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JP6320085B2 - 排水処理装置及び排水処理装置の運転方法 - Google Patents
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JP6320085B2 - 排水処理装置及び排水処理装置の運転方法 - Google Patents

排水処理装置及び排水処理装置の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、処理液を好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置、及び、その排水処理装置の運転方法に関する。
近年、各家庭や集合住宅において、ゴミの減容化等を目的として、生ごみディスポーザが普及する傾向にあり、ディスポーザにより粉砕処理された生ごみを処理可能とする排水処理装置が設置される傾向にある。
このような排水処理装置は、粉砕処理された生ごみを水で希釈した生ごみ粉砕処理廃液を受け入れて、固液分離槽で固液分離し、固液分離された液相を好気処理槽にて好気処理して浄化すると共に、沈殿物を嫌気発酵槽にてバイオガス化する。
このような排水処理装置において、従来は、受け入れ部と固液分離槽等とを仕切り壁にて仕切った状態で隣接して設けると共に、その仕切り壁の上端にて受け入れ部の液面を形成するようにして、受け入れ部から生ごみ粉砕処理廃液が仕切り壁の上端をオーバーフローして固液分離槽に移流するように構成していた。また、固液分離槽と好気処理槽とも仕切り壁にて仕切った状態で隣接して設けると共に、その仕切り壁の上端にて固液分離槽の液面を形成するようにして、固液分離槽から液相が仕切り壁の上端をオーバーフローして好気処理槽に移流するように構成していた(例えば、特許文献1参照。)。
そして、所定期間において処理が必要な生ごみ粉砕処理廃液全量を、比較的大きい供給速度で一挙に連続して受け入れ部に供給する運転方法を採用していた。例えば、所定期間が1日で、生ごみ粉砕処理廃液全量が350L(リットル)の場合、生ごみ粉砕処理廃液全量を、例えば、38.5L/分といった比較的大きい供給速度にて、9.1分間で一挙に連続して受け入れ部に供給していた。
特開2013−27851号公報
従来の排水処理装置では、各所定期間の開始時点では、各所定期間の直前の所定期間での処理によって、受け入れ部及び固液分離槽の夫々に、満杯状態で生ごみ粉砕処理廃液が貯留されているので、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れ部に供給する供給速度と同等の移流速度で、受け入れ部から固液分離槽へ生ごみ粉砕処理廃液が移流すると共に、固液分離槽から好気処理槽へ液相が移流することになる。
従って、各所定期間における処理では、各所定期間において処理が必要な生ごみ粉砕処理廃液全量と同程度の量の生ごみ粉砕処理廃液が、受け入れ部への生ごみ粉砕処理廃液の供給速度と同程度の比較的大きい移流速度で、受け入れ部から固液分離槽へ連続して移流することになる。このことにより、固液分離槽においては、その内部に貯留されている生ごみ粉砕処理廃液に乱れが生じて、固液分離が良好に行われなくなり、上層の液相に固形分が多く含まれた状態になる。
そして、固形分が多く含まれた液相が、比較移大きい移流速度で固液分離槽から好気処理槽へ移流することになって、好気処理槽に液相と共に移流される固形分の量が多くなるので、好気処理槽における好気処理の負荷が大きくなる。従って、好気処理槽において好気処理を十分に行わせることができなくなり、好気処理槽から排出する排水の清浄度を向上する上で、改善の余地があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、浄化処理して排出する排水の清浄度を向上し得る排水処理装置及びその排水処理装置の運転方法を提供することにある。
記目的を達成するための本発明に係る排水処理装置は、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
前記固液分離槽の液相を受け入れる汚泥沈降槽と、
前記汚泥沈降槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置であって、
前記汚泥沈降槽は前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される構成であり、
前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する処理量制御手段を設けた点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る別の排水処理装置は、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
前記固液分離槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置であって、
前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される汚泥沈降槽を設け、
前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する処理量制御手段を設けた点にある。
記特徴構成によれば、処理量制御手段により、移流工程と静置工程とからなる処理工程が繰り返し実行されて、各所定期間中に、各所定期間において処理対象となる生ごみ粉砕処理廃液全量が処理される。
各移流工程では、生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に調整された生ごみ粉砕処理廃液量だけ、生ごみ粉砕処理廃液が受け入れ部から固液分離槽に移流される。
この移流工程においては、受け入れ部から固液分離槽へ生ごみ粉砕処理廃液を移流する移流速度を、十分に小さくすることができるので、生ごみ粉砕処理廃液の流入に伴って、固液分離槽に貯留されている生ごみ粉砕処理廃液に乱れが生じるのが十分に抑制される。
また、各静置工程では、受け入れ部から固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液の移流が停止されるので、固液分離槽での沈殿物の沈降が促進される。
つまり、固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液の移流に伴う生ごみ粉砕処理廃液の乱れが十分に抑制されると共に、その生ごみ粉砕処理廃液の移流の停止によって固液分離槽での沈殿物の沈降が促進されるので、固液分離槽において固液分離が良好に行われることになり、固液分離槽の液相に固形分が含有されるのを十分に抑制することができる。
そして、固形分の含有が十分に抑制された固液分離槽の液相が、移流手段によって固液分離槽から汚泥沈降槽又は好気処理槽に移流されるので、固液分離槽から汚泥沈降槽又は好気処理槽に液相と共に移流される固形分の量を十分に低減することができるようになり、汚泥沈降槽又は好気処理槽における処理負荷が低減されることになる。
従って、浄化処理して排出する排水の清浄度を向上し得る排水処理装置を提供することができる。
た、前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する第1移流部を前記移流手段として設けるとともに、前記汚泥沈降槽から前記好気処理槽に液相を移流する第2移流部を設け、
