7.46 (6 H, m), 5.52-5.46 (1 H, m), 4.23-4.19 (2 H, m), 3.71 (2 H, td), 2.60-2.54 (2 H, m), 2.18-2.14 (2 H, m).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 13.06分;m/z 391[M+H]96.12%純度。
実施例41
4−クロロ−1−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIf)
Mitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび(3−メチルオキセタン−3−イル)メタノールから化合物IIfを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.74 (4 H, m), 7.56-7.48 (6 H, m), 5.02 (2 H, s), 4.95 (2 H, d), 4.50 (2 H, d), 1.40 (3 H, s).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.19分;m/z 391[M+H]94.86%純度。
実施例42
4−クロロ−1−[(1−メチルピラゾール−4−イル)メチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIg)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メタノールから化合物IIgを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.73 (4 H, m), 7.67 (1 H, s), 7.64 (1 H, s), 7.55-7.46 (6 H, m), 5.86 (2 H, s), 3.85 (3 H, s).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 12.26分;m/z 401[M+H]95.22%純度。
実施例43
4−[(4−クロロ−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)メチル]オキサゾール(化合物IIh)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびオキサゾール−4−イルメタノールから化合物IIhを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.85 (1 H, s), 7.83 (1 H, d, J = 1.12 Hz), 7.79-7.75 (4 H, m), 7.56-7.46 (6 H, m), 5.97 (2 H, s).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 10.81分;m/z 388[M+H]93.58%純度。
実施例44
4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIi)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびシクロプロピルメタノールから化合物IIiを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.81-7.76 (4 H, m), 7.55-7.45 (6 H, m), 4.69 (2 H, d), 1.62-1.58 (1 H, m), 0.65-0.61 (4 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.77分;m/z 361[M+H]96.25%純度。
実施例45
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−[[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]メチル]ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIj)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびR)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールから化合物IIjを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.80-7.76 (4 H, m), 7.55-7.44 (6 H, m), 4.97 (1 H, dd), 4.78-4.64 (2 H, m), 3.99 (1 H, q), 3.83-3.74 (1 H, m), 2.16-2.03 (1 H, m), 2.03-1.80 (3 H, m).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 12.93分;m/z 391[M+H]92.23%純度。
実施例46
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIk)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2,2,2−トリフルオロエタノールから化合物IIkを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.81-7.75 (4 H, m), 7.58-7.50 (6 H, m), 5.40 (2 H, q).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 12.89分;m/z 389[M+H]97.09%純度。
実施例47
4−クロロ−1−(2−フルオロエチル)−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIl)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−フルオロエタノールから化合物IIlを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.80-7.75 (4 H, m), 7.56-7.49 (6 H, m), 5.18-5.07 (3 H, m), 5.01 (1 H, t).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.05分;m/z 353[M+H]96.03%純度。
実施例48
4−(4−クロロ−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)ブタン−2−オン(化合物IIm)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび4−ヒドロキシブタン−2−オンから化合物IImを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.73 (4 H, m), 7.56-7.45 (6 H, m), 5.09 (2 H, t), 3.34 (2 H, t), 2.26 (3 H, s).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 12.5分;m/z 377[M+H]95.07%純度。
実施例49
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−(3−ピリジルメチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIn)
Mitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびピリジン−3−イルメタノールから化合物IInを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.85 (1 H, d), 8.57 (1 H, dd), 7.93 (1 H, dt), 7.79-7.73 (4 H, m), 7.56-7.48 (6 H, m), 7.31-7.27 (1 H, m), 6.00 (2 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.03分;m/z 398[M+H]97.31%純度。
実施例50
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−(4−ピリジルメチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIo)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびピリジン−4−イルメタノールから化合物IIoを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.60 (2 H, dd), 7.79-7.75 (4 H, m), 7.56-7.48 (6 H, m), 7.39 (2 H, d), 5.98 (2 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 3.77分;m/z 398[M+H]97.2%純度。
実施例51
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−(2−ピリジルメチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIp)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびピリジン−2−イルメタノールから化合物IIpを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.60-8.57 (1 H, m), 7.80-7.75 (4 H, m), 7.68-7.62 (1 H, m), 7.55-7.46 (7 H, m), 7.23-7.20 (1 H, m) 6.15 (2 H, s).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.05分;m/z 398[M+H]95.92%純度。
