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JP6331908B2 - 自動車のセンターコンソール構造 - Google Patents
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本発明は、自動車のセンターコンソール構造に関する。
特許文献1には、コンソールボックスに設けた収納部のリッドを開けてその裏面に携帯電子端末を保持させることにより、該携帯電子端末の表示面を乗員が視認可能とするようにした技術が開示されている。
特開2013−220740号公報
特許文献1の開示技術は、リッドを収納部内で車両前方に向けて回転開動して前傾状態に起立させる構造としている。このため、開動したリッドの前側部分が収納部の前側部内に入り込んで占有して有効収納容積が狭められ、使い勝手が悪くなってしまうことは否めない。
そこで、本発明はリッドを開蓋してこれに携帯電子端末を立て掛け保持することによりその表示面を乗員が視認可能であって、しかも、開蓋したリッドによってポケットトレイ内の有効収納容積を狭めることがないセンターコンソール構造を提供するものである。
本発明に係る自動車のセンターコンソール構造は、コンソール本体の前側部に配設した物品を収納する上部開放のポケットトレイと、該ポケットトレイにその開放部を開閉可能に配設したリッドと、を備えている。
そして、前記リッドは、その開状態において前端が前記ポケットトレイの前壁よりも車両前方に位置し、かつ、後端が該ポケットトレイの後壁よりも車両前方に位置する開蓋姿勢を保持可能としてあって、前記リッドを開蓋したポケットトレイの底壁後部と後壁下端とでなす隅部で携帯電子端末の下部を支持し、その上部を前記リッドの後端で支持して、該携帯電子端末の表示面を車両後方斜め上方に向けて立て掛け保持可能としたことを主要な特徴としている。
本発明によれば、リッドを開蓋するとリッドが全体的にポケットトレイの前壁上方を車両前方へ向けてずれて移動した開蓋姿勢となって、その後端でポケットトレイ内において携帯電子端末を前傾状態に立て掛け保持できその表示面を乗員が視認可能となる。
リッドは開蓋した際に部分的にポケットトレイ内に入り込んで占有して該ポケットトレイ内の有効収納容積を狭めることがなく、従って、物品を収納する場合でも使い勝手を良好にすることができる。
本発明に係る自動車のセンターコンソール構造の一実施形態をリッド開蓋状態として示す斜視説明図。 図1に示す実施形態のリッド閉蓋状態を示す斜視説明図。 図1に示す実施形態におけるポケットトレイとリッドとの組付け状態を示す斜視説明図。 図3に示すポケットトレイとリッドの分解斜視図。 図3のA−A線に沿う略示的断面説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
図1に示す実施形態のセンターコンソール構造は、自動車の左右のフロントシート間に車両前後方向に延在配置されており、図1はその前側部におけるポケットトレイ配設部分をリッド開蓋状態として示している。
コンソール本体1は適宜の合成樹脂材をもって型成形され、前端部は所要の角度で立上がり成形されていて、図外のインストルメントパネルの中央部に設定されて視認系部品や各種の操作系部品を集合配置するセンタークラスターの下端部に接続または近接して配置される。
このコンソール本体1の前側部には、後述するポケットトレイ6のリッド14が臨設配置される開窓部2と、その車両後方部分に隣接した位置でシフトレバー4を挿通配置してそのフィニッシャー5を配設するための開窓部3(図2参照)とを設けてある。
図示する例では開窓部2および3は何れも平面略方形に形成してあり、開窓部2の下側に例えばコインやカード類等の小物品を収納可能な上部開放のポケットトレイ6を配設してある。
ポケットトレイ6は、図3、図4に示すように開窓部2に見合った大きさの平面方形のトレイ本体部7と、該トレイ本体部7の外枠フレーム部8とを備え、これらトレイ本体部7と外枠フレーム部8は適宜の合成樹脂材をもって一体に型成形してある。
