JP6326014B2 - ベルト・ラック型駆動装置 - Google Patents
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Description
この直線駆動装置では、ストロークの長短に関係なく高精度の位置決めが可能となり、低騒音かつ低振動で、伝達抵抗が小さく、がたつきがなく、剛性の高い直線駆動装置の構造体を実現している。
直線駆動装置の適用対象としては、生産機械の送りや位置決め装置は勿論、様々な分野での物品の搬送や走行装置を挙げることができる。物流倉庫の仕分けラインなどの長距離移送装置としても有能である。
特許文献3では、耐震用のロック式ボルトのロック方法が開示され、ボルトの軸部に形成した穿孔部に締付ネジをねじ込むことによりナットを締付ける構造を有する。
特許文献2では、主ピニオンと副ピニオンとを相互に近寄り方向に押圧し、両者間のバックラッシュを除去する直性走行機構を案出している。
しかしながら、これらの直線駆動装置では、安価に製造することや簡素な構造で堅牢かつ耐久性に富む構造体を構築する観点からは改良の余地を残している。ラックに対する確実な噛み合いができないことや各種の調整ができず取り扱いが容易でない点でも改良の余地がある。
特許文献3に開示されたロック式ボルトでは、ボルト軸部の穿孔部にネジをねじ込む方式のため、前述の螺子締めにロック式ボルトを適用する場合、長期使用に伴う振動などにより、穿孔部に対して締付ネジが弛む虞がある。
ベルト・ラック型駆動装置において、ラック台は、多数のラック歯を所定のピッチ間隔で並列させ、台座上に取付けられたラック台に取付けられている。支持板は、ラック台に設けられてラック台の長手方向に摺動可能に取り付けられている。第1プーリおよび第2プーリは、支持板に所定間隔だけ離間させて、ともに回転可能に取り付けられている。
例えば、ゴムなどの合成樹脂により形成された無端ベルトは、第1プーリから第2プーリに掛け渡されている。
無端ベルトの外側には、ラック台のラック歯に噛合する多数の歯辺部を周方向に沿って並列させている。プーリ駆動部は、第1プーリおよび第2プーリを回転駆動させることにより、無端ベルトを周方向に沿って循環移動させ、歯辺部をラック歯に順に噛合させて支持板を運動体としてラック台に沿って移動させる。テンションプーリは、支持板に回転軸を介して回転可能に取り付けられて無端ベルトに張力を与える。
台座に対してラック台を取付ける取付固定構造は、ラック台に高さ方向に貫通状態に形成された挿通孔、内テーパ面、駒部、長溝および締付けボルトを有する。
ラック台の下端部には、空洞部が設けられており、空洞部の下端部分に空間部を形成している。内テーパ面は、空間部の内周面をラック歯に向かって幅狭とするように形成されている。駒部は、空間部の形状に対応して形成され、中央部に軸方向に沿って貫通する雌螺子部を有する。駒部に形成された外テーパ面は、外周部を内テーパ面と当接するように設定されている。長溝は、台座の表面に長手方向に沿って形成され、ラック台を嵌合させる。 締付けボルトは、挿通孔を介して駒部の雌螺子部にねじ込みにより螺合させる。この時、外テーパ面を空間部の内テーパ面に摺動圧接させ、ラック台の外壁面を外方に変形させて長溝の内壁面に圧接させる。
ラック歯は、ラック台に対して85−90度の範囲内の角度を成す歯筋面部および底下方向に窪む歯底面部をそれぞれ有する。無端ベルトの歯辺部は、歯筋面部に係合して噛み合う歯筋平面部、ならびに歯底面部に係合して噛み合う歯先突面部を形成している。
無端ベルトの歯辺部をラック歯に噛合させる構成のため、両者の同時噛み合い歯数が多くなり、無端ベルトからラック台への伝達力を向上させることができる。
また、無端ベルトをラック台に噛み合わせる簡素な構造のため、軽量で静粛、高速、無給油およびノンバックラッシを実現でき、メンテナンスが簡便で安価に製造できる長所に加えて、堅牢でかつ耐久性を向上させることができる。
これにより、ラック歯の歯筋面部に対する歯筋平面部の圧力角が著しく小さくなり、ラック歯に対する無端ベルトの噛合時、歯筋面部に対する歯筋平面部の噛合い伝達力が強くなり、無端ベルトの歯辺部がラック歯から浮き上がることがなくなる。このため、無端ベルトをラック側に保持する別体の押え部材が要らなくなる。
また、ラック歯には、歯先突面部が導入部として歯底面部に係合するので、無端ベルトの噛合時、ラック歯に対する歯辺部の円滑な噛み合いを行うことができる。
請求項2が請求項1と異なるところは、無端ベルトの歯辺部が、歯形プロフィールとして歯筋平面部および歯先突面部を形成し、ラック歯は、ラック台に対する歯筋平面部の傾斜角と異なる傾斜角の歯筋面部を有することである。これにより、ラック歯に対する歯辺部の噛合時、歯先突面部は歯底面部に係合して噛み合うが、歯筋平面部と歯筋面部との間に歯筋間隙を形成する。
この状態で、無端ベルトに引張方向の駆動力が働くと、ラック歯の歯底面部で引張り側の角部が支点となって無端ベルトの歯筋平面部が引張り側に引っ張られる。引張力は、歯辺部に支点周りの回転力となって働き、無端ベルトをラック歯に張り付かせる。このため、無端ベルトに対する押え部材を設けなくても、無端ベルトをラック歯から浮き上がることがなくなり、無端ベルトとラック歯との間で効率的な動力伝達が可能となる。