実施例52
4−クロロ−1−(2−メチルスルホニルエチル)−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIq)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−(メチルスルホニル)エタノールから化合物IIqを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.74 (4 H, m), 7.56-7.48 (6 H, m), 5.34-5.29 (2 H, m), 3.88 (2 H, t), 3.05 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.13分;m/z 413[M+H]97.31%純度。
スキームIV:式IIの化合物を合成するための一般スキーム
実施例53
1−[2−[4−クロロ−3−(3−フルオロフェニル)−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]エチル]ピロリジン−2−オン(化合物IIr)
工程1:N−[3−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド
3−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(6.5g、36mmol)およびN−メチルモルホリン(9.7mL、88mmol)のCH2Cl2(150mL)中溶液に、塩化アセチル(6mL、85mmol)を窒素の雰囲気下0℃で滴下した。この反応混合物を室温で1日間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣に0℃でMeOH(50mL)およびTHF(50mL)を添加し、続いてNaOH溶液(水性2.5M、42.5mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で15分間撹拌し、pHが約6に達するまでHCl溶液を添加した。有機溶媒を真空中で蒸発させた。得られた水性懸濁液から固体をろ過により収集し、表題化合物を固体(7.6g)として得た。
工程2:N−[3−(3−フルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド
N−[3−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド(7.6g、34.7mmol)、ヨウ素酸(1.5g、8.5mmol)およびヨウ素(4.4g、17.3mmol)のエタノール(200mL)中懸濁液を60℃で1時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を真空中で濃縮し、CH2Cl2および2M Na2S2O3水溶液間に分配した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、真空中で濃縮して、表題化合物を固体(10.8g)として得た。
工程3:N−[3−(3−フルオロフェニル)−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド
N−[3−(3−フルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド(10.8g、44mmol)、フェニルアセチレン(12.5g、123mmol)、トリエチルアミン(100mL)およびDMF(40mL)の混合物を通して窒素を15分間泡立てた。ヨウ化銅(840mg、4.42mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.5g、2.1mmol)を添加し、この反応混合物を窒素下90℃で6時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル1:0から0:1)により精製し、表題化合物を固体(4g)として得た。
工程4:3−(3−フルオロフェニル)−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
N−[3−(3−フルオロフェニル)−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド(2g、6.2mmol)、エタノール(22mL)および25%NaOH水溶液(22mL)の混合物を80℃に1時間撹拌および加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮して、表題化合物を固体(1.2g)として得た。
工程5:4−クロロ−3−(3−フルオロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン
亜硝酸ナトリウム(740mg、10.7mmol)を濃HCl(24mL)に−15℃で少しずつ添加し、15分間撹拌した。3−(3−フルオロフェニル)−4−(2−フェニルエチニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(1g、3.6mmol)を固体として添加し、続いてCH2Cl2(10mL)を添加した。この反応混合物を加温させ、室温で1.5時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2(20mL)で希釈し、NaCl(0.5g)を添加した。この反応混合物を50℃に1日間加熱した。層を分離し、有機層を水で洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン0:1から7:3)により精製し、表題化合物を固体(500mg)として得た。
工程6:1−[2−[4−クロロ−3−(3−フルオロフェニル)−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル]エチル]ピロリジン−2−オン(化合物IIr)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3−(3−フルオロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−オンから化合物IIrを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.77-7.74 (2 H, m), 7.59-7.51 (4 H, m), 7.51-7.43 (2 H, m), 7.22-7.16 (1 H, m), 4.98 (2 H, t), 3.94 (2 H, t), 3.51 (2 H, t), 2.14 (2 H, t), 2.02-1.92 (2 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.92分;m/z 436[M+H]99.49%純度。
実施例54
4−クロロ−3−(3−フルオロフェニル)−1−(2−イミダゾール−1−イルエチル)−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIs)
上記のとおりのMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3−(3−フルオロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−(1H−イミダゾール−1−イル)エタノールから化合物IIsを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.77-7.73 (2 H, m), 7.55-7.46 (6 H, m), 7.36 (1 H, s), 7.31-7.23 (1 H, m), 7.01-6.99 (1 H, m), 6.97 (1 H, s), 5.17 (2 H, t,), 4.72 (2 H, t).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.85分;m/z 419[M+H]92.97%純度。
実施例55
4−クロロ−1−[2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIt)
工程1:エチル2−(5−アセトアミド−3−フェニル−ピラゾール−1−イル)アセテート
無水酢酸(12.7mL、134.8mmol)を、エチル2−(5−アミノ−3−フェニル−ピラゾール−1−イル)アセテート(31.5g、128.4mmol)のピリジン(200mL)中溶液に窒素の雰囲気下0℃で滴下した。添加完了後、この反応混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をCH2Cl2(250mL)中に希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をジエチルエーテルから粉砕し、ろ過し、乾燥させて、表題化合物を白色の固体(34.81g)として得た。
工程2:エチル2−(5−アセトアミド−4−ヨード−3−フェニル−ピラゾール−1−イル)アセテート
エチル2−(5−アセトアミド−3−フェニル−ピラゾール−1−イル)アセテート(34.81g、60.6mmol)、ヨウ素酸(5.33g、30.3mmol)およびヨウ素(15.37g、60.6mmol)のエタノール(250mL)中懸濁液を50℃で1.5時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をCH2Cl2(250mL)に溶解させた。この溶液を2M Na2S2O3、続いてブライン溶液で2回洗浄した。有機層を脱水し(硫酸マグネシウム)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をジエチルエーテルから粉砕し、ろ過し、乾燥させて、表題化合物を固体(44.13g)として得た。
工程3:エチル2−[5−アセトアミド−3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−1−イル]アセテート
