JP6333114B2 - ブラジャー - Google Patents
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Description
このようなブラジャーに対して、近年、整形効果のみならず、着用時の装着感の向上が求められるようになり、適度の伸縮性があって身体に気持ちよくフィットし、かつ、下着のヘムラインが外衣を通して外観に現れない、ファッショナブルな要求が大きい。従来のブラジャーを含め一般的に衣類では裁ち目が解れるのを防止するために何らかの始末(縁の始末(へム処理))をする必要があった。たとえば、布端を折り返したり、別布や伸縮テープを付けて縫合したり、糸かがりを行っていた。このようにヘム処理されたブラジャーでは、その処理ライン(ヘムライン)が凸条になって外衣に現れたり、着用感を損なうなどの問題になっている。
このような端部の始末不要なパワーネット生地を、(1)バック布(後側バンド部、サイドベルト)に設けたブラジャーを開示する特許第4261791号公報(特許文献1)、(2)特に限定しないで、カップ部、ストラップ(肩ひも)、左右脇線に設けたカップ土台布(サイドボーン)に設けたブラジャーを開示する実用新案登録第3150196号公報(特許文献2)、(3)左右の背面部(後側バンド部、サイドベルト)に設けたブラジャーを開示する特開2013−053394号公報(特許文献3)、がある。
時にカップ部を吊り上げる力がストラップが接続されたカップ部の上縁一部に集中するため、伸縮性が優れているパワーネットのストラップを採用したことも相俟ってカップ部の位置ずれ(ずり下がり、ずり上がり)という問題、ストラップの肌への喰い込みが発生するという問題がある。すなわち、この特許文献2に開示されたブラジャーは、カップ部が土台部に一体状態で縫着され、かつ、このカップ部の上縁の一部分をストラップで後側バンド部に連結しているために、カップ部の上縁の一部分に乳房の全重量が集中してしまう。
すなわち、本発明に係るブラジャーは、左右一対のカップ部と、左右のカップ部を連結する前側土台部と、前側土台部の両脇から背中側へ延びる左右一対の後側バンド部と、前記カップ部から後側バンド部に両端を連結された左右の肩ひも部とを備えたブラジャーであって、前記肩ひも部が、端部の始末不要な伸縮性生地を用いていることを特徴する。
さらに好ましくは、各前記左右の肩ひも部の前側は前記カップ部を覆う程度の幅を備え、かつ、前記肩ひも部の前側の端部が前記カップ部の下辺に縫着されるとともに前記カップ部の上辺に縫着部を備えないように構成することができる。
さらに好ましくは、前記前側土台部は、その表側が伸縮性生地で構成され、その裏側が非伸縮性生地で構成され、前記後側バンド部は、端部の始末不要な伸縮性生地を用いているように構成することができる。
また、図3の拡大図を図5に示す。図5においては、左側カップ部150(紙面向かって右側)はカップ部150を覆う肩ひも部130(より詳しくは前側ストラップ134)を取り外した状態であって、右側カップ部150(紙面向かって左側)はカップ部150を覆う肩ひも部130(より詳しくは前側ストラップ134)を取り外していない状態の正面図である。
肩ひも部130は、中央部分で肩に当接する幅が狭い肩部ストラップ132と、腹側においてカップ部150を覆うとともにカップ部150の下辺と縫着される幅が広い前側ストラップ134と、背中側において後側バンド部160の上辺と縫着される幅が広い後側ストラップ136とで構成される。
このような基本的な構造を備えたブラジャー100の特徴は、肩ひも部130が、端部の始末不要な伸縮性生地(ヘムパワーネット)を用いていることである。
さらに、図2および図4に示すように、後側(背中側)においては、各左右の肩ひも部130の背中側(後側ストラップ136)は脇部から後側バンド部160の中央部近傍(すなわちホック140)までの幅を備え、かつ、肩ひも部130の背中側の端部が後側バンド部160の上辺に縫着されていることを特徴とする。
前側土台部110はブラジャー100の中央部分であって、前側土台部110はブラジャー100の中央部分から両脇に向けてカップ部150の下辺に沿って伸びており、脇側でサイドボーン120を構成している。このサイドボーン120は、ブラジャー100の