請求項3が請求項1と異なるところは、無端ベルトの両側端部にフランジ帯を設けたことである。フランジ帯は、無端ベルトの全周に沿って形成されてラック台を挟むように配置されている。このフランジ帯により、無端ベルトを正規の位置に保持することができ、走行時などに無端ベルトがラック台から不用意に外れてしまうことがない。
請求項4が請求項3と異なるところは、無端ベルトの両側端部に存するフランジ帯を省いたことである。
ラック台の外壁面の下端部において、外方に向けてスカート状に広がって下降傾斜する外嵌テーパ面を設けている。長溝の内壁面には、上方に行くに従って漸次幅狭となる内溝テーパ面が形成されている。
ラック台を台座に取付ける際、長溝に対してラック台を横からのスライドにより嵌合し、外嵌テーパ面が内溝テーパ面に抜止め状態で密着して当接する。
ラック台の外壁面に空間部に連通する縦型のスリットを形成している。この場合、締付けボルトを駒部の雌螺子部にねじ込みにより螺合させる際、ラック台の外壁面が外方に変形し易くなる利点がある。
ラック台の空洞部の上端内周面に貼着されたストレインゲージを有している。ストレインゲージには、変形量検出センサ、中央演算部および起動部を介して報知部が接続されている。
長期使用などに伴って、締付けボルトが適正な締付けトルク範囲を下回り、あるいは超えた場合、ストレインゲージの変形量(歪み量)に基づく出力が変形量検出センサで検出される。その出力による変形量(歪み量)が中央演算部で演算され、演算信号を起動部に出力して報知部を作動させる。
外テーパ面には、上下の傾斜方向に沿った外条溝が形成され、内テーパ面には外条溝に対面する内条溝が形成されている。外条溝と内条溝とに内接する状態で滑動ボールが滑動自在に配置されている。
押え部材は、無端ベルトのうち歯辺部がラック歯に噛合する噛合領域の内側に摺接可能に配置されている。押え部材により、無端ベルトの移動時に無端ベルトがラック歯から飛び跳ねるのを阻止する。
押え調整部材は、噛合領域に対する押え部材の位置を変更することにより噛合領域に対する押え部材の摺接度合いを調整する。
押え部材は、無端ベルトのうち歯辺部がラック歯に噛合する噛合領域の内側に摺接可能に配置されており、無端ベルトの移動時に無端ベルトがラック歯から飛び跳ねるのを阻止する。第1プーリおよび第2プーリの回転時に、無端ベルトのうち歯辺部がラック歯に噛合し始める側では、押え部材の先端部が第1プーリあるいは第2プーリに対して干渉しない2mm−5mmの近接範囲まで延出されており、歯辺部をラック歯に押え付けて強制的に噛合させる。
押え部材のラック台の長手方向に沿う両側には、ラック台の両側に垂下されて無端ベルトを囲繞する垂下辺部が一体に形成されており、無端ベルトをラック台から外さないように規制する。
ラック台に設けられたスライダーガイドには、スライダーが長手方向に摺動可能に取り付けられ、スライダーに支持板が固定されている。
当接調整部材は、支持板に形成された上下長穴と、上下長穴を挿通する上下螺子から成る。上下長穴に対する支持板の上下位置を変更して上下螺子を上下長穴からスライダーに締め直すことにより、ラック歯に対する第1プーリおよび第2プーリの当接度合いを調整可能にしている。
請求項13の場合、当接調整部材は、上下長穴や上下螺子から成る簡素な構造でよく、省スペース化が図られるとともに、製造コスト的にも有利である。
ラック台は、単一のラック台を複数個継ぎ合せて形成されているため、隣接する単一のラック台の間に1歯ないし2歯分程度の隙間を設定しても走行に支障が生じない。これにより、単一のラック台の少ない継ぎ足しで大きな距離を設定できる便宜がある。
図1ないし図9に基づいて本発明の実施例1を説明する。以後の説明では、特に断らない限り、各部材の位置および方向の特定は、各実施例を通して対応する図面の左右および上下方向に従う。
スライダー6には、例えば矩形に形成された支持板7が螺子8、9により縦形に固定されている。これにより、支持板7がスライダー6を介してスライダーガイド5に取り付けられている。
テンションプーリ13の回転軸13aは、その回転軸13aの先端部に形成した雄ねじ部13bと、支持板7に回転軸13aを挿通させ、後述する無端ベルト16の引張方向に延出する長穴7aとから成る張力調整部材14を構成する。
付勢部材としての圧縮コイルスプリング13mは、回転軸13aを回転軸13aの直角方向Vで長穴7aの長手方向Nに沿って移動させる方向に付勢して無端ベルト16に張力を付与する。長穴7aの長手方向Nは、無端ベルト16の引張方向にも沿う向きに設定されている。
無端ベルト16の張力調整時には、操作盤13uでウォーム歯車13sの回転操作を矢印Kで示すように行うことにより、ピニオン部13tを介して締付ナット13nを長穴7aの外周縁部に対して一時的に緩めて締付け直す。
この際、支持板7に対する締付ナット13nの締め付けに伴い、締付ナット13nと鍔体7eとで支持板7を挟持してテンションプーリ13を保持する。鍔体7eは、回転軸13aに外嵌されたストッパとして機能し、締付ナット13nの締付けにより支持板7に圧接する。
