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JP6313964B2 - パンチ機構およびカードリーダ - Google Patents
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JP6313964B2 - パンチ機構およびカードリーダ - Google Patents

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Description

本発明は、カード状媒体に孔を開けるためのパンチ機構、および、このパンチ機構を備えるカードリーダに関する。
従来、カードリーダで処理されるカード状媒体に孔を開けるためのパンチ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のパンチ装置は、カード状媒体に孔を開けるパンチ手段と、パンチ手段で打ち抜かれたパンチ屑を排出するための排出路と、排出路の下流部に連結されるパンチ屑回収容器と、排出路内に気流を発生させて排出路からパンチ屑回収容器へパンチ屑を排出する流通手段とを備えている。パンチ手段は、カード状媒体を貫通してカード状媒体に孔を開けるパンチ部と、パンチ部をカード状媒体に向けて突出させるパンチソレノイドとを備えている。流通手段は、送気ファンである。
特許文献1に記載のパンチ装置では、パンチ部で打ち抜かれたパンチ屑は、パンチ部によって排出路まで押し出される。また、排出路まで押し出されたパンチ屑は、送気ファンが発生させる気流によって排出路からパンチ屑回収容器へ強制的に排出される。そのため、このパンチ装置では、排出路からパンチ屑を確実に排出することが可能になる。したがって、このパンチ装置では、パンチ屑が排出路からカード状媒体の搬送路に入り込むのを防止することが可能になる。
特開2005−28553号公報
特許文献1に記載のパンチ装置は、送気ファンを備えているため、上述のように、排出路まで押し出されたパンチ屑を排出路から確実に排出することが可能である。しかしながら、このパンチ装置では、パンチソレノイドへの電力供給に加えて、送気ファンへの電力供給が必要となるため、消費電力が大きくなる。
そこで、本発明の課題は、排出路からパンチ屑を確実に排出することが可能であっても、消費電力を低減することが可能なパンチ機構を提供することにある。また、本発明の課題は、かかるパンチ機構を備えるカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のパンチ機構は、カード状媒体の一部を打ち抜いてカード状媒体に孔を開けるパンチ刃と、パンチ刃を直線動作させるパンチ駆動源と、パンチ刃で打ち抜かれたパンチ屑を排出するための排出路と、排出路からパンチ屑が排出される方向への気流を排出路内に発生させる気流発生機構とを備え、気流発生機構は、パンチ刃がカード状媒体に孔を開けるときのパンチ駆動源の動力によって動作するとともに、パンチ駆動源の動力によってパンチ刃が直線動作を開始すると、動作を開始して排出路内に気流を発生させパンチ刃は、カード状媒体を打ち抜く際にパンチ屑を排出路に押し出すとともに、パンチ刃が直線動作を開始してから所定の距離移動した後に、カード状媒体の一部を打ち抜き始めることを特徴する。
本発明のパンチ機構では、カード状媒体の一部を打ち抜いてカード状媒体に孔を開けるパンチ刃が、カード状媒体を打ち抜く際にパンチ屑を排出路に押し出している。また、本発明のパンチ機構が、排出路からパンチ屑が排出される方向への気流を排出路内に発生させる気流発生機構を備えている。そのため、本発明では、排出路まで押し出されたパンチ屑を、気流発生機構が発生させる気流によって排出路から強制的に排出することが可能になる。したがって、本発明では、排出路からパンチ屑を確実に排出することが可能になる。
また、本発明では、パンチ刃がカード状媒体に孔を開けるときのパンチ駆動源の動力によって気流発生機構が動作して、排出路内に気流を発生させているため、パンチ刃が直線動作するようにパンチ駆動源に電力を供給すれば、排出路内に気流を発生させることができる。すなわち、パンチ刃を直線動作させるためのパンチ駆動源への電力供給のみで、排出路内に気流を発生させることができる。したがって、本発明では、排出路からパンチ屑を確実に排出することが可能であっても、パンチ機構の消費電力を低減することが可能になる。
