JP6293966B2 - データベース管理装置、データベース管理方法、およびデータベース管理プログラム - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、データベース管理装置、データベース管理方法、およびデータベース管理プログラムに関する。
データベース管理システム(DataBase Management System,DBMS)では、データを記憶する記憶装置(例えば、ハードディスク)の記憶領域を完全に使い切る前に、記憶領域を確保するための調整等が行われる。以下、ハードディスクを前提として説明する。上記の調整等が行われるトリガーとして、ディスクフル(Disk Full)エラーが発生したという情報が、監視システム等によって通知される場合がある。ディスクフルエラー発生時の対応処理を安全に行うためには、ある程度の空き容量が必要となる。また、ディスクフルエラーが発生するディスクフル状態では、システム上で起動するOS(Operating System)の振る舞いも信用できなくなり、不意にクラッシュする可能性が高い。しかしながら、従来の技術では、その時点の状態に基づいてディスクフルエラーの通知を行っているため、安全側で早期に通知を行う必要があった。
本発明が解決しようとする課題は、より適切なタイミングで空き容量に関する注意喚起を行うことができるデータベース管理装置、データベース管理方法、およびデータベース管理プログラムを提供することである。
実施形態のデータベース管理装置は、容量監視部と、制御部と、周期設定部とを持つ。容量監視部は、データを記憶する記憶装置の空き容量を監視する。制御部は、前記容量監視部により得られる前記記憶装置の空き容量と、所定書き込み率で書き込まれた場合の将来の前記記憶装置の空き容量とに基づいて、前記空き容量に関する注意喚起情報を出力する。周期設定部は、前記記憶装置の空き容量に基づいて、前記容量監視部が前記空き容量を確認する周期を設定する。また、周期設定部は、前記記憶装置の空き容量が第1の閾値より大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第1の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とを用いて、前記空き容量を確認する周期を設定する。また、周期設定部は、前記空き容量が前記第1の閾値以下である場合において、前記空き容量が、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第2の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とに基づく値を、所定の安全率に基づいて割り引くことにより、前記空き容量を確認する周期を設定する。
以下、実施形態のデータベース管理装置、データベース管理方法、およびデータベース管理プログラムを、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるデータベース管理装置の機能構成例を示す図である。図1に示すデータベース管理装置100は、設定情報受付部(受付部)110と、チェック周期設定部(周期設定部)120と、容量監視部130と、処理実行部140と、制御部150と、記憶部160とを備える。これらの各機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現されてもよい。また、記憶部160は、設定ファイル162およびエラーチェックフラグ164等を有する。
図1の例では、データベース管理装置100が管理する対象のデータベース200が、データベース管理装置100と別体の装置であるように表現しているが、これらは一体の装置であってもよい。また、データベース200は、クラウド型のデータベースであってもよい。データベース200には、1又は複数の記憶装置(図1の例では、ディスク装置D1、D2、…)が設けられている。以下、記憶装置としてハードディスク(ディスク装置)を備えることを前提として説明するが、記憶装置は、フラッシュメモリやその他の記憶装置であってもよい。また、データベース管理装置100は、例えばDBMS等の機能を有する。
図1の例について、データベース管理装置100は、ユーザ(操作者)が使用するクライアント300からの設定情報の入力や、処理を実行するための指示の入力を受け付け、受け付けた内容に基づいて、データベース200の管理等に関する各種処理を実行する。
クライアント300は、データベース管理装置100にデータを出力したり、コマンド等による所定の指示を行うことで、データベース200に対して所定の処理(データの書き込み、読み出し、削除等)を実行させる。クライアント300は、例えばPC(Personal Computer)やタブレット端末、携帯電話等の情報処理装置である。クライアント300は、データベース管理装置100のユーザによって使用される情報処理装置であってもよく、さらに別の装置から受信したコマンド等に基づいて、データベース管理装置100に各種コマンドを送信する装置であってもよい。また、クライアント300は、内部において情報処理した結果に基づいて、各種コマンドを生成してデータベース管理装置100に送信する装置であってもよい。
例えば、クライアント300は、データベース管理装置100に対して、所定の処理を実行させるために、データの書き込みを指示するライトコマンド、データの読み出しを指示するリードコマンド、データの削除を指示する削除コマンド等を送信する。また、クライアント300は、データベース管理装置100から指示した内容に対する処理結果を取得する。
なお、データベース管理装置100とクライアント300とは、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等に代表される通信ネットワークにより、データの送受信が可能な状態で接続されている。通信ネットワークは、有線でも無線でもよく、またこれらの組み合わせであってもよい。また、クライアント300の各種機能は、データベース管理装置100に設けられていてもよい。図1の例では、データベース管理装置100を使用する装置として1つのクライアント300が示されているが、複数のクライアント300がデータベース管理装置100を使用してもよい。