また、張力調整部材14の構成部品として、操作盤13uに連結されたサーボモータおよび無端ベルト16の緩みを検出するセンサを設けてもよい。この場合、無端ベルト16の緩みをセンサが検出することにより、サーボモータに通電し、ピニオン部13tを介して締付ナット13nを長穴7aの外周縁部に対して一時的に緩めて締付け直すように動作させる。
調整螺子棒14mは、回転軸13aに直交する交差方向Dで鍔部7eに連結する状態に設けられている。調整螺子棒14mの先端部分は、折曲板7Bに形成された貫通穴(図示せず)に進退摺動可能に挿通されている。
ウォーム歯車14nは、折曲板7eの固定壁14s、14tの間で調整螺子棒14mと直交するように配置され、締付ナット14pのピニオン部14qに噛合している。
この場合の締付ナット13nは、図3(a)のピニオン部13tを省かれており、回転軸13aの雄ねじ部13bに螺合している。無端ベルト16の張力調整時、操作盤14uの回動操作に伴い、締付ナット13nは、長穴7aの外周縁部に対して一時的に緩めて締め付け直されるようになっている。
付勢部材としては、図3(a)の圧縮コイルスプリング13mの代わりに、引張コイルスプリングなどのバネ部材を用いてもよく、要は、回転軸13aを長穴7aの長手方向Nに沿って移動させるように付勢するものであればよい。
また、ウォーム歯車14nはピニオン部14qに対してセルフロック機能を有するので、締付ナット13nは補助的な固定部材となり、不要な場合には省いてもよい。
図3(a)、(b)では、第2プーリ11、ウォーム歯車13s、14n、ピニオン部13b、14qおよび操作盤13v、14uは、明確化などのため、寸法を誇張して示している。
上下長穴7eに対する支持板7の上下位置を変更して上下螺子7gを上下長穴7eからスライダー6に締め直すことにより、ラック歯2aに対する第1プーリ10および第2プーリ11の当接度合いを調整可能にしている。当接調整部材7Aについては、図5に示す運動体3についても同様である。
無端ベルト16は、例えばゴムなどの合成樹脂製であり、第1プーリ10から第2プーリ11に掛け渡され、駆動プーリ17に沿ってテンションプーリ13および補助プーリ12に掛けられている。無端ベルト16の外側には、ラック台2のラック歯2aに噛合する多数の歯辺部16aを周方向に沿って並列させている。歯辺部16aは、無端ベルト16の移動方向と直交する方向に間欠配置されている。なお、無端ベルト16はゴム製に限らず、種々の合成樹脂によるものでもよい。
縦長穴7に対する調整螺子24の上下位置を変更して調整螺子24を締め直すことにより、噛合領域Hに対する押え板22の距離を長短変化させて摺接度合いを調整する。
この場合、運動体3、4の左方向への走行を考慮して、押え板22の左側の先端部22aを示したが、運動体3、4の右方向への走行を考慮して、押え板22の右側の先端部22bも左側の先端部22aと同様に第2プーリ12に干渉しない2mm−5mmの近接範囲H2まで延出している。
駆動軸17aを縦長穴9a内で上下に変位させて、螺子9dを小縦長穴9bから雌ねじ部9cに締結し直すことにより、無端ベルト16に対する張力を調整する張力調整部材14Aを構成している。
実施例1では、ラック台2に回転機構21A、21Bと無端ベルト16とを組み合わせて使用し、運動体3、4で示すように、短距離および長距離の双方に適用することができる。
無端ベルト16の歯辺部16aをラック歯2aに噛合させる構成のため、両者の同時噛み合い歯数が多くなり、無端ベルト16からラック台2への伝達力を向上させることができる。
無端ベルト16をラック台2のラック歯2aに噛み合わせる簡素な構造のため、軽量で静粛、高速、無給油およびノンバックラッシを実現でき、メンテナンスが簡便で安価に製造できる長所に加えて、堅牢でかつ耐久性を向上させることができる。
また、張力調整部材14は、雄ねじ部13bと支持板7に回転軸13aを挿通させた長穴7aおよび締付ナット15から成る簡素な構造となり、コストの低減化に寄与することができる。
これにより、押え板22の先端部22aが逸早く歯辺部16aを押え付けてラック歯2aに噛合させることができ、とりわけ駆動開始時にラック歯2aに対する無端ベルト16の円滑な移動を確保することができる。
また、当接調整部材7Aは、上下長穴7eや上下螺子7gから成る簡素な構造でよく、省スペース化が図られるとともに、製造コスト的にも有利である。
これに対して、単一の支持板7に第1プーリ10および第2プーリ11を取り付けた片持支持構造(図7(b)参照)では、無端ベルト16の交換時、第1プーリ10および第2プーリ11に対する無端ベルト16の抜き出しや装着が容易になるとともに、無端ベルト16への張力調整が容易となる。
無端ベルト16とラック台2とは、複数の歯辺部16aと複数のラック歯2aとの噛み合い(複数歯の噛み合い)構造のため、1歯ないし2歯分程度が欠損していても、無端ベルト16の走行に影響がなく、ラック台2の設置やメンテナンスが容易なラック上面からのボルト取付けが可能となる。
