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JP6308052B2 - 病院における患者搬送システム - Google Patents
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JP6308052B2 - 病院における患者搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、患者搬送システムに係り、詳しくは病院において自動走行する搬送車で患者を搬送する病院における患者搬送システムに関する。
従来、床に設けた移動目的地への経路を示すガイド手段の情報を検知するガイド検知手段を設け、このガイド手段により検知された位置情報と、設定手段に入力された移動目的地の情報とから、制御手段が医療用ベッドの駆動手段及び操舵手段を制御することにより、医療用ベッドを自走させることが開示されている(特許文献1参照)。
また、病院等の施設内において、目的の部屋まで患者を搬送する電動車両(電動車椅子)が提案されている(特許文献2参照)。この電動車両は、目的の部屋を特定するための部屋情報が記録された記録媒体を読み取る記録読み取り部と、部屋情報に基づいて、車両本体を目的の部屋まで移動させるための移動情報を生成する移動情報生成部と、移動情報に基づいて、車両本体を移動させる移動制御部とを備えている。
患者は、病院に到着すると、受付端末に診察券を挿入する。このとき受付端末では、当該診察券に、診察情報(部屋情報)を書き込む。診察情報とは、患者の行き先となる検査室や診察室などの部屋コードと、その移動順序と、を含む情報である。患者は、この診察情報が書き込まれた診察券を、電動車椅子の診察券挿入口に挿入し、読み取らせることで、自動搬送サービスを受けることができる。
特開2004−222851号公報 特開2011−156057号公報
特許文献1及び特許文献2では、病院内で患者を搬送する搬送車を目的地まで移動させる方法に関しては記載されている。一方、病院で、受付から目的とする診療科まで歩かずに、搬送車で搬送されることを希望する患者は少なくない。また、全ての診療科で患者数が同じとは限らず、診療科によって患者の数が異なり、時間帯によっても患者数が変動する。病院に搬送車を備える場合、適切な台数の搬送車で効率良く希望者を目的地まで搬送する必要がある。ところが、特許文献1及び特許文献2ではこのような観点に関しては何ら記載されていない。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、病院全体として、患者を搬送する搬送車を効率良く利用することができる病院における患者搬送システムを提供することにある。
上記課題を解決する患者搬送システムは、患者を搬送する搬送車を複数台備え、少なくとも総合受付に前記搬送車の待機場所を備えた病院における患者搬送システムである。そして、少なくとも診療日における来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数が記録された病院内のコンピュータと、前記搬送車に無線通信で待機場所を指示する制御コンピュータとを備えている。前記制御コンピュータは、前記病院内のコンピュータに記録された診療日における時間毎の来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づき、前記診療日における前記総合受付の前記待機場所に待機させるべき前記搬送車の台数を演算し、その演算結果と前記搬送車の合計台数とに基づいて前記待機場所に待機させるべき搬送車の台数を配分し、配分された台数に基づいて前記搬送車に待機場所を指示する。
病院における来院患者数は曜日や時間帯によって異なる。また、病院内を搬送車で搬送されることを希望する患者数も一定ではない。そして、病院が備える搬送車の数も限りがある。そのため、来院した患者が総合受付で搬送車による搬送を希望してから、搬送車を総合受付に配車するのでは、搬送車が待機場所から総合受付あるいは診療科受付へ移動するまでの時間が待ち時間に加算される。特に診療開始前に総合受付で待機する患者数は多いため、搬送車による搬送の開始が遅れると混雑が激しくなる。
