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JP6324715B2 - 非接触充電設備 - Google Patents
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JP6324715B2 - 非接触充電設備 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触充電設備に関する。
従来、車両のタイヤが車輪止めに入ると当該車輪止めに設けられた1次コイル(非接触送電部)が持ち上がり、当該1次コイルが車両に設けられた2次コイル(非接触受電部)に送電可能な位置に配置される電気車両用の誘導充電システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2013−516949号公報(図6)
しかしながら、上記特許文献1に開示された電気車両用の誘導充電システムでは、1次コイルを持ち上げるためのペダルを設ける等構造が複雑となり、その結果、部品点数が多くなる。このため、コスト高となるおそれがある。
本発明は上記事実を考慮し、非接触送電部と非接触受電部との位置決めの正確性を確保しつつ非接触送電部の設置にかかるコストを低減することができる非接触充電設備を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る非接触充電設備は、設置面に配置された平板状のベース部材と、車両の前記ベース部材に対する車両前後方向の位置を規定する位置決め手段と、前記車両に設けられた非接触受電部に送電する非接触送電部が装着可能とされ、前記車両の位置が前記位置決め手段によって規定された状態において、前記ベース部材における前記非接触送電部が前記非接触受電部に給電可能となる位置に設けられた嵌め込み部と、を有し、前記ベース部材は、透水性を有する部材で構成されている
請求項2に記載の発明に係る非接触充電設備は、請求項1に記載の発明において、前記位置決め手段は、前記ベース部材に設けられた輪止め部材である
請求項3に記載の発明に係る非接触充電設備は、設置面に配置された平板状のベース部材と、車両の前記ベース部材に対する車両前後方向の位置を規定する位置決め手段と、前記車両に設けられた非接触受電部に送電する非接触送電部が装着可能とされ、前記車両の位置が前記位置決め手段によって規定された状態において、前記ベース部材における前記非接触送電部が前記非接触受電部に給電可能となる位置に設けられた嵌め込み部と、を有し、前記位置決め手段は、前記ベース部材に設けられた挿通部に挿通された既設の輪止めである
請求項4に記載の発明に係る非接触充電設備は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記ベース部材は、非磁性体で構成されている
請求項5に記載の発明に係る非接触充電設備は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記嵌め込み部には、前記非接触送電部の前記ベース部材の厚さ方向上側を覆うカバー部材が嵌合されている
請求項6に記載の発明に係る非接触充電設備は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の発明において、前記車両の車両幅方向における前記非接触送電部が前記非接触受電部に給電可能な位置を示す被検出手段が前記ベース部材に設けられている
請求項1に記載の本発明によれば、位置決め手段を有しており、車両のベース部材に対する車両前後方向の位置が規定される。また、ベース部材に嵌め込み部が設けられており、当該嵌め込み部に非接触送電部が装着される。このため、車両の車両前後方向の位置が規定された状態すなわち車両の駐車時において当該車両と非接触送電部との相対位置関係が常に一定となる。
ここで、本発明では、車両の位置が位置決め手段によって規定された状態(車両の駐車時)において、ベース部材における非接触送電部が非接触受電部に給電可能となる位置に嵌め込み部の位置が設定されている。このため、車両の駐車時において、非接触受電部が非接触送電部から給電可能な位置に配置される。その結果、ベース部材と位置決め手段とより成る簡単な構成を用いて、車両の駐車時における非接触受電部と非接触送電部との相対位置関係を、常に非接触送電部が非接触受電部に給電可能な位置関係とすることができる。
