JP6328167B2 - 容器詰めカットレタス - Google Patents
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Description
A.レタスの収穫時の切断面を殺菌する収穫時殺菌処理工程、
B.収穫したレタスを容器詰めする大きさにカット前に殺菌液で処理するカット前殺菌処理工程、
C.収穫したレタスをカットするにあたり、その切断部に水を注ぎながらカットする工程、
D.容器詰めする大きさにカットしたレタスを水晒し処理する水晒し処理工程、
よって、容器詰めカット野菜の普及を促進し、消費者が、野菜の摂取量が多い健康的な食生活をおくることを支援することができる。
本発明の容器詰めカット野菜は、カットされた野菜が包装容器に詰められているものであり、製造直後(即ち、カットされた野菜が包装容器に詰められた直後)から所定期間でのカット野菜表面に付着している有機物量と、カット野菜の一般生菌数が、後述するように特定の範囲に制御されているものである。
水の温度は0〜10℃とすることが好ましい。
これらの殺菌方法は、1種又は2種以上の組み合わせで行うことができる。
A.野菜の収穫時の切断面を殺菌する収穫時殺菌処理工程、
B.収穫した野菜を容器詰めする大きさにカット前に殺菌液で処理するカット前殺菌処理工程、
C.収穫した野菜をカットするにあたり、その切断部に水を注ぎながらカットする工程、
D.容器詰めする大きさにカットした野菜を、水晒しする水晒し処理工程、及び
また、A工程を行った後の殺菌の程度を知るために一般生菌数を測定してもよい。
(A)収穫時殺菌処理工程
表1に示すように、露地野菜であるキャベツを収穫後、農場で6時間以内に収穫時の切断部(切断面を含むキャベツの根元側4分の1)を表1Aの収穫時殺菌処理工程の殺菌液(次亜塩素酸ナトリウム水溶液:有効塩素濃度200ppm)で噴霧殺菌処理(キャベツ1g当たりの噴霧量1mL)し、それを加工工場へ輸送した。
加工工場では、キャベツの芯、汚れた外側の葉を取り除いて約4等分し、250gのキャベツの塊を清水で水洗し、それを、表1Aのカット前殺菌処理の殺菌液(次亜塩素酸ナトリウム水溶液:有効塩素濃度200ppm、温度20℃)4Lに5分間浸漬処理することにより殺菌した。
カット前殺菌処理をしたキャベツ塊に対し、なぎ刃回転式の電動スライサーで、切断部に清水をホースで注水(1L/分)しながら、3kg/分の速度でカット幅0.8mmに千切りにする流水中のカットを行った。
カットしたキャベツを5℃の水道水(有効塩素濃度:0.1ppm)4Lに浸す水晒し処理を5分間行い、その後、遠心分離機を用いて水切り処理を行い(処理条件1100rpm、1分)、200gのカットキャベツを得た。
水切り処理したカットキャベツ100gを延伸ポリプロピレン製袋(フィルム厚40μm)に窒素ガスと共に入れ、袋の開口部をヒートシールすることにより容器詰めカットキャベツを製造した。この容器詰めキャベツを10℃で保存した。
表1Aに示すように、実施例1において、露地野菜のキャベツに代えて露地野菜のレタスを使用し、実施例1と同様に(A)収穫時殺菌処理を行った。
また、(B)カット前殺菌処理工程において、次亜塩素酸塩水溶液に代えて水酸化ナトリウム水溶液(pH12)を使用し、浸漬時間を5分間とした点、(C)カット工程において、カット形状を4cm×4cmの角切りとした点を除き、実施例1と同様に容器詰めカット野菜を製造した。
実施例1において、(B)カット前殺菌処理工程で、次亜塩素酸ナトリウム水溶液に代えて、pH12の焼成カルシウム水溶液を使用し、(C)カット工程において、カット形状を4cm×4cmの角切りとし、(D)水晒し処理工程で水道水に代えて酢酸0.01%水溶液を使用する以外、実施例1と同様にして容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1において、(B)カット前殺菌処理工程を実施せず、(D)水晒し処理工程で次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素濃度100ppm)を使用し、浸漬時間を5分とした以外実施例1と同様にして容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1において、(A)収穫時殺菌処理を省略し、また、(B)カット前殺菌処理工程において、次亜塩素酸ナトリウム水溶液に代えて水酸化ナトリウム水溶液(pH12)を使用し、浸漬時間を5分間とした以外、実施例1と同様にして容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1において、(B)カット前殺菌処理工程と(D)水晒し処理工程の双方において亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素濃度200ppm)を使用し、浸漬時間を5分とした以外、実施例1と同様にして容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1において、(A)収穫時殺菌処理を省略し、さらに(D)水晒し処理工程を省略した以外、実施例1と同様に容器詰めカットキャベツを製造した。