また、本発明では、気流発生機構は、パンチ駆動源の動力によってパンチ刃が直線動作を開始すると、動作を開始し、パンチ刃は、パンチ刃が直線動作を開始してから所定の距離移動した後に、カード状媒体の一部を打ち抜き始めている。そのため、パンチ刃によってパンチ屑が排出路に押し出される前から、パンチ屑が排出される方向への気流を排出路内に発生させておくことが可能になる。したがって、排出路に押し出されるパンチ屑がパンチ刃に付着していても、付着したパンチ屑をパンチ刃から取り除くことが可能になる。また、排出路に押し出されたパンチ屑を排出路から短時間で排出することが可能になる。
本発明において、パンチ駆動源は、たとえば、駆動用コイルを有する固定部と、少なくともその一部が軟磁性部材で形成されるとともにパンチ刃が形成または固定される可動部とを備え、駆動用コイルに電流が供給されると、固定部に可動部が磁気吸引されて、パンチ刃がカード状媒体を打ち抜く方向へ固定部に対して可動部が直線動作する。この場合には、パンチ駆動源は、たとえば、ソレノイドである。
本発明において、気流発生機構は、たとえば、蛇腹状に形成され伸縮可能な空気室と、空気室を伸縮させる第1アームおよび第2アームの2本のアームとを有するふいごであり、第1アームと第2アームとは、互いに相対回動可能に連結され、第1アームの一端は、空気室の伸縮方向における空気室の一端に取り付けられ、第2アームの一端は、空気室の伸縮方向における空気室の他端に取り付けられ、第1アームの他端および第2アームの他端は、可動部の移動方向において、固定部と可動部の一部との間に配置されている。
また、本発明において、気流発生機構は、可動部に固定されるナット部材と、ナット部材が螺合するオネジが形成されるとともに可動部の移動方向を軸方向として配置される軸部材と、軸部材を回転可能に支持する軸受と、排出路内に配置され軸部材の回転力で回転する羽根車とを備え、パンチ刃がカード状媒体を打ち抜く方向へ可動部が移動すると、軸部材が回転するとともに羽根車が回転して、排出路からパンチ屑が排出される方向への気流が排出路内に発生しても良い。
この場合には、気流発生機構は、軸部材から羽根車への動力伝達経路に配置されるワンウェイクラッチを備え、パンチ刃がカード状媒体を打ち抜く方向へ可動部が移動すると、羽根車が回転し、パンチ刃がカード状媒体を打ち抜く方向と逆方向へ可動部が移動しても、羽根車が停止していることが好ましい。このように構成すると、排出路の内部へパンチ屑が引き戻される方向への気流が排出路内に発生するのを確実に防止することが可能になる。
本発明において、排出路の、パンチ屑が押し出される箇所は、排出路の、気流発生機構による気流の発生箇所よりも狭くなっていることが好ましい。このように構成すると、排出路の、パンチ屑が押し出される箇所の風圧を高めることが可能になる。したがって、排出路に押し出されたパンチ屑を排出路からより確実に排出することが可能になる。
本発明のパンチ機構は、カード状媒体が搬送される搬送路を備えるカードリーダに用いることができる。このカードリーダでは、排出路は、搬送路の上側または下側のいずれか一方に形成され、パンチ刃は、カード状媒体を打ち抜く際に、搬送路の上側または下側のいずれか他方から搬送路に突出し搬送路を通過して排出路に達する。このカードリーダでは、排出路からパンチ屑を確実に排出することが可能であっても、パンチ機構の消費電力を低減することが可能になる。
以上のように、本発明では、排出路からパンチ屑を確実に排出することが可能であっても、パンチ機構の消費電力を低減することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの概略構成を示す平面図である。 図1に示すパンチ機構の構成を説明するための正面図である。 図2に示すソレノイド本体に対するプランジャの位置とソレノイドの駆動力との関係を説明するためのグラフである。 本発明の他の実施の形態にかかるパンチ機構の構成を説明するための正面図である。 図4に示す排出路の構成を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかるパンチ機構の構成を説明するための正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の概略構成を示す平面図である。図2は、図1に示すパンチ機構5の構成を説明するための正面図である。図3は、図2に示すソレノイド本体15に対するプランジャ16の位置とソレノイド9の駆動力との関係を説明するためのグラフである。