また、本発明によれば、ベース部材は、透水性を有する部材で構成されている。これにより、ベース部材に水がかかっても当該ベース部材にかかった水が排水される。
請求項2に記載の本発明によれば、位置決め手段は、ベース部材に設けられた輪止め部材である。これにより、車両のタイヤを輪止め部材に当接させて当該車両の位置決めを行うことができる。
請求項3に記載の本発明によれば、位置決め手段は、ベース部材に設けられた挿通部に挿通された既設の輪止めである。これにより、既設の輪止めを用いて車両の位置決めを行うことができる。
請求項4に記載の本発明によれば、ベース部材は、非磁性体で構成されている。これにより、非接触送電部から非接触受電部への給電時における漏れ磁束を抑制又は防止することができる。
請求項5に記載の本発明によれば、嵌め込み部には、非接触送電部のベース部材の厚さ方向上側を覆うカバー部材が嵌合されている。これにより、嵌め込み部におけるベース部材の厚さ方向上側が密閉された状態となる。
請求項に記載の本発明によれば、車両の車両幅方向における非接触送電部が非接触受電部に給電可能な位置を示す被検出手段がベース部材に設けられている。これにより、検出手段によって被検出手段を検出し、車両のベース部材に対する車両幅方向の位置を位置決めすることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る非接触充電設備では、非接触送電部と非接触受電部との位置決めの正確性を確保しつつ非接触送電部の設置にかかるコストを低減することができると共に、非接触送電部の周囲に水が溜まることを抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係る非接触充電設備では、輪止めが設けられていない設置面であっても、車両の位置決めを行うことができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係る非接触充電設備では、非接触送電部と非接触受電部との位置決めの正確性を確保しつつ非接触送電部の設置にかかるコストを低減することができると共に、位置決め手段を設けるためのコストを削減することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の本発明に係る非接触充電設備では、給電効率の低下を抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
請求項5に記載の本発明に係る非接触充電設備では、嵌め込み部に土砂が侵入するのを抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の本発明に係る非接触充電設備では、車両幅方向における非接触送電部と非接触受電部との位置決めの正確性を向上させることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る非接触充電設備を示す斜視図である。 第2実施形態に係る非接触充電設備を示す斜視図である。 第2実施形態に係るベース部材の表面の拡大図である。 第3実施形態に係る非接触充電設備を示す斜視図である。 本実施形態に係る非接触充電システムを示す全体図である。
<第1実施形態>
以下、図1及び図5を用いて、本発明に係る非接触充電設備が適用された第1実施形態の非接触充電システム10の一例について説明する。
まず、図5を用いて本実施形態に係る非接触充電システム10の全体構成について説明する。図5に示されるように、非接触充電システム10は、一例としてガレージ22内に設置された充電装置12と、当該ガレージ22内に車両後方側を充電装置12に向けて駐車された車両18とを含んで構成されている。充電装置12は、高周波電源14、ケーブル16及び後述する非接触送電部としての送電部24とを含んで構成されており、車両18は、図示しない蓄電池と、後述する非接触受電部としての受電部28とを備えた電気自動車やハイブリッド自動車とされている。なお、ガレージ22は屋外に独立して設置されたものでもよいし、インナガレージとして屋内に設置されたものでもよい。
高周波電源14は、その外形が円柱状に設定されると共に、設置面としてのガレージ22の床面22Aに垂直に立設されている。この高周波電源14は、図示しない電力供給部から供給される商用交流電力を高周波の電力に変換し、当該電力をケーブル16を介して送電部24に出力するように設定されている。