しかし、制御コンピュータは、病院内のコンピュータに記録された診療日における時間毎の来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づき、診療日における総合受付の待機場所に待機させるべき搬送車の台数を演算する。そして、その演算結果と搬送車の合計台数とに基づいて待機場所に待機させるべき搬送車の台数を配分し、配分された台数に基づいて各搬送車に待機場所を指示する。そのため、来院した患者が受付を行う前に、搬送車による搬送を希望する予定来院者の状況に対応して、総合受付に適正な台数の搬送車が待機した状態で患者の来院を待つことができる。したがって、病院全体として、患者を搬送する搬送車を効率良く利用することができる。
前記コンピュータは、前記病院のホストコンピュータであり、前記制御コンピュータは、前記来院予定人数及び前記各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータを、電子カルテに記録された患者データから取得することが好ましい。病院のホストコンピュータには、電子カルテが記録されており、電子カルテには、患者の基本データ(氏名、住所、年齢、性別、保険証番号、診療科、担当医、診療予約等)、院内処置完了時間、診療科毎の処置人数(混雑状況)等がある。また、ホストコンピュータには、初診患者の来院予定日時及び予定診療科も記録されている。そのため、制御コンピュータは、診療日における総合受付の待機場所に待機させるべき搬送車の台数を演算するための適切なデータを、ホストコンピュータから簡単に入手することができる。
前記総合受付の他に複数の診療科に共通の受付である診療科受付にも待機場所が設けられ、前記制御コンピュータは、診療開始後、前記総合受付の前記待機場所及び前記診療科受付の前記待機場所に待機させるべき前記搬送車の台数を演算し、その演算結果と前記搬送車の合計台数とに基づいて各待機場所に待機すべき搬送車の台数を配分し、配分された台数に基づいて各搬送車に待機場所を指示することが好ましい。
総合受付は各診療科への搬送車による搬送を希望する全ての患者が順番を待つ場所のため、その人数が多く、複数の搬送車が待機可能な待機場所が必須となる。しかし、診療後に診療科の前で搬送車を待つ患者の数は総合受付で待つ患者の数に比べて少ない。そのため、搬送車が診療科の通路に一時的に待機してもさほど支障はない。しかし、病院が大規模の場合は、複数の診療科受付に共通の待機場所を設け、その待機場所に搬送車を待機させれば、診療科で診療が終了した患者を効率良く搬送できるとともに、待機する搬送車が多くなっても通路を通行する人の支障となることが防止される。
前記制御コンピュータは、少なくとも天候と過去の情報に基づいて来院患者数及び来院時間の予想を行い、その予想結果を加味して各待機場所に待機すべき搬送車の台数を配分することが好ましい。診療日における来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数は、あくまでも予定であり、天候によっては予定した来院日あるいは予定した来院時間を患者が変更する場合がある。そのため、過去の来院人数及び来院時間と、天候との関係を調べて、その結果を天候関係データとして制御コンピュータに記録しておく。そして、診療日における天候の情報と天候関係データとから来院予定人数、来院予定時間を予想し、その予想を各待機場所に待機すべき搬送車の台数の配分に反映させれば、天候による来院人数及び来院時間のばらつきに対応することができる。したがって、搬送車のより適切な配車を行うことができ、より効率の良い搬送(配車)を行うことができる。
本発明によれば、病院全体として、患者を搬送する搬送車を効率良く利用することができる。
(a)は患者搬送システムの搬送車の待機場所を示す概略図、(b)は患者搬送システムの概略構成図。 総合受付における患者と待機する搬送車の配置を示す模式図。 別の実施形態を示す模式図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、病院における患者搬送システムは、患者を搬送する搬送車11を複数台備え、病院の総合受付12及び診療科受付13にそれぞれ搬送車11の待機場所14,15を備えている。診療科受付13は、複数の診療科に共通の受付であり、少なくとも診療科がある各階毎に設けられている。
総合受付12の待機場所14は、診療科受付13の待機場所15に比べて多くの数の搬送車11の待機が可能になっている。また、患者搬送システムは、休診日に搬送車11が待機する待機場所(図示せず)を備えている。搬送車11は、例えば、座席に腰掛けた状態の1人の患者Paを搬送する公知の電動車で構成される。また、搬送車11は、無線通信部(図示せず)を備えている。
