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JP6330779B2 - ヒートポンプ式加熱装置 - Google Patents
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JP6330779B2 - ヒートポンプ式加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯用熱交換器および暖房用熱交換器を備えるヒートポンプ式加熱装置に関
する。
従来、例えば特許文献1には、通常運転時と逆方向に冷媒を流動させる逆サイクルでの
除霜運転中に、圧縮機の電流値を一定にする空気調和機が記載されている。この空気調和
機では、上限値付近の電流値で除霜運転を行う場合、圧縮機の周波数が大きくなって電装
品の温度が上昇し、耐熱温度を超過するという問題がある。一方、通常運転時と同じ方向
に冷媒を流動させる正サイクルで除霜運転を行う空気調和機も提案されている。
特開2011―052849号公報
しかし、正サイクル除霜運転では逆サイクル除霜運転と比べて運転時間が長くなる。こ
のため、正サイクル除霜運転時に上限電流値で除霜運転を行うと、逆サイクル除霜運転を
採用した場合以上に電装品の温度が上昇するという問題がある。これを防止するため、上
限電流値を下げると、通常の過熱運転時に周波数が低下して加熱能力が低下する。
そこで、この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、正サイクルで
の除霜運転時に電装品の温度上昇を抑制し、かつ、加熱能力を確保できるヒートポンプ式
加熱装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係るヒートポンプ式加熱装置は、圧縮機と、熱源側熱交換器と、電動弁と
、利用側熱交換器とを有する冷媒回路を備え、
前記利用側熱交換器を凝縮器、前記熱源側熱交換器を蒸発器として作用させる加熱運転
と、
前記熱源側熱交換器の着霜を検知した場合に、前記電動弁の開度を加熱運転より大きく
し、加熱運転と同方向に冷媒を流動させて前記熱源側熱交換器に高温冷媒を供給する除霜
運転と、を行い、
前記除霜運転時の前記圧縮機の上限電流値または上限電力値を、前記加熱運転時の前記圧縮機の上限電流値または上限電力値より低くする。
このヒートポンプ式加熱装置では、加熱運転時と同方向に冷媒を流動させる正サイクルで
除霜運転する際の圧縮機の上限電流値または上限電力値を、加熱運転時の上限電流値また
は上限電力値から変更する。具体的には、除霜運転時の圧縮機の上限電流値または上限電
力値を加熱運転時より下げることで、圧縮機の周波数を下げて電装品の温度上昇を抑制で
きる。また加熱運転時の上限電流値は高いまま維持されるので、加熱能力を確保できる。
第2の発明に係るヒートポンプ式加熱装置は、前記除霜運転時の前記圧縮機の電流値が
上限電流値以上の場合、上限電流値未満になるまで前記圧縮機の周波数を低下させる。
このヒートポンプ式加熱装置では、電流値が上限電流値以上の場合、上限電流値未満に
なるまで圧縮機の周波数を低下させる。これにより、電装品の温度上昇を抑制できる。
第3の発明に係るヒートポンプ式加熱装置は、前記圧縮機の周波数を所定値ずつ低下さ
せることを、前記圧縮機の電流値が上限電流値未満になるまで繰り返す。
このヒートポンプ式加熱装置では、上限電流値未満になるまで圧縮機の周波数を確実に
低下できる。
第1の発明では、加熱運転時と同方向に冷媒を流動させる正サイクルで除霜運転する際の
圧縮機の上限電流値または上限電力値を、加熱運転時の上限電流値または上限電力値から
変更する。具体的には、除霜運転時の圧縮機の上限電流値または上限電力値を加熱運転時
より下げることで、圧縮機の周波数を下げて電装品の温度上昇を抑制できる。また加熱運
転時の上限電流値は高いまま維持されるので、加熱能力を確保できる。
第2の発明では、電流値が上限電流値以上の場合、上限電流値未満になるまで圧縮機の
周波数を低下させる。これにより、電装品の温度上昇を抑制できる。
第3の発明では、上限電流値未満になるまで圧縮機の周波数を確実に低下できる。