設定情報受付部110は、クライアント300から、ディスク容量を確認(チェック)する周期を設定するための設定情報の入力を受け付ける。設定情報受付部110は、例えばクライアント300に対するユーザの入力操作により設定情報を受け付ける。受け付けた設定情報は、設定ファイル162として記憶部160に記憶される。また、設定情報受付部110は、クライアント300から、上述した所定の処理等を実行するための指示を受け付けてもよい。
図2は、設定ファイルの一例を示す図である。例えば、図2に示す設定ファイル162−1、162−2は、それぞれディスク装置D1、D2に対応する設定情報である。設定情報受付部110は、データベース200のディスク装置ごとに設定ファイル162を生成する。図2に示す設定ファイル162−1、162−2には、それぞれ一以上の閾値(例えば、閾値A1〜C1、A2〜C2)と、そのディスク装置に対する所定書き込み率とが設定されている。所定書き込み率とは、各ディスク装置に対して想定される最大書き込み率である。なお、最大書き込み率は、想定される最大書き込み率よりも、少し小さく(または大きく)設定してもよい。「少し」とは、例えば±10%程度である。図2では、ディスク装置D1、D2に対する所定書き込み率の一例として最大書き込みスループットT1、T2が設定されている。設定ファイル162は、ディスク装置の識別情報とともに、記憶部160に記憶される。
図2に示す閾値A〜Cは、チェック周期のパラメータ、およびディスクフルエラー(空き容量に関する注意喚起情報)を出力するか否かをチェックするためのパラメータである。閾値A〜Cは、いずれもディスク装置の空き容量に関する閾値であるが、ディスクの使用容量に関する閾値であってもよい。例えば、3つの閾値A〜Cのうち、2つの閾値(例えば、閾値A、B)は、ディスク容量の次回のチェック周期を設定するために用いられ、残りの閾値(例えば、閾値C)は、ディスクフルか否か(空き容量がない状態であるか否か)の確認のために用いられる。なお、3つの閾値A〜Cは、予め設定された大小関係(例えば、「閾値A>閾値B>閾値C」)を有していてもよい。
例えば、閾値A〜Cは、予め設定されたディスク装置の全容量に対する比率等を用いて設定してもよく、ユーザにより任意に設定されてもよい。例えば、第1の閾値である閾値Aは、ディスク装置に対する処理等を考慮し、空き容量に余裕を持った値を設定する。また、第2の閾値である閾値Bは、データの書き込み時に空き容量のチェックを行うか否かを判定するための基準となる値であるため、閾値Aよりも小さく、閾値Cよりも大きい値を設定する。
また、第3の閾値である閾値Cは、ディスク装置がディスクフルエラーか否かを判定するための基準となる値であるため、少なくともエラー処理1回に必要とする最大の容量と、エラー処理1回の時間中に消費する容量とを加算した容量を確保する必要がある。例えば、エラー処理に1MBが必要であり、さらにエラー処理時間(90ms)で9MBが必要である場合、閾値Cは、それらを加算して10MB以上の値が設定される。
また、設定ファイル162内の最大書き込みスループットTは、例えばデータベース200のディスク装置D1、D2等を提供するディスクベンダ(データベース提供者等)400が提供するカタログスペック等から取得することができる。ディスクベンダ400は、例えばPCやサーバ等の情報処理装置であり、クライアント300やデータベース管理装置100と、通信ネットワークを介してデータの送受信が可能な状態で接続されていてもよい。
例えば、クライアント300は、通信ネットワークを介してディスクベンダ400にアクセスし、ディスク装置D1、D2等のカタログスペックデータを取得し、そのデータを設定情報受付部110に入力することで最大書き込みスループットTを取得することができる。また、ユーザが、印刷媒体等のカタログスペックから、最大書き込みスループットTを、クライアント300を用いて入力してもよい。また、データベース管理装置100は、通信ネットワークを介してディスクベンダ400に直接最大書き込みスループットTの問い合わせを行い、対応するデータを取得してもよい。これにより、ディスク装置に関する知識や経験を有していないユーザであっても容易に最大書き込みスループット値を設定することができる。
なお、最大書き込みスループットTは、クライアント300を使用するユーザが任意に設定してもよい。また、上述した閾値A〜Cのうち、少なくとも1つを、ディスクベンダ400から提供される情報に基づいて設定してもよい。上述した閾値A〜Cおよび最大書き込みスループットTのうち少なくとも1つは、予め設定された固定値でもよい。また、最大書き込みスループットTは、例えばディスク性能測定プログラムを用いて、予め測定した値を設定してもよい。
チェック周期設定部120は、設定情報受付部110により設定された設定ファイル162を記憶部160から読み出し、ディスク装置D1,D2等のそれぞれのディスク容量を確認する周期(チェック周期)を算出する。なお、チェック周期の算出手法については、後述する。
容量監視部130は、チェック周期設定部120により得られるチェック周期に基づいて、データベース200内のディスク装置D1,D2等の空き容量を監視する。例えば、容量監視部130は、チェック周期に到達した時点で制御部150に対してディスク装置D1,D2等の空き容量の問い合わせを行い、制御部150から取得した空き容量と、設定ファイル162で設定された閾値とを比較することで、ディスク装置ごとにディスクフルか否かの判定を行う。
また、容量監視部130は、問い合わせにより得られた現在の空き容量と、設定ファイル162に設定されたディスク装置D1、D2等のそれぞれの最大書き込みスループットT1、T2で書き込まれた場合の将来のディスクの空き容量とに基づいて、決定される第1の周期で、次回のディスク装置D1、D2等の空き容量の確認を行う。
また、容量監視部130は、取得した現在の空き容量と、各ディスク装置の設定ファイル162に設定された閾値とを比較し、比較結果に基づくチェック内容をエラーフラグ情報として、記憶部160に記憶されたエラーチェックフラグ164に設定する。
図3は、エラーチェックフラグの一例を示す図である。エラーチェックフラグ164の項目としては、データベース200として管理される1又は複数のディスク装置を識別する「ディスク種別」、およびディスク装置に対するデータの書き込みまたは読み出し等を含む処理を実行する際に、空き容量のチェックを行うか否かを判定するための「チェックフラグ」等がある。エラーチェックフラグ164は、ディスク装置ごとに、処理実行部140において、容量監視部130におけるディスク容量のチェック周期とは非同期に、ディスク容量のチェックを行うか否かを判定するものである。