本形態のカードリーダ1は、カード状媒体2に記録された磁気データの読取およびカード状媒体2への磁気データの記録の少なくとも一方を行うための装置である。カードリーダ1の内部には、カード挿入口から挿入されたカード状媒体2が搬送される搬送路3(図2参照)が形成されている。カードリーダ1は、カード状媒体2に記録された磁気データの読取やカード状媒体2への磁気データの記録を行うための磁気ヘッド4と、搬送路3でカード状媒体2を搬送する搬送機構(図示省略)とを備えている。磁気ヘッド4は、搬送路3に臨むように配置されている。また、カードリーダ1は、カード状媒体2の一部を打ち抜いてカード状媒体2に孔を開けるためのパンチ機構5を備えている。
カード状媒体2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードである。したがって、以下では、カード状媒体2を「カード2」とする。カード2には、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。なお、カード2は、所定の厚さの紙カード等であっても良いし、厚さが0.7〜0.8mm程度の塩化ビニール製のカードであっても良い。
パンチ機構5は、カード2の一部を打ち抜いてカード2に孔を開けるパンチ刃8と、パンチ刃8を上下方向へ直線動作させるパンチ駆動源としてのソレノイド9と、パンチ刃8がカード2に孔を開けるときにカード2を受ける受け台10と、パンチ刃8で打ち抜かれたパンチ屑2aを排出するための排出路11と、排出路11に連結されるパンチ屑回収容器12と、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流を排出路11内に発生させる気流発生機構としてのふいご13とを備えている。パンチ屑回収容器12は、カードリーダ1の一方の側面に着脱可能に取り付けられている。
ソレノイド9は、駆動用コイル(図示省略)と軟磁性部材で形成される鉄芯とを有する固定部としてのソレノイド本体15と、軟磁性部材で形成される可動部としてのプランジャ(可動鉄芯)16とを備えている。このソレノイド9は、搬送路3の下側に配置されている。プランジャ16の上端には、パンチ刃8が固定されている。排出路11は、搬送路3とは別個に設けられており、搬送路3の上側に配置されている。搬送路3の下面には、パンチ刃8が通過する貫通孔が形成されている。搬送路3の上面および排出路11の下面にも、パンチ刃8が通過する貫通孔が形成されている。受け台10は、搬送路3と排出路11との間に配置されている。受け台10には、パンチ刃8が通過する貫通孔が形成されている。また、受け台10の下面は、カード2の上面が当接するカード2の受け面となっている。
なお、排出路11は、カードリーダ1の上面側部分を構成する蓋部に形成されている。また、受け台10は、この蓋部に固定されている。本形態では、蓋部の下面が搬送路3の上面を構成している。また、蓋部は、カードリーダ1の本体フレームに開閉可能に取り付けられており、蓋部を開くと、搬送路3が露出する。
ソレノイド本体15の駆動用コイルに電流が供給されていないときには、図2の実線で示すように、パンチ刃8およびプランジャ16が下側へ下がっている。このときには、パンチ刃8の上端は、搬送路3の下面よりも下側に配置されている。この状態で、ソレノイド本体15の駆動用コイルに電流が供給されると、プランジャ16がソレノイド本体15に磁気吸引されて、図2の二点鎖線で示すように、パンチ刃8およびプランジャ16が上昇する。すなわち、ソレノイド本体15の駆動用コイルに電流が供給されると、パンチ刃8およびプランジャ16が上方向へ直線動作する。
上昇するパンチ刃8の先端(上端)は、搬送路3の下面の貫通孔を通過して、カード2に接触する。パンチ刃8の先端は、カード2に接触するとカード2を持ち上げる。また、カード2の上面が受け台10に当接すると、パンチ刃8は、搬送路3の上面の貫通孔および受け台10の貫通孔を通過しながらカード2を打ち抜いてカード2に孔を開ける。また、上昇するパンチ刃8の先端は、その後、排出路11の下面の貫通孔を通過して、排出路11に達する。すなわち、パンチ刃8は、カード2を打ち抜く際に、搬送路3の下側から搬送路3に突出し搬送路3を通過して排出路11に達する。カード2から生じるパンチ屑2aは、排出路11に達するパンチ刃8の先端によって排出路11に押し出される。すなわち、パンチ刃8は、カード2を打ち抜く際にパンチ屑2aを排出路11に押し出す。