本発明の第1実施形態の室外機を示す構成図である。 図1の室外機の正面図である。 図3(a)は、室外機を正面から見たときのヒートポンプ部および水ユニッ トの内部構成を説明する部分破断図であり、図3(b)は、室外機を上方から見たと きの水ユニットの内部構成を説明する部分破断図であり、図3(c)は、室外機を右 側面から見たときの給湯用水配管接続部および暖房用水配管接続部の配置を説明する 部分破断図である。 図4(a)および図4(b)は、給湯用熱交換器および暖房用熱交換器の斜 視図および側面図である。 圧縮機を保護制御する制御部のブロック図。 圧縮機を保護制御するフローチャート。 (a)は、電流検知センサにより検知された電流値を示すグラフ、(b)は 保護制御が実行されることにより垂下された圧縮機の周波数を示すグラフ。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
ヒートポンプ式加熱装置(室外機)1は、図1および図2に示すように、ヒートポンプ
部2と、ヒートポンプ部2の上方に配置された水ユニット部3とを有している。ヒートポ
ンプ部2には、圧縮機10と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)11と、電動弁12と、
室外ファン13とが収容されている。水ユニット部3には、給湯用熱交換器(利用側第1
熱交換器)16Aと、暖房用熱交換器(利用側第2熱交換器)16Bと、給水ポンプ17
とが収容されている。この室外機1の加熱運転では、給湯用温水および暖房用温水のいず
れか一方を加熱可能である。
室外機1の内部において、冷媒が循環する冷媒回路(ヒートポンプ)が構成されている
。この冷媒回路は、主流路23と第1流路24と第2流路25と低圧流路26とを有する
主流路23には、圧縮機10、室外熱交換器11、および電動弁12が順に設けられて
いる。室外熱交換器11の一端側に配置された圧縮機10の吐出側には、後述する四路切
換弁18が配置されている。圧縮機10の吸入側には、室外熱交換器11の一端が接続さ
れ、室外熱交換器11の他端には、電動弁12の一端が接続されている。また圧縮機10
には、圧縮機10の入力電流を検知する電流検知センサ40が配置されている。室外熱交
換器11には、室外熱交換器11の温度を検知する温度センサ43が配置されている。
圧縮機10は、後述する電装品50の基板によってインバータ制御されている。電装品
50は、交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ(図示せず)
と、コンバータにより変換された直流電圧を交流電圧に変換して圧縮機10を駆動するイ
ンバータ(図示せず)と、を有する電力変換回路を備える(例として、特開2004-116920
に記載の回路)。電流検知センサ40はインバータへの入力電流値(DC電流値)を検出
し、これに基づいてコンバータの入力電流値(AC電流値)を算出する。圧縮機10の電
流値としては、インバータのへの入力電流値(DC電流値)を用いてもよいし、この算出
されたAC電流値を用いてもよい。あるいは、電流検知センサ40がコンバータの入力電
流値(AC電流値)を直接検出できるように構成してその検出値を用いてもよいし、この
検出値に基づいて算出されるインバータの入力電流値(DC電流値)を用いてもよい。
第1流路24と第2流路25とは、圧縮機10の吐出側に配置された四路切換弁18に
おいて分岐し、室外熱交換器11の他端側に配置された合流部19において合流する。主
流路23の合流部19と電動弁12との間には、冷媒回路と連通するサービスポート41
が配設されている。サービスポート41は、例えばメンテナンス時に外部から冷媒回路に
冷媒を注入したり、冷媒回路から外部に冷媒を排出するために使用される。
第1流路24は加熱運転時、主流路23の圧縮機10の下流側に設けられた四路切換弁
18と、電動弁12の上流側に設けられた合流部19とを接続する。また第1流路24に
は、給湯用熱交換器16Aと、給湯用熱交換器16Aと合流部19との間に配置された第
1逆止弁44とが設けられている。第1逆止弁44は、給湯用熱交換器16Aから合流部
19への冷媒の流れを許容するが、合流部19から給湯用熱交換器16A(第1流路24
)への冷媒の流れを遮断する。
第2流路25は、四路切換弁18と合流部19とを第1流路24と並列に接続する。ま
た第2流路25には、暖房用熱交換器16Bと、レシーバ46と、第2逆止弁48とが設
けられている。第2逆止弁48は、暖房用熱交換器16Bから合流部19への冷媒の流れ