図1(a)に示すように、総合受付12の待機場所14は、院内通路16が総合受付12の待合スペース12aに連続する部分14a(二点鎖線で囲まれた部分)と、部分14aに連続し、壁17により待合スペース12aと区画された部分14bとで構成されている。診療科受付13の待機場所15は、診療科受付13に面した院内通路16の一部の幅を拡げた状態で設けられている。
図1(b)に示すように、患者搬送システムは、病院のホストコンピュータ20と、搬送車11に待機場所を指示する制御コンピュータ30とを備えている。制御コンピュータ30は、病院のホストコンピュータ20と有線LAN(ローカルエリアネットワーク)18を介して接続されている。
ホストコンピュータ20は、図示しない各診察室に設けられた医療用端末と有線LAN18を介して接続されている。ホストコンピュータ20には各患者の電子カルテが記録されている。電子カルテには、患者の基本データ(氏名、住所、年齢、性別、保険証番号、診療科、担当医、診療予約等)、院内処置完了時間、診療科毎の処置人数(混雑状況)等が記録されている。また、ホストコンピュータ20には、初診患者の来院予定日時及び予定診療科も記録されている。ホストコンピュータ20は、少なくとも診療日における来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数が記録された病院内のコンピュータとして機能する。
制御コンピュータ30は、図示しないCPU及びメモリを有する。制御コンピュータ30は、ホストコンピュータ20に記録された診療日における時間毎の来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づき、診療日における総合受付12の待機場所14及び診療科受付13の待機場所15に待機させるべき搬送車11の台数を演算する。具体的には、制御コンピュータ30は、ホストコンピュータ20に記録された電子カルテのデータから、診療科、診療予約及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータを取得し、そのデータに基づいて、診療日における総合受付12の待機場所14及び診療科受付13の待機場所15に必要な搬送車11の台数を演算する。また、制御コンピュータ30は、その演算結果と、病院が備えている搬送車11の合計台数とに基づいて各待機場所に待機すべき搬送車11の台数を配分し、配分された台数に基づいて各搬送車11に待機場所を指示する。
制御コンピュータ30は、無線通信部19に接続されており、無線通信部19を介して各搬送車11と通信可能になっている。搬送車11は、搭乗する患者が行き先(目的の診療科)を指示するための入力装置を備えている。入力装置は、例えば、診察券を読み取る読み取り部を備え、診察券に記録された診療科を確認する。搬送車11に装備された制御装置は、読み取り装置が目的の診療科を確認すると、搬送車11を目的の診療科に対応する診療科受付13の待機場所15まで移動制御する。
図2に示すように、総合受付12の待合スペース12aには、患者が座る多数の椅子12bが設けられている。また、待合スペース12aには、案内表示ディスプレイ21が設けられている。案内表示ディスプレイ21は、総合受付12の待合スペース12aで椅子12bに座っている人が案内画面を見やすい位置(例えば、前方斜め上方)に設けられている。案内表示ディスプレイ21には、総合受付12で待っている患者に、搬送車11へ搭乗する順番と、現時点で搭乗可能な搬送車11の台数が表示されるようになっている。
次に前記のように構成された患者搬送システムの作用を説明する。患者搬送システムは、病院において自動走行する搬送車11で患者を搬送する。
制御コンピュータ30は、診療日当日の受付開始前に、ホストコンピュータ20から電子カルテのデータと、初診患者の来院予定日時及び予定診療科のデータを入手する。制御コンピュータ30は、診療日における時間毎の来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づき、診療日における総合受付12の待機場所14及び診療科受付13の待機場所15に待機させるべき搬送車11の台数を演算する。制御コンピュータ30は、その演算結果と病院が有する搬送車11の合計台数とに基づいて、両待機場所14,15に待機させるべき、搬送車11の台数を配分し、配分された台数に基づいて各搬送車11に待機場所を指示する。