エチル2−(5−アセトアミド−4−ヨード−3−フェニル−ピラゾール−1−イル)アセテート(34.95g、84.58mmol)、フェニルアセチレン(18.6mL、169.16mmol)、トリエチルアミン(300mL)およびDMF(120mL)の混合物を通して窒素を1.5時間泡立てた。ヨウ化銅(1.61g、8.46mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(3g、4.23mmol)を添加し、この反応混合物を窒素下90℃で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をトルエンと共蒸発させて、過剰のDMFを除去した。残渣を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水(2×100mL)で洗浄した。有機層をセライトに通してろ過し、水およびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルから粉砕し、表題化合物を固体(25.67g)として得た。
工程4:2−[5−アセトアミド−3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−1−イル]エタノール
エチル2−[5−アミノ−3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−1−イル]アセテート(22.4g、58mmol)のエタノール(290mL)中懸濁液に、水素化ホウ素ナトリウム(11g、289mmol)を添加し、この反応物を室温で16時間撹拌した。この反応混合物を最終容量250mLに部分的に濃縮した。25%NaOH(250mL)を添加し、この反応混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、2相を分離した。水相を酢酸エチルで3回抽出し、有機相を合わせ、MgSO4で脱水し、ろ過し、蒸発させた。残渣をジエチルエーテル(20mL)から粉砕し、生成物をろ過し、真空中で乾燥させて、表題化合物をオフホワイトの固体(9.96g)として得た。母液を真空中で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、勾配0から100%の酢酸エチル/イソヘキサン)により精製し、表題化合物をさらに1.79g得た。
工程5:2−(4−クロロ−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)エタノール
亜硝酸ナトリウム(3.42g、49.5mmol)を濃HCl(165mL)に−10℃で少しずつ添加し、20分間撹拌した。2−[5−アミノ−3−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−1−イル]エタノール(5g、16.5mmol)を固体として添加した。反応混合物を加温させ、5分間超音波処理し、次いで、室温で2時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2および水で希釈し、水相をCH2Cl2で抽出した。有機相を合わせ、MgSO4で脱水し、ろ過し、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、勾配0から100%の酢酸エチル/イソヘキサン)により部分的に精製した。次いで、得られた残渣をジエチルエーテルから粉砕し、表題化合物を固体(956mg)として得た。
工程6:4−クロロ−1−(2−ヨードエチル)−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン
トリフェニルホスフィン(160mg、0.62mmol)、イミダゾール(42mg、0.62mmol)およびヨウ素(160mg、0.62mmol)を、2−(4−クロロ−3,5−ジフェニル−1Hピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−1−イル)エタノール(181mg、0.52mmol)のCH2Cl2(6mL)中溶液に添加した。周囲温度で1時間撹拌後、反応物をろ過し、溶媒を真空中で除去した。クロマトグラフィー(シリカゲル、勾配10から60%の酢酸エチル/イソヘキサン)を用いて精製することにより、4−クロロ−1−(2−ヨードエチル)−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンを透明な油(202mg)として得、この4−クロロ−1−(2−ヨードエチル)−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンをその後の工程でそのまま用いた。
工程7:4−クロロ−1−[2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIt)
4−クロロ−1−(2−ヨードエチル)−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(90mg、0.2mmol)の乾燥CH2Cl2(2mL)中溶液を、(S)−3−フルオロピロリジン塩酸塩(126mg、1mmol)に添加し、DIPEA(0.21mL、1.2mmol)を添加し、この反応物を2日間撹拌した。さらにCH2Cl2(3mL)、(S)−3−フルオロピロリジン塩酸塩(126mg、1mmol)およびDIPEA(0.21mL、1.2mmol)を添加し、この反応物をさらに7日間撹拌した。得られた残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、勾配20から100%の酢酸エチル/イソヘキサン)、続いて分取HPLCを用いて精製して、化合物IItを白色の固体(25mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 7.76-7.70 (2 H, m), 7.70-7.66 (2 H, m), 7.53-7.43 (6 H, m), 5.15-5.01 (1 H, m), 4.83 (2 H, t), 3.07 (2 H, t), 2.93-2.77 (2 H, m), 2.74-2.58 (1 H, m), 2.41-2.45 (1 H, m), 2.07-1.90 (1 H, m), 1.82-1.68 (1 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.27分;m/z 422[M+H]98.15%純度。
実施例56
4−クロロ−1−[2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIu)
(S)−3−フルオロピロリジン塩酸塩の代わりに(R)−3−フルオロピロリジン塩酸塩を用いることを除いて、実施例55に従って化合物IIuを合成した。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 7.76-7.70 (2 H, m), 7.70-7.66 (2 H, m), 7.53-7.43 (6 H, m), 5.15-5.01 (1 H, m), 4.83 (2 H, t), 3.07 (2 H, t), 2.93-2.77 (2 H, m), 2.74-2.58 (1 H, m), 2.41-2.45 (1 H, m), 2.07-1.90 (1 H, m), 1.82-1.68 (1 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 2.84分;m/z 422[M+H]98.06%純度。
実施例57
4−クロロ−1−[2−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)エチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIv)
4−クロロ−1−(2−ヨードエチル)−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(91mg、0.2mmol)の乾燥CH2Cl2(2mL)中溶液を、3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(143mg、1mmol)に添加し、DIPEA(0.2mL、1.1mmol)を添加し、この反応物を5日間撹拌した。得られた残渣を、クロマトグラフィー(シリカゲル、勾配20から50%の酢酸エチル/イソヘキサン、続いて分取HPLCを用いて精製して、化合物IIvを白色の固体(24.5mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 7.74-7.70 (2 H, m), 7.70-7.65 (2 H, m), 7.52-7.41 (6 H, m), 4.84 (2 H, t), 3.07 (2 H, t), 2.97 (2 H, t), 2.75 (2 H, t), 2.16-2.03 (2 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.45分;m/z 440[M+H]99.4%純度。
実施例58
4−クロロ−1−[2−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIw)
3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩の代わりに3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩を用いることを除いて、実施例57に従って化合物IIwを合成した。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 7.74-7.70 (2 H, m), 7.70-7.66 (2 H, m), 7.53-7.43 (6 H, m), 4.74 (2 H, t), 3.56 (4 H, t), 3.15 (2 H, t).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.35分;m/z 426[M+H]95.4%純度。
実施例59