機能の一つである、脇側に流れてしまいがちな脂肪を逃がさないように、その表側がヘムパワーネットで構成され、その裏側がマーキゼット等の非伸縮性生地で構成されており、マーキゼットの非伸縮性により、乳房をしっかりすくい上げ、美しい乳房の形と、キレイな谷間を作り上げる。すなわち、サイドボーン120により、乳房がすっきりとブラジャー100の中に納まるとともに、寄せ上げ効果を発現して、乳房を形良く保形することができる。
ホック140は、ブラジャー100を止める樹脂または金具部分であって、多くの場合に背中側にあるのが一般的である。なお、本発明が適用可能なブラジャーは、カップ150の左右にホックのあるフロントホックタイプや、バックスタイルをすっきり見せるサイドホックタイプなどのブラジャーであっても構わない。
なお、このブラジャー100においては、肩ひも部130の前側ストラップ134がカップ部150の下辺(アンダーライン180)でカップ部150と縫着されて乳房をすくい上げているので、バージスライン(アンダーライン180近傍)に沿って乳房を支えるワイヤーであるアンダーワイヤーを設ける必要がない点で、ワイヤーの硬さ等を嫌うユーザには着用感が向上する点で好ましい。しかしながら、本発明が適用可能なブラジャーが、アンダーワイヤーを備えていても構わない。
以下において、このような大略的構成を備えたブラジャー100において、このブラジャー100の肩ひも部130が、端部の始末不要な伸縮性生地(ヘムパワーネット)を用いているという特徴について詳しく説明する。
変更例として、たとえば、上述したブラジャー100においては、前側ストラップ134がカップ部150を覆うとともにカップ部150の(エッジライン170で縫着されないで)アンダーライン180で縫着されているとしたが、前側ストラップ134がカップ部150のエッジライン170の一部で縫着されていても構わない。このような変形例として、図1〜図3に示す領域150Uにおいてカップ部150と前側ストラップ134とが縫着されたブラジャーが挙げられる。この場合において、領域150Uにおいてカップ部150は少なくともアンダーライン180ではなくエッジライン170の近傍であり、
そのため、領域150Uはエッジライン170の一部とも認識することができ、前側ストラップ134がカップ部150のエッジライン170で縫着されない上述したブラジャー100とは異なる構成となる。
110 前側土台部
120 サイドボーン
130 肩ひも部(ストラップ)
132 肩部ストラップ
134 前側ストラップ
136 後側ストラップ
140 ホック
150 カップ部(カップ)
160 後側バンド部(サイドベルト)
170 エッジライン
180 アンダーライン
Claims (5)
- 左右一対のカップ部と、左右のカップ部を連結する前側土台部と、前側土台部の両脇から背中側へ延びる左右一対の後側バンド部と、前記カップ部から後側バンド部に両端を連結された左右の肩ひも部とを備えたブラジャーであって、
前記肩ひも部が、端部の始末不要な伸縮性生地を用いており、
前記肩ひも部は、左側肩ひも部と右側肩ひも部とで分離して形成され、
前記左側肩ひも部と前記右側肩ひも部とは、着用時の正面視で前記ブラジャーの脇刳り最下点以下の位置において前記前側土台部を介して連結され、
前記左側の肩ひも部の前側は前記左右一対の左側のカップ部を覆う程度の幅を備え、
前記右側の肩ひも部の前側は前記左右一対の右側のカップ部を覆う程度の幅を備えることを特徴するブラジャー。 - 前記肩ひも部の前側の端部が前記カップ部の下辺に縫着されていることを特徴とする請求項1に記載のブラジャー。
- 前記肩ひも部の前側の端部が前記カップ部の下辺に縫着されるとともに前記カップ部の上辺に縫着部を備えないことを特徴とする請求項1に記載のブラジャー。
- 各前記左右の肩ひも部の背中側は脇部から前記後側バンド部の中央部近傍までの幅を備え、かつ、前記肩ひも部の背中側の端部が前記後側バンド部の上辺に縫着されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のブラジャー。
- 前記前側土台部は、その表側が伸縮性生地で構成され、その裏側が非伸縮性生地で構成され、
前記前側土台部および前記カップ部以外は、端部の始末不要な伸縮性生地を用いていることを特徴する請求項1〜請求項4のいずれかに記載のブラジャー。
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Applications Claiming Priority (1)
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