を許容するが、合流部19から暖房用熱交換器16B(第2流路25)への冷媒の流れを
遮断する。
レシーバ46は冷媒を貯留する容器であり、第1流路24および第2流路25のうち、
冷媒容量の小さい第2流路25の暖房用熱交換器16Bと第2逆止弁48との間に設けら
れている。
第2逆止弁48は、暖房用熱交換器16Bと合流部19との間(暖房用熱交換器16B
の下流側かつ合流部19の上流側)に配置されている。
低圧流路26は、四路切換弁18と、圧縮機10の吸入側とを接続している。圧縮機1
0の吸入側とは電動弁12と圧縮機10との間を指すが、低圧流路26は特に、圧縮機1
0と室外熱交換器11との間に接続されている。
給水ポンプ17は、給湯タンク5から流出した給湯用温水を給湯用熱交換器16Aに供
給し、給湯タンク5に供給される給湯用温水を循環させる。
上述した冷媒回路では、圧縮機10から吐出された冷媒が第1流路24および第2流路
25のいずれか一方の流路に流れて他方の流路には流れないように、四路切換弁18によ
り後述する第1状態と第2状態とに切り換えられる。
第1状態では、圧縮機10から吐出された冷媒が第1流路24に流れて第2流路25に
流れず、第2流路25が主流路23の低圧側に接続される。具体的には冷媒が流れる給湯
用熱交換器16Aに関し、第1流路24の冷媒流入口には、四路切換弁18を介して圧縮
機10の吐出側が接続され、第1流路24の冷媒流出口には、電動弁12が接続されてい
る。冷媒が流れない第2流路25に関しては、一端部が四路切換弁18を介して低圧流路
26に接続され、他方の端部が合流部19に接続されている。
第1状態では図1中、実線で示すように、圧縮機10から吐出された冷媒が、四路切換
弁18を介して第1流路24に流入する。そして、給湯用熱交換器16Aで水と熱交換を
した後、合流部19を介して電動弁12に到達する。一方、第2流路25内の冷媒は四路
切換弁18を介して低圧流路26に流入し、圧縮機10に吸入される。しかし第2流路2
5内の冷媒が圧縮機10に吸入された後は、第2逆止弁48があるため、第2逆止弁48
より合流部側19にある冷媒が圧縮機10に吸入されることはない。
第2状態では、圧縮機10から吐出された冷媒が第2流路25に流れて第1流路24に
流れず、第1流路24が主流路23の低圧側に接続される。具体的には冷媒が流れる暖房
用熱交換器16Bに関し、第2流路25の冷媒流入口には、四路切換弁18を介して圧縮
機10の吐出側が接続され、第2流路25の冷媒流出口には、電動弁12が接続されてい
る。冷媒が流れない第1流路24に関しては、一端部が四路切換弁18を介して低圧流路
26に接続され、他方の端部が合流部19に接続されている。
第2状態では図1中、点線で示すように、圧縮機10から吐出された冷媒が、四路切換
弁18を介して第2流路25に流入する。そして、暖房用熱交換器16Bで水と熱交換を
した後、合流部19を介して電動弁12に到達する。一方、第1流路24内の冷媒は四路
切換弁18を介して低圧流路26に流入し、圧縮機10に吸入される。しかし第1流路2
4内の冷媒が圧縮機10に吸入された後は、第1逆止弁44があるため、第1逆止弁44
より合流部側19にある冷媒が圧縮機10に吸入されることはない。
水ユニット部3は、給湯用水配管接続部20と、暖房用水配管接続部21とを有してい
る。給湯用水配管接続部20は、往き接続部20aと、戻り接続部20bとを有しており
、暖房用水配管接続部21は、往き接続部21aと、戻り接続部21bとを有している。
水ユニット部3の内部において、給湯用水配管接続部20の往き接続部20aは第1状
態で、給湯用熱交換器16Aの水流出口に接続され、給湯用水配管接続部20の戻り接続
部20bは、給湯用熱交換器16Aの水流入口に接続されている。
給湯用熱交換器16Aでは、第1状態において圧縮機10の吐出側の四路切換弁18か
ら流入した冷媒と、給湯用水配管接続部20の戻り接続部20bから流入した給湯用温水
との間で熱交換されることによって、給湯用温水が加熱されて、その加熱された給湯用温
水が、給湯用水配管接続部20の往き接続部20aに向かって流出する。
水ユニット部3の内部において、暖房用水配管接続部21の往き接続部21aは第2状
態で、暖房用熱交換器16Bの水流出口に接続され、暖房用水配管接続部21の戻り接続
部21bは、暖房用熱交換器16Bの水流入口に接続されている。
暖房用熱交換器16Bでは、第2状態において圧縮機10の吐出側の四路切換弁18か
