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JP6308779B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置が普及している。これらの画像形成装置では、薄紙から厚紙、コート紙など、複数の種類のシートを、高い生産性(単位時間当りの画像形成枚数)を保ちながら出力可能とすることが求められる。更には、長期間の使用によっても品質の変わらない高い耐久性が求められている。
画像形成装置には、未定着トナーが載ったシートを転写部から定着部へ搬送するために、吸引孔が形成されていて、シートを吸引して搬送する搬送ベルトが備えられているものがある(特許文献1、2参照)。
特開2008−203767号公報 特開2011−123417号公報
ここで、搬送ベルトがシートを搬送する方向と交差するシート幅方向に寄ってしまうことがある。搬送ベルト寄ってしまうことに起因した不具合が生じてしまうことを防ぐために、搬送ベルトの端と接することで搬送ベルトの寄りを規制する規制壁(規制部)を設けることが考えられる。
規制壁を設けた場合、搬送ベルトの端が規制壁に接触した状態で駆動し続けると、搬送ベルトと規制壁との間での摩擦により発生する摩擦熱により規制壁が昇温する。一方、転写部の近傍ではトナーが飛散しているので搬送ベルトに付着したトナーが規制壁に貯まる。そして、搬送ベルトの回転を停止させたとき、規制壁の昇温に起因して、トナーが規制壁に固着する。トナーが固着すると、トナーによって搬送ベルトが規制壁に貼り付いてしまことがあり、搬送ベルトが規制壁に貼りつくと、搬送ベルトの回転を再開する時に動作不良を引き起こす虞がある。また、規制壁に固着したトナーの汚れは、搬送ベルトと摺擦する際に飛散し、シートに付着して画像不良になる虞があった。
本発明の目的は、ベルトの寄りを規制部で規制しつつ規制部の昇温を防止することである。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成されるシートを搬送するベルトと、前記ベルトの吸引孔を流れるようにエアを吸引でき、シートを前記ベルトにさせるための第1ファンと、を含んでいるシート搬送装置と、前記ベルトの端に接することで前記ベルトの寄りを規制する規制部と、前記規制部が設けられた放熱部材と、前記シート搬送装置へ向かって吹き出されるエアフローを発生する第2ファンと、を有し、前記第2ファンによって発生したエアフローによって前記放熱部材が冷却されることを特徴とする。
本発明によれば、ベルトの寄りを規制する規制部の昇温を防止することで昇温を原因とした不具合を防ぐことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である高速モノクロプリンタの概略構成を示す図。 シート搬送装置の構成を説明する断面図。 シート搬送装置の平面図。 シート搬送装置に設けられた駆動ローラのクラウン形状部に張架されたベルトにかかる力の関係を説明する図。 本発明の第1の実施形態のシート搬送装置の断面図。 図5のE−E断面図。 本発明の第1の実施形態のシート搬送装置で、放熱部材取り外し状態の概略斜視図。 (a)は本発明の第2の実施形態のシート搬送装置の断面図。(b)は本発明の第2の実施形態のシート搬送装置の吸引ファンの上方から見た断面図。 本発明の第3の実施形態のシート搬送装置の断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例である高速モノクロプリンタの概略構成を示す図である。図1において、100は高速モノクロプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。
プリンタ本体100には、シートS上に画像を形成する画像形成部106(画像形成手段)、画像形成部106にシートSを給送する給紙部103が設けられている。
画像形成部106には、感光体ドラム1、感光体ドラム1に潜像を形成するレーザスキャナーユニット15、コロナ帯電器2、トナーを収納し潜像を現像する現像装置3、1次転写ローラ6、トナー回収装置5等が設けられている。なお、感光体ドラム1は、帯電極性が負極性の感光層を表面に形成した金属円筒で構成され、矢印R1方向に回転する。
画像形成部106には、感光体ドラム1に形成されたトナー像が一次転写される中間転写ベルト4と、中間転写ベルト4のトナー像をシートSに二次転写するための2次転写ローラ7とが設けられている。
