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JP6322366B2 - 補強部材付きサポータ - Google Patents
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JP6322366B2 - 補強部材付きサポータ - Google Patents

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Description

本発明は、補強部材付きサポータに関する。
医療用やスポーツ用などに用いられるサポータには、関節の動きを制限したり、圧迫するなどして保持する補強部材付きサポータがある。
補強部材付きサポータの製法としては、サポータに布や金属製の補強部材を縫い付ける方法がある。しかし、この製法は、極めて非能率的であり、また、作業に高度の熟練を要する。この不都合を解消する製法として、サポータに液体状となった弾性材を付着させ、これを硬化させて補強部材とする方法が、本願発明者により提案され、普及している(特許文献1)。この製法は、効率的であり、作業も容易である。しかし、この製法においては、弾性材を付着させて板状にしていることから、サポータの着脱の際に大きな変形が加えられると、板状の弾性材が疲労して、ひび割れ、破損が生じることがある。そこで、本願発明者は、サポータの面上に、液体状となった弾性材を、塗布、スクリーン印刷等により、多数の点の集合よりなる面、多数の線の集合よりなる面、又は多数の孔を有する面を形成するように付着させ、この後、前記弾性材を硬化させて、張力、曲げ剛性又は圧迫力を負担する補強部材とする補強部材付きサポータの製法を提案し実用化している(特許文献2)。さらに、表面の摩擦抵抗を小さくするため、補強部材の表面に多数のガラスビーズを設けることも提案している(特許文献3)
他方、特許文献4には、生地に保温性の機能をもたせるために、伸縮性を有する基材と、基材に配設してなる電極と、基材に配設され、かつ電極と電気的に接続してなる自己温度制御機能を有する抵抗体とを備え、前記基材は編物により形成され、前記電極は、導電金属粉末、バインダー樹脂及び弾性材料が混合され、前記抵抗体は、カーボン、バインダー樹脂、結晶性樹脂及び弾性材料が混合されることにより前記基板に追随して伸縮する面状発熱体が開示されている(その請求項1)。
特公平5−1021号公報 特許第3225393号公報 特開2008−48825号公報 特許第3824744号公報
ところで、サポータでは、優れた伸縮性が要求される。しかしながら、特許文献4のような面状発熱体においては、サポータとしての用途は記述が見当たらず、特に筋肉の筋や膝頭などを強い伸縮力によって保護することは何ら考慮されておらず、強い伸縮力が働くと、バインダー樹脂などが塗布されていても、電極および抵抗体に割れや剥がれが生じ易い。また、特許文献4のように、不織布としての生地にゴム系樹脂を含浸させたり、編物としての生地にゴム系樹脂を含浸させたりしても、サポータとしてはその本来の伸縮性が得られない。さらに、サポータとしては、単に導電性樹脂が塗布されても、衣服や床面などとの滑りが悪くなるなどの問題点がある。
そこで本発明の目的は、抵抗体に割れや剥がれが生じ難く、かつ、筋肉の腱や膝頭などを強い伸縮力によって保護することができる補強部材付きサポータを提供することにある。
本発明は、ゴム質材が含有されている導電性樹脂がサポータ用の生地に塗布され硬化されて通電可能な抵抗体が形成されているとともに、前記抵抗体が張力、曲げ剛性又は圧迫力を負担する補強部材の少なくとも一部を構成し、
前記抵抗体の上層又は下層のいずれかないしは両方に、絶縁性の弾性樹脂が塗布され硬化されており、多層構造となっているか、または前記抵抗体が所定間隔で形成されているとともに、前記抵抗体同士の間に入り込むように、絶縁性の弾性樹脂が塗布され、硬化されていることを特徴とする。
本発明によれば、ゴム質材が含有されている前記導電性樹脂がサポータ用の生地の所定箇所にて補強部材としての役割を果たすことになり、ゴム質材が含有されていることで、割れや剥がれが生じ難く、筋肉の筋や膝頭などを強い伸縮力にて保護することができる。そして、前記抵抗体を通電することで、身体への各種作用を奏しさせることが可能なサポータ生地となる。
前記生地は、サポータ用の生地であり、伸縮性、圧迫性のある生地、編み方が適用される。
前記ゴム質材としては、シリコーンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エラストマー等が挙げられる。