例えば、容量監視部130は、ディスク装置D1,D2等の現在のディスク容量と、設定ファイル162の閾値Bとを比較した結果、現在のディスク容量が閾値B以下である場合に、エラーチェックフラグ164の対象ディスク装置に対するチェックフラグを「TRUE」にする。また、現在のディスク容量が閾値Bより大きい場合(閾値Aより大きい場合を含む)、エラーチェックフラグを「FALSE」にする。なお、チェックフラグの種類は、「TRUE/FALSE」に限定されるものではなく、「1/0」、「ON/OFF」等の識別情報でもよい。
なお、上述した容量監視部130は、容量監視部130における処理をディスク容量監視スレッド(第1の処理スレッド)として起動させてもよい。スレッドとは、例えばソフトウェアやプログラムにおいて、並列処理に対応したOS上でのプログラムの最小の実行単位である。データベース管理装置100は、例えばデータベース管理装置100の起動時にディスク容量監視スレッドを起動させることで、上述した容量監視部130における各処理を実行する。
処理実行部140は、クライアント300からの指示による処理を実行する。例えば、処理実行部140は、クライアント300から得られるコマンドに対応する1又は複数のSQL(Structured Query Language)処理スレッド(第2の処理スレッド)を実行する。SQLは、データベース管理装置100に対して、ユーザ(クライアント300)や外部のソフトウェア等から命令を発行するために用いる言語である。SQLは、例えばデータベース200の各ディスク装置におけるテーブル(データ)の追加や変更、削除、各テーブル間の関係、各テーブルの定義等を行うための命令語と構文、文法等を定めることができる。
例えば、処理実行部140は、ユーザが発行したSQL要求に対する処理をSQL処理スレッドで行い、必要に応じてデータの書き込みまたは読み出しを含む処理を制御部150に要求する。例えば、処理実行部140は、ディスク装置に対するデータの書き込み時にエラーチェックフラグ164を参照し、データを書き込む対象のディスク装置のチェックフラグが「TRUE」である場合、そのディスク装置への書き込み要求を行うタイミングで、空き容量の問い合わせを制御部150に要求する。なお、チェックフラグが「FALSE」である場合、処理実行部140は、空き容量の問い合わせを行わずに、データの書き込み処理のみを制御部150に要求する。
また、処理実行部140は、取得した空き容量と閾値(例えば、閾値C)とを比較し、空き容量が閾値以下である場合には、ディスクフルエラーをクライアント300等に出力する。なお、処理実行部140は、上述したディスクフルエラーの出力を制御部150に要求し、制御部150で実行させてもよい。
上述したSQL処理スレッドは、上述したディスク容量監視スレッド(第1の処理スレッド)が起動した後に起動し、ディスク容量監視スレッドとは非同期に実行される。つまり、本実施形態において、容量監視部130および処理実行部140は、それぞれが非同期で動作するスレッドを起動して動作することができる。
制御部150は、図1に示す各構成全体の処理を制御する。制御部150による各種制御は、例えばOS等により実行される機能である。制御部150は、ディスク装置D1、D2等に対するデータの書き込みや読み出し、データの削除、テーブルの更新等の各種制御を行う。例えば、制御部150は、処理実行部140からデータの書き込み要求を受け付け、ディスク装置D1、D2等への書き込みを行う。また、制御部150は、書き込み後の空き容量の更新を行う。更新された空き容量に関する情報は、制御部150の内部メモリ等で管理されてもよい。
また、制御部150は、容量監視部130または処理実行部140からの空き容量の問い合わせに対して、データベース200または内部メモリ等からディスク装置の空き容量を取得し、取得した空き容量を、問い合わせのあった容量監視部130または処理実行部140に出力する。また、制御部150は、ディスク装置D1、D2等の空き容量に基づいて、ディスクフルエラーをクライアント300に出力してもよい。
記憶部160は、データベース管理装置100のコンピュータが実行するプログラム(例えば、データベース管理プログラム)や、その他の各種設定情報(設定ファイル162)、エラーフラグ情報(エラーチェックフラグ164)、ログ情報等を記憶する。記憶部160は、例えばROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体でもよく、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体でもよい。
図4は、データベース管理装置のハードウェア構成例を示す図である。データベース管理装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)100Aと、RAM(Random Access Memory)100Bと、不揮発性記憶装置100Cと、可搬型記憶媒体ドライブ装置100Dと、入出力装置100Eと、通信インターフェース100Fとを備える。データベース管理装置100は、CPU100Aに代えて、任意の形態のプロセッサを備えてもよいし、図4に示した各構成要素のうち一部を省略してもよい。
CPU100Aは、不揮発性記憶装置100Cに格納され、または可搬型記憶媒体ドライブ装置100Dに装着された可搬型記憶媒体に格納されたプログラムをRAM100Bに展開して実行することで、本実施形態における各種処理を行う。なお、データベース管理装置100は、CPU100Aに代えて、他の種類のプロセッサを備えてもよい。RAM100Bは、揮発性メモリの一例であり、CPU100Aによってワーキングエリアとして使用される。不揮発性記憶装置100Cは、例えば、HDDやフラッシュメモリ、ROM等である。可搬型記憶媒体ドライブ装置100Dには、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)、SDカード等の可搬型記憶媒体が装着される。入出力装置100Eは、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、表示装置等を含む。通信インターフェース100Fは、データベース管理装置100が通信ネットワークを介して、他装置と通信を行う場合のインターフェースとして機能する。データベース管理装置100のコンピュータに対して、図4に示すようなハードウェアと、プログラム等からなるソフトウェアとを協働させることで、本実施形態における各種処理を実現させることができる。