ら流入した冷媒と、暖房用水配管接続部21の戻り接続部21bから流入した暖房用温水
との間で熱交換されることによって、暖房用温水が加熱されて、その加熱された暖房用温
水が、暖房用水配管接続部21の往き接続部21aに向かって流出する。
本実施形態の室外機1は、利用側装置4に接続されている。利用側装置4は、給湯タン
ク5と、ガスボイラ6と、床暖房パネル7と、ポンプ8とを有している。ガスボイラ6は
、加熱器6aを有しており、床暖房パネル7と給湯端末9に接続されている。したがって
、ガスボイラ6は、給湯タンク5から供給された給湯用温水を給湯端末9に供給される前
に加熱したり、室外機1から供給された暖房用温水を床暖房パネル7に供給される前に加
熱できる。ポンプ8は、床暖房パネル7から流出した暖房用温水を暖房用熱交換器16B
に供給し、床暖房パネル7に供給される暖房用温水を循環させるものである。
図3(a)は、室外機1を正面から見たときのヒートポンプ部2および水ユニット部3
の内部構成を説明する部分破断図であり、図3(b)は、室外機1を上方から見たときの
水ユニット部3の内部構成を説明する部分破断図であり、図3(c)は、室外機1を右側
面から見たときの給湯用水配管接続部20および暖房用水配管接続部21の配置を説明す
る部分破断図である。図3(a)に示すように、四路切換弁18はヒートポンプ部2に配
置されている。またヒートポンプ部2には電装品50が配置されている。電装品50は、
圧縮機10、電動弁12、室外ファン13および四路切換弁18などを制御する制御基板
を有する。
図4(a)および図4(b)は、給湯用熱交換器16Aおよび暖房用熱交換器16Bの
斜視図および側面図である。室外機1の水ユニット部3の内部において、給湯用熱交換器
16Aおよび暖房用熱交換器16Bは、図4(a)に示すように、上下方向に積層された
状態で配置されている。
暖房用熱交換器16Bは、上下方向に2段に積層されるように巻回される暖房用水配管
32を有しており、給湯用熱交換器16Aは、上下方向に2段に積層されるように巻回さ
れる給湯用水配管31を有している。この給湯用水配管31および暖房用水配管32は、
平面視において、それぞれの段において略渦巻き状に巻回されている。
給湯用熱交換器16Aの水流入口には、給水ポンプ17(給湯用水配管接続部20の戻
り接続部20b)から延在する給湯用戻り連絡配管31aが接続され、給湯用熱交換器1
6Aの水流出口には、給湯用水配管接続部20の往き接続部20aから延在する給湯用往
き連絡配管31bが接続されている。また、暖房用熱交換器16Bの水流入口には、暖房
用水配管接続部21の戻り接続部21bから延在する暖房用戻り連絡配管32aが接続さ
れ、暖房用熱交換器16Bの水流出口には、暖房用水配管接続部21の往き接続部21a
から延在する暖房用往き連絡配管32bが接続されている。
給湯用熱交換器16Aにおいて、給湯用水配管31の外周には、給湯用冷媒配管33が
螺旋状に巻回され、暖房用熱交換器16Bにおいて、暖房用水配管32の外周には、暖房
用冷媒配管34が螺旋状に巻回されている。給湯用熱交換器16Aの冷媒流入口には、圧
縮機10の吐出側の分岐部18から延在する給湯用連絡配管33aが接続され、給湯用熱
交換器16Aの冷媒流出口には、電動弁12から延在する給湯用連絡配管33bが接続さ
れている。また、暖房用熱交換器16Bの冷媒流入口には、圧縮機10の吐出側の分岐部
18から延在する暖房用連絡配管34aが接続され、暖房用熱交換器16Bの冷媒流出口
には、電動弁12から延在する暖房用連絡配管34bが接続されている。
本実施形態において、給湯用熱交換器16Aは、給湯用水配管31の外周に給湯用冷媒
配管33が螺旋状に巻回された部分とし、暖房用熱交換器16Bは、暖房用水配管32の
外周に暖房用冷媒配管34が螺旋状に巻回された部分とする。
給湯用熱交換器16Aの給湯用水配管31は、上下方向に2段に積層されるように巻回
されたものであって、給湯用戻り連絡配管31aから、下側に配置された段にある配管に
給湯用温水が流入するとともに、上側に配置された段にある配管から、給湯用往き連絡配
管31bに給湯用温水が流出するように構成されている。暖房用熱交換器16Bの暖房用
水配管32は、上下方向に2段に積層されるように巻回されたものであって、暖房用戻り
連絡配管32aから、下側に配置された段にある配管に暖房用温水が流入するとともに、