送電部24は、平面視で正方形状、側面視で長方形状とされた箱状の筐体26と、当該筐体26の中に収容された図示しない一次自己共振コイルとを含んで構成されている。この一次自己共振コイルは、一例として、当該一次自己共振コイル自身のインダクタンスと浮遊容量とによるLC共振器とされている。
一方、受電部28は、車両18の下面部における後方側でかつ車両幅方向中央部に設けられており、平面視で正方形状、側面視で長方形状とされた箱状の筐体30と、当該筐体30の中に収容された図示しない二次自己共振コイルとを含んで構成されている。この二次自己共振コイルは、一例として、当該二次自己共振コイル自身のインダクタンスと浮遊容量とによるLC共振器とされると共に、その共振周波数が一次共振コイルの共振周波数と同じ周波数に設定されている。このように構成された非接触充電システム10では、共鳴方式を用いて送電部24から受電部28への電力供給を行うことが可能である。具体的には、送電部24に高周波電流が供給されると、一次自己共振コイルの共振周波数と同じ周波数の電磁場(電磁界)が発生する。そして、送電部24と受電部28とが所定の間隔をあけられた状態であっても、電磁場を介して一次自己共振コイルと二次自己共振コイルとが共鳴し、当該二次自己共振コイルに電流が流されるように設定されている。なお、非接触充電システム10には、共鳴方式に限らず、電磁誘電方式等を用いてもよい。
ここで、本実施形態では、ベース部材32と位置決め手段としての輪止め部材40とを含んで、非接触充電設備が構成されており、車両18の駐車時において、ベース部材32が車両18の後方側のタイヤ20の下側に配置されると共に輪止め部材40がタイヤ20に当接されている。以下、本発明の要部である非接触充電設備の一例について詳細に説明する。
図1に示されるように、ベース部材32は、平面視で長方形状に形成された矩形平板状の黒色のゴム板で構成されると共に、その長手方向の長さが車両18の幅方向の長さよりも長く設定されている。また、ベース部材32の中央部には、嵌め込み部としての凹部34が設けられている。この凹部34は、底面部34Aと、ベース部材32の長手方向又は短手方向のいずれか一方に平行とされた側面部34B、34Cとによって構成されると共に、平面視で送電部24の筐体26の平面視形状と同形状(正方形状)に設定されている。なお、凹部34の深さ寸法は、送電部24の筐体26の厚さ寸法よりも所定長さ長く設定されている。さらに、ベース部材32には、当該ベース部材32の短手方向一端部32Aの中央部から凹部34にかけて溝部36が設けられており、当該溝部36にケーブル16が嵌合可能とされている。そして、溝部36が高周波電源14側となるように、ベース部材32がガレージ22の床面22Aに配置され、凹部34に送電部24が装着されると共に、溝部36にケーブル16が嵌合される。なお、ベース部材32は、矩形平板状に限らず、マット状又はシート状であってもよい。
一方、ベース部材32の長手方向両端部には、白色の塗料やシール部材等によってベース部材32の短手方向に沿ってかつ当該ベース部材32の長手方向の中心に対して対称となるように被検出手段としての白線38が引かれている。本実施形態では、一例として、白線38同士の間隔Lが車両18の幅方向の長さよりも長くなるように当該白線38同士の間隔L及びベース部材32の長手方向の長さが設定されている。なお、この白線38の位置及びベース部材32の長手方向の長さは、上記に限らず、車両18の駐車時において運転者が直接的に又はサイドミラー等によって間接的に白線38を目視できるように設定されていればよい。
輪止め部材40は、コンクリートによって、ベース部材32の長手方向に延在する直方体状に形成されている。この輪止め部材40は、ベース部材32の上面に当該ベース部材32の中央部より高周波電源14側でかつ当該ベース部材32の長手方向の中心に対して対称となる位置にそれぞれ1つずつ配置されている。より具体的に説明すると、これらの輪止め部材40は、その長手方向の長さが車両18のタイヤ20の幅よりも長くなるように設定されると共に、その中央部同士の間隔Wが車両18のトレッドベースと等しくなるように設定されている。また、図5に示されるように、側面視における輪止め部材40の車両18側の端部40Aと送電部24(凹部34)の中央部との間隔Sは、タイヤ20における輪止め部材40との当接位置から受電部28の中央部までの間隔Tと等しくなるように設定されている。換言すれば、平面視で送電部24の一次自己共振コイルの軸心と受電部28の二次自己共振コイルとの軸心が重なった状態とされている。なお、必ずしも2つの輪止め部材40を設ける必要は無く、当該輪止め部材40を延長し、長手方向の長さが車両18のトレッドベースの長さにタイヤ20の幅を加えた長さよりも長くなるように設定された輪止め部材を1つだけ設ける構成としてもよい。