給紙部103は、シートSを収容するシート収納部9及びシート収納部9に収納されたシートSを給送する給送部材10aや搬送部材9aを備えている。
次に、プリンタ本体100の動作について説明する。
まず、レーザスキャナーユニット15から、シートSに形成する画像に応じたレーザ光をコロナ帯電器2により予め帯電された感光体ドラム1に照射する。これにより、感光体ドラム上に静電潜像が形成される。次に、静電潜像を現像装置3により現像することにより、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。そして、感光体ドラム1に形成されたトナー像は1次転写部T1において、1次転写ローラ6により中間転写ベルト4に一次転写される。
一方、不図示のコントローラから給紙信号が給紙部103に出力されると、給送部材10aによりシート収納部9からシートSが給送される。この後、給送されたシートSはレジストレーションローラ16に搬送された後、レジストレーションローラ16により、中間転写ベルト4上のトナー像にタイミングを合わせて、中間転写ベルト4と2次転写ローラ7とにより構成される2次転写部T2に搬送される。
次に、2次転写部T2に送られたシートS上に、中間転写ベルト4上に一次転写されていたトナー像が転写される。この後、シートSは無端ベルトによりシートを吸着して搬送するシート搬送装置18によって2次転写部T2から定着部である定着装置17へ受け渡される。シートSは、定着装置17内の加圧ローラ19、定着ローラ20からなる定着ニップ部F1で加熱加圧を受けて表面にトナー像が定着された後、排出ローラ105によりプリンタ本体100から排出される。
図2は、シート搬送装置18およびその周辺部の構成を説明する断面図である。図3は、シート搬送装置18の平面図である。
図2及び図3に示すように、シート搬送装置18は、無数の孔(吸引孔)を有する4本の搬送ベルト181〜184と、搬送ベルト181〜184が張架される駆動ローラ18a、従動ローラ18b、18c、18dを備えている。4本のローラ18a〜18dは、前側板132及び後側板131により回転自在に支持されている。搬送ベルト181〜184は、弾性体であり、その張力によって4本のローラ18a〜18dに圧接することにより、駆動ローラ18aの駆動伝達が確実に行われ、4本のローラ18a〜18dの周りを回転する。
108は、搬送ベルト181〜184の内側に設置された搬送フレームである。搬送フレーム108は、熱伝導性の良い材料(例えば、鉄、アルミ)で構成されている。搬送フレーム108により前側板132及び後側板131が支持される。搬送フレーム108の内部には吸引ファン115が設置されている。吸引ファン115は、搬送ベルト181〜184の上方から搬送ベルト181〜184の吸引孔を介して下方へ流れる気流を発生させる。そして、シートSが通紙される際、シートSは搬送ベルト181〜184が有する孔を介して図中矢印B方向へ吸引ファン115によって吸引されるエアにより搬送ベルト181〜184に吸着される。なお、吸引ファン115は、吸い込んだ風を画像形成装置の奥側へ排気する。
搬送フレーム108には、回動部材としてのシート検知センサフラグ190が回動自在に支持される。図3に示したようにシート検知センサフラグ190はシート搬送方向と交差するシート幅方向における中央に配置される。シート搬送方向Dに搬送されるシートに押されることでシート検知センサフラグ190が回動すると、搬送フレーム108に設けられたシート検知センサ191が、シートが到達したことを示す信号を出力する。シート検知センサ191からの信号に基づいて画像形成装置のコントローラ(不図示)はJAMの判断を行う。
図2において、2次転写部T2とシート搬送装置18との間には、2次転写部T2を抜けたシートSのシート搬送挙動を安定させるための転写出口ガイド101が設けられている。シート搬送装置18と定着ニップ部F1との間には、矢印E方向に回転する定着ローラ20と加圧ローラ19の定着ニップ部F1に突入するシートSの挙動を安定させるための定着入口ガイド102が設けられている。
不図示の駆動モータからの駆動が伝達ベルト124を介して駆動ローラ18aに伝達されることにより駆動ローラ18aが回転し、これにより搬送ベルト181〜184が図中矢印A方向へ移動する。そして、吸引ファン115によるエア吸着及び搬送ベルト181〜184の移動により、シートSは搬送ベルト181〜184上に吸引されながら搬送ベルト181〜184によって定着装置17へ搬送される。