ふいご13は、蛇腹状に形成され伸縮可能な空気室18と、空気室18を伸縮させる第1アーム19および第2アーム20の2本のアームとを備えている。空気室18には、排気口21および吸気口(図示省略)が設けられている。排気口21には、排気口21から空気が流入しないように、逆止弁が取り付けられている。吸気口には、吸気口から空気が流出しないように、逆止弁が取り付けられている。また、排気口21には、ゴムチューブ等の配管22の一端が接続されている。配管22の他端には、ノズル23が取り付けられている。
ノズル23は、排出路11の、パンチ屑2aが押し出される部分に空気を吐出するように、排出路11の中に配置されている。具体的には、ノズル23から空気が吐出されると、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流が排出路11の中に生じるように、ノズル23は、排出路11の中に配置されている。
第1アーム19と第2アーム20とは、互いに相対回動可能に連結されている。第1アーム19と第2アーム20との連結部24と、第1アーム19の一端との距離は、第1アーム19の他端と連結部24との距離よりも長くなっている。また、第2アーム20の一端と連結部24との距離は、第2アーム20の他端と連結部24との距離よりも長くなっている。
第1アーム19の一端は、空気室18の上端側に取り付けられ、第2アーム20の一端は、空気室18の下端側に取り付けられている。第1アーム19の他端および第2アーム20の他端は、上下方向において、ソレノイド本体15の下端面と、プランジャ16の下端側に形成される鍔部16aの上面との間に配置されている。具体的には、第1アーム19の他端が鍔部16aの上面に接触し、かつ、第2アーム20の他端がソレノイド本体15の下端面に接触するように、第1アーム19の他端および第2アーム20の他端は、ソレノイド本体15の下端面と鍔部16aの上面との間に配置されている。また、本形態では、第1アーム19の他端は鍔部16aの上面に固定され、第2アーム20の他端はソレノイド本体15の下端面に固定されている。そのため、ソレノイド本体15に対してプランジャ16が上下動すると、空気室18が上下方向に伸縮する。具体的には、ソレノイド本体15に対してプランジャ16が上昇すると、空気室18が縮み、ソレノイド本体15に対してプランジャ16が下降すると、空気室18が伸びる。
空気室18が縮むときには、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流が生じるように、ノズル23から空気が吐出される。すなわち、カード2に孔を開ける際のプランジャ16の上昇動作によって、ふいご13が動作して、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流が排出路11の中に生じる。このように、本形態では、ふいご13は、パンチ刃8がカード2に孔を開けるときのソレノイド9の動力によって動作して、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流を排出路11の中に発生させる。なお、空気室18が伸びるときには、吸気口から空気室18の中へ空気が吸入される。
本形態では、ソレノイド本体15の駆動用コイルに電流が供給されていないときのプランジャ16の位置である初期位置から、プランジャ16が上昇して、ソレノイド本体15とプランジャ16との距離が近づいていくと、図3に示すように、ソレノイド9の駆動力は、しだいに大きくなっていく。
また、本形態では、ソレノイド本体15の駆動用コイルに電流が供給されてプランジャ16が上昇を開始すると(すなわち、パンチ刃8が直線動作を開始すると)、ふいご13が動作を開始する。一方、パンチ刃8は、上述のように、プランジャ16が上昇を開始してから所定の距離移動した後にカード2の一部を打ち抜き始める。すなわち、本形態では、初期位置から、パンチ刃8の先端がカード2に接触するときのプランジャ16の位置である打ち抜き開始位置までプランジャ16が移動する間のソレノイド9の駆動力は、ふいご13を動作させるために使用され(すなわち、排出路11の中に気流を発生させるために使用され)、打ち抜き開始位置にプランジャ16が達した後のソレノイド9の駆動力は、カード2の孔開けのために使用されるとともに、排出路11の中に気流を発生させるために使用される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、カード2から生じるパンチ屑2aは、排出路11に達するパンチ刃8の先端によって排出路11に押し出される。