また、輪止め部材40のベース部材32側の面には、複数箇所に図示しないアンカーナット(締結部材)が設けられており、一方、ベース部材32には、当該アンカーナットに対応する図示しない挿通孔が設けられている。そして、ベース部材32の床面22A側から図示しないボルト(締結部材)をアンカーナットに螺合させることにより、輪止め部材40がベース部材32に固定されている。なお、それぞれの挿通孔の床面22A側には図示しないザグリ部が設けられており、当該ザグリ部にボルトの頭が収容されている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態では、図1及び図5に示されるように、輪止め部材40を有しており、車両18を駐車するときには、車両18のタイヤ20が輪止め部材40に当接するまで車両18を後退させる。これにより、車両18のベース部材32に対する車両前後方向の位置が規定される。また、ベース部材32に凹部34が設けられており、当該凹部34に送電部24が装着されている。このため、車両18の前後方向の位置が規定された状態すなわち車両18の駐車時において当該車両18と送電部24との相対位置関係が常に一定となる。
また、本実施形態では、ベース部材32に白線38が引かれており、車両18を駐車するときには、車両18の運転者が白線を目視することにより、車両18と送電部24との車両幅方向の相対位置を調整しつつ車両18を後退させることができる。また、白線38の検出手段は目視に限らず、車両18に車載カメラ及び自動操舵装置等の制御手段を含んで構成された駐車支援システムが搭載されている場合には、当該車載カメラが検出手段として用いられる。具体的には、車両18を駐車するときに駐車支援システムを作動させると、制御手段が車載カメラによって撮影された画像のうち輝度の高い部分を白線38として検出する。そして、車両18が2本の白線38の内側に納まるように車両18の操舵系が自動操舵装置によって制御される。このため、運転者が車両18を操舵することなく、車両18と送電部24との車両幅方向の相対位置を調整しつつ車両18を後退させることができる。なお、駐車支援システムでは、白線38と黒色のベース部材32との輝度の違いによって白線38を認識しているので、これらの色の組み合わせは、白と黒に限らず駐車支援システムが輝度の違いを認識できるものであればよい。また、輪止め部材40の代わりに白線を用いて車両18の前後方向の位置を調整することも可能である。
ところで、本実施形態では、平面視において、送電部24の一次自己共振コイルの軸心と受電部28の二次自己共振コイルの軸心とが若干ずれていたとしても送電部24から受電部28への電力供給が可能である。しかしながら、基本的にはこれらの軸心同士が平面視で重なった状態とされることが好ましい。一方で、受電部28は、車種ごとにが異なった位置に配置されているので、送電部24の位置も受電部28の位置に対応させる必要がある。つまり、車両の買い替え等によって送電部24の位置が変更される場合は、ベース部材32の交換が必要となる。
ここで、本実施形態では、車両18の位置が輪止め部材40によって規定された状態(車両18の駐車時)において、ベース部材32における送電部24が受電部28に給電可能となる位置に凹部34の位置が設定されている。このため、車両18の駐車時において、送電部24の一次自己共振コイルの軸心と受電部28の二次自己共振コイルの軸心とを平面視で重なった状態とすることができ、ひいては受電部28を送電部24から給電可能な位置に配置することができる。また、ベース部材32はゴム板で構成されており安価であるため、車両の買い替え等に係る非接触充電システム10に対する設備投資を低減することができる。