図5は、本実施形態におけるデータベース管理処理を説明するための図である。図5の例では、データベース管理装置100と、データベース200と、クライアント300とを有する。また、図5は、マルチスレッド方式により、データベース200のディスク容量チェックを行う例を示している。例えば、図5に示すディスク容量監視スレッド500は、上述した容量監視部130に対応し、OS502は、上述した制御部150に対応し、SQL処理スレッド504は、上述した処理実行部140に対応している。なお、OS502は、データベース管理装置100に設けられているが、データベース200側に設けられてもよい。
ここで、本実施形態におけるディスク容量チェックとは、例えばデータベース管理装置100が行うディスク装置ごとの空き容量の問い合わせや、問い合わせにより取得した空き容量と所定の閾値との比較結果に基づいて、ディスクフルエラーを出力したり、次回のチェック周期を設定する処理である。本実施形態では、ディスク装置の空き容量(または使用容量)に応じた周期を設定し、設定した周期でディスク容量チェックを行う。
図5の例において、データベース管理装置100のディスク容量監視スレッド500は、3つの閾値A〜Cとディスク装置の最大書き込みスループットTとを有する設定ファイル162を取得する(図5に示す(1))。また、ディスク容量監視スレッド500は、チェック周期設定部120により設定された周期でOS502へディスク空き容量を問い合わせる(図5に示す(2))。OS502は、ディスク容量監視スレッド500からの空き容量の問い合わせに対して、データベース200に問い合わせを行い(図5に示す(3))、対応するディスク装置の空き容量を取得する(図5に示す(4))。また、OS502は、取得した空き容量をディスク容量監視スレッド500に出力する(図5に示す(5))。なお、OS502は、予め内部メモリ等にディスク装置の空き容量に関する情報を記憶している場合には、その情報をディスク容量監視スレッド500に出力してもよい。
ディスク容量監視スレッド500は、設定ファイル162に設定された閾値Aまたは閾値Bと、現在の空き容量とを比較し、比較結果に基づきエラーチェックフラグ164のチェックフラグを更新する(図5に示す(6))。また、ディスク容量監視スレッド500は、空き容量と閾値とのチェック結果に基づいて、チェック周期設定部120により設定されたチェック周期で、次回の空き容量の確認を行う。
また、処理実行部140は、例えばユーザが発行したSQL要求を処理する。処理実行部140は、1又は複数のSQL要求の数に応じたSQL処理スレッド504を生成し、生成したSQL処理スレッドを実行させる。ここで、処理実行部140は、例えばデータベース200のディスク装置に対する書き込み処理や読み出し処理、および削除処理等のうち、書き込み処理を行うSQL処理スレッドを実行する場合に、エラーチェックフラグ164を読み出す(図5に示す(7))。
また、処理実行部140は、データの書き込み対象のディスク装置のチェックフラグが「TRUE」である場合、データの書き込み処理とともにOS502に対して空き容量の問い合わせを行う(図5に示す(8))。OS502は、SQL処理スレッド504によるディスク装置への書き込み処理があった場合に、データベース200の対象のディスク装置に対する書き込みを行うとともに、空き容量の更新を行う(図5に示す(9))。なお、OS502は、データの削除処理等により空き容量が変更される場合にも、ディスク装置の空き容量の更新を行う。
また、OS502は、ディスク装置への書き込み処理の実行結果と、書き込み処理により更新されたディスク空き容量を取得し(図5に示す(10))、取得した実行結果および空き容量をSQL処理スレッド504に出力する(図5に示す(11))。なお、OS502は、予め内部メモリ等にディスク装置の空き容量に関する情報を記憶している場合には、その情報をSQL処理スレッド504に出力してもよい。
SQL処理スレッド504は、ディスク装置の空き容量が、閾値Cより小さい場合に、ディスクフルエラーを出力する。また、SQL処理スレッド504は、現在のディスク容量が閾値C以上である場合には、ディスクフルエラーを出力しない。なお、ディスクフルエラーは、対象のディスク装置にデータを書き込むことができない場合に発生するエラーである。この場合、処理実行部140は、エラーメッセージをクライアント300の画面に出力してもよい。また、処理実行部140は、ディスク装置の空き容量が増加するように、記憶されているデータの削除や圧縮、移動、ディスク容量の拡張等の処理を実行させてもよい。なお、SQL処理スレッド504による空き容量のチェックを行っている場合でも、ディスク容量監視スレッド500で空き容量のチェックを行ってよい。この場合、ディスク容量監視スレッド500の次のチェック周期は、空き容量が増加するまでの時間を考慮し、すぐにチェックしなくてもよいため、長めの固定値(例えば10秒後等)が設定される。
このように、本実施形態では、ディスク容量監視スレッド500が、SQL処理スレッド504と非同期で空き容量を確認する。また、本実施形態では、ディスク容量監視スレッド500は、空き容量と、容量に関する閾値とを比較した結果に基づいて、空き容量をチェックする周期を変動させる。これにより、より適切なタイミングで空き容量の確認を行うことができ、必要に応じて空き容量に関する注意喚起を行うことができる。
次に、ディスク装置の現在の空き容量と、閾値と、最大書き込みスループットTとの関係に基づく、空き容量のチェック周期の設定内容について、具体的に説明する。例えば、ディスク装置の空き容量が大きい場合は、短い間隔で空き容量をチェックするのは無駄になる。また、空き容量が少ない場合は、短い間隔でチェックした方が、ディスク装置の空き容量の不足を早期に把握することができ、システムエラー等を防止することができる。そこで、本実施形態では、現在の空き容量と、一以上の閾値と、ディスク最大書き込みしスループットTとに基づいて、ディスクチェック周期を設定する。