搬送フレーム108、搬送ベルト181〜184、吸引ファン115、駆動ローラ18a、従動ローラ18b、18c、18dを備えたシート搬送装置18は、ベルト搬送ユニットとしてユニット化されている。そして、ユニット化されたシート搬送装置18は、画像形成装置の本体から取り外されて(若しくは引き出されて)、メンテナンス(シート検知センサ191や搬送ベルト181〜184の交換)が行われる。
ところで、図4で示したように4本のローラ18a〜18dの搬送ベルト181〜184が張架される領域はクラウン形状となっている。搬送ベルト181及びローラ18a〜18d回転時において、例えば図4に示すように、搬送ベルト181がクラウン形状の中央部Cから左側へずれていると以下のように搬送ベルトに力が加わる。即ち、搬送ベルト181の左端部の領域が内側へ移動する力をFl、搬送ベルト181の右端部の領域が内側へ移動する力をFrとした時に、Fl>Frとなる。Fl>Frとなるのは、搬送ベルトの張力がローラ斜面に沿って働いているため、斜面へのかかり量が多い領域ではより内側へ移動する力が働くためである。なお、この力Fl(またはFr)は、搬送ベルト181とローラ18a〜18dとの間の摩擦係数μと張力Nの積であらわされる。そして、この力の差Fl−Frが、搬送ベルト181を右側(中央側)へ移動させる力になり、この力の差Fl−Frにより搬送ベルト181は右側へ移動する。この後、搬送ベルト181が右側へ移動すると、力の差Fl−Frが小さくなり、やがて0になる。
このように力の差Fl−Frが0になると、すなわち搬送ベルト181がFl=Frとなる位置まで移動すると、搬送ベルト181は幅方向への移動を停止し、安定する。この自動的に搬送ベルトをローラの中央に調芯する力Fl(=μN)を自動調芯力と呼ぶ。
以上説明したようにローラ18a〜18dにクラウン形状を設けることにより、搬送ベルト181〜184を、ローラ18a〜18dのクラウン形状の中央部Cへ移動させることができる。最終的に、駆動ローラ18a、従動ローラ18b、18c、18dの軸線が平行である場合、搬送ベルト181〜184は4本のローラ18a〜18dのクラウン形状の中央部Cで安定する。
しかしながら、搬送フレーム108の加工上のバラツキや、搬送フレーム108と前側板132及び後側板131の組み付け時のばらつき等で、ローラ18a〜18dの軸線の低い場合がある。この場合、搬送ベルト181が安定する調芯位置に個体差が発生する。また、搬送ベルト181の製造工程における熱のバラツキや成形型の寸法のバラツキにより、搬送ベルト181の周長や張力にはバラツキが発生し、これらの原因によっても調芯位置に個体差が発生じる。また、搬送ベルト181では、4本のローラ18a〜18dに張架され、4本のローラの周りの回転を繰り返すことで、塑性伸びが発生し、その周長や張力が変化してしまう。さらに、吸引ファン115により飛散トナーや紙粉が吸引されるので、搬送ベルト181〜184とローラ18a〜18dの間に飛散トナーや紙粉が付着する。搬送ベルト181〜184とローラ18a〜18dの間に飛散トナーや紙粉が付着すると、搬送ベルト181〜184とローラ18a〜18dのとの間の摩擦係数μが低下する。搬送ベルト181〜184とローラ18a〜18dのとの間の摩擦係数μが低下と、自動調芯力Flが低下するので、搬送ベルトの調芯位置が安定し難くなる。
その結果、搬送ベルトは、シート幅方向におけるどちらかの方向へ寄ってしまう。そして、例えば、搬送ベルト182、183の端がシート検知センサフラグ190に接触してシート検知センサフラグ190を回動させると、誤ったJAMをしてしまう。なお、本実施の形態においては、4本のローラに張架されているが、2本以上のローラに張架されているシート搬送装置においても同様の現象が発生し得る。
搬送ベルト181〜184の寄りを防止するために搬送ベルト181〜184と接してベルトの寄りを規制する規制壁を設けることが考えられる。規制壁を設けると、ベルト寄り発生時の搬送ベルトとの摩擦で規制壁が昇温する。規制壁が昇温することによって、例えば以下の不具合が生じる虞がある。
