JP6311474B2 - 液滴検出装置 - Google Patents
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Description
そこで、記録ヘッドからの液滴吐出状態を検出する液滴吐出状態検出装置として、記録ヘッドのノズル列の一端からノズル列に沿ってレーザ光を射出し、他端にレーザ光の光軸からずれた位置に受光手段を配置して液滴吐出の有無を検出する前方散乱光方式の技術が知られている。前方散乱光方式の液滴検出の技術についてより具体的には、ノズル列の一端から射出されたレーザ光は、液滴内部での屈折、反射、及び液滴周囲での回折により散乱光が生じるため、この散乱光を受光手段が受光することで液滴吐出の有無が検出できる。
しかしながら特許文献1で開示された構成では、前述したヘッドアレイに面する保護部材表面に多数のミストが付着し続け、マージして大きな液滴となり、保護部材表面に設けられた光学部品としての開口稜線に付着し、乾燥固着することで発光、受光を妨げる問題は解消できていない。また、開口から排出された空気の流れによりノズル列端部付近の液滴吐出状態に影響があるという問題についても特許文献1で開示された構成では解消できていない。
本発明に係る液滴検知装置によれば、発光および受光を遮る箇所に液滴・ミストが付着することを防ぐことができ、また、ノズル列の端部付近の液滴吐出状態に対して送風の影響を減らすことができるので、ミストが存在する環境においても安定した吐出検知ができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態であるインクジェット記録装置における構成を示す概略図である。
実施の形態にかかる画像形成装置は、搬送部4によって搬送される記録媒体である用紙Pに液滴を吐出し印字する記録ヘッドを構成するヘッド部5と、ヘッド部5の維持回復機構であるヘッドメンテナンス装置6とを備えている。このメンテナンス装置6は、搬送部4の上方で用紙搬送方向に沿ってスライド移動可能に配置され、ヘッドメンテナンス時にはヘッド部5が上昇した後、ヘッド部5の下部に移動し、印字中は図1の位置に退避する。
次に、本発明に係る液滴検知装置を説明するに先立ち、図3を参照しながら従来の液滴検知装置について説明する。
図3は従来の液滴検知装置の構成を示す概略図である。なお、図3には説明の便宜のため液滴検知装置が有しないヘッド部5(画像形成装置が有する構成である)も図示してある。
発光手段は、発光部10、レンズ12、アパーチャ14、発光手段保護部材16を備える。発光素子10から出射された光(出射方向は図3の発光素子10の直下に図示された矢印方向である)は、レンズ12により平行ビームに整形され、アパーチャ14によって余分な光がカットされた後、ヘッド部5のノズル面と平行に進行する光として受光手段方向に進行する。これらは発光手段保護部材16で保護されてなる。
一方、受光手段は、受光部20、受光部窓24、受光手段保護部材26を備える。発光手段からの光を、受光部窓24を通過し、受光部20で検知される。これらは受光手段保護部材26で保護されてなる。
なお、液滴は最終的に記録媒体P、もしくは、液滴受け(不図示)へ着弾する。図3に示す例では記録媒体Pに着弾するものである。
図3に示すように、送風手段30から取り込まれた外気は、送風経路32を介して発光手段保護部材16と、受光手段保護部材26とに送られる。発光手段保護部材16に送られた外気は、送風経路32からその内部に向けて(送風経路32と発光手段保護部材16との接続部において図示されている黒矢印の方向)放出されるため、発光手段保護部材16内部の圧力の上昇し、これ伴ってアパーチャ14から空気が放出される。このとき、アパーチャ14から放出される空気の流れは、図3のレンズ12の周辺からアパーチャ14を通り発光手段保護部材16外部に向かって伸びる3本の黒矢印で図示している。
このように、発光手段保護部材16の内部から外部に向かって空気の流れが生じているため、アパーチャ18の近傍においてミストが流入することを防止することができ、発光部10やレンズ12へのミストの付着が生じない。
なお、受光手段保護部材26周辺の構成は発光手段保護部材16周辺の構成と同様であるため説明は省略する。
ヘッド部5に面する保護部材の表面(発光手段保護部材16、受光手段保護部材26それぞれの表面であって、図3においては説明のため斜線で示している箇所である)にはミストの付着が発生することは避けられず、アパーチャ14及び受光部窓24の形成箇所のみが放出される空気の効力によりミストの付着が抑制される。つまり、ヘッド部5に面する保護部材(発光手段保護部材16、受光手段保護部材26)の表面上部においては多数のミストが付着し続け、マージして液滴となり、重力や周囲の振動などにより移動して保護部材表面に設けられたアパーチャ14、受光部窓24の稜線に付着する。
図4は、本発明に係る液滴検知装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。図4に示す構成では、ヘッド部5からの液滴吐出に影響を及ぼさずに、光学部品における開口(アパーチャ14、受光部窓24)への液滴・ミスト付着を防止することができる。
なお、図4に示す構成のうち、図3において示した従来の構成と重複するものについてはその説明を適宜省略する。また、液滴検知の原理についても従来と同様であるため説明は省略する。
本実施の形態における液滴検知装置では、光学部品としての開口(アパーチャ14、受光部窓24)を設けた発光手段保護部材16の構成が従来の構成とは異なり、ミストの発生空間に対して二重の保護部材を設けている。
具体的には、発光手段保護部としての発光手段保護部材16は、光源である発光部10の側から順に、第1の発光開口部であるアパーチャ14が設けられた第1の発光手段保護部(斜線領域の発光部10側)と、アパーチャ14よりも大きな開口である第2の発光開口部としての大きな発光開口部15が設けられた第2の発光手段保護部(斜線領域のヘッド部5側)とを具備する。