ここで、チェック周期を設定する場合、空き容量チェックの実行時に、データベース管理装置100のエラー処理が可能な空き容量を残しておく必要がある。しかしながら、エラー処理に関するプロセス数が数十〜数百もあるとともに、データベース管理装置100がエラー処理以外でデータを書き込むこともあるため、ディスク装置全体の書き込みスループットの最大を調べるのは難しい。
そこで、本実施形態では、ディスク容量チェックを、ディスク装置のカタログスペックから取得した最大書き込みスループットT(MB/s)により設定する。このチェック周期は、SQL処理の実行とは非同期(別のタイミング)で実行される周期である。
図6は、チェック周期の第1の設定例を説明するため図である。図6の例では、横軸に時間を示し、縦軸にディスク装置の空き容量を示している。また、図6の例では、ディスク装置の実際の空き容量、および最大書き込みスループットに基づく空き容量の減少の様子を示している。また、図6の例では、チェック周期の1回目から3回目のいずれの場合も、実際の空き容量が閾値Aより大きい場合を示している。
チェック周期設定部120は、書き込み先のディスク装置に対する最大書き込みスループットTに基づいてデータを書き込んだ場合に減少する将来の空き容量が、閾値Aの容量になるまで減少したときの時間(図6に示す時間t1a)をチェック周期(1回目)として設定する。
ここで、周期(1回目)の容量チェックの結果として、実際の空き容量が、閾値Aより大きい場合、チェック周期設定部120は、チェック周期(1回目)におけるチェック時に取得した現在の空き容量を基準に、書き込み先のディスク装置に対する最大書き込みスループットTに基づいて、データを書き込んだ場合に減少する将来の空き容量が、閾値Aの容量になるまで減少したときの時間(図6に示す時間t2a)を次のチェック周期(2回目)として設定する。また同様に、チェック周期設定部120は、チェック周期(2回目)におけるチェック時に取得した実際の空き容量が、閾値Aより大きい場合に、最大書き込みスループットTに基づいてデータを書き込んだ場合に減少する将来の空き容量が、閾値Aの容量になるまで減少したときの時間(図6に示す時間t3a)を次のチェック周期(3回目)として設定する。以下、実際の空き容量が、閾値Aより大きい場合には、同様の処理が行われる。
図7は、チェック周期の第2の設定例を説明するため図である。図7の例では、図6の例と同様に、横軸に時間を示し、縦軸にディスク装置の空き容量を示している。また、図7の例では、ディスク装置の実際の空き容量と、最大書き込みスループットに基づく空き容量の減少と、所定の安全率に基づいてチェック周期を割り引いた様子とを示している。また、図7の例では、チェック周期の1回目から3回目のいずれの場合も、実際の空き容量が閾値A以下で、閾値Bより大きい場合を示している。
図7の例に示すように、例えば、実際の空き容量が閾値A以下であり、且つ、閾値Bより大きい場合、チェック周期設定部120は、書き込み先のディスク装置に対する最大書き込みスループットTに基づいてデータを書き込んだ場合に減少する空き容量が、閾値Bの容量になるまで減少したときの時間(図7に示す時間t1b)を取得する。さらに、チェック周期設定部120は、時間t1bから所定の安全率で割り引いた時間(図7に示すt1b’)をチェック周期(1回目)として設定する。ここで、安全率とは、ディスク容量が閾値B以下になる前に、空き容量チェックを確実に行うことを保証するためのパラメータである。
ここで、周期(1回目)の容量チェックの結果として、実際の空き容量が閾値A以下で、且つ、閾値Bより大きい場合、チェック周期設定部120は、チェック周期(1回目)におけるチェック時に取得した現在の空き容量を基準に、書き込み先のディスク装置に対する最大書き込みスループットTに基づいてデータを書き込んだ場合に減少する空き容量が、閾値Bの容量になるまで減少したときの時間(図7に示す時間t2b)を取得する。さらに、チェック周期設定部120は、時間t2bから所定の安全率で割り引いた時間(図7に示すt2b’)を次のチェック周期(2回目)として設定する。
また同様に、チェック周期設定部120は、チェック周期(2回目)におけるチェック時に取得した実際の空き容量が、閾値A以下であり、且つ閾値Bより大きい場合に、最大書き込みスループットTに基づいてデータを書き込んだ場合に減少する将来の空き容量が、閾値Aの容量になるまで減少したときの時間(図7に示す時間t3b)を取得する。さらに、チェック周期設定部120は、時間t3bから所定の安全率で割り引いた時間(図7に示すt3b’)をチェック周期(3回目)として設定する。以下、実際の空き容量が、閾値A以下であり、且つ閾値Bより大きい場合に、同様の処理が行われる。図6および図7の処理は、チェック周期による空き容量と閾値との関係に基づいて切り替えることができる。なお、上述した図6、図7に示すチェック周期の設定手法は、これに限定されるものではない。
上述した図6、図7に示すように、データベース管理装置100は、実際のディスク装置の空き容量に応じてディスク装置の空き容量のチェック周期を変動させることができる。より具体的には、ディスク装置の空き容量に余裕がある場合にはチェック周期を長くし、空き容量が不足しそうな状況の場合にはチェック周期を短くすることができる。これにより、より適切なタイミングで空き容量に関する注意喚起を行うことができる。また、適切な頻度で空き容量を確認することができるため、データベース管理装置100の監視コストを軽減することができ、処理性能を向上させることができる。
次に、上述した本実施形態におけるデータベース管理装置100における各種処理について、フローチャートを用いて説明する。図8は、チェック周期の設定処理の第1の実施例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、チェック対象のディスク装置の空き容量を、すでに取得しているものとして説明する。
図8の例において、チェック周期設定部120は、ディスク装置の空き容量が閾値Aより大きいか否かを判定する(ステップS100)。空き容量が閾値Aよりも大きい場合、チェック周期設定部120は、現在の空き容量を閾値Aで減算し、減算により得られた値に対し、最大書き込みスループットTで除算した値(”(現在の空き容量−閾値A)/最大書き込みスループットT”)を、次のチェック周期(第1の周期)として設定する(ステップS102)。なお、空き容量が閾値Aよりも大きい場合には、空き容量に余裕がある。そのため、チェック周期設定部120は、ステップS102において、固定値(例えば、1分後等)を次の周期として設定してもよい。