本発明は、前記導電性樹脂には発熱材が含有されており、通電によって前記抵抗体が発熱することを特徴とする。
本発明によれば、通電によって前記抵抗体が発熱することで、身体を保温ないしは加温するサポータ生地となる。
前記発熱材としては、カーボン、銅、銀、金、アルミニウム、鉄、ニッケル、チタン、コバルト、ビスマス等や、これらの複合材料などが挙げられる。
本発明は、前記導電性樹脂には磁性材が含有されており、通電によって前記抵抗体に磁場が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、通電によって前記抵抗体に磁場が形成されることで、形成された磁場により身体の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られるサポータ生地となる。
前記磁性材としては、鉄、ニッケル、コバルト等や、これらの複合材料などが挙げられる。
本発明は、前記抵抗体と電源とを接続するための電極が配されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記電極が配されていることで前記抵抗体への通電が容易な構成となる。
前記電極の材質としては、カーボン、銅、銀、金、アルミニウム、鉄、ニッケル、チタン、コバルト、ビスマス等や、これらの複合材料などが挙げられる。前記電極の形状としては、板状、線状、コイル状、箔状などが挙げられる。
前記電源としては、直流電源、交流電源、パルス電源、バッテリー、電池など既知の電源が挙げられる。通電発熱としては直流が効率がよく、磁場形成としては交流が好ましいことから、直流と交流を切り換えて使用してもよいし、交流に直流成分を重畳させて使用してもよいし、パルス電源を用いてもよい。電圧値を高くすることで、発熱量や形成される磁界エネルギーを大きくすることができる。人体への影響を抑えつつ所定の効果を得るためには、例えば1Vから12Vの電圧発生回路又は電池が用いられる。
本発明は、前記電極は、サポータとする際に縁かがりする位置に配されていることが好ましい。サポータとしての縁かがり部は、厚手の生地で構成されることから、前記電極を埋設させることができる。また、サポータとしての縁かがり部は、幅広で構成されることが通例であり、高い伸縮力を有するが、この縁かがり部では金属線としての電極は破断するような事態を生じさせない。なお、サポータとしての縁かがり部は、ずれ防止機能の要請が高く、その他の要請は少ない。
本発明は、前記補強部材は、前記抵抗体の上層又は下層のいずれかないしは両方に、絶縁性の弾性樹脂が塗布され硬化されており、多層構造となっていることを特徴とする。
本発明によれば、絶縁性の前記弾性樹脂が前記抵抗体の上層又は下層のいずれかないしは両方に配されていることによって前記抵抗体が保護される構成となり、補強部材には、割れや剥がれが生じ難く、しかも筋肉の筋や膝頭などを強い伸縮力にて保護することが容易となる。
前記弾性樹脂としては、シリコーンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エラストマー等が挙げられる。
本発明は、前記抵抗体が所定間隔で形成されているとともに、前記抵抗体同士の間に入り込むように、絶縁性の弾性樹脂が塗布され硬化されていることを特徴とする。
本発明によれば、隣り合って配された絶縁性の前記弾性樹脂によって前記抵抗体が保護される構成となり、補強部材には、割れや剥がれが生じ難く、しかも筋肉の筋や膝頭などを強い伸縮力にて保護することが容易となる。
本発明は、前記抵抗体の表面又は前記補強部材の表面には、多数の微小球体が、その一部が露出して配されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記微小球体が、衣服や床面と接触する摩擦係数を小さくするので、サポータとしての装着感に優れた構成となる。
本発明は、前記抵抗体の表面又は前記補強部材の表面には、反射材又は蓄光材が塗布されていることを特徴とする。
本発明によれば、サポータの装飾性を高めるとともに、前記抵抗体の位置確認にも使用できる。
前記微小球体としてのガラスビーズは球形であるため再帰反射性を有しており、外部からガラスビーズ内に入射した光が入射した方向へ向けて反射する機能を前記反射材として使用することが可能である。
本発明の抵抗体付きサポータは、前記抵抗体付きサポータ生地からなるサポータであって、通電によって温度が高くなるか、通電によって前記抵抗体に磁場が形成されるか、のいずれかないしは両方であることを特徴とする。