このように、本実施形態では、ベース部材32と輪止め部材40とより成る簡単な構成を用いて、車両18の駐車時における受電部28と送電部24との相対位置関係を、常に送電部24が受電部28に給電可能な位置関係とすることができる。その結果、送電部24と受電部28との位置決めの正確性を確保しつつ送電部24の設置にかかるコストを低減することができる。
また、本実施形態では、ベース部材32は、非磁性体であるゴム板で構成されている。これにより、送電部24から受電部28への給電時における漏れ磁束を抑制又は防止することができる。その結果、給電効率の低下を抑制又は防止することができる。
さらに、本実施形態では、位置決め手段は、ベース部材32に設けられた輪止め部材40である。これにより、車両18のタイヤ20を輪止め部材40に当接させて当該車両18の位置決めを行うことができる。その結果、輪止めが設けられていない床面22Aであっても、車両18の位置決めを行うことができる。
加えて、本実施形態では、車両18の車両幅方向における送電部24が受電部28に給電可能な位置を示す白線38がベース部材32に設けられている。これにより、目視や車載カメラ等によって白線38を検出し、車両18のベース部材32に対する車両幅方向の位置を位置決めすることができる。その結果、車両幅方向における送電部24と受電部28との位置決めの正確性を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る非接触充電設備の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一の番号を付してその説明を省略する。
図2に示されるように、この第2実施形態では、ベース部材60が透水性を有する部材で構成されている点、輪止め部材66がゴムで構成されている点及びカバー部材68を備えている点に特徴がある。
具体的に説明すると、本実施形態におけるベース部材60は、基本的には第1実施形態のベース部材32と同様の構成とされているものの、ゴムチップマットで構成されている点でベース部材32と異なっている。ゴムチップマットとは、ゴムを細かく砕いたゴムチップを特殊ポリマーで固めることによって形成された部材であり、図3に示されるようにゴムチップ62同士の間に隙間64が形成されている。このため、ゴムチップマットは透水性を有しており、ゴムチップマットに水がかかっても水はゴムチップマット上に留まることなく隙間64を通って排水される。また、ベース部材60は、凹部34が設けられた本体部60A及びベース部材60の長手方向の端末部60Bが黒色のゴムチップで形成されている。そして、本体部60Aと端末部60Bとの間すなわち第1実施形態のベース部材32における白線38の位置と対応する位置に、被検出手段としての被検出部60Cが白色のゴムチップで形成されている。なお、ベース部材60を構成するゴムチップマットの色の組み合わせは、白と黒に限られたものではなく、駐車支援システムが輝度の違いを認識できるものであれば車両18と送電部24との車両幅方向の相対位置を駐車支援システムによって調整することができる。
輪止め部材66は、長手方向の寸法及び高さ寸法が輪止め部材40の長手方向の寸法及び高さ寸法と同じ寸法に設定され、側面視で上片よりも下辺が長い台形状に形成されたゴムブロックで構成されている。なお、輪止め部材66の長手方向に平行な側面のうち一方の側面は鉛直方向に沿った鉛直面とされており、他方の側面は傾斜面66Aとされている。この輪止め部材66は、第1実施形態における輪止め部材40のベース部材32に対する位置関係と同様の位置関係となるようにかつ傾斜面66Aが高周波電源14の反対側に配置されるようにベース部材60に配置されている。そして、接着剤等の取付手段によって輪止め部材66がベース部材32に取り付けられている。なお、輪止め部材66とベース部材60とは、第1実施形態と同様にボルト等の締結部材で固定されていてもよい。また、必ずしも2つの輪止め部材66を設ける必要は無く、当該輪止め部材66を延長し、長手方向の長さが車両18のトレッドベースの長さにタイヤ20の幅を加えた長さよりも長くなるように設定された輪止め部材を1つだけ設ける構成としてもよい。