また、空き容量が閾値A以下である場合、チェック周期設定部120は、空き容量が閾値Bより大きいか否かを判定する(ステップS104)。空き容量が閾値Bより大きい場合、チェック周期設定部120は、現在の空き容量を閾値Bで減算し、減算した値に対して、最大書き込みスループットTで除算した値を算出し、さらに算出した値を安全率p(p<1)で乗算した(割り引いた)値(”(現在の空き容量−閾値B)/最大書き込みスループットT×安全率p”)を、次のチェック周期(第2の周期)として設定する(ステップS106)。
また、空き容量が閾値B以下である場合、チェック周期設定部120は、空き容量が閾値Cより大きいか否かを判定する(ステップS108)。空き容量が閾値Cより大きい場合、チェック周期設定部120は、データの書き込み処理を実行するタイミングを、次のチェックを行うタイミングとして設定する(ステップS110)。つまり、ステップS110の処理では、対象のディスク装置に対して、データの書き込みを行うSQL処理スレッドを実行するタイミングを、空き容量の次のチェック周期として設定する。なお、このチェック周期は、非周期的なものであるが、便宜上、第3の周期として説明する。また、第3の周期は、上述したSQL処理スレッドで実行されるチェック周期であるが、容量監視部130でも継続して空き容量のチェックを行ってもよい。その場合、チェック周期設定部120は、例えば固定値(例えば、10秒後等)を容量監視部130における次のチェック周期として設定する。
また、空き容量が閾値C以下である場合は、ディスクフルエラーが出力されるため、チェック周期設定部120は、チェック周期の設定を行わずにチェック周期の設定処理を終了する。
また、データベース管理装置100は、現在の空き容量と各閾値等との差が、所定値未満である場合(例えば、空き容量が閾値に近い場合)、異なる条件で算出した周期同士を比較し、比較結果に基づいて次のチェック周期を設定してもよい。上述した内容をチェック周期の設定処理の第2の実施例として、以下に説明する。
図9は、チェック周期の設定処理の第2の実施例を示すフローチャートである。なお、図9の例においては、上述した第1の周期および第2の周期の算出内容については、上述した内容と同一であるため、ここでの具体的な説明は省略する。
図9の例において、チェック周期設定部120は、ディスク装置の空き容量が閾値Aより大きいか否かを判定する(ステップS200)。空き容量が閾値Aよりも大きい場合、チェック周期設定部120は、空き容量を閾値Aで減算した値(差分値)が、所定値以上か否かを判定する(ステップS202)。空き容量を閾値Aで減算した値が所定値以上である場合、チェック周期設定部120は、上述した第1の周期を次のチェック周期として設定する(ステップS204)。
また、空き容量を閾値Aで減算した値が、所定値未満である場合、チェック周期設定部120は、上述した第1の周期よりも第2の周期が大きいか否かを判定する(ステップS206)。第1の周期が第2の周期よりも大きい場合、チェック周期設定部120は、上述したステップS204と同様に、第1の周期を次のチェック周期として設定する。また、第1の周期が第2の周期以下である場合、チェック周期設定部120は、上述した第2の周期を次のチェック周期として設定する(ステップS208)。つまり、第2の実施例では、空き容量が閾値A近辺である場合に、異なる算出方法で算出された第1の周期と第2の周期とを比較し、周期(間隔)が大きい方の周期を設定する。これにより、適切な周期でディスク装置の空き容量をチェックすることができる。
また、上述したステップS200の処理において、空き容量が閾値A以下である場合、チェック周期設定部120は、空き容量が閾値Bより大きいか否かを判定する(ステップS210)。空き容量が閾値Bより大きい場合、チェック周期設定部120は、空き容量を閾値Bで減算した値(差分値)が、所定値以上であるか否かを判定する(ステップS212)。空き容量を閾値Bで減算した値が、所定値以上である場合、上述したステップS208の処理と同様に、第2の周期を次のチェック周期として設定する。
また、空き容量を閾値Bで減算した値が、所定値未満である場合、チェック周期設定部120は、閾値Bから閾値Cを減算し、減算した値を最大書き込みスループットで除算した値を算出し、さらに算出した値を安全率pで乗算した値(”(閾値B−閾値C)/最大書き込みスループットT×安全率p”)を第4の周期として算出する(ステップS214)。
次に、チェック周期設定部120は、第2の周期が第4の周期より大きいか否かを判定する(ステップS216)。第2の周期が第4の周期より大きい場合、チェック周期設定部120は、上述したステップS208の処理と同様に、第2の周期を次のチェック周期として設定する。また、第2の周期が第4の周期以下である場合、チェック周期設定部120は、第4の周期を次のチェック周期として設定する(ステップS218)。つまり、第2の実施例では、空き容量が閾値B近辺である場合に、異なる算出方法で算出された第2の周期と第4の周期とを比較し、周期(間隔)が大きい方の周期を設定する。これにより、適切な周期でディスク容量をチェックすることができる。
また、上述したステップS210の処理において、空き容量が閾値B以下である場合、チェック周期設定部120は、空き容量が閾値Cより大きいか否かを判定する(ステップS220)。空き容量が閾値Cより大きい場合、チェック周期設定部120は、上述した第3の周期を次のチェック周期として設定する(ステップS222)。
また、空き容量が閾値C以下である場合は、ディスクフルエラーが出力されるため、チェック周期設定部120は、チェック周期の設定を行わずに処理を終了する。上述したように、第2の実施例により、例えば空き容量が、閾値A近辺または閾値B近辺である場合に、異なる手法で算出された周期の比較結果に基づいて次のチェック周期が設定されるため、より適切な周期で容量チェックを行うことができる。
ここで、本実施形態におけるチェック周期の設定例について、具体的に説明する。例えば、閾値A=500[MB]、閾値B=100[MB]、閾値C=10[MB]とし、ディスク装置の最大書き込みスループットT=100[MB/s]とする。また、安全率p=0.5とする。