前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を第2返送路として設け、
少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであっても良い。
記特徴構成によれば、第1移流部によって、固形分の含有が十分に抑制された固液分離槽の液相が汚泥沈降槽に移流されると共に、第2移流部によって、汚泥沈降槽の液相が好気処理槽に移流されることから、好気処理槽に移流される固形分の量を十分に低減することができ、又、第1返送路によって、好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が汚泥沈降槽に返送されると共に、第2返送路によって、汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物が嫌気発酵槽に返送されるので、これらの相乗効果により、好気処理槽における処理負荷が一層低減されることになる。
尚、少なくとも第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであるので、嫌気発酵槽が好気性に偏って沈殿物のバイオガス化が低下するのを防止することができる。
従って、浄化処理して排出する排水の清浄度を一層向上することができる。
た、前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する第3移流部を前記移流手段として設け、
前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を第2返送路として設け、
少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであっても良い。
記特徴構成によれば、第3移流部によって、固形分の含有が十分に抑制された固液分離槽の液相が好気処理槽に移流されることから、好気処理槽に移流される固形分の量を十分に低減することができ、又、第1返送路によって、好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が汚泥沈降槽に返送されると共に、第2返送路によって、汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物が嫌気発酵槽に返送されるので、これらの相乗効果により、好気処理槽における処理負荷が一層低減されることになる。
尚、少なくとも第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであるので、嫌気発酵槽が好気性に偏って沈殿物のバイオガス化が低下するのを防止することができる。
従って、浄化処理して排出する排水の清浄度を一層向上することができる。
た、前記受け入れ部に受け入れた前記生ごみ粉砕処理廃液を前記固液分離槽に移流する移流路を設けるとともに、当該移流路に間欠駆動可能な原水ポンプを備え、
前記処理量制御手段において、前記移流工程において前記原水ポンプを作動して前記調整量だけ前記受け入れ部から前記固液分離槽に前記生ごみ粉砕処理廃液を移流するとともに、前記静置工程において前記原水ポンプを静置時間停止しても良い。
記特徴構成によれば、移流工程では、処理量制御手段によって原水ポンプが作動されて、調整量だけ受け入れ部から固液分離槽に生ごみ粉砕処理廃液が移流され、静置工程では、処理量制御手段によって原水ポンプが静置時間の間停止される。
つまり、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れ部から固液分離槽に移流する手段として、原水ポンプを用いることにより、移流工程及び静置工程を適切に実行することができるようになり、排水の清浄度を的確に向上することができる。
た、前記原水ポンプの作動により、前記受け入れ部から前記固液分離槽に移流される前記生ごみ粉砕処理廃液の固形分がさらに粉砕されても良い。
記特徴構成によれば、原水ポンプによって、生ごみ粉砕処理廃液が受け入れ部から固液分離槽に移流される際に、その原水ポンプによって生ごみ粉砕処理廃液の固形分が更に粉砕されるので、嫌気発酵槽における沈殿物の嫌気発酵がさらに促進される。
従って、バイオガスの生成量を増大することができると共に、ごみの減容化を促進することができる。
た、前記移流工程及び前記静置工程において、前記固液分離槽、前記嫌気発酵槽、前記汚泥沈降槽、前記好気処理槽を経て処理される排水の清浄度が、許容最低清浄度よりも優れた値になるように、前記調整量が設定されても良い。
記特徴構成によれば、移流工程及び静置工程において、生ごみ粉砕処理廃液が固液分離槽、嫌気発酵槽、汚泥沈降槽、好気処理槽を経て処理されることにより、好気処理槽から排出される排水の清浄度が許容最低清浄度よりも優れた値になる。
従って、清浄度が許容最低清浄度よりも優れた値になるように、生ごみ粉砕処理廃液を浄化して排出することができる。
上記目的を達成するための本発明に係る排水処理装置の運転方法は、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
前記固液分離槽の液相を受け入れる汚泥沈降槽と、
前記汚泥沈降槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置の運転方法であって、
前記汚泥沈降槽は前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される構成であり、
前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る別の排水処理装置の運転方法は、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
前記固液分離槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置の運転方法であって、
前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される汚泥沈降槽を設け、
前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する点にある。
記特徴構成によれば、移流工程と静置工程とからなる処理工程を繰り返し実行して、所定期間中に、その所定期間において処理対象となる生ごみ粉砕処理廃液全量を処理する。
各移流工程では、生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に調整した生ごみ粉砕処理廃液量だけ、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れ部から固液分離槽に移流する。
この移流工程においては、受け入れ部から固液分離槽へ生ごみ粉砕処理廃液を移流する移流速度を、十分に小さくすることができるので、生ごみ粉砕処理廃液の流入に伴って、固液分離槽に貯留されている生ごみ粉砕処理廃液に乱れが生じるのが十分に抑制される。
また、各静置工程では、受け入れ部から固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液の移流を停止するので、固液分離槽での沈殿物の沈降が促進される。