4−クロロ−3−(3−フルオロフェニル)−1−[2−(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIx)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−フルオロフェニルボロン酸および4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンの代わりに4−クロロ−1−[2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3−ヨード−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンを用いて、実施例1に従って化合物IIxを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.75 (2 H, m), 7.60-7.44 (6 H, m), 7.18 (1 H, tdd), 5.22-5.04 (1 H, m), 4.96 (2 H, t), 3.25 (2 H, t), 3.01-2.91 (3 H, m), 2.68 (1 H, q), 2.13-1.96 (2 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.32分;m/z 440[M+H]96.24%純度。
実施例60
4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−[2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−5フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIy)
工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−フルオロフェニルボロン酸および4−クロロ−3−ヨード−1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンの代わりに4−クロロ−1−[2−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル]−3−ヨード−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンを用いることを除いて、実施例1に従って化合物IIyを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.73 (4 H, m), 7.55-7.46 (3 H, m), 7.23-7.15 (2 H, m), 5.21-5.03 (1 H, m), 4.95 (2 H, t), 3.24 (2 H, t), 3.01-2.91 (3 H, m), 2.68 (1 H, q), 2.12-1.96 (2 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.29分;m/z 440[M+H]93.55%純度。
スキームV:式IIIの化合物を合成するための一般スキーム
実施例61
4−クロロ−5−ヨード−1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIIa)
工程1:N−(1−メチル−3−フェニル−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド
N−(4−ヨード−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾロ−5−イル)アセトアミド(5g、15mmol)のDMF(15mL)およびトリエチルアミン(35mL)中混合物を通して窒素を15分間泡立てた。ヨウ化銅(0.56g、3.0mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.53g、0.75mmol)およびエチニルトリメチルシラン(3.0g、30mmol)を添加し、この反応混合物を密封管中で窒素素下90℃にて3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル5:1から10:3)により精製し、表題化合物を固体(2.3g)として得た。
工程2:1−(5−アミノ−1−メチル−3−フェニル−ピラゾール−4−イル)エタノン
N−(1−メチル−3−フェニル−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド(2.3g、7.4mmol)、エタノール(20mL)および25%NaOH水溶液(20mL)の混合物を90℃で6時間撹拌しながら加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、勾配0から40%の酢酸エチル/CH2Cl2)を用いて精製し、続いて、ジエチルエーテル中で粉砕して、表題化合物を白色の固体(724mg)として得た。
工程3:1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール
1−(5−アミノ−1−メチル−3−フェニル−ピラゾール−4−イル)エタノン(241mg、1.12mmol)の濃HCl(6.7mL)および水(1mL)中懸濁液を−5℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(155mg、2.24mmol)の水(0.6mL)中溶液を添加し、この反応混合物を−5℃で20分間、次いで室温で10分間、次いで65℃で30分間撹拌し、最後に室温に冷却した。反応混合物をろ過し、固体を濃HCl(2mL)で洗浄し、MeOH/CH2Cl2(9:1)に懸濁させ、ろ過し、乾燥させて、表題化合物を固体(125mg)として得た。
工程4:5−ヨード−1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール
フェニル[ビス(2,2,2−トリフルオロアセトキシ)]−λ3−ヨーダン(190mg、0.43mmol)を、1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール(166mg、0.73mmol)のCH2Cl2(3.7mL)中懸濁液に添加し、続いてヨウ素(111mg、0.43mmol)およびピリジン(71μL)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いでろ過した。収集した固体をCH2Cl2で洗浄し、乾燥させて、表題化合物(160mg)を得た。
工程5:4−クロロ−5−ヨード−1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIIa)
オキシ塩化リン(0.6ml)中5−ヨード−1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール(160mg、0.45mmol)を120℃に10分間加熱した。この反応混合物を室温に冷却し、この懸濁液をろ過した。収集した固体をCH2Cl2に溶解させ、水で洗浄した。有機相を脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮して、化合物IIIa(130mg)を得た。
1H NMR δ (ppm)(DMSO-d6): 7.80-7.76 (2 H, m), 7.62-7.56 (3 H, m), 4.43-4.35 (3 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.52分;m/z 371[M+H]97.73%純度。
実施例62
4−クロロ−5−(シクロペンテン−1−イル)−1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIIb)
4−クロロ−5−ヨード−1−メチル−3−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(60mg、0.16mmol)、2−(シクロペンテン−1−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(35mg、0.18mmol)およびK3PO4(103mg、0.48mmol)のDMF(1mL)および水(0.3mL)中懸濁液を通して窒素を15分間泡立てた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(13mg、0.016mmol)を添加し、管を密封し、30℃に16時間加熱した。この反応混合物をCH2Cl2および水で希釈した。水相をCH2Cl2で抽出し、合わせた有機相を脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2/イソヘキサン1:1から1:0)を用いて精製して、化合物IIIbを固体(10mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.75-7.69 (2 H, m), 7.52-7.46 (3 H, m), 6.62-6.59 (1 H, m), 4.39 (3 H, s), 3.11-3.04 (2 H, m), 2.71-2.64 (2 H, m), 2.14-2.04 (2 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.75分;m/z 311[M+H]93.15%純度。
実施例63
4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−5−(3−チエニル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIIc)
工程2においてN−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの代わりにN−(2−メチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)アセトアミドを用いることおよび工程3においてフェニルアセチレンの代わりに3−エチニルチオフェンを用いることを除いて、実施例19に従って化合物IIIcを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.01 (1H, dd), 7.79-7.75 (3H, m), 7.53-7.49 (3H, m), 7.46 (1H, dd), 4.44 (3H, s).