外枠フレーム部8は、トレイ本体部7の後壁上縁から左右の側壁上縁に亘る周縁フレーム9と、周縁フレーム9の左右前端に跨って連設されてトレイ本体部7の前壁から車両前方に所要の間隔をおいて張り出して該前壁の高さ方向中間部分に連設された略L字状断面の前部フレーム10とで構成している。
前部フレーム10の前縁部には、車両前方に凸となる円弧状に形成されトレイ本体部7の前壁上縁よりも上方に張り出して車幅方向に延在する合成樹脂製のリッドガイド11を外接嵌合して固定してある。
トレイ本体部7の後壁上縁の延長上に対応した周縁フレーム9の後部には、複数の締結座12を車両後方に張り出して一体成形してある一方、リッドガイド11の左右側縁部に締結座13を車幅方向に張り出して一体成形してあり、これらの締結座12、13を介してポケットトレイ6をコンソール本体1の下面側にビス等により締結固定するようにしている。
ポケットトレイ6には、トレイ本体部7の上側の開放部を開閉する合成樹脂製のリッド14を装着してある。
リッド14の裏面の車幅方向両側には、前後方向中央部から前縁側に偏った位置にブラケット15を下向きに突設してある。
ブラケット15には軸受孔16を設けてあり、この軸受孔16を介してトレイ本体部7の側壁外面に車両前後方向に回動可能に軸支している。
これにより、リッド14がコンソール本体1の開窓部2に下方から入り込んでその周縁部とほぼ面一に整合してトレイ本体部7の開放部を覆う図2に示した閉蓋位置と、車両前方に回動してリッド14の前端部がトレイ本体部7の前壁上縁を車両前方に回り込んでリッドガイド11との間の間隙に進入し、トレイ本体部7の開放部を開放した図1、図3に示した開蓋位置と、に開閉動するようにしている。
図2では便宜的に開窓部3におけるシフトレバー4と、そのフィニッシャー5とを省略して示している。
本実施形態ではトレイ本体部7の左右の側壁上縁に対応した周縁フレーム9の側部に、該側壁上縁から側方に張り出すリッド受け棚17を設けて、リッド14の閉蓋時にこのリッド受け棚17で該リッド14の側部下面を受け止めて閉蓋位置を規制するようにしている。
また、リッド14の全開時にはトレイ本体部7の前壁上縁を回り込んだリッド前端を、上述の車両前方に張り出した略L字状断面の前部フレーム10の下壁で受け止めて全開位置を規制するようにしている。
これらリッド受け棚17の後端部、および前部フレーム10の下壁の車幅方向中央部にはいずれもリッド14を弾性的に受ける緩衝用のバンパーラバー18を設けてある。
リッド受け棚17の略前半部にはリッド14のブラケット15が車両前後方向に進入するスリット19を設けて、このスリット19により該ブラケット15の前後方向の回動を許容するようにしている。
ブラケット15の少なくとも後側部周縁およびリッド受け棚17のスリット19を設けた略前半部は、リッド14の回動支点を中心とする円弧上に形成して、リッド14を開蓋した際にブラケット15の弧状縁がスリット19内にほぼ面一に整合して存在して外観を整えるようにしている。
リッド14の開蓋操作は、手動による開蓋あるいは公知のワンプッシュオープン機構による自動開蓋の何れの手段を採用することもできる。
本実施形態ではトレイ本体部7の左右側壁の一方の外面に、これに対応するリッド14の一方のブラケット15と関連付けて公知のワンプッシュオープン機構20を設けて、簡易なプッシュ操作により自動開蓋できるようにしている。
このワンプッシュオープン機構20はリッド14を閉蓋した際のロック機能を備え、リッド14をロックした閉蓋位置で該リッド14の後端部を指先でプッシュ操作すると、リッド14をロック解除する。これと同時にばね等の付勢手段の回動付勢力で、該リッド14を所要の前下がり角度となる全開規制位置にまで回動させる。
このときのリッド14の開蓋挙動は、リッド14の他方のブラケット15の周縁に設けたギヤ21とこれに噛合する図外のピニオンとで作動される回転ダンパ機構によって緩やかに制動するようにしている。