表1Bに示すように、実施例1において、(A)収穫時殺菌処理では焼成カルシウム水溶液(pH12)を噴霧した点、(C)カット工程ではカット形状を4cm×4cmの角切りとし、注水することなく、なぎ刃回転式の電動スライサーでカットする通常のカットを行った点以外、実施例1と同様に容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1において、(A)収穫時殺菌処理では、水酸化ナトリウム水溶液(pH12)を噴霧した点、(B)カット前殺菌処理工程において、次亜塩素酸ナトリウム水溶液に代えて焼成カルシウム水溶液(pH12)を使用した点、(D)水晒し処理工程で水晒し時間を10分間とした点以外、実施例1と同様に容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例9において、(A)収穫時殺菌処理では、露地野菜であるキャベツを収穫後、農場で6時間以内に収穫時の切断面(切断面を含むキャベツの根本側4分の1)を水酸化ナトリウム水溶液(pH12)に浸漬(10分間)し、それを加工工場へ輸送した点、(C)カット工程では、切断部に注水する量を5L/分に変更した点以外、実施例9と同様に容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例9において、(A)収穫時殺菌処理では、焼成カルシウム水溶液(pH12)に浸漬(10分間)した点、(C)カット工程では、切断部に注水する量を10L/分に変更した点以外、実施例9と同様に容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例9において、露地野菜のキャベツに代えて露地野菜のレタスを使用した点、(C)カット工程において、カット形状を4cm×4cmの角切りとした点を除き、実施例9と同様に容器詰めカット野菜を製造した。
実施例10において、露地野菜のキャベツに代えて露地野菜のレタスを使用した点、(C)カット工程において、カット形状を4cm×4cmの角切りとした点を除き、実施例10と同様に容器詰めカット野菜を製造した。
実施例1において、(C)カット工程で、カット形状をカット幅0.5mmの千切りとし、注水することなく、なぎ刃回転式の電動スライサーでカットする通常のカットを行い、浸漬時間を5分とした以外、実施例1と同様にして容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1において、(D)水晒し処理工程において次亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素濃度1000ppm)を使用し、浸漬時間を5分とした以外、実施例1と同様にして容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1において、(A)収穫時殺菌処理工程、(B)カット前殺菌処理を省略し、(C)カット工程で、注水することなく、なぎ刃回転式の電動スライサーでカットする通常のカットを行い、(D)水晒し処理工程において、殺菌液として次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素濃度1000ppm)を使用し、浸漬時間を5分とした以外実施例1と同様にして、容器詰めカットキャベツを製造した。
実施例1〜13、比較例1〜3の容器詰めカット野菜を、保存日数1日(24時間)、5日(120時間)または15日(360時間)で保存後、その(i)離水量、(ii)COD、(iii)一般生菌数を以下のように測定し、外観を観察した。結果を表1Aおよび表1Bに示す。なお、実施例1〜13の容器詰めカット野菜は、15日経過後の味の劣化やにおいの劣化もなく、いずれも良好な食味であり、一般生菌数が1×102〜1×106CFU/gであった。
保存日数1日の容器詰めカット野菜を、さらに温度35℃で24時間保存した。その後、袋を開封し、吸水性材料としてティッシュを使用し、その上にカット野菜100gを広げ、同素材のティッシュをその上に広げ、0.05N/cm2の力で野菜の繊維を壊さない程度に均一に押さえ、野菜からティッシュに移行した水分量を測定することで野菜からの離水量を測定した。
得られた値を以下の基準により評価した。