ラック台2の製造にあたっては、金属のなかでも、例えばアルミニウム材4sを転造工具2kと送りローラ2nとで挟む転造によりラック歯2aを形成することができる(図9(a)参照)。
また、板金のプレス成形により形成したラック歯2aをベース板2jに対して矢印J方向に押さえてスポット溶接等で取り付けてラック台2を形成することもできる(図9(b)、(c)参照)。
ラック台2を台座2Fに取り付けるにあたっては、駒部2qを空間部2rに嵌合した状態のラック台2を長溝2Mに嵌め込む。これにより、ラック台2の縦型外壁面2vが長溝2Mの縦型内壁面2Msに密着状態に当接する。この状態で、締付けボルト2eの軸部2Eを挿通孔2sを介して駒部2qの雌螺子部2uにねじ込みにより螺合させる。
これにより、外壁面としての縦型外壁面2vが長溝2Mの内壁面としての縦型内壁面2Msに強く圧接し、もってラック台2が台座2Fに確実に取付固定される。この際、縦型外壁面2vが外方Nsに膨出する変形は、弾性変形でも塑性変形でもよい。
なお、締付けボルト2eの頭部2jには、図10(c)に示す六角孔部2wが設けられており、専用工具としての六角レンチ(図示せず)により締付けボルト2eが締め付けられる。
ラック台2を台座2Fに取り付けるにあたっては、長溝2Mに対してラック台2を横からのスライドにより嵌合する。これに伴い、外嵌テーパ面3uが内溝テーパ面3vに抜止め状態で密着して当接する。
図11(a)、(b)は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、円錐台状の駒部2qに代わって、傾斜平面状の外テーパ面2kを有する台形状の駒部2qとしたことである。これに伴い、ラック台2の空間部2rは、駒部2qに対応する台形状に形成している(図11(a)参照)。
この場合、駒部2qを空間部2rに嵌合して締付けボルト2eを雌螺子部2uにねじ込みにより螺合させた際、駒部2qの外テーパ面2kが空間部2rの内テーパ面2pに圧接するものである。
実施例2では、台形状の駒部2qを台形状の空間部2rに嵌合しているので、締付けボルト2eを雌螺子部2uにねじ込む際、駒部2qが締付けボルト2eと一緒に供回りすることがない。
なお、台形状の駒部2qを製造する際、図11(b)に示すように、断面台形状を有する長尺棒部材2Uを所定の長さ寸法毎に切断することにより、多数の駒部2qを簡単な操作で迅速に形成することができる。
図11(c)は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1、2と異なるところは、ラック台2の縦型外壁面2vに空間部2rに連通する縦型のスリット2zを形成したことである。この場合、締付けボルト2eを駒部2qの雌螺子部2uにねじ込みにより螺合させる際、縦型外壁面2vが外方に変形し易くなる利点がある。
図12は本発明の実施例4を示す。実施例4が実施例1、2と異なるところは、ラック台2の空洞部2yの上端内周面にストレインゲージ4w(歪みゲージ)を貼着したことである。
締付けボルト2eは、所定のトルクで雌螺子部2uにねじ込み螺合しているものの、万が一、適正な締付けトルク範囲を下回り、あるいは超えた場合に対応している。
長期使用などに伴って、締付けボルト2eが適正な締付けトルク範囲を下回り、あるいは超えた場合、ストレインゲージ4wの変形量(歪み量)に基づく出力が変形量検出センサ5sで検出される。その出力による変形量(歪み量)が中央演算部CPUで演算され、演算信号を起動部5tに出力して報知部5mを作動させる。報知部5mの作動により、ランプを点滅させ、あるいはブザーを鳴動させ、その旨を使用関係者に伝えることができる。
図13は本発明の実施例5を示す。実施例5が実施例1と異なるところは、駒部2qの外テーパ面2kと空間部2rの内テーパ面2pとの間に滑動ボール5wを設けたことである(図13(a)、(b)参照)。
この場合、外テーパ面2kには、図13(c)に示すように、上下の傾斜方向に沿った外条溝5uが形成され、内テーパ面2pには外条溝5uに対面する内条溝5vが形成されている。外条溝5uと内条溝5vに内接する状態で滑動ボール5wが滑動自在に配置されている。
なお、実施例1−4においても、実施例5と同様な外条溝5uと内条溝5vとを設け、滑動ボール5wを駒部2qと内テーパ面2pとの間に設けてもよい。
図14は本発明の実施例6を示す。実施例6が実施例1と異なるところは、押え板22のラック台2の長手方向に沿う両側には、ラック台2の両側に垂下されて無端ベルト16を囲繞する垂下辺部22e、22fを一体に形成したことである。この場合、ラック台2は、設置面Gに据え付けられた機械ベース2Aを介して台座2Y上に取付固定されている。
第1プーリ10、第2プーリ11、テンションプーリ13および補助プーリ12の各外周部には、無端ベルト16の外れ止めを成す環状フランジを設けているのが一般的である(図4の符号17S参照)。
この状態で、無端ベルト16をそのまま外方に引き出すことで、無端ベルト16を各種のプーリから容易に取り外すことができる。このため、環状フランジ17Sを有する各種のプーリと異なり、無端ベルト16を無理に引き延ばして環状フランジ17Sを乗り越えさせる面倒な力操作が不要になる。