例えば、ディスク装置の空き容量が2[GB]の場合、次のチェック周期は、上述した設定手法を用いると、“(2[GB]−500[MB])/100[MB/s]”=15秒後となる。また、ディスク装置の空き容量が510[MB]の場合、上述したチェック周期の設定処理の第2の実施例を用いると、閾値A基準の周期が“(510[MB]−500[MB])/100[MB/s]”=0.1[秒]となり、閾値B基準の周期が“(510[MB]−100[MB])/100[MB/s]×0.5”=2.05[秒]となる。したがって、次のチェック周期は、値の大きい2.05秒後となる。
また、ディスク装置の空き容量が200MBの場合、閾値B基準の周期は、“(200[MB]−100[MB])/100[MB/s]×0.5”=0.5秒後となる。また、ディスク装置の空き容量が110[MB]の場合、上述したチェック周期の設定処理の第2の実施例を用いると、閾値B基準の周期は、“(110[MB]−100[MB])/100[MB/s]×0.5”=50[ms]となり、閾値C基準の周期は、“(100[MB]−10[MB])/100[MB/s]×0.5”=450[ms]となる。したがって、次のチェック周期は、値の大きい450ms後となる。なお、上述したチェック周期の算出手法については、これに限定されるものではなく、他の算出手法によりチェック周期を設定してもよい。
次に、容量監視部130における容量監視処理について、フローチャートを用いて説明する。図10は、容量監視処理の一例を示すフローチャートである。図10の例において、容量監視部130は、クライアント300等からのディスク装置の空き容量監視要求を受け付け(ステップS300)、受け付けた要求に基づいて、所定の周期でディスク装置の空き容量を問い合わせる(ステップS302)。次に、容量監視部130は、ディスク装置の空き容量が閾値Bより大きいか否かを判定する(ステップS304)。閾値Bより大きい場合、容量監視部130は、記憶部160に記憶されたエラーチェックフラグ164における対象のディスク装置のチェックフラグを「FALSE」に設定する(ステップS306)。また、空き容量が閾値B以下の場合、エラーチェックフラグ164における対象のディスク装置のチェックフラグを「TRUE」に設定する(ステップS308)。
次に、チェック周期設定部120は、上述したチェック周期の設定処理の第1の実施例または第2の実施例等を用いて、次のチェック周期を設定する(ステップS310)。次に、容量監視部130は、設定されたチェック周期に到達したか否かを判定する(ステップS312)。チェック周期に到達した場合、容量監視部130は、ステップS302の処理に戻り、ディスクの空き容量のチェックを行う。また、チェック周期に到達していない場合、容量監視部130は、クライアント300等からディスク装置の空き容量に対する監視終了要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS314)。監視終了要求を受け付けていない場合、容量監視部130は、ステップS312の処理に戻る。また、監視終了要求を受け付けた場合、容量監視部130は、容量監視処理を終了する。なお、図10に示す処理は、データベース200におけるディスク装置ごとに行ってもよく、全てのディスク装置に対して一括して行ってもよい。また、図10に示す処理は、上述したディスク容量監視スレッドとして実行することができる。
次に、処理実行部140におけるSQL実行処理について、フローチャートを用いて説明する。図11は、SQL実行処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、SQL実行処理の一例として、データベース200にデータを書き込む処理について説明するが、データの読み出し処理等について同様の処理を行ってもよい。図11の例において、処理実行部140は、データの書き込み要求を受け付け(ステップS400)、記憶部160に記憶されたエラーチェックフラグ164から、対象のディスク装置のチェックフラグを参照し、そのチェックフラグが「TRUE」であるか否かを判定する(ステップS402)。エラーチェックフラグが「TRUE」である場合、処理実行部140は、OS(制御部150)等に対し、ディスク装置の空き容量の問い合わせを行う(ステップS404)。
次に、処理実行部140は、空き容量が閾値Cより大きいか否かを判定する(ステップS406)。空き容量が閾値C以下の場合、処理実行部140は、ディスクフルエラーをクライアント300等に出力する(ステップS408)。また、対象のディスク装置のチェックフラグが「FALSE」である場合、または空き容量が閾値Cより大きい場合、OS(制御部150)等に対し、対象のディスク装置にデータの書き込みを要求し、データの書き込みを実行させる(ステップS410)。なお、図11に示す処理は、上述したSQL処理スレッドとして実行することができる。
なお、上述した実施形態において、データベース管理装置100は、データベース200に含まれる各ディスク装置の空き容量に基づく監視を行ったが、これに限定されるものではなく、例えばディスク装置の使用容量(ディスク容量)または使用率等に基づく監視を行ってもよい。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、データを記憶するディスク装置の空き容量を監視する容量監視部130と、容量監視部130により得られるディスク装置の空き容量と、所定書き込み率で書き込まれた場合の将来のディスク装置の空き容量とに基づいて、ディスクフルエラーを出力する制御部150とを持つことにより、より適切なタイミングで空き容量に関する注意喚起を行うことができる。
また、少なくとも一つの実施形態によれば、クライアント300からの要求に基づいて、データを記憶するディスク装置に対するデータの書き込みまたは読み出しを含む処理を実行する処理実行部140と、処理実行部140によるデータの書き込みまたは読み出しを含む処理とは非同期でディスク装置の空き容量を確認する容量監視部130とを持つことにより、データの書き込みまたは読み出し等を行うSQL処理の実行ごとに、システムコールを呼び出して空き容量のチェックを行う必要がないため、SQL処理を高速化することができ、SQL処理に対するレスポンス時間を向上させることができる。したがって、例えば、データベース管理装置100に対してセンサ等を備えた多数のクライアント300から、大量のセンサデータの登録要求がある場合に、監視コストを軽減することができ、処理性能を向上させることができる。また、データベース管理装置100のレスポンスタイムを優先させて処理を行うことができる。また、より適切なタイミングで空き容量に関する注意喚起を行うことができる。