また、カバー部材68は、一例としてポリカーボネート樹脂で形成されており、蓋部70と、係止部72とを含んで構成されている。蓋部70は、平面視で凹部34の平面視形状よりも一回り大きい矩形平板状に構成されている。一方、係止部72は、外周の形状が平面視で凹部34の平面視形状と同形状に設定された矩形枠状に構成されており、凹部34に対しカバー部材68の厚さ方向に嵌合可能とされている。さらに、係止部72には溝部72Aが形成されており、当該溝部72Aにケーブル16が係止可能とされている。そして、凹部34に送電部24を装着させた後に、溝部72Aが高周波電源14側となるように係止部72が凹部34に嵌合されることにより、カバー部材68がベース部材32に取り付けられると共に溝部72Aにケーブル16が係止される。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態では、被検出手段としての被検出部60Cを有するベース部材60と、輪止め部材66とを含んで非接触充電設備が構成されている。このため、本実施形態でも前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
また、本実施形態では、ベース部材60は、透水性を有する部材で構成されている。これにより、ベース部材60に水がかかっても当該ベース部材60にかかった水が排水され、その結果、送電部24の周囲に水が溜まることを抑制又は防止することができる。
さらに、本実施形態では、凹部34には、送電部24のベース部材32の厚さ方向上側を覆うカバー部材68が嵌合されている。これにより、凹部34におけるベース部材32の厚さ方向上側が密閉された状態となり、その結果、凹部34に土砂が侵入するのを抑制又は防止することができる。
加えて、本実施形態では、ゴム製の輪止め部材66に傾斜面66Aが設けられている。このため、タイヤ20と輪止め部材66とを面接触させることができると共に、輪止め部材66が弾性変形することにより、輪止め部材66とタイヤ20との当接時の衝撃が緩和される。その結果、輪止め部材66とタイヤ20との当接によるタイヤ20への影響を緩和又は防止することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明に係る非接触充電設備の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一の番号を付してその説明を省略する。
図4に示されるように、この第3実施形態では、位置決め手段として既設の輪止めが用いられている点に特徴がある。
具体的に説明すると、本実施形態では、ガレージ22の床面22Aに第1実施形態の輪止め部材40と同形状のコンクリート製の輪止め90が2つ設けられている。この輪止め90は、一例として、高周波電源14と輪止め90との位置関係が、第1実施形態における高周波電源14と輪止め部材40との位置関係と同様となるように床面22Aに配置されている。なお、必ずしも2つの輪止め90を設ける必要は無く、当該輪止め90を延長し、長手方向の長さが車両18のトレッドベースの長さにタイヤ20の幅を加えた長さよりも長くなるように設定された輪止めを1つだけ設ける構成としてもよい。
また、本実施形態におけるベース部材92は、基本的には第2実施形態のベース部材60と同様の構成とされており、本体部92A、端末部92B及び被検出部92Cから成るものの、挿通部としての挿通孔94と傾斜部96とを備えている点で異なっている。具体的には、挿通孔94は、平面視で輪止め90の平面視形状と同形状に設定され、ベース部材92の上面における当該ベース部材92の中央部より高周波電源14側でかつ2つの輪止め90の相対位置関係と同じ相対位置関係となるように形成されている。これにより、挿通孔94に輪止め90が挿通可能とされている。そして、ベース部材92の短手方向両端部には当該端部に沿って傾斜部96が形成されている。換言すれば、ベース部材92は、側面視で当該ベース部材32の短手方向の中心に対して線対称の台形状に形成されている。そして、ベース部材92は、挿通孔94に輪止め90が挿通されることにより、ガレージ22の床面22Aに固定されている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態では、輪止め90を挿通可能な挿通孔94及び被検出部60Cを有すると共にゴムチップマットで形成されたベース部材92と、輪止め90とを含んで非接触充電設備が構成されている。このため、本実施形態でも、カバー部材68による作用・効果を除き、前述した第1実施形態及び第2実施形態と同様の作用・効果が得られる。
また、本実施形態では、位置決め手段は、ベース部材92に設けられた挿通孔94に挿通された既設の輪止め90である。これにより、輪止め90を用いて車両18の位置決めを行うことができ、その結果、位置決め手段を設けるためのコストを削減することができる。