また、本形態では、ふいご13が動作して、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流が排出路11の中に生じる。そのため、本形態では、排出路11まで押し出されたパンチ屑2aを、ふいご13が発生させる気流によって排出路11からパンチ屑回収容器12へ強制的に排出することが可能になる。したがって、本形態では、排出路11からパンチ屑2aを確実に排出することが可能になる。
また、本形態では、パンチ刃8がカード2に孔を開けるときのソレノイド9の動力によってふいご13が動作して、排出路11の中に気流を発生させているため、パンチ刃8が直線動作するようにソレノイド9に電力を供給すれば、排出路11の中に気流を発生させることができる。すなわち、本形態では、パンチ刃8を直線動作させるためのソレノイド9への電力供給のみで、排出路11の中に気流を発生させることができる。したがって、本形態では、排出路11からパンチ屑2aを確実に排出することが可能であっても、パンチ機構5の消費電力を低減することが可能になる。
本形態では、初期位置から打ち抜き開始位置までプランジャ16が移動する間のソレノイド9の駆動力は、排出路11の中に気流を発生させるために使用されている。そのため、本形態では、パンチ屑2aが排出路11に押し出されたときには、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流が排出路11の中に生じている。したがって、本形態では、排出路11に押し出されるパンチ屑2aがパンチ刃8に付着していても、付着したパンチ屑2aをパンチ刃8から取り除くことが可能になる。また、本形態では、排出路11に押し出されたパンチ屑2aを排出路11から短時間で排出することが可能になる。
(パンチ機構の変形例1)
図4は、本発明の他の実施の形態にかかるパンチ機構5の構成を説明するための正面図である。図5は、図4に示す排出路11の構成を説明するための平面図である。
上述した形態では、パンチ機構5は、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流を排出路11内に発生させる気流発生機構として、ふいご13を備えている。この他にもたとえば、パンチ機構5は、ふいご13に代えて、図4に示すように、プランジャ16に固定されるナット部材29と、ナット部材29が螺合するオネジ30aが形成される軸部材30と、軸部材30を回転可能に支持する軸受31と、軸部材30の回転力で回転する羽根車32とを備える気流発生機構33を備えていても良い。以下、この気流発生機構33の構成を説明する。なお、図4、図5では、上述した形態と同じ構成に対しては、同じ符号を付している。
ナット部材29は、プランジャ16の鍔部16aに固定されている。ナット部材29には、軸部材30のオネジ30aと螺合するメネジ(図示省略)が形成されている。軸部材30は、上下方向を軸方向として配置されている。すなわち、軸部材30は、プランジャ16の移動方向を軸方向として配置されている。オネジ30aは、軸部材30の下端側部分に形成されている。軸部材30の上端側には、プーリ35が固定されている。軸受31は、カードリーダ1のフレームに取り付けられている。
羽根車32は、排出路11の内部に配置されている。羽根車32の上端側には、プーリ36が固定されている。プーリ35とプーリ36とには、ベルト37が架け渡されている。プーリ36は、ワンウェイクラッチを内蔵するワンウェイクラッチ付きのプーリである。すなわち、軸部材30から羽根車32への動力伝達経路には、ワンウェイクラッチが配置されている。
気流発生機構33では、プランジャ16が昇降すると、軸部材30が回転する。また、プランジャ16が上昇すると(すなわち、パンチ刃8がカード2を打ち抜く方向へプランジャ16が移動すると)、軸部材30の回転力が羽根車32に伝達されて、軸部材30とともに羽根車32が回転する。羽根車32が回転すると、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流が排出路11の中に生じる。すなわち、気流発生機構33は、パンチ刃8がカード2に孔を開けるときのソレノイド9の動力によって動作して、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流を排出路11の中に発生させる。