詳述すると、制御コンピュータ30は、搬送車11に搭乗が許可された患者のうち、当日に来院する患者の診療予約時間、及び来院後の院内処置完了時間と診療科を時間毎に集約し、集約したデータから患者の人数を表データとする。例えば、表1に示す表データを作成する。なお、表1において、総合受付12の来院予定人数を示すN1は、例えば、数十から百未満の数字を示し、N2はそれより小さな数字であり、N3はN2より小さな数字を示す。
次に制御コンピュータ30は、表1のデータから、比例配分して搬送頻度を予測して搬送車11の配車制御を行う。例えば、搬送車11の合計が15台のシステムであれば、表2のような台車数となる。そして、制御コンピュータ30は、その台数に応じて搬送車11を予め各待機場所へ配車しておく。即ち、制御コンピュータ30は、各搬送車11に待機場所を指示し、各搬送車11は指示された待機場所へ移動して待機する。
また、制御コンピュータ30は、表2のデータに基づいて、総合受付12の案内表示ディスプレイ21に、搬送車11に搭乗する患者の順番と、現時点で搭乗可能な搬送車11の台数が表示される。
総合受付12で搬送車11を待つ患者は、案内表示ディスプレイ21の表示を見て、自分が搭乗可能な状態になったか否かを確認し、搭乗可能な状態になると搬送車11に搭乗して、搬送車11に行き先を指示することにより、目的とする診療科受付13まで搬送車11で搬送される。
表1及び表2のデータは、診療日における時間毎の来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づき作成されたものであるため、当日における時間毎の来院人数及び各診療科の時間毎の患者処置人数のデータが変更される場合がある。ホストコンピュータ20は、総合受付12での受付データや各診療科での患者処置人数のデータが予定から変更されると、それらのデータの変更を行う。制御コンピュータ30は、所定周期でホストコンピュータ20のデータの変更に対応して、表1及び表2の変更を行う。
病院における来院患者数は曜日や時間帯によって異なる。また、病院内を搬送車11で搬送されることを希望する患者数も一定ではない。そして、病院が備える搬送車11の数も限りがある。そのため、来院した患者が総合受付12あるいは診療科受付13で搬送車11による搬送を希望してから、搬送車11を総合受付12あるいは診療科受付13に配車するのでは、搬送車11が待機場所から総合受付12あるいは診療科受付13へ移動するまでの時間が待ち時間に加算される。特に診療開始前に総合受付12で待機する患者数は多いため、搬送車11による搬送の開始が遅れると混雑が激しくなる。
しかし、制御コンピュータ30が診療日における時間毎の来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づいて、両待機場所14,15で待機すべき搬送車11の台数を決定し、両待機場所14,15には受付開始前に搬送車11が待機した状態になる。そのため、患者が搬送車11による搬送を待つ待ち時間が短くなる。したがって、病院全体として、患者を搬送する搬送車11を効率良く利用することができる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)患者搬送システムは、患者を搬送する搬送車11を複数台備え、少なくとも総合受付12に搬送車11の待機場所14を備えている。患者搬送システムは、少なくとも診療日における来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数が記録された病院のコンピュータと、搬送車11に無線通信で待機場所を指示する制御コンピュータ30とを備えている。制御コンピュータ30は、コンピュータに記録された診療日における時間毎の来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づき、診療日における総合受付12の待機場所14に待機させるべき搬送車11の台数を演算する。制御コンピュータ30は、その演算結果と搬送車11の合計台数とに基づいて待機場所14に待機すべき搬送車11の台数を配分し、配分された台数に基づいて搬送車11に待機場所を指示する。
この構成によれば、診療日に患者が総合受付12で受付を行う前に、搬送車11が待機場所14に待機した状態になるそのため、総合受付12で患者が搬送車11による搬送を待つ待ち時間が短くなる。したがって、病院全体として、患者を搬送する搬送車11を効率良く利用することができる。