これにより、リッド14をその後端がトレイ本体部7の後壁よりも車両前方位置でリフトアップして所要の前下がり角度となる開蓋姿勢をとることによって、その後端で図1に示すようにトレイ本体部7内においてスマートフォン等の携帯電子端末30を前傾状態に立て掛け保持できるようにしている。
即ち、リッド14を開蓋したポケットトレイ6の底壁後部と後壁下端とでなす隅部で携帯電子端末30の下部を支持し、その上部を前記リッド14のリフトアップした後端で支持して、該携帯電子端末30の表示面31を車両後方斜め上方に向けて立て掛け保持可能としている。
トレイ本体部7の底壁は図5に示すように上側の開放部周縁の近傍位置にまで斜め後ろ上がりに傾斜して形成して、この携帯電子端末30の表示面31を乗員が視認し易い立て掛け保持角度および立て掛け保持高さが得られるようにしている。
このように携帯電子端末30の立て掛け保持角度および立て掛け保持高さは、開蓋したリッド14の後端位置とトレイ本体部7の底壁後端の高さ位置を任意に設定することで求められる。
このとき、携帯電子端末30の立て掛け保持角度は前述のインストルメントパネルのセンタークラスターに配設した既存の視認系部品のディスプレイ表示面よりも上向きの角度として、乗員が目線を大きく下向きにしなくても一瞥して表示面31を視認できるようにしている。
トレイ本体部7の車幅方向一側部には、図外の車体側コネクタを嵌挿配置するための取付孔22を隔成してあり、必要に応じて携帯電子端末30の端末側コネクタと車体側コネクタとを接続できるようにしている。
また、本実施形態ではトレイ本体部7の底壁面にラバーマット23を敷設して上述の立て掛け保持した携帯電子端末30の底部の弾性保持と滑り止めを行っている。
ラバーマット23はこの携帯電子端末30の下部前側縁が係止可能な山形の突起24を備えていると共に、後端にトレイ本体部7の後壁面に沿って当接する摘み片25を備えている。
以上の構成により、本実施形態の自動車のコンソール構造にあっては、図2に示すコンソール本体1の開窓部2に入り込んでほぼ面一に整合して閉蓋状態にあるリッド14の後端部を指先で上方から軽く押圧すると、リッド14が上述のワンプッシュオープン機構により図1に示すように全開位置にまで自動的に開蓋する。
即ち、リッド14が前記閉蓋位置から車両前方に回動して、リッド14の前端部がトレイ本体部7の前壁上縁を車両前方に回り込んでリッドガイド11との間の間隙に進入し、リッド14の後端がトレイ本体部7の後壁よりも車両前方位置でリフトアップして所要の前下がりの開蓋姿勢となって、トレイ本体部7の開放部を開放した開蓋位置に開動する。
これにより、リッド14を開蓋したトレイ本体部7の底壁後部と後壁下端とでなす隅部で携帯電子端末30の下部を支持し、その上部を前記リッド14のリフトアップした後端で支持して、該携帯電子端末30の表示面31を車両後方斜め上方に向けて立て掛け保持できその表示面31を乗員が視認可能となる。
このとき、リッド14は開蓋した際に部分的にトレイ本体部7内に入り込んで占有して
該トレイ本体部7内の有効収納容積を狭めることがなく、従って、物品を収納する場合でも使い勝手を良好にすることができる。
本実施形態では前述のように、前記リッド14を、前記トレイ本体部7の上側の開放部を覆う閉蓋位置と、この閉蓋位置から車両前方に回動してリッド14の前端部がトレイ本体部7の前壁上縁を車両前方に回り込み、リッド14の後端部がトレイ本体部7の上方にリフトアップした開蓋位置と、に回動可能としている。
これにより、リッド14の車両前後方向の開蓋ストロークを大きく確保した上で、携帯電子端末30の上部を支持してこれを所要の立て掛け保持角度に安定して保持させることができる。しかも、リッド14の車両前後方向の開蓋収納スペースをコンパクトにすることができて配設レイアウトの自由度を高められることができる。
また、トレイ本体部7の底壁を、上側の開放部周縁の近傍位置にまで斜め後ろ上がりに傾斜して形成してあるため、携帯電子端末30のトレイ本体部7内からの突出量を極力大きくして立て掛け保持することができて、表示面31の視認性を良好にすることができる。