また、少なくとも一つの実施形態によれば、データを記憶するディスク装置の空き容量と、容量に関する閾値とを比較した結果に基づいて、空き容量をチェックする周期を変動させ、変動させた周期で、ディスク装置の空き容量を取得する容量監視部130と、容量監視部130により得られるディスク装置の空き容量に基づいて、ディスクフルエラーを出力する制御部150とを持つことにより、例えば空き容量に余裕がある場合には、チェック周期を長くし、逆に空き容量が不足しそうな状況である場合には、チェック周期を短くすることができる。そのため、監視コストを軽減することができ、処理性能を向上させることができる。また、より適切なタイミングで空き容量に関する注意喚起を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…データベース管理装置、110…設定情報受付部(受付部)、120…チェック周期設定部(周期設定部)、130…容量監視部、140…処理実行部、150…制御部、160…記憶部、162…設定ファイル、164…エラーチェックフラグ、200…データベース、300…クライアント、400…ディスクベンダ、500…ディスク容量監視スレッド、502…OS、504…SQL処理スレッド
Claims (8)
- データを記憶する記憶装置の空き容量を監視する容量監視部と、
前記容量監視部により得られる前記記憶装置の空き容量と、所定書き込み率で書き込まれた場合の将来の前記記憶装置の空き容量とに基づいて、前記空き容量に関する注意喚起情報を出力する制御部と、
前記記憶装置の空き容量に基づいて、前記容量監視部が前記空き容量を確認する周期を設定する周期設定部と、
を備え、
前記周期設定部は、
前記記憶装置の空き容量が第1の閾値より大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第1の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とを用いて、前記空き容量を確認する周期を設定し、
前記空き容量が前記第1の閾値以下である場合において、前記空き容量が、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第2の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とに基づく値を、所定の安全率に基づいて割り引くことにより、前記空き容量を確認する周期を設定する、
データベース管理装置。 - 前記所定書き込み率は、前記記憶装置に対して想定される最大書き込み率である、
請求項1に記載のデータベース管理装置。 - クライアントからの要求に基づいて前記記憶装置に対するデータの書き込みまたは読み出しを含む処理を実行する処理実行部をさらに備え、
前記容量監視部は、前記処理実行部による前記データの書き込みまたは読み出しを含む処理とは非同期で前記空き容量を確認する、
請求項1または2に記載のデータベース管理装置。 - 前記容量監視部および前記処理実行部は、それぞれが非同期で動作するスレッドを起動して動作する、
請求項3に記載のデータベース管理装置。 - 前記周期設定部は、
前記空き容量が、前記第2の閾値以下である場合に、前記記憶装置に対してデータを書き込む処理を実行するタイミングで、前記空き容量を確認するように設定する、
請求項1乃至4のうち、いずれか1項に記載のデータベース管理装置。 - 操作者の入力操作を受け付ける受付部をさらに備え、
前記周期設定部は、前記受付部により受け付けられた一以上の閾値に基づいて、前記容量監視部が前記空き容量を確認する周期を設定する、
請求項1乃至5のうち、いずれか1項に記載のデータベース管理装置。 - データベース管理装置のコンピュータが、
データを記憶する記憶装置の空き容量を監視し、
前記記憶装置の空き容量に基づいて、前記空き容量を確認する周期を設定し、
前記記憶装置の空き容量と、所定書き込み率で書き込まれた場合の将来の前記記憶装置の空き容量とに基づいて、前記空き容量に関する注意喚起情報を出力し、
更に前記空き容量を確認する周期を設定する場合において、前記記憶装置の空き容量が第1の閾値より大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第1の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とを用いて、前記空き容量を確認する周期を設定し、
前記空き容量が前記第1の閾値以下である場合において、前記空き容量が、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第2の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とに基づく値を、所定の安全率に基づいて割り引くことにより、前記空き容量を確認する周期を設定する、
データベース管理方法。 - データベース管理装置のコンピュータに、
データを記憶する記憶装置の空き容量を監視させ、
前記記憶装置の空き容量に基づいて、前記空き容量を確認する周期を設定させ、
前記記憶装置の空き容量と、所定書き込み率で書き込まれた場合の将来の前記記憶装置の空き容量とに基づいて、前記空き容量に関する注意喚起情報を出力させ、
更に前記空き容量を確認する周期を設定させる場合において、前記記憶装置の空き容量が第1の閾値より大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第1の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とを用いて、前記空き容量を確認する周期を設定させ、
前記空き容量が前記第1の閾値以下である場合において、前記空き容量が、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも大きい場合に、前記記憶装置の空き容量と、前記第2の閾値と、前記記憶装置に対して前記所定書き込み率で書き込まれた場合のデータ容量とに基づく値を、所定の安全率に基づいて割り引くことにより、前記空き容量を確認する周期を設定させる、
データベース管理プログラム。
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