本発明によれば、筋肉の筋や膝頭などを強い伸縮力にて保護することができるうえ、さらに、通電によって発熱させることで身体を保温ないしは加温するサポータとなり、通電によって磁場が形成され身体の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られるサポータとなる。
本発明の抵抗体付きサポータは、膝用サポータ、肘用サポータ、脹脛用サポータ、足首用サポータ、腰用サポータ等の各種サポータに好適である。
本発明によれば、ゴム質材が含有されている前記導電性樹脂がサポータ用の生地の所定箇所にて補強部材としての役割を果たすことになり、ゴム質材が含有されていることで、割れや剥がれが生じ難く、筋肉の筋や膝頭などを強い伸縮力にて保護することができる。そして、通電によって前記抵抗体を発熱させることで身体を保温ないしは加温するサポータとなり、通電によって前記抵抗体に磁場が形成されることで身体の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られるサポータとなる。さらに、前記抵抗体の上層又は下層のいずれかないしは両方に配された絶縁性の前記弾性樹脂や隣り合って配された絶縁性の前記弾性樹脂によって前記抵抗体が保護される構成となり、補強部材には、割れや剥がれが生じ難く、しかも筋肉の筋や膝頭などを強い伸縮力にて保護することが容易となる。
さらに、前記電極が配されていることで、破断が生じ難く、前記抵抗体との接続が良好になり、前記電極と前記抵抗体の組み合わせによって各種サポータに対応させることが容易となる。また、前記微小球体が、衣服や床面と接触する摩擦係数を小さくし、サポータとしての装着感に優れた構成となる。
本発明の第1の実施形態のサポータにおける使用態様を例示する図である。 上記第1の実施形態のサポータにおけるサポータ生地の断面図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は横断面図である。 上記第1の実施形態のサポータにおけるサポータ生地の断面図の他の例であり、(a)は縦断面図であり、(b)は横断面図である。 本発明のサポータ生地における導電性樹脂の塗布状態を例示する断面図である。 本発明の第2の実施形態のサポータの使用態様を例示する図であり、抵抗体が所定間隔で配される例である。 上記第2の実施形態のサポータにおけるサポータ生地の横断面図である。 本発明の第2の実施形態のサポータの使用態様を例示する図であり、抵抗体と間隔を開けて絶縁性の弾性樹脂が配される例である。 上記第2の実施形態のサポータにおけるサポータ生地の横断面図である。 本発明の第3の実施形態のサポータ生地を例示する図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 上記第3の実施形態のサポータ生地の他の例を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 本発明の第4の実施形態のサポータ生地を例示する図であり、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 上記第4の実施形態のサポータ生地の他の例を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 本発明の第5の実施形態のサポータ生地を例示する平面図である。 本発明の第5の実施形態のサポータ生地の他の例を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態のサポータの他の例における使用態様を示す図である。 上記第1の実施形態のサポータにおけるサポータ生地の断面図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は横断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態のサポータ1の使用態様を例示する図である。図1に示す例は膝用サポータである。図2は、本実施形態におけるサポータ生地1の断面図であり、図2(a)は縦断面図であり、図2(b)は横断面図である。ここでは、便宜上、サポータとサポータ生地とは同一の符号(符号1、符号21等)で表している。本実施形態では、膝用サポータ1の膝蓋骨の左右に部分に補強部材8が配されている。サポータ1は筒状であり、その上下端部の縁かがり部6,6に亘って略「く」の字状に設けられている。補強部材8は、ゴム質材が含有されている導電性樹脂からなる抵抗体5と、抵抗体5を覆う弾性樹脂3から構成される(図1、図2(a)(b))。なお、図1では、左側のみ示しているが、右側についても同様に前記補強部材8が配されている。