つまり、固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液の移流に伴う生ごみ粉砕処理廃液の乱れが十分に抑制されると共に、その生ごみ粉砕処理廃液の移流の停止によって固液分離槽での沈殿物の沈降が促進されるので、固液分離槽において固液分離が良好に行われることになり、固液分離槽の液相に固形分が含有されるのを十分に抑制することができる。
そして、固形分の含有が十分に抑制された固液分離槽の液相が、移流手段によって固液分離槽から汚泥沈降槽又は好気処理槽に移流されるので、固液分離槽から汚泥沈降槽又は好気処理槽に液相と共に移流される固形分の量を十分に低減することができるようになり、汚泥沈降槽又は好気処理槽における処理負荷が低減されることになる。
従って、浄化処理して排出する排水の清浄度を向上し得る排水処理装置の運転方法を提供することができる。
た、前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する第1移流部を前記移流手段として設けるとともに、前記汚泥沈降槽から前記好気処理槽に液相を移流する第2移流部を設け、
前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を第2返送路として設け、
少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであっても良い。
上記特徴構成によれば、第1移流部によって、固形分の含有が十分に抑制された固液分離槽の液相が汚泥沈降槽に移流されると共に、第2移流部によって、汚泥沈降槽の液相が好気処理槽に移流されることから、好気処理槽に移流される固形分の量を十分に低減することができ、又、第1返送路によって、好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が汚泥沈降槽に返送されると共に、第2返送路によって、汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物が嫌気発酵槽に返送されるので、これらの相乗効果により、好気処理槽における処理負荷が一層低減されることになる。
尚、少なくとも第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであるので、嫌気発酵槽が好気性に偏って沈殿物のバイオガス化が低下するのを防止することができる。
従って、浄化処理して排出する排水の清浄度を一層向上することができる。
また、前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する第3移流部を前記移流手段として設け、
前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を、第2返送路として設け、
少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであっても良い。
上記特徴構成によれば、第3移流部によって、固形分の含有が十分に抑制された固液分離槽の液相が好気処理槽に移流されることから、好気処理槽に移流される固形分の量を十分に低減することができ、又、第1返送路によって、好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が汚泥沈降槽に返送されると共に、第2返送路によって、汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物が嫌気発酵槽に返送されるので、これらの相乗効果により、好気処理槽における処理負荷が一層低減されることになる。
尚、少なくとも第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスであるので、嫌気発酵槽が好気性に偏って沈殿物のバイオガス化が低下するのを防止することができる。
従って、浄化処理して排出する排水の清浄度を一層向上することができる。
た、前記受け入れ部に受け入れた前記生ごみ粉砕処理廃液を前記固液分離槽に移流する移流路を設けるとともに、当該移流路に間欠駆動可能な原水ポンプを備え、
前記移流工程において前記原水ポンプを作動して前記調整量だけ前記受け入れ部から前記固液分離槽に前記生ごみ粉砕処理廃液を移流するとともに、前記静置工程において前記原水ポンプを静置時間停止しても良い。
記特徴構成によれば、移流工程では、原水ポンプを作動して、調整量だけ受け入れ部から固液分離槽に生ごみ粉砕処理廃液を移流し、静置工程では、原水ポンプを静置時間の間停止する。
つまり、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れ部から固液分離槽に移流する手段として、原水ポンプを用いることにより、移流工程及び静置工程を適切に実行することができるようになり、排水の清浄度を的確に向上することができる。
た、前記移流工程及び前記静置工程において、前記固液分離槽、前記嫌気発酵槽、前記汚泥沈降槽、前記好気処理槽を経て処理される排水の清浄度が、許容最低清浄度よりも優れた値になるように、前記調整量が設定されても良い。
記特徴構成によれば、移流工程及び静置工程において、生ごみ粉砕処理廃液が固液分離槽、嫌気発酵槽、汚泥沈降槽、好気処理槽を経て処理されることにより、好気処理槽から排出される排水の清浄度が許容最低清浄度よりも優れた値になる。
従って、清浄度が許容最低清浄度よりも優れた値になるように、生ごみ粉砕処理廃液を浄化して排出することができる。
第1実施形態に係る排水処理装置の縦断正面図 第1実施形態に係る排水処理装置を模式的に示すブロック図 第2実施形態に係る排水処理装置の縦断正面図 第2実施形態に係る排水処理装置を模式的に示すブロック図
以下、図面に基づいて、本発明の排水処理装置を説明する。尚、以下に好適な実施の形態を記すが、これら実施の形態はそれぞれ、本発明をより具体的に例示するために記載されたものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能であり、本発明は、以下の記載に限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態を説明する。
〔排水処理装置〕
本発明の排水処理装置は、図1及び図2に示すように、生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ口11を備えると共に、その受け入れ口11にて受け入れた生ごみ粉砕処理廃液を貯留する貯留槽1(受け入れ部の一例)、その貯留槽1から生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽2、固液分離槽2にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽3、処理液を好気処理する好気処理槽4、好気処理槽4で沈殿分離された沈殿物が返送される汚泥沈降槽5、及び、排水処理装置の運転を制御する制御部6等を備えて構成してある。
また、貯留槽1に受け入れた生ごみ粉砕処理廃液を固液分離槽2に移流する移流路12を設けるとともに、当該移流路12に間欠駆動可能な原水ポンプP3を備えてある。
さらに、固液分離槽2から嫌気発酵槽3に上澄み液(即ち、液相)を移流させる液相移流部21、沈殿物を移流させる沈殿物移流部22、固液分離槽2から汚泥沈降槽5又は好気処理槽4に液相を移流する移流手段M、及び、汚泥沈降槽5で沈殿分離された沈殿物を嫌気発酵槽3に返送する返送路Rを設けてある。