一方で、気流発生機構33では、プランジャ16が下降しても(すなわち、パンチ刃8がカード2を打ち抜く方向と逆方向へプランジャ16が移動しても)、プーリ36に内蔵されたワンウェイクラッチの作用で、羽根車32は停止している。そのため、プランジャ16が下降しても、パンチ屑回収容器12から排出路11の内部へパンチ屑2aが引き戻される方向への気流が排出路11の内部に発生することはない。
また、変形例1にかかるパンチ機構5では、図5に示すように、排出路11は、羽根車32が設置される位置からパンチ屑2aが押し出される位置に向かってしだいに狭くなっている。すなわち、排出路11の、パンチ屑2aが押し出される箇所は、排出路11の、気流発生機構33による気流の発生箇所よりも狭くなっている。そのため、この変形例1では、排出路11の、パンチ屑2aが押し出される箇所の風圧を高めることが可能になり、その結果、排出路11に押し出されたパンチ屑2aを排出路11からより確実に排出することが可能になる。
(パンチ機構の変形例2)
図6は、本発明の他の実施の形態にかかるパンチ機構5の構成を説明するための正面図である。
上述した形態では、パンチ機構5は、パンチ刃8を上下方向へ直線動作させるパンチ駆動源として、ソレノイド9を備えている。この他にもたとえば、パンチ機構5は、ソレノイド9に代えて、図6に示すように、駆動用コイル43と駆動用コイル43が巻回される鉄芯44とを有する固定部としての電磁石45と、軟磁性部材で形成される可動部としての可動板46とから構成されるパンチ駆動源49を備えていても良い。この場合には、たとえば、電磁石45の下側に可動板46が配置されている。また、可動板46の上面に、パンチ刃8が固定されている。さらに、第1アーム19の他端および第2アーム20の他端は、上下方向において、電磁石45の下端面と可動板46の上面との間に配置されている。
この変形例2では、駆動用コイル43に電流が供給されていないときには、パンチ刃8および可動板46が下側へ下がっており、パンチ刃8の上端は、搬送路3の下面よりも下側に配置されている。この状態で、駆動用コイル43に電流が供給されると、可動板46が電磁石45に磁気吸引されて、パンチ刃8が上昇し、上述した形態と同様に、パンチ刃8がカード2を打ち抜いてカード2に孔を開ける。また、電磁石45に対して可動板46が上昇すると、空気室18が縮み、ノズル23から吐出される空気によって、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流が排出路11の中に生じる。なお、図6では、上述した形態と同じ構成に対しては、同じ符号を付している。
(他の実施の形態)
上述した形態および変形例は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、パンチ機構5は、排出路11からパンチ屑回収容器12へパンチ屑2aが排出される方向への気流を排出路11内に発生させる気流発生機構として、ふいご13を備えている。この他にもたとえば、パンチ機構5は、ふいご13に代えて、パンチ刃8がカード2に孔を開けるときのソレノイド9の動力によって動作するポンプを備えていても良い。また、上述した形態では、パンチ機構5は、パンチ刃8を上下方向へ直線動作させるパンチ駆動源として、ソレノイド9を備えているが、パンチ機構5は、ソレノイド9に代えて、モータを備えていても良い。
上述した形態では、ソレノイド9が搬送路3の下側に配置され、排出路11が搬送路3の上側に配置されている。この他にもたとえば、ソレノイド9が搬送路3の上側に配置され、排出路11が搬送路3の下側に配置されても良い。この場合には、パンチ刃8は、カード2を打ち抜く際に、搬送路3の上側から搬送路3に突出し搬送路3を通過して排出路11に達する。
上述した形態では、プランジャ16の上端にパンチ刃8が固定されているが、プランジャ16の上端側にパンチ刃8が直接、形成されても良い。また、上述した形態では、パンチ機構5は、カードリーダ1に搭載されているが、パンチ機構5は、カードリーダ1以外の各種の装置に搭載されても良い。たとえば、パンチ機構5は、公衆電話に搭載されても良い。
1 カードリーダ
2 カード(カード状媒体)
2a パンチ屑