(2)コンピュータは、病院のホストコンピュータ20であり、制御コンピュータ30は、来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数を電子カルテに記録された患者データから取得する。病院のホストコンピュータ20には、電子カルテが記録されており、電子カルテには、患者の基本データ(氏名、住所、年齢、性別、保険証番号、診療科、担当医、診療予約等)、院内処置完了時間、診療科毎の処置人数(混雑状況)等がある。また、ホストコンピュータ20には、初診患者の来院予定日時及び予定診療科も記録されている。そのため、制御コンピュータ30は、診療日における総合受付12の待機場所14に待機させるべき搬送車11の台数を演算するためのデータを、ホストコンピュータ20から簡単に入手することができる。
(3)総合受付12の待機場所14の他に、複数の診療科に共通の受付である診療科受付13にも待機場所15が設けられ、制御コンピュータ30は、診療開始後、総合受付12の待機場所14及び診療科受付13の待機場所15に待機させるべき搬送車11の台数を演算し、その演算結果と搬送車11の合計台数とに基づいて各待機場所14,15に待機すべき搬送車11の台数を配分し、配分された台数に基づいて各搬送車11に待機場所を指示する。
総合受付12は搬送車11による搬送を希望するすべての患者が先ず、順番を待つ場所のため、その人数が多く、複数の搬送車11が待機可能な待機場所14が必要になる。しかし、診療後に診療科の前で搬送車11を待つ患者の数は、総合受付12で待つ患者の数に比べて少ない。そのため、搬送車11が診療科の通路に一時的に待機してもさほど支障はない。しかし、病院が大規模の場合は、複数の診療科受付13に共通の待機場所15を設け、その待機場所15に搬送車11を待機させれば、診療科で診療が終了した患者を効率良く搬送できるとともに、待機する搬送車11が多くなっても通路を通行する人の支障となることが防止される。
(4)総合受付12の待合スペース12aには、案内表示ディスプレイ21が設けられ、案内表示ディスプレイ21には、総合受付12で搬送車11を待つ患者に、搬送車11に搭乗する順番と、現時点で搭乗可能な搬送車11の台数が表示される。したがって、総合受付12で搬送車11を待つ患者は、案内表示ディスプレイ21の表示を見て、自分が搬送車11に搭乗してもよいか否かを容易に判断することができる。
(5)制御コンピュータ30は、総合受付12の待機場所14及び診療科受付13の待機場所15に待機させる搬送車11の台数を演算する際、総合受付12の受付開始後あるいは診療開始後は、時間毎の来院人数及び各診療科の時間毎の患者処置人数のデータが予定から変更されると、それらのデータの変更に対応して表1及び表2の変更を行う。この構成によれば、より正確に搬送車11の待機場所を搬送車11に指示することが可能になり、搬送車11をより効率良く利用することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 制御コンピュータ30は、少なくとも天候と過去の情報に基づいて来院患者数及び来院時間の予想を行い、その予想結果を加味して各待機場所に待機すべき搬送車11の台数を配分してもよい。診療日における来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数は、あくまでも予定であり、天候によっては予定した来院日あるいは予定した来院時間を患者が当日になって変更する場合がある。そのため、過去の来院人数及び来院時間と、天候との関係を調べて、その結果を天候関係データとして制御コンピュータ30に記録しておく。そして、例えば、インターネットを通じて天候の情報を取得し、その情報と天候関係データとから来院予定人数、来院予定時間を予想し、その予想を各待機場所に待機すべき搬送車11の台数の配分に反映させれば、天候による来院人数のばらつきに対応することができる。例えば、悪天候時に来院数が少ないという統計があるならば、搬送車11を待機場所14に余分に配車することを抑制することができる。したがって、搬送車11のより適切な配車を行うことができ、より効率の良い搬送(配車)を行うことができる。