図15(a)は本発明の実施例7を示す。実施例7が実施例1と異なるところは、ラック歯2aの歯面には、例えば、ショットブラスト(サンドブラスト含む)等により表面粗さを付与して、摩擦摺接面としての梨地加工部30を施したことである。
表面粗さ加工のうち梨地加工部30は、歯辺部16aがラック歯2aから離脱する際、その離脱に抵抗する摩擦力を生じさせる(離脱への抵抗摩擦力)。
このため、無端ベルト16に大きな推力が加わった場合、図15(c)に示すように、歯辺部16aのラック歯2aからの飛び跳ねを抑制し、無端ベルト16に対する押え板22の摩擦力を軽減し、無端ベルト16からラック台2への推進伝達力の効率向上に資する。
梨地加工部30は、ラック歯2aの歯側面だけでもよく、頂部である歯先面には施さなくてもよい。
この結果、ラック歯2aに対する歯辺部16aの摩擦力は、離脱への抵抗摩擦力として11kgであり、従来の8kgに比べて大幅に向上することが分かった。
図15(d)は本発明の実施例8を示す。実施例8が実施例1と異なるところは、ラック歯2aの歯面には、表面粗さ付与としての表面加工31により、複数の筋部31aを形成し、歯辺部16aがラック歯2aから離脱する際、筋部31aが離脱に対して抵抗する引止め力を生じさせる。
このため、実施例6と同様に、歯辺部16aのラック歯2aからの飛び跳ねを抑制し、無端ベルト16からラック台2への推進伝達力の効率向上に寄与する。筋部31aとしては、横筋、縦筋あるいはメッシュ部のように凸条部や凹条部の形成により生じるものであってもよい。
図16は本発明の実施例9を示す。実施例9が実施例1と異なるところは、ラック歯2aで歯面には、外方に凸となる曲面部33として設けたことである(図16(a)参照)。歯辺部16aがラック歯2aから離脱する際、曲面部33が歯辺部16aに食い込むことにより、その離脱に対して抵抗する引止め力を生じさせる(図16(b)参照)。
このため、実施例3と同様に、歯辺部16aのラック歯2aからの飛び跳ねを抑制し、無端ベルト16からラック台2への推進伝達力Fの効率向上に役立つ(図16(c)参照)。
なお、曲面部33としては、円形曲面、放物曲面、楕円曲面あるいは双曲面などの円錐曲面を設定してもよい。
図17は本発明の実施例10を示す。実施例10が実施例1と異なるところは、回転機構21Aを立体ホルダー25Fに設置し、ラック台2(断面矩形、断面円形)をホルダー21Bに対して移動可能に貫通させたことである(図17(a)、(b)参照)。
この場合、ラック台2が直線ガイドの役割を兼ねるので、スライダーガイド5およびスライダー6が不要になって全体の構造が簡素となる。
図18および図19は本発明の実施例11を示す。実施例11が実施例1と異なるところは、ラック台2を環状に形成したことである(図18参照)。ラック台2が径大のため、円弧状のラック辺2tを当接部で連結して大円環体として構成している。
ラック台2を環状構造体とした場合、MRI装置の磁石架台2mのように径大な構造体を回転駆動させるのに適している(図19参照)。
図20は本発明の実施例12を示す。実施例12が実施例1と異なるところは、押え板22に代わって回転ローラ35a、35b、35cを用いたことである。
実施例8では、回転ローラ35a、35b、35cを押え部材として用いても、押え板22によるものと同様な効果が得られる。
図21は本発明の実施例13を示す。実施例13が実施例1と異なるところは、張力調整部材14Aにおいて、駆動プーリ17にテンションプーリの役割を兼用させた右側の運動体4において、圧縮コイルスプリング40をばね部材として設けたことである。
この場合、テンションプーリは支持板7に対して上下移動可能に設けられており、無端ベルト16に対して離接方向に変位可能に設けられている。
なお、駆動プーリ17をテンションプーリに代え、駆動プーリ17の役割を第1プーリ10あるいは第2プーリ11に果たさせてもよい。
図22(a)は本発明の実施例14を示す。実施例14が実施例1と異なるところは、ラック歯2aが、直線上のラック台2に対して85−90度の範囲内の角度αを成す歯筋面部2cおよび底下方向に窪む歯底面部2dを有することである。この場合、無端ベルト16の歯辺部16aは、歯筋面部2cに係合して噛み合う歯筋平面部16b、ならびに歯底面部2dに係合して噛み合う曲面状の歯先突面部16cを形成している。
なお、歯先突面部16cは、半球面状あるいは楕円面、放物面、双曲面などの円錐曲面などの曲面に沿って形成してもよい。
図23は本発明の実施例15を示す。実施例15が実施例14と異なるところは、無端ベルト16の歯辺部16aが、歯形プロフィールとして歯筋平面部16bおよび歯先突面部16cを形成し、ラック歯2aは、ラック台2に対して歯筋平面部16bよりも傾斜度合の大きな歯筋面部2cを有することである。
これにより、ラック歯2aに対する歯辺部16aの噛合時、歯先突面部16cは歯底面部2dに係合して噛み合うが、歯筋平面部16bと歯筋面部2cとの間に歯筋間隙Spを形成する。