前記補強部材8を構成する導電性樹脂5は、サポータ1の両側に形成され、生地2の上端の縁かがり部6から下端の縁かがり部6までに亘って配設されることにより、足の左右両側の筋を補強するとともに、抵抗体5としての面積を広くしている(図1)。前記生地2は、サポータ用の生地であり、既知の編生地や織生地が適用される。
前記抵抗体5は、ゴム質材が含有されている導電性樹脂を加熱して、厚さが1〜3mm程度で所定幅を形成するように、印刷するか又はノズルから吐出させるなどして、生地2上に配し、熱硬化させることにより抵抗体5を形成する。そして、抵抗体5の形状に対応して抵抗体5を覆うように絶縁性のゴム質材からなる弾性樹脂3を塗布して、熱硬化又は自然硬化させることで、補強部材8を形成している。
前記ゴム質材としては、シリコーンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エラストマー等が挙げられる。
本実施形態によれば、前記導電性樹脂には、ゴム質材を含んでいることから、伸縮性が高い生地2においても、これに追従して伸縮する構成となる。
前記導電性樹脂は、導電性微粒子と、その導電性微粒子の表面を被覆する保護剤または分散剤と、溶剤と、ゴム質材を含有してなるペースト状の組成物であり、熱硬化することで高導電性を発現する導電膜を形成する。前記導電性樹脂中に含有される導電性微粒子としては、金属微粒子が用いられている。前記金属微粒子は、例えば粒径100nm以下の金属微粒子である。
本実施形態は、前記導電性樹脂には発熱材が含有されている。前記発熱材としては、カーボン、銅、銀、金、アルミニウム、鉄、ニッケル、チタン、コバルト、ビスマス等や、これらの複合材料などが挙げられる。これらの金属微粒子は発熱材として機能し、通電によって抵抗体5が発熱する。ここでは、パルス電源9が用いられる。
本実施形態によれば、通電によって前記抵抗体5が発熱することで、身体を保温ないしは加温するサポータ1となる。
本実施形態は、前記導電性樹脂には磁性材が含有されている。前記磁性材としては、鉄、ニッケル、コバルト等や、これらの複合材料などが挙げられる。これらの金属微粒子は磁性材として機能し、通電によって抵抗体5に磁場が形成される。ここでは、パルス電源9が用いられる。
本実施形態によれば、通電によって前記抵抗体5に磁場が形成されることで、形成された磁場により身体の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られるサポータ1となる。
本実施形態は、サポータ1の縁かがり部6には、電極4が配されている(図1、図2(a))。電極4と抵抗体5とは互いに接着されて電気接続されている。電極4の材質としては、カーボン、銅、銀、金、アルミニウム、鉄、ニッケル、チタン、コバルト、ビスマス等や、これらの複合材料などが挙げられる。電極4の形状としては、板状、線状、コイル状、箔状などが挙げられる。
電極4は、配線91,92を介して電源9と接続されている(図1)。本実施形態の電極4は、導電ペーストに導電性の金属短線を付加し熱硬化させて線状としたものであり、抵抗体5を形成する際に同時に形成している。
本実施形態は、前記電極4は、サポータとする際に縁かがりする位置に配されている(図1、図2(a))。サポータとしての縁かがり部は、厚手の生地で構成されることから、電極4を埋設させることができる。また、サポータとしての縁かがり部は、幅広で構成されることが通例であり、高い伸縮力を有するが、この縁かがり部では金属線としての電極は破断するような事態を生じさせない。
本実施形態のサポータ1によれば、生地2の表面に補強部材8があるので、着脱時に大きな変形を加えても、補強部材8の伸びは制限され、弾性樹脂3に劣化、ひび割れ等を生じることが防止される。
ここで、本明細書中におけるサポータとは、患者やスポーツ選手が関節や局部を保護する為のゴムを織り込んだ布というような狭い意味ではなく、身体を保護するための布状のものや、関節の動きを制限したり、骨を一定方向に付勢して保持する機能を備えたものをも含み、そのための形状としては、筒状のみならず、上着や下着の形をして、身体と密着した状態を維持するものを含む概念である。例えばスパッツやゲートルについても本願に含まれる。