この第1実施形態では、固液分離槽2から汚泥沈降槽5に液相を移流する管状の第1移流部25を前記移流手段Mとして設けるとともに、汚泥沈降槽5から好気処理槽4に液相を移流する第2移流部52を設けてある。
また、好気処理槽4から汚泥沈降槽5まで沈殿物を返送する第1返送路41、及び、汚泥沈降槽5から嫌気発酵槽3に沈殿物を返送する第2返送路51を設けてある。そして、前記返送路Rを第2返送路51により構成して、返送路Rを、汚泥沈降槽5で沈殿分離された沈殿物を嫌気発酵槽3に返送するように構成してある。
更に、嫌気発酵槽3にて発生したバイオガスを取り出すバイオガス取出口31、バイオガス取出口31からバイオガス取出路37を通して取り出されるバイオガスを一時貯留すると共に、必要に応じて外部に送出可能なバイオガスタンクT、及び、好気処理槽4にて好気処理された処理済みの排水を外部に排出する排水口42を設けてある。
そして、受け入れ口11から受け入れた生ごみ粉砕処理廃液を固液分離槽2で沈殿分離し、沈殿物は嫌気発酵槽3での嫌気発酵によりバイオガス化して、バイオガスをバイオガス取出口31からバイオガス取出路37により取り出し、液相は汚泥沈降槽5及び好気処理槽4での好気処理により浄化して、清浄な排水として排水口42から外部に排出する構成となっている。
具体的には、図1に示すように、排水処理装置本体Aの内部を4つの仕切り壁W12,W23,W35,W45にて排水処理装置本体Aの左右方向(図1の左右方向に一致する)に5つの槽に仕切り、左右方向の一端(図1の左端)から、貯留槽1、固液分離槽2、嫌気発酵槽3、汚泥沈降槽5、好気処理槽4を列状に並べて形成してある。各槽間の連通状態に関して述べると、図1から判明するように、貯留槽1と固液分離槽2及び嫌気発酵槽3とは、気相側のみで連通し、固液分離槽2と嫌気発酵槽3とは、気相側及び液相側とも連通している。嫌気発酵槽3と汚泥沈降槽5とは、気相側及び液相側とも遮断され、汚泥沈降槽5及び好気処理槽4は、気相側及び液相側とも連通している。また、嫌気発酵槽3上部の気相部に、バイオガス取出口31を形成して、この嫌気発酵槽3で発生したガスが、バイオガス取出路37より取り出される構成となっており、気相がこの槽から汚泥沈降槽5及び好気処理槽4に流出しない構成となっている。
〔貯留槽〕
図1に示すように、排水処理装置本体Aにおける貯留槽1の液面近傍に、受け入れ口11を設け、貯留槽1の内部に生ごみ粉砕処理廃液を貯留可能な貯留空間13を形成している。また、貯留空間13内部には、バイオガスタンクTに貯留されているバイオガスを嫌気ガスとして嫌気ガスポンプP1により供給する貯留槽用散気装置14を設け、貯留槽1の下部より曝気撹拌することにより、受け入れた生ごみ粉砕処理廃液を貯留しつつ、より可溶化し、流動化を図る可溶化槽として機能するように構成してある。又、この貯留槽1では、金属等の比重の大きい異物が除去される。尚、バイオガスをバイオガスタンクTから貯留槽用散気装置14に送る送気流路(図示省略)には、開閉弁V1及び流量調整弁V2を設け、これら開閉弁V1と流量調整弁V2により、貯留槽用散気装置14からの散気の断続及び散気量の調整が可能に構成してある。
貯留槽1と固液分離槽2とを仕切る仕切壁W12の上端は、排水処理装置本体Aの天井近くまで延びて、貯留槽1の液面よりも上方に位置するようにしてあり、これにより、貯留槽1の液相部と固液分離槽2の液相部とを遮断している。
移流路12は、その基端を貯留槽1の底部近くまで沈ませて配置すると共に、先端を固液分離槽2の気相部に配置した状態で設け、その移流路12に、原水ポンプP3を貯留槽1に対して吸い込み作用するように設けてある。
これによって、原水ポンプP3により、貯留槽1に貯留されている生ごみ粉砕処理廃液のほぼ全量を移流路12を通して固液分離槽2に移流することができる。
また、原水ポンプP3によって、生ごみ粉砕処理廃液が貯留槽1から固液分離槽2に移流される際に、その原水ポンプP3によって生ごみ粉砕処理廃液の固形分が更に粉砕される。
〔固液分離槽〕
図1に示すように、固液分離槽2には、移流路12を通して移流される可溶化液から固形成分を沈殿分離可能にする沈殿分離空間23を形成してあり、その下部域に固形成分が沈殿分離された沈殿物の堆積層22cが形成されるとともに、その上部域が可溶化液の上澄層となる。
そして、固液分離槽2の下部には、固液分離槽2において固形成分が沈殿分離された沈殿物を嫌気発酵槽3に可溶化液とともに移流させ、嫌気発酵槽3で嫌気処理された処理済の排水(余剰の液相)を固液分離槽2に返送可能にする沈殿物移流部22を設けてある。
さらに、この固液分離槽2の上澄液を嫌気発酵槽3に移流させる液相移流部21を設けてある。
〔沈殿物の嫌気発酵槽へ移流〕
図1に示すように、沈殿物移流部22は、固液分離槽2の沈殿分離空間23の下部に設けた絞部としての下すぼまり状のスリット状出口22aを備えて構成されている。具体的には、流下案内板24を、下方側ほど嫌気発酵槽3側に位置する形態の傾斜状で、貯留槽1と固液分離槽2とを仕切る仕切り壁W12における固液分離槽2側の面の下方よりの箇所から延設してある。また、固液分離槽2と嫌気発酵槽3とを仕切る仕切壁W23の下部を、下方側ほど固液分離槽2側に近づく傾斜壁部22bに構成し、その傾斜壁部22bの下端縁と流下案内板24の斜め上向きの面との間にスリットを形成して、流下案内板24と仕切壁W23の下部の傾斜壁部22bとにより、スリット状出口22aを形成してある。これにより、スリット状出口22aを介して、上記沈殿物と可溶化液、処理済みの排水の移流を抑制され、固液分離槽2における沈殿物が、スリット状出口22aを閉塞して堆積する堆積層22cを形成可能に構成してある。
尚、上記構成において、スリット状出口22aの幅は10−30mm程度、好ましくは15mm程度とする。
〔上澄側の嫌気発酵槽及び汚泥沈降槽への移流〕
図1から判明するように、固液分離槽2と嫌気発酵槽3とを仕切る仕切壁W23は、その下部域に先に説明した傾斜壁部22bを備え、排水処理装置本体Aの前後方向において、排水処理装置本体Aの両側壁に渡る状態で設けられている。
そして、仕切壁W23の上端縁27を、排水処理装置本体Aの天井よりも下方に位置させて、その仕切壁W23の上端縁27が、固液分離槽2及び嫌気発酵槽3における処理液の液面位置を形成するように構成してある。これにより、固液分離槽2の上澄液が仕切壁W23の上端縁27をオーバーフローして嫌気発酵槽3に移流するように構成して、この仕切壁W23の上端縁27により、オーバーフロー状の液相移流部21を構成してある。
また、管状の第1移流部25は、その基端を固液分離槽2内において仕切り壁W23の上端縁27よりもやや下方に位置させ、且つ、先端を汚泥沈降槽5内上方の気相域に位置させて配設してある。
嫌気発酵槽3では多量のバイオガスが発生し、この嫌気発酵槽3の気相域と固液分離槽2の気相域とは連通しているので、固液分離槽2の気相域は、汚泥沈降槽5の気相域よりも高圧となる。
従って、固液分離槽2の気相域と汚泥沈降槽5の気相域との圧力差により、固液分離槽2の上澄液を、第1移流部25内にその基端から流入させて、第1移流部25を通して汚泥沈降槽5に移流することができる。
〔嫌気発酵槽〕
図1に示すように、嫌気発酵槽3は、排水処理装置本体Aの内部において、沈殿物移流部22より受け入れられる沈殿物をメタン細菌による嫌気発酵により生物分解する嫌気発酵空間32を形成して構成してある。この嫌気発酵空間32には、この嫌気発酵空間32内の処理水を、メタン発酵を良好に行なう上で良好な温度に保持するための熱交換器33を設けてある。嫌気発酵空間32の上方空間は、この嫌気発酵空間32で生成したバイオガスを収集するバイオガス収集空間34を構成する。前述したバイオガス取出口31は、このバイオガス収集空間34に臨ませて設けてある。