このため、無端ベルト16に対する押え部材を設けなくても、無端ベルト16をラック歯2aから浮き上がることがなくなり、無端ベルト16とラック歯2aとの間で効率的な動力伝達が可能となる。ちなみに、図15(b)のプルゲージPgで目盛りを測定すると、離脱への抵抗摩擦力として5.6kgの耐久性を示す。
図24は本発明の実施例16を示す。実施例16が実施例14と異なるところは、無端ベルト16の両側端部16e、16fにフランジ帯16hを設けたことである(図24(a)参照)。
実施例15では、フランジ帯16hにより、無端ベルト16を正規の位置に保持することができ、走行時などに無端ベルト16がラック台2から不用意に外れてしまうことがない。
なお、フランジ辺部16qは、歯辺部16aに対応する箇所に配置してもよく、あるいは隣接する歯辺部16a同士の間に配置してもよい。
図25は本発明の実施例17を示す。実施例17が実施例15と異なるところは、ラック歯2aは、ラック台2に対して歯筋平面部16bよりも傾斜度合の小さな歯筋面部2cを有することである。
これにより、ラック歯2aに対する歯辺部16aの噛合時、歯先突面部16cは歯底面部2dに係合して噛み合うが、歯筋平面部16bと歯筋面部2cとの間に歯筋間隙Spを形成する。
なお、ラック歯2aにおける歯筋面部2cの傾斜角度δ2としては、例えば20から0度の角度範囲に設定してもよい。
図26は本発明の実施例18を示す。実施例18が実施例15や実施例17と異なるところは、ラック歯2aの歯筋面部2cをラック台2に対して90度の角度を成すように設定したことである。
無端ベルト16に引張方向Sの駆動力が働くと、点P2で示すように、ラック歯2aの歯先部が歯辺部16aの歯底端部に対して一層強い食い込み応力を集中させる。この食い込み応力の集中により、歯辺部16aが歯筋面部2cに近接する方向に強く作用し、無端ベルト16をラック歯2aに強固に張り付かせる。ちなみに、図15(b)のプルゲージPgで目盛りを測定すると、離脱への抵抗摩擦力として23.0kgの耐久性を示す。
(a)回転機構21Aを構成する各種のプーリは、表面が円滑なものを用いたが、無端ベルト16の外側に歯辺部16aに対応する歯溝を形成した歯付きプーリでもよい。
また、無端ベルト16は、外側に歯辺部16aを形成したものに限らず、外側と内側の両側に歯辺部を形成した両歯ベルトであってもよい。
(b)無端ベルト16の歯辺部16aは断面が矩形に限らず、半円形、半楕円形あるいは適宜の曲面を形成していてもよい。
(d)駆動モータ21の動力源については、電源に限らず、バッテリー(蓄電池)を用いてもよく、駆動モータ21に代わって、内燃機関のエンジンによる駆動力を用いてもよい。
(f)無端ベルト16については、片歯付きベルトに限らず、図6(d)で示した両歯付きベルトを用いてもよい。
2 ラック台
2a ラック歯
2b 歯先面
2c 歯筋面部
2d 歯底面部
2y 空洞部
2v 縦型外壁面(外壁面)
2Ms 縦型内壁面(内壁面)
2u 雌螺子部
2q 駒部
2s 挿通孔
2e 取付けボルト
2M 長溝
2r 空間部
2k 外テーパ面
2p 内テーパ面
2z スリット
2F 台座(機械ベース、基台)
3、4 運動体
4w ストレインゲージ
5 スライダーガイド
6 スライダー
7 支持板
7A 当接調整部材
10 第1プーリ
11 第2プーリ
13 テンションプーリ
16 無端ベルト
16a 歯辺部
16b 歯筋平面部
16c 歯先突面部
16k 突条部
16h フランジ帯
16q フランジ辺部
17 駆動プーリ
17a 駆動軸
21 駆動モータ(プーリ駆動部)
21A、21B 回転機構
22 押え板(押え部材)
22a、22b 押え板の先端部
22e、22f 押え板の垂下辺部
23 押え調整部材
H 噛合領域
P ピッチ間隔
N 長穴の長手方向
T 無端ベルトの長手方向
Sp 歯筋間隙
Claims (14)
- 多数のラック歯を所定のピッチ間隔で並列させ、台座上に取付けられたラック台と、
前記ラック台に設けられて前記ラック台の長手方向に摺動可能に取り付けられた支持板と、
前記支持板に所定間隔だけ離間させて、ともに回転可能に取り付けられた第1プーリおよび第2プーリと、
前記第1プーリから前記第2プーリに掛け渡され、前記ラック台の前記ラック歯に噛合する多数の歯辺部を周方向に沿って並列させた無端ベルトと、
前記第1プーリおよび前記第2プーリを回転駆動させることにより、前記無端ベルトを前記周方向に沿って循環移動させ、前記歯辺部を前記ラック歯に順に噛合させて前記支持板を運動体として前記ラック台に沿って移動させるプーリ駆動部と、
前記支持板に回転軸を介して回転可能に取り付けられて前記無端ベルトに張力を与えるテンションプーリとを備え、
前記台座に対して前記ラック台を取付ける取付固定構造は、
前記ラック台に高さ方向に貫通状態に形成された挿通孔と、
前記ラック台の下端部に設けられた空洞部の下端部分に形成された空間部の内周面を前記ラック歯に向かって幅狭とするように設定された内テーパ面と、
前記空間部の形状に対応して形成され、中央部に軸方向に沿って貫通する雌螺子部を有し、外周部を前記内テーパ面と当接する外テーパ面とする駒部と、