I:0.1g以上2.0g以下
II:2.0g超3.0g以下
III:3.0g超
袋から野菜を取り出した野菜50gを、500mlの25℃の水道水に加え、室内温度25℃でスターラーで一定の速度で30秒間撹拌することにより野菜を洗浄した。その後市販のCOD測定キット(共立理化学研究所のパックテスト(登録商標)(型式:WAK−COD))を用いて野菜の洗浄水のCODを測定した。
得られた値を以下の基準により評価した。
I:0〜20ppm
II:20ppm超〜40ppm以下
III:40ppm超
袋から野菜を取り出した野菜10gを生理食塩水で10倍に希釈し、粉砕処理した。次いで、段階希釈を行った後標準寒天培地を用いて混釈し、35℃で48時間培養し、得られたコロニーをカウントして一般生菌数を算出した。
I:1.0×102CFU/g以下未満
II:1.0×102以上、1.0×103CFU/g以下
III:1×103超、106CFU/g以下
IV:1.0×106CFU/g超
日常業務で野菜を扱う者10名が評価者となり、包装前のカット野菜、及び保存日数1日、4日、15日の容器詰めカットキャベツの外観を目視観察することにより褐変の有無を評価し、次の基準により評価した。
A:褐変有りと回答した評者者の数 0名
B:褐変有りと回答した評価者の数 1〜2名
C:褐変有りと回答した評者者の数 3〜5名
D:褐変有りと回答した評価者の数 6名以上
Claims (7)
- カットされたレタスが包装容器に詰められた容器詰めカットレタスの製造方法であって、
製造後1日間温度0〜15℃で保存して包装容器から取り出したカットレタスの表面に付着している有機物の量が、該カットレタス50gを水500mLで浸漬洗浄することにより得られる洗浄水のCODとして40ppm以下であり、かつ該カットレタスの一般生菌数が1×10 2 〜1×10 6 CFU/gとなるように、
収穫されたレタスをカットし、
カットしたレタスを包装容器に詰めるまでの工程を行い、前記工程が、次の(1)〜(6)のいずれかである、カットレタスの製造方法。
(1)A工程〜D工程を全て行う
(2)A工程、B工程、及びD工程を行う
(3)A工程、C工程、及びD工程を行う
(4)B工程、C工程、及びD工程を行う
(5)A工程及びC工程を行う
(6)D工程のみ行う
(ただし、A工程はレタスの収穫時の切断面を殺菌する収穫時殺菌処理工程、
B工程は収穫したレタスを容器詰めする大きさにカット前に殺菌液で処理するカット前殺菌処理工程、
C工程は収穫したレタスをカットするにあたり、その切断部に水を注ぎながらカットする工程、
D工程は容器詰めする大きさにカットしたレタスを水晒しする水晒し処理工程、
を意味する) - 少なくともA工程またはC工程を行う請求項1記載の容器詰めカットレタスの製造方法。
- B工程、C工程またはD工程を行った後、
レタスを温度35℃で24時間保存し、
そのレタス表面の液体を吸水性材料に移行させ、
その移行量を測定することにより得られる離水量がレタス100gあたり0.1〜3.0gである請求項1又は2記載の容器詰めカットレタスの製造方法。 - 製造後1日間温度0〜15℃で保存して包装容器から取り出したカットレタスの表面に付着している有機物の量が、
該カットレタス50gを水500mLで浸漬洗浄することにより得られる洗浄水のCODとして40ppm以下であり、
かつ該カットレタスの一般生菌数が1×102〜1×106CFU/gである、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の容器詰めカットレタスの製造方法。 - 製造後5日間温度0〜15℃で保存して包装容器から取り出したカットレタスの表面に付着している有機物の量がCODとして40ppm以下であり、
該カットレタスの一般生菌数が1×102〜1×106CFU/gである請求項1乃至4のいずれか一項に記載の容器詰めカットレタスの製造方法。 - 製造後1日間温度0〜15℃で保存した容器詰めカットレタスを温度35℃でさらに24時間保存し、
包装容器から取り出したカットレタス表面の液体を吸水性材料に移行させ、
その移行量を測定することにより得られる離水量が、
レタス100gあたり0.1〜3.0gである、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の容器詰めカットレタスの製造方法。 - 製造後15日間温度0〜15℃で保存して包装容器から取り出したカットレタスの一般生菌数が1×106CFU/g以下である、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の容器詰めカットレタスの製造方法。
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