LCMS(15cm_ギ酸_ASCENTIS_HPLC_CH3CN)Rt 10.65分;m/z 327[M+H]98.32%純度。
実施例64
4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−5−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物IIId)
工程2においてN−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの代わりにN−(2−メチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)アセトアミドを用いることおよび工程3においてフェニルアセチレンの代わりに3−エチニルピリジンを用いることを除いて、実施例19に従って化合物IIIdを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 9.06 (1 H, s), 8.74 (1 H, s), 8.14 (1 H, dt), 7.79-7.74 (2 H, m), 7.55-7.43 (4 H, m), 4.47 (3 H, s).
LCMS(15cm_ギ酸_ASCENTIS_HPLC_CH3CN)Rt 8.99分;m/z 322[M+H]98.02%純度。
実施例65
4−クロロ−3−シクロプロピル−1−メチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物21)
工程2においてN−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの代わりにN−(5−シクロプロピル−2−メチル−ピラゾール−3−イル)アセトアミドを用いることを除いて、実施例19に従って化合物21を合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78 (2 H, m), 7.57-7.47 (3 H, m), 4.26 (3 H, s), 2.61-2.52 (1 H, m), 1.13-1.08 (4 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.79分;m/z 285[M+H]99.51%純度。
実施例66
4−クロロ−1,3−ジメチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物22)
Vasilevsky,S.F.およびTretyakov,E.V.(1995年)、「Cinnolines and pyrazolopyridazines:Novel synthetic and mechanistic aspects of the Richter reaction」、Liebigs Ann./Recl.、1995年:775−779頁に従って、化合物22を合成することができる。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.75 (2 H, m), 7.56-7.47 (3 H, m), 4.30 (3 H, s), 2.80 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 3.69分;m/z 259[M+H]99.32%純度。
実施例67
4−ブロモ−1,3−ジメチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物23)
Vasilevsky,S.F.およびTretyakov,E.V.(1995年)、「Cinnolines and pyrazolopyridazines:Novel synthetic and mechanistic aspects of the Richter reaction」、Liebigs Ann./Recl.、1995年:775−779頁に従って、化合物23を合成することができる。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.73-7.70 (2 H, m), 7.55-7.46 (3 H, m), 4.30 (3 H, s), 2.80 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 3.74分;m/z 303[M+H]99.15%純度。
実施例68
4−フルオロ−1,3−ジメチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物24)
4−クロロ−1,3−ジメチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(44mg、0.17mmol)、フッ化カリウム(50mg、0.85mmol)の乾燥DMF(1mL)中懸濁液を120℃で16時間撹拌した。この反応混合物を分取HPLCにより精製して、化合物24(12mg)を得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.04-8.00 (2 H, m), 7.58-7.46 (3 H, m), 4.31 (3 H, s), 2.75 (3 H, s).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 10.25分;m/z 243[M+H]91.64%純度。
実施例69
4−クロロ−5−(3−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物25)
工程2においてN−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの代わりにN−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)アセトアミドを用いることおよび工程3においてフェニルアセチレンの代わりに3−フルオロフェニルアセチレンを用いることを除いて、実施例19に従って化合物25を合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.59-7.46 (3 H, m), 7.23-7.17 (1 H, m), 4.31 (3 H, s), 2.80 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 4.01分;m/z 277[M+H]99.46%純度。
実施例70
4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物26)
工程1:(3,5−ジクロロ−6−フェニル−ピリダジン−4−イル)−(3−ピリジル)メタノール
4,6−ジクロロ−3−フェニル−ピリダジン(2.27g、0.01mmol)の乾燥THF(30mL)中溶液に、ピリジン−3−カルバルデヒド(1.3g、0.012mmol)を添加した。この反応混合物を−78℃まで冷却し、LDAの溶液(2N、22ml)を滴下し、内部温度を−50℃未満に保った。この反応混合物を3時間撹拌し、次いで、水および酢酸エチルを添加した。相を分離し、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル9:1から8:2)により精製し、表題化合物を固体(4.1g)として得た。
工程2:(3,5−ジクロロ−6−フェニル−ピリダジン−4−イル)−(3−ピリジル)メタノン
3,5−ジクロロ−6−フェニル−ピリダジン−4−イル)−(3−ピリジル)メタノール(850mg、2.57mmol)および二酸化マンガン(1.1g、12.8mmol)のトルエン(20mL)中混合物をDean−Stark装置中で還流において2時間撹拌した。この反応混合物をろ過し、収集した固体をCH2Cl2で洗浄した。ろ液を真空中で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル8:2)により精製し、表題化合物を固体(360mg)として得た。
工程3:4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−3−(3−ピリジル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物26)
(3,5−ジクロロ−6−フェニル−ピリダジン−4−イル)−(3−ピリジル)メタノン(100mg、0.3mmol)およびメチルヒドラジン(19.5mg、0.42mmol)のエタノール(1.5mL)中混合物を密封管中で60℃にて3時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル9:1から8:2)により精製し、化合物26を固体(30mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 9.05 (1 H, m), 8.73 (1 H, dd), 8.12 (1 H, dt), 7.79-7.76 (2 H, m), 7.57-7.48 (3 H, m), 7.46 (1 H, dd), 4.48 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 3.6分;m/z 322[M+H]98.72%純度。
実施例71
4−クロロ−3−シクロペンチル−1−メチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物27)
工程1においてピリジン−3−カルバルデヒドの代わりにシクロペンタンカルボキサルデヒドを用いることを除いて、実施例70に従って化合物27を合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.77 (2 H, m), 7.57-7.47 (3 H, m), 4.30 (3 H, s), 3.87-3.77 (1 H, m), 2.22-2.14 (2H, m), 2.06-1.93 (2 H, m), 1.95-1.83 (2 H, m), 1.80-1.71 (2 H, m).