上側に配置された段にある配管から、暖房用往き連絡配管32bに暖房用温水が流出する
ように構成されている。
このように構成された給湯用熱交換器16Aの給湯用水配管31と、暖房用熱交換器1
6Bの暖房用水配管32とは、水ユニット3の内部において積層されている。詳しくは、
給湯用熱交換器16Aは、2段に積層されるように巻回され、最も上側に配置された段に
ある配管(外側配管)から給湯用温水が流出するように構成されており、暖房用熱交換器
16Bは、給湯用熱交換器16Aの上方に積層されている(給湯用水配管31において最
も上側に配置された段にある配管(外側配管)に近接するように、給湯用熱交換器16A
に積層されている。)
給湯用熱交換器16Aには、水連絡配管(給湯用戻り連絡配管31aおよび給湯用往き
連絡配管31b)と、冷媒連絡配管(給湯用連絡配管33aおよび給湯用連絡配管33b
)とが接続されており、暖房用熱交換器16Bには、水連絡配管(暖房用戻り連絡配管3
2aおよび暖房用往き連絡配管32b)と、冷媒連絡配管(暖房用連絡配管34aおよび
暖房用連絡配管34b)とが接続されている。
図5に示すように、制御部56は、入力側が電流検知センサ40と温度センサ43とに
接続されている。制御部56の出力側は、圧縮機10と電動弁12とに接続されている。
上記構成を備えたヒートポンプ式加熱装置1では、加熱運転と正サイクル除霜運転とが
行われる。加熱運転では、給湯用熱交換器16Aと暖房用熱交換器16Bとを凝縮器、室
外熱交換器11を蒸発器として作用させる。正サイクル除霜運転では、室外熱交換器11
の着霜を検知した場合に、電動弁12の開度を加熱運転より大きくし、加熱運転と同方向
に冷媒を流動させて室外熱交換器11に高温冷媒を供給する。
正サイクル除霜運転時には、四路切替弁18を第1状態または第2状態に維持したまま
圧縮機10を運転する。正サイクル除霜運転では、加熱運転時と同方向に冷媒回路内を冷
媒が流れるため、圧縮機10を停止させずに除霜を行うことが可能である。
正サイクル除霜運転では、圧縮機10は、所定の周波数、好ましくは最大周波数で運転
される。このように、圧縮機10ができるだけ大きな周波数で運転されることで、除霜の
ための熱量を確保することが容易になる。また、正サイクル除霜運転中には、室外ファン
13の駆動は停止される。
電装品50は室外ファン13からの送風によって冷却されているが、除霜運転中は室外
ファン13が停止するので冷却手段が失われる。このため、高い電流値で長時間の除霜運
転を行うと、電装品50の温度が高温になってしまう。また正サイクル除霜運転は、例え
ばルームエアコンなどで一般的に行われている逆サイクル除霜運転(暖房、冷房モードを
逆転する)と比べて高い電流値で長時間の除霜運転が必要になる。
図6は、本発明の正サイクル除霜運転が実行されるフローチャートを示す。図7(a)
は、電流検知センサ40により検知された圧縮機10の電流値を示す。図7(b)は、圧
縮機10の周波数を示す。なお図7(a)中、A1は加熱運転時の上限電流値を示し、A
2は正サイクル除霜運転時の上限電流値を示す。
図6に示すように、ステップS1で制御部56が加熱運転を開始する。ステップS2で
制御部56が、温度センサ43により検知された室外熱交換器11の温度が第1閾値以下
であるか否かを判定する。第1閾値は例えば−5度であるが、これに限定されない。第1
閾値以下であれば、室外熱交換器11に着霜したと判断してステップS3に進む。第1閾
値よりも大きければステップS2を繰り返す。
ステップS3では制御部56が、圧縮機10の上限電流値を下げる。具体的には、加熱
運転時に例えば14.25アンペアであった上限電流値を12.5アンペアまで下げる。
これにより、除霜運転開始時など電流値が低い場合には、上限電流値を気にせず、任意の
周波数で除霜運転を実行できる。一方、除霜運転の終了前など電流値が高い場合には、後
述するように上限電流値未満になるまで圧縮機の周波数を下げ、電装品50の温度上昇の
抑制を図ることができる。なお、上限電流値の具体的な数値は特に限定されず、上限電流
値はDC電流値およびAC電流値のいずれであってもよい。
ステップS4では制御部56が、加熱運転から正サイクル除霜運転に切り換える。正サ
イクル除霜運転では、圧縮機10を最大周波数で駆動し、電動弁12の弁開度を大きくし
て室外ファン13の駆動を停止する。
ステップS5では制御部56が、電流検知センサ40により検知された圧縮機10の電