嫌気発酵空間32には、バイオガスタンクTに貯留されているバイオガスを嫌気ガスとして嫌気ガスポンプP1により供給するイジェクタ用散気装置35、循環用散気装置36を設けてある。バイオガスをバイオガスタンクTからイジェクタ用散気装置35、循環用散気装置36夫々に送る送気流路(図示省略)には、開閉弁V1及び流量調整弁V2を設け、これら開閉弁V1と流量調整弁V2により、イジェクタ用散気装置35、循環用散気装置36夫々からの散気の断続及び散気量の調整が可能に構成してある。そして、イジェクタ用散気装置35、循環用散気装置36夫々により、嫌気ガスを間欠的に散気するように構成してある。
イジェクタ用散気装置35は、図1において矢印で示すように、スリット状出口22aの下方から上昇する気液混相流を形成可能に配置して、固液分離槽2からスリット状出口22aを介して嫌気発酵槽3に沈殿物を移流させ、嫌気発酵槽3の余剰の液相をスリット状出口22aを介して固液分離槽2に返送可能にする沈殿物移流機構を形成してある。また、循環用散気装置36は、熱交換器33の下方側で熱交換器33と仕切り壁W35との間に、嫌気発酵槽3全体に循環流を形成するように配置してある。
以下、イジェクタ用散気装置35、循環用散気装置36の順に、その働きを説明する。
〔イジェクタ用散気装置35〕
前記沈殿物移流機構は、スリット状出口22aのやや下方から、イジェクタ用散気装置35により大量の気泡を一時に供給することにより、前記気泡の上昇流によるイジェクタ効果で、固液分離槽2のスリット状出口22aに堆積した沈殿物を嫌気発酵槽3側に吸い込み、前記沈殿物を移流させる効果を発揮する。このとき、スリット状出口22aに堆積した堆積層22cの沈殿物は、全部同時に移流してしまうのではなく、常時スリット状出口22aには沈殿物の堆積層22cが維持されるように流動する。そのため、沈殿物が固液分離槽2から沈殿物移流部22を介して嫌気発酵槽3に移流しても、即座に嫌気発酵槽3内の液相は、固液分離槽2に逆流することはないものの、堆積層22cを通じて徐々に固液分離槽2に返送される。
一方、嫌気発酵槽3内の固形成分は、堆積層22cに阻まれて固液分離槽2に移流することができない。その結果、嫌気発酵槽3では、固液分離槽2の沈殿物が流入するが、嫌気発酵槽3の内部の固形成分が固液分離槽2に返送されることがなく、嫌気発酵槽3内の微生物が嫌気発酵槽3外に流出して減少することが抑制され、良好な嫌気発酵が維持でき、嫌気発酵により減容した固形成分量に見合う沈殿物が順次補給される運転状態を維持することができる。
〔循環用散気装置〕
図1に示すように、嫌気発酵槽3の汚泥沈降槽5側の嫌気発酵空間32には、この空間内の処理水を、メタン発酵に良好な温度に保持するための熱交換器33が備えられている。この熱交換器33は具体的には、上下に熱媒ヘッド33hを、それら一対の熱媒ヘッド33h間に内部を熱媒が流通可能な複数のチューブ33cを備えて構成されている。従って、一方の熱媒ヘッド33hから、複数のチューブ33cを介して他方の熱媒ヘッド33hに熱媒を流通させることで、嫌気発酵空間32内の処理液を加温することができる。
図1から判明するように、循環用散気装置36は、熱交換器33と仕切り壁W35との間に設け、嫌気発酵空間32内に存在する沈殿物を撹拌するとともに、処理液の対流を形成させて、熱交換器33との熱交換により嫌気発酵空間32の処理液を嫌気発酵に適切な温度(例えば55℃)に維持することが可能な構成が採用されている。
したがって、嫌気発酵槽3では沈殿物を嫌気発酵により連続的にガス化減容化し、バイオガスを回収できる。
尚、上記構成の場合、イジェクタ用散気装置35及び循環用散気装置36による散気は、収集されたバイオガスの一部をバイオガスタンクTから嫌気ガスポンプP1にて供給するので、嫌気発酵槽3の内部を、嫌気状態に維持することができる。また、それぞれ、1日に2回程度、70L/min程度の大量散気を20秒程度行えば、嫌気発酵槽3の処理能力に応じた沈殿物の移流を継続でき、大容量のポンプ等を用いることなく効率よく生ごみ粉砕処理物由来の沈殿物を移送できる。
〔汚泥沈降槽〕
図1に示すように、嫌気発酵槽3と好気処理槽4との間に、汚泥沈降槽5を設けている。
汚泥沈降槽5と好気処理槽4とを仕切る仕切り壁W45の上端縁を、排水処理装置本体Aの天井よりも下方に位置させて、その仕切壁W45の上端縁54が、汚泥沈降槽5及び好気処理槽4における処理液の液面位置を形成するように構成してある。これにより、汚泥沈降槽5の上澄液が仕切壁W45の上端縁54をオーバーフローして好気処理槽4に移流するように構成して、この仕切壁W45の上端縁54により、オーバーフロー状の第2移流部52を構成してある。
この汚泥沈降槽5には、第1返送路41を介して、好気処理槽4から汚泥及び処理液が返送されるとともに、当該汚泥沈降槽5から、第2返送路51を介して、嫌気発酵槽3に汚泥及び処理液が返送される。
第1返送路41は、エアーポンプP2により空気を揚水用ガスとして縦管部41aの下部に供給して、管内の水位を横管接続高さまで上昇させ、横管接続高さに達した被処理水を上流側に返送する構成としてある。空気を第1返送路41の縦管部41aに送る送気流路(図示省略)には、開閉弁V1及び流量調整弁V2を設け、これら開閉弁V1と流量調整弁V2により、縦管部41aへの給気の断続及び給気量の調整を行って、第1返送路41による汚泥及び処理液の返送の断続及び返送量の調整が可能に構成してある。
また、第2返送路51は、嫌気ガスポンプP1によりバイオガスタンクTのバイオガスを揚水用ガスとして縦管部51aの下部に供給して、管内の水位を横管接続高さまで上昇させ、横管接続高さに達した被処理水を上流側に返送する構成としてある。バイオガスをバイオガスタンクTから第2返送路51の縦管部51aに送る送気流路(図示省略)には、開閉弁V1及び流量調整弁V2を設け、これら開閉弁V1と流量調整弁V2により、縦管部51aへの給気の断続及び給気量の調整を行って、第2返送路51による汚泥及び処理液の返送の断続及び返送量の調整が可能に構成してある。
この汚泥沈降槽5は、下部に汚泥を沈降させる構成が採用されている。そして、エアーポンプP2よりエアを供給して散気する汚泥沈降槽用散気装置53を設け、汚泥沈降槽用散気装置53からの散気により、槽内に循環流を形成するように構成してある。
これにより、汚泥沈降槽5では、第1移流部25を介して固液分離槽2から移流される上澄み液、及び、第1返送路41を介して好気処理槽4から返送される汚泥及び処理液をさらに好気処理して浄化するとともに、汚泥沈降槽5で発生した沈殿汚泥を第2返送路51を介して上流側の嫌気発酵槽3に返送して、再度嫌気発酵槽3にて処理可能に構成してある。
尚、第2返送路51では、揚水用のガスとして、嫌気ガスを用いるので、上流側の貯留槽1、固液分離槽2、嫌気発酵槽3が好気性に偏るのを防止することができる。
〔好気処理槽〕
本発明に係る排水処理装置では、汚泥沈降槽5から上澄液を第2移流部52を介して好気処理槽4に移送して、好気処理することにより、自然界に放流可能な水質レベルにまで浄化して排水可能な家庭用浄化槽等として用いることとしている。