LCMS(15cm_Bicarb_GeminiNX_HPLC_CH3CN)Rt 11.97分;m/z 313[M+H]98.14%純度。
実施例72
4−クロロ−2−メチル−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物28)
工程1:2−(3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)イソインドリン−1,3−ジオン
3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(6g、0.038mmol)、無水フタル酸(5.6g、0.038mmol)の酢酸(60mL)中混合物を100℃で2時間および120℃で2時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を水で希釈し、この懸濁液をろ過した。収集した固体を水で洗浄し、乾燥させ、表題化合物を固体(10g)として得た。
工程2:2−(2−メチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)イソインドリン−1,3−ジオン
水素化ナトリウム(830mg、0.02mmol)を、2−(3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(5g、0.0173mol)およびヨウ化メチル(1.5mL、0.024mmol)のDMF(80mL)中混合物に10℃で少しずつ添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン1:19から2:8)により精製し、表題化合物および位置異性体2−(2−メチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)イソインドリン−1,3−ジオンの混合物(850mg、5:1)を得た。
工程3:2−(4−ヨード−1−メチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)イソインドリン−1,3−ジオン
2−(2−メチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(850mg、2.8mmol)、ヨウ素酸(123mg、0.7mmol)およびヨウ素(427mg、1.68mmol)のエタノール(30mL)中懸濁液を50℃で2時間加熱し、室温に冷却した。この反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2)により部分的に精製し、次いで、ジエチルエーテルで粉砕し、表題化合物を固体(660mg)として得た。
工程4:2−[1−メチル−5−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−3−イル]イソインドリン−1,3−ジオン
2−(4−ヨード−1−メチル−5−フェニル−ピラゾール−3−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(660mg、1.49mmol)、フェニルアセチレン(182mg、1.78mmol)、トリエチルアミン(8mL)およびDMF(3mL)の混合物を通して窒素を15分間泡立てた。ヨウ化銅(28mg、0.149mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(52g、0.074mmol)を添加し、この反応混合物を窒素下90℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル8:2から6:4)により精製し、表題化合物を固体(600mg)として得た。
工程5:1−メチル−5−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−3−アミン
2−[1−メチル−5−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−3−イル]イソインドリン−1,3−ジオン(300mg、0.74mmol)、エタノール(5mL)およびヒドラジン水和物(56μL、1.11mL)の混合物を密封管中で90℃にて1時間撹拌し、室温に冷却した。この反応混合物をろ過した。ろ液を真空中で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、イソヘキサン/酢酸エチル7:3から1:1)により精製し、表題化合物を固体(150mg)として得た。
工程6:4−クロロ−2−メチル−3,5−ジフェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物28)
亜硝酸ナトリム(57mg、0.82mmol)を、1−メチル−5−フェニル−4−(2−フェニルエチニル)ピラゾール−3−アミン(150mg、0.55mmol)の濃HCl(5mL)中混合物に0℃で少しずつ添加し、この反応混合物を室温に加温させ、16時間撹拌した。
反応混合物を炭酸ナトリウム溶液上に注ぎ、水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を脱水し(相分離カートリッジ)、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン2:8から4:6)により精製し、化合物28を固体(76mg)として得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.84-7.80 (2 H, m), 7.60-7.55 (3 H, m), 7.53-7.44 (5 H, m), 4.21 (3 H, s).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.47分;m/z 321[M+H]97.05%純度。
実施例73
1−[(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]−4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物XIIIa)
実施例20に記載したMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよびノルトロピンから化合物XIIIaを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 8.62 (1 H, s), 7.77 (2 H, m), 7.57-7.48 (3 H, m), 5.62-5.52 (1 H, m), 4.14 (2 H, s), 2.79 (3 H, s), 2.73 (2 H, m), 2.32 (2 H, m), 2.19-2.06 (4 H, m).