○ 患者搬送システムは、病院内のみで患者を搬送する場合に限らず、院内と院外とを連結した状態で患者を搬送するようにしてもよい。例えば、図3に示すように、病院の制御コンピュータ30によりタクシー会社の配車コンピュータ25と連携するとともに、病院の建物23の外にタクシー26が待機するタクシー待機エリア27を設ける。そして、患者は搬送車11の利用希望の際に、タクシーで病院に着いた位置から搬送車11に搭乗したい旨と、診療終了後に、搬送車11にタクシー待機位置まで搭乗したい旨とを知らせる。その場合、制御コンピュータ30は、搬送車11に対して総合受付12の待機場所14に代えてタクシー待機エリア27を待機場所にするように指示する。
その結果、例えば、身体に障害があってタクシー26を使って来院した患者は、タクシー26を降りた後、搬送車11に乗り換えることで、自ら歩行することなく搬送車11に搬送されるため、身体に負担がかからなくてすむ。また、制御コンピュータ30は、患者がタクシー26に乗って病院に着く時間を配車コンピュータ25から取得し、
タクシー26が病院に到着するときまでに、搬送車11をタクシー待機エリア27の近くに待機させておく。そのため、患者は待ち時間なく搬送車11に乗り換えることが可能になる。
また、制御コンピュータ30は、受診後の患者がタクシー26を利用する場合、患者を搬送する搬送車11がタクシー待機エリア27に到着する予定時間を配車コンピュータ25に連絡する。配車コンピュータ25は、搬送車11がタクシー待機エリア27に到着した後、待ち時間が少なくなるようにタクシー26をタクシー待機エリア27へ向かうように指示する。したがって、患者は、搬送車11を降りるタクシー26に乗り換えることができ、帰りも身体に負担がかからなくてすむ。即ち、制御コンピュータ30と配車コンピュータ25とが連携することで、搬送車11は、タクシー26を利用する患者を待ち時間がない状態で院内と院外とを搬送することができる。
○ 患者が搬送車11に目的の診療科を知らせる方法は、診察券を搬送車11に装備された診察券の読み取り部に読み取らせる方法に限らない。例えば、患者を特定するデータを搬送車11の入力装置に入力すると、搬送車11が制御コンピュータ30にそのデータを送信して、制御コンピュータ30が目的の診療科を搬送車11に支持するようにしてもよい。
○ 搬送車11は一人乗りに限らず、例えば、二人乗りであってもよい。
Pa…患者、11…搬送車、12…総合受付、13…診療科受付、14,15…待機場所、20…ホストコンピュータ、30…制御コンピュータ。

Claims (4)

  1. 患者を搬送する搬送車を複数台備え、少なくとも総合受付及び診療科受付に前記搬送車の待機場所を備えた病院における患者搬送システムであって、
    少なくとも診療日における来院予定人数、来院予定時間、各診療科の時間毎の患者処置予定人数が記録された病院内のコンピュータと、前記搬送車に無線通信で待機場所を指示する制御コンピュータとを備え、
    前記制御コンピュータは、前記病院内のコンピュータに記録された診療日における時間毎の来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータに基づき、前記診療日における前記総合受付の前記待機場所に待機させるべき前記搬送車の台数を演算し、その演算結果と前記搬送車の合計台数とに基づいて前記待機場所に待機させるべき搬送車の台数を配分し、配分された台数に基づいて前記搬送車に待機場所を指示することを特徴とする病院における患者搬送システム。
  2. 前記コンピュータは、前記病院のホストコンピュータであり、前記制御コンピュータは、前記来院予定人数及び各診療科の時間毎の患者処置予定人数のデータを、電子カルテに記録された患者データから取得する請求項1に記載の病院における患者搬送システム。
  3. 前記総合受付の他に複数の診療科に共通の受付である診療科受付にも待機場所が設けられ、前記制御コンピュータは、診療開始後、前記総合受付の前記待機場所及び前記診療科受付の前記待機場所に待機させるべき前記搬送車の台数を演算し、その演算結果と前記搬送車の合計台数とに基づいて各待機場所に待機すべき搬送車の台数を配分し、配分された台数に基づいて各搬送車に待機場所を指示する請求項1又は請求項2に記載の病院における患者搬送システム。
  4. 前記制御コンピュータは、少なくとも天候と過去の情報に基づいて来院患者の予想を行い、その予想結果を加味して各待機場所に待機すべき搬送車の台数を配分する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の病院における患者搬送システム。
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