この好気処理槽4には、スポンジ状の担体43を多数収容する。また、エアーポンプP2により空気を供給して散気する好気処理槽用散気装置44を内装し、好気処理槽用散気装置44からの給気により、その担体43に、好気処理槽4内の液を好気処理する好気性菌を生育させるとともに、担体43が流動床を形成する循環流を槽内に形成可能に構成してある。
また、排水口42近傍に多孔状の固形分遮蔽体45を設け、排出される処理済の排水に固形成分が混入するのを抑制し、固形成分を含まない清浄な上澄液が排出される構成としてある。
〔排水処理装置の運転方法、制御部の制御構成〕
本発明の排水処理装置では、所定期間において貯留槽1に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、貯留槽1から固液分離槽2への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、生ごみ粉砕処理廃液を生ごみ粉砕処理廃液量だけ固液分離槽2に移流する移流工程と、移流工程に引き続き移流を停止して固液分離槽2での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、生ごみ粉砕処理廃液全量を所定期間に処理する運転方法を実行する。
又、移流工程において原水ポンプP3を作動して調整量だけ貯留槽1から固液分離槽2に生ごみ粉砕処理廃液を移流するとともに、静置工程において原水ポンプP3を静置時間停止する。
調整量は、移流工程及び静置工程において、固液分離槽2、嫌気発酵槽3、汚泥沈降槽5、好気処理槽4を経て処理される排水の清浄度が、許容最低清浄度よりも優れた値になるように設定してある。
そして、この実施形態では、前述の運転方法を実行する処理量制御手段61(図2参照)を設けてある。
制御部6は、公知の情報処理手段であるCPUや記憶部等を備えて構成され、この制御部6を利用して、処理量制御手段61を構成してある。
制御部6の制御構成について、更に説明を加える。
尚、各処理期間では、生ごみ粉砕処理廃液全量を貯留槽1から固液分離槽2へ移流して処理するので、各処理期間の処理の開始時点では、貯留槽1は略空の状態になっている。
制御部6は、各処理期間の開始時点で、生ごみ粉砕処理廃液を貯留槽1に供給する給液ポンプ(図示せず)を作動させて、所定期間で処理が必要な全量の生ごみ粉砕処理廃液を比較的大きい供給速度で一挙に連続して貯留槽1に供給する。
又、制御部6の処理量制御手段61は、給液ポンプの作動開始と略同時に、原水ポンプP3を移流時間作動して移流工程を実行した後、原水ポンプP3を静置時間停止する静置工程を実行し、以降、これら移流工程と静置工程とからなる処理工程を、全量の生ごみ粉砕処理廃液を貯留槽1から固液分離槽2に移流するまで繰り返す。
具体的には、例えば、所定期間を1日に設定し、生ごみ粉砕処理廃液全量が350L(リットル)/日である場合、例えば、原水ポンプP3により貯留槽1から固液分離槽2への生ごみ粉砕処理廃液の移流速度を7.29L/分に設定すると共に、移流時間、即ち、移流工程の所要時間を1分間に設定して、調整量を7.29Lに設定する。又、静置時間、即ち、静置工程の所要時間を29分間に設定して、移流工程と静置工程とからなる処理工程の所要時間を30分間に設定する。
つまり、移流工程と静置工程とからなる処理工程を30分単位で48回繰り返して、1日に350Lの生ごみ粉砕処理廃液全量を処理することができる。
前述の運転方法を実行することにより、原水ポンプP3により、7.29L/分といった比較的小さい移流速度で、移流時間の1分間の間、貯留槽1から固液分離槽2へ生ごみ粉砕処理廃液が調整量だけ移流されると共に、その移流後、静置時間の29分間、貯留槽1から固液分離槽2へ生ごみ粉砕処理廃液の移流が停止されて、固液分離槽2内の生ごみ粉砕処理廃液が静置される。また、原水ポンプP3によって、生ごみ粉砕処理廃液が貯留槽1から固液分離槽2に移流される際に、その原水ポンプP3によって生ごみ粉砕処理廃液の固形分が更に粉砕されるので、嫌気発酵槽3における沈殿物の嫌気発酵がさらに促進される。
従って、固液分離槽2への生ごみ粉砕処理廃液の移流に伴う生ごみ粉砕処理廃液の乱れが十分に抑制されると共に、静置工程での生ごみ粉砕処理廃液の移流の停止によって固液分離槽2での沈殿物の沈降が促進されるので、固液分離槽2内において、固液分離が良好に行われることになる。そして、固形分の含有量が少ない液相の上澄液が、第1移流部25を通して固液分離槽2から汚泥沈降槽5に移流されると共に、固形分の含有量が少ない上澄液が、第2移流部52により汚泥沈降槽5から好気処理槽4に移流されるので、好気処理槽4に移流される固形分の量を十分に低減することができる。又、第1返送路によって、好気処理槽4から汚泥沈降槽5に汚泥及び処理液が返送される。従って、これらの相乗効果により、好気処理槽4における好気処理の負荷を効果的に低減することができる。
その結果、好気処理槽4から排出される排水の清浄度を効果的に向上することができる。また、嫌気発酵槽3における沈殿物の嫌気発酵がさらに促進されるので、バイオガスの生成量を増大することができると共に、ごみの減容化を促進することができる。
次に、本発明による運転方法を実行することにより、好気処理槽4から排出する排水の清浄度を向上できる点を検証した結果を説明する。
検証では、本発明による運転方法を前述の運転条件にて実行する場合と、比較用の運転方法を実行する場合とで、好気処理槽4に移流する処理液のT−CODと、好気処理槽4から排出される排水のT−CODとを比較した。
比較用の運転方法としては、先に説明した従来の排水処理装置、即ち、オーバーフロー形態で生ごみ粉砕処理廃液が貯留槽1から固液分離槽2に移流すると共に、オーバーフロー形態で液相が固液分離槽2から好気処理槽3に移流する構成の排水処理装置において、350Lの生ごみ粉砕処理廃液全量を38.5L/分で連続して貯留槽1から固液分離槽2に移流する運転方法を用いた。
検証結果は、好気処理槽4に移流する処理液のT−CODが、本発明による運転方法では700mg/L、比較用の運転方法では6900mg/Lであり、好気処理槽4から排出される排水のT−CODが、本発明による運転方法では600mg/L、比較用の運転方法では5000mg/Lであった。
ちなみに、この排水処理装置で生ごみ粉砕処理廃液を処理して、処理済みの排水を排出するに当たって、好ましい排水の清浄度である許容最低清浄度は、例えば、T−CODで1000mg/Lである。
従って、本発明による運転方法を実行することにより、清浄度が許容最低清浄度よりも優れた値になるように、生ごみ粉砕処理廃液を浄化して排出することができる。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、主として、移流手段Mの別の実施形態を説明するものであり、移流手段M以外の構成は、上記の第1実施形態と同様である。従って、重複説明を避けるために、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、同じ符号を付すことにより説明を省略して、主として、移流手段M及びそれに関連する構成について説明する。
図3及び図4に示すように、この第2実施形態では、固液分離槽2から好気処理槽3に液相を移流する管状の第3移流部26を移流手段Mとして設けてある。
また、上記の第1実施形態と同様に、好気処理槽4から汚泥沈降槽5まで沈殿物を返送する第1返送路41、及び、汚泥沈降槽5から嫌気発酵槽3に沈殿物を返送する第2返送路51を設けてあり、第2返送路51における搬送ガスを嫌気性ガスとしてある。そして、返送路Rを第2返送路51により構成して、返送路Rを、汚泥沈降槽5で沈殿分離された沈殿物を嫌気発酵槽3に返送するように構成してある。