LCMS(15cm_ギ酸_ASCENTIS_HPLC_CH3CN)Rt 7.7分;m/z 354[M+H]93.89%純度。
実施例74
4−クロロ−1−[(3−メチルイミダゾール−4−イル)メチル]−3−(1−メチルピロール−2−イル)−5−フェニル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物XIIIb)
工程7において2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールの代わりに(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メタノールおよび工程8において1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−メチル−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロールを用いて、実施例1(化合物Ic)の同様の手順に従って化合物XIIIbを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.76-7.73 (2 H, m), 7.55-7.46 (3 H, m), 7.43 (1 H, s), 7.31 (1 H, s), 6.81 (1 H, t), 6.57 (1 H, dd), 6.25 (1 H, dd), 5.94 (2 H, s), 3.86 (3 H, s), 3.68 (3 H, s).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 9.81分;m/z 404[M+H]92.03%純度。
実施例75
4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物XIIIc)
工程1:4−クロロ−3−ヨード−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン
水素化ナトリウム(鉱油中60%、674mg、16.9mmol)を、4−クロロ−3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(3g、8.4mmol)の乾燥DMF(42mL)中懸濁液に添加し、次いで、ヨウ化メチル(1.05mL、16.9mmol)を添加した。この反応混合物を2時間撹拌した。LiCl溶液(水中4%)および酢酸エチルを添加し、水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、脱水し(MgSO4)、ろ過し、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/イソヘキサン0:1から1:1)により精製し、中間体を固体(1.51g)として得た。
工程2:3−ヨード−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール
4−クロロ−3−ヨード−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(1.5g、4.05mmol)およびNaOH水溶液(4M、2mL)のDMSO(6mL)およびジオキサン(6mL)中混合物を50℃に2.5時間加熱した。混合物を放置して、室温に冷却させ、沈殿物が形成した場合はpH2−3に中和した。固体をろ過し、水で洗浄し、乾燥させて、1.33gの中間体を得た。
工程3:1−メチル−5−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール
3−ヨード−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール(100mg、0.28mmol)、ヨウ化銅(11mg、0.056mmol)、L−プロリン(13mg、0.11mmol)、K2CO3(193mmol、1.4mmol)の無水DMF(5.6mL)中混合物を、窒素を10分間泡立て通すことによって脱気し、次いで110℃に20時間加熱した。混合物を放置して、室温に冷却させ、次いで酢酸エチルおよび水間に分配し、水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、脱水し(MgSO4)、ろ過し、蒸発させた。残渣(117mg)を次の工程でそのまま用いた。
工程4:4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物XIIIc)
1−メチル−5−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン−4−オール(117mg)のPOCl3(1.9mL)中懸濁液を60℃に2.5時間加熱した。この混合物を真空中で濃縮し、残渣をCH2Cl2および飽和NaHCO3水溶液間に分配した。層を分離し、水層をCH2Cl2で抽出し、合わせた有機相を脱水し(MgSO4)、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上でクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(81mg)を得た。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.74-7.70 (2 H, m), 7.53-7.44 (3 H, m), 4.18 (3 H, s), 3.62-3.56 (4 H, m), 2.05-1.97 (4 H, m).
LCMS(10cm_ESCI_ギ酸_MeCN)Rt 4.55分;m/z 314.04[M+H]97.21%純度。
実施例76
4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物XIIId)
実施例20に記載したMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−(ピロリジン−1−イル)エタノールから化合物XIIIdを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.79-7.76 (2 H, m), 7.56-7.47 (3 H, m), 4.82 (2 H, t), 3.11 (2 H, t), 2.80 (3 H, s), 2.64 (4 H, m), 1.78-1.72 (4 H, m).
LCMS(10cm_ギ酸_ACE3C18AR_HPLC_CH3CN)Rt 9.07分;m/z 342[M+H]91.77%純度。
実施例77
4−クロロ−3,5−ジフェニル−1−(2−ピラゾール−1−イルエチル)ピラゾロ[3,4−c]ピリダジン(化合物XIVa)
実施例20に記載したMitsunobu反応のための一般手順に従って、4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリダジンおよび2−(1H−ピラゾール−1−イル)エタノールから化合物XIVaを合成した。
1H NMR δ (ppm)(CHCl3-d): 7.78-7.69 (4 H, m), 7.55-7.46 (7 H, m), 7.25 (1 H, m), 6.17 (1 H, t), 5.25 (2 H, t), 4.87 (2 H, t).
LCMS(10cm_ESCI_Bicarb_MeCN)Rt 3.67分;m/z 401[M+H]99.6%純度。
スキームVI:式XIIIの化合物を合成するための一般スキーム
スキームVII:式XVの化合物を合成するための一般スキーム