即ち、機内で飛散したトナーが規制壁に固着し、固着したトナーが接着剤のように作用して搬送ベルトが規制壁に貼りつく。搬送ベルトが規制壁に貼りつくことで搬送ベルトの回転動作に不良が生じる。また、トナーの固着により摩擦抵抗が増大し、搬送ベルトが削れて、削れ粉が発生する。削れ粉がシートに付着し画像を汚染する。また、削れ粉の発生によって搬送ベルトが波打ち、シートの挙動が不安定になってトナーの転写に悪影響を及ぼしたり、場合によってはJAMになったりする。また、削れが発生すると搬送ベルト寿命が短くなり、搬送ベルトが破れて搬送できなくなる。
そこで、規制壁によって搬送ベルトの寄りを規制しつつ規制壁の昇温を防ぐために、本実施形態では以下の構成を備えている。
図5は本発明の第1の実施形態を示したシート搬送装置18およびその周辺部の概略断面である。図6は、図5のE−E方向断面図である。図7は、シート搬送装置18を下方から見たとき斜視図である。
図5乃至図7に示した、規制壁300aが、搬送ベルト182、183の端と接することで、搬送ベルト182、183がシート幅方向に寄るのを規制している。
図5に示したように、シート搬送装置18の下方には、シート搬送装置18へ向けて風Wを送る送風手段としての冷却ファン(外部ファンとしての)116が配置されている。搬送フレーム108には、冷却ファン116からの風Wが当たるように、冷却ファン116が発生させたエアフロー内に放熱部材300が配置されている。
そして、規制壁(規制部)300aは、冷却ファン116によって送風される放熱部材300に設けられている。放熱部材300の材質は、熱伝導性の良い金属(例えば、熱伝導率10[W/mK]以上の鉄、アルミなど)が望ましい。
図6や図7に示すように、規制壁300aは、シート幅方向における中央の2つの搬送ベルト182、183が中央側へ寄るのを規制するために配置されている。図6に詳しく示したように、規制壁300aのシート幅方向の位置は、初期状態で、搬送ベルト182、183が上述した自動調芯力で釣り合っている状態のベルト端部位置と、シート検知センサフラグ190の幅方向端面との間(図中F)に配置している。このように配置することで、搬送ベルト182、183がシート検知センサフラグ190の領域まで寄って、搬送ベルト182、183がシート検知センサフラグ190を回動させてしまうことが防がれる。よって、搬送ベルト182、183がシート検知センサフラグ190を回動させてしまうことによる、誤ったJAM判断が防止される。
図7に示すように、規制壁300aを設けた放熱部材300は、シート搬送装置18の搬送フレーム108に着脱自在であって、ビス309によって搬送フレーム108に固定される。放熱部材300は、搬送ベルト181、182、183、184をシート搬送装置18から外すことなく搬送フレーム108に着脱可能に配置されている。
図6で示したように、放熱部材300は、外部ファンとしての冷却ファン116からの風でシート搬送装置18内の吸引ファン115をも冷却できるように、風を案内する案内部300bを有している。即ち、冷却ファン116からの風を案内部300bがシート搬送装置18の内部へ案内する。
以上の構成による作用、効果を以下で説明する。
放熱部材300として熱伝導性の良い金属を用いることで、冷却ファン116からの風のあたる個所(案内部300b)から、摩擦熱の発生する規制壁300aまでの熱伝導性がよくなり、規制壁300aで生じた熱を放熱しやすくできる。その結果、搬送ベルト182、183が規制壁300aと摺擦しても、摩擦熱による温度上昇を原因とした、トナーやベルトの削れ粉の規制壁への固着を防止できる。その結果、固着したトナーやベルトの削れ粉による搬送ベルト182、183の動作不良を防止できる。
冷却ファン116からの風Wを案内部300bによってシート搬送装置18内へ案内している。よって、発熱する定着装置17の近傍にあるエアを吸引しているシート搬送装置18の内部の部品が冷却ファン116によって冷却される。シート搬送装置18内が冷却されるので、過昇温によってシート搬送装置18に配置された電気部品(吸引ファン115)が誤動作してしまうことを防げる。冷却ファン116からの風Wを放熱部材300の案内部300bによってシート搬送装置18内へ案内しているので、シート搬送装置18の吸引ファン115の冷却と放熱部材300の放熱の促進とを冷却ファン116が兼ねている。
なお、ここでは冷却ファン116の冷却対象の電気部品として吸引ファン115を例示しているが、例えばシート検知センサ191を冷却するために風をシート検知センサ191に案内してもよい。