この第2実施形態では、汚泥沈降槽5及び好気処理槽4は、それぞれ独立の槽としてあり、第1実施形態で設けたオーバーフロー状の第2移流部52は、この第2実施形態では設けていない。
管状の第3移流部26は、その基端を固液分離槽2内において仕切り壁W23の上端縁27よりもやや下方に位置させ、且つ、先端を好気処理槽4内上方の気相域に位置させて配設してある。
上記の第1実施形態で説明したように、嫌気発酵槽3では多量のバイオガスが発生し、この嫌気発酵槽3の気相域と固液分離槽2の気相域とは連通しているので、固液分離槽2の気相域は、好気処理槽4の気相域よりも高圧となる。
従って、固液分離槽2の気相域と好気処理槽4の気相域との圧力差により、固液分離槽2の上澄液を、第3移流部26内にその基端から流入させて、第3移流部26を通して好気処理槽4に移流することができる。
この第2実施形態の汚泥沈降槽5には、第1返送路41を介して、好気処理槽4から汚泥及び処理液が返送されるとともに、当該汚泥沈降槽5から、第2返送路51を介して、嫌気発酵槽3に汚泥及び処理液が返送される。
そして、汚泥沈降槽5では、第1返送路41を介して好気処理槽4から返送される汚泥及び処理液をさらに好気処理して浄化するとともに、汚泥沈降槽5で発生した沈殿汚泥を第2返送路51を介して上流側の嫌気発酵槽3に返送して、再度嫌気発酵槽3にて処理可能に構成してある。
尚、上記の第1実施形態と同様に、第2返送路51では、揚水用のガスとして、嫌気ガスを用いるので、上流側の貯留槽1、固液分離槽2、嫌気発酵槽3が好気性に偏るのを防止することができる。
また、この第2実施形態の好気処理槽4には、第3移流部26を介して固液分離槽2から上澄み液が移流されて、その上澄み液が好気処理槽4で好気処理される。
つまり、この第2実施形態の排水処理装置は、受け入れ口11から受け入れた生ごみ粉砕処理廃液を固液分離槽2で沈殿分離して、沈殿物は嫌気発酵槽3での嫌気発酵によりバイオガス化して、バイオガスをバイオガス取出口31からバイオガス取出路37により取り出し、液相は好気処理槽4での好気処理により浄化して、清浄な排水として排水口42から外部に排出する構成となっている。
この第2実施形態においても、上記の第1実施形態と同様に、移流工程と静置工程とを繰り返し、生ごみ粉砕処理廃液全量を所定期間に処理する本願発明の運転方法を実行する。そして、この運転方法を実行する処理量制御手段61(図4参照)を設けてある。
上記の第1実施形態と同様に、本発明の運転方法を実行することにより、上記の第1実施形態で説明したのと同様に、固液分離槽2内において、固液分離が良好に行われる。
そして、固形分の含有量が少ない液相の上澄液が、固液分離槽2から第3移流部26を通して好気処理槽4に移流されるので、好気処理槽4に移流される固形分の量を十分に低減することができる。又、第1返送路によって、好気処理槽4から汚泥沈降槽5に汚泥及び処理液が返送される。従って、これらの相乗効果により、好気処理槽4における好気処理の負荷を効果的に低減することができる。
その結果、好気処理槽4から排出される排水の清浄度を効果的に向上することができる。また、嫌気発酵槽3における沈殿物の嫌気発酵がさらに促進されるので、バイオガスの生成量を増大することができると共に、ごみの減容化を促進することができる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 貯留槽1から生ごみ粉砕処理廃液を固液分離槽2に移流する生ごみ粉砕処理廃液移流構成は、上記の第1及び第2の各実施形態において例示した構成、即ち、貯留槽1と固液分離槽2とにわたって移流路12を設けると共に、その移流路12に原水ポンプP3を設けた構成に限定されるものではない。
例えば、貯留槽1を固液分離槽2よりも上位に設け、貯留槽1から固液分離槽2に生ごみ粉砕処理廃液を自然流下させる流下路を設けると共に、その流下路に開閉弁を設けて、これら流下路及び開閉弁により、生ごみ粉砕処理廃液移流構成を構成する。
そして、本願の運転方法を実行するに当たっては、移流工程では、移流時間の間、開閉弁を開き、静置工程では、静置時間の間、開閉弁を閉じる。
(ロ) 上記の第1及び第2の各実施形態では、排水処理装置本体Aの内部を4つの仕切り壁W12,W23,W35,W45にて仕切ることにより、排水処理装置本体A内に貯留槽1、固液分離槽2、嫌気発酵槽3、汚泥沈降槽5及び好気処理槽4を一体的に構成したが、貯留槽1、固液分離槽2、嫌気発酵槽3、汚泥沈降槽5及び好気処理槽4夫々を、独立の槽により構成しても良い。
(ハ) 上記の第1及び第2の各実施形態では、処理量制御手段61により、移流工程と静置工程とを繰り返し自動的に実行するように構成したが、移流工程と静置工程とを手動操作により繰り返し実行するように構成しても良い。
以上説明したように、浄化処理して排出する排水の清浄度を向上し得る排水処理装置及びその排水処理装置の運転方法を提供することができる。
1 貯留槽(受け入れ部)
2 固液分離槽
3 嫌気発酵槽
4 好気処理槽
5 汚泥沈降槽
12 移流路
21 液相移流部
22 沈殿物移流部
25 第1移流部
26 第3移流部
41 第1返送路
51 第2返送路
52 第2移流部
61 処理量制御手段
M 移流手段
P3 原水ポンプ
R 返送路

Claims (13)

  1. 生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
    前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
    前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
    前記固液分離槽の液相を受け入れる汚泥沈降槽と、
    前記汚泥沈降槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置であって、
    前記汚泥沈降槽は前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される構成であり、
    前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
    前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
    前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
    所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する処理量制御手段を設けた排水処理装置。
  2. 前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する第1移流部を前記移流手段として設けるとともに、前記汚泥沈降槽から前記好気処理槽に液相を移流する第2移流部を設け、
    前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を第2返送路として設け、
    少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスである請求項1に記載の排水処理装置。
  3. 生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