図3は、上記実施形態のサポータにおけるサポータ生地1の断面図の他の例であり、図3(a)は縦断面図であり、図3(b)は横断面図である。本実施の形態では、下から上に向かって順番に、生地2、弾性樹脂3、抵抗体5、弾性樹脂3の順に配されて多層構造となっている。弾性樹脂3は、絶縁性であり、例えば株式会社スリーボンド製熱可塑性ゴム質合成樹脂を、ホットメルトアプリケータで約120°Cに加熱して液体状とし、ノズルから吐出させて生地2上に付着させ、自然冷却して硬化させることにより形成される。この弾性樹脂3は透明である。したがって、後述する多数の微小球体、反射剤、又は、蓄光材料を有する弾性樹脂が塗布されてもその発する光が妨げられない構成となっている。また、露出している最上層の弾性樹脂3から内部の抵抗体5が視認できるので、患部にサポータ1を付ける際に位置合わせが容易となる。そして、サンドイッチ構造にすることにより、抵抗体5の剥がれ防止効果が高まると共に、補強部材8としての強度を強く持たせることができる。
図4は、本実施形態のサポータ生地における導電性樹脂の塗布状態を例示する断面図である。前記導電性樹脂を生地2に塗布すると、部分的に繊維に滲み込んで塗布部分が凹状となることがあるが、その上に弾性樹脂3を塗布することで、補強部材8としての強度を強く持たせるとともに、生地2からあまり盛り上がらないようにしてもよい。また、前記抵抗体5と弾性樹脂3は、生地2の両面に形成ししてもよい。両面形成の場合、表裏面で対称となるように形成してもよいし、表裏面で異なる形状としてもよい。
前記弾性樹脂3の形成方法としては、例えば、信越化学工業株式会社製2液混合型シリコーンゴムKE1950−30を2液混合した液状のものを、ノズルから吐出させ、厚さが1〜3mm程度の所望形状の面とし、この面に生地2を載せ、その後、約150°Cの温度で、10秒程度加熱して硬化させることにより形成する方法としてもよい。2液混合型シリコーンゴムKE1950−30は、破断までの伸びが700%(信越化学工業株式会社のカタログを参照)であり、弾性限度は300%程度であるので、生地2として、200%程度の伸びを有するジャージ織物(ゴム入り織物)を使用する。なお、この生地2の素材は、ゴム入りのサポータ生地であるが、綿を含有するものは前記弾性樹脂3との接着性が良いので適当である。
図15は、上記第1の実施形態のサポータの他の例における使用態様を示す図である。図16は、記第1の実施形態のサポータにおけるサポータ生地1の断面図であり、図16(a)は縦断面図であり、図16(b)は横断面図である。
図15と図16(a)(b)に示す例では、多数の微小球体であるガラスビーズ7が、弾性樹脂3に途中まで埋め込まれて配されている。これらのガラスビーズ7は個々の直径が35〜300マイクロメートルの球形であり無色透明である。ここで、ガラスビーズ7は個々の直径が均質なほうが好ましく、具体的には直径が38〜50マイクロメートルのガラスビーズを使用することが好ましい。各ガラスビーズ7は下半分が弾性樹脂3に埋設された状態で固定され、上半分が露出している。ガラスビーズ7は球形であるため再帰反射性を有しており、外部からガラスビーズ7内に入射した光が入射した方向へ向けて反射する機能を有している。同じ様にして、反射剤や蓄光材料を前記導電性樹脂からなる抵抗体5に含ませることで、さらに複雑な反射によって光を発すると共に、抵抗体5の発熱によっても異なる発光をするようにもできる。他方、サポータ生地2の色を黒色とし、かつ、抵抗体5と弾性樹脂3についても黒色を使用することで、上記発光が顕著になるようにすることも可能である。
前記弾性樹脂3はウレタン樹脂等の弾力性に富む材質によって構成されており、弾性樹脂3自体の弾性力による所定の引張強度を有するとともに、ガラスビーズ7の下側およそ半分をその周囲から保持固定することでガラスビーズ7の脱落を防止している。また、ガラスビーズ7に対して外力として面状圧力が加わった場合には、その圧力を弾性樹脂3自体の弾性力にて吸収する緩衝機能を有する。本実施形態では、弾性樹脂3からなる樹脂層は30〜40マイクロメートルの厚さに形成されているが、その厚みを変更することにより弾性力を任意に設定することもできる。また、弾性樹脂3として用いる樹脂に予め染料を含有させることにより所定色に着色することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施形態のサポータの使用態様を例示する図であり、抵抗体5が所定間隔で配される例である。図6は、上記第2の実施形態のサポータにおけるサポータ生地21の横断面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。
本実施形態では、左側から順番に、細幅の抵抗体5、弾性樹脂3、細幅の抵抗体5、弾性樹脂3、細幅の抵抗体5の順に隣接して配されており(図5、図6)、樹脂部分の厚みを薄くすることでより柔軟な動きができるようにされている。また、細幅の抵抗体5とすることで、抵抗値を上げる方向で調節して加温温度を抑えつつ磁場が形成されやすい構成としている。