また、図7を用いて説明したように、シート搬送装置18の搬送ベルト181、182、183、184をシート搬送装置18から外すことなく放熱部材300をシート搬送装置18に着脱可能に配置している。シート搬送装置18から外すことなく放熱部材300を取り外すことができることによって、シート搬送装置18内に配置された電気部品(例えば、シート検知センサ191)の交換が容易になる。つまり、放熱部材300をシート搬送装置18から取り外すことで、搬送ベルトを取り外すことなくシート検知センサ191の交換をすることができる。
本実施形態では、搬送ベルト182、183の間に規制壁300aを設けているが、搬送ベルト181、182、183、184の間のどの位置に配置してもよい。その際にも、冷却ファン116からの風が放熱部材300にあたるように、冷却ファン116用のダクトを形成しておけばよい。
放熱部材300と搬送ベルト182、183との摩擦熱の発生を抑えるために以下のように構成してもよい。放熱部材300における、搬送ベルト182、183の端との接触面に、搬送ベルト182、183との摩擦係数μを低く(例えば、μ=0.3以下)なるように、薄い(例えば、0.2mm厚)樹脂製のシート材を配置する。つまり、搬送ベルト182、183との摩擦係数が、放熱部材300よりも低いシート材を規制壁300aに取り付けて、規制壁300とシート材とで規制部を構成する。または、規制壁300aの、搬送ベルト182、183の端との接触面に、摩擦係数が低下するようにメッキを施す。このように搬送ベルト182、183の端と規制壁300aとの間の摩擦抵抗を下げる。その結果、熱伝導性を落とさずに発生する摩擦熱も抑えられるため、冷却のためのファンの出力を抑え、省電力の画像形成装置を提供することが可能となる。
(第2実施形態)
図8aは第2の実施形態を示すシート搬送装置の断面図である。図8bは第2の実施形態のシート搬送装置の吸引ファンの上方から見た断面である。
規制壁300aを設けた金属製の放熱部材300が、シート搬送装置18内に配置された吸引ファン115からの風Wが当たるように、送風手段としての吸引ファン115によって発生されるエアフロー内に配置されている。詳細には、吸引ファン115によって搬送ベルト181〜184の上方から吸い込まれた風が吸引ファン115から吐き出されるときの風W(排気流)に放熱部材300が当たるように放熱部材300を配置している。
吸引ファン115が吸い込む風Wの温度が低い(例えば、40℃以下)画像形成装置においては、吸引ファン115が生じた風Wを放熱に利用することで、規制壁300aの温度上昇を防ぐことができる。その結果、第1実施形態のように冷却用のファンをシート搬送装置18の外部に設けなくてよいので、部品点数の削減につながり、搬送ベルト寄りを抑えるだけでなく、コストを抑えた画像形成装置を提供できる。
以上説明した第1、第2実施形態では、搬送ベルト182,183を、ローラを介して支持している搬送フレーム108に放熱部材300を取り付けている。したがって、規制壁300aを有する放熱部材300の幅方向の位置精度が高くなり、ベルト寄り発生時の搬送ベルトの端部の位置を精度よく規制しつつ、規制壁300aで生じた熱の放熱をおこなうことが可能となる。
なお、送風手段としてファン(羽が回転することで気流を発生するもの)を例示したが、放熱部材に風を送るものであれば羽を備えたものに限らない。
(第3実施形態)
図9は、第3の実施形態を示す図である。シート搬送装置18の外部にある、冷却ファン116の風路を規制する金属製のダクト301に、搬送ベルト182、183のシート幅方向の寄りを規制する規制壁301aを設けている。規制壁301aを備えた金属製のダクト(放熱部材)301は、シート搬送装置18を着脱自在に備えた画像形成装置の本体に設けられる。
このようにすることで、メンテナンス(偶発故障による吸引ファンの交換や、寿命劣化による搬送ベルト181,182,183,184の交換)の際、規制壁を設けた部材を取りはずす手間が省ける。即ち、画像形成装置の本体から、ユニット化されたシート搬送装置18を取り外すと、規制壁301aを備えた金属製のダクト301から分離される。よって、第1、第2実施形態のようにシート搬送装置18から放熱部材300を外してメンテナンスするものと比較してメンテナンス時の手間が省ける。
また、本実施形態では、規制壁301aの重力方向下側に飛散防止壁302を設けている。飛散防止壁302が、規制壁301aに貯まって落下する飛散トナーが飛散することを防ぐ。飛散防止壁302によって、固着しないで規制壁301aに貯まってくる機内飛散トナーなどの汚れが、シート搬送経路内に飛散してメディアに付着し、画像不良になるのを防止することができる。トナーの飛散が防がれるので、清掃個所を少なくすることが可能となる。その結果、搬送ベルトの寄りを抑えるだけでなく、清掃時間も短縮することができ、高耐久のシート搬送装置18が実現できる。