    前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
    前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
    前記固液分離槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置であって、
    前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される汚泥沈降槽を設け、
    前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
    前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
    前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
    所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する処理量制御手段を設けた排水処理装置。
  4. 前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する第3移流部を前記移流手段として設け、
    前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を第2返送路として設け、
    少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスである請求項に記載の排水処理装置。
  5. 前記受け入れ部に受け入れた前記生ごみ粉砕処理廃液を前記固液分離槽に移流する移流路を設けるとともに、当該移流路に間欠駆動可能な原水ポンプを備え、
    前記処理量制御手段において、前記移流工程において前記原水ポンプを作動して前記調整量だけ前記受け入れ部から前記固液分離槽に前記生ごみ粉砕処理廃液を移流するとともに、前記静置工程において前記原水ポンプを静置時間停止する請求項1〜のいずれか1項に記載の排水処理装置。
  6. 前記原水ポンプの作動により、前記受け入れ部から前記固液分離槽に移流される前記生ごみ粉砕処理廃液の固形分がさらに粉砕される請求項に記載の排水処理装置。
  7. 前記移流工程及び前記静置工程において、前記固液分離槽、前記嫌気発酵槽、前記汚泥沈降槽、前記好気処理槽を経て処理される排水の清浄度が、許容最低清浄度よりも優れた値になるように、前記調整量が設定される請求項1〜のいずれか1項に記載の排水処理装置。
  8. 生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
    前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
    前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
    前記固液分離槽の液相を受け入れる汚泥沈降槽と、
    前記汚泥沈降槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置の運転方法であって、
    前記汚泥沈降槽は前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される構成であり、
    前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
    前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
    前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
    所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する排水処理装置の運転方法。
  9. 前記固液分離槽から前記汚泥沈降槽に液相を移流する第1移流部を前記移流手段として設けるとともに、前記汚泥沈降槽から前記好気処理槽に液相を移流する第2移流部を設け、
    前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を第2返送路として設け、
    少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスである請求項に記載の排水処理装置の運転方法。
  10. 生ごみ粉砕処理廃液を受け入れる受け入れ部を設け、
    前記受け入れ部から前記生ごみ粉砕処理廃液を移流させて、前記生ごみ粉砕処理廃液を沈殿分離する固液分離槽と、
    前記固液分離槽にて沈殿分離された沈殿物を受け入れてバイオガス化する嫌気発酵槽と、
    前記固液分離槽の液相を受け入れて好気処理する好気処理槽とを設けた排水処理装置の運転方法であって、
    前記好気処理槽で沈殿分離された沈殿物が返送される汚泥沈降槽を設け、
    前記固液分離槽から前記嫌気発酵槽に液相を移流させる液相移流部と、前記固液分離槽の前記沈殿物を前記嫌気発酵槽に移流させる沈殿物移流部とを設けてなり、
    前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する移流手段を設けるとともに、
    前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する返送路を設けてなり、
    所定期間において前記受け入れ部に受け入れる生ごみ粉砕処理廃液全量に関して、当該生ごみ粉砕処理廃液全量が分割された複数の調整量に、前記受け入れ部から前記固液分離槽への生ごみ粉砕処理廃液量を調整するとともに、前記生ごみ粉砕処理廃液を前記生ごみ粉砕処理廃液量だけ前記固液分離槽に移流する移流工程と、前記移流工程に引き続き移流を停止して前記固液分離槽での沈殿物の沈降を促進する静置工程とを繰り返し、前記生ごみ粉砕処理廃液全量を前記所定期間に処理する排水処理装置の運転方法。
  11. 前記固液分離槽から前記好気処理槽に液相を移流する第3移流部を前記移流手段として設け、
    前記好気処理槽から前記汚泥沈降槽まで沈殿物を返送する第1返送路を設けると共に、前記汚泥沈降槽で沈殿分離された沈殿物を前記嫌気発酵槽に返送する前記返送路を、第2返送路として設け、
    少なくとも前記第2返送路における搬送ガスが嫌気性ガスである請求項10に記載の排水処理装置の運転方法。
  12. 前記受け入れ部に受け入れた前記生ごみ粉砕処理廃液を前記固液分離槽に移流する移流路を設けるとともに、当該移流路に間欠駆動可能な原水ポンプを備え、
    前記移流工程において前記原水ポンプを作動して前記調整量だけ前記受け入れ部から前記固液分離槽に前記生ごみ粉砕処理廃液を移流するとともに、前記静置工程において前記原水ポンプを静置時間停止する請求項8〜11のいずれか1項に記載の排水処理装置の運転方法。
  13. 前記移流工程及び前記静置工程において、前記固液分離槽、前記嫌気発酵槽、前記汚泥沈降槽、前記好気処理槽を経て処理される排水の清浄度が、許容最低清浄度よりも優れた値になるように、前記調整量が設定される請求項8〜12のいずれか1項に記載の排水処理装置の運転方法。
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