3 搬送路
5 パンチ機構
8 パンチ刃
9 ソレノイド(パンチ駆動源)
11 排出路
13 ふいご(気流発生機構)
15 ソレノイド本体(固定部)
16 プランジャ(可動部)
18 空気室
19 第1アーム
20 第2アーム
29 ナット部材
30 軸部材
30a オネジ
31 軸受
32 羽根車
33 気流発生機構
43 駆動用コイル
45 電磁石(固定部)
46 可動板(可動部)
49 パンチ駆動源

Claims (8)

  1. カード状媒体の一部を打ち抜いて前記カード状媒体に孔を開けるパンチ刃と、前記パンチ刃を直線動作させるパンチ駆動源と、前記パンチ刃で打ち抜かれたパンチ屑を排出するための排出路と、前記排出路から前記パンチ屑が排出される方向への気流を前記排出路内に発生させる気流発生機構とを備え、
    前記気流発生機構は、前記パンチ刃が前記カード状媒体に孔を開けるときの前記パンチ駆動源の動力によって動作するとともに、前記パンチ駆動源の動力によって前記パンチ刃が直線動作を開始すると、動作を開始して前記排出路内に気流を発生させ
    前記パンチ刃は、前記カード状媒体を打ち抜く際に前記パンチ屑を前記排出路に押し出すとともに、前記パンチ刃が直線動作を開始してから所定の距離移動した後に、前記カード状媒体の一部を打ち抜き始めることを特徴するパンチ機構。
  2. 前記パンチ駆動源は、駆動用コイルを有する固定部と、少なくともその一部が軟磁性部材で形成されるとともに前記パンチ刃が形成または固定される可動部とを備え、
    前記駆動用コイルに電流が供給されると、前記固定部に前記可動部が磁気吸引されて、前記パンチ刃が前記カード状媒体を打ち抜く方向へ前記固定部に対して前記可動部が直線動作することを特徴とする請求項記載のパンチ機構。
  3. 前記パンチ駆動源は、ソレノイドであることを特徴とする請求項記載のパンチ機構。
  4. 前記気流発生機構は、蛇腹状に形成され伸縮可能な空気室と、前記空気室を伸縮させる第1アームおよび第2アームの2本のアームとを有するふいごであり、
    前記第1アームと前記第2アームとは、互いに相対回動可能に連結され、
    前記第1アームの一端は、前記空気室の伸縮方向における前記空気室の一端に取り付けられ、前記第2アームの一端は、前記空気室の伸縮方向における前記空気室の他端に取り付けられ、
    前記第1アームの他端および前記第2アームの他端は、前記可動部の移動方向において、前記固定部と前記可動部の一部との間に配置されていることを特徴とする請求項または記載のパンチ機構。
  5. 前記気流発生機構は、前記可動部に固定されるナット部材と、前記ナット部材が螺合するオネジが形成されるとともに前記可動部の移動方向を軸方向として配置される軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持する軸受と、前記排出路内に配置され前記軸部材の回転力で回転する羽根車とを備え、
    前記パンチ刃が前記カード状媒体を打ち抜く方向へ前記可動部が移動すると、前記軸部材が回転するとともに前記羽根車が回転して、前記排出路から前記パンチ屑が排出される方向への気流が前記排出路内に発生することを特徴とする請求項または記載のパンチ機構。
  6. 前記気流発生機構は、前記軸部材から前記羽根車への動力伝達経路に配置されるワンウェイクラッチを備え、
    前記パンチ刃が前記カード状媒体を打ち抜く方向へ前記可動部が移動すると、前記羽根車が回転し、前記パンチ刃が前記カード状媒体を打ち抜く方向と逆方向へ前記可動部が移動しても、前記羽根車が停止していることを特徴とする請求項記載のパンチ機構。
  7. 前記排出路の、前記パンチ屑が押し出される箇所は、前記排出路の、前記気流発生機構による気流の発生箇所よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のパンチ機構。
  8. 請求項1からのいずれかに記載のパンチ機構と、前記カード状媒体が搬送される搬送路とを備え、
    前記排出路は、前記搬送路の上側または下側のいずれか一方に形成され、
    前記パンチ刃は、前記カード状媒体を打ち抜く際に、前記搬送路の上側または下側のいずれか他方から前記搬送路に突出し前記搬送路を通過して前記排出路に達することを特徴とするカードリーダ。
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