1,3,4,6,15 画像形成部
18 シート搬送装置
108 搬送フレーム
108a,108b 吸引孔
115 吸引ファン
116 冷却ファン
181,182,183,184 搬送ベルト
190 シート検知センサフラグ
191 シート検知センサ
S シート
T2 転写部(二次転写部)
300,301 放熱部材
300a、301a 規制壁
300b 風路案内部
302 飛散防止壁
D シート搬送方向

Claims (10)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成されるシートを搬送するベルトと、前記ベルトの吸引孔を流れるようにエアを吸引でき、シートを前記ベルトにさせるための第1ファンと、を含んでいるシート搬送装置と、
    前記ベルトの端に接することで前記ベルトの寄りを規制する規制部と、
    前記規制部が設けられた放熱部材と、
    前記シート搬送装置へ向かって吹き出されるエアフローを発生する第2ファンと、を有し、
    前記第2ファンによって発生したエアフローによって前記放熱部材が冷却されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記放熱部材は、前記第2ファンからの風を前記第1ファンへ案内する案内部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シート搬送装置は、前記ベルトによって搬送されるシートを検知するためにセンサを有し、
    前記放熱部材は、前記第2ファンからの風を前記センサへ案内する案内部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    吸引孔を有したベルトを含み、前記画像形成手段によって画像が形成されるシートを搬送するシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置へ向かうエアフローを発生するファンと、
    前記ベルトの端に接することで前記ベルトの寄りを規制する規制部と、
    前記規制部が設けられ、前記ファンによって送風される放熱部材と、
    前記シート搬送装置に設けられ、前記ベルトによって搬送されるシートを検知するためにセンサと、を有し、
    前記放熱部材は、前記ファンからの風を前記センサへ案内する案内部を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記放熱部材は、前記ベルトを前記シート搬送装置から外すことなく、前記シート搬送装置に着脱可能に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記シート搬送装置は、前記ベルトの内側に配置され、前記ベルトが張架されたローラを介して前記ベルトを支持するフレームを有し、前記フレームに前記放熱部材が取り付けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記放熱部材は、前記シート搬送装置を支持する画像形成装置の本体に、取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記シート搬送装置は、前記ベルトによって搬送されるシートを検知するために押されて回動する回動部材を有し、前記規制部は前記ベルトが前記回動部材に接しないように前記ベルトの寄りを規制することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記放熱部材が金属であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段は、トナーをシートに転写する転写部と、前記転写部によってシートに転写されたトナーをシートに定着する定着部と、を備え、
    前記シート搬送装置は、前記転写部から前記定着部へシートを搬送することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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