スキームVIII:化合物Ikから化合物29−化合物31を合成するためのスキーム:
実施例78
N48K Clarin−1の発現を回復する本発明の化合物の活性を示すアッセイ法(24時間インキュベーション)
Clarin−1は、アッシャーIII症候群において変異した遺伝子によってコードされたタンパク質である(Adatoら、2002年)。北米でClarin−1において最もよく見られる変異はN48Kであり、この変異は、グリコシル化の消失およびトラフィッキング障害を引き起こすことが報告されている(Tianら、2009年)。結果として、N48Kタンパク質は、原形質膜に到達せず、プロテアソームにより分解される。したがって、N48K Clarin−1の細胞表面へのトラフィッキングの回復は、アッシャーIII症候群への介入の手段を与えると考えられている。
N48K Clarin−1の発現を回復する本発明の化合物の有用性を実証する有用な細胞モデルは、HEK293−Clarin−1 N48K−HA D9細胞系である(Tianら、2009年)。典型的な実験において、37℃、5%CO2で加湿インキュベータにおいて10%ウシ胎児血清を含有するダルベッコ変性イーグル培地(DMEM)中1ウェル当たり20,000個の細胞の細胞密度でコラーゲン被覆96−ウェルプレート上に、これらの細胞を播種した。インキュベーション一晩後、37℃、5%CO2で加湿インキュベータにおいて10%ウシ胎児血清を含有するDMEM培地中に24時間インキュベーションのために化合物を添加した。負対照として、DMSOを0.25%最終濃度で使用した。化合物を典型的には3通り方式で試験した。化合物と一緒にインキュベーション24時間後、10%緩衝ホルマリンの添加により細胞をウェルに固定して、最終濃度4%ホルマリンを得た。室温で固定20分後、Triton X−100を含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS)(0.02リン酸塩、150mM NaCl、0.1%Triton X−100)でウェルを3回洗浄した。
HAタグ付きN48K Clarin−1を、Triton X−100を含有するPBS中1:1000の希釈でHAタグに対する抗体(HA.11 Clone 16B12モノクローナル抗体、Covance #MMS−101P)によって検出した。インキュベーション90分後、Triton X−100を含有するPBSでウェルを3回洗浄し、このウェルに二次抗体(ヤギ抗マウスIgG−Cy3(1.5mg/ml)、Jackson IR Europe#115165003)を、Triton X−100を含有するPBS中1:250の希釈で45分間添加した。その後、Triton X−100を含有するPBSでウェルを3回洗浄し、核に対する最終の染色を1:10,000の希釈でDAPI(4’、6−ジアミジノ−2−フェニルインドール)の添加により行った。染色細胞の画像化は、InCell 1000High Content Imager(GE Healthcare)上で行い、N48K Clarin−1に対してCy3チャネルおよび核に対してDAPIチャネルを読み出した。特定のアルゴリズムを用いて画像を分析および定量化した。このアルゴリズムにより、DAPIシグナルの追加の核セグメンテーションに基づいてそれぞれの細胞についてのHA−Clarin−1染色が測定された(図1)。このアルゴリズムにより、細胞1個当たりの強度が測定され、したがって、細胞数の変化に対してあまり感度が高くない。ウェル1つ当たり、およそ2,000個の細胞を測定して、細胞1個当たりの平均密度測定値を得た。
実施例79
N48K Clarin−1の発現を回復する本発明の化合物の活性を示すアッセイ法(2時間インキュベーション)
Clarin−1は、アッシャーIII症候群において変異した遺伝子によりコードされたタンパク質である(Adatoら、2002年)。北米でClarin−1において最もよく見られる変異はN48Kであり、この変異は、グリコシル化の消失およびトラフィッキング障害を引き起こすことが報告されている(Tianら、2009年)。結果として、N48Kタンパク質は、原形質膜に到達せず、プロテアソームにより分解される。したがって、N48K Clarin−1の細胞表面へのトラフィッキングの回復は、アッシャーIII症候群への介入の手段を与えると考えられている。
N48K Clarin−1の発現を回復する本発明の化合物の有用性を実証する有用な細胞モデルは、HEK293−Clarin−1 N48K−HA D9細胞系である(Tianら、2009年)。典型的な実験において、37℃、5%CO2で加湿インキュベータにおいて10%ウシ胎児血清を含有するダルベッコ変性イーグル培地(DMEM)中1ウェル当たり20,000個の細胞の細胞密度でコラーゲン被覆96−ウェルプレート上に、これらの細胞を播種した。インキュベーション一晩後、37℃、5%CO2で加湿インキュベータにおいて10%ウシ胎児血清を含有するDMEM培地中に2時間インキュベーションのために化合物を添加した。負対照として、DMSOを0.25%最終濃度で使用した。化合物を典型的には3通り方式で試験した。化合物と一緒にインキュベーション2時間後、細胞を新鮮な培地中で22時間インキュベートした。次いで、10%緩衝ホルマリンの添加により細胞をウェルに固定して、最終濃度4%ホルマリンを得た。室温で固定20分後、Triton X−100を含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS)(0.02リン酸塩、150mM NaCl、0.1%Triton X−100)でウェルを3回洗浄した。
HAタグ付きN48K Clarin−1を、Triton X−100を含有するPBS中1:1000の希釈でHAタグに対する抗体(HA.11 Clone 16B12モノクローナル抗体、Covance #MMS−101P)によって検出した。インキュベーション90分後、Triton X−100を含有するPBSでウェルを3回洗浄し、このウェルに二次抗体(ヤギ抗マウスIgG−Cy3(1.5mg/ml)、Jackson IR Europe#115165003)を、Triton X−100を含有するPBS中1:250の希釈で45分間添加した。その後、Triton X−100を含有するPBSでウェルを3回洗浄し、核に対する最終の染色を1:10,000の希釈でDAPI(4’、6−ジアミジノ−2−フェニルインドール)の添加により行った。染色細胞の画像化は、InCell 1000High Content Imager(GE Healthcare)上で行い、N48K Clarin−1に対してCy3チャネルおよび核に対してDAPIチャネルを読み出した。特定のアルゴリズムを用いて画像を分析および定量化した。このアルゴリズムにより、DAPIシグナルの追加の核セグメンテーションに基づいてそれぞれの細胞に対するHA−Clarin−1染色が測定された(図1)。このアルゴリズムにより、細胞1個当たりの強度が測定され、したがって、細胞数の変化に対してあまり感度が高くない。ウェル1つ当たり、およそ2,000個の細胞を測定して、細胞1個当たりの平均密度測定値を得た。
実施例80
本発明の例証化合物についてのIC50データ
本発明の例証ピラゾロピリダジン化合物についてのIC50データを、実施例78のアッセイ法に従って得た。結果を以下の表1に示す。
本発明の例証ピラゾロピリダジン化合物についてのIC50値を、アッセイ法実施例79に従って得た。結果を以下の表2に示す。
本出願で開示されたそれぞれの参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。