この視認性に関しては、携帯電子端末30の立て掛け保持角度を、その表示面31がインストルメントパネルのセンタークラスターに配設された既存の視認系部品のディスプレイ表示面よりも上向きの角度に設定しているので、乗員が目線を大きく下向きにしなくても一瞥して表示面31を視認できてより良好な視認性が得られる。
また、トレイ本体部7の底壁面にはラバーマット23が敷設され、該ラバーマット23は前記立て掛け保持した携帯電子端末30の下部前側縁が係止可能な山形の突起24と、後端にトレイ本体部7の後壁面に沿って当接する摘み片25を備えている。
これにより、上述の立て掛け保持した携帯電子端末30の底部の弾性保持と滑り止めを突起24の存在でより良好に行えると共に、小物入れとしてコインやカード類を収納した際には、この突起24上に取出し物を指先で滑らせることによって容易に取り出すことができる。また、トレイ本体部7内の清掃時等には、摘み片25を指先で摘んでラバーマット23の挿・脱を容易に行うことができる。
前記実施形態ではリッド14を車両前後方向に回動して開閉するように構成しているが、車両前後方向にほぼ水平にスライド移動して開閉するように構成することもできる。
1…コンソール本体
2…コンソール本体の開窓部
6…ポケットトレイ
7…トレイ本体部
8…外枠フレーム部
9…周縁フレーム
10…前部フレーム
11…リッドガイド
14…リッド
15…ブラケット
16…軸受孔
18…バンパーラバー
19…スリット
23…ラバーマット
24…突起
25…摘み片
30…携帯電子端末
31…携帯電子端末の表示面

Claims (6)

  1. コンソール本体の前側部に配設した物品を収納する上部開放のポケットトレイと、該ポケットトレイにその開放部を開閉可能に配設したリッドと、を備え、
    前記リッドは、その開状態において前端が前記ポケットトレイの前壁よりも車両前方に位置し、かつ、後端が該ポケットトレイの後壁よりも車両前方に位置する開蓋姿勢を保持可能とし、
    前記リッドを開蓋したポケットトレイの底壁後部と後壁下端とでなす隅部で携帯電子端末の下部を支持し、その上部を前記リッドの後端で支持して、該携帯電子端末の表示面を車両後方斜め上方に向けて立て掛け保持可能とし
    前記ポケットトレイの底壁面に、前記立て掛け保持した携帯電子端末の下部前側縁が係止可能な突起が備えられていることを特徴とする自動車のセンターコンソール構造。
  2. 前記リッドを、前記ポケットトレイの上側の開放部を覆う閉蓋位置と、閉蓋位置から車両前方に回動してリッドの前端部が前記ポケットトレイの前壁上縁を車両前方に回り込み、リッドの後端部がポケットトレイ上方にリフトアップした開蓋位置と、に回動可能としたことを特徴とする請求項1に記載の自動車のセンターコンソール構造。
  3. 前記ポケットトレイの底壁を、上側の開放部周縁の近傍位置にまで斜め後ろ上がりに傾斜して形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車のセンターコンソール構造。
  4. 前記ポケットトレイの底壁面にはラバーマットが敷設され、該ラバーマットが前記突起を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動車のセンターコンソール構造。
  5. 前記ラバーマットは、その後端に前記ポケットトレイの後壁面に沿って当接する摘み片を備えていることを特徴とする請求項4に記載の自動車のセンターコンソール構造。
  6. 前記携帯電子端末の立て掛け保持角度を、該携帯電子端末の表示面がインストルメントパネルのセンタークラスターに配設した視認系部品のディスプレイ表示面よりも上向きとなる角度に設定したことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の自動車のセンターコンソール構造。
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