図7は、上記第2の実施形態のサポータの使用態様を例示する図であり、抵抗体5と間隔を開けて絶縁性の弾性樹脂3が配される例である。図8は、上記第2の実施形態のサポータにおけるサポータ生地21の横断面図である。
本実施形態では、細幅の抵抗体5の両側に所定間隔で絶縁性の弾性樹脂3を配しており、図5に示す例よりもさらに抵抗値を上げる方向で調節して加温温度を抑えている。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施形態のサポータ生地31を例示する図であり、図9(a)は平面図であり、図9(b)は側面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。
本実施形態では、生地2に四角のスパイラル形状で抵抗体5を設けたものである。本実施形態のサポータ生地31は、抵抗体5が電気回路及び磁気回路を構成しており、サポータ生地2の端部に所定間隔で配された電極4,4から2本の細幅の抵抗体5、5が平行に引き出されて、生地2の中央付近で電気接続されている(図9(a))。本実施形態によれば、交流電源9から配線91,92を介して抵抗体5を通電すると、強力な磁場が形成され、患部の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られる。サポータ31としては、例えば肘や膝用のサポータとして、スパイラルの中央付近が肘や膝の中央に向かっているようにして適用させる。
図10は、上記第3の実施形態のサポータ生地の他の例を示す図であり、図10(a)は平面図であり、図10(b)は側面図である。本実施形態のサポータ生地31は、スパイラル形状の抵抗体5が弾性樹脂3で覆われており、補強されている。
(第4の実施の形態)
図11は、本発明の第4の実施形態のサポータ生地を例示する図であり、図11(a)は平面図であり、図11(b)は断面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。
本実施形態のサポータ生地41は、生地2に四角のスパイラル形状で抵抗体5を設けたものである。本実施の形態では、抵抗体5が電気回路及び磁気回路を構成しており、サポータ生地2の端部に所定間隔で生地4の表側に配された電極4と生地4の裏側に配された電極4から2本の細幅の抵抗体5、5が平行に引き出されて、生地2の中央の貫通穴51にて2本の抵抗体5,5が電気接続されている(図11(a))。本実施形態によれば、交流電源9から配線91,92を介して抵抗体5を通電すると、強力な磁場が形成され、患部の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られる。サポータ41としては、例えば肘や膝用のサポータとして、スパイラルの中央付近が肘や膝の中央に向かっているようにして適用させる。
図12は、上記第4の実施形態のサポータ生地の他の例を示す図であり、図12(a)は平面図であり、図12(b)は断面図である。本実施形態のサポータ生地41は、生地2に渦巻き状のスパイラル形状で抵抗体5を設けたものである。本実施の形態では、抵抗体5が電気回路及び磁気回路を構成しており、サポータ生地2の端部に所定間隔で生地2の表側に配された電極4と生地2の裏側に配された電極4から2本の細幅の抵抗体5、5が平行に引き出されて、生地2の中央の貫通穴51にて2本の抵抗体5,5が電気接続されている(図12(a))。本実施形態によれば、交流電源9から配線91,92を介して抵抗体5を通電すると、強力な磁場が形成され、患部の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られ、サポータ31としては、肘頭や膝頭用のサポータとして、スパイラルの中央付近が肘や膝の中央に向かっているようにして適用させるのに好適な形状である。
(第5の実施の形態)
図13は、本発明の第5の実施形態のサポータ生地を例示する平面図である。図14は、本発明の第5の実施形態のサポータ生地の他の例を示す平面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。
図13に示す本実施形態のサポータ生地51は、生地2の上端の両側付近にそれぞれ電極4,4が形成され、細幅の抵抗体5、5が平行に引き出されて、生地2の下端で90度の角度で曲がって互いに近づき、再度90度の角度で曲がって生地4の上方で互いに近づいて電気接続され矩形を連続させた形状となっている。そして、弾性樹脂3が、抵抗体5と抵抗体5の間に入るようにしてコの字状に形成されている。本実施形態によれば、電池電源9によって、簡易に抵抗体5を発熱させて身体を加温させることが容易となる。