前記台座の表面に長手方向に沿って形成され、前記ラック台を嵌合させる長溝と、
前記挿通孔を介して前記駒部の前記雌螺子部にねじ込みにより螺合させ、外テーパ面を前記空間部の前記内テーパ面に摺動圧接させ、前記ラック台の外壁面を外方に変形させ、前記長溝の内壁面に圧接させる締付けボルトとを有し、
前記ラック歯は、前記ラック台に対して85−90度の範囲内の角度を成す歯筋面部および底下方向に窪む歯底面部をそれぞれ有するとともに、前記無端ベルトの前記歯辺部は、前記歯筋面部に係合して噛み合う歯筋平面部、ならびに前記歯底面部に係合して噛み合う歯先突面部を形成していることを特徴とするベルト・ラック型駆動装置。 - 多数のラック歯を所定のピッチ間隔で並列させ、台座上に取付けられたラック台と、
前記ラック台に設けられて前記ラック台の長手方向に摺動可能に取り付けられた支持板と、
前記支持板に所定間隔だけ離間させて、ともに回転可能に取り付けられた第1プーリおよび第2プーリと、
前記第1プーリから前記第2プーリに掛け渡され、前記ラック台の前記ラック歯に噛合する多数の歯辺部を周方向に沿って並列させた無端ベルトと、
前記第1プーリおよび前記第2プーリを回転駆動させることにより、前記無端ベルトを前記周方向に沿って循環移動させ、前記歯辺部を前記ラック歯に順に噛合させて前記支持板を運動体として前記ラック台に沿って移動させるプーリ駆動部と、
前記支持板に回転軸を介して回転可能に取り付けられて前記無端ベルトに張力を与えるテンションプーリとを備え、
前記台座に対して前記ラック台を取付ける取付固定構造は、
前記ラック台に高さ方向に貫通状態に形成された挿通孔と、
前記ラック台の下端部に設けられた空洞部の下端部分に形成された空間部の内周面を前記ラック歯に向かって幅狭とするように設定された内テーパ面と、
前記空間部の形状に対応して形成され、中央部に軸方向に沿って貫通する雌螺子部を有し、外周部を前記内テーパ面と当接する外テーパ面とする駒部と、
前記台座の表面に長手方向に沿って形成され、前記ラック台を嵌合させる長溝と、
前記挿通孔を介して前記駒部の前記雌螺子部にねじ込により螺合させ、外テーパ面を前記空間部の前記内テーパ面に摺動圧接させ、前記ラック台の外壁面を外方に変形させ、前記長溝の内壁面に圧接させる締付けボルトとを有し、
前記無端ベルトの前記歯辺部は、歯形プロフィールとして歯筋平面部および歯先突面部を形成し、前記ラック歯は、前記ラック台に対する前記歯筋平面部の傾斜角と異なる傾斜角の歯筋面部を有し、前記ラック歯に対する前記歯辺部の噛合時に前記歯筋平面部と前記歯筋面部との間に歯筋間隙を形成することを特徴とするベルト・ラック型駆動装置。 - 多数のラック歯を所定のピッチ間隔で並列させ、台座上に取付けられたラック台と、
前記ラック台に設けられて前記ラック台の長手方向に摺動可能に取り付けられた支持板と、
前記支持板に所定間隔だけ離間させて、ともに回転可能に取り付けられた第1プーリおよび第2プーリと、
前記第1プーリから前記第2プーリに掛け渡され、前記ラック台の前記ラック歯に噛合する多数の歯辺部を周方向に沿って並列させた無端ベルトと、
前記第1プーリおよび前記第2プーリを回転駆動させることにより、前記無端ベルトを前記周方向に沿って循環移動させ、前記歯辺部を前記ラック歯に順に噛合させて前記支持板を運動体として前記ラック台に沿って移動させるプーリ駆動部と、
前記支持板に回転軸を介して回転可能に取り付けられて前記無端ベルトに張力を与えるテンションプーリとを備え、
前記台座に対して前記ラック台を取付ける取付固定構造は、
前記ラック台に高さ方向に貫通状態に形成された挿通孔と、
前記ラック台の下端部に設けられた空洞部の下端部分に設けられた空間部の内周面を前記ラック歯に向かって幅狭とするように設定された内テーパ面と、
前記空間部の形状に対応して形成され、中央部に軸方向に沿って貫通する雌螺子部を有し、外周部を前記内テーパ面と当接する外テーパ面とする駒部と、
前記台座の表面に長手方向に沿って形成され、前記ラック台を嵌合させる長溝と、
前記挿通孔を介して前記駒部の前記雌螺子部にねじ込みにより螺合させ、外テーパ面を前記空間部の前記内テーパ面に摺動圧接させ、前記ラック台の外壁面を外方に変形させ、前記長溝の内壁面に圧接させる締付けボルトとを有し、
前記無端ベルトの両側端部には、全周に沿って形成されて前記ラック台を挟むように配置されるフランジ帯が設けられていることを特徴とするベルト・ラック型駆動装置。 - 多数のラック歯を所定のピッチ間隔で並列させ、台座上に取付けられたラック台と、
前記ラック台に設けられて前記ラック台の長手方向に摺動可能に取り付けられた支持板と、
前記支持板に所定間隔だけ離間させて、ともに回転可能に取り付けられた第1プーリおよび第2プーリと、
前記第1プーリから前記第2プーリに掛け渡され、前記ラック台の前記ラック歯に噛合する多数の歯辺部を周方向に沿って並列させた無端ベルトと、
前記第1プーリおよび前記第2プーリを回転駆動させることにより、前記無端ベルトを前記周方向に沿って循環移動させ、前記歯辺部を前記ラック歯に順に噛合させて前記支持板を運動体として前記ラック台に沿って移動させるプーリ駆動部と、