また、受光手段保護部としての受光手段保護部材26は、受光部20側から順に、第1の受光開口部である受光部窓24が設けられた第1の受光手段保護部(斜線領域の受光部20側)と、受光部窓24よりも大きな開口としての大きな受光開口部25が設けられた第2の受光手段保護部(斜線領域のヘッド部5側)とを具備する。
図4に示すように、本実施の形態では、発光部10側および受光部20側のいずれにおいても、2つずつの外気の流入箇所が設けられてなる。
なお、第1の発光手段保護部と第2の発光手段保護部との間に送風する送風圧力と、第1の発光手段保護部と光源部10との間に送風する送風圧力とが異なるように調整可能な圧力調整部34が設けられていることが好ましい。これらを独立して制御することで、ミストの流入をより確実に防ぐことができる。
なお、受光部20側においても以上説明した発光部10側と同様の構成となっているため、説明を省略する。
アパーチャ14より大きな発光開口部15にミストが流入してきた場合、流入したミストは第1の発光手段保護部と第2の発光手段保護部との間に生じた空気の流れによって、アパーチャ15近傍に付着しないで流し出される。このため、液滴に照射される光の量や受光部20に入射する散乱光の量が減少しない。
流されるミストの一部はマージして大きな液滴となった状態で乾燥固着して、大きな発光開口部15の稜線に付着するが、アパーチャ14から出射する光を遮らないように大きな発光開口部15のサイズが形成されているため、安定した液滴検知が可能となる。
なお、受光部20側においても以上説明した発光部10側と同様の構成となっているため、説明を省略する。
第2の発光手段保護部のヘッド部5側において、表面に多数のミストが付着し続けてマージした大きな液滴が重力や周囲の振動などにより移動して、大きな発光開口部15の稜線に乾燥固着する。大きな発光開口部15の稜線に乾燥固着した液滴は、この大きな発光開口部15に付着しているため、アパーチャ14から出射する光を遮らない。よって、安定した液滴検知が可能となる。
なお、受光部20側においても以上説明した発光部10側と同様の構成となっているため、説明を省略する。
前述のとおり、光の進行方向に対し垂直に空気が流れているため、アパーチャ14、もしくは、受光部窓24から流れ出す空気は光の進行方向に対し垂直方向の流れの影響で方向が変わる。したがって、アパーチャ14、もしくは、受光部窓24からの空気の流れがヘッド部5の方向へ流れ出さないので、発光部10、受光部20近傍の液滴(例えば、図4の両端位置位置)の飛翔状態への影響が無く、光と液滴との位置関係が変化しない。よって、安定した散乱光が受光部へ入射可能となる。
Ls 散乱光
4 搬送部
5 ヘッド部
6 ヘッドメンテナンス装置
10 発光部
12 レンズ
14 アパーチャ
15 大きな発光開口部
16 発光手段保護部材
18 アパーチャ付着液滴
20 受光部
24 受光部窓
25 大きな受光開口部
26 受光手段保護部材
28 受光部窓付着液滴
30 送風手段
32 送風経路
34 圧力調整部
50 ヘッドアレイユニット
51A,51B,51C,51D,51E,51F,51G,51H ヘッド列
52 ベース部材
101 ヘッド
102 ノズル
104 ノズル面
Claims (4)
- 複数のノズルから吐出される液滴を検知する液滴検知装置であって、
前記複数のノズルのうち、一列以上のノズル列から吐出される前記液滴に光を照射する発光手段と、前記液滴に照射された光により発生する散乱光を検出する受光手段と、を備え、
前記発光手段は、光源と、該光源からの光が通過する発光開口部が設けられた発光手段保護部と、を有し、
前記受光手段は、受光部と、前記散乱光が通過する受光開口部が設けられた受光手段保護部を有し、
前記発光手段保護部は、前記光源側から順に、第1の発光開口部が設けられた第1の発光手段保護部と、前記第1の発光開口部よりも大きな開口である第2の発光開口部が設けられた第2の発光手段保護部と、を具備し、
前記受光手段保護部は、前記受光部側から順に、第1の受光開口部が設けられた第1の受光手段保護部と、前記第1の受光開口部よりも大きな開口である第2の受光開口部が設けられた第2の受光手段保護部と、を具備し、
前記第1の発光手段保護部と前記第2の発光手段保護部との間、及び、前記第1の発光手段保護部と前記光源との間、並びに、前記第1の受光手段保護部と前記第2の受光手段保護部との間、及び、前記第1の受光手段保護部と前記受光部との間に送風する送風手段をさらに備えることを特徴とする液滴検知装置。 - 前記送風手段は、前記第1の発光手段保護部と前記第2の発光手段保護部との間、及び、前記第1の受光手段保護部と前記第2の受光手段保護部との間に、前記光源から照射された光に対して垂直方向に送風することを特徴とする請求項1に記載の液滴検知装置。
- 前記送風手段は、前記第1の発光手段保護部と前記第2の発光手段保護部との間に発生させる送風圧力と、前記第1の発光手段保護部と前記光源との間に発生させる送風圧力とが異なるように調整可能であり、前記第1の受光手段保護部と前記第2の受光手段保護部との間に発生させる送風圧力と、前記第1の受光手段保護部と前記受光部との間に発生させる送風圧力とが異なるように調整可能な、圧力調整部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の液滴検知装置。
- 複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記複数のノズルから吐出される液滴を検知する液滴検知手段と、を備える画像形成装置であって、
前記液滴検知手段は、請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴検知装置であることを特徴とする画像形成装置。
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014125584A JP6311474B2 (ja) | 2014-06-18 | 2014-06-18 | 液滴検出装置 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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