図14に示す本実施形態のサポータ生地51は、生地2の上端の両側付近にそれぞれ細幅で生地の上から下に亘る長さの電極4,4が平行配置され、電極4,4の長手方向の中央から直交して細幅の抵抗体5が形成され、当該抵抗体5は、枝状に分岐して電極4,4と平行配置される。そして、弾性樹脂3が、抵抗体5と抵抗体5の間に入るようにして山の字状に形成されている。本実施形態によれば、パルス電源9によって、簡易に抵抗体5を発熱させて身体を加温させることが容易となるうえ、さらに、抵抗体5及び電極4にて磁場が形成され、患部の血流が改善されるなどの磁気的効果が得られ易い。なお、図13と図15に示す例に加えて、絶縁性の弾性樹脂3で抵抗体5を覆う構成とすれば、補強され信頼性が更に高まることとなる。
上述した実施の形態では、抵抗体5の構成を複数例示して説明したが、本発明はこれに限らず種種の電気回路や磁気回路のいずれか、ないしは、両方を構成することができる。また、上述の実施形態では、膝用サポータや肘用サポータを例に説明したが、本発明はこれらに限らず、腰用サポータなどその他一般に用いられている各種サポータにも広く適用可能である。
1,21,31,41,51 本発明のサポータ(本発明のサポータ生地)、
2 生地、
3 弾性樹脂、
4 電極、
5 抵抗体、
6 縁かがり部、
7 微小球体(ガラスビーズ)、
8 補強部材、
9 電源、
91,92 配線

Claims (9)

  1. ゴム質材が含有されている導電性樹脂がサポータ用の生地に塗布され硬化されて通電可能な抵抗体が形成されているとともに、前記抵抗体が張力、曲げ剛性又は圧迫力を負担する補強部材の少なくとも一部を構成し、
    前記抵抗体の上層又は下層のいずれかないしは両方に、絶縁性の弾性樹脂が塗布され硬化されており、多層構造となっているか、または前記抵抗体が所定間隔で形成されているとともに、前記抵抗体同士の間に入り込むように、絶縁性の弾性樹脂が塗布され、硬化されていることを特徴とする補強部材付きサポータ。
  2. サポータ生地の表面に配される前記弾性樹脂がサポータ生地の表面に露出して配されていることを特徴とする請求項1記載の補強部材付きサポータ。
  3. サポータ生地の表面に配される前記弾性樹脂が前記抵抗体を覆うように配されていることを特徴とする請求項1又は2記載の補強部材付きサポータ。
  4. 前記抵抗体が所定間隔で形成されているとともに、抵抗体、弾性樹脂、抵抗体、弾性樹脂、抵抗体の順に隣接して配され、絶縁性の前記弾性樹脂が塗布され硬化されていることを特徴とする請求項1又は2記載の補強部材付きサポータ生地。
  5. サポータ用の生地の上端と下端に上端の縁かがり部と下端の縁かがり部が厚手の生地で配設され、前記抵抗体と電源とを接続するための電極が前記縁かがり部に配されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項記載の補強部材付きサポータ。
  6. サポータ生地の表面に配される前記弾性樹脂は透明であり、前記抵抗体の表面又は前記補強部材の表面には、多数の微小球体が、その一部が露出して配されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項記載の補強部材付きサポータ。
  7. サポータ生地の表面に配される前記弾性樹脂は透明であり、前記抵抗体の表面又は前記補強部材の表面には、反射材又は蓄光材が塗布されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項記載の補強部材付きサポータ。
  8. 通電によって温度が高くなるか、通電によって前記抵抗体に磁場が形成されるか、のいずれかないしは両方であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項記載の補強部材付きサポータ。
  9. 前記サポータ用の生地はゴム入り織物である膝用又は肘用のサポータ用の生地であり、前記補強部材は、膝用又は肘用のサポータの両側に形成され、腕や足の左右両側の筋を補強するものであるか、又は、四角のスパイラル形状又は渦巻き状のスパイラル形状で抵抗体をスパイラルの中央付近が肘や膝の中央に向かって形成していることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項記載の補強部材付きサポータ。
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