前記支持板に回転軸を介して回転可能に取り付けられて前記無端ベルトに張力を与えるテンションプーリとを備え、
前記台座に対して前記ラック台を取付ける取付固定構造は、
前記ラック台に高さ方向に貫通状態に形成された挿通孔と、
前記ラック台の下端部に設けられた空洞部の下端部分に設けられた空間部の内周面を前記ラック歯に向かって幅狭とするように設定された内テーパ面と、
前記空間部の形状に対応して形成され、中央部に軸方向に沿って貫通する雌螺子部を有し、外周部を前記内テーパ面と当接する外テーパ面とする駒部と、
前記台座の表面に長手方向に沿って形成され、前記ラック台を嵌合させる長溝と、
前記挿通孔を介して前記駒部の前記雌螺子部にねじ込みにより螺合させ、外テーパ面を前記空間部の前記内テーパ面に摺動圧接させ、前記ラック台の外壁面を外方に変形させ、前記長溝の内壁面に圧接させる締付けボルトとを具備することを特徴とするベルト・ラック型駆動装置。 - 前記ラック台の前記外壁面の下端部において、外方に向けてスカート状に広がって下降傾斜する外嵌テーパ面と、
前記長溝の内壁面に形成され、上方に行くに従って漸次幅狭となる内溝テーパ面とを備え、
前記ラック台を前記台座に取付ける際、前記長溝に対して前記ラック台を横からのスライドにより嵌合し、前記外嵌テーパ面が前記内溝テーパ面に抜止め状態で密着して当接することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。 - 前記ラック台の前記外壁面に前記空間部に連通する縦型のスリットを形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。
- 前記ラック台の前記空洞部の上端内周面に貼着されたストレインゲージを有し、
前記ストレインゲージに、変形量検出センサ、中央演算部および起動部を介して報知部が接続され、前記締付けボルトが適正な締付けトルク範囲を下回り、あるいは超えた場合、前記ストレインゲージによる出力が前記変形量検出センサ、前記中央演算部および前記起動部を介して前記報知部に伝わって前記報知部を作動させるように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。 - 前記外テーパ面には、上下の傾斜方向に沿った外条溝が形成され、前記内テーパ面には前記外条溝に対面する内条溝が形成され、前記外条溝と前記内条溝とに内接する状態で滑動ボールが滑動自在に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。
- 前記無端ベルトのうち前記歯辺部が前記ラック台の前記ラック歯に噛合する噛合領域の内側に摺接可能に配置され、前記無端ベルトの移動時に前記無端ベルトが前記ラック歯から飛び跳ねるのを阻止する押え部材を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。
- 前記噛合領域に対する前記押え部材の位置を変更することにより前記噛合領域に対する前記押え部材の摺接度合いを調整する押え調整部材を有することを特徴とする請求項9に記載のベルト・ラック型駆動装置。
- 前記無端ベルトのうち前記歯辺部が前記ラック歯に噛合する噛合領域の内側に摺接可能に配置され、前記無端ベルトの移動時に前記無端ベルトが前記ラック歯から飛び跳ねるのを阻止する押え部材を有し、
前記第1プーリおよび前記第2プーリの回転時に、前記無端ベルトのうち前記歯辺部が前記ラック歯に噛合し始める側で、前記押え部材の先端部が前記第1プーリあるいは前記第2プーリに干渉しない2mm−5mmの近接範囲まで延出されており、前記歯辺部を前記ラック歯に押え付けて強制的に噛合させるように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。 - 前記押え部材の前記ラック台の長手方向に沿う両側には、前記ラック台の両側に垂下されて前記無端ベルトを囲繞する垂下辺部が一体に形成されており、前記無端ベルトを前記ラック台から外さないように規制することを特徴とする請求項9に記載のベルト・ラック型駆動装置。
- 前記ラック台に設けられたスライダーガイドには、スライダーが長手方向に摺動可能に取り付けられ、前記スライダーに前記支持板が固定されており、
前記支持板に形成された上下長穴と、前記上下長穴を挿通する上下螺子とから成る当接調整部材が設けられ、前記上下長穴に対する前記支持板の上下位置を変更して前記上下螺子を前記上下長穴から前記スライダーに締め直すことにより、前記ラック歯に対する前記第1プーリおよび前記第2プーリの当接度合いを調整可能に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。 - 前記ラック台は、単一のラック台を複数個継ぎ合せて形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一つに記載のベルト・ラック型駆動装置。
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