さらに、本実施形態では、ベース部材92に傾斜部96が設けられている。これにより、タイヤ20がベース部材92に乗り上げるときの抵抗を低減することができ、その結果、ベース部材32のずれ等といったタイヤ20がベース部材92に乗り上げることによる影響を抑制又は防止することができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した第1実施形態では、ベース部材32をゴム板で構成したが、ゴムチップマットで構成してもよい。また、ベース部材32に多数の貫通孔を設けて透水性を確保する構成としてもよい。さらに、上述した第2、第3実施形態において、ベース部材60、92に多数の貫通孔を設けたゴム板を用いてベース部材60、92の透水性を確保する構成としてもよい。
(2) 上述した実施形態では、白線38又は被検出部60C、92Cを用いて車両幅方向の位置決めが行われているが、白線38又は被検出部60C、92Cの代わりに反射シールを用いると共に、レーザー距離計を検出手段として用いてもよい。なお、運転者の技量やガレージ22の形状によっては、白線38及び被検出部60C、92Cを設けなくてもよい。
(3) また、上述した実施形態では、ベース部材32、60、92を非磁性体で構成して漏れ磁束を抑制又は防止しているが、凹部34の底面部34A及び側面部34B、34Cにアルミ板等の非磁性体で構成された部材を配置してもよい。
(4) さらに、上述した実施形態では、ベース部材32、60、92がゴムで構成されているが、ベース部材を塩化ビニル樹脂で構成してもよい。これにより、塩化ビニル樹脂のプレートを現地で溶着することができ、その結果、ベース部材の大型化、複雑形状化への対応が可能となる。
18 車両
22A 床面(設置面)
24 送電部(非接触送電部)
28 受電部(非接触受電部)
32 ベース部材
34 凹部(嵌め込み部)
38 白線(被検出手段)
40 輪止め部材(位置決め手段)
60 ベース部材
60C 被検出部(被検出手段)
66 輪止め部材(位置決め手段)
68 カバー部材
90 輪止め(位置決め手段)
92 ベース部材
92C 被検出部(被検出手段)
94 挿通孔(挿通部)

Claims (6)

  1. 設置面に配置された平板状のベース部材と、
    車両の前記ベース部材に対する車両前後方向の位置を規定する位置決め手段と、
    前記車両に設けられた非接触受電部に送電する非接触送電部が装着可能とされ、前記車両の位置が前記位置決め手段によって規定された状態において、前記ベース部材における前記非接触送電部が前記非接触受電部に給電可能となる位置に設けられた嵌め込み部と、
    を有し、
    前記ベース部材は、透水性を有する部材で構成されている、
    非接触充電設備。
  2. 前記位置決め手段は、前記ベース部材に設けられた輪止め部材である、
    請求項1に記載の非接触充電設備。
  3. 設置面に配置された平板状のベース部材と、
    車両の前記ベース部材に対する車両前後方向の位置を規定する位置決め手段と、
    前記車両に設けられた非接触受電部に送電する非接触送電部が装着可能とされ、前記車両の位置が前記位置決め手段によって規定された状態において、前記ベース部材における前記非接触送電部が前記非接触受電部に給電可能となる位置に設けられた嵌め込み部と、
    を有し、
    前記位置決め手段は、前記ベース部材に設けられた挿通部に挿通された既設の輪止めである、
    非接触充電設備。
  4. 前記ベース部材は、非磁性体で構成されている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の非接触充電設備。
  5. 前記嵌め込み部には、前記非接触送電部の前記ベース部材の厚さ方向上側を覆うカバー部材が嵌合されている、
    請求項1〜請求項の何れか1項に記載の非接触充電設備。
  6. 前記車両の車両幅方向における前記非接触送電部が前記非接触受電部に給電可能な位置を示す被検出手段が前記ベース部材に設けられている、
    請求項1〜請求項の何れか1項に記載の非接触充電設備。
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