流値が上限電流値以上であるか否かを判定する。図7(a)の時間t1に示すように、上
限電流値未満であればステップS6に進む。図7(a)の時間t2に示すように、上限電
流値以上であれば電装品50が高温になる恐れがあるため、ステップS7に進む。ステッ
プS7では、制御部56が圧縮機10の周波数を所定値だけ下げることで(図7(b)の
時間t2参照)、電流値も下がりステップS5に戻る。ここで、所定値とは例えば2Hz
であるが、これに限定されない。このように、上限電流値以上の場合、圧縮機10の周波
数を所定値だけ低下させることを上限電流値未満になるまで繰り返す(図7(a)の時間
t3参照)。
ステップS6では制御部56が、室外熱交換器11の温度が第2閾値以上であるか否か
を判定する。第2閾値は例えば7度であるが、これに限定されない。第2閾値以上であれ
ば、室外熱交換器11に付着した霜が溶融したと判断して除霜運転を終了する。第2閾値
未満であればステップS5に戻って除霜運転を継続する。
[本実施形態のヒートポンプ式加熱装置の特徴]
本実施形態のヒートポンプ式加熱装置には以下の特徴がある。
本発明のヒートポンプ式加熱装置1では、加熱運転時と同方向に冷媒を流動させる正サ
イクルで除霜運転する際の圧縮機10の上限電流値を、加熱運転時の上限電流値から変更
する。具体的には、除霜運転時の圧縮機10の上限電流値を加熱運転時より下げることで
、圧縮機10の周波数を下げて電装品50の温度上昇を抑制できる。また加熱運転時の上
限電流値は高いまま維持されるので、加熱能力を確保できる。
本発明のヒートポンプ式加熱装置1では、電流値が上限電流値以上の場合、上限電流値
未満になるまで圧縮機10の周波数を低下させる。これにより、電装品50の温度上昇を
抑制きる。
本発明のヒートポンプ式加熱装置1では、上限電流値未満になるまで圧縮機10の周波
数を確実に低下できる。
本発明のヒートポンプ式加熱装置1では、AC電流とDC電流とを変換しており、いず
れか一方の上限電流値を変更すればいいので設計の自由度を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これら
の実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した
実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
前記実施形態では、温度センサ43で検知された室外熱交換器11の温度に基づいて室
外熱交換器11への着霜を検知した。しかし、着霜を検知するための方法は特に限定され
ない。
前記実施形態では、圧縮機10の上限電流値を変更したが、上限電力値を変更しても同
様の効果を得ることができる。
1 ヒートポンプ式加熱装置
10 圧縮機
11 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
12 電動弁
16A 給湯用熱交換器(利用側第1熱交換器)
16B 暖房用熱交換器(利用側第2熱交換器)

Claims (3)

  1. 圧縮機と、熱源側熱交換器と、電動弁と、利用側熱交換器とを有する冷媒回路を備え、
    前記利用側熱交換器を凝縮器、前記熱源側熱交換器を蒸発器として作用させる加熱運転
    と、
    前記熱源側熱交換器の着霜を検知した場合に、前記電動弁の開度を加熱運転より大きく
    し、加熱運転と同方向に冷媒を流動させて前記熱源側熱交換器に高温冷媒を供給する除霜
    運転と、を行い、
    前記除霜運転時の前記圧縮機の上限電流値または上限電力値を、前記加熱運転時の前記圧縮機の上限電流値または上限電力値より低くすることを特徴とするヒートポンプ式加熱装置。
  2. 前記除霜運転時の前記圧縮機の電流値が上限電流値以上の場合、上限電流値未満になる
    まで前記圧縮機の周波数を低下させることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式
    加熱装置。
  3. 前記圧縮機の周波数を所定値ずつ低下させることを、前記圧縮機の電流値が上限電流値
    未満になるまで繰り返すことを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプ式加熱装置。
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